JP2007151221A - アクチュエータシステム、並びに光学レンズ位置調整装置 - Google Patents

アクチュエータシステム、並びに光学レンズ位置調整装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007151221A
JP2007151221A JP2005338621A JP2005338621A JP2007151221A JP 2007151221 A JP2007151221 A JP 2007151221A JP 2005338621 A JP2005338621 A JP 2005338621A JP 2005338621 A JP2005338621 A JP 2005338621A JP 2007151221 A JP2007151221 A JP 2007151221A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
actuator element
polymer actuator
polymer
ion conductive
conductive polymer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005338621A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4852994B2 (ja
Inventor
Nobuyuki Nagai
信之 永井
Hajime Sudo
業 須藤
Koichi Tanaka
浩一 田中
Yasuhiro Watanabe
康博 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2005338621A priority Critical patent/JP4852994B2/ja
Publication of JP2007151221A publication Critical patent/JP2007151221A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4852994B2 publication Critical patent/JP4852994B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】対象物を正確な位置に移動させることができるアクチュエータシステム、並びに該アクチュエータシステムを用いた光学レンズ位置調整装置を提供する。
【解決手段】短冊形状で、電圧が印加されることにより湾曲する高分子アクチュエータ素子10が基準面BLから直立した状態で基準面BLに長手方向の一端が固定されてなり、高分子アクチュエータ素子10が電圧印加により湾曲して接する対象物L1について基準面BL上を水平移動させその位置を制御するものであって、高分子アクチュエータ素子10上にあって基準面BLに対して垂直方向に移動し、高分子アクチュエータ素子10の基準面BLに固定されている端部とは反対側の端部に当接することにより高分子アクチュエータ素子10の湾曲状態を固定する固定板11を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、高分子アクチュエータ素子を用いたアクチュエータシステム、並びに光学レンズ位置調整装置に関するものである。
医療機器や産業用ロボット、マイクロマシン等の分野において、小型、軽量で柔軟性に富むアクチュエータが求められており、それに対応すべくそのアクチュエータの作動原理として静電引力型、圧電型、超音波型、形状記憶合金式、高分子伸縮式等が提案されている。
このうち、高分子伸縮式としてイオン導電性高分子を用いた高分子アクチュエータ素子は軽量で発生力が大きいこと等から、新しいアクチュエータとして検討されてきている。この高分子アクチュエータ素子は、イオン導電性高分子膜(イオン交換樹脂膜)とその表面に相互に絶縁状態で接合した金属電極とからなり、該イオン導電性高分子膜を含水状態として金属電極間に電圧を印加することによりイオン導電性高分子膜に湾曲または変形を生じさせることを特徴とするものである。このような方式のアクチュエータの場合、電極の材料やその構造によって変形量や発生力等の特性が大きく変化する。
これについて、特許文献1,2では、金や白金などの錯体をイオン導電性高分子膜に吸着させ、それを還元剤で還元して金や白金を析出させるめっき方法によりイオン導電性高分子との界面で比表面積が大きな電極を形成し、変形量や発生力を増大することのできるアクチュエータ素子が提案されている。
特許第2961125号公報 特開平11−206162号公報
しかしながら、そのアクチュエータ素子の変形量や発生力を入力電圧に対して常に1対1の関係とすることは難しく、正確に物体を移動させることができないため、その応用範囲は限られたものになっていた。
本発明は、以上の従来技術における問題に鑑みてなされたものであり、対象物を正確な位置に移動させることができるアクチュエータシステム、並びに該アクチュエータシステムを用いた光学レンズ位置調整装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために提供する本発明は、短冊形状で陽イオン物質が含浸されたイオン導電性高分子膜と、該イオン導電性高分子膜の両主面それぞれに設けられる電極膜とを有し、前記電極膜間に電圧が印加されることにより前記イオン導電性高分子膜が湾曲する高分子アクチュエータ素子が基準面から直立した状態で該基準面に長手方向の一端が固定されてなり、該高分子アクチュエータ素子が電圧印加により湾曲して接する対象物について基準面上を水平移動させその位置を制御するアクチュエータシステムであって、前記高分子アクチュエータ素子上にあって前記基準面に対して垂直方向に移動し、前記高分子アクチュエータ素子の基準面に固定されている端部とは反対側の端部に当接することにより該高分子アクチュエータ素子の湾曲状態を固定する固定板を備えることを特徴とするアクチュエータシステムである(請求項1)。
ここで、前記固定板は、前記高分子アクチュエータ素子と当接する面に該高分子アクチュエータ素子の湾曲方向にのこぎり刃状として連なる凹凸溝を有することが好ましい。
また、前記高分子アクチュエータ素子が湾曲変形して対象物について基準面上を水平移動させた後に、前記固定板が前記基準面に対して垂直方向に移動して該高分子アクチュエータ素子の基準面に固定されている端部とは反対側の端部に当接するとよい。
また、前記固定板は、手動または該固定板に設けられた高分子アクチュエータ素子の変形により前記基準面に対して垂直方向に移動することが好ましい。
前記課題を解決するために提供する本発明は、中空の円筒と、陽イオン物質が含浸されたイオン導電性高分子膜と、該イオン導電性高分子膜の両主面それぞれに設けられる電極膜とを有し、前記円筒内部に設けられるとともに該円筒の底面となる基準面に一端が固定され、前記電極膜間に電圧が印加されることにより前記イオン導電性高分子膜が変形して前記円筒の長手方向に伸長または収縮する高分子アクチュエータ素子Aと、短冊の長手方向が前記円筒の内壁形状に合わせて巻かれたリング形状で陽イオン物質が含浸されたイオン導電性高分子膜と、該イオン導電性高分子膜のリング内周面、外周面それぞれに設けられる電極膜とを有し、前記高分子アクチュエータ素子Aの基準面に固定されている端部とは反対側の端部に取り付けられ、前記電極膜間に電圧が印加されることによりリング外周が拡大または縮小する高分子アクチュエータ素子Bとを備え、前記高分子アクチュエータ素子Bのリング外周が電圧印加により縮小して接触していた前記円筒内壁から離れた後、前記高分子アクチュエータ素子Aが電圧印加により変形して対象物を前記円筒の長手方向に移動させ、該対象物を目標位置まで移動させた時点で前記高分子アクチュエータ素子Bについて電極膜間をショートさせて蓄積された電荷を放電させることにより、該高分子アクチュエータ素子Bのリング外周が初期形状状態に戻るよう拡大して前記円筒内壁に押し付けられ、前記高分子アクチュエータ素子Aの移動位置を保持することで対象物の位置を制御することを特徴とするアクチュエータシステムである(請求項5)。
ここで、前記高分子アクチュエータ素子Bが前記対象物の外縁部に配置されたことが好ましい。
また、前記円筒の内壁に、前記高分子アクチュエータ素子Bのリング外周を係止する凹凸溝を有することが好適である。
前記課題を解決するために提供する本発明は、請求項1〜7のいずれか一に記載のアクチュエータシステムを備え、対象物が光学レンズであることを特徴とする光学レンズ位置調整装置である(請求項8)。
高分子アクチュエータ素子を用いたアクチュエータの場合、それ単体では移動させる対象物の位置の制御を正確に行ったり、高分子アクチュエータ素子の形状を保持したりすることが難しいが、請求項1の発明によれば変形した高分子アクチュエータ素子の形状を機械的に保持する機構を別に設けることにより、希望する位置に対象物(物体)を移動、保持させることが可能となる。本発明では固定板自身の駆動のために手動または高分子アクチュエータ素子の変形を利用する方式を採用することにより、システム全体が小型軽量で消費電力の少ない物とすることができる。また、固定板に凹凸溝を設けることで、高分子アクチュエータ素子を止めたい湾曲位置で正確に止めることができ、対象物の移動位置の正確なコントロールが可能になる。
請求項5の発明によれば、円筒の中で対象物を移動させる場合、直線移動用の高分子アクチュエータ素子Aとリング形状の高分子アクチュエータ素子Bの組み合わせだけでシステムを構成することができるので、構造が単純で小型軽量な装置とすることができる。また、円筒の内壁に凹凸溝を設けることで、確実に高分子アクチュエータ素子Bのリング外周を係止し移動対象物を正確な位置で保持することができる。
以上のような本発明によれば、高分子アクチュエータ素子の小型軽量でありながら変形量や発生力が比較的大きいという利点を保ちながら、正確な対象物の移動および保持が可能となり、正確さが必要とされる用途、例えば光学レンズ位置調整装置にも応用が可能となる。
以下に、本発明に係るアクチュエータシステムの第1の実施の形態について説明する。
図1は、本発明に係るアクチュエータシステムの構成を示す概略図である。
図1に示すように、アクチュエータシステム100は、短冊形状で陽イオン物質が含浸されたイオン導電性高分子膜と、該イオン導電性高分子膜の両主面それぞれに設けられる電極膜とを有し、前記電極膜間に電圧が印加されることにより前記イオン導電性高分子膜が湾曲する高分子アクチュエータ素子10が基準面BLから直立した状態で基準面BLに長手方向の一端が固定されてなり、高分子アクチュエータ素子10が電圧印加により湾曲して接する対象物L1について基準面BL上を水平移動させその位置を制御するものである。また、対象物L1は高分子アクチュエータ素子10の湾曲変形する部分と直接または間接的に接合されていることが好ましい。
なお、高分子アクチュエータ素子10は基準面BLに対してある角度をもって固定されていてもよい。また、図中高分子アクチュエータ素子10は1つであるが、複数個を並列に設置してもよい。
また、アクチュエータシステム100は、前記高分子アクチュエータ素子10上にあって基準面BLに対して垂直方向に移動し、高分子アクチュエータ素子10の基準面BLに固定されている端部とは反対側の端部に当接することにより高分子アクチュエータ素子10の湾曲状態を固定する固定板11を備える。
ここで、固定板11の高分子アクチュエータ素子10と当接する面は平坦な状態でもよいが、高分子アクチュエータ素子10の端部に当接した際に該高分子アクチュエータ素子10の動きを拘束する程度に摩擦力が大きいことが望ましく、例えば高分子アクチュエータ素子10の湾曲方向(図中左右方向)にのこぎり刃状として連なる凹凸溝11aを有することが好ましい。さらにこの凹凸溝11aの断面形状は湾曲した高分子アクチュエータ素子10が初期形状に戻る方向のみを制限するような形状であればよく、例えば高分子アクチュエータ素子10の端部先端形状と同様のものとすることが望ましい。
また、固定板11は、手動または固定板11に設けられた高分子アクチュエータ素子の変形により前記基準面に対して垂直方向に移動するようにするとよい。図1では高分子アクチュエータ素子12の変形により固定板11が移動する構成を示しており、高分子アクチュエータ素子10と同じ原理で変形する4つの高分子アクチュエータ素子12が湾曲した状態でその長手方向の両端をそれぞれ固定板11の高分子アクチュエータ素子10と当接する面とは反対面、アクチュエータシステム100が収納される筐体Cの上部内面に固定されている。あるいは、図2に示すように、筐体Cの上部内面に一端が固定され、湾曲変形して固定板11の高分子アクチュエータ素子10と当接する面とは反対面を押し下げるような高分子アクチュエータ素子13を備えるようにしてもよい。
なお、ここでいう高分子アクチュエータ素子10は、特許第2961125号公報、特開平11−206162号公報などで開示されている従来公知のものでもよいが、それ以外に例えばつぎのような構成のものを使うとよい。
図3は、本発明で使用する高分子アクチュエータ素子の基本的構成を示す断面図である。
高分子アクチュエータ素子10は、陽イオン物質が含浸されたイオン導電性高分子膜(イオン導電性高分子フィルム)1と、該イオン導電性高分子膜1の両面それぞれに設けられる電極膜2と、該電極膜2それぞれに電気的に接続されたリード線4とを備え、1対のリード線4より電極膜2間に電圧が印加されることによりイオン導電性高分子膜1が湾曲または変形するものである。
イオン導電性高分子膜1は、フッ素樹脂、炭化水素系などを骨格としたイオン交換樹脂からなり、表裏2つの主面をもつ形状を呈している。例えば、短冊形状、円盤形状、円柱形状、円筒形状などが挙げられる。また、イオン交換樹脂としては、陰イオン交換樹脂、陽イオン交換樹脂、両イオン交換樹脂いずれでもよいが、このうち陽イオン交換樹脂が好適である。
陽イオン交換樹脂としては、ポリエチレン、ポリスチレン、フッ素樹脂などにスルホン酸基、カルボキシル基などの官能基が導入されたものが挙げられ、とくにフッ素樹脂にスルホン酸基、カルボキシル基などの官能基が導入された陽イオン交換樹脂が好ましい。
電極膜2は、カーボン粉末とイオン導電性樹脂とからなり、前記カーボン粉末同士がイオン導電性樹脂を介して結合していることを特徴とする。カーボン粉末は、導電性をもつカーボンブラックの微細粉末であり、比表面積が大きなものほど電極膜2としてイオン導電性高分子膜1と接する表面積が大きくなりより大きな変形量を得ることができる。例えばケッチェンブラックが好ましい。また、イオン導電性樹脂は、イオン導電性高分子膜1を構成する材料と同じものでよい。
また、電極膜2は、イオン導電性樹脂成分とカーボン粉末を含む塗料がイオン導電性高分子膜1に塗布されてなるものである。あるいは、電極膜2は、カーボン粉末とイオン導電性樹脂とからなる導電膜がイオン導電性高分子膜1に圧着されてなるものである。
いずれの方法によっても、簡便に短時間で電極膜2を形成することができる。
なお、少なくともイオン導電性高分子膜1に陽イオン物質が含浸されているが、該陽イオン物質とは、水及び金属イオン、水及び有機イオン、イオン液体のいずれかであることが好ましい。ここで、金属イオンとは例えば、ナトリウムイオン、カリウムイオン、リチウムイオン、マグネシウムイオン等が挙げられる。また、有機イオンとは例えば、アルキルアンモニウムイオン等が挙げられる。これらのイオンはイオン導電性高分子膜1中において水和物として存在している。イオン導電性高分子膜1が水及び金属イオン、または水及び有機イオンを含み、含水状態となっている場合には、高分子アクチュエータ素子10は中からこの水が揮発しないように封止されていることが好ましい。
また、イオン液体とは、常温溶融塩とも言われる不燃性、不揮発性のイオンのみからなる溶媒であり、例えばイミダゾリウム環系化合物、ピリジニウム環系化合物、脂肪族系化合物のものを使用することができる。イオン導電性高分子膜1にイオン液体を含浸させている場合には、揮発する心配なく高温あるいは真空中でも高分子アクチュエータ素子10を使用することができようになる。
また、図4に、前記高分子アクチュエータ素子の変形例を示す。
図4は、本発明で使用する別の高分子アクチュエータの基本的構成を示す断面図である。
高分子アクチュエータ素子20は、上述した高分子アクチュエータ素子10の1対の電極膜2それぞれの上に金または白金からなる金属導電膜3を備え、該金属導電膜3にリード線4を電気的に接続した構成となっている。ここで、イオン導電性高分子膜1、電極膜2、イオン導電性高分子膜1に含浸させる陽イオン物質は、図3で示したものと同じである。
ここで、金属導電膜3は、1対の電極膜2それぞれの上に湿式めっき法、蒸着法、スパッタ法などの従来公知の成膜手法により、金または白金の薄膜が形成されてなるものである。この金属導電膜3の厚さにはとくに制限はないが、リード線4からの電位が電極膜2に均等に印加されるように連続した膜となる程度の厚さであることが好ましい。
図5に、これらの高分子アクチュエータ素子10,20の動作原理を示す。ここでは、イオン導電性高分子膜1中にナトリウムイオンが含浸されているものとして説明する。
図5(a)では、電源Eよりリード線4を通じて、図中左側の高分子アクチュエータ10の電極膜2にプラスの電位、図中右側の電極膜2にマイナスの電位を印加している。この電位差により、高分子アクチュエータ素子10(20)のイオン導電性高分子膜1中では、マイナスの電位が印加された側(図中右側)の電極膜2にナトリウムイオン水和物が引き寄せられて移動し、当該電極膜2の近傍に集中しこの領域は体積膨張するようになる。一方、プラスの電位が印加された側(図中左側)の電極膜2近傍におけるナトリウム水和物濃度は減少し、この領域は体積収縮するようになる。その結果、イオン導電性高分子膜1の2つの電極膜2近傍領域の間に体積差が生じることとなり、イオン導電性高分子膜1は図中左側に湾曲するようになる。
図5(b)では、2つの電極膜2がショートした状態でつながれることから2つの電極膜2近傍領域で蓄積された電荷に応じて放電が起こる。そして、その結果2つの電極膜2の間に電位差がなくなることから、イオン導電性高分子膜1の2つの電極膜2近傍領域の間に体積差はなくなり、イオン導電性高分子膜1は真っ直ぐな状態となる。
図5(c)では、電源Eよりリード線4を通じて、図中左側の高分子アクチュエータ素子10(20)の電極膜2にマイナスの電位、図中右側の電極膜2にプラスの電位を印加しており、電圧印加方法が図4(a)の場合とは逆である。この電位差により、高分子アクチュエータ素子10(20)のイオン導電性高分子膜1中では、マイナスの電位が印加された側(図中左側)の電極膜2の近傍領域は体積膨張するようになり、プラスの電位が印加された側(図中右側)の電極膜2近傍領域は体積収縮するようになる。その結果、イオン導電性高分子膜1は図中右側に湾曲するようになる。
この高分子アクチュエータ素子10(20)の動作原理に基づいて、本発明のアクチュエータシステム100はつぎのように動作することになる。
図6に、本発明のアクチュエータシステム100において対象物L1を光学レンズとした光学レンズ位置調整装置100Aの動作を示す。ここでは、使用する高分子アクチュエータ素子10(20)のイオン導電性高分子膜1中にナトリウムイオンが含浸されているものとして説明する。
図6(a)では、電源Eから高分子アクチュエータ素子10の電圧印加はなく、2つの電極膜2に電位差がないことから、イオン導電性高分子膜1の2つの電極膜2近傍領域の間に体積差はなく、イオン導電性高分子膜1は湾曲することなく当初成形時の状態である基準面BLから直立した状態である。
ここで、例えば操作者がボタンを押すことにより、図6(b)に示すように、電源Eよりリード線4を通じて、高分子アクチュエータ素子10の一方(図中左側)の電極膜2にプラスの電位、他方(図中右側)の電極膜2にマイナスの電位を印加する。
このとき、この電位差(0.5〜2.0V程度)により、イオン導電性高分子膜1中では、マイナスの電位が印加された側(図中右側)の電極膜2にナトリウムイオン水和物が引き寄せられて移動し、当該電極膜2の近傍に集中しこの領域は体積膨張するようになる。一方、プラスの電位が印加された側(図中左側)の電極膜2近傍におけるナトリウム水和物濃度は減少し、この領域は体積収縮するようになる。
その結果、イオン導電性高分子膜1の2つの電極膜2近傍領域の間に体積差が生じることとなり、イオン導電性高分子膜1は図中左側に湾曲変形する。そのため、高分子アクチュエータ素子10は隣接配置された光学レンズL1を図中左側に押すこととなり、光学レンズL1は基準面BL上を図中左側に水平移動する。なお、このときの高分子アクチュエータ素子10の基準面BLに固定された端部とは反対側の端部は基準面BLに対する高さ位置が低くなり、固定板11から離れることになる。
ついで、光学レンズL1が所望の位置に移動した時点で操作者はボタンを押すことを止める。この時点で、高分子アクチュエータ素子10への電圧印加は中断されるが、同時に高分子アクチュエータ素子12に電圧印加され、高分子アクチュエータ素子12は湾曲した状態からその湾曲が直線状態に戻るように変形する。その結果、固定板11が図中下方向に移動し、固定板11の凹凸溝11aが高分子アクチュエータ素子10の基準面BLに固定された端部とは反対側の端部に当接し、高分子アクチュエータ素子10の湾曲状態を固定する(図6(c))。これにより、光学レンズL1を正確な位置で保持することができる。
なお、高分子アクチュエータ素子12への電圧印加は固定板11が高分子アクチュエータ素子10の端部に当接した時点で中断される。
次に、本発明に係るアクチュエータシステムの第2の実施の形態について説明する。
図7は、本発明に係るアクチュエータシステムの第2の実施の形態における構成を示す概略図である。
図7に示すように、アクチュエータシステム300は、中空の円筒32と、短冊が湾曲した形状で陽イオン物質が含浸されたイオン導電性高分子膜と、該イオン導電性高分子膜の両主面それぞれに設けられる電極膜とを有し、円筒32内部に設けられるとともに円筒32の底面である基準面BLに一端が固定され、前記電極膜間に電圧が印加されることにより前記イオン導電性高分子膜が変形して円筒32の長手方向に伸長または収縮する2つの高分子アクチュエータ素子30と、短冊の長手方向が円筒32の内壁形状に合わせて巻かれたリング形状で陽イオン物質が含浸されたイオン導電性高分子膜と、該イオン導電性高分子膜のリング内周面、外周面それぞれに設けられる電極膜とを有し、高分子アクチュエータ素子30の基準面BLに固定されている端部とは反対側の端部に取り付けられ、前記電極膜間に電圧が印加されることによりリング外周が拡大または縮小する高分子アクチュエータ素子31とを備えている。
また、アクチュエータシステム300は、高分子アクチュエータ素子30が電圧印加により変形して円筒32に内にある対象物L2を円筒32の長手方向に移動させる際に、まず高分子アクチュエータ素子31に電圧印加することによりリング外周を縮小して接触していた円筒32内壁から離し、ついで高分子アクチュエータ素子30により対象物L2が目標位置に移動した後に、高分子アクチュエータ素子31の2つの電極膜2をショートさせて該高分子アクチュエータ素子31に蓄積された電荷を放電させて該電極膜2の間の電位差をゼロにすることで該高分子アクチュエータ素子31のリング外周を初期の形状状態に戻るように拡大させて円筒32内壁に押し付け、これにより高分子アクチュエータ素子30の移動位置を保持することで対象物L2の位置を制御することを特徴としている。
ここで、高分子アクチュエータ素子30,31を構成するイオン導電性高分子膜は形状が異なるだけで図3に示したイオン導電性高分子膜1と同じである。また、電極膜、陽イオン物質も、図3に示した電極膜2、イオン導電性高分子膜1に含まれる陽イオン物質と同じである。
なお、高分子アクチュエータ素子31は、図7では、高分子アクチュエータ素子30と対象物L2との間に配置されているが、高分子アクチュエータ素子30の基準面BLに固定されている端部とは反対側の端部に対象物L2を取り付けるとともに、対象物L2の高分子アクチュエータ素子30の端部取付面とは反対面に配置されるようにしてもよい。また、高分子アクチュエータ素子31が対象物L2の円筒内壁側である外縁部に配置、接触するようにし、対象物L2の円筒中心軸領域には配置されないようにするとよい。また、高分子アクチュエータ素子31は、図7では一枚の短冊形状のものが巻かれてリング形状となっているが、複数の短冊で湾曲したものが1つのリング形状をなすように配置されたものであってもよい。
また、対象物L2と高分子アクチュエータ素子31は接合されていることが好ましい。ただし、円筒32の長手方向が図7のように重力加速度方向であり、高分子アクチュエータ素子31の上に対象物L2が配置される場合には接合されていなくてもよい。
ここで、円筒32の内壁は平滑な状態でもよいが、高分子アクチュエータ素子31の外周面に当接した際に該高分子アクチュエータ素子31の動きを拘束し係止する程度に摩擦力が大きいことが望ましく、例えば円筒32の長手方向にのこぎり刃状として連なる凹凸溝を有することが好ましい。さらにこの凹凸溝の断面形状は接触した高分子アクチュエータ素子31が円筒32の長手方向に移動する方向のみを制限するような形状であればよく、例えば高分子アクチュエータ素子31の外周面形状と同様のものとすることが望ましい。
本発明のアクチュエータシステム300は、前記高分子アクチュエータ素子10(20)の動作原理に基づいて、つぎのように動作することになる。
図8に、本発明のアクチュエータシステム300において対象物L2を光学レンズとした光学レンズ位置調整装置300Aの動作を示す。ここでは、使用する高分子アクチュエータ素子30,31のイオン導電性高分子膜1中にナトリウムイオンが含浸されているものとして説明する。
図8(a)では、電源Eから高分子アクチュエータ素子30の電圧印加はなく、2つの電極膜2に電位差がないことから、イオン導電性高分子膜1の2つの電極膜2近傍領域の間に体積差はなく、イオン導電性高分子膜1は変形することなく当初成形時の状態である。
ここで、例えば操作者がボタンを押す等により、まず高分子アクチュエータ素子31に電圧を印加することによりそのリング外周が縮小し、該高分子アクチュエータ素子31のリング外周面は接触していた円筒32の内壁から離れる。
同時に、電源Eよりリード線4を通じて、高分子アクチュエータ素子30の一方(図中右側)の電極膜2にプラスの電位、他方(図中左側)の電極膜2にマイナスの電位を印加する。このとき、この電位差(0.5〜2.0V程度)により、イオン導電性高分子膜1中では、マイナスの電位が印加された側(図中左側)の電極膜2にナトリウムイオン水和物が引き寄せられて移動し、当該電極膜2の近傍に集中しこの領域は体積膨張するようになる。一方、プラスの電位が印加された側(図中右側)の電極膜2近傍におけるナトリウム水和物濃度は減少し、この領域は体積収縮するようになる。
その結果、イオン導電性高分子膜1の2つの電極膜2近傍領域の間に体積差が生じることとなり、イオン導電性高分子膜1は図中上方向に伸長するように変形する。そのため、高分子アクチュエータ素子30は高分子アクチュエータ素子31及び光学レンズL2を図中上方向に押すこととなり、光学レンズL2は円筒32内を図中上方向に移動し、高さ位置が変わることになる(図8(b))。
ついで、光学レンズL2が所望の位置に移動した時点で操作者はボタンを押すことを止める。この時点で、高分子アクチュエータ素子30への電圧印加は中断されるが、同時に高分子アクチュエータ素子31の2つの電極膜2がショートした状態で接続される。そのため、高分子アクチュエータ素子31では蓄積された電荷に応じた放電が起こり、高分子アクチュエータ素子31はリング外周が縮小した状態からそのリング外周が初期形状状態に戻るように変形する。あるいは、高分子アクチュエータ素子31の2つの電極膜2に図8(b)の場合とは逆極性となるような電圧印加を行い、高分子アクチュエータ素子31のリング外周が縮小した状態からそのリング外周が拡大するように変形させてもよい。その結果、高分子アクチュエータ素子31のリング外周面が円筒32の内壁に押し付けられることになり、両者の摩擦により高分子アクチュエータ素子31はその高さ位置で固定され同時に高分子アクチュエータ素子30の湾曲状態が固定される(図8(c))。これにより、光学レンズL2を正確な位置で保持することができる。
なお、本発明のアクチュエータシステム300は、図7で示した構成に限定されるものではなく、例えば図9〜図11に示すような構成でもよい。
すなわち、図9に示すアクチュエータシステム300aは、図7における高分子アクチュエータ素子30に代えて、短冊が湾曲した形状の高分子アクチュエータ素子30aを組み合わせてリング形状としたものを、さらに円筒32の長手方向に積み上げた構成とするものである。
また、図10に示すアクチュエータシステム300bは、図7における高分子アクチュエータ素子30に代えて、短冊が湾曲した形状の高分子アクチュエータ素子30aを組み合わせてリング形状としたものを、高分子アクチュエータ素子31のリングに沿って複数配置したものである。
また、図11に示すアクチュエータシステム300cは、図7における円筒32、高分子アクチュエータ素子30に代えて、外部から内部に貫通するスリットを有する円筒32cと、短冊が湾曲した形状で長手方向の一端が円筒32cの外側の基準面BLに固定され、他端が前記スリットを通って円筒32c内部に配置された高分子アクチュエータ素子30cとを備えたものである。
本発明に係るアクチュエータシステムの第1の実施の形態における構成を示す概略図である。 本発明に係るアクチュエータシステムの第1の実施の形態の変形例を示す概略図である。 本発明で使用する高分子アクチュエータ素子の構成(1)を示す断面図である。 本発明で使用する高分子アクチュエータ素子の構成(2)を示す断面図である。 高分子アクチュエータ素子の動作原理を説明する図である。 本発明のアクチュエータシステム(1)の動作原理を説明する図である。 本発明に係るアクチュエータシステムの第2の実施の形態における構成を示す概略図である。 本発明のアクチュエータシステム(2)の動作原理を説明する図である。 本発明に係るアクチュエータシステムの第2の実施の形態の変形例(1)を示す概略図である。 本発明に係るアクチュエータシステムの第2の実施の形態の変形例(2)を示す概略図である。 本発明に係るアクチュエータシステムの第2の実施の形態の変形例(3)を示す概略図である。
符号の説明
1…イオン導電性高分子膜、2…電極膜、3…金属導電膜、4…リード線、10,12,13,20,30,30a,30b,30c,31…高分子アクチュエータ素子、11…固定板、11a…凹凸溝、31…イオン導電性高分子体、32,32c…中空円筒、100,100A,200,300,300A,300a,300b,300c…アクチュエータシステム、BL…基準面、C…筐体、L1,L2…対象物(光学レンズ)

Claims (8)

  1. 短冊形状で陽イオン物質が含浸されたイオン導電性高分子膜と、該イオン導電性高分子膜の両主面それぞれに設けられる電極膜とを有し、前記電極膜間に電圧が印加されることにより前記イオン導電性高分子膜が湾曲する高分子アクチュエータ素子が基準面から直立した状態で該基準面に長手方向の一端が固定されてなり、該高分子アクチュエータ素子が電圧印加により湾曲して接する対象物について基準面上を水平移動させその位置を制御するアクチュエータシステムであって、
    前記高分子アクチュエータ素子上にあって前記基準面に対して垂直方向に移動し、前記高分子アクチュエータ素子の基準面に固定されている端部とは反対側の端部に当接することにより該高分子アクチュエータ素子の湾曲状態を固定する固定板を備えることを特徴とするアクチュエータシステム。
  2. 前記固定板は、前記高分子アクチュエータ素子と当接する面に該高分子アクチュエータ素子の湾曲方向にのこぎり刃状として連なる凹凸溝を有することを特徴とする請求項1に記載のアクチュエータシステム。
  3. 前記高分子アクチュエータ素子が湾曲変形して対象物について基準面上を水平移動させた後に、前記固定板が前記基準面に対して垂直方向に移動して該高分子アクチュエータ素子の基準面に固定されている端部とは反対側の端部に当接することを特徴とする請求項1に記載のアクチュエータシステム。
  4. 前記固定板は、手動または該固定板に設けられた高分子アクチュエータ素子の変形により前記基準面に対して垂直方向に移動することを特徴とする請求項1に記載のアクチュエータシステム。
  5. 中空の円筒と、
    陽イオン物質が含浸されたイオン導電性高分子膜と、該イオン導電性高分子膜の両主面それぞれに設けられる電極膜とを有し、前記円筒内部に設けられるとともに該円筒の底面となる基準面に一端が固定され、前記電極膜間に電圧が印加されることにより前記イオン導電性高分子膜が変形して前記円筒の長手方向に伸長または収縮する高分子アクチュエータ素子Aと、
    短冊の長手方向が前記円筒の内壁形状に合わせて巻かれたリング形状で陽イオン物質が含浸されたイオン導電性高分子膜と、該イオン導電性高分子膜のリング内周面、外周面それぞれに設けられる電極膜とを有し、前記高分子アクチュエータ素子Aの基準面に固定されている端部とは反対側の端部に取り付けられ、前記電極膜間に電圧が印加されることによりリング外周が拡大または縮小する高分子アクチュエータ素子Bとを備え、
    前記高分子アクチュエータ素子Bのリング外周が電圧印加により縮小して接触していた前記円筒内壁から離れた後、前記高分子アクチュエータ素子Aが電圧印加により変形して対象物を前記円筒の長手方向に移動させ、該対象物を目標位置まで移動させた時点で前記高分子アクチュエータ素子Bについて電極膜間をショートさせて蓄積された電荷を放電させることにより、該高分子アクチュエータ素子Bのリング外周が初期形状状態に戻るよう拡大して前記円筒内壁に押し付けられ、前記高分子アクチュエータ素子Aの移動位置を保持することで対象物の位置を制御することを特徴とするアクチュエータシステム。
  6. 前記高分子アクチュエータ素子Bが前記対象物の外縁部に配置されたことを特徴とする請求項5に記載のアクチュエータシステム。
  7. 前記円筒の内壁に、前記高分子アクチュエータ素子Bのリング外周を係止する凹凸溝を有することを特徴とする請求項5に記載のアクチュエータシステム。
  8. 請求項1〜7のいずれか一に記載のアクチュエータシステムを備え、対象物が光学レンズであることを特徴とする光学レンズ位置調整装置。
JP2005338621A 2005-11-24 2005-11-24 アクチュエータシステム、並びに光学レンズ位置調整装置 Expired - Fee Related JP4852994B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005338621A JP4852994B2 (ja) 2005-11-24 2005-11-24 アクチュエータシステム、並びに光学レンズ位置調整装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005338621A JP4852994B2 (ja) 2005-11-24 2005-11-24 アクチュエータシステム、並びに光学レンズ位置調整装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007151221A true JP2007151221A (ja) 2007-06-14
JP4852994B2 JP4852994B2 (ja) 2012-01-11

Family

ID=38211965

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005338621A Expired - Fee Related JP4852994B2 (ja) 2005-11-24 2005-11-24 アクチュエータシステム、並びに光学レンズ位置調整装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4852994B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009072748A1 (en) * 2007-12-04 2009-06-11 Hysonic.Co., Ltd. Camera module using polymer metal composite
EP2682798A1 (en) * 2012-07-02 2014-01-08 Axis AB Focusing device
US8699155B2 (en) 2009-05-22 2014-04-15 Sony Corporation Lens mechanism and imaging device
US8937682B2 (en) 2012-07-02 2015-01-20 Axis Ab Focusing device
JP2016140407A (ja) * 2015-01-30 2016-08-08 国立研究開発法人産業技術総合研究所 カテーテルシステム

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61150678A (ja) * 1984-12-25 1986-07-09 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 電気信号機械量変換素子及びその使用方法
JPH11206162A (ja) * 1998-01-09 1999-07-30 Agency Of Ind Science & Technol アクチュエータ素子の製造方法
JP2961125B2 (ja) * 1998-02-20 1999-10-12 工業技術院長 高分子アクチュエータの製造方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61150678A (ja) * 1984-12-25 1986-07-09 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 電気信号機械量変換素子及びその使用方法
JPH11206162A (ja) * 1998-01-09 1999-07-30 Agency Of Ind Science & Technol アクチュエータ素子の製造方法
JP2961125B2 (ja) * 1998-02-20 1999-10-12 工業技術院長 高分子アクチュエータの製造方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009072748A1 (en) * 2007-12-04 2009-06-11 Hysonic.Co., Ltd. Camera module using polymer metal composite
US8699155B2 (en) 2009-05-22 2014-04-15 Sony Corporation Lens mechanism and imaging device
EP2682798A1 (en) * 2012-07-02 2014-01-08 Axis AB Focusing device
US8937682B2 (en) 2012-07-02 2015-01-20 Axis Ab Focusing device
JP2016140407A (ja) * 2015-01-30 2016-08-08 国立研究開発法人産業技術総合研究所 カテーテルシステム

Also Published As

Publication number Publication date
JP4852994B2 (ja) 2012-01-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7800847B2 (en) Optical element module and image pickup device
JP5152483B2 (ja) 撮像装置
JP4802680B2 (ja) アクチュエータ
JP4852994B2 (ja) アクチュエータシステム、並びに光学レンズ位置調整装置
EP3232559B1 (en) Vibration energy harvester
US7705514B2 (en) Bi-directional actuator utilizing both attractive and repulsive electrostatic forces
JP4770510B2 (ja) 光学素子及びその製造方法
JP4821487B2 (ja) アクチュエータ装置及びその駆動方法
JPWO2008018387A1 (ja) 可変焦点レンズ装置
US9371823B2 (en) Polymeric actuator, actuator device, method of manufacturing polymeric actuator, and method of manufacturing actuator device
JP2008035682A (ja) アクチュエータ及びその製造方法
KR102142526B1 (ko) 압전 소자 및 그 제조방법
US8699155B2 (en) Lens mechanism and imaging device
US10951133B2 (en) Repulsive-attractive-force electrostatic actuator
JP5045877B2 (ja) ポリマーアクチュエータ
JP4852996B2 (ja) アクチュエータシステム
JP5012284B2 (ja) アクチュエータシステム
JP5233068B2 (ja) アクチュエータ、並びにブレーキ装置、流体制御装置、レンズ位置調整装置
JP5879823B2 (ja) 駆動装置、レンズモジュールおよび撮像装置
KR102198578B1 (ko) 반사형 능동 가변 렌즈 및 그 제조 방법
JP5045975B2 (ja) 駆動制御装置および方法、並びにプログラム
KR20230172095A (ko) 자성체를 이용하여 원형의 자기장 내 플레이트를 벤딩시키는 방법 및 이를 이용한 아티팩트
CA2485153C (en) Bi-directional actuator utilizing both attractive and repulsive electrostatic forces
JPH06335270A (ja) 強誘電体アクチュエータ
JP2006271053A (ja) 静電駆動型アクチュエータ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081113

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20090929

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20091002

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20091119

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110927

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111010

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141104

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141104

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees