JP2007150080A - 線状光源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】LEDチップからの放熱を効率的に行うことができると共に、LEDモジュールと導光板の距離を短くしてコンパクトな構造を達成できる面光源装置を提供すること。
【解決手段】本発明の線状光源装置は、異なる波長の複数の単色光を混合して使用する線状光源装置1であって、異なる波長の複数の単色光のそれぞれを出射する単色発光素子20a、20b、20cからなる複数の発光素子群20と、発光素子群のそれぞれを収容する複数の凹部4が長手方向に沿って形成された細長い金属ベース基板2と、発光素子群を覆う封止樹脂層24と、を備え、凹部は、金属ベース基板の長手方向側の傾斜面4aの角度が、金属ベース基板の幅方向側の傾斜面4bの角度より緩く形成されている、ことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、線状光源装置に関し、詳細には、異なる波長の光を出射する複数の単色発光素子からの光を混合して目的の色の光、例えば白色光を得る線状光源装置に関する。
近年、液晶表示装置の照明装置として、発光ダイオード(LED)を用いたLEDバックライトが広く使用されている。このようなLEDバックライトは、基板に実装されたLEDチップを備えたLEDモジュールと、LEDモジュールからの光で液晶表示板全体が照射されるようにする導光板等を備えている。
このようなLEDバックライトとして、LEDチップの熱による性能低下を防止する等の目的で、LEDチップを熱伝導性に優れた金属基板に直接、実装したLED光源を備えた光源装置(発光装置)が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−152225号公報
上述したようなLEDバックライトに使用されるLEDモジュールとしては、白色発光ダイオード(LED)を用いるLEDモジュールと、異なる波長の単色光(R、G、B)を発生させる単色LEDチップを組み合わせて実装し、これら単色LEDチップからの単色光を混合して白色を得るLED光源とがある。
後者の構成では、液晶表示板を白色光で照射する必要があるため、導光板への入射前あるいは導光板の入射部近傍に、単色LEDからの単色光を混合して白色光にするミキシング領域を設ける必要がある。
特許文献1で開示されている光源装置において、単色LEDチップからの単色光を混合するLEDモジュールを導光板の端面に配置した構成(エッジライトタイプ)を採る場合、各単色LEDチップからの単色光をミキシングするミキシング領域を確保するためにLED光源を導光板の出射面から所定距離だけ離して配置しなくてはならず、この結果、光源装置の寸法が大きくなるという問題が生じる。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、LEDチップからの放熱を効率的に行うことができると共に、LEDモジュールと導光板の距離を短くしてコンパクトな構造を達成できる面光源装置を提供することを目的としている。
本発明によれば、異なる波長の複数の単色光を混合して使用する線状光源装置であって、前記異なる波長の複数の単色光のそれぞれを出射する単色発光素子(単色LEDチップ)からなる複数の発光素子群(LEDチップ群)と、前記発光素子群のそれぞれを収容する複数の凹部が長手方向に沿って形成された細長い金属ベース基板と、前記発光素子群を覆う封止樹脂層と、を備え、前記凹部は、前記金属ベース基板の長手方向側の傾斜面の角度が、前記金属ベース基板の幅方向側の傾斜面の角度より緩く形成されていることを特徴とする線状光源装置が提供される。
このような構成によれば、発光素子群が収容されている凹部の内面側壁は、金属ベース基板の長手方向側で傾斜が緩く形成されているので、発光素子群内の発光素子から出射され、金属ベース基板の長手方向に進む光は凹部内で長い光路を通り、発光素子から直接及び封止樹脂と空気界面で全反射した光は金属ベース基板の凹部内面側壁で反射し、外部出射する。また、金属ベース基板の幅方向に進む光は、凹部内面側壁で何度か反射を繰り返し出射する。この結果、この凹部内の光路ですなわち光源装置内において、各単色光がミキシングされるとともに発光素子群の中間位置で出射する光量を増大させることができ、光源装置の外部で必要とされるミキシング領域の長さが短くなる。
本発明の他の態様によれば、異なる波長の複数の単色光を混合して使用する線状光源装置であって、前記異なる波長の複数の単色光のそれぞれを出射する単色発光素子からなる複数の発光素子群と、前記発光素子群を実装する細長い金属ベース基板と、前記金属ベース基板上に配置され、前記発光素子群のそれぞれを取り囲む凹部を形成する筐体と、前記凹部の内面に設けられた反射面と、前記凹部内で前記発光素子群を覆う封止樹脂層と、を備え、前記凹部は、前記金属ベース基板の長手方向側の傾斜面の角度が、前記金属ベース基板の幅方向側の傾斜面の角度より緩く形成されていることを特徴とする線状光源装置が提供される。
このような構成によれば、発光素子群が収容されている凹部の内面が、金属ベース基板の長手方向側で傾斜が緩く形成されているので、発光素子群内の発光素子から出射され、金属ベース基板の長手方向に進む光は凹部内で長い光路を通り、発光素子から直接及び封止樹脂と空気界面で全反射した光は凹部の内面に設けられた反射面で反射し、外部出射する。また、金属ベース基板の幅方向に進む光は、凹部の反射面で何度か反射を繰り返し出射する。この結果、この凹部内の光路ですなわち光源装置内において、各単色光がミキシングされるとともに発光素子群の中間位置で出射する光量を増大させることができ、光源装置の外部で必要とされるミキシング領域の長さが短くなる。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記発光素子群が、前記複数の単色光のそれぞれを発する発光素子を1つづつ備え、該発光素子のサイズが、該発光素子からの単色光が混合されたときに、略目的の色となるような比に設定され、前記凹部の開口端の幅方向における長さが、前記発光素子の最も大きいサイズの5倍以内である。
このような構成によれば、例えば、R、G、Bの三色の単色光を混合して白色光を作る場合は、各発光素子群に、赤色LEDと緑色LEDと青色LEDをそれぞれ1つづつ配置し、各単色LEDチップの寸法は、各単色LEDチップからの出射した光が混合されたとき、略白色となるような比に設定されている。
すなわち、各単色光が1つのLEDチップから出射される構成であるので、LEDチップの数を最小限にすることができ、直列接続を行っても比較的低い電圧で駆動が可能となる。また、ボンディングワイヤの本数が減少するので、ワイヤによる光の損失も抑制できる。
さらに、凹部の開口端の基板幅方向の長さが、発光素子の基板幅方向の最も長い長さの5倍以内に設定されているので、薄い導光板に組み合わせることが可能となる。
複数の凹部が長手方向に沿って形成された細長い金属ベース基板を用いる場合の本発明の他の好ましい態様によれば、前記発光素子群に接続される電極が、前記凹部の前記金属ベース基板の幅方向外方に設けられている。
このような構成によれば、金属ベース基板上の幅方向両端に薄いプリント回路基板を貼り合わせ、発光素子群に電源を供給できる。すなわち発光素子群を離隔配置することが可能となり、さらに、隣接する凹部からの単色光をミキシングすることもできる。
以上のように本発明の線状光源装置によれば、LEDチップからの放熱を効率的に行うことができると共に、LED光源と導光板の距離を短くしてコンパクトな構造を達成できる面光源装置が提供される。
以下、添付図面を参照し、本発明の第1実施形態の線状光源装置1の構成を説明する。
図1は、本発明の第1実施形態の線状光源装置1の構造を説明するための模式的な平面図であり、図2は図1のII−II線に沿った断面図、図3は図1のIII−III線に沿った断面図である。
線状光源装置1は、厚さ3mmの楔型導光板と結合して液晶表示装置のバックライトに使用することを前提に設計された光源装置であり、導光板の端面に沿って配置され、導光板の端面に単色光を混合して得た白色光を入射させるエッジライト方式の光源装置として使用される。
図1ないし図3に示されているように、線状光源装置1は、アルミダイキャストにより製造された、長さ300mm、幅6mmの細長い板状の金属ベース基板2を備えている。金属ベース基板2には、複数の凹部4が、金属ベース基板2の長手方向に沿って連続的に形成されている。
各凹部4は、金属ベース基板2の長手方向に沿って延びる細長い逆四角錐台形状を有し、金属ベース基板2の長手方向側の内面側壁4aの角度が、金属ベース基板の幅方向側の内面側壁4bの角度より緩く形成されている。また、各凹部4は、下記の表1に示す寸法を有し、深さは金属ベース基板2の表面まで2.5mm、金属ベース基板2の長手方向のピッチは、12.5mmで24個が形成されている。
Figure 2007150080
金属ベース基板2の裏面には金属製のフィン6が金属ベース基板2と一体的に形成され、金属ベース基板2からの放熱を促進している。
金属ベース基板2の表面の両側縁部すなわち凹部4の側方部分には、金属ベース基板2の両側縁に沿って延びる樹脂回路基板8が取付けられ、樹脂回路基板8の上には、同様に金属ベース基板2の両側縁に沿って延びる白色樹脂製の筐体10が積み重ねられている。筐体10の厚さは約2mmである。
樹脂回路基板8は、絶縁接着剤12によって、金属ベース基板2の表面に貼り付けられている。樹脂回路基板8は、エポキシ樹脂基板14、エポキシ樹脂基板14上に取付けられた電極・配線パターン16及び絶縁体18から構成されている。
金属ベース基板2の凹部4の底面4cには、LEDチップ群(発光素子群)20が配置されている。このLEDチップ群20は、図1に示されているように、発光波長の異なる単色光を発する3つの単色LEDチップ、即ち、緑色LEDチップ20a、赤色LEDチップ20bおよび青色LEDチップ20cから構成されている。
各単色LEDチップ20a、20b、20cの仕様を表2に示す。ここで、駆動電流はあくまで目安であり、白色を得るためにコントロールされている。
Figure 2007150080
各単色LEDチップ20a、20b、20cのサイズ(発光サイズ)は、各単色LEDチップ20a、20b、20cの駆動電流を略目安付近としたとき、各単色LEDからの単色光(RGB)が混合されたとき略目的の白色となる比に設定されている。ただし、実際のサイズは製造上連続的に選択できるものではないので、余裕のあるものが選択される。たとえば上記表2の20cは、比としてはもう少し小さいものでも問題ない。上記表2から明らかなように、本実施形態では、緑色LED20aの発光サイズが最も大きく設定されている。
各単色LEDチップ20a、20b、20cのサイズは、凹部4の開口端の金属ベース基板2の幅方向における長さ(2.8mm)が、最も大きな単色LEDである緑色LED20aの金属ベース基板の幅方向における長さ(0.75mm)の5倍以内となるように設定されている。
各単色LEDチップ20a、20b、20cは、金属ベース基板2の凹部4の底面4cに銀ペーストや放熱用樹脂を用いて、直接固定されている。
さらに、各単色LEDチップ20a、20b、20cは、電極・配線パターン16の内方端に絶縁体18から突出して間欠的に形成された対応する電極部16aに、ボンディングワイヤ22によって接続されている。
図2および図3に示されているように、本実施形態の線状光源装置1では、凹部4および左右の筐体10間の空間には透明封止樹脂24が充填され、各単色LEDチップ20a、20b、20c等が封止されている。
透明封止樹脂24は、各単色LEDチップ20a、20b、20cを凹部4の底面4cに固定し、電極部16aにボンディングワイヤ22によって接続した後、筐体10を樹脂回路基板8上に固定し、筐体10の上縁まで液状の樹脂材料を充填して、これを硬化させることによって各単色LEDチップ20a、20b、20c等を封止している。
本実施形態では、透明封止樹脂24として、2液性のシリコーン樹脂(屈折率1.41)が使用されている。
このような構成を有する線状光源装置1は、金属ベース基板2の長手方向に沿って延びる透明封止樹脂24の表面を、導光板の入射端面に光学的に結合することによって、例えば、液晶表示装置のバックライトを構成する。
各単色LEDチップ20a、20b、20cから出射した光は、凹部4に充填された透明封止樹脂24で、混合(ミキシング)されて略白色光となり、導光板に入射される。このとき、凹部4の金属ベース基板2の長手方向側の内面側壁4aの傾斜が、幅方向側の内面側壁4bの角度より緩く形成されているので、LEDチップ20a、20b、20cから出射され、金属ベース基板2の長手方向に進む光は凹部4内で長い光路を通り、LEDチップから直接及び透明封止樹脂24と空気界面で全反射した光は金属ベース基板の凹部内面側壁4aで反射し、外部出射する。また、金属ベース基板2の幅方向に進む光は、凹部内面側壁4bで何度か反射を繰り返し出射する。この結果、この凹部内の光路ですなわち光源装置内において、各単色光がミキシングされるとともにLEDチップ群20の中間位置で出射する光量を増大させることができる。
次に、本発明の第2実施形態の線状光源装置30の構成を説明する。図4は、線状光源装置30の構成を模式的に示す長手方向の断面図であり、図5は、図4のV−V線に沿った断面図である。
本実施形態の線状光源装置30は、透明封止樹脂32の表面形状を除き、上記第1の実施形態の線状光源装置1と同一の構造を有している。したがって、線状光源装置1と同一の部分には線状光源装置1と同一の符号を付して説明を省略し、相違点のみを説明する。
図4および図5に示されているように、線状光源装置30の透明封止樹脂32の表層には、基板幅方向に延びる略V字状の溝34が形成されている。
この溝部34は、透明封止樹脂32を充填・硬化させる際に、溝と補完的な表面形状を有する金型を押し当てた状態で樹脂を硬化させることによって形成される。
このV字状の溝部24bの内側面で、各単色LEDチップ20a、20b、20cからのほぼ垂直方向に出射された光は、金属ベース基板2の長手方向に反射されるので、透明封止樹脂32内を伝播し、金属ベース基板の凹部内面側壁4aで反射され、ミキシング及び基板長手方向の出射光量の均一化が計られる。
次に、本発明の第3実施形態の線状光源装置40の構成を説明する。図6は、線状光源装置40の構成を模式的に示す長手方向の断面図であり、図7は、図6のVII−VII線に沿った断面図である。
本実施形態の線状光源装置40は、封止樹脂層42の構成を除き、上記第1の実施形態の線状光源装置1と同一の構造を有している。したがって、線状光源装置1と同一の部分には線状光源装置1と同一の符号を付して説明を省略し、相違点のみを説明する。
図6及び図7に示されているように、線状光源装置40の封止樹脂42は、透明封止樹脂層42aと拡散剤含有封止樹脂層42bからなる。拡散剤含有封止樹脂層42bは、扁平な紡錘形状を有し、LEDチップ群20の直上付近、すなわち金属ベース基板の凹部4中心付近に配置されている。拡散剤含有封止樹脂は、透明封止樹脂と同様のシリコーン樹脂に拡散剤(例えば、シリカ球状粒子 平均粒子径2μ 10wt%)を分散させたものである。
このような封止樹脂層42を構成する際には、まず、金属ベース基板の凹部4の内面側壁に沿って透明シリコーン樹脂を筐体10の上縁まで充填する。このとき、低温で短時間硬化させと、充填量の不足と硬化収縮により、凹部中心が凹んだ形状となる。その後、拡散剤含有封止樹脂を凹んだ部分に充填、硬化させることにより図6及び図7に示されているような構造を有する封止樹脂層42を得る。
この2段構造の封止樹脂層42によれば、各単色LEDチップ20a、20b、20cからほぼ垂直方向に出射された光は、拡散剤含有封止樹脂層42bにより拡散されるので、ミキシング及び基板長手方向の出射光量の均一化が計られる。
次に、本発明の第4実施形態の線状光源装置50の構成を説明する。図8は、本発明の第1実施形態の線状光源装置の構造を説明するための模式的な平面図であり、図9は図8のIX−IX線に沿った断面図、図10は図8のX−X線に沿った断面図である。
線状光源装置50は、厚さ5mmの平板導光板の両側に結合して液晶表示装置のバックライトに使用することを前提に設計された光源装置であり、導光板の端面に沿って配置され、導光板の端面に単色光を混合して得た白色光を入射させるエッジライト方式の光源装置として使用される。
図8ないし図10に示されているように、線状光源装置50は、長さ300mm、幅10mmの細長い板状の金属ベース基板52を備えている。金属ベース基板52の幅方向中央には、緑色、赤色および青色の各単色LEDチップ54a、54b、54cからなるLEDチップ群54が、所定間隔で、配置されている。各単色LEDチップ54a、54b、54cは、銀ペーストや放熱用樹脂を用いて、金属ベース基板52に直接固定されている。
さらに、金属ベース基板52の両側縁部の表面には下絶縁体層56が配置され、この下絶縁体層56上に電極・配線パターン58が配設され、さらにその上には上絶縁層60が塗布されている。電極・配線パターン58の一部は、上絶縁部60から露出した電極部58aとされ、各単色LEDチップ54a、54b、54cは、対応する電極部58aに、ボンディングワイヤ61によって接続されている。
さらに金属ベース基板52上には、各LEDチップ群54を取り囲む凹部62を形成する筐体64が取付けられている。筐体の凹部を囲む内面は銀メッキが施されて鏡面とされている。凹部62は、底面の開いた細長い逆四角錐台形状を有している。凹部62の長手方向端部(即ち金属ベース基板52の長手方向)を構成する内面側壁64aの角度は、幅方向端部(即ち金属ベース基板52の幅方向)を構成する内面側壁64bの角度より緩く形成されている。また、凹部62は、下記の表3に示す寸法を有し、深さは金属ベース基板52の表面まで3mm、凹部62は、基板の長手方向に沿って、12.5mmピッチで24個、形成されている。
Figure 2007150080
金属ベース基板52の裏面には金属製のフィン66が金属ベース基板52と一体的に形成され、金属ベース基板52からの放熱を促進している。
各単色LEDチップ54a、54b、54cの仕様を表4に示す。ここで、駆動電流はあくまで目安であり、白色を得るためにコントロールされている。
Figure 2007150080
図9および図10に示されているように、本実施形態の線状光源装置50では、凹部62内には透明封止樹脂68が充填され、各単色LEDチップ54a、54b、54cが封止されている。透明封止樹脂68の量はボンディングワイヤ61が露出しない程度に調整されている。透明封止樹脂68として、2液性のシリコーン樹脂(屈折率1.41)が使用されている。さらに拡散剤を分散させた封止樹脂を用いても良い。
このような構成を有する線状光源装置50は、凹部62を構成する筐体64の上部を、導光板(図示せず)の入射端面に光学的に結合することによって、例えば、液晶表示装置のバックライトを構成する。
各単色LEDチップ54a、54b、54cから出射した光は、凹部62内の封止樹脂及び空気中で、混合(ミキシング)されて略白色光となり、導光板に入射される。凹部62の長手方向端部を構成する内面側壁64aの傾斜が、幅方向端部を構成する内面側壁64bの角度より緩く形成されているので、LEDチップ54a、54b、54cから出射され、凹面反射鏡75の長手方向に進む光は封止樹脂及び空気層で長い光路を通り、LEDチップ54a、54b、54cから直接及び封止樹脂と空気界面で全反射した光は封止樹脂内の内面側壁64aで、さらに一度空気層内に出射し界面で偏角を受けた光は空気層の内面側壁64aで反射し、外部出射する。
また、凹部62の幅方向に進む光は、凹部62の幅方向端部を構成する内面側壁64bで何度か反射を繰り返し出射する。この結果、この凹部内の光路すなわち光源装置内において、各単色光がミキシングされるとともにLEDチップ群54の中間位置で出射する光量を増大させることができる。
本発明の上記実施形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範囲内で種々の変更、変形が可能である。
本発明の第1実施形態の線状光源装置の構造を説明するための模式的な平面図である。 図1のII−II線に沿った断面図である。 図1のIII−III線に沿った断面図である。 本発明の第2実施形態の線状光源装置の構成を模式的に示す長手方向の断面図である。 図4のV−V線に沿った断面図である。 本発明の第3実施形態の線状光源装置の構成を模式的に示す長手方向の断面図である。 図6のVII−VII線に沿った断面図である。 本発明の第4実施形態の線状光源装置の構造を説明するための模式的な平面図である。 図8のIX−IX線に沿った断面図である。 図8のX−X線に沿った断面図である。
符号の説明
1:線状光源装置
2:金属ベース基板
4:凹部
4a:凹部の金属ベース基板の長手方向側の内面側壁
4b:凹部の金属ベース基板の幅方向側の内面側壁
4c:凹部の底面
64a:凹部の長手方向側の内面側壁
64b:凹部の幅方向側の内面側壁
6、76:放熱フィン
8:樹脂回路基板
10:筐体
20、54:LEDチップ群(発光素子群)
20a、54a:緑色LEDチップ
20b、54b:赤色LEDチップ
20c、54c:青色LEDチップ

Claims (4)

  1. 異なる波長の複数の単色光を混合して使用する線状光源装置であって、
    前記異なる波長の複数の単色光のそれぞれを出射する単色発光素子からなる複数の発光素子群と、
    前記発光素子群のそれぞれを収容する複数の凹部が長手方向に沿って形成された細長い金属ベース基板と、
    前記発光素子群を覆う封止樹脂層と、を備え、
    前記凹部は、前記金属ベース基板の長手方向側の傾斜面の角度が、前記金属ベース基板の幅方向側の傾斜面の角度より緩く形成されている、
    ことを特徴とする線状光源装置。
  2. 異なる波長の複数の単色光を混合して使用する線状光源装置であって、
    前記異なる波長の複数の単色光のそれぞれを出射する単色発光素子からなる複数の発光素子群と、
    前記発光素子群を実装する細長い金属ベース基板と、
    前記金属ベース基板上に配置され、前記発光素子群のそれぞれを取り囲む凹部を形成する筐体と、
    前記凹部の内面に設けられた反射面と、
    前記凹部内で前記発光素子群を覆う封止樹脂層と、を備え、
    前記凹部は、前記金属ベース基板の長手方向側の傾斜面の角度が、前記金属ベース基板の幅方向側の傾斜面の角度より緩く形成されている、
    ことを特徴とする線状光源装置。
  3. 前記発光素子群が、前記複数の単色光のそれぞれを発する発光素子を1つづつ備え、
    該発光素子のサイズが、該発光素子からの単色光が混合されたときに、略目的の色となるような比に設定され、
    前記凹部の開口端の幅方向における長さが、前記発光素子の最も大きいサイズの5倍以内である、
    請求項1または2に記載の線状光源装置。
  4. 前記発光素子群に接続される電極が、前記凹部の前記金属ベース基板の幅方向外方に設けられている、
    請求項1ないし3のいずれかに記載の線状光源装置。
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