JP2007153373A - 液体容器用整流装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】吸い込み空気によって容器内の液体の流れに乱れが生じた場合においても、注出液の飛散を防止して所望の箇所に向けて的確に供給することが可能な液体容器に用いられる整流装置を提供する。
【解決手段】整流装置6を、液体を収容する容器1の口部3に着脱自在に装着可能な装着部6aと口部3に連通する開口部6bとを有して構成し、前記開口部6bの少なくとも一部に前記液体の流れを整える整流機構10を設ける。整流機構10は、開口部6bに格子板を設けて構成しても、網を設けて構成してもよい。
【選択図】 図1

Description

本発明は、液体を収納する容器の口部に装着してこの口部から注出される液体を整流するために用いられる整流装置に関する。
ヒドラジン等の各種薬液や灯油等の化石燃料等を収容する容器としては、従来よりプラスチック容器(ポリ容器)やスチール製の一斗缶等が多用されている(例えば、特許文献1乃至5参照)。例えば、18リットルポリ容器においては、容器の上部に液体を注入・注出する口部が設けられ、液体を注出する場合においては、口部にノズルを装着させて抽出したり、ノズルを装着しない場合においては、口部に注出用ポンプを挿入してこのポンプを介して注出するようにしている。
実用新案登録第3044601号公報 実用新案登録第3086065号公報 実用新案登録第3045228号公報 実開平01−29134号公報 実開昭63−26509号公報
このように、これらの容器においては、収容されている液体を注出する場合に、口部にノズルを装着したり抽出用ポンプを挿入し、これら注出器具を介して注出することが安全面の上から好ましいが、場合によっては、容器自体を傾けて液体を口部から直接注出することがある。
ところが、これらの容器においては、液体を注出する容器の口部が空気の吸い込み口を兼ねているため、容器の口部から吸い込まれる空気によって注出しようとする液体に乱流が生じ易い。このため、容器を傾けて口部から液体を抽出しようとすると、吸入空気によって液体が方々へ飛散し、所望の箇所に向けて筋状に注出させることが困難となる。特に収容物がヒドラジン等の薬液である場合においては、方々へ飛散すると薬品の暴露を受け易くなり、人体に与える影響等が懸念される。
本発明は、以上のような事情に鑑みてなされたものであり、吸い込み空気によって容器内の液体の流れに乱れが生じた場合においても、注出液の飛散を防止して所望の箇所に向けて的確に供給することが可能な液体収容容器に用いられる整流装置を提供することを主たる課題としている。
上記課題を達成するために、この発明に係る液体容器用整流装置は、液体を収容する容器の口部に着脱自在に装着可能な装着部と前記口部に連通する開口部とを具備し、前記開口部の少なくとも一部に前記液体の流れを整える整流機構を設けたことを特徴としている(請求項1)。
したがって、液体容器に収容された液体を注出する場合においては、口部に装着部を装着させて液体を開口部から注出させれば、注出しようとする液体が開口部に設けられた整流機構によって流れが整流されるので、口部から吸い込まれる空気によって容器内の液体に乱流が生じても、開口部から注出される液体の乱流を抑えて飛散を防ぐことが可能となる。
ここで、前記整流機構は、開口部に格子板を設けて構成するようにしても(請求項2)、開口部に網を設けて構成するようにしてもよい(請求項3)。
また、容器の口部が外周面に雄ねじが形成された円筒状に形成される場合においては、装着部を前記雄ねじに螺合する雌ねじを内周面に形成して構成するようにするとよく(請求項4)、容器の口部がフランジ部を端部周縁に外向きに突出形成した円筒状に形成される場合においては、装着部を前記フランジ部に係合する係合部を周縁に形成して構成するようにしてもよい(請求項5)。
整流機構による液体の飛散防止に加え、液体を所定の箇所に導きやすくするために、開口部に液体の流れをガイドするガイド壁を軸方向に延設するようにしてもよい(請求項6)。また、口部からの空気の吸い込みをスムーズに行い容器内の乱流を低減するために、開口部に空気吸込用管路を設けるようにしてもよい(請求項7)。
以上述べたように、本発明に係る液体容器用整流装置によれば、口部に着脱自在に装着されて開口部に設けられた整流機構により流出しようとする液体の流れが整流されるので、液体容器を直接傾けて液体を抽出する場合に、吸い込み空気によって容器内の液体の流れに乱れが生じた場合においても、注出液の飛散を防止でき、所望の箇所に向けて液体を筋状に供給することが可能となる。また、容器の口部に対して装着部を着脱可能としているので、既存の液体容器を改良する必要はなく、容器の口部から直接液体を注出したい時にだけ本装置を装着すればよく、通常の使用形態を阻害することがない。
尚、開口部に液体の流れをガイドするガイド壁を軸方向に延設すれば、整流された液体を所望の箇所へ的確に導くことが可能となる。また、開口部に整流機構と共に空気吸込用管路を設けるようにすれば、口部からの空気の吸い込みがスムーズに行われ、容器内の乱流を低減することが可能となる。
以下、この発明の最良の実施形態を添付図面を参照しながら説明する。
図1において、ヒドラジン等の薬液を収容する液体容器が示されている。この容器1は、ポリプロピレンやポリエチレンなどで成型されたポリ容器であり、上端部には、略中央部に運搬用取手2が設けられ、片隅近傍には液体の注入・注出用の口部3が設けられている。
この口部3は、外周面に雄ねじ4が形成された筒状に形成され、キャップ5が着脱自在に取り付けられると共に、このキャップの代わりに本発明に係る整流装置6が着脱自在に取付け可能となっている。
整流装置6は、図2及び図3に示されるように、前記雄ねじ4に螺合する雌ねじ7が内周面に形成された筒状の装着部6aと、この装着部6aに続いて軸方向に突設され、口部3に連通した通路8が形成された筒状の開口部6bとにより構成され、開口部6bには、通路8の全面に亘って液体の流れを整える整流機構10が設けられている。
この整流機構10は、開口部6bの通路8を縦横に区画して細分するように組み付けられた格子板101を通路内に固定して構成され、口部3から注出される液体を格子板101によって区画された各通路を介して流出するようにしている。このような格子板10は、開口部6bに一体に形成されるものであっても、別部材に形成されて後付けするものであってもよい。
上記構成において、容器1を傾けて口部3から所望箇所へ液体を直接抽出しようとする場合には、容器1の口部3に取り付けられているキャップ5を取り外し、整流装置6の装着部6aを口部3に螺合させ、しっかり締結させた上で容器1を傾けて注出させればよい。これにより、容器内の液体は、口部3から吸い込まれる空気によって乱されるが、整流装置6の開口部6bを通過する際に格子板101によって流れが整えられ、飛散することなく筋状に流れて注出される。
したがって、容器1を直接傾けて液体を抽出する場合においても、注出液を飛散させることなく所望の箇所に向けて的確に供給することが可能となる。また、上述の構成においては、既存の容器1の口部3に対して整流装置6を着脱可能としているので、既存の容器1を改良する必要がなく、容器の口部3から液体を直接注出したい時にだけ装着させればよいため、容器の他の使用形態を阻害することがない。
図4において、容器の他の構成例が示されている。ここで示される容器11は、スチール製の一斗缶であり、上端部には、略中央部に運搬用取手12が設けられ、片隅近傍には注入・注出用の口部13が設けられている。
この口部13は、端部周縁に外向きにフランジ部14が突出形成された円筒状に形成され、キャップ15が着脱自在に取り付けられると共に、このキャップ15の代わりに整流装置16が着脱自在に取付け可能となっている。
ここで用いられる整流装置16は、図5及び図6に示されるように、前記フランジ部14に係合する係合部17が周縁に形成された装着部16aと、この装着部16aに続いて軸方向に突設され、口部13に連通した通路18が形成された筒状の開口部16bとにより構成され、開口部16bには通路を通過する液体の流れを整える整流機構10が設けられている。この整流機構10も前記構成例と同様、開口部の通路を縦横に区画するように組み付けられた格子板101を通路18に設けて構成され、口部13から注出される液体を格子板101によって区画された各通路を介して流出するようにしている。
尚、他の構成は前記構成例と同様であるので、説明を省略する。
このような構成においても、容器を傾けて容器の口部から所望箇所へ液体を直接抽出する場合には、容器11の口部13に取り付けられているキャップ15を外し、整流装置16の装着部16bをフランジ部14に係合させた上で容器11を傾けて注出させればよい。これにより、容器内の液体は、格子板101によって液体の流れが整えられ、飛散することなく筋状になって注出される。
以上の構成においては、整流機構10を格子板101によって構成した場合を示したが、整流機構10としては、図7に示されるように、開口部6bの通路に網102を設けるようにしてもよい。このような構成においても、口部3から吸い込まれる空気によって乱された容器内の液体は、整流装置6の開口部6bを通過する際に網102によって液体の流れが整えられ、飛散することなく所望の箇所に向けて筋状に注出されることになる。
図8に整流装置6の他の構成例が示されている。この例においては、図2及び図3に示す構成に対して、整流装置6の開口部に液体の流れをガイドするガイド壁21を軸方向に延設した構成となっている。
このような構成においては、開口部に設けられた整流機構10によって整流された液体が、更にガイド壁21に案内されて注出されるので、液体の飛散防止に加え、液体を所望の箇所へ導きやすくなる。
図9に整流装置6のさらに他の構成例が示されている。この例においては、図2及び図3に示す構成に対して、開口部6bの一部に空気を吸い込むための空気吸込用管路22を設けた構成となっている。
このような構成においては、空気の吸い込み通路が常時確保されるので、容器を傾けて液体を抽出する場合においても、口部からの空気の吸い込みをスムーズに行うことが可能となり、容器内の乱流を低減することが可能となる
尚、本発明に係る実施形態は、上述した構成例に限定されるものではなく、開口部に設ける整流機構としては、通路抵抗が大きくなり過ぎて液体の注出状態を大きく阻害しない範囲で他の構成を採用してもよい。また、整流機構は、開口部の通路全面に設ける必要ななく、通路の一部を遮るように設けてもよい。
図1は、本発明に係る液体容器用整流装置とこれが装着される液体容器との構成例を示す斜視図である。 図2は、図1で示す液体容器用整流装置を拡大した斜視図である。 図3は、図2で示す液体容器用整流装置と容器の口部を示す断面図であり、図3(a)は容器の口部に液体容器用整流装置を取り付ける前の状態を示す図であり、図3(b)は容器の口部に液体容器用整流装置を取り付けた状態を示す図である。 図4は、本発明に係る液体容器用整流装置とこれが装着される液体容器との他の構成例を示す斜視図である。 図5は、図4で示す液体容器用整流装置を拡大した斜視図である。 図6は、図5で示す液体容器用整流装置と容器の口部を示す断面図であり、図6(a)は容器の口部に液体容器用整流装置を取り付ける前の状態を示す図であり、図6(b)は容器の口部に液体容器用整流装置を取り付けた状態を示す図である。 図7は、液体容器用整流装置の他の構成例を示す斜視図である。 図8は、液体容器用整流装置の他の構成例を示す斜視図である。 図9は、液体容器用整流装置の他の構成例を示す斜視図である。
符号の説明
1,11 液体容器
3,13 口部
4 雄ねじ
6,16 整流装置
6a.16a 装着部
6b,16b 開口部
7 雌ねじ
10 整流機構
101 格子板
102 網
14 フランジ部
17 係合部
21 ガイド壁
22 空気吸込用管路

Claims (7)

  1. 液体を収容する容器の口部に着脱自在に装着可能な装着部と前記口部に連通する開口部とを具備し、前記開口部の少なくとも一部に前記液体の流れを整える整流機構を設けたことを特徴とする液体容器用整流装置。
  2. 前記整流機構は、前記開口部に格子板を設けて構成されることを特徴とする請求項1記載の液体収容容器用整流装置。
  3. 前記整流機構は、前記開口部に網を設けて構成されることを特徴とする請求項1記載の液体収容容器用整流装置。
  4. 前記容器の口部は、外周面に雄ねじが形成された円筒状に形成され、
    前記装着部は、前記雄ねじに螺合する雌ねじが内周面に形成されて構成されていることを特徴とする請求項1記載の液体容器用整流装置。
  5. 前記容器の口部は、フランジ部が端部周縁に外向きに突出形成された
    円筒状に形成され、前記装着部は、前記フランジ部に係合する係合部が周縁に形成されて構成されていることを特徴とする請求項1記載の液体容器用整流装置。
  6. 前記開口部に液体の流れをガイドするガイド壁を軸方向に延設したことを特徴とする請求項1記載の液体容器用整流装置。
  7. 前記開口部に空気吸込用管路を設けたことを特徴とする請求項1記載の液体容器用整流装置。
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