JP2007156693A - 画像処理装置および方法、並びにプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】顔画像による登録遊技者の検出率を低減させることなく、検出する必要のない顔画像を検出させないようにする。
【解決手段】画像取得部21は、カメラ1により撮像された画像を取得し、マスキング処理部31に供給する。マスキング処理部31は、マスキングパターン記憶部42に記憶されている、予めマスキングパターン調整部41および可動マスキングエリア設定部45により、顔画像として認識する必要のない顔画像の特徴量が検出できないように調整されたマスキングパターンを読み出し、供給された画像に対して、マスキング処理を施し、顔画像抽出部32に供給する。顔画像抽出部32は、矩形状の顔画像を抽出し、送信部33に供給する。送信部33は、供給された矩形状の顔画像を顔認識サーバ3に送信する。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像処理装置および方法、並びにプログラムに関し、特に、登録者の誤検出を低下させるとともに、検出率を向上させるようにした画像処理装置および方法、並びにプログラムに関する。
登録者が到来したことを報知する技術が一般に普及しつつある。
例えば、パチンコ店やパチスロ店に代表される遊技店の出入口に監視カメラを配置し、監視カメラで撮像できた遊技者の顔画像と、予め登録された登録遊技者の顔画像とを顔認識技術を用いて検索し、登録遊技者が来店した際に、登録された遊技者が来店したことを報知するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、例えば、出入口付近に設けられた監視カメラにより撮像された画像から抽出される顔情報を用いて登録遊技者を照合する手法においては、撮像領域内にポスタ、または立看板等人物顔画像以外の顔画像が存在した場合、ポスタ等の顔画像を、来店者の顔画像として検出してしまう事があり、不要な顔画像認識処理を繰り返してしまうことがあった。そこで、監視を目的とした撮像領域に対して、監視不要領域を設定し、マスキングするといった手法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2002−279540号公報 特開2001−245278号公報
しかしながら、撮像領域の顔画像を追跡して自動検出する顔画像検出方法においては、撮像人物の顔画像がマスキング範囲内を通過して撮像領域を移動する際、マスキング範囲の大きさによっては、顔画像の自動検出が中断されてしまう為にマスキング範囲通過前と通過後で異なる人物の顔画像として検出してしまう事があった。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、特に、ポスタや立看板などに含まれる顔画像を効果的にマスキングし、不要な顔画像認識処理を排除しつつ、実際の来店者の顔画像を正確に認識できるようにするものである。
本発明の一側面の画像処理装置は、画像を撮像する撮像手段と、前記画像より顔画像を抽出する顔画像抽出手段と、前記画像の一部をマスキングするマスキングパターンを発生させ、前記顔画像抽出手段により、前記画像より到来者ではない顔画像が抽出できない状態まで前記マスキングパターンを変化させながら繰り返すマスキングパターン発生手段と、前記マスキングパターン発生手段により発生されたマスキングパターンを用いて、前記画像がマスキングされることにより、前記顔画像抽出手段により前記画像より到来者ではない顔画像が抽出できない状態となったマスキングパターンを記憶する記憶手段とを含む。
前記マスキングパターン発生手段には、前記顔画像を所定の分割領域に分割する分割手段をさらに含ませるようにすることができ、前記マスキングパターン発生手段には、前記分割手段により分割された分割領域の単位で、前記画像の一部をマスキングするマスキングパターンを発生させ、前記顔画像抽出手段により、前記画像より到来者ではない顔画像が抽出できない状態まで前記マスキングパターンを前記分割手段により分割された分割領域の単位で、順次位置、および、大きさを変化させながら繰り返す
前記所定の分割領域には、前記画像を走査線状に分割された領域、またはマトリクス状に分割された領域を含ませるようにすることができる。
前記所定の分割領域がマトリクス状に分割された領域の場合、前記マスキングパターン発生手段には、前記到来者ではない顔画像の領域の略中心部分より渦巻状に順次移動させながら、前記分割領域の一部の大きさを変化させてマスキングするマスキングパターンを発生させるようにすることができる。
前記到来者ではない顔画像は、前記到来者が到来することの無い条件であっても、前記撮像手段により撮像された画像より、前記顔画像抽出手段により前記画像より抽出される前記顔画像とすることができる。
可動設備の可動位置を検出する検出手段と、前記撮像手段で撮像された画像から、前記顔画像抽出手段により前記顔画像が抽出されできない状態の、前記マスキングパターン発生手段により発生されたマスキングパターンを、前記検出手段により検出された可動位置に基づいて、トレースするトレース手段とをさらに含ませるようにすることができ、前記マスキングパターン記憶手段には、前記トレース手段により前記マスキングパターンがトレースされた範囲を含めてマスキングパターンとして記憶させるようにすることができる。
前記監視装置は、前記登録者の顔画像を蓄積する蓄積手段と、請求項1に記載の前記記憶手段により記憶されたマスキングパターンにより前記画像をマスキングするマスキング手段と、前記マスキング手段によりマスキングされた前記画像から、前記顔画像抽出手段により抽出される顔画像より、前記顔画像を認識するための特徴量に基づいて、前記顔画像抽出手段により抽出された顔画像と、前記蓄積手段に蓄積された登録者の顔画像との類似度を計算する類似度計算手段と、前記類似度計算手段により計算された類似度に基づいて、前記登録者が到来しか否かを判定する判定手段とを含む。
本発明の一側面の画像処理方法は、画像を撮像する撮像ステップと、前記画像より顔画像を抽出する顔画像抽出ステップと、前記画像の一部をマスキングするマスキングパターンを発生させ、前記顔画像抽出ステップの処理により、前記画像より到来者ではない顔画像が抽出できない状態まで前記マスキングパターンを変化させながら繰り返すマスキングパターン発生ステップと、前記マスキングパターン発生ステップの処理により発生されたマスキングパターンを用いて、前記画像がマスキングされることにより、前記顔画像抽出手段により前記画像より到来者ではない顔画像が抽出できない状態となったマスキングパターンを記憶する記憶ステップとを含む。
本発明の一側面のプログラムは、画像を撮像する撮像ステップと、前記画像より顔画像を抽出する顔画像抽出ステップと、前記画像の一部をマスキングするマスキングパターンを発生させ、前記顔画像抽出ステップの処理により、前記画像より到来者ではない顔画像が抽出できない状態まで前記マスキングパターンを変化させながら繰り返すマスキングパターン発生ステップと、前記マスキングパターン発生ステップの処理により発生されたマスキングパターンを用いて、前記画像がマスキングされることにより、前記顔画像抽出手段により前記画像より到来者ではない顔画像が抽出できない状態となったマスキングパターンを記憶する記憶ステップとを含む処理をコンピュータに実行させる。
本発明の一側面の画像処理装置および方法、並びにプログラムにおいては、画像が撮像され、前記画像より顔画像が抽出され、前記画像の一部をマスキングするマスキングパターンが発生され、前記画像より到来者ではない顔画像が抽出できない状態まで前記マスキングパターンが変化させられながら繰り返され、発生されたマスキングパターンを用いて、前記画像がマスキングされることにより、前記画像より到来者ではない顔画像が抽出できない状態となったマスキングパターンが記憶される。
本発明の一側面の画像処理装置における、画像を撮像する撮像手段とは、例えば、カメラであり、前記画像より顔画像を抽出する顔画像抽出手段とは、例えば、顔画像抽出部であり、前記画像の一部をマスキングするマスキングパターンを発生させ、前記顔画像抽出手段により、前記画像より到来者ではない顔画像が抽出できない状態まで前記マスキングパターンを変化させながら繰り返すマスキングパターン発生手段とは、例えば、マスキングパターン調整部であり、前記マスキングパターン発生手段により発生されたマスキングパターンを用いて、前記画像がマスキングされることにより、前記顔画像抽出手段により前記画像より到来者ではない顔画像が抽出できない状態となったマスキングパターンを記憶する記憶手段とは、例えば、マスキングパターン記憶部である。
すなわち、マスキングパターン発生手段は、撮像手段により撮像された画像から、顔画像抽出手段により顔画像が抽出できない状態になるまで、顔画像の一部をマスキングするマスキングパターンを変化させながら発生し、顔画像が抽出できない状態となったときのマスキングパターンがマスキングパターン記憶手段に記憶されることになる。ここで、到来者ではない顔画像とは、到来者が到来することの無い条件であっても、撮像された画像より抽出される顔画像である。より具体的には、到来者ではない顔画像とは、例えば、遊技店内の壁に貼り付けられているポスタや立看板に含まれている顔画像である。つまり、到来者ではない、ポスタや立看板に含まれている顔画像の一部をマスキングすることにより、撮像された画像より、顔画像が抽出されないようにし、到来者ではない顔画像が抽出されることをなくすことにより、本来の到来者の顔画像についてのみ、蓄積された登録者の顔画像との類似度が計算され、計算された類似度に基づいて、登録者が到来したと判定するようにさせることができる。結果として、到来者ではない、ポスタや立看板に含まれている顔画像に対してまで、登録者との類似度を計算するといった処理を省くことが可能となるため、本来の到来者の顔画像と、登録者の顔画像との比較を迅速に実行させることが可能となる。また、到来者ではない顔画像のマスキングは、顔画像の一部のみをマスキングするのみであるので、真の到来者の顔画像と、登録者との類似度の計算には影響しないため、到来者の中から登録者を検出する検出率を低減させることなく、処理を迅速にさせることが可能となる。
本発明の一側面によれば、本来顔認識処理をする必要のない顔画像と、登録者との比較処理を繰り返すといった無駄を省くことが可能になると共に、登録者の検出率を低減させることなく、効率的に登録者を検出させることが可能となる。
また、本発明の一側面によれば、遊技店への到来者ではない顔画像と、遊技店に過去に登録した登録者との比較処理を繰り返すといった無駄を省くことが可能になると共に、登録遊技者の検出率を低減させることなく、効率的に処理させるようにすることが可能となる。
以下に本発明の実施の形態を説明するが、本発明の構成要件と、発明の詳細な説明に記載の実施の形態との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、本発明をサポートする実施の形態が、発明の詳細な説明に記載されていることを確認するためのものである。従って、発明の詳細な説明中には記載されているが、本発明の構成要件に対応する実施の形態として、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
すなわち、本発明の一側面の画像処理装置は、画像を撮像する撮像手段(例えば、図3のカメラ1)と、前記画像より顔画像を抽出する顔画像抽出手段(例えば、図3の顔画像抽出部41b)と、前記画像の一部をマスキングするマスキングパターンを発生させ、前記顔画像抽出手段により、前記画像より到来者ではない顔画像が抽出できない状態まで前記マスキングパターンを変化させながら繰り返すマスキングパターン発生手段(例えば、図3のマスキングパターン調整部41)と、前記マスキングパターン発生手段により発生されたマスキングパターンを用いて、前記画像がマスキングされることにより、前記顔画像抽出手段により前記画像より到来者ではない顔画像が抽出できない状態となったマスキングパターンを記憶する記憶手段と(例えば、図3のマスキングパターン記憶部42)を含む。
前記マスキングパターン発生手段(例えば、図3のマスキングパターン調整部41)には、前記顔画像を所定の分割領域に分割する分割手段(例えば、図3の分割部41a)をさらに含ませるようにすることができ、前記マスキングパターン発生手段には、前記分割手段により分割された分割領域の単位で、前記画像の一部をマスキングするマスキングパターンを発生させ、前記顔画像抽出手段により、前記画像より到来者ではない顔画像が抽出できない状態まで前記マスキングパターンを前記分割手段により分割された分割領域の単位で、順次位置、および、大きさを変化させながら繰り返す
前記所定の分割領域には、前記画像を走査線状に分割された領域、またはマトリクス状に分割された領域を含ませるようにすることができる。
前記所定の分割領域がマトリクス状に分割された領域の場合、前記マスキングパターン発生手段(例えば、図3のマスキングパターン調整部41)には、前記到来者ではない顔画像の領域の略中心部分より渦巻状に順次移動させながら、前記分割領域の一部の大きさを変化させてマスキングするマスキングパターンを発生させるようにすることができる。
前記到来者ではない顔画像は、前記到来者が到来することの無い条件であっても、前記撮像手段により撮像された画像より、前記顔画像抽出手段(例えば、図3の顔画像抽出部41b)により前記画像より抽出される前記顔画像とすることができる。
可動設備の可動位置を検出する検出手段(例えば、図3の可動位置検出確認部43)と、前記撮像手段で撮像された画像から、前記顔画像抽出手段により前記顔画像が抽出されできない状態の、前記マスキングパターン発生手段により発生されたマスキングパターンを、前記検出手段により検出された可動位置に基づいて、トレースするトレース手段とをさらに含ませるようにすることができ、前記マスキングパターン記憶手段には、前記トレース手段により前記マスキングパターンがトレースされた範囲を含めてマスキングパターンとして記憶させるようにすることができる。
前記監視装置は、前記登録者の顔画像を蓄積する蓄積手段(例えば、図4の登録遊技者データベース83)と、請求項1に記載の前記記憶手段により記憶されたマスキングパターンにより前記画像をマスキングするマスキング手段(例えば、図3のマスキング処理部31)と、前記マスキング手段によりマスキングされた前記画像から、前記顔画像抽出手段により抽出される顔画像より、前記顔画像を認識するための特徴量に基づいて、前記顔画像抽出手段により抽出された顔画像と、前記蓄積手段に蓄積された登録者の顔画像との類似度を計算する類似度計算手段(例えば、図4の類似度計算部82)と、前記類似度計算手段により計算された類似度に基づいて、前記登録者が到来しか否かを判定する判定手段(例えば、図4の判定部84)とを含む。
本発明の一側面の画像処理方法は、画像を撮像する撮像ステップ(例えば、図6のフローチャートにおけるステップS23の処理)と、前記画像より顔画像を抽出する顔画像抽出ステップ(例えば、図6のフローチャートにおけるステップS24の処理)と、前記画像の一部をマスキングするマスキングパターンを発生させ、前記顔画像抽出ステップの処理により、前記画像より到来者ではない顔画像が抽出できない状態まで前記マスキングパターンを変化させながら繰り返すマスキングパターン発生ステップ(例えば、図6のフローチャートにおけるステップS28の処理)と、前記マスキングパターン発生ステップの処理により発生されたマスキングパターンを用いて、前記画像がマスキングされることにより、前記顔画像抽出手段により前記画像より到来者ではない顔画像が抽出できない状態となったマスキングパターンを記憶する記憶ステップ(例えば、図6のフローチャートにおけるステップS37の処理)とを含む。
図1は、本発明に係る遊技店の登録遊技者来店報知システムの一実施の形態の構成を示す図である。
カメラ1−1乃至1−5は、図2で示されるように、遊技店の出入口付近、または、遊技店内の遊技台などが設置される島設備の間に設けられた監視カメラであり、店内の夫々の位置で遊技者を撮像し、撮像した画像を画像処理ユニット2−1乃至2−5に供給する。尚、カメラ1−1乃至1−5または画像処理ユニット2−1乃至2−5は、夫々区別する必要の無い場合、単に、カメラ1または画像処理ユニット2と称するものとし、その他の構成も同様に称するものとする。また、図2の例においては、カメラ1が遊技店内の5箇所に設置される場合の例が示されているが、設置個所の数はそれ以外の数であってもよい。さらに、カメラ1は、それぞれパンチルト機能や望遠機能などを備えるようにしてもよい。また、図1においては、カメラ1に対して、画像処理ユニット2が一対一で対応するように設けられているが、画像処理ユニット2が、複数のカメラ1に対して、例えば、時分割処理するなどして並列的に処理ができるような場合、一対一で設ける必要が無く、例えば、1台の画像処理ユニット2が、複数のカメラ1−1乃至1−5から供給されてくる画像に対して処理するようにしても良い。
画像処理ユニット2−1乃至2−5は、それぞれカメラ1−1乃至1−5より供給されてくる撮像された画像に基づいて、画像内の来店する遊技者の顔画像を抽出し、顔認識サーバ3に供給する。
顔認識サーバ3は、画像処理ユニット2より供給された顔画像を取得し、予め登録されている登録遊技者の顔画像と比較して照合することにより、供給された顔画像が登録遊技者のものであるか否かを判定する。また、顔認識サーバ3は、判定結果、および顔画像を報知部4に供給する。
報知部4は、顔認識サーバ3より供給される顔画像、および登録遊技者判定処理に基づいた判定結果の情報を取得した場合、登録遊技者を示す顔画像の取得により、登録遊技者来店情報を発生し、遊技店の係員に対して報知する。
次に、図3を参照して、画像処理ユニット2の一実施の形態の構成について説明する。
画像取得部21は、カメラ1より供給されてくる撮像された画像を取得し、スイッチ22を介して、顔画像抽出処理部23、または、マスキングパターン設定処理部24に供給する。スイッチ22は、RTC(Real Time Clock)25により発生される時刻情報に基づいて現在時刻を読み出し、予め設定された時刻である場合、顔画像抽出処理部23に接続して、画像取得部21より供給されてくる画像を顔画像抽出処理部23に供給させ、設定された時刻ではない場合、マスキングパターン設定処理部24に接続して、画像取得部21より供給されてくる画像をマスキングパターン設定処理部24に供給させる。
すなわち、マスキングパターン設定処理部24は、遊技店が営業していない時間帯(より詳細には、遊技客が来店せず、店員なども遊技店内を歩いていない時間帯)にのみ動作する。つまり、顔画像抽出処理部23のマスキング処理部31による画像へのマスキング処理は、あくまでも画像中のポスタや立看板などの遊技者の顔画像として認識する必要のない顔画像を、顔画像として認識させないようにするための処理である。このため、そのマスキングパターンを生成するマスキングパターン設定処理部24は、検出すべき遊技者や従業員などが遊技店内に存在しない時間帯、すなわち、顔画像が検出された場合、ただちに検出する必要がない顔画像であると認識できるという条件が満たされる時間帯で動作する。尚、以下の説明においては、この設定された時刻として、遊技店の営業開始時刻から閉店時刻までの時間内とするが、上述した条件が満たされる限りにおいては、それ以外の時間であってもよい。
顔画像抽出処理部23は、マスキングパターン設定処理部24のマスキングパターン設定処理により設定されたマスキングパターンをマスキングパターン記憶部42より読み出して、画像取得部21より供給されてくる画像にマスキングを施した上で、顔画像を抽出して顔認識サーバ3に供給する。
マスキングパターン設定処理部24は、画像取得部21より供給されてくる画像に基づいて、上述したように顔画像抽出処理部23にて顔画像を抽出する際に利用されるマスキングパターンを設定し、マスキングパターン記憶部42に記憶させる。
顔画像抽出処理部23のマスキング処理部31は、マスキングパターン記憶部42に記憶されているマスキングパターンに基づいて、画像取得部21より供給されてくる画像のうち、ポスタや立看板などに含まれている、遊技者として認識する必要のない顔画像を、顔画像として認識できない程度の必要最低限な所定の部位にマスキング処理を施し、顔画像抽出部32に供給する。
顔画像抽出部32は、マスキング処理部31より供給された画像から顔画像となる矩形部位部分を抽出し、各顔画像を送信部33に供給する。送信部33は、顔画像を顔認識サーバ3に送信する。
マスキングパターン調整部41は、分割部41aおよび顔画像抽出部41bを含む。顔画像抽出部41bは、顔画像抽出部32と同一の構成であり、画像取得部21よりスイッチ22を介して供給されてくる画像より矩形状の顔画像を抽出する。
分割部41aは、顔画像抽出部41bにより抽出された矩形状の顔画像を走査線状またはマトリクス状に分割させる。マスキングパターン調整部41は、分割部41aにより分割された分割領域(顔画像を分割する最小領域)単位で、顔画像の一部を順次マスキングして、矩形状の顔画像内を順次移動させつつ、マスキング領域を大きくさせる。このとき、マスキングパターン調整部41は、顔画像抽出部41bを制御して、マスキングを変化させる毎に顔画像を抽出させ、顔画像が抽出できない状態となったマスキングパターンをマスキングパターン記憶部42に仮登録させると共に、マスキングパターンの情報を可動検出位置確認部43に供給する。すなわち、マスキングパターンは、顔画像が抽出できない最小の状態でマスキングパターン記憶部42に仮登録される。
可動検出位置確認部43は、マスキングパターン調整部41よりマスキングパターンが供給されてくると、可動部位動作制御部44を制御して、例えば、遊技店内の自動扉や回転する広告塔に代表される、動作の制御が可能な可動部位を動作させる。このとき可動検出位置確認部43は、マスキングパターン調整部41より供給されてくるマスキングパターンの部位が移動する移動範囲を計測し、計測結果とマスキングパターンを可動マスキングエリア設定部45に供給する。可動マスキングエリア設定部45は、可動部位の移動に伴ったマスキングパターンの移動範囲に合わせて、マスキングパターン調整部41より供給されたマスキングパターンが移動することにより生じるマスキング領域と、上述した仮登録されているマスキングパターンとを併せてマスキングパターンとしてマスキングパターン記憶部42に記憶させる。マスキングパターン記憶部42は、マスキングパターン調整部41および可動マスキング領域設定部45により設定されたマスキングパターンを記憶すると共に、マスキング処理部31に対して記憶しているマスキングパターンの情報を供給する。
次に、図4を参照して、顔認識サーバ3の一実施の形態の構成について説明する。
顔画像取得部81は、画像処理ユニット2より供給される顔画像を取得し、類似度計算部82に供給する。類似度計算部82は、顔画像取得部81より供給された顔画像と登録遊技者データベース83に登録されている顔画像とを一つ一つ比較して照合し、類似度を計算して、計算結果を判定部84に供給する。より具体的には、類似度計算部82は、例えば、目と目の間隔、あごから額までの長さと、あごから鼻までの長さの比率などの各種の顔の特徴量を求めて、それぞれの差分和、平均比率、または比率和などを類似度として求める。さらに、類似度計算部82は、顔画像毎に求められた登録遊技者の顔画像毎の類似度のうち、最も高い類似度を示す登録遊技者の顔画像、および、撮像された顔画像との類似度を判定部84に供給する。尚、類似度の計算方法は、その他の方法であってもよいことは言うまでもない。また、登録遊技者データベース83に登録されている登録遊技者の顔画像については、新たな登録遊技者を随時更新できるようにしても良い。
判定部84は、類似度計算部82より供給された人IDが付された顔画像毎の類似度について、閾値テーブル86に格納されている、登録遊技者データベース83に登録された顔画像毎に設定された所定の閾値と比較し、比較結果に基づいて、供給された顔画像が登録遊技者の顔画像であるか否かを判定し、判定結果を報知部4に供給する。
尚、ここでは、類似度は、例えば、比率和で示されるような登録遊技者として登録されている顔画像に近いほど高い値を示すものであるとし、類似度が所定の閾値よりも高い値であるとき、その類似度に対応する登録遊技者の顔画像であるものとして判定する例について説明する。しかしながら、例えば、類似度が撮像された顔画像と登録遊技者として登録されている顔画像とのそれぞれの特徴量における差分和として表現されている場合、判定部84は、類似度が閾値よりも小さければ、撮像された顔画像が登録遊技者の顔画像であるとみなすことになり、または、平均比率などの場合、0乃至1の範囲で所定の値以上であって、1に近い値であれば、同一の人物であるとみなすことができる。
次に、図5のフローチャートを参照して、スイッチ22による切替処理について説明する。
ステップS1において、スイッチ22は、RTC25に問い合わせて営業時間内であるか否かを判定し、例えば、営業時間外であると判定された場合、ステップS2において、マスキングパターン設定部24に接続し、その処理は、ステップS1に戻る。一方、ステップS1において、営業時間内であると判定された場合、スイッチ22は、顔画像抽出処理部23に接続し、その処理は、ステップS1に戻る。
以上の処理により、時間帯に応じて、スイッチ22は、顔画像抽出処理部23またはマスキングパターン設定部24に切り替えられる。結果として、ポスタや立看板などが日々移動するようなことがあっても、後述するマスキングパターン設定処理が繰り返し実施されることにより、遊技店においては、特に画像処理ユニット2の設定を変更することなくマスキングパターンの設定を変更することが可能となり、顔画像抽出処理においても効率良く、ポスタや立看板に記載されている顔画像などの、実際の遊技店への到来者ではない顔画像を抽出しないようにすることが可能となる。
次に、図6のフローチャートを参照して、図3の画像処理ユニット2によるマスキングパターン設定処理について説明する。尚、マスキングパターン設定処理は、上述したマスキングパターンを設定するための処理である。
ステップS1において、マスキングパターン調整部41は、スイッチ22がマスキングパターン設定処理部24に対して接続されているか否かを判定し、接続されていると判定されるまで、その処理を繰り返す。ここで、例えば、図5のフローチャートにおけるステップS2の処理により、スイッチ22がマスキングパターン設定処理部24に接続されていると判定された場合、その処理は、ステップS22に進む。
ステップS22において、カメラ1は、所定の時間が経過したか否かを判定し、所定の時間が経過しない場合、その処理は、ステップS21に戻る。すなわち、スイッチ22がマスキングパターン設定部24に接続された状態で、所定の時間が経過するまで、ステップS21,S22の処理が繰り返される。所定の時間としては、監視のサンプリングレートにより任意の時間に設定できるようにしてもよく、例えば、250m秒くらいでもよい。
ステップS22において、所定の時間が経過したと判定された場合、ステップS23において、カメラ1は、設置されている範囲の画像を撮像し、撮像した画像を画像処理ユニット2に供給する。画像処理ユニット2の画像取得部21は、供給された画像を取得し、マスキング調整部41および可動検出位置確認部43に供給する。
ステップS24において、マスキング調整部41は、顔画像抽出部41bを制御して、顔画像が抽出可能であるか否かを判定する。ステップS24において、例えば、顔画像が抽出可能ではなかったと判定された場合、その処理は、ステップS21に戻る。すなわち、スイッチ22がマスキングパターン設定部24に接続された状態で、所定の時間が経過し、顔画像が抽出可能であると判定されるまで、ステップS21乃至S24の処理が繰り返される。
ステップS24において、例えば、顔画像抽出部41bにより顔画像が抽出可能である場合、ステップS25において、マスキング調整部41は、顔画像抽出部41bを制御して、矩形状の顔画像を抽出させて分割部41aに供給する。さらに、マスキングパターン調整部41は、分割部41aを制御して、矩形状の顔画像の分割数を決定させる。この際、顔画像は、画像取得部21から供給されてくる画像に比べて十分小さい場合もあるため、分割部41aは、例えば、解像度の観点から分割数を決定する。
ここで、矩形状の顔画像とは、例えば、図7で示されるような画像121が画像取得部21より供給されてきた場合、画像121内の自動扉124−1の前を歩く人物の顔画像123、または、自動扉124−2上に貼り付けられているポスタ125上の顔画像122である。
上述したように、マスキングそのものは、画像中のポスタや立看板などの遊技者の顔画像として認識する必要のない顔画像を、顔画像として認識させないようにするための処理であるため、そのマスキングパターンを生成するマスキングパターン設定処理は、検出すべき遊技者や従業員などが遊技店内に存在しない時間帯、すなわち、顔画像が検出された場合、ただちに検出する必要がない顔画像であると認識できるタイミングで動作する必要がある。すなわち、図7で示されるように、従業員の顔画像123が含まれているような画像121は、画像取得部21より供給されてくることがないことが前提となる。したがって、ここでは、図7で示されるような画像121のうち、顔画像122のみが抽出されるものとして説明を進めるものとする。
ステップS26において、分割部41aは、決定した分割数で矩形状の顔画像を分割する。分割部41aは、顔画像を、例えば、図8で示されるように走査線状に分割し、アドレスを設定する。図8においては、顔画像122は、水平方向に伸びる走査線状に上から下方向に向かってn個に分割されており、各分割部分は、n0乃至nnのアドレスが設定される。
ステップS27において、マスキングパターン調整部41は、図示せぬカウンタXを0、Zを0に初期化する。ここで使用するカウンタXは、アドレスをカウントするものであり、カウンタZは、マスキングする走査線状の部位の最小単位を示す値である。
ステップS28において、マスキングパターン調整部41は、アドレスnX乃至n(X+Z)の範囲をマスキングする。すなわち、今の場合、X,Zは0であるので、図9の左部で示されるように、最上段の部位にマスキング領域131aが施されることになる。ここでいうマスキングとは、マスキング領域を黒、白、または、その他の色などで塗りつぶす処理である。
ステップS29において、マスキングパターン調整部41は、顔画像抽出部41bを制御して、マスキングされた矩形状の顔画像から、顔画像が抽出できるか否かを確認し、抽出できると判定した場合、処理は、ステップS30に進む。すなわち、顔画像抽出部41bは、顔画像抽出部32と同一のものであるので、顔画像が抽出できるということは、今現在のマスキングパターンでは、顔画像として処理する必要のない顔画像が検出できる状態であることを示すことになるため、マスキングパターンを変更させる処理へと進む(すなわち、処理は、ステップS30に進む)。
ステップS30において、マスキングパターン調整部41は、カウンタXを1インクリメントする。ステップS31において、マスキングパターン調整部41は、カウンタXが最大値であるか否かを判定し、最大値であると判定されなかった場合、その処理は、ステップS28に戻り、再びマスキングが施される。このとき、カウンタXが1インクリメントされているので、図9の左から2番目の図で示されるように、走査線状のマスキングパターンは垂直方向に1ライン分下方向にずれることになり、最上段の部位より1ライン下のマスキング領域131bが施されることになる。
結果として、図9で示されるように、顔画像が抽出されなくなるまで、図9の右方向に順次進むように、マスキング領域131c,131dとマスキングされる領域が変化することになり、最終的には、図9の右部で示されるように、最下段のマスキング領域131nが施されることになる。
このとき、ステップS31においては、Xは最大値となるので、ステップS32において、カウンタXが0に初期化されると共に、カウンタZがインクリメントされる。結果として、ステップS28において、マスキングパターン調整部41は、アドレスn0乃至n1の範囲をマスキングする。つまり、1度にマスキングされる領域が2ラインに変化し、上述と同様の処理が繰り返されることになり、顔画像が抽出されない状態となるまで、同様の処理が繰り返されることになる。
そして、ステップS29において、顔画像が抽出されないと判定された場合、ステップS33において、マスキングパターン調整部41は、その時点でのマスキングパターンをマスキングパターン記憶部42に仮登録すると共に、仮登録したマスキングパターンを可動検出位置確認部43に供給する。
ステップS34において、可動検出位置確認部43は、可動部位動作制御部44を制御して、店内の可動部位を動作させる。例えば、図7における自動扉124−1,124−2などを開閉させるなどの動作をさせる。
ステップS35において、可動検出位置確認部43は、マスキングパターン調整部41より供給されてきたマスキングパターンを、ステップS2の処理で画像取得部21より供給されてくる画像内で、可動部位の動きに合わせてトレースさせる。
ステップS36において、可動検出位置確認部43は、供給されてきたマスキングパターンが、画像121内で最大可動範囲に達したか否かを判定し、達していないと判定された場合、処理は、ステップS34に戻り、最大可動範囲に達したと判定されるまで、ステップS34乃至S36の処理が繰り返される。
すなわち、顔画像122が、図7の状態であった場合、最大可動範囲に達したと判定されるまで、自動扉124−1,124−2が動作することにより、それぞれ図中の左右に開放されることで、図10で示されるように、顔画像122は、ポスタ125が貼り付けられている自動扉124−1の動きに対応して、顔画像122a乃至122cの順序でトレースされ、自動扉124−1が閉じられるとき、顔画像122c乃至122aの順序でトレースされる。また、このとき、図10で示されるように、マスキングの対象ではないが、顔画像123が画像121内に存在した場合、連続的に供給されてくる画像121の動きに伴って、顔画像123a乃至123cのようにトレースされることになる。
図10の場合、顔画像122aは、図7における位置と同一の位置であるので、扉124−1の開閉にしたがって、顔画像122cまで移動し、扉124−1が閉じられるにしたがって顔画像122aまで戻り、再び、開放されるとき、顔画像122cまで移動することになる。このような場合、最大可動範囲は、顔画像122a乃至122cの範囲であることが確認できる。そこで、このような場合、ステップS36において、最大可動範囲に達したと判定され、その処理は、ステップS37に進む。
ステップS37において、可動検出位置確認部43は、最大可動範囲の情報を可動マスキングエリア設定部45に供給する。可動マスキングエリア設定部45は、最大可動範囲の情報に基づいて、可動範囲まで考慮したマスキングパターンを設定し、上述した仮登録されている可動部位が静止した状態のマスキングパターンと併せてマスキングパターン記憶部42に記憶させる。すなわち、図10で示されるように、顔画像122a乃至122cで示される範囲が最大可動範囲である場合、図11で示されるように、水平方向に移動する範囲を網羅するマスキング領域131,141および142のマスキングパターンをマスキングパターン記憶部42に記憶させる。マスキング領域131は、ステップS33の処理により仮登録されたマスキングパターン131に対応する領域であり、マスキング領域141は、図中のマスキング領域131の水平右方向に延長した領域であり、マスキング領域142は、図中のマスキング領域131の水平左方向に延長した領域である。
以上の処理により、マスキングパターン記憶部42には、図7で示される顔画像122に対して、図11で示されるようなマスキング領域131,141および142がマスキングパターンとして設定されることになるので、ポスタ上に描かれている顔画像122については、自動扉124−2が開放された状態であっても、閉じられた状態であっても、マスキング処理部31により、画像取得部21より供給される画像121に、図11で示されるようなマスキングが施されることにより、顔画像が検出されないことになるため、営業時間内において、後述する登録遊技者報知処理においても、顔画像として検出されることがない。しかしながら、マスキング領域131,141および142は、画像121に対して十分に小さい範囲であるので、営業時間内において、画像121内に撮像される他の顔画像の抽出を妨げるものではないため、後述する登録遊技者報知処理に影響することがない。
結果として、後述する登録遊技者判定処理にも影響を与えることなく、効果的に、顔画像として認識する必要のない顔画像だけを認識しないようにさせることが可能になり、登録遊技者判定処理の認識率を低下させることなく、処理負荷を低減させることが可能となる。さらに、毎日の営業時間前に、上述したようなマトリクスパターン設定処理を実行させることにより、例えば、ポスタを張り替えたり、立看板の位置をずらすような行為が店内で行われるようなことがあっても、毎日マスキングパターンは更新されることになるため、遊技店を管理する従業員等は、マスキングパターンの更新を意識することなく、顔画像として検出する必要のない顔画像を検出しないようにさせることができる。
尚、自動扉124−1,124−2などに貼り付けられていないポスタ上の顔画像などの場合、可動部位が動作されても移動しないことになるため、そのような場合、上述した図11のマスキング領域131の範囲のみが、マスキングパターンとしてマスキングパターン記憶部42に記憶されることになり、マスキングパターンをより小さくすることで、登録遊技者判定処理による登録遊技者の判定における認識率の低下をさらに低減させることが可能となる。また、例えば、円柱状の一方向に回転し続けるような看板が店内に設置されているような場合、最大可動範囲の設定は、一回転したところで設定するようにしても良い。
ところで、以上の処理においては、顔画像の分割パターンを走査線状にした場合について説明してきたが、マトリクス状に分割してマスキングパターンを設定することもできる。
図12のフローチャートは、顔画像をマトリクス状に分割する場合のマスキングパターン設定処理を説明するフローチャートである。尚、図12のフローチャートにおいて、ステップS71乃至S74、およびステップS85乃至S89の処理は、図6を参照して説明したステップS21乃至S24、およびステップS34乃至S37の処理と同様であるので、その説明は省略するものとする。尚、ステップS85,S86の処理においては、ステップS33,S35における場合とアドレスの表記が異なるのみであって、処理そのものは同様である。
ステップS75において、マスキングパターン調整部41は、分割部41aを制御して、分割数を決定する。この例においては、マトリクス状にマスキングパターンを設定するため、水平方向、および、垂直方向にそれぞれ分割数が決定される。
ステップS76において、分割部41aは、決定した分割数で矩形状の顔画像を分割する。分割部41aは、顔画像を、例えば、図13で示されるようにマトリクス状に分割し、アドレスを設定する。図13においては、顔画像122は、水平方向の左側に向かってm0乃至mmの(m+1)個に分割し、同様にして、垂直方向の下方向に向かってn0乃至nnの(n+1)個に分割されており、各分割部分は、(m0,n0)乃至(mm,nn)のアドレスが設定される。
ステップS77において、マスキングパターン調整部41は、図示せぬカウンタX,Y=0,Z=1に初期化する。ここで使用するカウンタX,Yは、アドレス(mX,nY)をカウントするものであり、カウンタZは、マスキングするマトリクス状の部位の最小単位を示す値である。
ステップS78において、マスキングパターン調整部41は、アドレス(mX,nY)を右上の頂点とする(または左上、右下、または左下のいずれかを頂点としてもよい)Z×Zの範囲をマスキングする。すなわち、今の場合、X,Yは0であり、Zは1であるので、アドレス(m0,n0)を頂点として1×1の範囲をマスキングする。結果として、図14の左部で示されるように、最右列最上段の部位にマスキング領域151aが施されることになる。
ステップS79において、マスキングパターン調整部41は、顔画像抽出部41bを制御して、マスキングされた矩形状の顔画像から顔画像が抽出できるか否かを確認し、抽出できると判定した場合、処理は、ステップS80に進む。すなわち、顔画像抽出部41bは、顔画像抽出部32と同一のものであるので、顔画像が抽出できるということは、今現在のマスキングパターンでは、顔画像として処理する必要のない顔画像が検出できる状態であることを示すことになるため、マスキングパターンを変更させる処理へと進む。
ステップS80において、マスキングパターン調整部41は、カウンタXを1インクリメントする。ステップS81において、マスキングパターン調整部41は、カウンタXが最大値であるか否かを判定し、最大値であると判定されなかった場合、その処理は、ステップS76に戻り、再びマスキングが施される。このとき、カウンタXが1インクリメントされているので、図14の左から2番目の図で示されるように、マトリクス状のマスキングパターンは水平方向に1列分左方向にずれることになり、1列左のマスキング領域151bが施されることになる。
結果として、図14で示されるように、顔画像が抽出されなくなるまで、図14の左方向に順次進むように、マスキング領域151c・・・とマスキングされる領域が変化することになり、最終的には、図14の右部で示されるように、最左列のマスキング領域151dが施されることになる。
このとき、ステップS81においては、Xは最大値となるので、ステップS82において、カウンタXが0に初期化されると共に、カウンタYが1インクリメントされる。これにより、図14の右部で示されるように、マスキング領域151eがマスキングされる。さらに、ステップS83において、マスキングパターン調整部41は、カウンタYが最大値であるか否かを判定し、最大値であると判定されなかった場合、その処理は、ステップS78に戻り、同様の処理が繰り返される。すなわち、マスキング領域が、水平方向に左方向に向かって移動し、最左列に移動した場合、垂直方向に下方向に移動して同様の処理が繰り返される。この処理の結果、最終的には、図14の右図で示されるマスキング領域151fまでが順次マスキングされることになる。このとき、ステップS83において、Yは、最大値となるため、ステップS84において、マスキングパターン調整部41は、カウンタX,Yを0に初期化すると共にカウンタZを1インクリメントして、その処理は、ステップS78に戻る。
すなわち、カウンタZが1インクリメントされることにより、図15の左部で示されるように、マスキング領域151gは2×2となるため、これまでの4倍の大きさとなり、その状態で、水平方向および垂直方向に移動しつつ、同様の処理が繰り返される。
そして、図15の右部で示されるように、顔画像の片目がマスキング領域151hにより完全に隠れるような状態となることで、ステップS79において、例えば、顔画像が抽出できないと判定された場合、ステップS85において、マスキングパターン調整部41は、その時点でのマスキングパターン(マスキングパターンの座標(mX,nY)およびマスキングの大きさZ×Z)をマスキングパターン記憶部42に登録すると共に、登録したマスキングパターンを可動検出位置確認部43に供給する。
以上の処理により、顔画像をマトリクス状に分割してマスキングパターンを設定することにより、ポスタや立看板に含まれるような顔画像として認識する必要のない顔画像を認識しないようにさせることで、処理負荷を低減させると共に、マスキング領域をより小さくすることが可能となるため、登録遊技者判定処理での判定誤差を低減させることが可能となる。
以上においては、マトリクス状に分割したマスキング領域を右上から順次水平垂直方向に移動させながら、特徴量が検出されない状態を検出して、マスキングパターンとして設定する例を説明してきたが、マスキングの調整は、必ずしも顔画像の右上からでなくても、左上、右下、左下のいずれから移動させるようにしてもよいし、また、図16の左部で示されるように、対角線を引いて、その交点上に存在する画素を中心として、図16の中央部に示されるように、渦巻状にマスキング領域を移動させながら、特徴量が抽出されない状態を検索するようにしてもよい。さらに、図16の左部で示されるように、対角線を引いて、その交点上に存在する画素を中心として、図16の右部で示されるように、左右方向にマスキング領域を伸ばすようにして顔画像が抽出されない状態を検索するようにしてもよい。
次に、図17のフローチャートを参照して、図1の登録遊技者来店放置システムにおける登録遊技者報知処理について説明する。
ステップS101において、顔画像抽出処理部23は、スイッチ22が、自らに接続されているか否かを判定し、接続されていると判定されるまで、その処理を繰り返す。例えば、接続されたと判定された場合、その処理は、ステップS102に進む。
ステップS102において、カメラ1は、所定の時間が経過したか否かを判定し、所定の時間が経過するまで、その処理を繰り返す。所定の時間としては、監視のサンプリングレートにより任意の時間に設定できるようにしてもよく、例えば、250m秒くらいでもよい。
ステップS102において、所定の時間が経過したと判定された場合、ステップS103において、カメラ1は、設置されている範囲の画像を撮像し、撮像した画像を画像処理ユニット2に供給する。画像処理ユニット2の画像取得部21は、供給された画像を取得し、顔画像抽出処理部23に供給する。
ステップS104において、顔画像抽出処理部23のマスキング処理部31は、マスキングパターン記憶部42に問い合わせて、上述のマスキングパターン設定処理により設定されたマスキングパターンを読み出し、画像取得部21より供給されてきた画像を、読み出したマスキングパターンに基づいて、マスキングして顔画像抽出部32に供給する。
ステップS105において、顔画像抽出部32は、供給された画像より遊技者の顔画像を抽出し、送信部33に供給する。より具体的には、顔画像抽出部32は、例えば、撮像された画像の色などから肌が露出した部分であって、目や鼻といった特徴的な部位の配置などから顔画像を抽出する。さらに、これに応じて、顔画像抽出部32は、矩形状の顔画像を抽出して、送信部33に供給する。さらに、ステップS106において、送信部33は、顔画像を顔認識サーバ3に送信する。
ステップS121において、顔認識サーバ3の顔画像取得部81は、顔画像を取得する。ステップS122において、顔画像抽出部81は、供給された顔画像のうち、いずれか未処理の1つを抽出し、類似度計算部82に供給する。
ステップS123において、類似度計算部82は、登録遊技者データベース83に予め登録されている各登録遊技者の顔画像と、抽出された顔画像との類似度を計算する。
この登録遊技者データベース83の情報に基づいて、類似度計算部82は、顔画像取得部81より供給された顔画像について、上述したような、目と目の間隔、あごから額までの長さと、あごから鼻のまでの長さの比率などの各種の顔の特徴量を求めて、それぞれの差分和、平均比率、または比率和などを類似度として計算し、最も類似している登録遊技者の類似度、および、顔画像を判定部84に供給する。
ステップS124において、判定部84は、類似度計算部82より供給された類似度が所定の閾値よりも大きいか否かを判定する。すなわち、ここでは、類似度が高ければ高いほど、登録遊技者の顔画像と、撮像された顔画像とが類似しているものとみなされるので、撮像された顔画像と、最も似ている登録遊技者の顔画像の類似度が所定の閾値と比較される。尚、上述のように、類似度の定義により、撮像された顔画像と最も類似している登録遊技者の顔画像との類似度は、その値そのものが最も高いとは限らないため、類似度と閾値との大小関係はこの例の場合とは異なることがある。
ステップS124において、類似度計算部82より供給された類似度が閾値(登録遊技者であると判定される類似度の閾値)よりも大きいと判定された場合、ステップS125において、判定部84は、抽出された顔画像が登録遊技者の顔画像であるとみなし、抽出された顔画像を報知部4に供給する。
ステップS141において、報知部141は、例えば、ステップS125の処理により、顔認識サーバ3より供給される顔画像を取得すると、ステップS142において、図示せぬディスプレイやスピーカなどを制御して、登録遊技者が来店したことを報知する。
一方、ステップS124において、類似度計算部82より供給された類似度が閾値より大きくないと判定された場合、ステップS125の処理がスキップされ、登録遊技者が来店しているとの通知がなされない。
ステップS126において、顔画像抽出部81は、全ての顔画像を処理したか否かを判定し、全ての顔画像について処理がなされていないと判定された場合、その処理は、ステップS122に戻る。
さらに、ステップS126において、全ての顔画像が処理されたと判定された場合、その処理は、ステップS121に戻る。
以上によれば、登録遊技者来店放置システムにおいて、ステップS104の処理により、上述したマスキングパターン設定処理により設定されたマスキングパターンによりマスキングされた画像から顔画像が抽出されることになるため、ポスタや立看板などに描かれている顔画像については、顔画像抽出部32により検出されないようにすることが可能となる。これにより、到来者としてみなす必要のない顔画像に対して、逐一登録遊技者の顔画像と類似度を計算するといった処理がなくなるため、検出すべき到来者の顔画像に対してのみ登録遊技者の顔画像との類似度を比較するだけで済み、結果として、不要な類似度の計算や判定処理が不要となり、処理負荷を低減させることが可能になると共に、ポスタや立看板の顔画像などが万が一登録遊技者の顔画像と似ているようなことがあっても、誤検出されないようにすることが可能となる。
さらに、マスキングパターンは、最小の状態から、ポスタや立看板から顔画像が検出できないと判断されるまで徐々に大きくしていきながら、最終的に顔画像が検出できない状態となったときのパターンが設定される。結果として、必要最小限のマスキングパターンが設定されることになるので、マスキングパターンにより本来検出すべき遊技者の顔画像への影響を最小限にすることが可能となり、誤検出(本来検出すべき遊技者が到来したのにも関わらず顔画像を検出しないといった誤検出も含む)を低減させ、検出率(本来検出すべき遊技者が到来したときに、到来した遊技者の顔画像を検出する検出率)を向上させることが可能となる。
以上によれば、本発明の一側面の画像処理装置および方法、並びにプログラムによれば、画像を撮像し、前記画像より顔画像を抽出し、前記画像の一部をマスキングするマスキングパターンを発生し、前記画像より到来者ではない顔画像が抽出できない状態まで前記マスキングパターンを変化させながら繰り返し、発生したマスキングパターンを用いて、前記画像をマスキングすることにより、前記画像より到来者ではない顔画像が抽出できない状態となったマスキングパターンを記憶するようにした。結果として、このマスキングパターンを用いて、画像をマスキングして、マスキングした画像から顔画像を抽出するようにしたことにより、登録遊技者の誤検出を低下させるとともに、検出率を向上させ、さらに、処理する必要のない顔画像をマスキングにより検出しないようにすることで、処理負荷を低減させることが可能となる。
ところで、上述した一連の監視処理は、ハードウェアにより実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、記録媒体からインストールされる。
図18は、汎用のパーソナルコンピュータの構成例を示している。このパーソナルコンピュータは、CPU(Central Processing Unit)301を内蔵している。CPU301にはバス304を介して、入出力インタフェース305が接続されている。バス304には、ROM(Read Only Memory)302およびRAM(Random Access Memory)303が接続されている。
入出力インタフェース305には、ユーザが操作コマンドを入力するキーボード、マウスなどの入力デバイスよりなる入力部306、処理操作画面や処理結果の画像を表示デバイスに出力する出力部307、プログラムや各種データを格納するハードディスクドライブなどよりなる記憶部308、LAN(Local Area Network)アダプタなどよりなり、インタネットに代表されるネットワークを介した通信処理を実行する通信部309が接続されている。また、磁気ディスク321(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク322(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク323(MD(Mini Disc)を含む)、もしくは半導体メモリ324などの記録媒体に対してデータを読み書きするドライブ310が接続されている。
CPU301は、ROM302に記憶されているプログラム、または磁気ディスク321乃至半導体メモリ324から読み出されて記憶部308にインストールされ、記憶部308からRAM303にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM303にはまた、CPU301が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
尚、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理は、もちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理を含むものである。
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
本発明を適用した登録遊技者来店放置システムの一実施の形態の構成を示す図である。 図1のカメラの配置例を説明する図である。 図1の画像処理ユニットの一実施の形態の構成を示す図である。 図1の顔認識サーバの一実施の形態の構成を示す図である。 切替処理を説明するフローチャートである。 走査線状に顔画像を分割するときのマスキングパターン設定処理を説明するフローチャートである。 画像取得部により取得される画像を説明する図である。 走査線状の分割処理によるマスキングパターン設定処理を説明する図である。 走査線状の分割処理によるマスキングパターン設定処理を説明する図である。 マスキング領域のトレースを説明する図である。 可動部位によるマスキングパターンの移動に伴ったマスキングパターンの拡張を説明する図である。 マトリクス状に顔画像を分割するときのマスキングパターン設定処理を説明するフローチャートである。 走査線状の分割処理によるマスキングパターン設定処理を説明する図である。 走査線状の分割処理によるマスキングパターン設定処理を説明する図である。 走査線状の分割処理によるマスキングパターン設定処理を説明する図である。 その他の分割処理によるマスキングパターン設定処理を説明する図である。 登録遊技者報知処理を説明するフローチャートである。 媒体を説明する図である。
符号の説明
3,1−1乃至1−5 カメラ
2 画像処理ユニット
3 顔認識サーバ
4 報知部
21 画像取得部
22 スイッチ
23 顔画像抽出処理部
24 マスキングパターン設定処理部
31 マスキング処理部
32 顔画像抽出部
41 マスキングパターン調整部
41a 分割部
42b 顔画像抽出部
42 マスキングパターン記憶部
43 可動検出位置確認部
44 可動部位動作制御部
45 マスキングパターン設定処理部

Claims (9)

  1. 画像を撮像する撮像手段と、
    前記画像より顔画像を抽出する顔画像抽出手段と、
    前記画像の一部をマスキングするマスキングパターンを発生させ、前記顔画像抽出手段により、前記画像より到来者ではない顔画像が抽出できない状態まで前記マスキングパターンを変化させながら繰り返すマスキングパターン発生手段と、
    前記マスキングパターン発生手段により発生されたマスキングパターンを用いて、前記画像がマスキングされることにより、前記顔画像抽出手段により前記画像より到来者ではない顔画像が抽出できない状態となったマスキングパターンを記憶する記憶手段と
    を含む画像処理装置。
  2. 前記マスキングパターン発生手段は、前記顔画像を所定の分割領域に分割する分割手段をさらに含み、
    前記マスキングパターン発生手段は、前記分割手段により分割された分割領域の単位で、前記画像の一部をマスキングするマスキングパターンを発生させ、前記顔画像抽出手段により、前記画像より到来者ではない顔画像が抽出できない状態まで前記マスキングパターンを前記分割手段により分割された分割領域の単位で、順次位置、および、大きさを変化させながら繰り返す
    請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記所定の分割領域は、前記画像を走査線状に分割された領域、またはマトリクス状に分割された領域を含む
    請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記所定の分割領域がマトリクス状に分割された領域の場合、前記マスキングパターン発生手段は、前記到来者ではない顔画像の領域の略中心部分より渦巻状に順次移動させながら、前記分割領域の一部の大きさを変化させてマスキングするマスキングパターンを発生する
    請求項3に記載の監視装置。
  5. 前記到来者ではない顔画像は、前記到来者が到来することの無い条件であっても、前記撮像手段により撮像された画像より、前記顔画像抽出手段により前記画像より抽出される前記顔画像である
    請求項1に記載の画像処理装置。
  6. 可動設備の可動位置を検出する検出手段と、
    前記撮像手段で撮像された画像から、前記顔画像抽出手段により前記顔画像が抽出されできない状態の、前記マスキングパターン発生手段により発生されたマスキングパターンを、前記検出手段により検出された可動位置に基づいて、トレースするトレース手段とをさらに含み、
    前記マスキングパターン記憶手段は、前記トレース手段により前記マスキングパターンがトレースされた範囲を含めてマスキングパターンとして記憶する
    請求項1に記載の画像処理装置。
  7. 登録者の顔画像を蓄積する蓄積手段と、
    請求項1に記載の前記記憶手段により記憶されたマスキングパターンにより前記画像をマスキングするマスキング手段と、
    前記マスキング手段によりマスキングされた前記画像から、前記顔画像抽出手段により抽出される顔画像より、前記顔画像を認識するための特徴量に基づいて、前記顔画像抽出手段により抽出された顔画像と、前記蓄積手段に蓄積された登録者の顔画像との類似度を計算する類似度計算手段と、
    前記類似度計算手段により計算された類似度に基づいて、前記登録者が到来しか否かを判定する判定手段と
    を含む監視装置。
  8. 画像を撮像する撮像ステップと、
    前記画像より顔画像を抽出する顔画像抽出ステップと、
    前記画像の一部をマスキングするマスキングパターンを発生させ、前記顔画像抽出ステップの処理により、前記画像より到来者ではない顔画像が抽出できない状態まで前記マスキングパターンを変化させながら繰り返すマスキングパターン発生ステップと、
    前記マスキングパターン発生ステップの処理により発生されたマスキングパターンを用いて、前記画像がマスキングされることにより、前記顔画像抽出手段により前記画像より到来者ではない顔画像が抽出できない状態となったマスキングパターンを記憶する記憶ステップと
    を含む画像処理方法。
  9. 画像を撮像する撮像ステップと、
    前記画像より顔画像を抽出する顔画像抽出ステップと、
    前記画像の一部をマスキングするマスキングパターンを発生させ、前記顔画像抽出ステップの処理により、前記画像より到来者ではない顔画像が抽出できない状態まで前記マスキングパターンを変化させながら繰り返すマスキングパターン発生ステップと、
    前記マスキングパターン発生ステップの処理により発生されたマスキングパターンを用いて、前記画像がマスキングされることにより、前記顔画像抽出手段により前記画像より到来者ではない顔画像が抽出できない状態となったマスキングパターンを記憶する記憶ステップと
    を含む処理をコンピュータに実行させるプログラム。
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