JPH1148378A - 緩衝材 - Google Patents

緩衝材

Info

Publication number
JPH1148378A
JPH1148378A JP9210999A JP21099997A JPH1148378A JP H1148378 A JPH1148378 A JP H1148378A JP 9210999 A JP9210999 A JP 9210999A JP 21099997 A JP21099997 A JP 21099997A JP H1148378 A JPH1148378 A JP H1148378A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cushioning material
transparent
silicone gel
plastic sheet
vinyl chloride
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9210999A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Imai
高志 今井
Yoshitaka Nemoto
義孝 根本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SIEGEL KK
Original Assignee
SIEGEL KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SIEGEL KK filed Critical SIEGEL KK
Priority to JP9210999A priority Critical patent/JPH1148378A/ja
Publication of JPH1148378A publication Critical patent/JPH1148378A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Buffer Packaging (AREA)
  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部から内部の緩衝材料が目視できる緩衝材
を得る。 【解決手段】 2枚の透明塩化ビニル樹脂シート2a、
2bの内部に、JISK2207(50g荷重)に規定
する針入度が50〜200であるシリコーンゲル3が、
接着部4において熱融着されることにより、封入されて
いる。塩化ビニル樹脂シート2a、2bが透明であるた
め、内部のシリコーンゲル3が外部から目視できる。よ
って、シリコーンゲル3を着色等することによって、緩
衝材1自体に美観やファッション性を付与できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、運動靴、運搬梱包
材として有用な衝撃吸収機能及び防振機能等を有する緩
衝材に関する。
【0002】
【従来の技術】歩行時及び運動時における足への衝撃を
緩和したり、歩きやすさ感や走りやすさ感を付与するた
め、靴底部分に緩衝材を配した各種靴製品が販売され、
広く使用されている。次に、その一例をランニングシュ
ーズを示した図2〜4をもとに説明する。ランニングシ
ューズ10の底板11は、外底12、中底13及び上底
14の3層構造になっており、中底13の上面には緩衝
材を配するための凹部15が形成されている。この凹部
15には、緩衝材20が収納され、走行時における足へ
の衝撃を緩和する作用をしている。
【0003】この緩衝材20の構造は様々であるが、一
般的には、上下2枚のシート22、23により形成され
る充填室25内に、緩衝作用を有する弾性体等が充填さ
れてなるものである。上下2枚のシート22、23は、
熱融着等により26において接着されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような緩衝機能を
付与した各種靴製品にも、最近では緩衝機能等の実用的
な機能に加えて、ファッション性を付与したり、遊び心
を満足させたりするような、従来にはなかった新たな要
望が消費者から出されるようになっている。このような
新たな要望に応えるため、本願出願人は、先に従来と同
等の緩衝機能を維持したまま、安全性の向上とともにフ
ァッション性や遊び心の感覚をも取り入れた、暗闇にお
いて発光する靴用の緩衝材を提案している(特開平8−
269208号公報参照)。
【0005】そこで本発明もこのような消費者の新たな
要望を満たすため、従来の緩衝機能を維持したまま、フ
ァッション性や遊び心の感覚を取り入れた、靴用を初め
として各種分野において緩衝材として広く適用できるよ
うな緩衝材を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成する手段として、請求項1の透明又は半透明プラスチ
ックシート内にシリコーンゲルが封入されていることを
特徴とする緩衝材を提供する。
【0007】また、本発明は、上記目的を達成する手段
として、請求項2の透明又は半透明プラスチックフィル
ムが、透明又は半透明の塩化ビニル樹脂、ウレタン樹脂
及び塩化ビニル/ウレタン共重合体から選ばれる1種以
上からなるものである請求項1記載の緩衝材を提供す
る。
【0008】また、本発明は、上記目的を達成する手段
として、請求項3の透明又は半透明プラスチックシート
の一部が不透明プラスチックシートである請求項1又は
2記載の緩衝材を提供する。
【0009】また、本発明は、上記目的を達成する手段
として、請求項4のシリコーンゲルに装飾材料が配合さ
れている請求項1、2又は3記載の緩衝材を提供する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の緩衝材を図1にも
とづいて説明する。図1は本発明の緩衝材の一例を示す
概略断面図である。
【0011】緩衝材1は、2枚の透明又は半透明プラス
チックシート2a、2bの内部に、シリコーンゲル3が
封入されているものである。これらのプラスチックシー
ト2a、2bは、両方が透明又は半透明であっても、い
ずれか一方が透明で他方が半透明であってもよい。ま
た、プラスチックシート2a、2bは、透明シートが部
分的に不透明であったり、半透明シートが部分的に透明
であったりしてもよい。以下においては、「透明プラス
チックシート」として本発明を説明するが、「透明」と
いうときは、前記したような半透明を含む意味で用い
る。
【0012】また、緩衝材1は、2枚の透明プラスチッ
クシート2a、2bの一部が不透明であってもよい。こ
の場合、プラスチックシート2a、2bのいずれか一方
が不透明であってもよいし、それらが部分的に不透明で
あってもよい。
【0013】この透明プラスチックシート2a、2bと
しては、透明な塩化ビニル樹脂、ウレタン樹脂又は塩化
ビニル/ウレタン共重合体からなるシートを、単独で又
は2種以上を組み合わせて用いることができる。2種以
上を組み合わせる場合は、例えば、透明プラスチックシ
ート2aを透明な塩化ビニル樹脂で形成し、透明プラス
チックシート2bを透明なウレタン樹脂で形成すること
ができる。この透明プラスチックシート2a、2bは、
用途に応じてその厚みを適宜変更することができ、フィ
ルム程度のものであってもよい。
【0014】シリコーンゲル3としては特に制限される
ものではなく、種々の硬さのものを用いることができ
る。その一例としては、JIS K2207(50g荷
重)に規定する針入度が50〜200のものを挙げるこ
とができるが、前記したようにこれよりも硬いものであ
ってもよい。このようなシリコーンゲルとしては、商品
名CY52−276、CF5027、CF5052、C
F5057、CF5106、TOUGH−5、TOUG
H−7、TOUGH−8(東レ・ダウコーニング・シリ
コーン株式会社)、商品名X32−902/cat13
00、KE1308/cat1300−L4(信越化学
工業株式会社)、商品名F250−121(日本ユニチ
カ株式会社)等を挙げることができる。これらは単独で
使用することができ、2種類以上を組み合わせて使用す
ることもできる。2種類以上を組み合わせて使用する場
合には、例えば、針入度が異なるものの組み合わせ、光
の透過率が異なるものの組み合わせ、色の異なるものの
組み合わせ等の種々の組み合わせを適用することができ
る。
【0015】シリコーンゲル3には、その緩衝機能を高
めるため、所要量の微小中空球体を封入することができ
る。この微小中空球体としては、商品名フィライト、エ
クスパンセル(日本フィライト株式会社)、商品名マツ
モトマイクロスフェアー(松本油脂製薬株式会社)等を
挙げることができる。
【0016】シリコーンゲル3には、その緩衝機能を損
なわない範囲の量及び種類の装飾材料として、例えば、
着色剤、金属粒子(金属片)、蓄光体、着色ガラスビー
ズのような無機微粒子等を配合することができる。ま
た、そのほかにも、難燃剤、充填剤等を配合することが
できる。
【0017】緩衝材1は、シリコーンゲルが透明プラス
チックシート内に封入されているものであればどのよう
な形状、構造のものでもよく、それらは用途に応じて適
宜改変できる。よって、最も基本的な図1に示す形状、
構造のもののほか、図3に示すような形状、構造のもの
にすることもできるし、透明プラスチックシートを多層
構造にすることもできる。
【0018】次に、緩衝材1の製造方法を図1を例にと
り説明すると、まず所望形状の成形型に、透明プラスチ
ックシート2aを置き、そこにシリコーンゲル3を充填
する。その後、透明プラスチックシート2bで被覆し
て、接触部分4を接着して緩衝材1を得る。また、その
ほかにも、例えばブロー成形により透明プラスチックシ
ート製の袋を製造し、そのなかにシリコーンゲルを充填
したのち、開口部を接着する方法を適用することができ
る。これらの方法における接着方法としては、超音波接
着、高周波接着、熱融着、溶剤接着等の方法を使用する
ことができる。
【0019】このような緩衝材1は、靴用の緩衝材、運
搬用の緩衝材等の緩衝・防振機能が要求される各種用途
に適用することができる。靴の緩衝材として適用する場
合には、例えば靴表面、靴底又は踵部分を穿孔し、その
孔から緩衝材1が見えるようにすればよい。
【0020】
【発明の効果】本発明の緩衝材は、透明又は半透明プラ
スチックシートにシリコーンゲルが封入されているた
め、外部からシリコーンゲルを目視することができる。
よって、シリコーンゲルを着色したり、様々な色のガラ
スビーズ等の装飾材料を配合したりすることによって、
緩衝材自体に美観やファッション性を付与することがで
き、遊び心を満足させることができるようになるため、
新たな消費者ニーズに応えることができる。また、2枚
のプラスチックシートを用いた場合、一枚を透明又は半
透明にし、一枚を不透明にした場合には、それらの融着
部分には不透明シートの色が現れ、透明シート側から不
透明シートの色が透けて見えるため、より一層美観を向
上させることができる。また、押圧力によりシリコーン
ゲルが変形して容易に厚みを変え、その場合には不透明
シートの透けて見える具合が変化するので、外観の色彩
も変化する。また、シリコーンゲル自体の安全性が高い
ため、医薬品や食品運搬用の緩衝材のほか、電子機器及
びその部品等の高額商品運搬用の緩衝材としても好適で
あり、更に、美観やファッション性等を利用して、緩衝
材以外の他の用途への適用も可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の緩衝材の概略断面図である。
【図2】緩衝材を適用した従来の靴の側面図である。
【図3】図2に示した靴における中底の平面図である。
【図4】図3に示した中底踵部分における緩衝材の斜視
図である。
【符号の説明】
1 緩衝材 2a 透明プラスチックシート 2b 透明プラスチックシート 3 シリコーンゲル 4 接着部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明又は半透明プラスチックシート内に
    シリコーンゲルが封入されていることを特徴とする緩衝
    材。
  2. 【請求項2】 透明又は半透明プラスチックシートが、
    透明又は半透明の塩化ビニル樹脂、ウレタン樹脂及び塩
    化ビニル/ウレタン共重合体から選ばれる1種以上から
    なるものである請求項1記載の緩衝材。
  3. 【請求項3】 透明又は半透明プラスチックシートの一
    部が不透明プラスチックシートである請求項1又は2記
    載の緩衝材。
  4. 【請求項4】 シリコーンゲルに装飾材料が配合されて
    いる請求項1、2又は3記載の緩衝材。
JP9210999A 1997-08-05 1997-08-05 緩衝材 Pending JPH1148378A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9210999A JPH1148378A (ja) 1997-08-05 1997-08-05 緩衝材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9210999A JPH1148378A (ja) 1997-08-05 1997-08-05 緩衝材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1148378A true JPH1148378A (ja) 1999-02-23

Family

ID=16598658

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9210999A Pending JPH1148378A (ja) 1997-08-05 1997-08-05 緩衝材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1148378A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001049572A3 (en) * 2000-01-06 2001-12-20 Luggage Company Ltd Comp Container with shock-absorbing means
WO2005044037A1 (ja) * 2003-11-05 2005-05-19 Newmax Seika Co., Ltd. 履物
JP2007160156A (ja) * 2005-12-12 2007-06-28 Kubota Corp 白米案内装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001049572A3 (en) * 2000-01-06 2001-12-20 Luggage Company Ltd Comp Container with shock-absorbing means
WO2005044037A1 (ja) * 2003-11-05 2005-05-19 Newmax Seika Co., Ltd. 履物
JP2007160156A (ja) * 2005-12-12 2007-06-28 Kubota Corp 白米案内装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6343925Y2 (ja)
JP2651441B2 (ja) 靴に取り付けるための流体充満式娯楽物品または注意喚起物品
US5557869A (en) Devices for alteration and display of chemiluminescent light
WO2003032762A3 (en) Athletic clothing with sting reduction padding
IE70067B1 (en) Sports shoe incorporating an elastic insert in the heel
US20040191446A1 (en) Reinforced polymer shock absorbing pad
KR970073416A (ko) 트레이닝 슈즈
JP3445250B2 (ja) 靴 底
JP2002238609A (ja) 靴底及びその靴底に使用される保護安定具
JPH1148378A (ja) 緩衝材
US7067754B2 (en) Bezel-button assembly and method
US1176746A (en) Light-spreading screen.
JP3425630B2 (ja) 緩衝エレメント並びにこれを具えた靴
JP2002336003A (ja) 靴底及びその製造方法
CA2041623A1 (en) Shoe and sole structure with fluid filled inserts
JP3094386B2 (ja) 緩衝パッド
JPH0723804A (ja) スポーツシューズ
US4595622A (en) Felting
KR960013055B1 (ko) 완충성과 경량성이 양호한 개량 신발
JPH02140102A (ja) 衝撃吸収性の靴底
KR200183136Y1 (ko) 신발깔창용 에어쿠션
US6902792B2 (en) Pad structure
JP3039960U (ja) 靴 底
JP5123590B2 (ja) 緩衝パーツを具えたシューズ
AU722447B2 (en) Improved devices for alteration and display of chemiluminescent light

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051108

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051122

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060123

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060214

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060417

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060523