JP3916496B2 - 精米機の精白装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は精米機の精白装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
特開平11−138031号公報には図10〜図12に示すような縦型の精米機1が開示されている。
【0003】
縦方向に配置された本体ケーシング2内に、図外の駆動モータにより駆動プーリ3を介して回転される中空の駆動軸4が配設され、駆動軸4の上部に送りロール5が、また駆動軸4の下部に突条部を有する精米ロール6がそれぞれ取り付けられ、これらの送りロール5および精米ロール6が駆動軸4とともに一体的に回転する。送りロール5および精米ロール6の外周側には精米室7の外殻部分をなす金属製の網8が配置され、網8内の糠を糠排出部8a(図12参照)を介して空気とともに吸引して糠用送風機(図示せず)から排出する。また、本体ケーシング2の上部には、玄米を一時的に溜める玄米タンク25から供給された玄米を精米室7内に送り込む供給用スクリュ9および供給用ケーシング10を配設している。
【0004】
本体ケーシング2の下端部に配設された下部ケーシング2aには、精米室7下端の白米出口12を開閉するように出退するとともに白米出口12から排出される白米を下方に導く開度調整部材11が昇降自在に嵌合されている。開度調整部材11は、精米室4内に臨む抵抗面部11aと白米出口12から排出される白米を所定箇所に導く案内筒部11bとが、ステンレス材などの金属材で一体形成されている。
【0005】
開度調整部材11の開度を調整するために設けられた開度調整用モータ13の回転軸には開度調整用ねじ軸15が一体的に回転するように連結されており、この開度調整用ねじ軸15に開度調整用ブロック16が螺合している。また、開度調整部材11に連結された開度調整用駆動アーム14とともに開度調整用ねじ軸15に挿通された平ワッシャ17と開度調整用ブロック16との間に、開度調整用駆動アーム14の一端を下方に付勢して白米出口12の出口開度が小さくなる方向に付勢する開度調整用付勢ばね18が介装され、この開度調整用付勢ばね18は、外力が作用していない状態では、ほぼ図11に示す長さになるものが使用されている。
【0006】
そして、開度調整用モータ13を駆動して、図10に示すように開度調整用ブロック16を下げた状態では、開度調整用駆動アーム14に対する開度調整用付勢ばね18の付勢力が強められて開度調整部材11の出口開度が小さくなる方向に強く付勢される。一方、開度調整用モータ13を駆動して、図11に示すように開度調整用ブロック16を上端位置まで上昇させた状態では、開度調整用駆動アーム14に対して開度調整用付勢ばね18の付勢力が作用せず、開度調整部材11の自重によりこれらが図11に示す位置まで下降して白米出口12が開けられた状態となるように構成されている。
【0007】
なお、図10、図11における21は開度調整用駆動アーム14を揺動自在に支持するアーム支持ピン、22は開度調整用駆動アーム14の端部と開度調整部材11とを連結する連結ピンである。
【0008】
精米室7に連続的に玄米が供給される通常精米時には、図10に示すように、開度調整部材11が上方に押し上げられている。送りロール5による押し込みによって精米室7の内圧が規定以上に高くなると、開度調整部材11が開度調整用付勢ばね18の付勢力に抗して降下して精米室7の内圧が規定値になるように制御され、規定の内圧に調整された精米室7の中の玄米が精米ロール6によって掻き回されて精米される。精米室7において精米動作により発生した糠は、精米室7から網8を通って流れる空気流に伴って糠出口8aから放出され、精白された白米は、精米ロール6の下端部と開度調整部材11との間に開口された白米出口12から排出される。精米時の白度は、例えば、「上白」、「標準」、「7ぶ」、「5ぶ」などに選択可能とされており、たとえば「標準」を選択した際には、「上白」を選択した際より規定の内圧が低く、「7ぶ」を選択した際より規定の内圧が高くなるように開度調整用付勢ばね18による付勢力が調整される。
【0009】
このように、開度調整部材11に付勢力を与えて精米室7が適正な内圧となるように調整することにより、選択した白度に応じて精米される。特に、開度調整用付勢ばね18の付勢力を与えて開度調整部材11の位置を調整しているので、精米室7の内圧が急激に変動することがあった場合でも、内圧の変動に基づいて開度調整用モータ13が駆動制御されることに先立って、精米室7が適正な内圧となるように開度調整用付勢ばね18がすぐに伸縮し、この結果、開度調整部材11が高い感度で適正な位置へ移動するように追随することとなり、適切な白度の米が良好に得られる利点がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、精米機1の精米室7内では処理米(玄米および白米)同士が擦れ合うとともに、精米室4をなす壁面部分にも処理米が擦れるため、この際に熱を発生して、精米室7内の温度が上昇する。また、精米室7内で発生した糠は大部分が糠用送風機により吸引されて外部に排出されるが、一部の糠は白米に付着した状態で排出される。この場合に、特に気温の低くなる冬季などには開度調整部材11の案内筒部11bが外気温度と同じ冷たい状態となっているため、白米が白米出口12から排出された際に、精米室7内の暖かい空気が開度調整部材11の案内筒部11bに触れて一気に冷やされ、空気中に含まれていた水分が開度調整部材11の案内筒部11bに付着して結露し、この結露した箇所に、排出された白米に付いていた糠が付着することがあった。このように糠が開度調整部材11の案内筒部11bの内面に付着することが度重なると、糠が成長して案内筒部11bの内側開口部分を閉塞してしまう恐れがある。
【0011】
これに対処する手法として、開度調整部材11の案内筒部11bにヒータを内蔵して、開度調整部材11の案内筒部11bに結露を生じないようにすることが考えられるが、これによれば、製造コストが高価となるだけでなく、電気代も高額となってしまう。
【0012】
本発明は上記課題を解決するもので、製造コストや電気代の大幅な上昇を招くことなく、開度調整部材の案内筒部の内面に糠が付着することを防止できる精米機の精白装置を提供することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、精米室の白米出口を開閉するように出退するとともに白米出口から排出される白米を所定箇所に導く出口開度調整用の開度調整部材と、この開度調整部材を白米出口に対して出退するように移動させる開度調整用駆動アームとが設けられ、この開度調整部材により出口開度を調整しながら精米する精米機の精白装置であって、前記開度調整部材が、開度調整用駆動アームに連結される調整部材本体と、精米室内に臨む抵抗面部と白米出口から排出される白米を所定箇所に導く案内筒部とが一体形成されている内面部材と、調整部材本体と内面部材との間に介装されている断熱材とを有することを特徴とする。
【0014】
上記構成によれば、白米を導く案内筒部が設けられている内面部材が、断熱材を介して調整部材本体から断熱され、さらに、内面部材の案内筒部が、精米室内に臨む抵抗面部と一体に形成されているので、精米時に、精米室に臨む内面部材の抵抗面部で受けた熱が、調整部材本体側に逃げることなく、抵抗面部と一体に形成された内面部材の案内筒部に伝達され、案内筒部が暖められる。したがって、特に気温の低くなる冬季などに、精米室内の暖かい空気が開度調整部材の案内筒部に触れた際でも、結露を生じ難くなり、この結果、糠の付着を防止することができる。
【0015】
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の精米機の精白装置において、内面部材が調整部材本体よりも薄肉に形成されていることを特徴とする。
この構成により、内面部材の抵抗面部に受ける熱量が比較的小さいものであっても、内面部材全体が良好に加熱され易くなり、案内筒部が暖かい状態に良好に維持される。したがって、さらに結露を生じ難くなり、糠の付着をより確実に防止することができる。
【0016】
請求項3記載の発明は、請求項1または2に記載の精米機の精白装置において、内面部材が調整部材本体よりも熱伝導率が高い部材で形成されていることを特徴とする。
【0017】
この構成によれば、内面部材の抵抗面部から案内筒部へさらに良好に熱が伝達されるため、案内筒部が暖かい状態に迅速に達し、精米初期における糠の付着を防止することができる。
【0018】
請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何れかに記載の精米機の精白装置において、精米機から排出された白米を受ける白米ホッパに、内面部材の内側箇所を反射して視認可能にする鏡面部が設けられていることを特徴とする。
【0019】
この構成によれば、内面部材の内面に糠が付着していないかどうかを確認したい場合には、精米機の開度調整部材などを分解しなくても、内面部材の内側箇所を鏡面部を介して見ることができるので、利便性が向上する。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。なお、従来の精米機と同様な機能のものには同符号を付して、その説明は省略する。
【0021】
図1〜図5に示すように、この精米機50においても、精米室7の白米出口12を開閉するように出退するとともに白米出口12から排出される白米を、精米機50の下方に配設されている白米ホッパ60側に導く出口開度調整用の開度調整部材51が設けられているが、この開度調整部材51の構造が従来のものとは異なる。
【0022】
すなわち、図6、図7に示すように、開度調整部材51は、開度調整用駆動アーム14に連結ピン22を介して連結される調整部材本体52と、精米室7内に臨む抵抗面部53aと白米出口12から排出される白米を白米ホッパ60側(下方側)に導く案内筒部53bとが一体形成されている内面部材53と、調整部材部材本体52と内面部材53との間に介装されている直円筒形状の断熱材54とから構成されている。
【0023】
調整部材本体52は、厚肉のステンレス製とされ、略直円筒形状とされている。そして、調整部材本体52の下端部には、本体ケーシング2の下端部に配設された下部ケーシング2aの内周面に摺接するスライド面部52aが設けられ、このスライド面部52aが下部ケーシング2aの内周面に摺接しながら、開度調整部材51が昇降される。また、この調整部材本体52の両側部から側方に突出するように連結ピン22が立設されている。
【0024】
内面部材53は、全体が薄肉状(調整部材本体52よりも遥かに薄い厚み)の金属板で構成されている。この内面部材53は、直円筒形状とされて、白米出口12から排出される白米を下方に導く案内筒部53aと、案内筒部53aの上端から斜め上方に広がるように鍔状に延設された抵抗面部53bとから構成され、抵抗面部53bが精米室7内に臨んでおり、抵抗面部53bにて白米出口12を開閉するようになっている。また、内面部材53の素材として、調整部材本体52よりも熱伝導率の高いものが用いられており、同じステンレスでも調整部材本体52よりも熱伝導率の高い材料や、銅板などが用いられている。
【0025】
なお、開度調整部材51と断熱材54と内面部材53とは、接着剤などにより一体的に固定させてもよいが、ビスやナットなどにより固定してもよい。
この精米機50は、コインや紙幣などの各種貨幣を投入することにより自動的に精米作業を行ういわゆるコイン式精米設備に設けられている。図3〜図5に示すように、このコイン精米設備70は、仕切壁71により建屋72の内部が、利用客が自由に出入りできる客室73と、係員などが出入り可能な機械室74とに仕切られており、機械室74に、精米機50や石抜機76、糠排出用の送風機77、昇降装置78、79などが配設されている。さらに、機械室74には、上述のような各種装置や糠回収袋81も配置されており、これらの各種装置のメンテナンスや糠回収を行う際に保守係員が機械室74に出入りできるように、機械室74に面した建屋72の後部に係員用扉84が設けられている。
【0026】
また、仕切壁71における客室73に面する位置にコイン投入口82や精白度選択ボタン83などが設けられた制御盤85が設けられ、また、仕切壁71から奥まるように、玄米を投入する張込ホッパ86が配設され、さらに、精米機50の下方位置において、仕切壁71から手前側に突出するように、白米ホッパ60が配設されている。
【0027】
白米ホッパ60の下方近傍に位置する建屋72の床面には、白米ホッパ60の開閉口を開閉するための、開閉用ペダル87が配設されている。そして、利用者が白米ホッパ60の下方に白米回収袋90などを置いた状態で、開閉用ペダル87を踏むことで白米ホッパ60の開閉口が開いて、白米ホッパ60内に溜められた白米が、白米回収袋90内に回収されるようになっている。
【0028】
ここで、図8に示すように、白米ホッパ60は、白米ホッパ60内が見やすくなるように、手前側が若干下方に窪んで形成されている。また、白米ホッパ60の下背面部60aは、斜め下方ほど手前側となるように傾斜して形成され、この下背面部60aの前面における、精米機50から排出された白米が落下する箇所には、鏡面仕上げされたステンレス板からなる鏡面部61が貼り付けられている。そして、この鏡面部61は下背面部60aに沿って上下方向に延設され、利用者などが白米ホッパ60の手前に立った状態で鏡面部61を見ると、精米機50の開度調整部材51、特に案内筒部53aの内側箇所が、鏡面部61に反射して投影されて、下方から覗き込んだような状態で見えるよう構成されている。なお、図9におけるXは、案内筒部53aの内側箇所が鏡面部61に反射して投影されている部分を示す。
【0029】
なお、図9における71aは、仕切壁71における精米機50の下方位置で水平に延びるように配設された水平仕切部で、開度調整部材51の下端部が通るように孔部が形成されているが、この水平仕切部71aを手前側などに開閉自在として開度調整部材51のメンテナンス作業を行い易いように構成してもよく、さらには、視界を遮らない範囲内で、精米機50側に利用者などが手を入れないように、下方ほど開口面積が小さくなる逆円錐台形状の白米シュートなどを設けてもよい。
【0030】
上記構成によれば、白米を導く案内筒部53bが設けられている内面部材53が、断熱材54を介して、熱容量の大きな調整部材本体52から断熱され、さらに、内面部材53の案内筒部53bが、精米室7内に臨む抵抗面部53aと一体に形成されているので、精米時に、精米室7に臨む内面部材53の抵抗面部53aで受けた熱が、調整部材本体53側に逃げることなく、抵抗面部53aと一体に形成された内面部材53の案内筒部53bに伝達され、案内筒部53bが暖ためられる。したがって、特に気温の低くなる冬季などに、精米動作を行って、白米が白米出口12から排出された際に、精米室7内の暖かい空気が開度調整部材51の案内筒部53bに触れた際でも、この案内筒部53bにおいて結露を生じ難くなり、この結果、糠の付着を防止することができる。
【0031】
また、内面部材53が調整部材本体52よりも薄肉に形成されているので、内面部材53の抵抗面部53aで精米室7内から受ける熱量が比較的小さいものであっても、内面部材53全体が良好に加熱され易くなり、案内筒部53bが暖かい状態に良好に維持される。したがって、さらに結露を生じ難くなり、糠の付着をより確実に防止することができる。
【0032】
さらに、内面部材53が調整部材本体52よりも熱伝導率が高い部材で形成されているので、内面部材53の抵抗面部53aから案内筒部53bへ良好に熱が伝達され、案内筒部53bが暖かい状態に迅速に達し、精米初期における糠の付着も防止することができる。
【0033】
また、開度調整部材51として調整部材本体52と断熱材54と内面部材53とを設けただけの簡単な構造であるとともに、ヒータなどを使用しないので、製造コストの増加を最小限に抑えることができるとともに、電気代が増えることもない。
【0034】
また、精米機50から排出された白米を受ける白米ホッパ60に、白米を正面から見た状態で、内面部材53の内側箇所を反射して視認可能にする鏡面部61が設けられているので、内面部材53の内側箇所の状態を、鏡面部61を介して見て容易に確認することができて、利便性が向上する。すなわち、精米機50の下方に精米ホッパ60があるため、配置によっては、内面部材53の内側箇所の状態を下から覗き込むこともできない場合があり、この場合は、内面部材53の糠付着状態を確認しようと思うと、精米機50の配置箇所を操作できるように機械室74内に入ったり、水平仕切部71aを開けたりした後、精米機50を分解しなければならず、非常に多くの手間や時間がかかることとなるが、このような作業をしなくても済む。
【0035】
さらに、鏡面部61がステンレス材を鏡面処理することにより形成されて、表面が滑りやすい状態に維持されているので、鏡面部61が割れたりすることを防止できるとともに、精米機50から排出された白米が鏡面部61上に落ちても、白米に付着した糠が鏡面部61に付着することを最小限に抑えることができる。なお、鏡面部61としてはステンレス材以外のもので構成してもよいが、良好に光線を反射できて、表面粗さが極めて小さいものが望ましい。
【0036】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、精米室の白米出口を開閉するように出退するとともに白米出口から排出される白米を所定箇所に導く出口開度調整用の開度調整部材として、調整部材本体と、精米室内に臨む抵抗面部と白米出口から排出される白米を所定箇所に導く案内筒部とが一体形成されている内面部材と、調整部材部材本体と内面部材との間に介装されている断熱材とを有せしめることにより、精米室内から内面部材の抵抗面部で受けた熱を、内面部材の案内筒部に伝達して、案内筒部が暖ためることができ、気温の低くなる冬季などでも、開度調整部材の案内筒部に結露を生じ難くなり、糠の付着を防止することができる。また、開度調整部材として調整部材本体と断熱材と内面部材とを設けただけの簡単な構造であるとともに、ヒータなどを使用しないので、製造コストの増加を最小限に抑えることができるとともに、電気代が増えることもない。
【0037】
また、内面部材を調整部材本体よりも薄肉に形成することにより、内面部材の抵抗面部に受ける熱量が比較的小さいものであっても、内面部材全体が良好に加熱され易くなり、案内筒部が暖かい状態に良好に維持され、糠の付着をより確実に防止することができる。
【0038】
また、内面部材を調整部材本体よりも熱伝導率が高い部材で形成することにより、内面部材の抵抗面部から案内筒部へさらに良好に熱が伝達されるため、案内筒部が暖かい状態に迅速に達し、精米初期における糠の付着を防止することができる。
【0039】
また、白米ホッパに、内面部材の内側箇所を反射して視認可能にする鏡面部を設けることにより、内面部材の内側箇所を鏡面部を介して見ることができるので、利便性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる精米機の部分切欠正面図で、精米時における白米出口開度が小さい状態を示す。
【図2】本発明の実施の形態にかかる精米機の部分切欠正面図で、精米時における白米出口開度が大きい状態を示す。
【図3】同精米機が設けられているコイン精米設備の側面断面図である。
【図4】同コイン精米設備の客室内を示す正面図である。
【図5】同コイン精米設備の平面断面図である。
【図6】同精米機の開度調整部材の分解斜視図である。
【図7】同開度調整部材の部分切欠斜視図である。
【図8】同コイン精米設備の精米機および白米ホッパを概略的に示す側面断面図である。
【図9】同コイン精米設備の精米機および白米ホッパを概略的に示す斜視図である。
【図10】従来の精米機の部分切欠正面図で、精米時における白米出口開度が小さい状態を示す。
【図11】従来の精米機の部分切欠正面図で、精米時における白米出口開度が大きい状態を示す。
【図12】同従来の精米機およびその近傍箇所を簡略的に示す部分切欠側面図である。
【符号の説明】
2 本体ケーシング
2a 下部ケーシング
7 精米室
12 白米出口
14 開度調整用駆動アーム
22 連結ピン
50 精米機
51 開度調整部材
52 調整部材本体
52a スライド面部
53 内面部材
53a 抵抗面部
53b 案内筒部
54 断熱材
60 白米ホッパ
61 鏡面部
70 コイン精米設備
Claims (4)
- 精米室の白米出口を開閉するように出退するとともに白米出口から排出される白米を所定箇所に導く出口開度調整用の開度調整部材と、この開度調整部材を白米出口に対して出退するように移動させる開度調整用駆動アームとが設けられ、この開度調整部材により出口開度を調整しながら精米する精米機の精白装置であって、前記開度調整部材が、開度調整用駆動アームに連結される調整部材本体と、精米室内に臨む抵抗面部と白米出口から排出される白米を所定箇所に導く案内筒部とが一体形成されている内面部材と、調整部材本体と内面部材との間に介装されている断熱材とを有することを特徴とする精米機の精白装置。
- 内面部材が調整部材本体よりも薄肉に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の精米機の精白装置。
- 内面部材が調整部材本体よりも熱伝導率が高い部材で形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の精米機の精白装置。
- 精米機から排出された白米を受ける白米ホッパに、内面部材の内側箇所を反射して視認可能にする鏡面部が設けられていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の精米機の精白装置。
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