JP2007153356A - 容器用保温カバー - Google Patents

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Kenji Hayashi
賢司 林
Takehisa Konda
武久 昆田
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SANWA RESIN KOGYO KK
Sekisui Kasei Co Ltd
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SANWA RESIN KOGYO KK
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Abstract

【課題】持ち運ぶ際には嵩張らず便利であり、容器への装着作業或いは容器から取り外す作業が簡易であり、底壁部が屈曲したり破れたりしにくく、しかも、見栄えが良い容器用保温カバーを提供する。
【解決手段】前後に対向する前後両壁部3,4を有すると共に下端部が開口した袋状の保温カバー本体2と、保温カバー本体2の下端部開口21を開閉する底壁部6とを備え、保温カバー本体2の上端部には容器Bの口部B1を挿通する口部挿通孔53が形成されており、容器Bを保温カバー本体2の下端部開口21から差し込んでその口部B1を口部挿通孔53から上方に突出させるようにして容器Bに装着する構成であり、前後両壁部3,4は、それぞれ印刷層Yが外側となり発泡樹脂層Zが内側となるようにして構成され、底壁部6は、印刷層Yが外側となり発泡樹脂層Zが内側となるようにシートS1,S2が二枚重ねとなっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、瓶やペットボトル等の容器に装着して容器の内容物を保温する容器用保温カバーに関する。
従来、瓶やペットボトル等の容器に装着して使用される容器用保温カバーとしては、例えば、保温性を有する布等で形成されると共に上端部が開口した有底筒状の保温カバー本体と保温カバー本体の上端部開口縁全域に設けられた締付部材とを備えたものが知られている。
このような容器用保温カバーは、容器を容器用保温カバーの上端部開口から差し込んでその口部を上端部開口から上方に突出させ、紐等からなる締付部材にて上端部開口を締めて保温カバー本体の上端部開口部を容器の口部に密着させて容器に装着する構成であり、差し込んだ容器の内容物を保温するのに用いられるものである。
このような容器用保温カバーは、上端部が開口した有底筒状であるため、容器に装着する(使用する)際には保温カバー本体の上端部開口から容器を差し込むだけでよく、容器から取り外す際には保温カバー本体から容器を上方へ引き抜くだけよい。従って、容器への装着作業或いは容器から取り外す作業が簡易にできるものである。
しかしながら、上記の容器用保温カバーにあっては、容器に装着していないとき(使用していないとき)にも立体的な有底筒状の形状を維持している。このため、容器用保温カバーを容器に装着せずに持ち運ぶ際には嵩張って煩わしいという問題があった。
一方、上記とは別の容器用保温カバーとして、例えば保温性を有する樹脂製のシートからなる容器用保温カバーであって、左右方向に伸びる長方形状の胴壁部と胴壁部の上辺に連設される扇形状の肩壁部と胴壁部の下辺に連設される円形状の底壁部とを備えたものが公知である(下記特許文献1参照)。
このような容器用保温カバーは、容器への装着前の状態は展開された状態であるので、その胴壁部及び肩壁部を容器の胴部及び肩部に対しそれぞれ周方向に巻き付け、おのおのの左右両端部同士を面ファスナー等で接合し、筒状となった胴壁部の下端開口を底壁部にて閉塞することによって、容器に装着される。
即ち、容器用保温カバーは、容器に装着していないときには、展開状態であるので嵩張らず持ち運び等に便利である。しかしながら、容器に装着する際には、毎回、展開した形状から筒状の形状となるように組み立てなければならず、容器から取り外す際にも、毎回、展開しなければならない。従って、容器への装着作業或いは容器から取り外す作業が煩わしいという問題があった。
そこで、これらの問題を解消する一案としては、下端部が開口し上端部に容器の口部を挿通する口部挿通孔が形成された袋状の保温カバー本体を有するものが考えられる。この容器用保温カバーは、保温性を有するシートで構成され、保温カバー本体が前後に対向する前後両壁部を有し、前後両壁部の一方から延長するようにして底壁部を構成する。
このような容器用保温カバーは、袋状の保温カバー本体の下端部が開口し上端部には口部挿通孔が形成されているので、容器を保温カバー本体の下端部開口から差し込んでその口部を口部挿通孔から上方に突出させるようにすれば簡単に容器に装着できる。また、保温カバー本体の下端部開口から容器を下方へ引き抜けば簡単に容器から取り外すことができる。
しかも、保温カバー本体が前後に対向する前後両壁部を有するため、容器に装着していないときには、前後両壁部を前後に押圧することによって、前後両壁部が重なり合った偏平な形状とすることができる。従って、嵩張らず持ち運び等に便利である。
特許第3531046号公報
しかしながら、上記の容器用保温カバーにあっては、底壁部は一枚のシートにて構成されており、底壁部の強度が弱くなっている。よって、容器に装着せずに持ち運ぶとき等に鞄等の内部に収納していると、容易に底壁部が屈曲して折癖がついてしまう。そうすると、保温カバー本体の下端部開口を閉塞しようとしても上手く閉塞できず隙間が形成され、保温効果が損なわれる。
また、底壁部の屈曲が繰り返されると、底壁部のシートが疲労して破れてしまう。そうすると、容器用保温カバーの保温効果が損なわれる。
更に、保温カバー本体の下端部開口を開いた状態では、底壁部はシートの発泡樹脂層が見える状態であるので、見栄えが悪くなる。
そこで、本発明は、上記従来の問題に鑑みてなされ、容器に装着しないで持ち運ぶ際には嵩張らず便利であり、容器への装着作業或いは容器から取り外す作業が簡易であり、底壁部が屈曲したり破れたりしにくく、しかも、使用していない状態での見栄えが良い容器用保温カバーを提供することを課題とする。
本発明は、上記課題を解決すべくなされたものであり、本発明に係る容器用保温カバーは、印刷層を有するフィルムと発泡樹脂層とが積層されたシートで構成された容器用保温カバーであって、前後に対向する前後両壁部を有すると共に下端部が開口した袋状の保温カバー本体と、保温カバー本体の下端部開口を開閉する底壁部とを備え、保温カバー本体の上端部には容器の口部を挿通する口部挿通孔が形成されており、容器を保温カバー本体の下端部開口から差し込んでその口部を口部挿通孔から上方に突出させるようにして容器に装着する構成であり、前後両壁部は、それぞれ印刷層が外側となり発泡樹脂層が内側となるようにして構成され、底壁部は、印刷層が外側となり発泡樹脂層が内側となるようにシートが二枚重ねとなって構成されていることを特徴とする。
該構成の容器用保温カバーにあっては、保温カバー本体はシートで構成された袋状であるので、容器に装着していないときには、保温カバー本体を前後に押圧することによって前後両壁部が重なり合った偏平な形状となる。しかも、シートから構成されているので、例えば、折り曲げて小型化することも容易にできる。従って、例えば、折り曲げて小型化した容器用保温カバーを容器の肩部等に取り付けて販促用としての使い方もできる。
また、保温カバー本体が前後に対向する前後両壁部を有すると共に下端部が開口した袋状に構成されており、その上端部には容器の口部を挿通する口部挿通孔が形成されている。よって、容器用保温カバーを容器に装着する際には、容器を保温カバー本体の下端部開口から差し込んでその口部を口部挿通孔から上方に突出させればよい。また、容器用保温カバーを容器から取り外す際には、保温カバー本体の下端部開口から容器を下方に引き抜けばよい。
更に、底壁部はシートが二枚重ねとなって構成されているので、強度が強く屈曲しにくい。そうすると、容器に装着せずに持ち運ぶとき等に鞄等の内部に収納しても、底壁部に折癖がつきにくくなる。そのうえ、底壁部が屈曲しにくいと、屈曲が繰り返されにくくなるので、底壁部が疲労しにくく破れにくい。
また更に、前後両壁部は、それぞれ印刷層が外側となり発泡樹脂層が内側となるようにして構成され、底壁部は、印刷層が外側となり発泡樹脂層が内側となるようにシートが二枚重ねとなって構成されている。よって、保温カバー本体の下端部開口を開いた状態において、前後両壁部だけでなく底壁部についても、発泡樹脂層は見えず印刷層が見えることになる。
特に、底壁部のシートのうち一方のシートと前後両壁部のうち一方の壁部とが一枚のシートから構成されていることが好ましい。底壁部は保温カバー本体と別体として形成し、前後両壁部のうち一方の壁部にヒートシール等して接合してもよいが、底壁部のシートのうち一方のシートと前後両壁部のうち一方の壁部とが一枚のシートから構成されていると、容器用保温カバーの製造において、保温カバー本体と底壁部とを接合する工程を要しないので容器用保温カバーの製造が容易となる。
また、一枚のシートを切り込むことによって、前後両壁部のうち他方の壁部を構成すると共に底壁部のシートのうち一方のシートに重なり合う他方のシートを構成することが好ましい。一枚のシートを切り込むことによって、簡単に前後両壁部のうち他方の壁部と底壁部のシートのうち他方のシートとを形成できるので、容器用保温カバーの製造が容易になる。また、元々一枚のシートであるので、印刷層の図柄等の連続性を確保できる。
このように、本発明に係る容器用保温カバーにあっては、容器に装着しないときには立体的な形状ではなく偏平な形状とすることができるので、持ち運ぶ際に嵩張らず便利である。
また、容器用保温カバーを容器に装着する際には、容器を保温カバー本体の下端部開口から差し込んでその口部を口部挿通孔から上方に突出させるようにすればよく、容器から取り外す際には、保温カバー本体の下端部開口から容器を引き抜けばよいので、容器への装着作業或いは容器から取り外す作業を簡易にすることができる。
しかも、底壁部はシートが二枚重ねとなって構成されているので、強度が強く屈曲しにくく、折癖がつきにくい。よって、保温カバー本体の下端部開口を隙間なく閉塞することができる。そのうえ、屈曲が繰り返されにくいので、底壁部が破れにくい。従って、容器用保温カバーの良好な保温効果を長期に亘って維持することができる。
更に、前後両壁部は、それぞれ印刷層が外側となり発泡樹脂層が内側となるようにして構成され、底壁部は、印刷層が外側となり発泡樹脂層が内側となるようにシートが二枚重ねとなって構成されている。よって、保温カバー本体の下端部開口を開いた状態において、前後両壁部だけでなく底壁部についても、発泡樹脂層は見えず印刷層が見えることになる。従って、容器に装着していないときの印刷層の宣伝効果等が十分に発揮され見栄えが良くなるという効果を奏する。
以下、本発明に係る容器用保温カバーの一実施形態について図面を参酌しつつ説明する。
図1に、本実施形態における容器用保温カバー1が示されている。該容器用保温カバー1は、保温性を備えたシートSで構成されている。このシートSは、図2に示すように、ポリエステルやポリアミド等からなる合成樹脂フィルムXにデザインや宣伝広告等のための文字や図柄等を示す印刷層Yを設け、このフィルムXとポリエチレン系の発泡樹脂層Zとを積層した内面が断熱性を有する熱融着性樹脂シートであって、後述のように前後両壁部3,4、ガセット部5、及び底壁部6となる。尚、本実施形態では、印刷層Yは、フィルムXと発泡樹脂層Zとの間に設けられているが、フィルムXの外側に設けてもよい。
容器用保温カバー1は、下端部が開口した保温カバー本体2と保温カバー本体2の下端部開口21を開閉する底壁部6とを備える。保温カバー本体2は、前後に対向する前後両壁部3,4とガセット部5とが袋状にヒートシールされて構成されている。具体的には、前後両壁部3,4は、それぞれ上下方向に長い略長方形状で、その上端縁31,41が上に凸の曲線状となっており、それぞれ一枚のシートSから構成されている。前後両壁部3,4は、図3に示すように、それぞれ印刷層Yが外側となり発泡樹脂層Zが内側となるように前後に対向しており、左右両側部がそれぞれ一定幅にてヒートシールされている。尚、本説明でヒートシールした部分については、各図において網掛けにて示している。
ガセット部5は、一枚のシートSから構成され、その前端縁51が前方に凸となる曲線状であり、後端縁52が後方に凸となる曲線状である。そして、ガセット部5の前後各端縁51,52の曲線形状は、図1に示すように、前後両壁部3,4の各上端縁31,41の曲線形状にそれぞれ略一致している。従って、ガセット部5の左右方向の長さは、前壁部3(或いは後壁部4)の左右方向の長さと略等しくなっている。また、ガセット部5の上面視略中央部(前後方向及び左右方向の略中央部)には、容器Bの口部B1を挿通することができる口部挿通孔53が設けられている。尚、本実施形態では、口部挿通孔53は丸孔であるが、多角形状の孔でもよいし、ガセット部5に十字に切込みを入れる等して形成される開閉自在な孔であってもよい。
ガセット部5は、図1及び図3に示すように、前後両壁部3,4の間にヒートシールされている。具体的には、ガセット部5を構成するシートSのフィルムXが内側で対向するようにガセット部5の左右方向に伸びる中心線で上下に折り畳まれた状態で、ガセット部5の前端部51が前壁部3の上端部31に、ガセット部5の後端部52が後壁部4の上端部41にそれぞれ一定幅にてヒートシールされている。こうしてガセット部5は、前後両壁部3,4のそれぞれの上端部31,41の間に内側に屈曲可能に設けられ、屈曲して前後方向に縮んだ状態と屈曲せずに前後方向に広がった状態とを自在に取り得る構成となっている。
ここで、ガセット部5と前後両壁部3,4とがそれぞれヒートシールされることにより形成される前後両ヒートシール部7は、一定幅を有する帯状であり、ガセット部5の前後各端縁51,52(或いは前後両壁部3,4の各上端縁31,41)に沿った形状となっている。即ち、前後両ヒートシール部7は、上下方向に一定幅を有し、上に凸となるように上下方向に曲がった形状である。従って、その下端縁71は上に凸の形状となっている。具体的には、下端縁71は、例えば、円弧状や放物状等のような上方に膨らむ滑らかな曲線状である。
このように、保温カバー本体2は、前後両壁部3,4とガセット部5とがそれぞれヒートシールされることにより、下端部が開口した袋状に形成される。そして、保温カバー本体2は、ガセット部5が屈曲せずに前後方向に広がっているときには立体的な筒形状となり、屈曲して前後方向に縮んでいるときには偏平な形状となるように構成されている。尚、保温カバー本体2は、ガセット部5を設けず、前壁部3の上端部と後壁部4の上端部とが直接ヒートシールされる構成でもよい。この場合、口部挿通孔53は、保温カバー本体2の上端部に設けられる。具体的には、前壁部3の上端部と後壁部4の上端部とを共に切り欠いて形成される。
保温カバー本体2の下端部開口21を開閉する底壁部6は、図1に示すように、底部61と底部61の外周に突設される糊代部62と糊代部62と対向するように底部61の外周に突設される接合部63とで構成されている。底部61は略円形状であり、その外周の長さは前後両壁部3,4の左右方向の長さの和に略等しくなっている。底部61の外周部61aの一部には、その径方向外側に向けて糊代部62が突設されている。糊代部62の左右方向の長さは、底部61の径の長さよりも短くなっている。底部61の糊代部62が設けられている領域と対向する領域には、接合部63が設けられている。接合部63は左右方向に伸びる略長方形状で、その左右方向の長さは底部61の径の長さより長く前後両壁部3,4の左右方向の長さと略等しくなっている。
底壁部6は、図3に示すように、二枚のシートS1,S2が前後に重ね合わされて構成されている。具体的には、底壁部6は、印刷層Yが外側となり発泡樹脂層Zが内側となるようにシートS1,S2が二枚重ねとなって構成され、底部61の外周部61a全域が一定幅にてヒートシールされると共に糊代部62及び接合部63の全域がヒートシールされて構成されている。即ち、底部61は、外周部61aを除く領域がヒートシールされていない。
底壁部6は、保温カバー本体2の下端部開口21を開閉するように保温カバー本体2に連設されている。本実施形態では、底壁部6の後側のシートS1は後壁部4と共に一枚のシートSにて構成されており、底壁部6の前側のシートS2は後壁部4側のシートSにヒートシールされている。また、底壁部6は、接合部63で前後方向に屈曲可能となっている。一方、糊代部62には、その前面側全域に接着剤層8が設けられており、例えば、接着剤層8には離型紙(図示しない)が貼り付けられている。
以上のような構成の容器用保温カバー1は、以下のようにして製造される。
まず、シートSからなる長尺の原反シートを、その幅方向略中央の位置で、印刷層Yが外側となり発泡樹脂層Zが内側となるように折り畳む。次に、原反シートの折り目側に口部挿通孔53となる丸孔を形成した後、折り目が内側に形成されるように、更に原反シートを折り込む。この折り込んだ部分がガセット部5となる。そして、原反シートの幅方向及び長手方向を適宜ヒートシールして保温カバー本体2となる領域を形成すると共にそれに連続して底壁部6となる領域を形成する。そして、保温カバー本体2の下端部開口21となる位置に長手方向に切込みを入れて、前壁部3となる領域と底壁部6となる領域とを切り離す。そして、図1に示すような容器用保温カバー1の外形形状に裁断することによって容器用保温カバー1が製造される。
こうして製造された容器用保温カバー1は、容器Bを保温カバー本体2の下端部開口21から差し込んでその口部B1を口部挿通孔53から上方に突出させるようにして容器Bに装着する。具体的には、図4及び図5に示すように、まず、保温カバー本体2の下端部開口21を開いてそこから容器Bを差し込んでいく。そうすると、前後両壁部3,4は容器Bに押されて前後に離れ、それに伴ってガセット部5が屈曲した状態から前後に広がり、保温カバー本体2が容器Bの形状に合うような筒状となる。そして、容器Bの口部B1をガセット部5の口部挿通孔53から上方へ突出させた後に、底壁部6で保温カバー本体2の下端部開口21を閉塞して糊代部62の離型紙を剥がして糊代部62を前壁部3に貼り付けることによって、容器用保温カバー1を容器Bに装着する。
以上の構成からなる容器用保温カバー1にあっては、図1及び図3に示すように、保温カバー本体2を前後に押圧すると、容器用保温カバー1は偏平な形状となる。従って、容器用保温カバー1を容器Bに装着しないで持ち運ぶ際には嵩張らず便利である。そのうえ、シートで構成されているため、偏平な形状から更に折り畳んで小型化することも簡単にできる。
また、容器用保温カバー1は、容器Bを保温カバー本体2の下端部開口21から差し込むと、袋状である保温カバー本体2が容器Bの形状に合うような筒状となるので、簡易に容器Bへの装着作業をすることができる。また、保温カバー本体2が袋状であるので、保温カバー本体2の下端部開口21を開き、容器Bを保温カバー本体2の下端部開口21から下方に引き抜くことによって、簡単に容器用保温カバー1を容器Bから取り外すことができる。
更に、底壁部6はシートSが二枚重ねとなって構成されているので、強度が強く屈曲しにくい。そうすると、容器Bに装着せずに持ち運ぶとき等に鞄等の内部に収納しても、底壁部6に折癖がつきにくくなる。よって、保温カバー本体2の下端部開口21を隙間なく閉塞することができる。そのうえ、底壁部6が屈曲しにくいと、屈曲が繰り返されにくいので、底壁部6が疲労しにくく破れにくい。従って、容器用保温カバー1の良好な保温効果を長期に亘って維持することができる。
また更に、前後両壁部3,4は、それぞれ印刷層Yが外側となり発泡樹脂層Zが内側となるようにして構成され、底壁部6は、印刷層Yが外側となり発泡樹脂層Zが内側となるようにシートS1,S2が二枚重ねとなって構成されている。よって、保温カバー本体2だけでなく底壁部6についても、前後どちらからも発泡樹脂層Zは見えず印刷層Yが見えることになる。従って、容器Bに装着していないときの印刷層Yの宣伝効果等が十分に発揮され見栄えが良くなる。
更に、底壁部6の後側のシートS1と後壁部4とが一枚のシートSから構成されているので、容器用保温カバー1の製造において、保温カバー本体2と底壁部6とを接合する工程を要しないので容器用保温カバー1の製造が容易となる。
また更に、前壁部3と底壁部6の前側のシートS2とを一枚のシートSを切り込むことによって形成するので、前壁部3の印刷層Yのデザインと前側のシートS2の印刷層Yのデザインとの位置合わせを必要としない。従って、容器用保温カバー1の製造が容易になる。また、元々一枚のシートSであるので、印刷層Yのデザイン等の連続性も確保し易い。
また、図4及び図5に示すように、保温カバー本体2の下端部開口21から容器Bを差し込むと、容器Bによって前後両壁部3,4が前後に押し広げられると共にガセット部5が前後に引張り力を受けて広がる。そうすると、前後両壁部3,4に作用する引張り力は局部的に集中することなく分散されるので、前後両壁部3,4は局部的に屈曲しにくくなる。また、前後両壁部3,4が局部的に屈曲しにくいと、当然、屈曲は繰り返されにくいので、前後両壁部3,4は疲労しにくくなり破れにくくなる。従って、容器用保温カバー1を容器Bに装着した状態での見栄えが良く、しかも、前後両壁部3,4が破れにくいので容器用保温カバー1の保温性を長期間維持することができる。
更に、前後両ヒートシール部7は、一定幅を有する帯状である。こうすることにより、図4及び図5に示すように、容器用保温カバー1を容器Bに装着した状態で、前後両ヒートシール部7がそれぞれ容器Bの形状に沿った滑らかな形状となる。しかも、前後両ヒートシール部7の下端縁71は、上に凸の曲線状となっている。このため容器用保温カバー1を容器Bに装着したときに、前後両壁部3,4及びガセット部5に作用する引張り力が局部的に集中することなく分散して作用する。従って、容器用保温カバー1を容器Bに装着した状態での前後両壁部3,4の局部的な屈曲が効果的に抑制され、より一層見栄えが良くなる。
更に、前後両ヒートシール部7の下端縁71が上に凸の曲線状であると、前後両壁部3,4の局部的な屈曲が効果的に抑制され、当然に繰り返し屈曲することも抑制されるため、前後両壁部3,4が疲労により破れにくくなるので、容器用保温カバー1が破損しにくく長期間保温性を維持できる。
また更に、容器用保温カバー1には、底壁部6に糊代部62が設けられているので、容器用保温カバー1を容器Bに装着するに際し、糊代部62を前壁部3に貼り付けることによって、容器用保温カバー1を容器Bに装着した状態で保温カバー本体2を把持して容器Bを持ち上げた際に、保温カバー本体2の下端部開口21から容器Bが抜け落ちてしまうのを防止することができる。
尚、本実施形態では、底壁部6の前後のシートS1,S2が前後両壁部3,4と元々同じ一枚のシートSから構成される場合について説明したが、これに限られず、初めから別のシートSで構成してもよい。即ち、保温カバー本体2とは別体として底壁部6を形成してもよく、この場合、接合部63を後壁部4(或いは前壁部3)にヒートシール等して保温カバー本体2と接合する。但し、底壁部6の後側のシートS1と後壁部4とを一枚のシートSで構成することにより容器用保温カバー1の製造が容易になる。
また、底壁部6の前側のシートS2のみ別のシートSで構成してもよい。但し、一枚のシートSに切り込みを入れて前壁部3と底壁部6の前側のシートS2とを切り離すようにすることで、製造が容易になるうえに、前壁部3の印刷層Yのデザイン等と底壁部6の前側のシートS2の印刷層Yのデザイン等との連続性を確保し易くなる。
更に、本実施形態では、底部61は、外周部61a全域が一定幅にてヒートシールされる場合について説明したが、これに限られず、底部61全域をヒートシールしてもよい。但し、底部61の外周部61aのみヒートシールすることにより、底部61のうち外周部61aを除く領域では、ヒートシールされずしかも発泡樹脂層Zが溶けずに残った状態となる。よって、容器用保温カバー1の保温性を向上させることができる。
また、本実施形態では、前後両ヒートシール部7は、一定幅の帯状である場合について説明したが、これに限られず、一定幅でない場合でもよい。例えば、前後両ヒートシール部7の上端縁72を左右方向に伸びる直線状とし、下端縁71を上に凸の形状にしてもよい。この場合、前後両ヒートシール部7は、左右両端側ほど上下方向に広く、中央側ほど狭くなるような幅寸法となる。
更に、前後両ヒートシール部7は、その上端縁72が前後両壁部3,4それぞれの上端縁31,41に沿わない場合でもよい。即ち、前後両ヒートシール部7の上端縁72が前後両壁部3,4それぞれの上端縁31,41から下方に離間した場合でもよい。
また、本実施形態では、前後両ヒートシール部7の下端縁71は、円弧状や放物状等のような上に凸の曲線状となっている場合について説明したが、これに限られず、例えば三段形状や四段形状等のような段差形状であってもよい。具体的には両端から左右方向中央へ向けてステップ状に上方に上がった形状である。また、山形形状であってもよい。具体的には左右方向中央部から両端にかけてそれぞれ下方へ向けて傾斜した形状である。但し、上に凸の曲線状とすることにより、容器用保温カバー1を容器Bに装着しているときに、前後両壁部3,4やガセット部5が局部的に屈曲するのを効果的に抑制でき、より一層見栄えが良くなる上に、容器用保温カバー1が破損しにくくなる。
本発明の一実施形態に係る容器用保温カバーを示す正面図。 図1のP−P線断面図。 図1のQ−Q線断面図。 同容器用保温カバーを容器に装着した状態を示す正面図。 同容器用保温カバーを容器に装着した状態を示す側面図。
符号の説明
1…容器用保温カバー、2…保温カバー本体、3…前壁部、4…後壁部、5…ガセット部、6…底壁部、7…ヒートシール部、8…接着剤層、61…底部、62… 糊代部、63…接合部、B…容器、S…シート、X…フィルム、Y…印刷層、Z… 発泡樹脂層

Claims (3)

  1. 印刷層を有するフィルムと発泡樹脂層とが積層されたシートで構成された容器用保温カバーであって、前後に対向する前後両壁部を有すると共に下端部が開口した袋状の保温カバー本体と、保温カバー本体の下端部開口を開閉する底壁部とを備え、保温カバー本体の上端部には容器の口部を挿通する口部挿通孔が形成されており、容器を保温カバー本体の下端部開口から差し込んでその口部を口部挿通孔から上方に突出させるようにして容器に装着する構成であり、前後両壁部は、それぞれ印刷層が外側となり発泡樹脂層が内側となるようにして構成され、底壁部は、印刷層が外側となり発泡樹脂層が内側となるようにシートが二枚重ねとなって構成されていることを特徴とする容器用保温カバー。
  2. 底壁部のシートのうち一方のシートと前後両壁部のうち一方の壁部とが一枚のシートから構成されていることを特徴とする請求項1に記載の容器用保温カバー。
  3. 一枚のシートを切り込むことによって、前後両壁部のうち他方の壁部を構成すると共に底壁部のシートのうち一方のシートに重なり合う他方のシートを構成することを特徴とする請求項2に記載の容器用保温カバー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0333768U (ja) * 1989-08-08 1991-04-03

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