JP2007153344A - ドラム缶の天板切取方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本発明のドラム缶の天板切取方法は、載置台11と、載置台に置かれたドラム缶2を取り囲むように載置台に立設された枠体12と、上方枠部121に上下動可能に取り付けられた天板切取手段13と、を備え、天板切取手段は、切取刃固定板と、切取刃と、ガイドリングとを有し、ガイドリングの外周面にはテーパー部が設けられている天板切取装置1を用いる天板切取方法であって、載置台11にドラム缶2を天板を上方にして載置し、その後、天板切取手段を下方に移動させ、天板の周縁部を除く部分を切り取り、且つ切取刃取着体のテーパー部を天板の周縁部に当接させ、周縁部を下方に向かって変形させることを特徴とする。
【選択図】 図2
Description
1.ドラム缶を置くための載置台と、該載置台に置かれたドラム缶を取り囲むように該載置台に立設された枠体と、該枠体のうちの該載置台に対向する上方枠部に上下動可能に取り付けられた天板切取手段と、を備え、該天板切取手段は、切取刃固定板と、該切取刃固定板の下面又は側面に固定された切取刃と、該切取刃の外表面に固定されたガイドリングとを有し、該ガイドリングの外周面には下端部から上方に向かって径大となるようにテーパー部が設けられている天板切取装置を用いてドラム缶の天板を切り取る天板切取方法であって、
上記載置台にドラム缶を天板を上方にして載置し、その後、上記天板切取手段を下降させ、上記切取刃により該ドラム缶の該天板の周縁部を除く部分を切り取り、且つ上記ガイドリングの上記テーパー部を該天板の該周縁部に当接させ、該周縁部を下方に向かって変形させることを特徴とするドラム缶の天板切取方法。
2.上記切取刃は複数の切取刃構成体からなり、各々の該切取刃構成体は、上記切取刃固定板の上記下面又は上記側面に周方向に連設されて固定されており、それぞれの該切取刃構成体の先端側に設けられた刃部の平面形状が三角形である上記1.に記載のドラム缶の天板切取方法。
3.上記刃部の先端部の角度が60〜120°である上記2.に記載のドラム缶の天板切取方法。
4.上記切取刃構成体の固定数が4〜8枚である上記2.又は3.に記載のドラム缶の天板切取方法。
5.上記切取刃の先端側に設けられた刃部の平面形状が三角形であり、該刃部の先端部の角度が60〜120°である上記1.に記載のドラム缶の天板切取方法。
6.上記ガイドリングは、該ガイドリングの下端部が上記刃部の上端部に位置するように固定されている上記2.乃至5.のうちのいずれか1項に記載のドラム缶の天板切取方法。
7.上記天板の上記周縁部は、該天板のうちの上記ドラム缶の内周面から10〜50mmの部分である上記1.乃至6.のうちのいずれか1項に記載のドラム缶の天板切取方法。
8.上記切取刃は複数の切取刃構成体からなり、各々の該切取刃構成体は、上記切取刃固定板の上記下面又は上記側面に周方向に連設されて固定されており、それぞれの該切取刃構成体の先端側に設けられた刃部の平面形状が三角形であり、該刃部の先端部の角度が60〜120°、該切取刃構成体の固定数が4〜8枚であって、上記ガイドリングは、該ガイドリングの下端部が該刃部の上端部に位置するように固定されており、上記天板の上記周縁部は、該天板のうちの上記ドラム缶の内周面から10〜50mmの部分である上記1.に記載のドラム缶の天板切取方法。
また、切取刃が複数の切取刃構成体からなり、各々の切取刃構成体は、切取刃固定板の下面又は側面に周方向に連設されて固定されており、それぞれの切取刃構成体の先端側に設けられた刃部の平面形状が三角形である場合は、天板を、その全周に渡って容易に切り取ることができる。
更に、刃部の先端部の角度が60〜120°である場合は、各々の切取刃構成体の先端部を天板に容易に貫入させることができ、天板をより短時間で切り取ることができる。
また、切取刃構成体の固定数が4〜8枚である場合は、各々の切取刃の先端部を天板により容易に貫入させることができ、天板をより短時間で切り取ることができ、且つ天板を略円形に切り取ることができる。
更に、切取刃の先端側に設けられた刃部の平面形状が三角形であり、刃部の先端部の角度が60〜120°である場合は、各々の切取刃の先端部を天板に容易に貫入させることができ、天板をより短時間で切り取ることができる。
また、ガイドリングが、ガイドリングの下端部が刃部の上端部に位置するように固定されている場合は、天板をより効率よく切り取ることができ、且つ天板の周縁部を下方に向かってより容易に変形させることができる。
更に、天板の周縁部が、天板のうちのドラム缶の内周面から10〜50mmの部分である場合は、切取残部である天板の周縁部を下方に向かって容易に変形させることができ、切取残部の端縁による手指等の負傷を十分に防止することができる。
また、切取刃は複数の切取刃構成体からなり、各々の切取刃構成体は、切取刃固定板の下面又は側面に周方向に連設されて固定されており、それぞれの切取刃構成体の先端側に設けられた刃部の平面形状が三角形であり、刃部の先端部の角度が60〜120°、切取刃構成体の固定数が4〜8枚であって、ガイドリングは、下端部が刃部の上端部に位置するように固定されており、天板の周縁部が、天板のうちのドラム缶の内周面から10〜50mmの部分である場合は、天板をより短時間で容易に切り取ることができ、且つ切取残部の端縁による手指等の負傷をより防止することができる。
[1]天板切取装置
本発明のドラム缶の天板切取方法では、ドラム缶を置くための載置台11と、載置台に置かれたドラム缶2を取り囲むように載置台に立設された枠体12と、枠体のうちの載置台に対向する上方枠部121に上下動可能に取り付けられた天板切取手段13と、を備え、天板切取手段13は、切取刃固定板131と、切取刃固定板の下面又は側面に固定された切取刃132と、切取刃の外表面に固定されたガイドリング133とを有し、ガイドリングの外周面には下端部1331から上方に向かって径大となるようにテーパー部1332が設けられている天板切取装置1が用いられる。
この切取刃の材質は特に限定されず、通常、金属が用いられ、S45C等の炭素鋼などにより形成されることが多い。また、刃部は焼き入れ等の方法により切取刃の先端側に設けられる。
このガイドリングの材質は特に限定されず、通常、金属が用いられ、鋼材により形成されることが多い。
尚、上記の近似とは、切り取られた部分の直径に対して±15mm以内の寸法であるという意味である。
この他の構成部材としては、例えば、天板切取手段13を上下動可能とするための上下動手段、天板切取手段13を所定のストロークで上下動させるためのリミットスイッチ15(図1〜2参照)及び上下動手段等の作動などを制御するための制御盤17(図1〜2参照)等が挙げられる。上下動手段は特に限定されず、例えば、油圧シリンダ14(図1〜3参照)等を用いることができる。また、油圧シリンダ14を用いる場合は、この油圧シリンダにオイルを循環させるための油圧機構16等が配設される。更に、他の構成部材として、ドラム缶2を載置台11に載置したときに、ドラム缶が所定位置、即ち、ドラム缶2が天板切取手段13の直下の位置となるように位置決めするための位置決め用弧状枠部123(図1〜3参照)を側方枠体122に取り付けることが好ましい。
本発明のドラム缶の天板切取方法では、上記[1]に記載の天板切取装置1を用いてドラム缶2の天板21の周縁部211を除く部分を切り取り、切取残部である天板21の周縁部211を下方に向かって押圧して変形させる。
即ち、載置台11にドラム缶2を天板21を上方にして載置し、その後、天板切取手段13を下降させ、切取刃132によりドラム缶2の天板21の周縁部211を除く部分を切り取り、且つガイドリング133のテーパー部1332を天板21の周縁部211に当接させ、周縁部を下方に向かって押圧して変形させる。
実施例1
この実施例では、中華料理等に用いられるザーサイの残渣が廃棄物として収容された内容積200リットルのドラム缶を、天板切取装置の載置台に載置し、天板の周縁部を除く部分を切り取り、且つ切取残部である天板の周縁部を下方に押圧して変形させた。その後、ドラム缶の内部を水洗し、このドラム缶はスクラップにした。
用いた天板切取装置1は図1〜6のとおりである。
載置台11は鋼材製であり、幅2000mm、奥行き800mm、高さ100mmである。この載置台11の正面からみて右側、且つ奥行き方向の中心部に鋼材製の枠体12が立設されている。枠体12は、高さ1268mmの4本の側方枠部122と、この4本の側方枠部の各々の上面に溶接されて固定された幅1300mm、奥行き360mmの板状体、及びこの板状体の奥行き方向の前方側と後方側に幅方向に立設され、溶接により固定された幅1300mmの板状体とからなる上方枠部121と、4本の側方枠部122のそれぞれの高さ方向の中間部に取り付けられ、載置されるドラム缶の直径と同径の半円形の支持部を有する位置決め用弧状枠部123と、を備える。
尚、天板切取手段13は油圧シリンダ14のシリンダの端部に直結された取付部を介して油圧シリンダに取付けられている。
尚、刃部の先端部の角度は90°である。
以上、天板切取手段13を構成する各々の部材はすべて鋼材により形成されている。
上記[1]に記載の天板切取装置1を用いて、ザーサイの残渣が収容された外径600mm、高さ900mm、内容積200リットルのドラム缶の天板の周縁部を除く部分を切り取り、切取残部である周縁部を下方に押圧して変形させた。ドラム缶の内周面の直径は520mmであった。
Claims (8)
- ドラム缶を置くための載置台と、該載置台に置かれたドラム缶を取り囲むように該載置台に立設された枠体と、該枠体のうちの該載置台に対向する上方枠部に上下動可能に取り付けられた天板切取手段と、を備え、該天板切取手段は、切取刃固定板と、該切取刃固定板の下面又は側面に固定された切取刃と、該切取刃の外表面に固定されたガイドリングとを有し、該ガイドリングの外周面には下端部から上方に向かって径大となるようにテーパー部が設けられている天板切取装置を用いてドラム缶の天板を切り取る天板切取方法であって、
上記載置台にドラム缶を天板を上方にして載置し、その後、上記天板切取手段を下降させ、上記切取刃により該ドラム缶の該天板の周縁部を除く部分を切り取り、且つ上記ガイドリングの上記テーパー部を該天板の該周縁部に当接させ、該周縁部を下方に向かって変形させることを特徴とするドラム缶の天板切取方法。 - 上記切取刃は複数の切取刃構成体からなり、各々の該切取刃構成体は、上記切取刃固定板の上記下面又は上記側面に周方向に連設されて固定されており、それぞれの該切取刃構成体の先端側に設けられた刃部の平面形状が三角形である請求項1に記載のドラム缶の天板切取方法。
- 上記刃部の先端部の角度が60〜120°である請求項2に記載のドラム缶の天板切取方法。
- 上記切取刃構成体の固定数が4〜8枚である請求項2又は3に記載のドラム缶の天板切取方法。
- 上記切取刃の先端側に設けられた刃部の平面形状が三角形であり、該刃部の先端部の角度が60〜120°である請求項1に記載のドラム缶の天板切取方法。
- 上記ガイドリングは、該ガイドリングの下端部が上記刃部の上端部に位置するように固定されている請求項2乃至5のうちのいずれか1項に記載のドラム缶の天板切取方法。
- 上記天板の上記周縁部は、該天板のうちの上記ドラム缶の内周面から10〜50mmの部分である請求項1乃至6のうちのいずれか1項に記載のドラム缶の天板切取方法。
- 上記切取刃は複数の切取刃構成体からなり、各々の該切取刃構成体は、上記切取刃固定板の上記下面又は上記側面に周方向に連設されて固定されており、それぞれの該切取刃構成体の先端側に設けられた刃部の平面形状が三角形であり、該刃部の先端部の角度が60〜120°、該切取刃構成体の固定数が4〜8枚であって、上記ガイドリングは、該ガイドリングの下端部が該刃部の上端部に位置するように固定されており、上記天板の上記周縁部は、該天板のうちの上記ドラム缶の内周面から10〜50mmの部分である請求項1に記載のドラム缶の天板切取方法。
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JP2005346499A JP2007153344A (ja) | 2005-11-30 | 2005-11-30 | ドラム缶の天板切取方法 |
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CN102491244A (zh) * | 2011-11-30 | 2012-06-13 | 东莞市普赛达密封粘胶有限公司 | 全封闭罐筒封盖开启装置及密封胶条挤出装置 |
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2005
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