JP2007152487A - 電動工具 - Google Patents

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Shunei Sasaki
俊英 佐々木
Kazuhiro Omori
和博 大森
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Abstract

【課題】空気やグリスを軸付きギヤの外部に逃がす機能を加工工数の増加とそれに伴うコストアップを招くことなく得ることができる電動工具を提供すること。
【解決手段】駆動源である電動機と、一端部の軸中心部に部分的に形成された軸穴16aに前記電動機の回転軸を圧入することによって回転軸の端部に連結された軸付きギヤ16と、該軸付きギヤ16を含む減速機構を備えて成る電動工具において、前記軸付きギヤ16の軸穴16aの内周面に、軸方向に延びる少なくとも1つの溝16cを型成型によって形成する。
【選択図】図4

Description

本発明は、電動機の回転軸に軸付きギヤを圧入し成る電動工具に関するものである。
例えば充電式電動工具にあっては、図7に示すように、駆動源である電動機102の回転軸115には軸付きギヤ116が圧入され、回転軸115の回転を軸付きギヤ116を含む減速機構を経て不図示の先端工具に伝達する構成が採用されている場合が多い。
ここで、軸付きギヤ116は、図8(a),(b)に詳細に示すように、その軸中心部に軸穴116aが部分的に形成されており、先端部外周にはギヤ部(ピニオン部)116bが刻設されている。そして、この軸付きギヤ116は、その軸穴116aに電動機102の回転軸115の先端部を圧入することによって回転軸115に連結されている。尚、図8(a)は軸付きギヤ116の側断面図、同図(b)は(a)のB−B線断面図である。
ところで、斯かる軸付きギヤ116は小さく、その軸穴116aは貫通していない場合が多いため、この軸穴116aに回転軸115を圧入すると、空気やグリスが軸穴116a内に密封されて逃げ場を失う。
そこで、図8(a),(b)に示すように、軸付きギヤ116にその軸穴116aに連通する法線方向の孔116cを形成したり、図9(a),(b)に示すように、軸付きギヤ116にその軸穴116aに連通する軸方向の孔116dを形成し、これらの孔116c,116dから空気やグリスを外部に逃がすようにしていた。尚、図9(a)は軸付きギヤ116の側断面図、同図(b)は(a)の矢視C方向の図である。
又、図10(a),(b)に示すように、軸付きギヤ(ウォームギヤ)216の先端部に、軸穴216aに連通する断面扇形の2つの空気孔216cを形成する提案もなされている(特許文献1参照)。尚、図10(a)は軸付きギヤ(ウォームギヤ)216の側断面図、同図(b)は(a)のD−D線断面図である。
特開2005−265169号公報
ところが、図8に示す法線方向の孔116c、図9に示す軸方向の孔116d及び図10に示す空気孔216cは何れも機械加工によって形成され、特に図10に示す空気孔216cは形状が複雑であるため、加工工数が増え、それに伴うコストアップを免れないという問題があった。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、空気やグリスを軸付きギヤの外部に逃がす機能を加工工数の増加とそれに伴うコストアップを招くことなく得ることができる電動工具を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、駆動源である電動機と、一端部の軸中心部に部分的に形成された軸穴に前記電動機の回転軸を圧入することによって回転軸の端部に連結された軸付きギヤと、該軸付きギヤを含む減速機構を備えて成る電動工具において、前記軸付きギヤの軸穴の内周面に、軸方向に延びる少なくとも1つの溝を型成型によって形成したことを特徴とする。
本発明によれば、軸付きギヤの軸穴の内周面に、軸方向に延びる少なくとも1つの溝を型成型によって形成したため、溝をドリル加工等の機械加工によって後から加工する必要がなく、溝によって空気やグリスを軸付きギヤの外部に逃がす機能を加工工数の増加とそれに伴うコストアップを招くことなく得ることができる。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係る電動工具の一形態としてのインパクト工具の側断面図、図2は同インパクト工具要部の拡大側断面図であり、図示のインパクト工具は、電池パック1を電源とし、電動機2を駆動源として回転打撃機構部を駆動し、アンビル3に回転と打撃を与えることによって先端工具4に回転打撃力を間欠的に伝達してネジ締め等の作業を行うものである。
このインパクト工具のハンマケース5に内蔵された回転打撃機構部においては、電動機2の回転軸15の回転は、減速機構である遊星ギヤ機構6を経て減速されてスピンドル7に伝達され、該スピンドル7が所定の速度で回転駆動される。ここで、スピンドル7とハンマ8とはカム機構によって連結されており、このカム機構は、スピンドル7の外周面に形成されたV字状のスピンドルカム溝7aと、ハンマ8の内周面に形成されたV字状のハンマカム溝8a及びこれらのカム溝7a,8aに係合するボール9で構成されている。
又、ハンマ8は、スプリング10によって常に先端方向(図1の右方)に付勢されており、静止時にはボール9とカム溝7a,8aとの係合によってアンビル3の端面とは隙間を隔てた位置にある。そして、ハンマ8とアンビル3の相対向する回転平面上の2箇所には凸部がそれぞれ対称的に形成されている。尚、ネジ11と先端工具4及びアンビル3は、回転方向が互いに拘束されている。又、図1において、14はアンビル3を回転自在に支承する軸受メタルである。
ところで、図2に詳細に示すように、前記遊星ギヤ機構6は、電動機2の回転軸15の先端部に圧入によって連結された軸付きギヤ16をサンギヤとし、この軸付きギヤ16の周囲に配された複数の遊星ギヤ17と、これらの遊星ギヤ17の周囲に配されたリングギヤ18を含んで構成されている。ここで、複数の遊星ギヤ17は、軸付きギヤ16とリングギヤ18の双方に噛合しており、これらはキャリアとしての前記スピンドル7に回転可能に支持されている。
而して、遊星ギヤ機構6においては、電動機2の回転軸15によって軸付きギヤ16が回転駆動されると、これとリングギヤ18に噛合する遊星ギヤ17が自転しながら軸付きギヤ16の周りを公転するため、回転軸15の回転が所定の比率(減速率)で減速されてスピンドル7に伝達され、該スピンドル7が所定の速度で回転駆動される。
上述のようにスピンドル7が回転駆動されると、その回転は、前記カム機構を介してハンマ8に伝達され、ハンマ8が半回転しないうちに、該ハンマ8の凸部がアンビル3の凸部に係合してアンビル3を回転させるが、そのときの係合反力によってハンマ8とスピンドル7との間に相対回転が生ずると、ハンマ8はカム機構のスピンドルカム溝7aに沿ってスプリング10を圧縮しながら電動機2側へと後退を始める。そして、このハンマ8の後退動によって該ハンマ8の凸部がアンビル3の凸部を乗り越えて両者の係合が解除されると、ハンマ8は、スピンドル7の回転力に加え、スプリング10に蓄積された弾性エネルギーとカム機構の作用によって回転方向及び前方に急速に加速されつつ、スプリング10の付勢力によって前方へ移動し、その凸部がアンビル3の凸部に再び係合して一体に回転し始める。このとき、強力な回転打撃力がアンビル3に加えられるため、該アンビル3に装着された先端工具4を介してネジ11に回転打撃力が伝達される。
以後、同様の動作が繰り返されて先端工具4からネジ11に回転打撃力が間欠的に繰り返し伝達され、該ネジ11が締結対象である木材12にネジ込まれる。
次に、遊星ギヤ機構6の一部を構成する前記軸付きギヤ16構成の詳細を図3〜図6に基づいて説明する。
図3は電動機ユニットの半裁側断面図、図4は軸付きギヤの側断面図、図5は図4のA−A線断面図、図6は別形態を示す図5と同様の図である。
図3に示すように、金属製の軸付きギヤ16の電動機2側の一端軸中心部には、貫通しない軸穴16aが部分的に形成されており、同軸付きギヤ16の先端部外周にはギヤ部(ピニオン部)16bが刻設されている。そして、この軸付きギヤ16は、図3に示すように、その軸穴16aに電動機2の回転軸15の先端部を圧入することによって回転軸15に連結されている。
而して、軸付きギヤ16においては、図4及び図5に示すように、その軸穴16aの内周面の相対向する位置には、軸方向に延びる断面半円状の溝16cが型成型によってそれぞれ形成されている。ここで、軸付きギヤ16は型鍛造によって成型されるが、2つの溝16cは鍛造時に同時に形成される。
而して、軸付きギヤ16の軸穴16aに回転軸15を圧入する際、軸穴16a内に回転軸15によって画成される空間は2つの溝16cによって大気に連通するため、その空間内に空気やグリスが閉じ込められることがなく、空気やグリスは溝16cを通って外部に排出される。このため、軸付きギヤ16の圧入による回転軸15への連結が円滑且つ確実になされ、圧入後に軸付きギヤ16が回転軸15から抜けて外れる等の不具合が発生することがない。
以上のように、本実施の形態では、軸付きギヤ16の鍛造時に溝16cを同時に形成するようにしたため、これらの溝16cをドリル加工等の機械加工によって後から加工する必要がなく、溝16cによって空気やグリスを軸付きギヤ16の外部に逃がす機能を加工工数の増加とそれに伴うコストアップを招くことなく得ることができる。
尚、本実施の形態では、軸付きギヤ16の軸穴16aの内周面に2つの溝16cを形成したが、図6に示すように3つの溝16cを形成しても良く、溝16cの数や断面形状は任意である。
本発明は、インパクト工具のみならず、軸付きギヤを動力伝達系に備える他の電動工具に対しても同様に適用可能である。
本発明に係る電動工具(インパクト工具)の側断面図である。 本発明に係る電動工具(インパクト工具)要部の拡大側断面図である。 本発明に係る電動工具(インパクト工具)の電動機ユニットの半裁側断面図である。 本発明に係る電動工具(インパクト工具)の軸付きギヤの側断面図である。 図4のA−A線断面図である。 本発明の別形態を示す図5と同様の図である。 従来の電動工具の電動機ユニットの半裁側断面図である。 (a)は従来の軸付きギヤの側断面図、(b)は(a)のB−B線断面図である。 (a)は従来の軸付きギヤの側断面図、(b)は(a)の矢視C方向の図である。 (a)は従来の軸付きギヤ(ウォームギヤ)の側断面図、(b)は(a)のD−D線断面図である。
符号の説明
1 電池パック
2 電動機
3 アンビル
4 先端工具
5 ハンマケース
6 遊星ギヤ機構(減速機構)
7 スピンドル
8 ハンマ
9 ボール
10 スプリング
11 ネジ
12 木材
14 軸受メタル
15 回転軸
16 軸付きギヤ
16a 軸穴
16b ギヤ部
16c 溝
17 遊星ギヤ
18 リングギヤ

Claims (1)

  1. 駆動源である電動機と、一端部の軸中心部に部分的に形成された軸穴に前記電動機の回転軸を圧入することによって回転軸の端部に連結された軸付きギヤと、該軸付きギヤを含む減速機構を備えて成る電動工具において、
    前記軸付きギヤの軸穴の内周面に、軸方向に延びる少なくとも1つの溝を型成型によって形成したことを特徴とする電動工具。
JP2005350299A 2005-12-05 2005-12-05 電動工具 Withdrawn JP2007152487A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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