JP2007153322A - 空気タイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】車輪のキャンバ角を補償し、タイヤの性能を改善するようにタイヤを構成する。
【解決手段】空気タイヤは、カーカスとトレッドとを有する。カーカスは、少なくとも一つのカーカス強化プライと対向するビード部分とを有する。各ビード部分は、ビードコアとビードエイペックスとを有する。各ビード部分のビードエイペックスは、ビード基準線から計測した同一の半径方向高さ(HA)を有している。タイヤは、0.5から30対ゴム重量パーセントの短炭素繊維を含有するビード強化層であって、一方のビード部分にのみ配置されたビート強化層を有し、ビード強化層は、カーカス強化プライに隣接している。
【選択図】図1

Description

本発明は空気タイヤに関する。本発明は、特に、タイヤの高性能な点を強化するように、タイヤの下側のサイドウォールとビード領域とに非対称強化部分を備えている空気タイヤに関する。
空気タイヤは対称な内部構造を有するように従来構成されており、この対称性は横方向の中心つまりタイヤの赤道表面に関する対称性である。実験室での研究は、タイヤの正味のコーナリングフォースの大部分は、旋回方向の内側のショルダの領域で発生することを示している。ロールと外側への横方向のたわみは、この内側のショルダを持ち上げ、タイヤのコーナリング能力を低下させる傾向がある。多くの乗り物では、乗り物の懸架装置が、乗り物の複数の車輪にキャンバ角を付けることによって低下したコーナリング能力を補償している。キャンバ角を付ける場合、車輪とタイヤの上部は、最大のコーナリングフォースに対応して回転半径の中心に向けて傾斜している。車両の懸架装置は、車輪のキャンバ角とトー角が大きくなっているために、タイヤが支持している負荷がタイヤの内側と外側に等しく分配されないように構成されていることが多い。
タイヤの両側が概ね等しい場合、フットプリントが受ける負荷が非対称になり、タイヤの性能を害する可能性のある側部から側部への非均一な形状につながる。
本発明は、車輪のキャンバ角を補償し、タイヤの性能を改善するように構成されたタイヤを対象とする。
本明細書には、2つの周方向のタイヤの半分を有している空気ラジアルタイヤが開示されており、タイヤは、カーカスとカーカスの半径方向外側のトレッドとを有している。カーカスは少なくとも1つのカーカス強化プライと、互いに対向している両ビード部分と、互いに対向している両サイドウォールとを有している。カーカス強化プライは、対向している両ビード部分の間に延びている主要部分と、各々が主要部分の一方の端部から伸びている両ターンアップ部分(折り返し部分)とを有している。カーカスの各ビード部分は、ビードコアと、各ビードコアの半径方向外側のビードエイペックスを有しており、エイペックスは少なくとも1つのカーカス強化プライの主要部分と1つのターンアップ部分との間に位置している。本発明のタイヤでは、各ビード部分の両エイペックスは、ビード基準線(B)から計った半径方向の高さ(HA)が等しい。タイヤは、タイヤの一方のビード部分にだけ位置しており、0.5から30対ゴム重量パーセントの量の短炭素繊維を有しているビード強化プライを有しており、ビード強化プライは少なくとも1つのカーカス強化プライに隣接している。
本発明の一実施態様では、ビード強化層内の短炭素繊維は667dTexから16,000dTexの範囲のデニールを有している。他の態様では、ビード強化層内の短炭素繊維は、1,000から24,000のTOW範囲を有している。
本発明の他の態様では、ビード強化層内の短炭素繊維は各々が完全に接着剤に包まれており、ビード強化層内には繊維の凝集が存在しない。
本発明の他の態様では、ビード強化層は複数の連続した繊維コードをさらに有しており、複数の繊維コードは0.010インチ(0.0254cm)の最小リベットを有している。
本発明の一態様では、ビード強化プライは、半径方向外側の終点を有している。ビード強化プライの半径方向外側の終点はビードエイペックスの半径方向外側の終点の半径方向内側である。ビード強化プライの半径方向外側の終点は、ビードエイペックスの半径方向外側の終点の半径方向高さHAの約80から90%であることが好ましい。
本発明の様々な態様において、ビード強化プライは、1つのビード部分内の様々な位置に配置することができる。ビード強化プライは、カーカス強化プライのターンアップ部分に隣接して、カーカス強化プライの主要部分に隣接して、またはビードエイペックスに直接隣接して配置することができる。
本発明の他の態様では、ビード強化プライを内部に有しているビード部分と同じタイヤの半分内のカーカス強化プライのターンアップ部分は、対向しているトレッドの半分のターンアップ部分の終端部の外側で、前記タイヤのビード基準線に対して、ある半径方向の高さの位置で終端している。
タイヤの他の態様では、カーカス強化プライのターンアップ部分の終点の少なくとも1つは、タイヤ最大断面幅からの距離HTの位置で終端している。距離HTはタイヤの断面高さSHの0%から20%の範囲にある。
本発明の他の態様では、カーカスは2つのカーカス強化プライを有していてもよい。そのようなタイヤでは、ビード強化プライを内部に有しているビード部分と同じタイヤの半分内の両カーカス強化プライの終端部は、対向しているトレッドの半分のターンアップ部分の終端部の外側で、前記タイヤのビード基準線に対して、ある半径方向の高さの位置で終端している。
本発明の他の態様では、タイヤの非対称の内部構造が非対称のトレッドと対をなしている。そのようなタイヤとトレッドの組み合わせについて、トレッドは横断方向と周方向の複数の溝を有しており、周方向に延びている1つのトレッドの半分は、横断方向と周方向の複数の溝の構成のために、対向しているトレッドの半分よりも少なくともタイヤの周方向での剛性が高い。より剛性の高いトレッドの半分はビード強化プライを内部に有しているビード部分と同じタイヤの半分内に位置していることが好ましい。
タイヤの非対称内部構造とタイヤの非対称トレッドとの組み合わせの他の態様では、タイヤの少なくとも周方向で剛性がより高いトレッドの半分は、周方向に連続しているリブを有しており、対向しているトレッドの半分の複数のトレッド列はすべて複数の横断方向の溝を有している。
本発明の他の態様では、タイヤトレッドは複数のゴム合成物で構成されていてもよい。そのようなタイヤでは、ビード強化プライを内部に有しているビード部分と同じタイヤの半分のトレッド合成物の部分は、対向しているトレッドの半分の複数のトレッド合成物よりも硬い性質を有している。
定義
以下の定義は本開示に当てはまり、以下に定義のとおりに一貫して使用される。
「エイペックス」は、半径方向においてビードコアの上方であって、プライとターンアッププライとの間に位置しているエラストマのフィラーを意味する。
「軸線方向の」および「軸線方向に」は、本明細書では、タイヤの回転の軸線に平行なラインまたは方向を指す。
「ビード」または「ビード領域」は、プライコードに被覆されており、フリッパ、チッパ、エイペックス、トウガードおよびチェーファーのような他の強化部材とともに、または、これら他の強化部材を有することなく、設計リブに適合するように形作られている環状の引張部材を有するタイヤの一部分を意味する。
「ビードベース」は、内径を構成しているビードの部分を意味する。
「ビード基準線(BL)」は、ビード部分の半径方向に延びている外側とビードベースとの交点からの、タイヤの赤道面に垂直な仮想線である。
「ビードコア」は、タイヤのビード領域内の、一般的に鋼製のワイヤ、コード、またはケーブルで構成されている環状の輪の強化部分を意味する。
「周方向」は、赤道面(EP)に平行で軸線方向に垂直な環状タイヤの表面の周囲に沿って延びているラインまたは方向を意味する。
「設計リム」は、指定された構成と幅とを有しているリムを意味する。この仕様のために、設計リムおよび設計リム幅は、タイヤが製造される地域で有効な工業標準規格によって規定されたものである。たとえば、米国では、設計リムはタイヤ・リム協会(TRA)によって規定されている。ヨーロッパでは、リムは欧州タイヤおよびリム技術機構(ETRTO)の標準マニュアルで規定され、設計リムという用語は、標準リムと同じ意味である。日本では、標準化機構は日本自動車タイヤ協会(JATMA)である。
「赤道面(EP)」は、タイヤの回転軸に垂直でタイヤのトレッドの中心を通る平面を意味する。
「溝」は、トレッドの周囲を周方向または横方向に、まっすぐに、曲線を描いて、またはジグザグに延びることがあるトレッド内の長く延びた隙間の領域を意味する。周方向と横方向に延びている溝は、「サイプ」、「狭い」溝、または「主要」溝に細分化されている。「サイプ」は、幅が補正トレッド幅の約0.2%から0.8%の範囲にある溝であるのに対して、「狭い溝」は、幅が補正トレッド幅の約0.8%から3%の範囲にあり、「主要溝」は、幅が補正トレッド幅の3%よりも広い。「溝の幅」は、溝または溝の部分によって占められるトレッドの表面積(対象としている溝の幅)を溝または溝の部分の長さで割ったものに等しく、したがって溝の幅はその長さ全体についての平均の幅となる。
「最大断面幅(SW)」は、一方のサイドウォールから対向しているサイドウォールまで計測したタイヤの最大の軸線方向の幅である。
「半径方向の(ラジアル)」および「半径方向に」は、タイヤの回転軸線に向けて、または回転軸線から離れるように、半径方向に延びている方向を意味する。
「タイヤ断面高さ(SH)」は、ビード基準線BLから計測した、最大の半径方向の高さである。
以下の記述は、本発明を実施する1つまたは2つ以上の現在考え得る最善の形態である。本説明は、本発明の一般原理を説明することが目的であり、限定的な意味で捉えられるべきではない。本発明の範囲は、添付の請求の範囲を参照することによって最もよく判断されるであろう。
図1は、本発明の空気タイヤを示している。空気タイヤは、低縦横比を有しており、高性能タイヤとして使用されるように構成されていることが好ましい。空気タイヤはカーカスと、カーカスの半径方向外側のベルト構造部8と、ベルト構造部8の半径方向外側のトレッド10とを有している。ベルト構造部8は、乗用車用タイヤとして従来使用されている任意の種類とすることができ、個々のベルト強化プライの軸線方向外側の縁を少なくとも覆っている被覆プライを備えている複数のコードの2つの強化プライを一般に有することになる。
カーカスは、少なくとも1つのカーカス強化プライ12と、互いに対向している1対のビード部分14と、互いに対向している1対のサイドウォール16とを有している。図1のタイヤは、1つのカーカス強化プライ12を有しているように図示しているが、図1のタイヤを2プライのカーカスとして構成することは、当業者の技能の範囲にある。カーカス強化プライ12は、対向しているサイドウォール16を通して延びている主要部分18と、ビード部分14内から始まっている2つのターンアップ部分20とを有している。カーカス強化プライ12の各ターンアップ部分20は、カーカス強化プライ12の主要部分18から延びており、ビード部分14内でビードコア22とビードエイペックス24を中心に巻かれており、そのため、各ビード部分14でビードコア22とビードエイペックス24の下部を少なくとも覆っている。本実施形態のターンアップ部分20は、タイヤの最大断面幅SWの半径方向上方または下方の距離HTの位置で終端しており、距離HTは、断面高さSHの0から20%の範囲にある。
対向している両ビード部分14の両ビードエイペックス24は、ビード基準線BLから計測した同じ半径方向高さHAを有している。ビード強化層26はタイヤの一方のビード部分14にだけ位置している。ビード強化層26は、短炭素繊維の含有量が0.5から30対ゴム重量パーセント(phr)の範囲にある、短炭素繊維強化エラストマ層である。ビード強化層26は、1から20phrの範囲の短炭素繊維含有量を有していることが好ましく、3から5phrの範囲の短炭素繊維量を有していることが最も好ましい。従来のチッパプライは、繊維コードから構成されているのに対して、本実施形態では、炭素繊維強化によって、同様に軽量であるが、従来の繊維材料よりも引張強度と破壊荷重が大きい材料が実現される。
ビード強化層26内の短炭素繊維の好ましい最低繊維含有量の範囲である3から5phrでは、ビード強化層26内の短炭素繊維にはタイヤ周方向に対する好ましい向きはない。短炭素繊維の量が30phrのより高い範囲に増加すると、短炭素繊維に向きがあるほうがより好ましくなる。そのような繊維密度の高い層については、少なくとも10phrでは、炭素繊維は、その大部分が1つの方向に向いていることが好ましく、ビード強化層26は、炭素繊維の長さ方向に沿った炭素繊維の向きがタイヤの周方向に対して15°から60°の範囲になるように、タイヤ内で向いていることが好ましい。
短炭素繊維は、1から10mmの範囲の長さを有しており、3から5mmであることが好ましい。短炭素繊維の直径は、デニールで指定され、それは667dTexから16,000dTexの範囲であり、4,000dTexから8,000dTexの範囲のデニールが好ましい。短炭素繊維のTOW範囲は、1,000から24,000であり、6,000から12,000の範囲が好ましい。短炭素繊維は、30,000〜90,000kPsiのヤング率を有しており、30,000〜40,000kPsiの範囲が好ましい。短炭素繊維は、400,000から1,000,000psiの範囲の引張強度を有しており、600,000から740,000psiの範囲が好ましい。さらに、短炭素繊維は、1.0から3.0%の範囲の最大伸び率を有しており、1.6から1.8%の範囲が好ましい。
ビード強化層26の好ましいプライ強度を得るには、連続した炭素繊維を切断してチョップトファイバフィラメントを形成する前に、切断されたファイバがビード強化層26のエラストマに効果的に接着されるように、連続した炭素繊維を接着剤で完全に包み込む。短炭素繊維が各々個別に周囲のエラストマに付着すると、プライの性能が改善される。したがって、短炭素繊維の被覆は、接着剤処理段階での炭素繊維の凝集が一切防止されるように行われなければならず、短炭素繊維をミキサ内でエラストマ混合物に加えた後、同様にエラストマ内の短炭素繊維の凝集を一切防止するように十分に混合しなければならない。この状況での凝集は、5つよりも多い個別の短炭素繊維が繊維の長さ方向の軸の少なくとも一部に沿って1つに付着することと定義される。
好ましい包み込みを達成するために最も有用な接着剤は、炭素繊維フィラメントつまりコードに適合するように特別に処方されている任意の接着剤である。そのような接着剤の1つが米国特許第6,077,606号(Gillick他、2000年6月20日登録)と第6,350,492号(Gillick他、2002年2月26日登録)に開示されている。Gillickによる接着剤は、10から40重量パーセントの範囲の固形分を有しており、乾燥重量で以下の成分を有しているレゾルシノール・ホルムアルデヒド・ラテックスである。
(a)5から20重量パーセントのレゾルシノール
(b)0.7から6.0重量パーセントのホルムアルデヒド、ホルムアルデヒドに対するレゾルシノールの重量比は2:1から7:1の範囲
(c)20から60重量パーセントのビニルピリジン・スチレン・ブタジエン・ターポリマー
(d)20から60重量パーセントのアクリロニトリル・ブタジエン・コポリマー、ビニルピリジン・スチレン・ブタジエン・ターポリマーとアクリロニトリル・ブタジエン・コポリマーの総重量パーセントは、50から90重量パーセントの範囲
(e)2.5から6重量パーセントの尿素
代替の実施形態では、ビード強化層26は、複数のナイロンコードなどの連続した繊維コード強化手段の少なくとも1つの層を備えていてもよい。そのような層が備わっている場合、複数の繊維コードは240から2,100dTexの範囲のデニールを有している。そのような繊維コード強化部分のコード構成は、1つの層については240/0/2から2100/0/1までの構成、複数の層については240/1/2から2100/1/2までの構成である、従来の繊維構成である。複数の繊維コードのエンド数は、1つの層についてはインチあたり70から33エンド(e.p.i)の範囲(cmあたり27.56〜13エンド)、繊維コードの複数の層についてはインチあたり60から24エンド(e.p.i)の範囲(cmあたり23.6〜9.45エンド)であって、目標は、0.010インチ(0.0254cm)の最小リベットを維持することであって、リベットは2つの隣接しているコードの間隔であて、リベットはインチあたりのエンド数の逆数(リベット=1/e.p.i)である。
本発明の一実施態様では、図示のように、ビード強化層26は、ターンアップの包囲部分内に位置しており、ビードエイペックス24に直接隣接している。ビード強化層26は、ビードコア22の近くの始点30から半径方向高さHRの位置にある半径方向外側端部28まで延びており、高さHRはビードエイペックス24の半径方向高さHAよりも低く、ビード強化層半径方向高さHRはエイペックス半径方向高さHAの約80から95%であることが好ましい。ビード強化層26の半径方向内側の始点30は、ビードコア22とは一切重なっていないが、ビード強化層26の端部がビードコア22とカーカス強化プライ12との間に挟まれないように、ビードコア22の半径方向外側表面から少なくとも1.5mmの距離の間隔があることが好ましい。
代替の構成では、ビード強化層26は、a)ビードエイペックス24とカーカスプライ主要部分18との間のビードエイペックス24の軸線方向内側(図3Aを参照)、b)カーカスターンアップ部分20の軸線方向外側(図2を参照)、またはc)カーカス強化プライ12とタイヤ内側ライナとの間のカーカス主要部分18の軸線方向内側、に位置していてもよい。最後の構成は本明細書に示していないが、前述の制限の範囲でそのような変形例を構成することは、当業者の技能の範囲にある。
本発明のタイヤは1つのビード部分14だけが強化されており、対向しているビード部分14よりも剛性の高い1つのビード部分14を構成しているので、タイヤの非対称の性質の利点を活かすようにタイヤの取付けには優先される方法がある。タイヤは、剛性のより高いビード部分14が乗り物から外側を向いている乗り物外部側Oとなり、反対の乗り物内部側Iが乗り物に向くように、乗り物に取り付けられることが好ましい。より柔らかい乗り物内部側のサイドウォールとビード部分は、乗り心地を改善するのに対して、より硬い乗り物外部側のサイドウォールとビード部分は、ハンドリングを改善する。
図2は、タイヤの内部構造の代替の実施形態を示している。カーカスは1つのカーカス強化プライ12を有しているが、カーカス強化プライ12の両端部32、34はタイヤ赤道面に対して非対称である。タイヤの乗り物外部側Oのカーカスプライ端部32は、タイヤの乗り物内部側Iのカーカスプライ端部34の半径方向外側にある。その結果、タイヤの乗り物内部側のばね係数とタイヤの乗り心地が増加する。タイヤの乗り物外部側Oのカーカスプライ端部32は、最大断面幅SWの位置からタイヤ断面高さSHの0から20%の距離HTOに位置している。タイヤの乗り物内部側Iのカーカスプライ端部34は、ビードエイペックス24の半径方向外側端部36からの距離が、タイヤ断面高さSHの少なくとも5%、好ましくは10〜15%の距離HTIである。
第1の実施形態と同様に、ビード強化層26は、ターンアップ部分20の軸線方向外側の図示の位置に加えて、乗り物外部側のビード部分14の様々な位置にあってもよい。ビード強化層26は、ビードエイペックス24とターンアップ部分20との間(図1を参照)、ビードエイペックス24とカーカス強化プライ主要部分18との間(図3A)、またはカーカス強化プライ主要部分18とタイヤ内側ライナとの間に位置していてもよい。
図3は、タイヤの内部構造の代替の実施形態を示している。カーカスは2つのカーカス強化プライ38、40を有しており、各カーカス強化プライ38、40は、主要部分と1対のターンアップ部分とを有している。タイヤの乗り物外部側Oでは、2つのカーカス強化プライ38、40がタイヤの最大断面幅SWの位置の半径方向上方または下方の距離HTo以内で終端しており、距離HToは、タイヤ断面高さSHの0から20%の範囲にある。内側のカーカス強化プライ38の端部42は、外側のカーカス強化プライ40の端部44の半径方向内側であってもよい。その代わりに、図3Aに示しているように、内側カーカス強化プライ38の端部42は、外側カーカス強化プライ48の端部44の半径方向外側にあって、その他のプライ端部28、44とビードエイペックス24のすべてを完全に包んでいてもよい。
本発明によれば、ビード強化層26は、タイヤの一方のビード部分14にだけ存在している。ビード強化層26は、ビードエイペックス24と外側のカーカス強化プライ40のターンアップ部分50との間に位置しており、半径方向外側端部28を高さHRの位置に有していることが好ましい。前述の実施形態と同様に、ビード強化層26は、ビード強化層26の始点30がビードコア22の半径方向外側にあり、ビード強化層26の半径方向外側端部28がビードエイペックス24の半径方向外側端部36の半径方向内側にあるという要件の下で、ビード部分14の様々な位置にあってもよい。
タイヤの乗り物内部側Iでは、両カーカス強化プライ38、40の両端部46、48がビードエイペックス24の半径方向外側端部36の半径方向内側にある。カーカス強化プライ38、40の端部46、48は、ビードエイペックス24の半径方向外側端部36の下方に、タイヤ断面高さSHの少なくとも5%の距離HTIの間隔を有している。タイヤの乗り物内部側Iの内側カーカス強化プライの端部46は、図3に示しているように、外側カーカス強化プライの端部48の半径方向内側であっても、図3Aに示しているのと同様に、外側カーカス強化プライの端部48の半径方向外側であってもよい。
本発明のタイヤでは、特定の実施形態にかかわらず、各ビード部分14内の両ターンアップ部分20とプライ強化部分とは非対称であるのに対して、両ビード部分14内のビードエイペックス24は、両エイペックス24が同一の半径方向高さを有しており、構造が同一である。図3の実施形態では、タイヤの乗り物内部側は、タイヤの乗り物外部側よりもばね定数が大きい。
タイヤの内部構造と全く同じように、タイヤのトレッド10も図4に示しているように非対称とすることができる。トレッドは、2005年6月8日に出願された米国特許出願第29/231,674号に開示されているトレッドと同様である。
トレッド10は、1対のトレッド縁52、54の間に位置している。4つの周方向に延びている主要な溝56、58、60、62がある。第1トレッド縁52と第1主要溝56との間には、ショルダトレッド列64がある。ショルダトレッド列64は、2つの領域64a、64bに細い溝66によって効果的に分割されている。タイヤ赤道面EPに対して軸線方向外側領域64aは、幅の狭い横方向に延びている溝68によって複数のトレッド要素にさらに細分化されており、これら複数の領域は複数のトレッドブロックのように応動し、軸線方向内側領域64bは複数のサイプ70によって細分化されており、この領域はトレッドリブのように応動する。
ショルダトレッド列64には、トレッドリブ72が隣接している。トレッドリブ72は、サイプや溝がないように図示されており、剛性の高いトレッド要素を構成している。その代わりに、トレッドリブ72は、トレッドリブ72の柔軟性を高めるように限定されたサイプや狭い溝を有していてもよい。
他のトレッド列74が、赤道面EPに、しかし赤道面EPを必ずしも中心とせずに、配置されている。トレッド列74は、複数の横断方向の斜めの溝76を有してお入り、複数のトレッドブロック78を構成している。複数の溝76は、赤道面EPに対して85°から65°の範囲の角度αで傾斜している。
複数の傾斜の急な横断方向の溝84で分離されている複数の長いトレッドブロック82を有しているトレッド列80が、トレッド列74に隣接している。複数のトレッドブロック82は、トレッド列80の幅と溝84の傾斜角度βとによって定められている非常に長いフットプリントパターンを有している。傾斜角度βは、隣接している周方向の溝60、62に対して10°から25°の範囲である。複数のトレッドブロック82は、最も離れている対向している両角の間で計測した周方向の長さが、通常の圧力でタイヤのフットプリント長の85〜400%であることが好ましい。このトレッドブロック構成については、参照により本明細書に援用される2004年2月10日に出願された米国特許出願第10/775,795号により詳細に説明されている。
トレッド縁54上では、他のショルダトレッド列86が2つの領域86a、86bに細い溝88によって分割されている。両部分86a、86bは、さらに個別のトレッド要素90、92に複数の横方向溝94によって細分化されている。個別のトレッド要素90、92は、各々が複数のサイプ96を有しているように図示されている。複数の横断方向の溝94とサイプ96を設けることによって、ショルダトレッド列86は、対向しているショルダトレッド列64よりも低いトレッド剛性を有する。
トレッドの図から明らかなように、トレッド構造は非対称である。複数のリブ、溝、およびサイプの選択的な組み合わせによって、トレッドの剛性はトレッドの幅にわたって変化している。連続しているリブ72と最小限のサイプと溝が形成されているショルダトレッド列64によって、図4の右側に図示しているトレッドの半分は、対向しているトレッドの半分よりも、少なくともタイヤの周方向については、トレッドの剛性が高い。本発明の目的は、取り付けられたときにタイヤの乗り物外部側Oが乗り物内部側Iよりも剛性が高い非対称なタイヤを作ることであるので、図4でIとOで示しているように、より剛性の高いトレッド部分がタイヤの乗り物外部側にあることが好ましい。
トレッド剛性は、タイヤに対して選択されているトレッドゴム合成物内の変化によっても影響を受けることがある。乗り物外部側Oのトレッドの半分の剛性を高くすることが好ましい場合、乗り物内部側Iのトレッドの半分よりも固くなるように、つまり剛性が高くなるように、トレッドゴムまたはトレッドベースゴムだけを選択することができる。トレッドの半分の剛性を等しくしたい場合、乗り物内部側Iのトレッドの半分は、乗り物外部側Oのトレッドの半分よりも硬いつまり剛性の高い特性を備えているトレッドゴムまたはトレッドベースゴムを備えているトレッド部分とすることができる。
非対称の内部構造と非対称のトレッド構造とを組み合わせることによって、乗り物のキャンバ効果に対応するのに適したタイヤとなり、乗り心地とハンドリングが改善されたタイヤが実現される。
乗り心地とハンドリングが改善されるタイヤ特性は、図5Aと5Bの両代替トレッドによっても実現することができる。図5Aでは、トレッド列74は、連続したリブであって、複数の隠れた横断方向溝98と隠れたサイプ100とを備えている。複数の溝98とサイプ100は、同じ方向に傾斜している。複数の溝98とサイプ100は、リブの各側から始まっており、タイヤの周方向に交互に配置されている。リブの一方の側から始まっている各溝98は、対向しているリブの側から始まっているサイプ100と同じ傾斜角度で揃っていることが好ましい。トレッド列80内の複数のブロック82は、図4のトレッド列80のサイプ以外に複数の追加されたサイプ102が備わっている。
図5Bのトレッドでは、トレッドリブ72にはトレッドリブ72を完全に細分化していない短い傾斜した横断方向溝104も備わっている。複数の溝104の軸線方向の範囲は、トレッドリブ72を横切ってリブ幅の25から75%である。トレッドリブ72は複数のサイプ106も有している。複数の溝104とサイプ106は、トレッドリブ72の各側から始まっており、タイヤの周方向に交互に配置されていることが好ましい。図示しているように、トレッドリブ72の一方の側の各溝104は、トレッドリブ72の対向している側から始まっているサイプ106に接続されていることが好ましい。この溝104とサイプ106との接続は、さらにトレッドリブ72の剛性を低くしているが、トレッド列の剛性をトレッドブロック78、82の列の剛性ほど低くはしない。
リブ72内の複数の溝104とサイプ106の隣接している周方向溝56または58に対する傾斜角度は、隣接している中心トレッド列74の複数の溝98とサイプ100の傾斜角度と同じであるが反対方向である。トレッド特性を変化させるには、傾斜角度を同じ方向にしたり異なる角度にすることができる。
本発明の一実施形態の図である。 本発明の代替の実施形態の図である。 本発明の代替の実施形態の図である。 図3のタイヤの代替のビード構成の図である。 タイヤトレッドの図である。 代替のタイヤトレッドの図である。 代替のタイヤトレッドの図である。
符号の説明
8 ベルト構造部分
10 トレッド
12 カーカス強化プライ
14 ビード部分
16 サイドウォール
18 主要部分
20、50 ターンアップ部分
22 ビードコア
24 ビードエイペックス
26 ビード強化層
28 半径方向外側端部
30 始点
32、34 端部
36 半径方向外側端部
38 カーカス強化プライ
40 カーカス強化プライ
42、46 端部
44、48 端部
52、54 トレッド縁
56、58、60、62 溝
64、86 ショルダトレッド列
70 サイプ
72 トレッドリブ
74 トレッド列

Claims (19)

  1. 周方向に延びているタイヤの赤道面の両側に1つずつあるタイヤの半分を2つ有しているラジアル空気タイヤであって、カーカスと、前記カーカスの半径方向外側のトレッドと、を有し、前記カーカスは、少なくとも1つのカーカス強化プライと、互いに対向する複数のビード部分と、互いに対向する複数のサイドウォールと、を有し、前記カーカス強化プライは、前記互いに対向するビード部分同士の間に延びている主要部分と、1対のターンアップ部分とを有しており、前記各ターンアップ部分は前記主要部分の一方の端部から延びており、前記各ビード部分はビードコアと前記各ビードコアの半径方向外側のビードエイペックスとを有しており、前記エイペックスは少なくとも1つの前記カーカス強化プライの前記主要部分と一方の前記ターンアップ部分との間に位置しており、前記各ビード部分内の前記両エイペックスは、ビード基準線(B)から計測した同一の半径方向の高さ(HA)を有しており、該タイヤはタイヤ赤道面の位置で前記ビード基準線(B)から前記トレッドの表面までの計測した断面高さ(H)を有しているラジアル空気タイヤにおいて、
    該タイヤの1つの前記ビード部分内にだけ位置しており、少なくとも1つの前記カーカス強化プライに隣接しているビード強化層であって、短炭素繊維含有量が0.5から30phrの範囲の短炭素繊維強化エラストマ層であるビード強化層を特徴とするラジアル空気タイヤ。
  2. 前記ビード強化層は、前記カーカス強化プライの前記ターンアップ部分に隣接している、請求項1に記載の空気タイヤ。
  3. 前記ビード強化層は、前記カーカス強化プライの前記主要部分に隣接している、請求項1に記載の空気タイヤ。
  4. 前記ビード強化層は、前記ビードエイペックスに直接隣接している、請求項1に記載の空気タイヤ。
  5. 前記ビード強化層を内部に有している前記ビード部分と同じ前記タイヤの半分内の少なくとも1つの前記カーカス強化プライの前記ターンアップ部分は、対向している前記トレッドの半分の前記ターンアップ部分の終端部の外側で、前記タイヤの前記ビード基準線に対して、ある半径方向の高さの位置で終端している、請求項1に記載の空気タイヤ。
  6. 少なくとも1つの前記カーカス強化プライの前記ターンアップ部分の終端部の少なくとも1つは、該タイヤの最大断面幅の位置からの距離HTの位置で終端しており、前記距離HTは該タイヤの断面高さSHの0%から20%の範囲であり、該断面高さSHはタイヤ赤道面EPの位置で前記ビード基準線から前記トレッドの表面まで計測されている、請求項1に記載の空気タイヤ。
  7. 前記カーカスは2つのカーカス強化プライを有している、請求項1に記載の空気タイヤ。
  8. 前記ビード強化層を内部に有している前記ビード部分と同じ前記タイヤの半分内の前記両カーカス強化プライの終端部は、対向している前記トレッドの半分の前記ターンアップ部分の終端部の外側で、前記タイヤの前記ビード基準線に対して、ある半径方向の高さの位置で終端している、請求項7に記載の空気タイヤ。
  9. 前記ビード強化層内の前記短炭素繊維は667dTexから16,000dTexの範囲のデニールを有している、請求項1に記載の空気タイヤ。
  10. 前記ビード強化層内の前記短炭素繊維は1,000から24,000のTOW範囲を有している、請求項1に記載の空気タイヤ。
  11. 前記ビード強化層内の前記短炭素繊維は1から20phrの量である、請求項1に記載の空気タイヤ。
  12. 前記ビード強化層内の前記短炭素繊維は各々が完全に接着剤に包まれており、前記短炭素繊維は前記ビード強化層内で凝集していない、請求項1に記載の空気タイヤ。
  13. 前記ビード強化層は0.010インチ(0.0254cm)の最小リベットを有している複数の連続した繊維コードをさらに有している、請求項1に記載の空気タイヤ。
  14. 前記ビード強化層は半径方向外側の終点を有しており、前記ビード強化層の前記半径方向外側の終点は、前記ビードエイペックスの半径方向外側の終点の半径方向内側である、請求項1に記載の空気タイヤ。
  15. 前記ビード強化層の前記半径方向外側の終点は半径方向の高さHRを有しており、前記ビード強化層の前記半径方向外側の終点の前記半径方向高さHRは、前記ビードエイペックスの前記半径方向外側の終点の半径方向高さHAの約80から約90%である、請求項14に記載の空気タイヤ。
  16. 前記ビード強化層は半径方向内側の終点を有しており、前記ビード強化層の前記半径方向内側の終点は前記ビードコアの半径方向で最も外側の表面の半径方向外側である、請求項1に記載の空気タイヤ。
  17. 前記トレッドは、横断方向と周方向の複数の溝と、前記赤道面の両側に1つずつある一対の隣接しているトレッドの半分とを有しており、一方の前記トレッドの半分は、前記横断方向と周方向の複数の溝の構成により、対向している前記トレッドの半分よりも該タイヤの少なくとも周方向で剛性が高く、前記剛性の高いトレッドの半分は前記ビード強化層を内部に有している前記ビード部分と同じ前記タイヤの半分内に位置している、請求項1に記載の空気タイヤ。
  18. 該タイヤの少なくとも周方向で剛性が高い前記トレッドの半分は、周方向に連続しているリブを有しており、対向している前記トレッドの半分内の複数のトレッド列はすべて複数の横断方向の溝を有している、請求項17に記載の空気タイヤ。
  19. 前記トレッドは複数のゴム合成物で構成されており、前記ビード強化層を内部に有している前記ビード部分と同じ前記タイヤの半分の前記トレッド合成物の少なくとも一部は、対向している前記トレッドの半分の前記複数のトレッド合成物よりも硬い性質を有している、請求項1に記載の空気タイヤ。
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