JPH0723804A - スポーツシューズ - Google Patents
スポーツシューズInfo
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- JPH0723804A JPH0723804A JP19527793A JP19527793A JPH0723804A JP H0723804 A JPH0723804 A JP H0723804A JP 19527793 A JP19527793 A JP 19527793A JP 19527793 A JP19527793 A JP 19527793A JP H0723804 A JPH0723804 A JP H0723804A
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- Japan
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- midsole
- cavity
- high viscoelastic
- spherical high
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- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 耐久性及び衝撃吸収性能の向上を図る。
【構成】 靴本体１のソール面部２を形成するミッドソ
ール５の踵相当部位５ａに空洞部６を設ける。この空洞
部６内に複数個の球状高粘弾性体７を充填する。
ール５の踵相当部位５ａに空洞部６を設ける。この空洞
部６内に複数個の球状高粘弾性体７を充填する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、ソール面部の衝撃吸
収構造に改良を施したスポーツシューズに関するもので
ある。
収構造に改良を施したスポーツシューズに関するもので
ある。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種のスポーツシューズにおい
ては、例えば靴本体の靴底基板（ソール面部）を形成す
るミッドソールの踵相当部位に空洞部を設け、この空洞
部内に、例えば気体を封入した袋体や、空洞部形状と同
一形状のゲル状物質などを充填し、これら気体やゲル状
物質の材料特性（圧縮特性）を利用することにより、着
地時の衝撃を吸収し、足首や膝等の関節部への負担を軽
減化させるようにしてなる構成を有するものがある。
ては、例えば靴本体の靴底基板（ソール面部）を形成す
るミッドソールの踵相当部位に空洞部を設け、この空洞
部内に、例えば気体を封入した袋体や、空洞部形状と同
一形状のゲル状物質などを充填し、これら気体やゲル状
物質の材料特性（圧縮特性）を利用することにより、着
地時の衝撃を吸収し、足首や膝等の関節部への負担を軽
減化させるようにしてなる構成を有するものがある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来構造のスポーツシューズ、例えば気体を封入し
た袋体を使用してなるものでは、長期使用により袋体が
破れ易く、これによって、気体が抜けて衝撃吸収不能に
なるために、耐久性に劣る。
うな従来構造のスポーツシューズ、例えば気体を封入し
た袋体を使用してなるものでは、長期使用により袋体が
破れ易く、これによって、気体が抜けて衝撃吸収不能に
なるために、耐久性に劣る。
【０００４】また、ゲル状物質を使用してなるスポーツ
シューズでは、ゲル状物質自体が重いために、靴全体が
重くなり、軽量化を促進させる上での弊害になる。
シューズでは、ゲル状物質自体が重いために、靴全体が
重くなり、軽量化を促進させる上での弊害になる。
【０００５】さらに、靴全体の軽量化を促進させるため
に、ゲル状物質の充填層の厚さを薄くしたり、あるい
は、ポーラスな構造にすることが考えられるが、これに
よって、ゲル状物質による衝撃吸収能力が大幅に低下す
る。
に、ゲル状物質の充填層の厚さを薄くしたり、あるい
は、ポーラスな構造にすることが考えられるが、これに
よって、ゲル状物質による衝撃吸収能力が大幅に低下す
る。
【０００６】しかも、ゲル状物質は、靴本体ミッドソー
ルに形成した空洞部内に完全充填されていることから、
変形量が少ないために、衝撃吸収性能を高く望めないと
いう問題があった。
ルに形成した空洞部内に完全充填されていることから、
変形量が少ないために、衝撃吸収性能を高く望めないと
いう問題があった。
【０００７】
【発明の目的】この発明の目的は、耐久性及び衝撃吸収
性能の向上を図ることができるようにしたスポーツシュ
ーズを提供することにある。
性能の向上を図ることができるようにしたスポーツシュ
ーズを提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、この発明は、靴本体のソール面部を形成するイ
ンソールボードとアウトソールとの間にミッドソールを
介層したスポーツシューズにおいて、前記ミッドソール
の踵相当部位に空洞部を設け、この空洞部内に複数個の
球状高粘弾性体を充填してなる構成としたものである。
ために、この発明は、靴本体のソール面部を形成するイ
ンソールボードとアウトソールとの間にミッドソールを
介層したスポーツシューズにおいて、前記ミッドソール
の踵相当部位に空洞部を設け、この空洞部内に複数個の
球状高粘弾性体を充填してなる構成としたものである。
【０００９】また、この発明は、前記ミッドソールの踵
相当部位に空洞部内に球状高粘弾性体を充填する他の手
段として、複数個の球状高粘弾性体が平面上に互いに連
鎖された複数の衝撃吸収体を積層してなる構成としたも
のである。
相当部位に空洞部内に球状高粘弾性体を充填する他の手
段として、複数個の球状高粘弾性体が平面上に互いに連
鎖された複数の衝撃吸収体を積層してなる構成としたも
のである。
【００１０】さらに、この発明は、前記空洞部の側壁面
に外部と連通する多数の通気孔を設けるとともに、これ
ら各々の通気孔の前記空洞部の内側壁面側の口径を前記
球状高粘弾性体の球径よりも小さくしてなる構成とした
ものである。
に外部と連通する多数の通気孔を設けるとともに、これ
ら各々の通気孔の前記空洞部の内側壁面側の口径を前記
球状高粘弾性体の球径よりも小さくしてなる構成とした
ものである。
【００１１】
【作用】すなわち、この発明は、上記の構成を採用する
ことによって、ミッドソールの踵相当部位に設けた空洞
部内に複数個の球状高粘弾性体を充填してなるために、
球状高粘弾性体自体の圧縮特性と、球状高粘弾性体同士
の摩擦とによる２種のメカニズムで衝撃吸収が行なえ、
これによって、衝撃吸収性能が高められるとともに、高
粘弾性体が球体からなるために、耐久性の向上が図れ
る。
ことによって、ミッドソールの踵相当部位に設けた空洞
部内に複数個の球状高粘弾性体を充填してなるために、
球状高粘弾性体自体の圧縮特性と、球状高粘弾性体同士
の摩擦とによる２種のメカニズムで衝撃吸収が行なえ、
これによって、衝撃吸収性能が高められるとともに、高
粘弾性体が球体からなるために、耐久性の向上が図れ
る。
【００１２】また、球状高粘弾性体が充填される空洞部
内に多数の空隙が生じるために、従前のような空洞部内
へのゲル状物質の完全充填によるものと比較して、軽量
化が図れる。
内に多数の空隙が生じるために、従前のような空洞部内
へのゲル状物質の完全充填によるものと比較して、軽量
化が図れる。
【００１３】さらに、複数個の球状高粘弾性体を平面上
に互いに連鎖させた衝撃吸収体にて形成することによ
り、球状高粘弾性体の空洞部内への充填配置が容易に行
なえるために、設計上の自由度が大きい。
に互いに連鎖させた衝撃吸収体にて形成することによ
り、球状高粘弾性体の空洞部内への充填配置が容易に行
なえるために、設計上の自由度が大きい。
【００１４】しかも、これによって、各々の球状高粘弾
性体に衝撃加重が繰り返し印加されるために、各々の球
状高粘弾性体が圧縮変形と形状回復を繰り返しても、加
重が除去された後は、各々の球状高粘弾性体が初期位置
に復帰し、常に初期性能が維持される。
性体に衝撃加重が繰り返し印加されるために、各々の球
状高粘弾性体が圧縮変形と形状回復を繰り返しても、加
重が除去された後は、各々の球状高粘弾性体が初期位置
に復帰し、常に初期性能が維持される。
【００１５】また、前記空洞部の側壁面に外部と連通す
る多数の通気孔を設け、これら各々の通気孔の空洞部内
側壁面側の口径を球状高粘弾性体の球径よりも小さくす
ることにより、衝撃加重が印加されると、各々の球状高
粘弾性体が変形及び移動して各々の通気孔を閉塞するた
めに、空洞部内のバネ定数が高くなり、これによって、
球状高粘弾性体自体の材料特性と相俟って空気バネによ
る衝撃吸収性能が高められる。
る多数の通気孔を設け、これら各々の通気孔の空洞部内
側壁面側の口径を球状高粘弾性体の球径よりも小さくす
ることにより、衝撃加重が印加されると、各々の球状高
粘弾性体が変形及び移動して各々の通気孔を閉塞するた
めに、空洞部内のバネ定数が高くなり、これによって、
球状高粘弾性体自体の材料特性と相俟って空気バネによ
る衝撃吸収性能が高められる。
【００１６】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照しなが
ら詳細に説明すると、図１から図４はこの発明に係るス
ポーツシューズの第１実施例を示すもので、図中１は靴
本体である。
ら詳細に説明すると、図１から図４はこの発明に係るス
ポーツシューズの第１実施例を示すもので、図中１は靴
本体である。
【００１７】この靴本体１の靴底基板を形成するソール
面部２は、図１に示すように、アウトソール３とインソ
ールボード４、及びこれらアウトソール３とインソール
ボード４との間に介層されたミッドソール５とから構成
され、このミッドソール５の踵相当部位５ａには、空洞
部６が形成されているとともに、この空洞部６内には、
図２に示すように、複数個の球状高粘弾性体７がランダ
ムに充填され積層されている。
面部２は、図１に示すように、アウトソール３とインソ
ールボード４、及びこれらアウトソール３とインソール
ボード４との間に介層されたミッドソール５とから構成
され、このミッドソール５の踵相当部位５ａには、空洞
部６が形成されているとともに、この空洞部６内には、
図２に示すように、複数個の球状高粘弾性体７がランダ
ムに充填され積層されている。
【００１８】これら各々の球状高粘弾性体７は、例えば
ウレタンゲル、シリコンゲル、アクリル酸ポリマーゲル
あるいはポリスチレン系エラストマー等からなる直径が
約５mmから７mm程度の球体からなり、これらの球体を靴
厚さ方向に２個から４個配置する。前記空洞部６内への
充填層（衝撃吸収層）の厚さ（空洞部６の深さ）は、ミ
ッドソールの反発特性を活かすために、ミッドソールの
１／２以下とすることが好ましい。
ウレタンゲル、シリコンゲル、アクリル酸ポリマーゲル
あるいはポリスチレン系エラストマー等からなる直径が
約５mmから７mm程度の球体からなり、これらの球体を靴
厚さ方向に２個から４個配置する。前記空洞部６内への
充填層（衝撃吸収層）の厚さ（空洞部６の深さ）は、ミ
ッドソールの反発特性を活かすために、ミッドソールの
１／２以下とすることが好ましい。
【００１９】すなわち、前記靴本体ソール面部２のミッ
ドソール５に球状高粘弾性体７を充填するには、図３に
示すように、ミッドソール５の踵相当部位５ａにアウト
ソール３側に開口６ａする空洞部６を形成し、図４に示
すように、この空洞部６内に球状高粘弾性体７を充填す
る。
ドソール５に球状高粘弾性体７を充填するには、図３に
示すように、ミッドソール５の踵相当部位５ａにアウト
ソール３側に開口６ａする空洞部６を形成し、図４に示
すように、この空洞部６内に球状高粘弾性体７を充填す
る。
【００２０】このとき、複数個の球状高粘弾性体７は、
例えば袋状の通気性を有するフィルム内に収納すること
により（図示せず）、前記空洞部６内への充填が簡便に
行なえるようにしている。
例えば袋状の通気性を有するフィルム内に収納すること
により（図示せず）、前記空洞部６内への充填が簡便に
行なえるようにしている。
【００２１】このように、球状高粘弾性体７の空洞部６
内への充填後、前記空洞部６の開口部６ａをミッドソー
ル５と同一物質または異種物質の蓋部材５１にて閉塞し
てなるものである。
内への充填後、前記空洞部６の開口部６ａをミッドソー
ル５と同一物質または異種物質の蓋部材５１にて閉塞し
てなるものである。
【００２２】また、図５及び図６はこの発明に係る第２
実施例を示し、図５に示すように、複数個の球状高粘弾
性体７を連結部材８にて互いに平面上に連鎖するように
連結して衝撃吸収体１０を形成し、図６に示すように、
このような衝撃吸収体１０を複数枚積層することにより
充填してなる構成を有するものである。
実施例を示し、図５に示すように、複数個の球状高粘弾
性体７を連結部材８にて互いに平面上に連鎖するように
連結して衝撃吸収体１０を形成し、図６に示すように、
このような衝撃吸収体１０を複数枚積層することにより
充填してなる構成を有するものである。
【００２３】ところで、前記衝撃吸収体１０の各々の球
状高粘弾性体７を連結するには、複数個の球状高粘弾性
体７の注型あるいは射出成形による一括製造時に生じる
ランナー部をそのまま連結部材８として利用するか、ラ
ンナー部にナイロン、ポリエステル、ガラスあるいはカ
ーボン等の繊維を配置し補強して連結することにより行
なわれる。
状高粘弾性体７を連結するには、複数個の球状高粘弾性
体７の注型あるいは射出成形による一括製造時に生じる
ランナー部をそのまま連結部材８として利用するか、ラ
ンナー部にナイロン、ポリエステル、ガラスあるいはカ
ーボン等の繊維を配置し補強して連結することにより行
なわれる。
【００２４】そして、このような球状高粘弾性体７の連
結部材８による連結によって、各々の球状高粘弾性体７
間の間隔及び空洞部６内の空隙率が衝撃吸収能に応じて
容易に調整でき、この場合、例えば球状高粘弾性体７の
直径の１／２以下の間隔に調整することが好ましい。
結部材８による連結によって、各々の球状高粘弾性体７
間の間隔及び空洞部６内の空隙率が衝撃吸収能に応じて
容易に調整でき、この場合、例えば球状高粘弾性体７の
直径の１／２以下の間隔に調整することが好ましい。
【００２５】さらに、前記複数の衝撃吸収体１０を靴厚
さ方向に積層するにあたっては、衝撃吸収体１０の球状
高粘弾性体７の硬度を積層毎に変えることにより、衝撃
吸収能力及びクッション性を調整することが可能にな
る。
さ方向に積層するにあたっては、衝撃吸収体１０の球状
高粘弾性体７の硬度を積層毎に変えることにより、衝撃
吸収能力及びクッション性を調整することが可能にな
る。
【００２６】図７はこの発明に係る第３実施例を示すも
ので、前記空洞部６内の上壁面６１に多数の穴孔６２を
設け、衝撃荷重が印加された際に、これらの穴孔６２に
球状高粘弾性体７を嵌め込ませることにより、球状高粘
弾性体７の無駄な移動を規制し、これによって、衝撃吸
収性能の安定化を図るようにしてなる構成を有するもの
である。
ので、前記空洞部６内の上壁面６１に多数の穴孔６２を
設け、衝撃荷重が印加された際に、これらの穴孔６２に
球状高粘弾性体７を嵌め込ませることにより、球状高粘
弾性体７の無駄な移動を規制し、これによって、衝撃吸
収性能の安定化を図るようにしてなる構成を有するもの
である。
【００２７】図８はこの発明に係る第４実施例を示し、
複数個の球状高粘弾性体７を通気性を有する袋状の透明
フィルムＦ内に収納し、空洞部６内に充填するととも
に、ミッドソール５側方に通気孔９、ミッドソール５下
方およびアウトソール３に窓部３１を形成し、球状高粘
弾性体７を視認できるようにしたものである。
複数個の球状高粘弾性体７を通気性を有する袋状の透明
フィルムＦ内に収納し、空洞部６内に充填するととも
に、ミッドソール５側方に通気孔９、ミッドソール５下
方およびアウトソール３に窓部３１を形成し、球状高粘
弾性体７を視認できるようにしたものである。
【００２８】図８に示すように、前記靴本体に窓部３
１、３２を開口させることで、さらなる軽量化が行なえ
る。
１、３２を開口させることで、さらなる軽量化が行なえ
る。
【００２９】図９はこの発明に係る第５実施例を示すも
ので、前記靴本体１のミッドソール５に形成した空洞部
６の開口部６ａをアウトソール３にて閉塞してなる構成
を有するものである。
ので、前記靴本体１のミッドソール５に形成した空洞部
６の開口部６ａをアウトソール３にて閉塞してなる構成
を有するものである。
【００３０】図１０はこの発明に係る第６実施例を示す
もので、前記靴本体１のミッドソール５に形成した空洞
部６内に積層される衝撃吸収体１０間にスペーサ１１を
介在させてなる構成を有するものである。
もので、前記靴本体１のミッドソール５に形成した空洞
部６内に積層される衝撃吸収体１０間にスペーサ１１を
介在させてなる構成を有するものである。
【００３１】図１１はこの発明に係る第７実施例を示
し、各々の衝撃吸収体１０をケース１２内に収納し、こ
のケース１２の外周に形成したフランジ部１２ａをアウ
トソール３とミッドソール５とで挟持してなる構成を有
するもので、この場合、アウトソール３とケース１２の
フランジ部１２ａとの接合面を接着することが好まし
い。
し、各々の衝撃吸収体１０をケース１２内に収納し、こ
のケース１２の外周に形成したフランジ部１２ａをアウ
トソール３とミッドソール５とで挟持してなる構成を有
するもので、この場合、アウトソール３とケース１２の
フランジ部１２ａとの接合面を接着することが好まし
い。
【００３２】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明によれば、靴本体のソール面部を形成するミッドソー
ルの踵相当部位に設けた空洞部内に複数個の球状高粘弾
性体を充填してなることから、球状高粘弾性体自体の圧
縮特性と、球状高粘弾性体同士の摩擦とによる２種のメ
カニズムで衝撃吸収を行なうことができ、これによっ
て、衝撃吸収性能を高めることができるとともに、高粘
弾性体が球体からなるために、耐久性の向上を図ること
ができる。
明によれば、靴本体のソール面部を形成するミッドソー
ルの踵相当部位に設けた空洞部内に複数個の球状高粘弾
性体を充填してなることから、球状高粘弾性体自体の圧
縮特性と、球状高粘弾性体同士の摩擦とによる２種のメ
カニズムで衝撃吸収を行なうことができ、これによっ
て、衝撃吸収性能を高めることができるとともに、高粘
弾性体が球体からなるために、耐久性の向上を図ること
ができる。
【００３３】また、球状高粘弾性体が充填される空洞部
内に多数の空隙が生じるために、従前のような空洞部内
へのゲル状物質の完全充填によるものと比較して、軽量
化を図ることができる。
内に多数の空隙が生じるために、従前のような空洞部内
へのゲル状物質の完全充填によるものと比較して、軽量
化を図ることができる。
【００３４】さらに、請求項２において、複数個の球状
高粘弾性体を平面上に互いに連鎖させた衝撃吸収体にて
形成することにより、球状高粘弾性体の空洞部内への充
填配置が容易に行なえるために、設計上の自由度を大き
くすることができる。
高粘弾性体を平面上に互いに連鎖させた衝撃吸収体にて
形成することにより、球状高粘弾性体の空洞部内への充
填配置が容易に行なえるために、設計上の自由度を大き
くすることができる。
【００３５】しかも、これによって、各々の球状高粘弾
性体に衝撃加重が繰り返し印加されるために、各々の球
状高粘弾性体が圧縮変形と形状回復を繰り返しても、加
重が除去された後は、各々の球状高粘弾性体が初期位置
に復帰し、これによって、常に初期性能を維持すること
ができる。
性体に衝撃加重が繰り返し印加されるために、各々の球
状高粘弾性体が圧縮変形と形状回復を繰り返しても、加
重が除去された後は、各々の球状高粘弾性体が初期位置
に復帰し、これによって、常に初期性能を維持すること
ができる。
【００３６】また、請求項３において、前記空洞部の側
壁面に外部と連通する多数の通気孔を設け、これら各々
の通気孔の空洞部内側壁面側の口径を球状高粘弾性体の
球径よりも小さくすることにより、衝撃加重が印加され
ると、各々の球状高粘弾性体が変形及び移動して各々の
通気孔を閉塞するために、空洞部内のバネ定数が高くな
り、これによって、球状高粘弾性体自体の材料特性と相
俟って空気バネによる衝撃吸収性能を高めることができ
る。
壁面に外部と連通する多数の通気孔を設け、これら各々
の通気孔の空洞部内側壁面側の口径を球状高粘弾性体の
球径よりも小さくすることにより、衝撃加重が印加され
ると、各々の球状高粘弾性体が変形及び移動して各々の
通気孔を閉塞するために、空洞部内のバネ定数が高くな
り、これによって、球状高粘弾性体自体の材料特性と相
俟って空気バネによる衝撃吸収性能を高めることができ
る。
【図１】この発明に係るスポーツシューズの第１実施例
を示す要部切欠き状態の側面図。
を示す要部切欠き状態の側面図。
【図２】同じく靴本体ソール面部の踵相当部位における
球状高粘弾性体の充填状態を示す要部拡大断面図。
球状高粘弾性体の充填状態を示す要部拡大断面図。
【図３】同じくミッドソール空洞部内への球状高粘弾性
体の充填状態を示す説明図。
体の充填状態を示す説明図。
【図４】同じくミッドソール空洞部内への球状高粘弾性
体の充填状態を示す説明図。
体の充填状態を示す説明図。
【図５】この発明に係るスポーツシューズの第２実施例
を示す球状高粘弾性体からなる衝撃吸収体の説明図。
を示す球状高粘弾性体からなる衝撃吸収体の説明図。
【図６】同じく靴本体ソール面部の踵相当部位における
衝撃吸収体の積層充填状態を示す要部拡大断面図。
衝撃吸収体の積層充填状態を示す要部拡大断面図。
【図７】この発明に係るスポーツシューズの第３実施例
を示すミッドソール空洞部内への球状高粘弾性体充填状
態の要部拡大断面図。
を示すミッドソール空洞部内への球状高粘弾性体充填状
態の要部拡大断面図。
【図８】この発明に係るスポーツシューズの第４実施例
を示すミッドソール空洞部内への球状高粘弾性体充填状
態の要部拡大断面図。
を示すミッドソール空洞部内への球状高粘弾性体充填状
態の要部拡大断面図。
【図９】この発明に係るスポーツシューズの第５実施例
を示すミッドソール空洞部内への球状高粘弾性体充填状
態の要部断面図。
を示すミッドソール空洞部内への球状高粘弾性体充填状
態の要部断面図。
【図１０】この発明に係るスポーツシューズの第６実施
例を示すミッドソール空洞部内への球状高粘弾性体充填
状態の要部拡大断面図。
例を示すミッドソール空洞部内への球状高粘弾性体充填
状態の要部拡大断面図。
【図１１】この発明に係るスポーツシューズの第７実施
例を示すミッドソール空洞部内への球状高粘弾性体充填
状態の要部拡大断面図。
例を示すミッドソール空洞部内への球状高粘弾性体充填
状態の要部拡大断面図。
１……靴本体、２……ソール面部、３……アウトソー
ル、４……インソールボード、５……ミッドソール、５
ａ……踵相当部位、６……空洞部、６ａ……開口部、７
……球状高粘弾性体、８……連結部材、９……通気孔、
１０……衝撃吸収体。
ル、４……インソールボード、５……ミッドソール、５
ａ……踵相当部位、６……空洞部、６ａ……開口部、７
……球状高粘弾性体、８……連結部材、９……通気孔、
１０……衝撃吸収体。
Claims (3)
- 【請求項１】 靴本体のソール面部を形成するインソー
ルボードとアウトソールとの間にミッドソールを介層し
たスポーツシューズにおいて、 前記ミッドソールの踵相当部位に空洞部を設け、この空
洞部内に複数個の球状高粘弾性体を充填したことを特徴
とするスポーツシューズ。 - 【請求項２】 靴本体のソール面部を形成するインソー
ルボードとアウトソールとの間にミッドソールを介層し
たスポーツシューズにおいて、 前記ミッドソールの踵相当部位に空洞部を設け、この空
洞部内に複数個の球状高粘弾性体が平面上に互いに連鎖
された複数の衝撃吸収体を積層したことを特徴とするス
ポーツシューズ。 - 【請求項３】 靴本体のソール面部を形成するインソー
ルボードとアウトソールとの間にミッドソールを介層し
たスポーツシューズにおいて、 前記ミッドソールの踵相当部位に空洞部を設け、この空
洞部内に複数個の球状高粘弾性体を充填するとともに、
前記空洞部の側壁面に外部と連通する多数の通気孔を設
け、かつこれら各々の通気孔の前記空洞部の内側壁面側
の口径を前記球状高粘弾性体の球径よりも小さくしたこ
とを特徴とするスポーツシューズ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19527793A JPH0723804A (ja) | 1993-07-13 | 1993-07-13 | スポーツシューズ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19527793A JPH0723804A (ja) | 1993-07-13 | 1993-07-13 | スポーツシューズ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0723804A true JPH0723804A (ja) | 1995-01-27 |
Family
ID=16338489
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19527793A Pending JPH0723804A (ja) | 1993-07-13 | 1993-07-13 | スポーツシューズ |
Country Status (1)
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