JP2007156525A - 描画処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

描画処理装置及び画像処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】同一平面上にある複数の図形を重ね合わせる場合に、無駄なライト処理を省略して高速に描画する描画処理装置及び描画処理方法を提供する。
【解決手段】予めデータ形式抽出制御部115でデータ形式を抽出する。ライトデータ抽出部116は、DDA部112からのライトデータを前記抽出されたデータ形式に変換する。リードデータ抽出部117は、描画フレームメモリ118からのリードデータを前記抽出されたデータ形式に変換する。データ比較部113は、前記ライトデータ抽出部116からのデータ形式変換後のライトデータと、前記リードデータ抽出部117からのデータ形式変換後のリードデータとを比較し、一致する場合には、描画出力部114は、DDA部112からのライトデータの描画フレームメモリ118へのライト処理を省略する。
【選択図】図1

Description

本発明は、コンピュータグラフィックスにおいて、複数の図形を重ね合わせて描画する描画処理装置及び画像処理方法に関する。
近年、テレビゲームやカーナビゲーションシステム等において、コンピュータグラフィックスが広く利用されている。これらに用いられる画像処理装置においては、無地の背景に図形を並べるなどといった単純な構成は少なく、文字や図形等を幾つも重ねて構成することが多い。
描画命令に従って描画データを生成する画像処理装置においては、生成された画像データは、描画命令に適したデータに変換されて、描画フレームメモリ上に描画される。このような画像処理装置に用いられる描画データの多くは、アプリケーションから指示される画像データの描画命令に基づいて生成される。この描画命令に従って描画データを描画フレームメモリに描画する際に、描画すべき画像の描画データと、描画フレームメモリ上に既に描画されている描画データとの関係によっては、Write処理が省略可能な場合があり、この場合には、描画処理の省略を可能とする手法を用いることにより、処理の高速化を図るようにしている。
このような描画処理に関する従来技術として、例えば、特許文献1に記載された技術が知られている。この特許文献1に記載の技術は、図13に示すように、描画フレームメモリ118からRead処理によって得られたリードデータ124と、ライトデータ123とを演算部1104で論理演算し、その論理演算処理によって得られたデータと、前記リードデータ124とを比較部1105で比較し、その両者の一致が検出された場合には、次に続く描画フレームメモリ118へのライト処理を省略して、処理量を低減する技術である。
特開平5−266177号公報
しかしながら、実際の画像データは様々なデータ形式を持つ。このため、前記従来の技術のようにデータ同士の完全一致の判定を行うと、描画フレームメモリ118へのライト処理を省略できない場合がある。例えば、描画データの一部分しか一致判定に使用しない場合には、前記従来の方法では、必要なデータと不要なデータとが混在した状態でデータ同士の一致判定を行ってしまうため、一致判定の検出が正しく行われず、その結果、本来ならば描画する必要のないデータにおいても、描画処理を実行してしまい、不要なアクセス処理が発生するという問題がある。
本発明は、前記課題に鑑み、その目的は、描画処理において様々なデータ形式をもった描画データに対しても、無駄な描画処理を削減して、高速な描画処理を実現できるように、ライト処理の省略判定を正しく行うことにある。
前記目的を達成するため、本発明では、比較する2つのデータ、即ち、描画しようとするライトデータと、このライトデータの描画位置と同一座標の描画フレームメモリ内のリードデータとを、所定の適切なデータ形式に統一した上で、両者を比較することとする。
すなわち、請求項1記載の発明の画像処理装置は、画像データの図形描画命令に従って図形描画データを生成して描画フレームメモリに格納する画像処理装置において、描画しようとする図形の図形描画命令に応じて、前記生成する図形描画データとして適切なデータ形式を抽出するデータ形式抽出手段と、描画しようとするライトデータと、このライトデータの図形位置に対応する前記描画フレームメモリ内のリードデータとを、各々、前記抽出されたデータ形式に変換する変換手段と、前記変換手段により変換されたライトデータとリードデータとの一致を判定し、この一致判定結果に応じて前記描画フレームメモリへの前記ライトデータのライト処理の省略が可能か否かを判定する描画省略判定手段とを備えたことを特徴とする。
請求項2記載の発明の画像処理方法は、画像データの図形描画命令に従って図形描画データを生成して描画フレームメモリに格納する画像処理方法において、描画しようとする図形の図形描画命令に応じて、前記生成する図形描画データとして適切なデータ形式を抽出するデータ形式抽出ステップと、描画しようとするライトデータと、このライトデータの図形位置に対応する前記描画フレームメモリ内のリードデータとを、各々、前記抽出されたデータ形式に変換する変換ステップと、前記変換ステップにより変換されたライトデータとリードデータとの一致を判定し、この一致判定結果に応じて前記描画フレームメモリへの前記ライトデータのライト処理の省略が可能か否かを判定する描画省略判定ステップとを備えたことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、前記請求項1に記載の画像処理装置において、前記データ形式抽出手段は、描画しようとする図形の図形描画命令に指定された描画属性、描画色形式に応じて、前記生成する図形描画データとして適切なデータ形式を抽出することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、前記請求項2に記載の画像処理方法において、前記データ形式抽出ステップは、描画しようとする図形の図形描画命令に指定された描画属性、描画色形式に応じて、前記生成する図形描画データとして適切なデータ形式を抽出することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、前記請求項1に記載の画像処理装置において、前記データ形式抽出手段は、データ形式として、描画データに含まれるαデータのみを使用する描画属性を持つデータ形式、又は、前記αデータ以外のデータを使用する描画属性を持つデータ形式を抽出することを特徴とする。
請求項6記載の発明は、前記請求項2に記載の画像処理方法において、前記データ形式抽出ステップは、データ形式として、描画データに含まれるαデータのみを使用する描画属性を持つデータ形式、又は、前記αデータ以外のデータを使用する描画属性を持つデータ形式を抽出することを特徴とする。
請求項7記載の発明の画像処理装置は、画像データの図形描画命令に従って図形描画データを生成して描画フレームメモリに格納する画像処理装置において、描画しようとする図形の図形描画命令に応じて、前記生成する図形描画データとして適切なデータ形式を抽出するデータ形式抽出手段と、描画しようとするライトデータと、このライトデータの図形位置に対応する前記描画フレームメモリ内のリードデータとを、各々、前記抽出されたデータ形式に変換する変換手段と、前記変換手段により変換されたライトデータとリードデータとの間の差分が所定範囲内にあるか否かを判定し、この判定結果に応じて前記描画フレームメモリへの前記ライトデータのライト処理の省略が可能か否かを判定する描画省略判定手段とを備えたことを特徴とする。
請求項8記載の発明の画像処理方法は、画像データの図形描画命令に従って図形描画データを生成して描画フレームメモリに格納する画像処理方法において、描画しようとする図形の図形描画命令に応じて、前記生成する図形描画データとして適切なデータ形式を抽出するデータ形式抽出ステップと、描画しようとするライトデータと、このライトデータの図形位置に対応する前記描画フレームメモリ内のリードデータとを、各々、前記抽出されたデータ形式に変換する変換ステップと、前記変換ステップにより変換されたライトデータとリードデータとの間の差分が所定範囲内にあるか否かを判定し、この判定結果に応じて前記描画フレームメモリへの前記ライトデータのライト処理の省略が可能か否かを判定する描画省略判定ステップとを備えたことを特徴とする。
請求項9記載の発明の画像処理装置は、画像データの図形描画命令に従って図形描画データを生成して描画フレームメモリに格納する画像処理装置において、描画しようとする描画データは、この描画データに含まれるαデータの所定ビットを順序識別番号として用いられており、描画しようとする2つ以上の図形を同一平面上に重ね描きする際に、描画しようとするピクセルの順序識別番号と、このピクセルの図形位置に対応する前記描画フレームメモリ内の順序識別番号とを大小比較し、この比較結果に応じて前記描画フレームメモリへの前記ピクセルのデータのライト処理の省略が可能か否かを判定する描画省略判定手段とを備えたことを特徴とする。
請求項10記載の発明の画像処理方法は、画像データの図形描画命令に従って図形描画データを生成して描画フレームメモリに格納する画像処理方法において、描画しようとする描画データは、この描画データに含まれるαデータの所定ビットを順序識別番号として用いられており、描画しようとする2つ以上の図形を同一平面上に重ね描きする際に、描画しようとするピクセルの順序識別番号と、このピクセルの図形位置に対応する前記描画フレームメモリ内の順序識別番号とを大小比較し、この比較結果に応じて前記描画フレームメモリへの前記ピクセルのデータのライト処理の省略が可能か否かを判定する描画省略判定ステップとを備えたことを特徴とする。
請求項11記載の発明は、前記請求項9に記載の画像処理装置において、前記描画省略判定手段は、描画しようとする2つ以上の図形を同一平面上に重ね合わせるに際し、下に位置する順に並べ替えられている図形を重ね描きする場合に、所定の2つの図形が重なるか否かを判別し、前記判断の結果、前記2つの図形が重なる場合には、前記順序識別番号に基づいて一方の図形の省略が可能と判断することを特徴とする。
請求項12記載の発明は、前記請求項10に記載の画像処理方法において、前記描画省略判定ステップは、描画しようとする2つ以上の図形を同一平面上に重ね合わせるに際し、下に位置する順に並べ替えられている図形を重ね描きする場合に、所定の2つの図形が重なるか否かを判別し、前記判断の結果、前記2つの図形が重なる場合には、前記順序識別番号に基づいて一方の図形の省略が可能と判断することを特徴とする。
請求項13記載の発明の画像処理装置は、画像データのコマンドリストを受けて、そのコマンドリスト内の図形描画命令に従って図形描画データを生成して描画フレームメモリに格納する画像処理装置において、前記コマンドリストは、スタートコマンド及びエンドコマンドが定義され、この両コマンド間にある2つ以上の図形描画命令により生成される図形は同一平面上にあると定義され、前記2つのコマンド間にある図形描画命令により生成された図形の描画データに含まれるαデータは、図形重ね合わせ順序を示す順序識別番号として用いられるものであり、前記コマンドリストを処理する制御部と、前記図形描画命令によって生成された描画しようとする図形のピクセルの順序識別番号を抽出するライトデータ抽出部と、前記描画しようとする図形のピクセルと同一座標の前記描画フレームメモリ上の順序識別番号を抽出するリードデータ抽出部と、前記抽出した2つの順序識別番号同士を比較し、この比較結果に応じて、前記描画フレームメモリへのライト処理の省略が可能か否かを判定する描画省略判定手段とを備えたことを特徴とする。
請求項14記載の発明の画像処理方法は、画像データのコマンドリストを受けて、そのコマンドリスト内の図形描画命令に従って図形描画データを生成して描画フレームメモリに格納する画像処理方法において、前記コマンドリストは、スタートコマンド及びエンドコマンドが定義され、この両コマンド間にある2つ以上の図形描画命令により生成される図形は同一平面上にあると定義され、前記2つのコマンド間にある図形描画命令により生成された図形の描画データに含まれるαデータは、図形重ね合わせ順序を示す順序識別番号として用いられるものであり、前記コマンドリストを処理する制御ステップと、前記図形描画命令によって生成された描画しようとする図形のピクセルの順序識別番号を抽出するライトデータ抽出ステップと、前記描画しようとする図形のピクセルと同一座標の前記描画フレームメモリ上の順序識別番号を抽出するリードデータ抽出ステップと、前記抽出した2つの順序識別番号同士を比較し、この比較結果に応じて、前記描画フレームメモリへのライト処理の省略が可能か否かを判定する描画省略判定ステップとを備えたことを特徴とする。
請求項15記載の発明の画像処理装置は、画像データのコマンドリストを受けて、そのコマンドリスト内の図形描画命令に従って図形描画データを生成して描画フレームメモリに格納する画像処理装置において、前記コマンドリストは、スタートコマンド及びエンドコマンドが定義され、この両コマンド間にある2つ以上の図形描画命令により生成される図形は同一平面上にあると定義され、前記2つのコマンド間にある図形描画命令により生成された図形の描画データに含まれるαデータは、図形重ね合わせ順序を示す順序識別番号として用いられるものであり、前記コマンドリストを処理し、前記スタートコマンドと前記エンドコマンドとの間にある2つ以上の図形描画命令の順序識別番号に基づいて、前記2つ以上の図形描画命令を下又は上に位置している順に並び替える制御部と、前記並び替えられた図形描画命令の順序に基づいて、それ等の図形描画命令に基づく図形を描画する描画処理部とを備えたことを特徴とする。
請求項16記載の発明の画像処理方法は、画像データのコマンドリストを受けて、そのコマンドリスト内の図形描画命令に従って図形描画データを生成して描画フレームメモリに格納する画像処理方法において、前記コマンドリストは、スタートコマンド及びエンドコマンドが定義され、この両コマンド間にある2つ以上の図形描画命令により生成される図形は同一平面上にあると定義され、前記2つのコマンド間にある図形描画命令により生成された図形の描画データに含まれるαデータは、図形重ね合わせ順序を示す順序識別番号として用いられるものであり、前記コマンドリストを処理し、前記スタートコマンドと前記エンドコマンドとの間にある2つ以上の図形描画命令の順序識別番号に基づいて、前記2つ以上の図形描画命令を下又は上に位置している順に並び替える制御ステップと、前記並び替えられた図形描画命令の順序に基づいて、それ等の図形描画命令に基づく図形を描画する描画処理ステップとを備えたことを特徴とする。
請求項17記載の発明は、前記請求項15記載の画像処理装置において、前記制御部は、最も上に位置する図形描画命令を抽出し、前記描画処理部は、前記最も上に位置する図形描画命令に基づく図形のみを描画することを特徴とする。
請求項18記載の発明は、前記請求項16記載の画像処理方法において、前記制御ステップは、最も上に位置する図形描画命令を抽出し、前記描画処理ステップは、前記最も上に位置する図形描画命令に基づく図形のみを描画することを特徴とする。
請求項19記載の発明の画像処理装置は、画像データの図形描画命令に従って図形描画データを生成して描画フレームメモリに格納する画像処理装置において、図形を重ね描きする際に、描画データに含まれるαデータのビットを平面識別番号と順序識別番号とする図形描画命令を処理する制御部と、前記制御部からの図形描画命令により生成された図形のピクセルの平面識別番号を抽出するライトデータ抽出部と、前記生成された図形のピクセルと同一座標にある前記描画フレームメモリ上の平面識別番号を抽出するリードデータ抽出部と、前記抽出した2つの平面識別番号同士を比較し、この比較結果に応じて前記2つの平面識別番号を持つ2つのピクセルが同一平面上の図形であるか否かを判定するデータ比較部とを備えたことを特徴とする。
請求項20記載の発明の画像処理方法は、画像データの図形描画命令に従って図形描画データを生成して描画フレームメモリに格納する画像処理方法において、図形を重ね描きする際に、描画データに含まれるαデータのビットを平面識別番号と順序識別番号とする図形描画命令を処理する制御ステップと、前記制御ステップで処理された図形描画命令により生成された図形のピクセルの平面識別番号を抽出するライトデータ抽出ステップと、前記生成された図形のピクセルと同一座標にある前記描画フレームメモリ上の平面識別番号を抽出するリードデータ抽出ステップと、前記抽出した2つの平面識別番号同士を比較し、この比較結果に応じて前記2つの平面識別番号を持つ2つのピクセルが同一平面上の図形であるか否かを判定するデータ比較ステップとを備えたことを特徴とする。
請求項21記載の発明は、前記請求項19記載の画像処理装置において、同一平面上の図形と判定された図形の順序識別番号を抽出するライトデータ抽出部と、前記同一平面上の図形と判定された図形と同一座標にある前記描画フレームメモリ内の順序識別番号を抽出するリードデータ抽出部と、前記抽出した2つの順序識別番号同士を比較し、この比較結果に応じて、前記描画フレームメモリへのライト処理の省略が可能か否かを判定する描画省略判定手段とを備えたことを特徴とする。
請求項22記載の発明は、前記請求項20記載の画像処理方法において、同一平面上の図形と判定された図形の順序識別番号を抽出するライトデータ抽出ステップと、前記同一平面上の図形と判定された図形と同一座標にある前記描画フレームメモリ内の順序識別番号を抽出するリードデータ抽出ステップと、前記抽出した2つの順序識別番号同士を比較し、この比較結果に応じて、前記描画フレームメモリへのライト処理の省略が可能か否かを判定する描画省略判定ステップとを備えたことを特徴とする。
請求項23記載の発明は、前記請求項1、7、9、11、13及び21の何れか1項に記載の画像処理装置において、前記描画省略判定手段は、描画データの生成が、常に描画されていない状態の前記描画フレームメモリに対し行われるかの条件が成立するか否かを判断し、この条件成立時には前記描画フレームメモリからデータをリードすることを省略させることを特徴とする。
請求項24記載の発明は、前記請求項2、8、10、12、14及び22の何れか1項に記載の画像処理方法において、前記描画省略判定ステップは、描画データの生成が、常に描画されていない状態の前記描画フレームメモリに対し行われるかの条件が成立するか否かを判断し、この条件成立時には前記描画フレームメモリからデータをリードすることを省略させることを特徴とする。
請求項25記載の発明のプログラムは、前記請求項2、4、6、8、10、12、14、16、18、20、22及び24の何れか1項に記載の描画処理方法の処理手順をコンピュータに実行させることを特徴とする。
請求項26記載の発明のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、前記請求項25記載のプログラムを記録したことを特徴とする。
以上により、請求項1〜8記載の発明では、描画命令や描画属性、描画色形式など、描画出力データ形式に影響を与える信号を考慮して、描画出力データ形式に適切なデータ形式をデータ形式抽出手段で予め抽出しておき、描画しようとするライトデータとこれと同一座標の描画フレームメモリ内のリードデータとの比較に際しては、この両データを前記抽出したデータ形式に変換した後に比較する。従って、必要なデータ部分同士を比較することができるので、従来のように描画する必要のないライトデータの描画処理を実行してしまうことがなく、不要なライト処理や無駄なメモリアクセスが削減される。しかも、描画命令に合致したデータを自由に抽出できるので、データ比較を行う回路部分の増大を抑えて、小回路でより高速な描画処理が可能である。
特に、請求項7及び8記載の発明では、描画しようとするライトデータと描画フレームメモリ内のリードデータとの差分が、所定範囲内の微差である場合には、描画処理を省略するので、より一層に高速な描画処理を実現できる。
また、請求項9〜12記載の発明では、カラー、ビットマップ、テクスチャ、2値パターンなどのデータ内容に拘わらず、αデータ(図形の各ピクセルの透過率を示すデータ)などの一部分のデータを図形の順序識別番号(表示優先度を含む)として用いるので、同一平面状にある複数の図形を正しく重ね書きすることができる。即ち、基準平面を決め、その基準平面に対して図形に予め番号を付しておき、既に描画フレームメモリに描かれている番号と今から描こうとする番号とを大小比較するので、重ね合わせる図形の上下関係が判り、上に位置する図形のみを描画できて、描画する必要のないライトデータの描画処理を確実に省略できる。
更に、請求項13〜18記載の発明では、スタートコマンド及びエンドコマンドを用意し、その両コマンド間にある複数の図形は同一平面上にあるとし、αデータのビットを順序識別番号として用いるので、描画しようとするライトデータの順序識別番号と、これと同一座標の描画フレームメモリ内のリードデータの順序識別番号とを比較するだけで、複数の図形を正しく重ね合わせることができて、従来のように描画する必要のないライトデータの描画処理を実行してしまうことがなく、不要なライト処理や無駄なメモリアクセスが削減される。
加えて、請求項19〜24記載の発明では、描画しようとする2つ以上の図形を重ね描きする際に、画像データ内のαデータのビット値を平面識別番号と順序識別番号として用い、重ね描きをするピクセルの平面識別番号と、これと同一座標の描画フレームメモリ内の平面識別番号とを比較するだけで、同一平面上の図形であるか否かを判定できる。
以上説明したように、請求項1〜8記載の発明によれば、描画命令、描画属性及び描画色形式を考慮したデータ形式を予め抽出し、この抽出したデータ形式に2つの比較すべきデータ同士を変換し、その上で両データを比較するので、描画データの必要部分のみを一致判定することができ、描画フレームメモリへの余分なライト処理を削減できる。
特に、請求項7及び8記載の発明によれば、比較すべき両データの差異が所定範囲内であれば、描画処理を省略することができるので、両データの一致判定をする場合に比して、更に不要なメモリアクセスを低減できる。
また、請求項9〜12記載の発明によれば、画像データのαデータのみを使用するような一部のデータしか使用しない描画属性にも良好に対応して、重ね合わせる図形の上下関係を正しく把握し、上に位置する図形のみを描画できるので、描画する必要のないライトデータの描画処理を確実に省略できる。更に、比較するデータは画像データの一部で良いため、少ない回路でデータの比較、描画省略判定を行うことができる。
更に、請求項13〜18記載の発明によれば、基準平面に描画する複数の図形に順序識別番号を持たせたので、これ等の複数の図形を正しく重ね合わせることができて、描画する必要のないライトデータの描画処理を確実に省略できる。
加えて、請求項19〜24記載の発明によれば、画像データ内のαデータのビット値を平面識別番号と順序識別番号として用いたので、基準平面を指定するに際し、1つのコマンドで連続的に複数の平面に正確に重ね描きできる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る描画処理装置の構成を示すブロック図である。
同図において、制御部100、描画処理部110、表示部121、表示画面122が接続されて、描画処理システムが構築される。
前記制御部100において、CPU101は、アプリケーションから与えられた描画命令に基づき、この描画命令をその後の描画処理部110に適した形に解釈して、描画命令、並びにこれに含まれる描画属性及び描画色形式を含むパラメータを作成し、このパラメータをパラメータ入力部111とデータ形式抽出制御部115とに出力する。
前記描画処理部110は、パラメータ入力部111、DDA部112、データ比較部113、描画出力部114、データ形式抽出制御部115、ライトデータ抽出部116、リードデータ抽出部117及び描画フレームメモリ118を備える。
前記データ形式抽出制御部(データ形式抽出手段)115は、前記描画命令、描画属性及び描画色形式を含むパラメータを使用して、描画出力データに最適なデータ形式125を抽出する。
また、前記描画処理部110において、ライトデータ抽出部(変換手段)116は、DDA部112からのライトデータ123を前記データ形式抽出制御部115で抽出されたデータ形式125に変換し、リードデータ抽出部(変換手段)117は、描画フレームメモリ118からリードしたデータ124を前記データ形式抽出制御部115で抽出されたデータ形式125に変換する。
更に、前記描画処理部110において、データ比較部(描画省略判定手段)113は、前記ライトデータ抽出部116及びリードデータ抽出部117で抽出された両データの一致判定を行って、次のライト処理が省略可能か否かの信号を描画出力部114へ出力する。ライト処理が必要な場合には、この場合に限り、描画出力部114は、DDA部112からのライトデータを描画フレームメモリ118に描画する。
これらの処理を実行する描画処理方法を図2に示す。同図において、ステップS0で制御部100はアプリケーションから与えられた描画命令に基づき、その後の描画処理部110に適した形に解釈したパラメータを与える。そして、ステップS1では制御部100から与えられたパラメータを基にデータ形式抽出制御部115がデータ形式125を抽出する。その後、ステップS2及びS3で、ライトデータ抽出部116がライトデータ123を、リードデータ抽出部117が描画フレームメモリ118からのリードデータ124を抽出し、これ等を前記ステップS0で抽出されたデータ形式125に変換する。ステップS4では、前記データ形式を変換された両データの一致判定を行い、描画処理が省略可能か否かを判定し、描画処理が省略可能か否かの信号を描画出力部114へ与え、ステップS5で描画出力部114は描画処理が省略可能な場合は処理を終了し、描画処理が必要な場合はステップS6で描画フレームメモリ118へ描画した後、処理を終了する。
次に、本実施形態の動作を説明する。描画データには様々な形式があり、例えば、描画対象となる図形のデータ形式が、16ビット深度であって、αデータが3ビット、Rデータが4ビット、Gデータが5ビット、Bデータが4ビットであり、αデータを使用しない描画属性を持つ場合について述べる。
先ず、CPU101によって適した形に解釈されたパラメータを基に、描画処理部110のデータ形式抽出制御部115が描画する図形のデータ形式125を抽出し、この抽出したデータ形式125をライトデータ抽出部116及びリードデータ抽出部117へ与える。ライトデータ抽出部116はライトデータ123を指定のデータ形式125に変換し、必要なデータR、G、Bを抽出する。同様に、リードデータ抽出部117は、描画しようとしている図形位置と同じアドレスのデータを描画フレームメモリ118からリードし、指定されたデータ形式125に変換したデータR、G、Bを抽出する。使用するデータの抽出方法は、描画命令や描画属性、描画色形式等によって決まるため、どのように指定しても良い。
次に、抽出したライトデータ123及びリードデータ124を対象として、データ比較部113で一致比較を行う。この比較結果が一致した場合は描画する必要がないと判断でき、描画出力部114へライト省略情報を出力し、描画フレームメモリ118へのライト処理を省くことができる。これにより、不要なライト処理や無駄なメモリアクセスを削減することができ、高速な描画処理効果を得ることができる。
また、描画命令に適応したデータを自由に抽出することができるので、実際に使用している必要なデータのみを比較することができる。例えば、αデータのみを使用する命令属性の場合には、データ比較部113は、αデータを比較する回路だけで実現することができるので、回路増大を抑えることができる。これにより、少ない回路でより高速な描画処理効果を得ることできる。
尚、前記説明では、描画属性を例に挙げて説明したが、これに限らず、描画命令や画像データなどの描画出力データ形式に応じてデータ形式を抽出することが可能であり、抽出方法も自由に設定することができる。更に、指定するビット幅やデータ内容に制限がなく、α、R、G、Bの何れかの使用であっても、どのような組合せであっても処理することができる。また、描画データの生成が常に描画されていない状態の描画フレームメモリに対して行われると予め判っている場合には、描画フレームメモリ118からのデータのリードを省略し、ライトデータを描画しても良い。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態の描画処理装置及び描画処理方法を説明する。
より高速な描画処理を行うために、人の目が彩度には鈍感である性質を利用する。人は若干の色の差を識別し難い。ライトデータとリードデータとの差異が識別不可能な一定の範囲内であれば、データ比較部113で処理された比較結果が異なる場合であっても、ライト処理は省略可能と判断する。省略可能か否かを判断する際には、所定の許容範囲を設けることによって比較精度を調整する。比較結果の差が前記許容範囲以内であれば、次のライト処理を省略できる。これにより、無駄なメモリアクセスを更に削減し、高速な描画処理を得ることができる。尚、前記許容範囲は外部から与えられるものである。
図3は、本実施形態に係る描画処理装置の構成を示すブロック図である。同図では、描画処理部200におけるデータ比較部201及び差分判定部202以外は、前記第1の実施形態と同様の構成である。
同図において、データ比較部201は、データ形式抽出制御部115で抽出されたデータ形式125に変換したライトデータとリードデータとの差分を算出し、その差分結果を差分判定部202へ出力する。前記差分判定部202は、前記差分結果が予め与えられた所定の許容範囲204以内であるか否かを判定し、許容範囲204以内の場合には、描画フレームメモリ118へのライト処理を省略できると判断し、その判断した信号を描画出力部114に出力する。前記データ比較部201及び差分判定部202により描画省略判定手段203を構成する。そして、描画出力部114は、前記差分判定部202のライト処理が省略可能か否かの信号を受けて、ライト処理が必要な場合に限り、DDA部112からのライトデータを描画フレームメモリ118へ描画する。
以上の処理を実行する方法を図4に示す。同図において、ステップS14及びS15以外の処理は、前記第1の実施形態で説明した図2の処理方法と同様である。
同図において、ステップS12でライトデータ123を、ステップS13でリードデータ124を、各々、ステップS11で抽出したデータ形式125に変換する。次に、ステップS14では、前記変換したライトデータとリードデータとの差分を算出し、その差分結果を差分判定部202へ出力する。ステップS15では、前記差分結果が予め設定されている許容範囲204以内であるか否かを判定し、描画処理が省略可能か否かの信号を描画出力部114へ出力する。ステップS16で、描画出力部114は描画処理が省略可能である場合は描画を終了し、描画処理が必要である場合には、ステップS17で描画フレームメモリ118へ描画した後、処理を終了する。
次に、本実施形態の動作を説明する。例えば、描画対象となる図形のデータ形式が、Rデータが8ビットである場合について述べる。今、抽出後のライトデータが「11111110」、抽出後のリードデータが「11111101」、外部から与えられる許容範囲204が「00000010」とする。値は全て2進数8ビットで表記している。使用するデータの抽出方法はどのように指定しても良く、許容範囲の与え方に制限はない。
データ比較部201では、データ形式125に変換したライトデータとリードデータとの差分結果「00000001」を差分判定部202へ出力する。差分判定部202では、前記差分結果「00000001」が許容範囲「00000010」以内であるので、描画フレームメモリ118へのライト処理が省略可能であると判定する。その結果、描画出力部114は、描画フレームメモリ118へのライト処理を省略することができる。これにより、ライトデータとリードデータとが異なる場合であっても、両値の差が小さい場合には更にライト処理を削減することができ、より高速な描画処理を得ることができる。より速度を求める場合は許容範囲を広く設定し、より描画の正確性を求める場合は許容範囲を狭く調節すれば良い。
(第3の実施形態)
続いて、本発明の第3の実施形態の描画処理装置及び描画処理方法を説明する。
図1のデータ比較部113で用いられるデータ内容に制限はなく、カラー、ビットマップ、テクスチャ、2値ソース等の他、例えばαデータなどの一部分のデータを図形の順序識別番号や表示優先度として用いることができる。
今、αデータを順序識別番号として用いる場合を例示して説明する。これは、基準となる平面を決め、その平面に描画する各図形に対し順序識別番号を割り当てるようにする。既に描画フレームメモリ118に描かれている順序識別番号と、今から描こうとする順序識別番号とを大小比較判定することにより、図形位置の上下関係を判断することができ、重ね合わせる際に最も上に位置する図形のみを描画することができる。
例えば、同一平面上に2つの図形を重ね合わせる場合について説明する。図5は、描画フレームメモリ300に既に描画されている三角形301上に、直線302を新たに上書きする場合を示す。この例では、順序識別番号が大きいほど表示優先度が高い。つまり、図形が上に位置すると判断している。各ピクセルに表示されている数字が図形の順序識別番号であり、αデータを使用している。今から描こうとする線分302のピクセルの順序識別番号と、描画する線分302と同じ座標にある描画フレームメモリ300上の順序識別番号とを大小比較、判定し、値の大きい方のカラー値を描画する。このように同一平面上にある図形のうち、最上面以外の不要な図形の描画処理を省くので、高速な描画処理効果を得ることができる。一般的に、αデータはカラーデータよりデータ量が小さいので、比較回路が小さく済み、回路の増加を抑えて同一平面上に図形を正しく重ね描きすることができる。
また、描画する図形の数に応じたデータ量を用いて比較判定することができる。例えば、順序識別番号用にデータをXビット使用した場合を考える。このとき、2のX乗個分の図形を重ね合わせることができる。描画する図形の数に適切なデータ量Xを設定することによって最適なデータ量で充分な図形の数を重ね描きすることができる。このように、重ね合わせる図形の数に合わせてデータを抽出することにより、より小さな回路規模でデータ比較部113を構成することができ、回路規模を削減する効果を得ることができる。
尚、図形の順序識別番号をデータとして持つ場合を例に挙げて説明したが、これに限らず、データは何を表しても良く、その値に応じて比較するデータを抽出し、一致判定又は大小判定を行うことができる。
次に、同一平面上にある複数の図形を描画する場合に、小回路化及び高速化する場合を述べる。
例えば、制御部100上のソフトウェアでコマンドStartとコマンドEndとを用意し、その間にある複数の図形は同一平面上にあると定義する。例えば、図6のように、ソフトウェアでコマンドリストを用意する。ここで(A)又は(C)のような描画コマンドPOLYGON、RECTANGLE、ELLIPSEは同一平面上にあるとは定義せず、2つのコマンドStart、End間にある(B)のようなPOLYGON、RECTANGLE、ELLIPSEは同一平面上にあると定義する。2つのコマンドStart、End間にある複数の図形に対して、重ね合わせる順序を示す識別番号としてαデータのビットを用いることによって、複数の図形を正しく上書き描画することができる。例えば、図7では、α値に8ビットのデータ形式を持たせることにより、2の8乗、つまり256の順序識別番号を持たせている。
図8は、順序識別番号を保持している描画コマンドによって示される図形において、その中の1ピクセルに対して比較を行い、重ね合わせを行った場合のフローチャートを示す。先ず、ステップS81では、ライトデータ抽出部116において、ライトデータ123から順序識別番号を抽出する。次に、ステップS82では、リードデータ抽出部117において、描画フレームメモリ118から読み出したリードデータ124の順序識別番号を抽出する。ステップS83では、前記ライトデータ123から抽出された順序識別番号が、リードデータ124から抽出された順序識別番号よりも大きい場合は、ステップS84でピクセルを描画フレームメモリ118にライトし、逆に小さい場合は、ステップS85で描画フレームメモリ118へのライト処理を省略する。
尚、ステップS83におけるピクセルの描画フレームメモリ118へライトする条件として、ライトデータ抽出部116のデータの方がリードデータ抽出部117のデータよりも小さい場合としても良い。
図9は、2つのコマンドStart、End間にある複数の描画コマンドを制御部100で並び替えた場合のフローチャートを示す。同図では、ステップS91でコマンドStartを検出した場合に、ステップS92で描画コマンドを順序識別番号の大きい順から並び替える。そして、ステップS93でコマンドEndを検出して、並び替え処理を完了する。これにより、描画処理部110におけるデータ比較が不要となり、小回路化が実現できる。尚、ステップS92において、予め、描画コマンドを順序識別番号の小さい順から並び替えた場合であっても、描画処理部110でのデータ比較を不要にすることができる。
図10は、2つのコマンドStart、End間にある複数の描画コマンドに対して、制御部100で順序識別番号が重ね合わせる際に最も上に位置する描画コマンドを抽出した場合のフローチャートを示す。同図において、ステップS101でコマンドStartを検出した場合に、ステップS102で順序識別番号が一番大きい描画コマンドを選択する処理を行う。その後、ステップS103でコマンドEndが検出されると、選択する処理を完了する。これにより、描画処理部110でのデータ比較を不要にすることができ、更に、描画出力部114への出力が1回で済むので、高速化が実現できる。尚、ステップS102において一番小さい描画コマンドを抽出する場合であっても、描画出力部114への出力が1回で済み、高速化が実現できる。この方法は、抽出した描画コマンドが他の複数の描画コマンドよりも面積が大きい場合に有効である。
しかし、2つのコマンドStart、Endを使用し、またα値を全て順序識別番号にする方法では、指定できる平面は実質1つとなる制約がある。
次に、α値に平面識別番号と順序識別番号とを持たせる場合について説明する。例えば、図11に示すように、α値に8ビットのデータ形式を持たせ、その上位4ビットを順序識別番号、その下位4ビットを平面識別番号として持たせる。この方法を使えば、平面として、2の4乗、つまり16種類の平面を指定することができる。また、各平面に対して、2の4乗、つまり最大16種類の順序識別番号を指定することができる。尚、平面識別番号と順序識別番号とは、α値を示すビットに対して任意に割り当てることができる。
図12は、平面識別番号と順序識別番号とを保持している描画コマンドによって示される図形において、その中の1ピクセルに対して比較を行い、重ね合わせを行った場合のフローチャートを示す。
同図において、ステップS121では、ライトデータ抽出部116がライトデータ123から平面識別番号と順序識別番号とを抽出する。次に、ステップS122では、リードデータ抽出部117が、描画フレームメモリ118から読み出したリードデータ124の平面識別番号と順序識別番号とを抽出する。
その後、ステップS123では、データ比較部113が、ライトデータ123から抽出された平面識別番号とリードデータ124から抽出された平面識別番号とを比較し、その両者が異なっていれば、違う平面上の図形とみなして、ステップS124において、ピクセルデータを描画フレームメモリ118にライトする。一方、両者が同じであれば、ステップS125において、ライトデータ123から抽出された順序識別番号とリードデータ124から抽出された順序識別番号とを比較し、ライトデータ123から抽出された順序識別番号の方がリードデータ124から抽出された順序識別番号よりも大きい場合には、ステップS126でピクセルを描画フレームメモリ118へライトし、逆に小さい場合には、ステップS127にて描画フレームメモリ118へのライト処理を省略する。
尚、ステップS125におけるピクセルの描画フレームメモリ118へライトする条件として、ライトデータ123から抽出された順序識別番号の方がリードデータ124から抽出された順序識別番号よりも小さい場合としても良い。
このように、平面識別番号と順序識別番号とを使った方法では、2つのコマンドStart、Endを使用せずに同一平面を判定することができるので、制御部100やデータ形式抽出制御部115でのコマンドStart、Endの処理を省略できて、高速化を図ることができる。また、α値を全て順序識別番号として使用していないので、データ比較部113での高速化を図ることができる。更に、順序を問わず複数の図形を混在させて描画させることができるので、制御部100において描画コマンドの配置の自由度を高めることができる。
以上説明した描画処理方法の処理手順は、プログラムされて記録媒体に記録され、この記録媒体がコンピュータに読み取られて、コンピュータにより実行させる。
以上説明したように、本発明は、無駄なメモリアクセスを削減し、同一平面上の図形において正確又は効率的な上書き描画を行うことができるので、コンピュータグラフィックスにおける描画品質、描画速度の向上が可能な描画処理装置及び描画処理方法として、有用である。
本発明の第1の実施形態に係る描画処理装置の構成を示すブロック図である。 同実施形態に係る描画処理方法を示すフローチャート図である。 本発明の第2の実施形態に係る描画処理装置の構成を示すブロック図である。 同実施形態に係る描画処理方法を示すフローチャート図である。 本発明の第3の実施形態に係る描画処理装置において、順序識別番号を使用して図形を重ね合わせる描画例を示す図である。 同実施形態の描画処理装置において描画コマンドの概略を例示する図である。 同実施形態の描画処理装置においてα値のビットに順序識別番号を割り当てる例を示す図である。 同実施形態の描画処理装置において、α値のビットに順序識別番号を割り当てた場合に、図形と描画フレームメモリのピクセルとを比較するフローチャート図である。 同実施形態の描画処理装置において、α値のビットに順序識別番号を割り当てた場合に、図形を予め制御部で下から並び替える際のフローチャート図である。 同実施形態の描画処理装置において、α値のビットに順序識別番号を割り当てた場合に、図形を予め制御部で手前のものを抽出する際のフローチャート図である。 同実施形態の描画処理装置において、α値のビットに順序識別番号と平面識別番号とを割り当てる例を示す図である。 同実施形態の描画処理装置において、α値のビットに順序識別番号と平面識別番号とを割り当てた場合、図形と描画フレームメモリのピクセルとを比較する際のフローチャート図である。 従来の描画処理装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
100 制御部
101 CPU
110 描画処理部
113 データ比較部(描画省略判定手段)
114 描画出力部
115 データ形式抽出制御部(データ形式抽出手段)
116 ライトデータ抽出部(変換手段)
117 リードデータ抽出部(変換手段)
118、300 描画フレームメモリ
121 表示部
123 ライトデータ
124 リードデータ
125 データ形式
200 描画処理部
201 データ比較部
202 差分判定部
203 描画省略判定手段
204 許容範囲
301 三角形
302 直線

Claims (26)

  1. 画像データの図形描画命令に従って図形描画データを生成して描画フレームメモリに格納する画像処理装置において、
    描画しようとする図形の図形描画命令に応じて、前記生成する図形描画データとして適切なデータ形式を抽出するデータ形式抽出手段と、
    描画しようとするライトデータと、このライトデータの図形位置に対応する前記描画フレームメモリ内のリードデータとを、各々、前記抽出されたデータ形式に変換する変換手段と、
    前記変換手段により変換されたライトデータとリードデータとの一致を判定し、この一致判定結果に応じて前記描画フレームメモリへの前記ライトデータのライト処理の省略が可能か否かを判定する描画省略判定手段とを備えた
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 画像データの図形描画命令に従って図形描画データを生成して描画フレームメモリに格納する画像処理方法において、
    描画しようとする図形の図形描画命令に応じて、前記生成する図形描画データとして適切なデータ形式を抽出するデータ形式抽出ステップと、
    描画しようとするライトデータと、このライトデータの図形位置に対応する前記描画フレームメモリ内のリードデータとを、各々、前記抽出されたデータ形式に変換する変換ステップと、
    前記変換ステップにより変換されたライトデータとリードデータとの一致を判定し、この一致判定結果に応じて前記描画フレームメモリへの前記ライトデータのライト処理の省略が可能か否かを判定する描画省略判定ステップとを備えた
    ことを特徴とする画像処理方法。
  3. 前記請求項1に記載の画像処理装置において、
    前記データ形式抽出手段は、
    描画しようとする図形の図形描画命令に指定された描画属性、描画色形式に応じて、前記生成する図形描画データとして適切なデータ形式を抽出する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  4. 前記請求項2に記載の画像処理方法において、
    前記データ形式抽出ステップは、
    描画しようとする図形の図形描画命令に指定された描画属性、描画色形式に応じて、前記生成する図形描画データとして適切なデータ形式を抽出する
    ことを特徴とする画像処理方法。
  5. 前記請求項1に記載の画像処理装置において、
    前記データ形式抽出手段は、
    データ形式として、描画データに含まれるαデータのみを使用する描画属性を持つデータ形式、又は、前記αデータ以外のデータを使用する描画属性を持つデータ形式を抽出する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  6. 前記請求項2に記載の画像処理方法において、
    前記データ形式抽出ステップは、
    データ形式として、描画データに含まれるαデータのみを使用する描画属性を持つデータ形式、又は、前記αデータ以外のデータを使用する描画属性を持つデータ形式を抽出する
    ことを特徴とする画像処理方法。
  7. 画像データの図形描画命令に従って図形描画データを生成して描画フレームメモリに格納する画像処理装置において、
    描画しようとする図形の図形描画命令に応じて、前記生成する図形描画データとして適切なデータ形式を抽出するデータ形式抽出手段と、
    描画しようとするライトデータと、このライトデータの図形位置に対応する前記描画フレームメモリ内のリードデータとを、各々、前記抽出されたデータ形式に変換する変換手段と、
    前記変換手段により変換されたライトデータとリードデータとの間の差分が所定範囲内にあるか否かを判定し、この判定結果に応じて前記描画フレームメモリへの前記ライトデータのライト処理の省略が可能か否かを判定する描画省略判定手段とを備えた
    ことを特徴とする画像処理装置。
  8. 画像データの図形描画命令に従って図形描画データを生成して描画フレームメモリに格納する画像処理方法において、
    描画しようとする図形の図形描画命令に応じて、前記生成する図形描画データとして適切なデータ形式を抽出するデータ形式抽出ステップと、
    描画しようとするライトデータと、このライトデータの図形位置に対応する前記描画フレームメモリ内のリードデータとを、各々、前記抽出されたデータ形式に変換する変換ステップと、
    前記変換ステップにより変換されたライトデータとリードデータとの間の差分が所定範囲内にあるか否かを判定し、この判定結果に応じて前記描画フレームメモリへの前記ライトデータのライト処理の省略が可能か否かを判定する描画省略判定ステップとを備えた
    ことを特徴とする画像処理方法。
  9. 画像データの図形描画命令に従って図形描画データを生成して描画フレームメモリに格納する画像処理装置において、
    描画しようとする描画データは、この描画データに含まれるαデータの所定ビットを順序識別番号として用いられており、
    描画しようとする2つ以上の図形を同一平面上に重ね描きする際に、描画しようとするピクセルの順序識別番号と、このピクセルの図形位置に対応する前記描画フレームメモリ内の順序識別番号とを大小比較し、この比較結果に応じて前記描画フレームメモリへの前記ピクセルのデータのライト処理の省略が可能か否かを判定する描画省略判定手段とを備えた
    ことを特徴とする画像処理装置。
  10. 画像データの図形描画命令に従って図形描画データを生成して描画フレームメモリに格納する画像処理方法において、
    描画しようとする描画データは、この描画データに含まれるαデータの所定ビットを順序識別番号として用いられており、
    描画しようとする2つ以上の図形を同一平面上に重ね描きする際に、描画しようとするピクセルの順序識別番号と、このピクセルの図形位置に対応する前記描画フレームメモリ内の順序識別番号とを大小比較し、この比較結果に応じて前記描画フレームメモリへの前記ピクセルのデータのライト処理の省略が可能か否かを判定する描画省略判定ステップとを備えた
    ことを特徴とする画像処理方法。
  11. 前記請求項9に記載の画像処理装置において、
    前記描画省略判定手段は、
    描画しようとする2つ以上の図形を同一平面上に重ね合わせるに際し、下に位置する順に並べ替えられている図形を重ね描きする場合に、所定の2つの図形が重なるか否かを判別し、
    前記判断の結果、前記2つの図形が重なる場合には、前記順序識別番号に基づいて一方の図形の省略が可能と判断する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  12. 前記請求項10に記載の画像処理方法において、
    前記描画省略判定ステップは、
    描画しようとする2つ以上の図形を同一平面上に重ね合わせるに際し、下に位置する順に並べ替えられている図形を重ね描きする場合に、所定の2つの図形が重なるか否かを判別し、
    前記判断の結果、前記2つの図形が重なる場合には、前記順序識別番号に基づいて一方の図形の省略が可能と判断する
    ことを特徴とする画像処理方法。
  13. 画像データのコマンドリストを受けて、そのコマンドリスト内の図形描画命令に従って図形描画データを生成して描画フレームメモリに格納する画像処理装置において、
    前記コマンドリストは、スタートコマンド及びエンドコマンドが定義され、この両コマンド間にある2つ以上の図形描画命令により生成される図形は同一平面上にあると定義され、
    前記2つのコマンド間にある図形描画命令により生成された図形の描画データに含まれるαデータは、図形重ね合わせ順序を示す順序識別番号として用いられるものであり、
    前記コマンドリストを処理する制御部と、
    前記図形描画命令によって生成された描画しようとする図形のピクセルの順序識別番号を抽出するライトデータ抽出部と、
    前記描画しようとする図形のピクセルと同一座標の前記描画フレームメモリ上の順序識別番号を抽出するリードデータ抽出部と、
    前記抽出した2つの順序識別番号同士を比較し、この比較結果に応じて、前記描画フレームメモリへのライト処理の省略が可能か否かを判定する描画省略判定手段とを備えた
    ことを特徴とする画像処理装置。
  14. 画像データのコマンドリストを受けて、そのコマンドリスト内の図形描画命令に従って図形描画データを生成して描画フレームメモリに格納する画像処理方法において、
    前記コマンドリストは、スタートコマンド及びエンドコマンドが定義され、この両コマンド間にある2つ以上の図形描画命令により生成される図形は同一平面上にあると定義され、
    前記2つのコマンド間にある図形描画命令により生成された図形の描画データに含まれるαデータは、図形重ね合わせ順序を示す順序識別番号として用いられるものであり、
    前記コマンドリストを処理する制御ステップと、
    前記図形描画命令によって生成された描画しようとする図形のピクセルの順序識別番号を抽出するライトデータ抽出ステップと、
    前記描画しようとする図形のピクセルと同一座標の前記描画フレームメモリ上の順序識別番号を抽出するリードデータ抽出ステップと、
    前記抽出した2つの順序識別番号同士を比較し、この比較結果に応じて、前記描画フレームメモリへのライト処理の省略が可能か否かを判定する描画省略判定ステップとを備えた
    ことを特徴とする画像処理方法。
  15. 画像データのコマンドリストを受けて、そのコマンドリスト内の図形描画命令に従って図形描画データを生成して描画フレームメモリに格納する画像処理装置において、
    前記コマンドリストは、スタートコマンド及びエンドコマンドが定義され、この両コマンド間にある2つ以上の図形描画命令により生成される図形は同一平面上にあると定義され、
    前記2つのコマンド間にある図形描画命令により生成された図形の描画データに含まれるαデータは、図形重ね合わせ順序を示す順序識別番号として用いられるものであり、
    前記コマンドリストを処理し、前記スタートコマンドと前記エンドコマンドとの間にある2つ以上の図形描画命令の順序識別番号に基づいて、前記2つ以上の図形描画命令を下又は上に位置している順に並び替える制御部と、
    前記並び替えられた図形描画命令の順序に基づいて、それ等の図形描画命令に基づく図形を描画する描画処理部とを備えた
    ことを特徴とする画像処理装置。
  16. 画像データのコマンドリストを受けて、そのコマンドリスト内の図形描画命令に従って図形描画データを生成して描画フレームメモリに格納する画像処理方法において、
    前記コマンドリストは、スタートコマンド及びエンドコマンドが定義され、この両コマンド間にある2つ以上の図形描画命令により生成される図形は同一平面上にあると定義され、
    前記2つのコマンド間にある図形描画命令により生成された図形の描画データに含まれるαデータは、図形重ね合わせ順序を示す順序識別番号として用いられるものであり、
    前記コマンドリストを処理し、前記スタートコマンドと前記エンドコマンドとの間にある2つ以上の図形描画命令の順序識別番号に基づいて、前記2つ以上の図形描画命令を下又は上に位置している順に並び替える制御ステップと、
    前記並び替えられた図形描画命令の順序に基づいて、それ等の図形描画命令に基づく図形を描画する描画処理ステップとを備えた
    ことを特徴とする画像処理方法。
  17. 前記請求項15記載の画像処理装置において、
    前記制御部は、最も上に位置する図形描画命令を抽出し、
    前記描画処理部は、前記最も上に位置する図形描画命令に基づく図形のみを描画する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  18. 前記請求項16記載の画像処理方法において、
    前記制御ステップは、最も上に位置する図形描画命令を抽出し、
    前記描画処理ステップは、前記最も上に位置する図形描画命令に基づく図形のみを描画する
    ことを特徴とする画像処理方法。
  19. 画像データの図形描画命令に従って図形描画データを生成して描画フレームメモリに格納する画像処理装置において、
    図形を重ね描きする際に、描画データに含まれるαデータのビットを平面識別番号と順序識別番号とする図形描画命令を処理する制御部と、
    前記制御部からの図形描画命令により生成された図形のピクセルの平面識別番号を抽出するライトデータ抽出部と、
    前記生成された図形のピクセルと同一座標にある前記描画フレームメモリ上の平面識別番号を抽出するリードデータ抽出部と、
    前記抽出した2つの平面識別番号同士を比較し、この比較結果に応じて前記2つの平面識別番号を持つ2つのピクセルが同一平面上の図形であるか否かを判定するデータ比較部とを備えた
    ことを特徴とする画像処理装置。
  20. 画像データの図形描画命令に従って図形描画データを生成して描画フレームメモリに格納する画像処理方法において、
    図形を重ね描きする際に、描画データに含まれるαデータのビットを平面識別番号と順序識別番号とする図形描画命令を処理する制御ステップと、
    前記制御ステップで処理された図形描画命令により生成された図形のピクセルの平面識別番号を抽出するライトデータ抽出ステップと、
    前記生成された図形のピクセルと同一座標にある前記描画フレームメモリ上の平面識別番号を抽出するリードデータ抽出ステップと、
    前記抽出した2つの平面識別番号同士を比較し、この比較結果に応じて前記2つの平面識別番号を持つ2つのピクセルが同一平面上の図形であるか否かを判定するデータ比較ステップとを備えた
    ことを特徴とする画像処理方法。
  21. 前記請求項19記載の画像処理装置において、
    同一平面上の図形と判定された図形の順序識別番号を抽出するライトデータ抽出部と、
    前記同一平面上の図形と判定された図形と同一座標にある前記描画フレームメモリ内の順序識別番号を抽出するリードデータ抽出部と、
    前記抽出した2つの順序識別番号同士を比較し、この比較結果に応じて、前記描画フレームメモリへのライト処理の省略が可能か否かを判定する描画省略判定手段とを備えた
    ことを特徴とする画像処理装置。
  22. 前記請求項20記載の画像処理方法において、
    同一平面上の図形と判定された図形の順序識別番号を抽出するライトデータ抽出ステップと、
    前記同一平面上の図形と判定された図形と同一座標にある前記描画フレームメモリ内の順序識別番号を抽出するリードデータ抽出ステップと、
    前記抽出した2つの順序識別番号同士を比較し、この比較結果に応じて、前記描画フレームメモリへのライト処理の省略が可能か否かを判定する描画省略判定ステップとを備えた
    ことを特徴とする画像処理方法。
  23. 前記請求項1、7、9、11、13及び21の何れか1項に記載の画像処理装置において、
    前記描画省略判定手段は、
    描画データの生成が、常に描画されていない状態の前記描画フレームメモリに対し行われるかの条件が成立するか否かを判断し、この条件成立時には前記描画フレームメモリからデータをリードすることを省略させる
    ことを特徴とする画像処理装置。
  24. 前記請求項2、8、10、12、14及び22の何れか1項に記載の画像処理方法において、
    前記描画省略判定ステップは、
    描画データの生成が、常に描画されていない状態の前記描画フレームメモリに対し行われるかの条件が成立するか否かを判断し、この条件成立時には前記描画フレームメモリからデータをリードすることを省略させる
    ことを特徴とする画像処理方法。
  25. 前記請求項2、4、6、8、10、12、14、16、18、20、22及び24の何れか1項に記載の描画処理方法の処理手順をコンピュータに実行させる
    ことを特徴とするプログラム。
  26. 前記請求項25記載のプログラムを記録した
    ことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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