JP2007151812A - 内視鏡用可撓管の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】表面に凹凸がなく全周に渡って肉厚が均等な円形状断面を有する内視鏡用可撓管を得る。
【解決手段】内視鏡に用いられる挿入部可撓管30は、熱収縮性チューブ310と外皮320と網状管330と螺旋管340とからなる。外皮320を成形した後の挿入部可撓管30を熱収縮性チューブ310へ嵌挿し、所定の温度により加熱する。加熱により熱収縮性チューブ310は収縮し外皮320を拘束する。加熱と拘束により、外皮320の表面が溶融して凹凸を除去するとともに、外皮320表面の溶融により発生する外皮厚の偏りを防止する。これにより、滑らかな表面と全周に渡って肉厚が均等な円形状断面とを有する挿入部可撓管30を得ることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、内視鏡に用いられる可撓管に関し、より詳しくは、可撓管を構成する被覆層に関する。
内視鏡は、例えば人体の内臓を観察、検査、あるいは治療するために用いられる。内視鏡は、電荷結合素子を用いて観察を行う電子内視鏡と光ファイバーを用いることにより観察を行うファイバースコープに大別される。
内視鏡は、操作部、挿入部、湾曲部、先端部からなる。操作部には挿入部が接続され、挿入部には湾曲部が、湾曲部には先端部がそれぞれ接続される。先端部には対物レンズ、ライトガイド等が設けられる。湾曲部は一定の範囲で自由に湾曲させることが可能である。挿入部は先端部を観察部位まで挿入するためのものであり、挿入部可撓管と呼ばれる。操作部には接眼部や湾曲部等を操作するための各種のスイッチ等が設けられる。
挿入部可撓管は押し出し成形により形成されるが、このとき、押出成形機のヘッド部の形状により凹凸あるいはスジが挿入部可撓管表面に形成されることは避けられない。一方、挿入部可撓管は消化器官等に接触しながら先端部を観察部位へ挿入されるため、表面に不要な凹凸があると挿入抵抗が生じるとともに受診者が不快感を持つ。この問題を解決するために、挿入部可撓管を成形後に約100℃で加熱する事で表面の凹凸を減らす方法が提案されている。
特公平6−79591号公報
しかし従来、加熱により表面の凹凸を除去することができず、さらに、挿入部可撓管を成形後に加熱することにより外皮が流動化し、加熱前には挿入部可撓管の全周に渡り均一であった外皮厚が、加熱後には重力の影響により偏りが生じてしまうという問題があった。
本発明は、この問題を解決するためになされたものであり、表面に凹凸がなく全周に渡って肉厚が均一な円形状断面を有する内視鏡用可撓管を得ることを目的とする。
本発明による内視鏡用可撓管の製造方法は、熱収縮性チューブに内視鏡用可撓管を嵌挿した後に加熱する工程を有することを特徴とする。加熱する時には前記内視鏡用可撓管を軸周りに回転させてもよい。加熱温度は約80℃から約120℃であることが好適である。また、オートクレーブ対応の内視鏡用可撓管を加熱する場合には、加熱温度は約100℃から約150℃であることが好ましい。
本発明に用いられる熱収縮性チューブは、肉厚が0.05mm以上0.5mm以下であり、内表面における中心線平均粗さは0.2mm以下であることが好ましい。材料はポリオレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、シリコンゴム、またはフッ素系樹脂であればなおよい。
本発明による内視鏡用可撓管は、熱収縮性チューブに内視鏡用可撓管を嵌挿した後に加熱することにより得られることを特徴とする。
本発明によれば、表面に凹凸がなく全周に渡って肉厚が均一な円形状断面を有する内視鏡用可撓管を得ることができる。
以下、本発明における内視鏡用可撓管の実施形態について添付図面を参照して説明する。
図1は電子内視鏡の全体図である。
電子内視鏡10は操作部20と挿入部可撓管30と湾曲部40と先端部50と接続部可撓管60と光源接続部70とからなる。
操作部20には電子内視鏡を操作するためのスイッチ等が設けられる。操作部20には接続部可撓管60が接続される。接続部可撓管60において、操作部20との接続端と反対側には光源接続部70が接続される。光源接続部70に接続された図示しない光源からは消化器官等を照明するための光が供給される。
操作部20には挿入部可撓管30が接続される。挿入部可撓管30において、操作部20との接続端と反対側には湾曲部40が接続され、さらに湾曲部の先端には先端部50が接続される。先端部50には図示しない対物レンズやライトガイド等が設けられる。湾曲部40は所定の範囲で観測者の意思により自由に湾曲可能である。挿入部可撓管30は先端部を観察部位に挿入するために必要な硬度と柔軟性を併せ持つ。
図2は製造工程の途中における内視鏡用可撓管を示し、加熱工程を経た後の内視鏡用可撓管の一部断面図である。図3は製造工程を内視鏡用可撓管の軸方向に垂直な断面により示した工程図であり、内視鏡用可撓管の内部構造は省略し断面方向に大きさを誇張している。
押し出し成形により得られた挿入部可撓管30は外皮320と網状管330と螺旋管340とからなる。螺旋管340の外周には網状管330が設けられ、網状管330の周囲には外皮320が密着して設けられる。この内視鏡用可撓管30は以下に述べる加工処理を受ける。
初めに、挿入部可撓管30は熱収縮性チューブ310へ嵌挿される。この状態では、外皮320と熱収縮性チューブ310との間には空間が形成される。次に、挿入部可撓管30は80度から120度で加熱される。
加熱はリングヒータや熱風により行われる。図4は熱風による加熱装置を示した断面図である。筐体80内部には熱収縮性チューブ310に嵌挿された挿入部可撓管30が設置される。送風機840で発生した熱風は、送風路830を経て送風口820から筐体80内部へ送られ、排気口860から排気される。熱風が挿入部可撓管30に直接当らないように、送風口820にはフード850が設けられる。熱収縮性チューブ310の一部のみに熱風が加えられると収縮に偏りが発生するためである。熱風により筐体80内部の温度が上昇して外皮320が溶融し、また、この温度上昇により熱収縮性チューブ310が全体的に収縮して外皮320を拘束する。
加熱の際には挿入部可撓管30を軸周りに回転させてもよい。回転は、挿入部可撓管30の内部空間に棒状の回転軸810を貫通させモータ870により回転させることによる。回転により、外皮320の表面の凹凸を減らす効果と外皮厚の偏りを防止する効果とを高めることができる。
加熱により熱収縮性チューブ310は収縮して外皮320を挿入部可撓管30の軸に対して垂直な断面方向に拘束する。外皮320の表面は加熱により溶融するとともに熱収縮性チューブ310から拘束されるため、外皮320を設ける際に発生した外皮320表面の凹凸が実質的に除去される。さらに、外皮320は溶融時に熱収縮性チューブによって外周が拘束されているため、外皮厚には挿入部可撓管30の全周に渡り溶融による偏りが発生しない。挿入部可撓管30は全周に渡って肉厚が均等な円形状断面を保持しながら外皮320の表面の凹凸を解消することができる。
熱収縮性チューブ310は加熱工程を経て外皮320が十分に冷却された後に挿入部可撓管30から取り外される。
熱収縮性チューブ310の肉厚は0.05mm以上0.5mm以下であることが望ましい。0.05mmより薄いと収縮時に外皮を拘束する力が不足し、0.5mmより厚いと収縮性に劣るためである。
熱収縮性チューブ310の内面における表面粗さ(中心線平均粗さ)は0.2mm以下である。0.2mmよりも大きいと、成形後の外皮表面に熱収縮性チューブの内面にある凹凸が転写されてしまうためである。
外皮320の構成材料は特に限定されないが、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のポリオレフィン、ポリアミド、ポリエチレンテレフタラート(PET)、ポリブチレンテレフタラート等のポリエステル、ポリウレタン、ポリスチレン樹脂、ポリテトラフルオロエチレン、エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体等のフッ素系樹脂、ポリイミド等の各種可撓性を有する樹脂や、ポリウレタン系エラストマ、ポリエステル系エラストマ、ポリオレフィン系エラストマ、ポリアミド系エラストマ、ポリスチレン系エラストマ、フッ素系エラストマ、シリコンゴム、フッ素ゴム、ラテックスゴム等の各種エラストマのうちの、1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
この中でも、特にフッ素系エラストマ、ポリオレフィン系エラストマ、またはポリスチレン系エラストマは耐熱性を有するため、オートクレーブに対応した挿入部可撓管30を構成するに好ましい。
熱収縮性チューブ310には架橋したポリエチレン、ポリススチレン、ポリプロピレン、EPDM、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、シリコンゴム、またはフッ素系樹脂等を用いることができる。
外皮320がオートクレーブに対応した耐熱性を有する材質によるものである場合には、加熱温度は100度から150度が適当である。
なお、本発明が用いられる内視鏡は電子内視鏡でなくファイバースコープであってもよく、内視鏡用可撓管30の内部に設けられる螺旋管340はそれに代わる管状の材料でもよい。
本発明は既存の内視鏡用可撓管にも用いることができる。外表面に凹凸を有する内視鏡用可撓管であっても、本発明によれば、全周に渡って肉厚が均等な円形状断面を保持しながら外表面に形成された凹凸を解消することができる。
電子内視鏡の全体図である。 本発明による内視鏡用可撓管を加熱した後の一部断面図である。 本発明による製造工程を内視鏡用可撓管の軸方向に垂直な断面により示した工程図である。 本発明による製造工程での加熱装置を示した断面図である。
符号の説明
10 電子内視鏡
30 挿入部可撓管
310 熱収縮性チューブ
320 外皮
330 網状管
340 螺旋管
80 筐体
810 回転軸

Claims (8)

  1. 樹脂から成る外皮が外表面に形成された内視鏡用可撓管を、熱収縮性チューブに嵌挿し加熱する工程を有することを特徴とする内視鏡用可撓管の製造方法。
  2. 前記加熱するときに前記内視鏡用可撓管を軸周りに回転させることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用可撓管の製造方法。
  3. 前記熱収縮性チューブの肉厚が0.05mm以上0.5mm以下であることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用可撓管の製造方法。
  4. 前記熱収縮性チューブの内表面における中心線平均粗さが0.2mm以下であることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用可撓管の製造方法。
  5. 前記熱収縮性チューブがポリオレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、シリコンゴムまたはフッ素系樹脂からなることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用可撓管の製造方法。
  6. 前記加熱する温度が約80℃から約120℃であることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用可撓管の製造方法。
  7. 前記内視鏡用可撓管はオートクレーブに対応しており、前記加熱する温度は約100℃から約150℃であることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用可撓管の製造方法。
  8. 樹脂から成る外皮が外表面に形成された内視鏡用可撓管を、熱収縮性チューブに嵌挿し加熱して得られる内視鏡用可撓管。

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