JP2007149427A - セパレータ、それを備える燃料電池、および、セパレータの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】燃料電池のセパレータにおいて、両プレートと、導電性部材とが剥離することを抑制する技術を提供すること。
【解決手段】燃料電池用セパレータであって、カソード側プレートと、アノード側プレートと、熱膨張率がカソード側プレートおよびアノード側プレートの熱膨張率より高い部材であって、カソード側プレートとアノード側プレートとの間に挟み込まれた状態で、カソード側プレートおよびアノード側プレートと高温下で接着され、冷却媒体流路を形成する中間部材と、冷却媒体流路中に設けられ、カソード側プレートおよびアノード側プレートと接触し、カソード側プレートおよびアノード側プレートを通電させるための導電性部材とを備える。中間部材は、熱膨張率が、カソード側プレートおよびアノード側プレートの熱膨張率以下である部材を少なくとも含む。
【選択図】図4
【解決手段】燃料電池用セパレータであって、カソード側プレートと、アノード側プレートと、熱膨張率がカソード側プレートおよびアノード側プレートの熱膨張率より高い部材であって、カソード側プレートとアノード側プレートとの間に挟み込まれた状態で、カソード側プレートおよびアノード側プレートと高温下で接着され、冷却媒体流路を形成する中間部材と、冷却媒体流路中に設けられ、カソード側プレートおよびアノード側プレートと接触し、カソード側プレートおよびアノード側プレートを通電させるための導電性部材とを備える。中間部材は、熱膨張率が、カソード側プレートおよびアノード側プレートの熱膨張率以下である部材を少なくとも含む。
【選択図】図4
Description
この発明は、2枚のプレートで中間部材を挟み込み、それらを高温下で接着して、燃料電池を冷却するための冷却媒体を流す冷却媒体流路を形成するセパレータに関する。
近年、水素と酸素の電気化学反応によって発電する燃料電池がエネルギ源として注目されている。このような燃料電池としては、セパレータ、および、膜電極接合体(以下では、MEAと呼ぶ。MEA:Membrane Electrode Assembly)を積層させて締結する、いわゆるスタック構造が有名である(下記特許文献1参照)。MEAは、電解質層と、電解質層を間に挟んでその表面に形成された触媒電極(酸素極および水素極。酸素極を以下では、カソードと呼び、水素極を以下では、アノードと呼ぶ。)等を備えている。
上述のセパレータとしては、燃料ガス流路の形成を担うアノード側プレートと、酸化ガス流路の形成を担うカソード側プレートと、これらの間に挟まれる枠状の中間部材(以下では、フレーム部材と呼ぶ。)とから構成されるセパレータが知られている。以下では、アノード側プレートとカソード側プレートとをまとめて、両プレートとも呼ぶ。このセパレータは、例えば、フレーム部材を両プレートに挟み込み、それらを高温下で接着することにより形成される。また、この場合、フレーム部材の内枠(内側)であって両プレートとの間には、燃料電池を冷却するための冷却媒体(水、エチレングリコール等)を流す流路である冷却媒体流路が形成され、さらに、この冷却媒体流路には、両プレートと接触し、両プレートを通電させるための導電性部材が設けられる。なお、燃料ガス流路は、アノードに燃料ガス(アノードガス)を供給するための流路であり、酸化ガス流路は、カソードに酸化ガス(カソードガス)を供給するための流路である。
ここで、上述したセパレータにおいて、アノード側プレートおよびカソード側プレートは、導電性材料の金属やカーボンが用いられるが、フレーム部材は、軽量化等のため、例えば、比較的軽い樹脂などが用いられる場合がある。
ところで、樹脂は、一般的に金属やカーボンより熱膨張率(または熱収縮率)が高い。従って、上述のように、フレーム部材に樹脂を用いてセパレータを形成する場合において、両プレートとフレーム部材を高温下で接着した後、常温下に戻すと、樹脂を用いたフレーム部材は、金属やカーボンを用いた両プレートよりも大きく収縮する。そうすると、両プレートにおいて、フレーム部材との接着部分より内側のプレート部分は、フレーム部材の収縮力により変形する。その結果、両プレートと冷却媒体流路における導電性部材とが剥離し、それらの間の接触抵抗が上昇するおそれがあった。
なお、上記問題は、フレーム部材が、樹脂材料の場合に限らず、両プレートより熱膨張率が高い素材を用いた場合にも、同様に生じる問題である。また、フレーム部材と導電性部材が一つのプレートとして形成される場合があり、この場合において、その材料が、導電性であり、両プレートより熱膨張率が高い材料であれば、上記問題は、同様に生じる問題である。
本発明は、上述した従来の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、燃料電池のセパレータにおいて、両プレートと、導電性部材とが剥離することを抑制する技術を提供することを目的とする。
上記目的の少なくとも一部を達成するために、本発明のセパレータは、
燃料電池に用いられるセパレータであって、
一面が、カソード側のカソードガス流路を形成し、導電性のカソード側プレートと、
一面が、アノード側のアノードガス流路を形成し、導電性のアノード側プレートと、
熱膨張率が、前記カソード側プレートおよび前記アノード側プレートの熱膨張率より高い部材であって、前記カソード側プレートの前記一面の反対面と前記アノード側プレートの前記一面の反対面との間に挟み込まれた状態で、前記カソード側プレートおよび前記アノード側プレートと高温下で接着され、前記燃料電池を冷却するための冷却媒体を流す冷却媒体流路を形成する中間部材と、
前記冷却媒体流路中に設けられ、前記カソード側プレートおよび前記アノード側プレートと接触し、前記カソード側プレートおよび前記アノード側プレートを通電させるための導電性部材と、
を備え、
前記中間部材には、
熱膨張率が、前記カソード側プレートおよび前記アノード側プレートの前記熱膨張率以下である部材が設けられていることを要旨とする。
燃料電池に用いられるセパレータであって、
一面が、カソード側のカソードガス流路を形成し、導電性のカソード側プレートと、
一面が、アノード側のアノードガス流路を形成し、導電性のアノード側プレートと、
熱膨張率が、前記カソード側プレートおよび前記アノード側プレートの熱膨張率より高い部材であって、前記カソード側プレートの前記一面の反対面と前記アノード側プレートの前記一面の反対面との間に挟み込まれた状態で、前記カソード側プレートおよび前記アノード側プレートと高温下で接着され、前記燃料電池を冷却するための冷却媒体を流す冷却媒体流路を形成する中間部材と、
前記冷却媒体流路中に設けられ、前記カソード側プレートおよび前記アノード側プレートと接触し、前記カソード側プレートおよび前記アノード側プレートを通電させるための導電性部材と、
を備え、
前記中間部材には、
熱膨張率が、前記カソード側プレートおよび前記アノード側プレートの前記熱膨張率以下である部材が設けられていることを要旨とする。
上記構成のセパレータによれば、中間部材に前記カソード側プレートおよび前記アノード側プレートの前記熱膨張率以下である部材を含んでいるので、中間部材と、カソード側プレートまたはアノード側プレートとを高温下で接着しても、中間部材の熱膨張を抑制することができる。従って、中間部材と、カソード側プレートまたはアノード側プレートを接着後、これらを常温下に戻した場合であっても、中間部材における熱収縮は、抑制され、すなわち、中間部材の収縮力によりカソード側プレートまたはアノード側プレートが変形することを抑制される。その結果、カソード側プレートまたはアノード側プレートと導電性部材との間が剥離するのを抑制することができ、それらの間の接触抵抗の上昇を抑制することができる。
なお、上記中間部材と前記導電性部材は、一体であってもよい。例えば、これらは、一枚のプレートであってもよい。また、高温下とは、常温より高い温度下のことをいう。さらに、上記燃料電池の構成によっては、カソード側プレートおよびアノード側プレートが一つの独立したセパレータと解釈される場合があるが、このような概念も、本発明の上記セパレータに含まれる。
上記セパレータにおいて、
前記中間部材は、熱膨張率が、前記カソード側プレートおよび前記アノード側プレートの前記熱膨張率以下である部材を少なくとも含む熱膨張抑制層を前記アノード側プレートと前記カソード側プレートと略平行に備えるようにしてもよい。
前記中間部材は、熱膨張率が、前記カソード側プレートおよび前記アノード側プレートの前記熱膨張率以下である部材を少なくとも含む熱膨張抑制層を前記アノード側プレートと前記カソード側プレートと略平行に備えるようにしてもよい。
このようにすれば、中間部材は、前記カソード側プレートおよび前記アノード側プレートの前記熱膨張率以下である部材を層状に含むので、中間部材と、カソード側プレートまたはアノード側プレートとを高温下で接着しても、中間部材の熱膨張をより抑制することができる。
上記セパレータにおいて、
前記カソード側プレートおよび前記アノード側プレートは、共に同様の部材から構成してもよい。
前記カソード側プレートおよび前記アノード側プレートは、共に同様の部材から構成してもよい。
上記セパレータにおいて、
前記カソード側プレート、前記アノード側プレート、および、前記カソード側プレートおよび前記アノード側プレートの前記熱膨張率以下である部材は、共に同様の部材から構成してもよい。
前記カソード側プレート、前記アノード側プレート、および、前記カソード側プレートおよび前記アノード側プレートの前記熱膨張率以下である部材は、共に同様の部材から構成してもよい。
このようにすれば、中間部材とカソード側プレートまたはアノード側プレートを高温下で接着しても、中間部材と、カソード側プレートまたはアノード側プレートの熱膨張を、略同程度に近づけることが可能である。
上記セパレータにおいて、
前記中間部材は、所定の樹脂から形成してもよい。
前記中間部材は、所定の樹脂から形成してもよい。
このようにすれば、セパレータを軽量化することができる。
上記セパレータにおいて、
前記中間部材と、前記カソード側プレートおよび前記アノード側プレートとを接着する場合には、ラミネート接着で接着するようにしてもよい。
前記中間部材と、前記カソード側プレートおよび前記アノード側プレートとを接着する場合には、ラミネート接着で接着するようにしてもよい。
上記目的の少なくとも一部を達成するために、本発明の燃料電池は、
上記セパレータを備えることを要旨する。
上記セパレータを備えることを要旨する。
上記構成の燃料電池によれば、セパレータにおいて、中間部材に前記カソード側プレートおよび前記アノード側プレートの前記熱膨張率以下である部材を含んでいるので、中間部材と、カソード側プレートまたはアノード側プレートとを高温下で接着しても、中間部材の熱膨張を抑制することができる。従って、中間部材と、カソード側プレートまたはアノード側プレートを接着後、これらを常温下に戻した場合であっても、中間部材における熱収縮は、抑制され、すなわち、中間部材の収縮力によりカソード側プレートまたはアノード側プレートが変形することを抑制される。その結果、カソード側プレートまたはアノード側プレートと導電性部材との間が剥離するのを抑制することができ、それらの間の接触抵抗の上昇を抑制することができる。
本発明は、上記以外の種々の形態で実現可能であり、例えば、本発明のセパレータを用いた燃料電池を備える燃料電池システムなどの形態で実現することが可能である。また、本発明は、上記したセパレータなどの装置発明の態様に限ることなく、セパレータの製造方法などの方法発明としての態様で実現することも可能である。
以下では、本発明の実施の形態を実施例に基づいて以下の手順で説明する。
A.実施例:
A1.燃料電池100の構成:
A2.セパレータ30の説明:
B.変形例:
A.実施例:
A1.燃料電池100の構成:
A2.セパレータ30の説明:
B.変形例:
A.実施例:
A1.燃料電池100の構成:
図1は、本発明の実施例としてのセパレータ30を用いた燃料電池100の概略構成を表わす断面図である。x方向、y方向、および、z方向を、図1に示すように定める。この燃料電池100は、固体高分子型燃料電池であり、単セルをx方向に複数積層したスタック構造を有している。すなわち、この燃料電池100は、図1に示すように、複数の単セル10を備えると共に、各々の単セル10間にセパレータ30を介在させつつ単セル10を積層させた構造を有している。また、本実施例のセパレータ30は、後述するように、カソード側プレート31、アノード側プレート32、フレーム部材の3枚のプレートから形成され、いわゆる、三層積層セパレータとなっている。以下では、まず、本実施例のセパレータ30を用いた燃料電池100について説明する。フレーム部材37は、請求項における中間部材に該当する。
A1.燃料電池100の構成:
図1は、本発明の実施例としてのセパレータ30を用いた燃料電池100の概略構成を表わす断面図である。x方向、y方向、および、z方向を、図1に示すように定める。この燃料電池100は、固体高分子型燃料電池であり、単セルをx方向に複数積層したスタック構造を有している。すなわち、この燃料電池100は、図1に示すように、複数の単セル10を備えると共に、各々の単セル10間にセパレータ30を介在させつつ単セル10を積層させた構造を有している。また、本実施例のセパレータ30は、後述するように、カソード側プレート31、アノード側プレート32、フレーム部材の3枚のプレートから形成され、いわゆる、三層積層セパレータとなっている。以下では、まず、本実施例のセパレータ30を用いた燃料電池100について説明する。フレーム部材37は、請求項における中間部材に該当する。
単セル10は、電解質膜を含む膜−電極接合体(以下では、MEAと呼ぶ。MEA:Membrane Electrode Assembly)と、MEAの外側に配設された第2ガス拡散層14,15を備える。ここで、MEAは、電解質膜20と、電解質膜20を間に挟んでその表面に形成された触媒電極であるカソード22およびアノード24と、上記触媒電極のさらに外側に配設された第1ガス拡散層26,28とを備えている。
電解質膜20は、固体高分子材料、例えばパーフルオロカーボンスルホン酸を備えるフッ素系樹脂により形成されたプロトン伝導性のイオン交換膜であり、湿潤状態で良好な電気伝導性を示す。カソード22およびアノード24は、電気化学反応を促進する触媒、例えば、白金、あるいは白金と他の金属から成る合金を備えている。第1ガス拡散層26,28は、例えばカーボン製の多孔質部材である。
第2ガス拡散層14,15は、例えば、チタン(Ti)などから成る発泡金属や金属メッシュなどの金属製多孔質体によって形成される。第2ガス拡散層14,15は、MEAとセパレータ30との間に形成される空間全体を占めるように配設されており、内部に形成される多数の細孔から成る空間は、電気化学反応に供されるガス(反応ガス、すなわち、燃料ガスまたは酸化ガス)が通過する単セル内ガス流路として機能する。
シール部16は、隣り合うセパレータ30間であって、MEAの外周部に設けられている。このシール部16は、例えば、シリコンゴム、ブチルゴム、フッ素ゴムなどの絶縁性ゴム材料によって形成されると共に、MEAと一体で形成されている。
図2は、MEAと一体形成されたシール部16の概略構成を表わす平面図である。図2に示すように、シール部16は、略四角形状の薄板状部材であり、外周部に設けられた6つの穴部と、中央部に設けられてMEAが組み込まれている略四角形の穴部とを有している。なお、図2の平面図には表わしていないが、シール部16は実際には図1に示すように所定の凹凸形状を有しており、燃料電池内では、上記6つの穴部および略四角形の穴部を取り囲む位置に設けられた凸部で、隣接するセパレータ30と接触する。シール部16とセパレータ30との接触位置(図1において一点鎖線でシール位置と示す)を、図2の平面図においてシールラインSLとして示している。シール部16は、弾性を有する樹脂材料から成るため、燃料電池100内で積層方向に平行な方向に押圧力が加えられることにより、上記シールラインSLの位置において、シールラインSL内外の流体(反応ガスや生成水等)の移動防止を実現している。
また、図2では、シール部16と一体化されたMEAにおける外部に露出している部分を、ハッチを付して示している。以下の説明では、上記MEAにおける外部に露出している部分に対応する領域を、集電領域と呼ぶ。さらに図2では、シール部16内部に埋め込まれているMEAの外周線を、点線で示している。第2ガス拡散層14,15は、上記集電領域と略同一形状に形成されており、集電領域においてシール部16に嵌め込まれ、触媒電極および第1ガス拡散層26,28の面上に重なり接触するように配置されている。また、この場合、第2ガス拡散層14,15において、後述するように、第1ガス拡散層26,28との接触面に対する反対面は、セパレータ30と接触する。
A2.セパレータ30の詳細:
図3は、燃料電池100に用いられる本実施例のセパレータ30の概略構成を表わす断面図である。図4は、フレーム部材37および冷却媒体流路形成部材35の平面形状を示す説明図である。図5は、カソード側プレート31の平面形状を示す説明図である。図6は、アノード側プレート32の平面形状を示す説明図である。以下では、これらの図を用いて、本実施例のセパレータ30を説明する。なお、カソード側プレート31およびアノード側プレート32との間に形成される層を中間層とも呼ぶ。また、カソード側プレート31およびアノード側プレート32を両プレートとも呼ぶ。
図3は、燃料電池100に用いられる本実施例のセパレータ30の概略構成を表わす断面図である。図4は、フレーム部材37および冷却媒体流路形成部材35の平面形状を示す説明図である。図5は、カソード側プレート31の平面形状を示す説明図である。図6は、アノード側プレート32の平面形状を示す説明図である。以下では、これらの図を用いて、本実施例のセパレータ30を説明する。なお、カソード側プレート31およびアノード側プレート32との間に形成される層を中間層とも呼ぶ。また、カソード側プレート31およびアノード側プレート32を両プレートとも呼ぶ。
セパレータ30は、図3に示すように、第2ガス拡散層14と接するカソード側プレート31と、第2ガス拡散層15と接するアノード側プレート32と、本発明の特徴部分であり、両プレートに挟持され、両プレートとの間に中間層を形成するためのフレーム部材37とを備えている。
カソード側プレート31(図5)およびアノード側プレート32(図6)は、導電性材料、例えばステンレス鋼(SUS)あるいはチタン(Ti)やチタン合金といった金属、または、カーボン等によって形成される薄板状部材である。これら両プレートは、いずれも凹凸のない平坦な表面を有すると共に、各々、所定の位置に所定形状の穴部を有している。この穴部の詳細については、後述する。
このフレーム部材37は、図3に示すように、ラミネート樹脂からなる樹脂層37a(ラミネート樹脂層37a)と、その樹脂層37aに挟まれ、熱膨張抑制層37bとから形成される。この場合、フレーム部材37において、ラミネート樹脂層37aからなる両面は、高温下(例えば、120℃〜150℃)で接着する接着フィルムで形成される。また、熱膨張抑制層37bは、両プレート面に平行な方向(以下、面方向とも呼ぶ。)に板状であり、熱膨張率(または熱収縮率)が、両プレートの熱膨張率以下である材料(以下では、熱膨張抑制材料とも呼ぶ。)から、フレーム部材37と同様に枠状に構成される。なお、熱膨張抑制層37bは、本実施例では、両プレートと同様の材料から構成されている。さらに、フレーム部材37は、図4に示すように、凹凸のない平坦な表面を有すると共に、所定の位置に所定形状の穴部を有している。この穴部の詳細については後述する。
また、中間層には、図4に示すように、フレーム部材37の他、冷却媒体流路形成部材35が配置される。具体的には、この冷却媒体流路形成部材35は、導電性多孔質体であり、例えば、ステンレス鋼(SUS)あるいはチタン(Ti)やチタン合金といった金属などから形成され、フレーム部材37の内側(内枠)に嵌めるように配置される。この場合、冷却媒体流路形成部材35は、フレーム部材37に保持されるのではなく、後述するように両プレートに挟持されることにより、保持される。従って、図3、4に示すように、冷却媒体流路形成部材35とフレーム部材37とは、接続されていない。また、この冷却媒体流路形成部材35は、燃料電池100を冷却するための冷却媒体(水、エチレングリコール等)を流れる冷却媒体流路となる。これについての詳細は、後述する。さらに、この冷却媒体流路形成部材35は、図3に示すように、フレーム部材37と略同程度の厚さになっている。
このセパレータ30は、高温下(例えば120℃〜150℃程度の温度下)で、中間層を形成する部材(フレーム部材37の内枠に冷却媒体流路形成部材35を嵌め込んで配置したもの)を、両プレートで挟み込んで、フレーム部材37と両プレートとをラミネート接着することにより形成される。この場合、フレーム部材37において、両プレートと接着する部分は、ラミネート樹脂層37aの表面部分(図4斜線部分)であり、両プレートにおいて、フレーム部材37と接着する部分は、それぞれ、フレーム部材37の内枠に対応する部分より外側の部分(図5または図6斜線部分)となる。また、図3に示すように、冷却媒体流路形成部材35と両セパレータは、面接触するように形成される。
また、カソード側プレート31(図5)およびアノード側プレート32(図6)は、同様の位置に、6つの穴部を備えている。これらの6つの穴部は、スタック構造を形成するために両プレートおよびフレーム部材37が積層された際に互いに重なり合って、燃料電池100内部において積層方向に平行に流体を導くマニホールドを形成する。穴部40は、燃料電池100に対して供給された酸化ガスを各単セル10に分配する酸化ガス供給マニホールドを形成し(図中、O2 inと表わす)、穴部41は、各単セル10から排出されて集合した酸化排ガスを外部へと導く酸化ガス排出マニホールドを形成する(図中、O2 outと表わす)。また、穴部42は、燃料電池100に対して供給された燃料ガスを各単セル10に分配する燃料ガス供給マニホールドを形成し(図中、H2 inと表わす)、穴部43は、各単セル10から排出されて集合した燃料排ガスを外部へと導く燃料ガス排出マニホールドを形成する(図中、H2 outと表わす)。さらに、穴部44は、燃料電池100に供給された冷却媒体を各セパレータ30内に分配する冷媒供給マニホールドを形成し(図中、水 inと表わす)、穴部45は、各セパレータ30から排出されて集合した冷媒を外部へと導く冷媒排出マニホールドを形成する(図中、水 outと表わす)。なお、フレーム部材37は、上記した穴部のうち、穴部40,41,42,43を備えており、また、後述する複数の冷媒孔58が、穴部44,45に対応する位置に重なるように設けられている。
さらに、カソード側プレート31は、図5に示すように、穴部40の近傍に穴部40に平行に配列する複数の穴部である連通孔50を、穴部41の近傍に穴部41に平行に配列する複数の連通孔51を、それぞれ備えている。アノード側プレート32は、図6に示すように、穴部42の近傍に、穴部42に平行に配列する複数の穴部である連通孔52を、穴部43の近傍に穴部43に平行に配列する複数の連通孔53を、それぞれ備えている。フレーム部材37のフレーム部材37においては、図4に示すように、穴部40の形状が他のプレートとは異なっており、集電領域側の辺が、集電領域方向へと突出する複数の突出部(以下では、連通部54と呼ぶ。)を備える形状となっている。この連通部54は、フレーム部材37とカソード側プレート31とが積層されたときに連通孔50と重なり合って、酸化ガス供給マニホールドと連通孔50とが連通するように、各連通孔50に対応して設けられている。フレーム部材37では、他の穴部41,42,43においても同様に、連通孔51,52,53に対応して、複数の連通部55,56,57がそれぞれ設けられている。
図1に示すように、燃料電池100の内部において、各プレートの穴部40が形成する酸化ガス供給マニホールドを流れる酸化ガスは、フレーム部材37の連通部54が形成する空間と、カソード側プレート31の連通孔50とを介して、第2ガス拡散層14内に形成される単セル内ガス流路(酸化ガス流路)へと流入し、面方向に流れると共に、面方向に垂直な方向(積層方向)へとさらに拡散する。積層方向に拡散した酸化ガスは、第2ガス拡散層14から第1ガス拡散層26を介してカソード22に至り、電気化学反応に供される。このように電気化学反応に寄与しつつ単セル内酸化ガス流路を通過した酸化ガスは、第2ガス拡散層14から、カソード側プレート31の連通孔51およびフレーム部材37の連通部55が形成する空間を介して、穴部41が形成する酸化ガス排出マニホールドへと排出される。同様に、燃料電池の内部において、穴部42が形成する燃料ガス供給マニホールドを流れる燃料ガスは、フレーム部材37の連通部56が形成する空間と、アノード側プレート32の連通孔52とを介して、第2ガス拡散層15内に形成される単セル内燃料ガス流路へと流入し、面方向に流れると共に、積層方向へとさらに拡散する。積層方向に拡散した燃料ガスは、第2ガス拡散層15から第1ガス拡散層28を介してアノード24に至り、電気化学反応に供される。このように電気化学反応に寄与しつつ単セル内燃料ガス流路を通過した燃料ガスは、第2ガス拡散層15から、アノード側プレート32の連通孔53およびフレーム部材37の連通部57が形成する空間を介して、穴部43が形成する燃料ガス排出マニホールドへと排出される。
また、中間層におけるフレーム部材37は、図4に示すように、互いに平行に形成された細長い複数の冷媒孔58a、58bを備えている。これらの冷媒孔58aは、フレーム部材37を両プレートと重ね合わせたときに、穴部44と重なり合い、また、冷媒孔58bは、フレーム部材37を両プレートと重ね合わせたときに、穴部45と重なり合う。これにより、燃料電池100の内部において、穴部44が形成する冷媒供給マニホールドを流れる冷却媒体は、上記冷媒孔58aを介して、多孔質な冷却媒体流路形成部材35中を流れ、そして、冷媒孔58bを介して、穴部45が形成する冷媒排出マニホールドに排出される。従って、冷却媒体流路形成部材35は、冷却媒体を流す冷却媒体流路として機能する。
ところで、上記セパレータ30において、フレーム部材37に熱膨張抑制層37bを有しない場合には、高温下でフレーム部材37と両プレートとを接着すると、フレーム部材37は、両プレートより大きな熱膨張を生じ、その後、その状態で、常温下に戻すと、フレーム部材37は、両プレートより大きな熱収縮を生じる。そうすると、フレーム部材37の収縮力によって、両プレートにおいて、フレーム部材37との接着部分(図5、図6斜線部分参照)より内側部分のプレートが変形を起こし、冷却媒体流路形成部材35と両プレートとの間に剥離が生じ、それらの間の接触抵抗が上昇するという問題が生じる場合があった。
一方、以上のように本実施例のセパレータ30のフレーム部材37は、ラミネート樹脂層37aで、両プレートと同じ材料から構成される熱膨張抑制層37bを挟んだ構成となっている。このようにすれば、フレーム部材37が高温下となった場合であっても、熱膨張抑制層37bは、ラミネート樹脂層37aより熱膨張せず、一方、ラミネート樹脂層37aは、熱膨張抑制層37bより膨張しようとし、そのため、ラミネート樹脂層37aと熱膨張抑制層37bは、面方向において互いに引き合い、その結果、ラミネート樹脂層37aの熱膨張は、熱膨張抑制層37bによって抑制される。従って、高温下でフレーム部材37(ラミネート樹脂層37a)と両プレートとを接着した場合には、フレーム部材37において、ラミネート樹脂層37aの熱膨張は、熱膨張抑制層37bによって抑制され、すなわち、フレーム部材37の熱膨張は、抑制される。そうすると、フレーム部材37と両プレートを高温下で接着後、これらを常温下に戻したとしても、フレーム部材37における熱収縮は、抑制される。これにより、フレーム部材37の収縮力によって、両プレートにおいて、フレーム部材37との接着部分(図5、図6斜線部分参照)より内側部分のプレートが変形することを抑制することができる。その結果、両プレートと冷却媒体流路形成部材35との間が剥離するのを抑制することができ、それらの間の接触抵抗の上昇を抑制することができる。
また、以上のように、フレーム部材37の熱膨張抑制層37bは、カソード側プレート31およびアノード側プレート32と同様の材料から構成されている。従って、フレーム部材37と両プレートを高温下で接着した場合、フレーム部材37と、カソード側プレート31およびアノード側プレート32の熱膨張を、略同程度に近づけることが可能である。そのため、その後、これらを常温下に戻した場合においても、フレーム部材37と、両プレートは、それぞれ略同程度に収縮するので、フレーム部材37の収縮力によって両プレートが変形することを抑制することができる。その結果、両プレートと冷却媒体流路形成部材35との間が剥離するのを抑制することができ、それらの間の接触抵抗の上昇を抑制することができる。
本実施例のセパレータ30において、フレーム部材37に樹脂を用いている。このようにすれば、セパレータ30を軽量化することができる。
B.変形例:
なお、本発明では、上記した実施の形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様にて実施することが可能である。
なお、本発明では、上記した実施の形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様にて実施することが可能である。
B1.変形例1:
上記実施例のフレーム部材37における熱膨張抑制層37bは、熱膨張抑制材料が板状に形成されているが、本発明は、これに限られるものではない。熱膨張抑制層37bは、熱膨張抑制材料を含んでいればよく、例えば、熱膨張抑制層37bは、針状、スチールウール状の熱膨張抑制材料針状を含むようにしてもよい。また、例えば、熱膨張抑制層37bは、熱膨張抑制材料を板状ではなく網状に形成してもよい。以上のようにすれば、熱膨張抑制層37bに用いる熱膨張抑制材料を抑制することができ、フレーム部材37(燃料電池100)を軽量化することができる。
上記実施例のフレーム部材37における熱膨張抑制層37bは、熱膨張抑制材料が板状に形成されているが、本発明は、これに限られるものではない。熱膨張抑制層37bは、熱膨張抑制材料を含んでいればよく、例えば、熱膨張抑制層37bは、針状、スチールウール状の熱膨張抑制材料針状を含むようにしてもよい。また、例えば、熱膨張抑制層37bは、熱膨張抑制材料を板状ではなく網状に形成してもよい。以上のようにすれば、熱膨張抑制層37bに用いる熱膨張抑制材料を抑制することができ、フレーム部材37(燃料電池100)を軽量化することができる。
B2.変形例2:
上記実施例または上記変形例1のフレーム部材37では、熱膨張抑制材料が、層状に形成されているが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、熱膨張抑制材料が、層状ではなく、まばらに点在していてもよい。
上記実施例または上記変形例1のフレーム部材37では、熱膨張抑制材料が、層状に形成されているが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、熱膨張抑制材料が、層状ではなく、まばらに点在していてもよい。
B3.変形例3:
上記実施例のセパレータ30において、中間層を形成するフレーム部材37と冷却媒体流路形成部材35は、別部材に形成されているが、本発明は、これに限られるものではなく、一体にして一つのプレートとして形成されていてもよい。このようにすれば、冷却媒体流路形成部材35をフレーム部材37の内枠に嵌める必要がなく、セパレータ30の製造を容易にすることができる。
上記実施例のセパレータ30において、中間層を形成するフレーム部材37と冷却媒体流路形成部材35は、別部材に形成されているが、本発明は、これに限られるものではなく、一体にして一つのプレートとして形成されていてもよい。このようにすれば、冷却媒体流路形成部材35をフレーム部材37の内枠に嵌める必要がなく、セパレータ30の製造を容易にすることができる。
B4.変形例4:
上記実施例のセパレータ30において、カソード側プレート31とアノード側プレート32は、同材料で構成されているが、本発明は、これに限られるものではなく、異なる材料で構成されていてもよい。この場合も、熱膨張抑制層37bは、両プレートの熱膨張率以下である材料から構成されればよい。
上記実施例のセパレータ30において、カソード側プレート31とアノード側プレート32は、同材料で構成されているが、本発明は、これに限られるものではなく、異なる材料で構成されていてもよい。この場合も、熱膨張抑制層37bは、両プレートの熱膨張率以下である材料から構成されればよい。
B5.変形例5:
上記実施例のセパレータ30において、フレーム部材37と両プレートとは、高温下で、ラミネート接着で接着するようにしているが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、フレーム部材37が金属で形成される場合には、高温下で、フレーム部材37と両プレートとをロウ付けや拡散接着により接着するようにしてもよい。このようにしても、上記実施例と同様の効果を奏することができる。
上記実施例のセパレータ30において、フレーム部材37と両プレートとは、高温下で、ラミネート接着で接着するようにしているが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、フレーム部材37が金属で形成される場合には、高温下で、フレーム部材37と両プレートとをロウ付けや拡散接着により接着するようにしてもよい。このようにしても、上記実施例と同様の効果を奏することができる。
なお、上記実施例や上記変形例において、フレーム部材37と両プレートとを接着する場合の「高温下」とは、常温よりも高い温度下である。
10...単セル
14,15...第2ガス拡散層
16...シール部
20...電解質膜
22...カソード
24...アノード
26,28...第1ガス拡散層
30...セパレータ
31...カソード側プレート
32...アノード側プレート
35...冷却媒体流路形成部材
37...フレーム部材
37a...ラミネート樹脂層
37b...熱膨張抑制層
14,15...第2ガス拡散層
16...シール部
20...電解質膜
22...カソード
24...アノード
26,28...第1ガス拡散層
30...セパレータ
31...カソード側プレート
32...アノード側プレート
35...冷却媒体流路形成部材
37...フレーム部材
37a...ラミネート樹脂層
37b...熱膨張抑制層
Claims (8)
- 燃料電池に用いられるセパレータであって、
一面が、カソード側のカソードガス流路を形成し、導電性のカソード側プレートと、
一面が、アノード側のアノードガス流路を形成し、導電性のアノード側プレートと、
熱膨張率が、前記カソード側プレートおよび前記アノード側プレートの熱膨張率より高い部材であって、前記カソード側プレートの前記一面の反対面と前記アノード側プレートの前記一面の反対面との間に挟み込まれた状態で、前記カソード側プレートおよび前記アノード側プレートと高温下で接着され、前記燃料電池を冷却するための冷却媒体を流す冷却媒体流路を形成する中間部材と、
前記冷却媒体流路中に設けられ、前記カソード側プレートおよび前記アノード側プレートと接触し、前記カソード側プレートおよび前記アノード側プレートを通電させるための導電性部材と、
を備え、
前記中間部材には、
熱膨張率が、前記カソード側プレートおよび前記アノード側プレートの前記熱膨張率以下である部材が設けられていることを特徴とするセパレータ。 - 請求項1に記載のセパレータにおいて、
前記中間部材は、熱膨張率が、前記カソード側プレートおよび前記アノード側プレートの前記熱膨張率以下である部材を少なくとも含む熱膨張抑制層を前記アノード側プレートと前記カソード側プレートと略平行に備えることを特徴とする燃料電池。 - 請求項1または請求項2に記載のセパレータにおいて、
前記カソード側プレートおよび前記アノード側プレートは、共に同様の部材から構成されることを特徴とするセパレータ。 - 請求項1ないし請求項3に記載のセパレータにおいて、
前記カソード側プレート、前記アノード側プレート、および、前記カソード側プレートおよび前記アノード側プレートの前記熱膨張率以下である部材は、共に同様の部材から構成されることを特徴とするセパレータ。 - 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のセパレータにおいて、
前記中間部材は、所定の樹脂から形成されることを特徴とするセパレータ。 - 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のセパレータにおいて、
前記中間部材と、前記カソード側プレートおよび前記アノード側プレートとを接着する場合には、ラミネート接着で接着することを特徴とするセパレータ。 - 燃料電池であって、
請求項1ないし請求項6のいずれかのセパレータを備えることを特徴とする燃料電池。 - 燃料電池に用いられるセパレータの製造方法であって、
一面が、第1の電極側の反応ガス流路を形成し、導電性のカソード側プレートを用意する工程と、
一面が、第2の電極側の反応ガス流路を形成し、導電性のアノード側プレートを用意する工程と、
熱膨張率が、前記カソード側プレートおよび前記アノード側プレートより高い部材であって、さらに、熱膨張率が、前記カソード側プレートおよび前記アノード側プレートの前記熱膨張率以下の部材を少なくとも含むフレーム部材を用意する工程と、
前記カソード側プレートと前記アノード側プレートとを通電させるための導電性部材を用意する工程と、
前記導電性部材を前記フレーム部材の内枠に配置する工程と、
前記導電性部材が内枠に配置された前記フレーム部材を前記カソード側プレートと前記アノード側プレートとで挟み込み、前記導電性部材と前記カソード側プレートおよび前記アノード側プレートとを接触させた状態で、前記フレーム部材と前記カソード側プレートおよび前記アノード側プレートとを高温下で接着し、前記カソード側プレートと前記アノード側プレートの間であって、前記フレーム部材の内枠に前記燃料電池を冷却するための冷却媒体を流す冷却流路を形成する工程と、
を備えることを特徴とするセパレータの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005340223A JP2007149427A (ja) | 2005-11-25 | 2005-11-25 | セパレータ、それを備える燃料電池、および、セパレータの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005340223A JP2007149427A (ja) | 2005-11-25 | 2005-11-25 | セパレータ、それを備える燃料電池、および、セパレータの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007149427A true JP2007149427A (ja) | 2007-06-14 |
Family
ID=38210599
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JP2005340223A Pending JP2007149427A (ja) | 2005-11-25 | 2005-11-25 | セパレータ、それを備える燃料電池、および、セパレータの製造方法 |
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JP (1) | JP2007149427A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4897928B2 (ja) * | 2009-03-24 | 2012-03-14 | パナソニック株式会社 | 固体高分子形燃料電池および固体高分子形燃料電池用セパレータ |
-
2005
- 2005-11-25 JP JP2005340223A patent/JP2007149427A/ja active Pending
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JP4897928B2 (ja) * | 2009-03-24 | 2012-03-14 | パナソニック株式会社 | 固体高分子形燃料電池および固体高分子形燃料電池用セパレータ |
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