JP2007149485A - プラズマディスプレイパネル - Google Patents

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Atsushi Tokunaga
敦志 徳永
Seiki Nishimura
征起 西村
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Abstract

【課題】プラズマディスプレイパネルにおいて、排気を均一に行うことで、パネル内の不純物ガスの勾配を抑制し、不均一性の少ないパネルを提供することを目的とする。
【解決手段】表示電極を有する前面側基板と、この前面側基板に対向配置されかつ前記前面側基板との間に形成される放電空間を仕切る隔壁11を有する背面側基板8と、この背面側基板8と前記前面側基板との周辺部を封着する封着部材とを有し、前記背面側基板8に排気穴15を長辺方向にそって封着部材の内側に設け、かつ前記排気穴15を覆うように先端に排気装置に接続するための管17を有する排気管18を封止して設けたことを特徴とするものであり、これにより、排気コンダクタンスを従来品よりも向上させることができ、パネル内の不純物ガスを均一に取り除くことができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、大画面で、薄型、軽量のディスプレイ装置として知られているプラズマディスプレイパネルに関するものである。
近年、プラズマディスプレイ装置は、視認性に優れた表示パネル(薄型表示デバイス)として注目されており、高精細化および大画面化が進められている。
このプラズマディスプレイ装置には、大別して、駆動的にはAC型とDC型があり、放電形式では面放電型と対向放電型の2種類があるが、高精細化、大画面化および製造の簡便性から、現状では、AC型で面放電型のプラズマディスプレイ装置が主流を占めるようになってきている。
図4はこのようなプラズマディスプレイ装置におけるパネル構造の一例を示し、図5は図4のA−A線で切断した断面を示し、図6は図4のB−B線で切断した断面を示している。図4に示すように、ガラス基板などの透明な前面側の基板1上には、走査電極2と維持電極3とで対をなすストライプ状の表示電極4が複数対形成され、そして基板1上の隣り合う表示電極4間には遮光層5が配置形成されている。この走査電極2および維持電極3は、それぞれ透明電極2a、3aおよびこの透明電極2a、3aに電気的に接続された銀等の母線2b、3bとから構成されている。また、前記前面側の基板1には、前記複数対の電極群を覆うように誘電体層6が形成され、その誘電体層6上には保護層7が形成されている。
また、前面側の基板1に対向配置される背面側の基板8上には、走査電極2及び維持電極3の表示電極4と直交する方向に、下地誘電体層9で覆われた複数のストライプ状のデータ電極10が形成されている。この各々のデータ電極10間の下地誘電体層9上には、前面側基板1との間に形成される放電空間を仕切る隔壁11が配置され、この隔壁11間の側面11aおよび下地誘電体層9の表面に蛍光体層12が設けられている。
これらの基板1と基板8とは、走査電極2および維持電極3とデータ電極10とが直交するように、微小な放電空間を挟んで対向配置することにより放電セル13が形成され、周辺部を封着部材で封止すると共に、前記放電空間には、ヘリウム、ネオン、アルゴン、キセノンのうちの一種または混合ガスが放電ガスとして封入されている。
プラズマディスプレイパネルの製造においては、放電特性の安定、低電圧化及び特性の経時変化の抑制を目的として、パネル内に充填する放電ガスの純度を高くすることが重要な要素の一つとなっている。
特に高精細で大画面が要求されるプラズマディスプレイパネルのガス封入工程においては、特許文献1に示すように、パネル内を真空排気しながら加熱し、パネル内の不純物ガスを除去した後に放電ガスを封入するという手法が採用されている。さらに、ゲッター管を別に取り付けるなどして、パネル管内の残留している不純物ガスの低減を行う工程や、封着排気一貫工程により不純物ガスの隔壁への吸着を抑制する手法を採用している。
特許第3547006号公報
しかしながら、テレビ表示等に用いられるプラズマディスプレイパネルでは、個々の画素を形成する放電空間が隔壁で非常に小さく区切られており、また排気管の位置はパネルコーナーに配置されており、パネル内のガスの循環が悪く、排気管に近い部分ではパネル内に微量存在する不純物ガスは取り除かれるのに対して、遠い部分では不純物ガスが残ったままとなり、パネル内に不純物ガス濃度の勾配が発生し、この不純物ガスの勾配により、パネルの特性として駆動電圧や発光輝度の不均一という問題が発生する。
本発明はこのような状況に鑑みなされたもので、排気を均一に行うことで、パネル内の不純物ガスの勾配を抑制し、不均一性の少ないパネルを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、表示電極を有する前面側基板と、この前面側基板に対向配置されかつ前記前面側基板との間に形成される放電空間を仕切る隔壁を有する背面側基板と、この背面側基板と前記前面側基板との周辺部を封着する封着部材とを有し、前記背面側基板に排気穴を長辺方向にそって封着部材の内側に設け、かつ前記排気穴を覆うように先端に排気装置に接続するための管を有する排気管を封止して設けたことを特徴とするものであり、これにより、排気コンダクタンスを従来品よりも向上させることができ、パネル内の不純物ガスを均一に取り除くことができる。
本発明にかかるプラズマディスプレイパネルによれば、パネル内の排気を均一に行うことができるため、排気ムラにより発生していた輝度ムラを改善することができ、また、輝度ムラによる駆動電圧の上昇も抑制することが可能となり、これにより面内の輝度ムラのないプラズマディスプレイパネルを提供することができる。
以下、本発明の一実施の形態に係わるプラズマディスプレイパネルについて、図1〜図3の図面を用いて説明する。なお、図1〜図3において、図4〜図6に示す部分と同一部分については、同一番号を付している。
図1〜図3において、前面パネルは、前面側基板1上に、ITOまたは酸化スズ(SnO2)などの透明導電性材料からなる透明電極2a、3aおよび銀(Ag)、アルミニウム(Al)またはCr/Cu/Crで構成したバス電極2b、3bを順次積層し、さらに酸化鉛(PbO)または酸化ビスマス(Bi23)または酸化燐(PO4)を主成分とする低融点ガラスからなる誘電体層6をスクリーン印刷によって形成し、さらに誘電体層6をプラズマによる損傷から保護するMgOからなる保護層7が電子ビーム蒸着法または、スパッタリング法により形成することにより構成されている。
一方、背面パネルは、背面側基板8に、基板の長辺方向に表示領域エリアの長さで封着部材の領域と隔壁11の端部までの間にわたり、幅1mm〜2mmで排気穴15が形成されている。
そして、背面側基板8上には、銀(Ag)、アルミニウム(Al)またはCr/Cu/Crからなるデータ電極10、酸化鉛(PbO)または酸化ビスマス(Bi23)または酸化燐(PO4)を主成分とする低融点ガラスからなる下地誘電体層9が形成されている。さらに、下地誘電体層9上に、ガラスを主成分とする隔壁11を所定のピッチで形成し、更に隔壁11によって挟まれた各空間に赤色蛍光体(R)、緑色蛍光体(G)、青色蛍光体(B)による蛍光体層12を形成することにより、背面パネルが構成されている。
ここで、下地誘電体層9は、隔壁11との密着性を改善するためのものであり、また、蛍光体層12はそれぞれ、赤色蛍光体(R)、緑色蛍光体(G)、青色蛍光体(B)粉末にビークルを混合し、ペースト状にしたものをインク吐出法によって塗布し形成する。
次に、このようにして作製した前面パネルと背面パネルとを対向配置して、外周部を封着部材16を用いて張り合わせると共に、封着する。また、排気穴15には、図2に示すように、端部に排気装置に接続するためのガラス管17を有する細長いガラスからなる排気管18を排気穴15を覆うように配設する。
このようにして張り合わされたパネルを排気する方法としては、従来の方法と同じく加熱炉内にてパネルを加熱し、高真空(1×10-4Pa)にすることでパネル内の不純物ガスを取り除く。隔壁11で仕切られた放電空間13内を高真空に排気した後、パネル温度が室温にまで下がったところで所定の組成の放電ガスを、所定の圧力で封入することによってプラズマディスプレイパネルを作製する。一例として、ネオンガスとキセノンガスの混合ガスを体積%でそれぞれ、95%、5%とし、圧力を66.5kPa(500Torr)としている。
このとき、排気穴15は隔壁11と垂直に表示領域全てにわたり開いているため、パネル内の不純物ガスの移動がスムーズにでき、ムラのない排気を行うことができる。
さらに、上記排気穴15について詳しく説明すると、封着工程において封着部材16は塗布された領域以上に広がるため、排気穴15を覆う可能性がある。そのため封着部材16からある程度の距離が必要となる。実験用に封着部材16の塗布領域から1mm、1.5mm、2mmと間隔をあけて排気穴15を設けた背面基板8を準備し検討した。その結果、1mmでは全体の約8割が封着部材16によって覆われ、均一に不純物ガスを取り除くことができず、輝度ムラの残るパネルとなった。また、1.5mmでは約4割がまだ覆われる結果となった。一方、2mmの間隔をあけたものは、ほとんど封着部材16により覆われること無く、均一なパネルを作製することができた。この結果より最低2mm以上間隔を設ける必要がある。
また、排気穴15の大きさにおいては、幅を100μm、500μm、1mm、1.5mm、2mm、3mm、5mmと大きさを変えた背面基板8を準備した。その結果、100μmでは十分な排気をすることができず、3mm以上になると焼成工程において、特に封着工程において基板割れが発生し、強度的に問題があることが分かった。これより、排気穴15の幅は500μm〜2mmにすることが望ましいことが分かった。
このような排気穴15を設けることにより、排気管付近と対角にできていた輝度ムラを改善できることを確認した。また、輝度ムラによる駆動電圧の上昇も抑制することが可能となった。
なお、複数の排気穴15を複数設けることでも、同様の効果が得られることを確認した。詳しく説明すると、排気穴15の幅は、上記実施の形態で述べた幅と同じとし、排気穴15を径が500μmの円形の排気穴にして、隣り合う排気穴15の間隔を1cmから15cmまで広げた背面基板8を準備した。その結果、4cm以上間隔を広げると効果がなくなる傾向を示したが、排気穴15の長さを3cm、幅を最大の2mmにすると、最大12cmまで排気穴15の間隔をあけても均一に排気され、輝度ムラの無いパネルを作製することができた。
また、データ電極10からの距離は、最低1mmあける必要がある。これは、1mm未満になると、アライメントのズレや焼成工程における排気穴15周辺の温度ムラによる影響を受け、データ電極の断線の恐れがあるためである。また、マイグレーションなどの恐れもあるため、最低でも1mmはあける必要があり、望ましくは2mm以上がよい。
また、排気管18の両端に排気及び放電ガス導入を行う管を別々に配置してもよい。図3にその場合の例を示している。図において、17aは排気用の穴18aに接続された管、17bは放電ガス封入用の穴18bに接続された放電ガス封入のための管である。この排気管18が上記と同様に封着部材16により背面基板8に接続されている。放電ガス封入用管17bは放電ガス封入バルブ20を通して放電ガスボンベ22に接続され、また、管17aは排気バルブ19を通して真空排気装置21に接続されている。
本実施の形態において、放電ガス封入バルブ20を閉じた状態で、排気バルブ19を開けてパネル内を排気する。パネル内の排気が所定時間行われ、温度が室温に達したら、排気バルブ19を閉じ、放電ガス封入バルブ20を開き、管17bを通して放電ガスをパネル内に封入する。この後、管17b及び管17aをガスバーナにより加熱溶融させ、封止・切断することによりパネルを真空排気装置から切り離す。パネル内からの排気時及びガス封入時のガスの流れは一方向となり、排気後、放電ガス封入時に同経路で放電ガス封入することで起こる排気管から真空排気装置までの間に吸着した不純物ガスをフローすることなく、パネル内に放電ガスを封入することができる。
このような排気及び放電ガス封入により作製されたパネルは、更なる改善効果を示し、面内の輝度差を3%以下まで抑制することができ、輝度ムラによる駆動電圧の上昇も抑制することが可能となった。
以上の説明から明らかなように本発明によれば、輝度ムラのないプラズマディスプレイパネルを提供することができる。
本発明の一実施の形態によるプラズマディスプレイパネルの排気穴を示す平面図 同プラズマディスプレイパネルのガラス管及び排気管構造を示す斜視図 同プラズマディスプレイパネルの排気工程の概略図 プラズマディスプレイパネルの構造を示す斜視図 図4のA−A線で切断した断面図 図4のB−B線で切断した断面図
符号の説明
1、8 基板
2 走査電極
3 維持電極
4 表示電極
6 誘電体層
7 保護層
9 下地誘電体層
10 データ電極
11 隔壁
12 蛍光体層
13 放電セル
15 排気穴
17 管
18 排気管

Claims (3)

  1. 表示電極を有する前面側基板と、この前面側基板に対向配置されかつ前記前面側基板との間に形成される放電空間を仕切る隔壁を有する背面側基板と、この背面側基板と前記前面側基板との周辺部を封着する封着部材とを有し、前記背面側基板に排気穴を長辺方向にそって封着部材の内側に設け、かつ前記排気穴を覆うように先端に排気装置に接続するための管を有する排気管を封止して設けたことを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
  2. 複数の排気穴を設けることを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイパネル。
  3. 排気管の両端に排気及び放電ガス導入を行う管を別々に配置したことを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイパネル。
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