JP2007148592A - データ通信装置 - Google Patents

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幸治郎 山田
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Abstract

【課題】ラインノイズが発生しても安定して通信を行うことができるデータ通信装置の提供を課題とする。
【解決手段】一度、データ信号とクロック信号を出力したSDA帰還ラインL3とSCL帰還ラインL4から制御マイコン10に帰還したデータ信号とクロック信号に基づいて復元されたデータが、もとのデータと相違している場合には、もう一度、データ信号とクロック信号とを再送信するようにしている。このようにすることにより、IICバス20にてラインノイズが混入したときに、再送信を行うことができ、誤りのないデータ通信を実現することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、データ通信装置に関し、特にマイコンとデバイス間をIICバスにて通信するデータ通信装置に関する。
IICバスを利用した通信においてデータ信号にラインノイズが混入すると正常なデータを送信することができない。また、クロック信号にラインノイズが混入しても、ビットシフトが発生するため、正常なデータを送信することができない。これに対して、定期的または異常検出時にリセットし、エラー状態を回避することが行われている。
特開2005−84792号公報 特開2001−75878号公報
しかしながら、ラインノイズが混入する状況では、リセットデータに対してもノイズが混入することがあり、正常なリセット動作を行うことができないという課題があった。
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、ラインノイズが発生しても安定して通信を行うことができるデータ通信装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、請求項2にかかる発明では、クロック信号とデータ信号が伝送されるIICバスと、同IICバスにて相互に接続するマイコンとデバイスとを具備するデータ通信装置において、
上記マイコンから上記デバイスに対してデータを送信する送信手段と、上記送信手段が送信したデータを記憶する記憶手段と、上記IICバスに出力された上記クロック信号とデータ信号を取得する取得手段と、取得した上記クロック信号とデータ信号に基づいて上記デバイスに出力したデータを復元する復元手段と、上記記憶手段が記憶するデータと上記復元手段が復元したデータとの整合性を判定する判定手段と、データが整合しないとき上記記憶手段が記憶するデータを上記デバイスに再送信する再送信手段とを具備する構成としてある。
上記のように構成した請求項2において、マイコンとデバイスとがIICバスによって相互に接続される。IICバスにおいては、クロック信号とデータ信号とを通信することによりシリアルデータ通信が実現される。送信手段は、上記IICバスを利用して上記マイコンから上記デバイスに対してデータを送信する。記憶手段は上記送信手段が送信したデータを記憶する。取得手段は、上記送信手段が上記IICバスに出力した、上記クロック信号とデータ信号を取得する。そして、復元手段は、上記取得手段が取得した上記クロック信号とデータ信号に基づいて上記デバイスに出力したデータを復元する。判定手段は、上記記憶手段が記憶するデータと、上記復元手段が復元したデータとの比較を行い、両者の整合性を判定する。そして、上記記憶手段が記憶するデータと、上記復元手段が復元したデータの整合が取れないときには、正常な通信ができなかったとして、再送信手段が上記記憶手段にて記憶されているデータを、再度、上記デバイスに送信する。
上記IICバスにてラインノイズが混入する場合には、上記IICバスに一旦出力され上記復元手段にて復元されたデータが不正確なデータとなり、上記記憶手段にて記憶したデータと整合しなくなる。この場合、上記デバイスにも正確なデータが到達していないと考えられるため、上記再送信手段が上記記憶手段にて記憶された正確なデータを上記デバイスに対して再送信する。これにより、上記デバイスが正確なデータを取得することが可能となる。
また、請求項3にかかる発明では、上記マイコンが上記記憶手段と上記取得手段と上記復元手段と上記判定手段と上記再送信手段とを具備するとともに、上記マイコンと上記デバイスとを接続するIICバスのデータラインとクロックラインをそれぞれ分岐させ、同分岐した各ラインを同マイコンに入力させる構成としてある。
上記のように構成した請求項3の発明において、上記記憶手段と上記取得手段と上記復元手段と上記判定手段と上記再送信手段とが上記マイコンに備えられる。すなわち、一旦上記マイコンからIICバスに出力されたデータを再度マイコンの上記取得手段が取得することとなる。具体的には、上記マイコンと上記デバイスとを接続するIICバスのデータラインとクロックラインをそれぞれ分岐させることにより形成した各ラインを上記マイコンに入力することにより、一旦はIICバスに出力されたデータを上記マイコンの上記取得手段に帰還させる。上記記憶手段と上記取得手段と上記復元手段と上記判定手段も上記マイコンに備えられるため、帰還したデータを上記復元手段にて復元し、上記記憶手段にて記憶されているデータとの比較を行うことができる。
さらに、請求項4にかかる発明では、上記データラインと上記クロックラインから分岐された各ラインは上記マイコンが備える汎用シリアルデータポートにて入力される構成としてある。
上記のように構成した請求項4の発明において、上記データラインと上記クロックラインから分岐された各ラインを上記マイコンに接続する場合、汎用的なシリアルデータポートを使用することができる。一般にマイコンにはIICバスの他にスリーワイヤ方式の汎用的なシリアルデータポートが備えられるため、同シリアルデータポートに各ラインを接続することができる。スリーワイヤ方式のシリアルデータポートは、クロック入出力ポートとシリアルデータの入力ポートと出力ポートとから構成されるため、上記データラインから分岐したラインを上記シリアルデータの入力ポートに接続しつつ、上記クロックラインから分岐したラインを上記クロック入出力ポートに接続することができる。
また、請求項5にかかる発明では、上記マイコンは、IICバスの入出力ポートを複数対備えるとともに、一のIICバスの入出力ポートが接続する上記データラインと上記クロックラインを分岐した各ラインが他のIICバスの入出力ポートにて入力される構成としてある。
上記のように構成した請求項6の発明において、上記マイコンにIICバスの入出力ポートを複数対備えられる場合には、他のIICバスの入出力ポートを利用して、上記データラインと上記クロックラインから分岐された各ラインを接続してもよい。
さらに、請求項6にかかる発明は、上記マイコンとIICバスによって双方向通信が可能に接続された監視マイコンが、上記マイコンから上記デバイスに送信された上記クロック信号とデータ信号とを上記IICバスによって取得する上記取得手段と、取得した上記クロック信号とデータ信号に基づいて上記デバイスに出力したデータを復元する上記復元手段と、上記復元手段にて復元したデータをIICバスを介して上記マイコンに返信する返信手段とを具備するとともに、
上記マイコンが、上記記憶手段と、上記記憶手段が記憶するデータと上記監視マイコンから返信されたデータとの整合性を判定する上記判定手段と、データが整合しないとき上記記憶手段が記憶するデータを上記デバイスに再送信する上記再送信手段とを具備する構成としてある。
上記のように構成した請求項6の発明において、上記マイコンとIICバスによって双方向通信が可能に接続された監視マイコンが備えられる。そして、この監視マイコンが、上記取得手段と上記復元手段と返信手段を具備する。上記マイコンと上記監視マイコンは上記デバイスも接続されたIICバスによって相互に接続されるため、上記監視マイコンが備える上記取得手段はIICバスから同デバイスに対して出力されたクロック信号とデータ信号とを取得することができる。上記監視マイコンの上記復元手段は、取得した上記クロック信号と上記データ信号とからデータを復元する。そして、上記監視マイコンの上記返信部は復元したデータを上記マイコンに返信する。
上記マイコンには上記記憶手段と上記判定手段と上記判定手段が備えられるため、上記監視マイコンの上記復元手段が復元し返信されたデータと上記記憶手段にて記憶されているデータとの比較を上記判定手段が行うことができる。なお、上記監視マイコンは上述した処理を行うための専用のものである必要はない。すなわち、上記マイコンから上記デバイスに対してデータを送信する際に、他の処理やデータの送受信によって塞がっていない他のマイコンであればよく、通常は他の処理を行うものであってもよい。なお、IICバスの通信プロトコルにおいては、データから送信元や送信先を特定することができるため、上記監視マイコンはデータを返信すべき上記マイコンを特定することができる。
以上の構成を踏まえたうえで、請求項1の発明は、クロック信号とデータ信号が伝送されるIICバスと、同IICバスにて相互に接続するマイコンとデバイスとを具備するデータ通信装置において、上記マイコンは、上記IICバスにて上記マイコンから上記デバイスに対してデータを送信する送信手段と、上記送信手段が送信したデータを記憶する記憶手段と、上記IICバスのデータラインとクロックラインから分岐した各ラインから汎用シリアルデータポートを介して上記クロック信号とデータ信号を取得する取得手段と、取得した上記クロック信号とデータ信号に基づいて上記デバイスに出力したデータを復元する復元手段と、上記記憶手段が記憶するデータと上記復元手段が復元したデータとの整合性を判定する判定手段と、データが整合しないとき上記記憶手段が記憶するデータを上記デバイスに再送信する再送信手段とを具備する構成としてある。
このような、より具体的な構成において上述した請求項2〜請求項4の各発明と同様の作用を奏することはいうまでもない。
以上説明したように請求項1および請求項2の発明によれば、ラインノイズが発生しても安定して通信を行うことができるデータ通信装置を提供することができる。
請求項3の発明によれば、単一のマイコンでデータの再送信を行うことができる。
請求項4の発明によれば、マイコンに専用の入力ポートを設けなくても済む。
請求項5の発明によれば、使用していないIICバスのポートを利用することができる。
請求項6の発明によれば、複数のマイコンを利用してデータの正確性を判断することができる。
ここでは、下記の順序に従って本発明の実施形態について説明する。
(1)第一の実施形態:
(2)第二の実施形態:
(3)第三の実施形態:
(1)第一の実施形態:
図1は、本発明の一実施形態にかかるデータ通信装置としてのテレビ受像機の内部構成を示している。同図において、テレビ受像機1には制御マイコン10が備えられており、同制御マイコン10とIICバス20を介してチューナIC11と映像信号処理IC12と音声信号処理IC13等の各デバイスが接続されている。チューナIC11は制御マイコン10が指定する選局データに基づいて所望の周波数帯域のテレビ信号を受信し、映像信号処理IC12と音声信号処理IC13はチューナIC11が受信したテレビ信号から所定形式の映像信号と音声信号を生成する。なお、IICバス20には他のデバイスも接続されるが、説明および図示を省略する。
図2は、制御マイコン10およびIICバス20の詳細な構成を示している。なお、図の簡略化のため制御マイコン10とチューナIC11が接続される箇所のみを示している。制御マイコン10は内部バスによって接続されたCPU10aとRAM10bとROM10cとから構成されており、ROM10cに記憶された制御プログラムに基づいた処理をCPU10aがRAM10bをワークエリアとして実行させる。制御プログラムに基づいた処理を行うことにより、IICバス20による他のデバイス11,12,13等との通信を実現している。制御マイコン10はIICバス20のポート14を有しており、同ポート14はデータ信号を入出力するためのSDAポート14aとクロック信号を入出力するためのSCLポート14bとから構成されている。
一方、IICバス20はデータ信号を伝送するためのSDAラインL1とクロック信号を伝送するためのSCLラインL2とから構成されており、SDAポート14aにはSDAラインL1が接続し、SCLポート14bにはSCLラインL2が接続されている。SDAラインL1の一端はチューナIC11のSDA入力ポート11aに接続されており、SCLラインL2の一端はチューナIC11のSCL入力ポート11bに接続されている。このようにすることにより、制御マイコン10から出力されたデータ信号とクロック信号をそれぞれチューナIC11に入力することができる。
また、制御マイコン10にはスリーワイヤ方式の汎用シリアルデータポート15が設けられている。汎用シリアルデータポート15は、データ信号を入力するためのSINポート15aと、クロック信号を入出力するためのSCLKポート15bと、データ信号を入力するためのSOUTポート15cとから構成されている。汎用シリアルデータポート15は、IICバス20と同様にシリアルデータ通信を行うためのポートであるが、IICプロトコルに限られず、各種通信プロトコルにてシリアルデータ通信を行うことができる汎用的なポートである。そして、SDAラインL1からSDA帰還ラインL3が分岐されており、分岐したSDA帰還ラインL3がSINポート15aに接続されている。同様に、SCLラインL2からSCL帰還ラインL4が分岐されており、分岐したSCL帰還ラインL4がSCLKポート15bに接続されている。また、SCL帰還ラインL4にはクロック信号の波形整形をするための調整回路A1が組み込まれている。
図3は、制御マイコン10にて実行される制御プログラムのソフトウェア構成を示している。同図において、制御プログラムPは送信部P1と記憶部P2と取得部P3と復元部P4と判定部P5と再送信部P6の各モジュールから構成されている。送信部P1は、データをIICプロトコルに準じて送信するための処理を行い、IICバス20のポート14を介してデータを出力する。具体的には、送信するデータをアクノリッジビットも含め9ビット単位に分割し、シリアルデータ信号を作成する。そして、9ビット分のシリアルデータ信号をSDAポート14aから出力するのと同期したタイミングで、SCLポート14bには9周期分のクロック信号を出力する。これにより、受信側ではクロック信号の立ち上がりのタイミングで、データ信号のレベルを順次記憶していくことにより9ビットのパラレルデータを復元することができる。
記憶部P2は、送信部P1が転送する9ビット分のデータを取得し、RAM10bに記憶させる。CPU10aとRAM10bとは制御マイコン10の内部バスによって接続されているため、記憶部P2がデータをRAM10bに転送する際にラインノイズが混入することはない。従って、RAM10bには転送する正確なデータを記憶しておくことができる。取得部P3は、汎用シリアルデータポート15を介してSDA帰還ラインL3とSCL帰還ラインL4とからシリアル形式のデータ信号とクロック信号とを取得している。SCL帰還ラインL4には調整回路A1が組み込まれているため、取得部P3は他のデバイス11,12,13等がIICバス20を介して取得するクロック信号と同様の波形でクロック信号を取得することができる。すなわち、デバイス11,12,13がクロック信号を入力する際のインターフェイスと同様の機能が調整回路A1にて実現されている。従って、デバイス11,12,13が無視するようなノイズは調整回路A1にて除去されることとなる。
復元部P4は、取得部P3が取得したデータ信号とクロック信号とに基づいてパラレルデータを生成する。すなわち、クロック信号の立ち上がりのタイミングで、データ信号のレベルを順次記憶していくことによりパラレルデータを復元する。判定部P5は、RAM10bに記憶されているデータと、復元部P4が復元したデータとを比較し、その整合性を判定する。具体的には、各ビットのレベルを比較し、全ビットにおいてレベルが一致しているかどうかを判定する。再送信部P6は、判定部P5における判定結果を取得し、整合性がない場合には、データをRAM10bから取得し、送信部P1と同様にデータを所定の形式でIICバス20に送信する。ここで送信されるデータは、既に送信部P1によって送信されているため、再送信されることとなる。
図4は、以上説明した構成おいて行われるデータ送信処理の流れを示している。同図において、ステップS100では送信部P1がデータの送信を行う。これにより、IICバス20によって接続されたデバイス11,12,13においては送信部P1が送信したデータを取得することができる。上述したように9ビット単位でデータ送信が行われるため、9ビット分のデータ信号とクロック信号とを出力したところでステップS110が実行される。ステップS110においては、送信部P1が送信した9ビット分のデータを記憶部P2がRAM10bに記憶させる。ステップS120では、取得部P3が汎用シリアルデータポート15を介してSDA帰還ラインL3とSCL帰還ラインL4とからシリアル形式のデータ信号とクロック信号とを取得する。そして、ステップS130においては復元部P4が取得部P3の取得したデータ信号とクロック信号とに基づいてパラレルデータを生成する。
ステップS140においては、判定部P5は、RAM10bに記憶されているデータと、復元部P4が復元したデータの9ビット分の各ビットとを比較する。そして、ステップS150において、両データの整合性があると判定された場合には、ステップS100に戻り、送信部P1が次の9ビットのデータをIICバス20に出力する。すなわち、実際にIICバス20に出力されたデータと、制御マイコン10の内部に記憶しておいたデータとが一致する場合には、IICバス20によって送信したデータが正確にデバイス11,12,13に伝達されたとして、次のデータを送信する。一方、ステップS150において、両データの整合性がないと判定された場合には、ステップS160にて、再送信部P6が現在、RAM10bに記憶されている9ビットのデータをIICバス20に出力する。
すなわち、実際にIICバス20に出力されたデータと、制御マイコン10の内部に記憶しておいたデータとが一致しない場合には、IICバス20によって送信したデータがラインノイズ等によって正確にデバイス11,12,13に伝達されていないとして、再度、同一のデータを送信する。すなわち、SDA帰還ラインL3とSCL帰還ラインL4から制御マイコン10に帰還したデータ信号とクロック信号は、デバイス11,12,13が受け取るデータ信号とクロック信号と同様の経路を経ているため、SDA帰還ラインL3とSCL帰還ラインL4から制御マイコン10に帰還したデータ信号とクロック信号に基づいて復元されたデータが、もとのデータと相違している場合には、デバイス11,12,13が受け取ったデータがもとのデータと相違しているということができる。従って、その場合には、再度、同一のデータをRAM10bから読み出して、デバイス11,12,13に送信するようにしている。例えば、ステップS100にてチューナIC11にデータを送信していた場合には、同一のデータをチューナIC11に対して再送信する。
再送信の後に、再度、SDA帰還ラインL3とSCL帰還ラインL4から制御マイコン10に帰還したデータ信号とクロック信号に基づいて復元されたデータが、もとのデータと相違している場合には、もう一度、ステップS160が繰り返されることとなる。すなわち、制御マイコン10に帰還したデータが、もとのデータと一致するまで、再送信が繰り返される。このようにすることにより、IICバス20にてラインノイズが混入したときに、再送信を行うことができ、誤りのないデータ通信を実現することができる。
(2)第二の実施形態:
図5は、第二の実施形態にかかる制御マイコンの構成を示している。同図において、制御マイコン110は二対のIICバスのポート114,115が備えられている。各ポート114,115は、それぞれSDAポート114a,115aとSCLポート114b,115bとから構成されている。そして、一方のSDAポート114aとSCLポート114bには第一の実施形態と同様にIICバス120のSDAラインL1とSCLラインL2が接続されている。もう一対のSDAポート115aとSCLポート115bには、SDAラインL1とSCLラインL2から分岐されたSDA帰還ラインL3とSCL帰還ラインL4とが接続されている。
以上のような構成においても、上述したデータ送信処理を同様に実行することができる。すなわち、取得部P3がSDAポート115aとSCLポート115bからデータ信号とクロック信号を取得し、同取得した各信号に基づいてデータを復元させることができる。従って、前実施形態と同様に、内部にて記憶していたデータと、復元部P4が復元したデータとの比較を行い、整合性の判定を行うことができる。
(3)第三の実施形態:
図6は、第3の実施形態にかかるテレビ受像機の内部構成を示している。同図において、IICバス220を介してマイコン210a,210b,210cとチューナIC211と映像信号処理IC212と音声信号処理IC213とが相互に接続されている。マイコン210a,210b,210cはIICバス220を利用してIICプロトコルに準拠した双方向の通信が可能であり、9ビット単位で相互にデータのやりとりを行うことが可能となっている。ここで、一のマイコン210aがチューナIC211に対してデータを送信したとする。図7は、マイコン210aがチューナIC211に対してデータを送信した場合のデータの流れとマイコン210aとマイコン210bの機能構成を示している。
一のマイコン210aがチューナIC211に対してデータを送信すると、チューナIC211がIICバス220からデータ信号とクロック信号を入力するとともに、IICバス220のポートやCPUがビジー状態となっていない他のマイコン210cがIICバス220からデータ信号とクロック信号を取得する。また、前実施形態と同様に、送信を行ったマイコン210aは、内部に送信したデータを記憶し、待機する。マイコン210cは、取得したデータ信号とクロック信号に基づいて、マイコン210aが送信したデータを復元することができる。そして、マイコン210cは、IICバス220を介して復元したデータをマイコン210aに返信する。すなわち、復元することによりパラレルデータに変換されたデータを、再度、シリアルデータに変換し、IICバス220を経由させてマイコン210aに返信する。IICプロトコルにおいては、送信元のID情報がデータに添付されるため、マイコン210cは送信元のマイコン210aを特定し、同特定したマイコン210cをあて先として返信をすることができる。
データが返信されると、マイコン210aにおいてもIICバス220からデータ信号とクロック信号が取得される。そして、取得したデータ信号とクロック信号からデータを復元する。これにより、前実施形態と同様にマイコン210aは、内部に記憶しておいたデータと、一度、IICバス220に出力され帰還したデータとを比較することができ、両者の整合性を判定することが可能となる。そして、整合性がない場合には、再び同一のデータをチューナIC211およびマイコン210cに対して出力することができる。
整合性がある場合には、マイコン210aが次の9ビットのデータをチューナIC211およびマイコン210cに対して出力する。本実施形態のように、マイコンが複数備えられる場合、ビジー状態でないマイコン210cにてデータを一旦取得させ、送信元のマイコン210aに返信させることができる。なお、以上の例においてマイコン210cが監視マイコンに相当する。監視マイコンは、専用のマイコンであってもよいし、本実施形態のようにデータ送信時にビジー状態でない他のマイコンが適宜選択されるようにしてもよい。監視マイコンが行う処理は簡易であるため、他の用途のマイコンにて監視マイコンの機能を行っても影響は少ない。
テレビ受像機の概略構成図である。 マイコンとIICバスの構成図である。 制御プログラムのソフトウェア構成図である。 データ送信処理の流れを示すフローチャートである。 第二の実施形態にかかるマイコンとIICバスの構成図である。 第三の実施形態にかかるテレビ受像機の概略構成図である。 第三の実施形態にかかるマイコンの機能構成図である。
符号の説明
1…テレビ受像機
10,110,210…マイコン
210c…監視マイコン
11,12,13…デバイス
15…汎用シリアルデータポート
20,120,220…IICバス

Claims (6)

  1. クロック信号とデータ信号が伝送されるIICバスと、同IICバスにて相互に接続するマイコンとデバイスとを具備するデータ通信装置において、
    上記マイコンは、
    上記IICバスにて上記マイコンから上記デバイスに対してデータを送信する送信手段と、
    上記送信手段が送信したデータを記憶する記憶手段と、
    上記IICバスのデータラインとクロックラインから分岐した各ラインから汎用シリアルデータポートを介して上記クロック信号とデータ信号を取得する取得手段と、
    取得した上記クロック信号とデータ信号に基づいて上記デバイスに出力したデータを復元する復元手段と、
    上記記憶手段が記憶するデータと上記復元手段が復元したデータとの整合性を判定する判定手段と、
    データが整合しないとき上記記憶手段が記憶するデータを上記デバイスに再送信する再送信手段とを具備することを特徴とするデータ通信装置。
  2. クロック信号とデータ信号が伝送されるIICバスと、同IICバスにて相互に接続するマイコンとデバイスとを具備するデータ通信装置において、
    上記IICバスにて上記マイコンから上記デバイスに対してデータを送信する送信手段と、
    上記送信手段が送信したデータを記憶する記憶手段と、
    上記IICバスに出力された上記クロック信号とデータ信号を取得する取得手段と、
    取得した上記クロック信号とデータ信号に基づいて上記デバイスに出力したデータを復元する復元手段と、
    上記記憶手段が記憶するデータと上記復元手段が復元したデータとの整合性を判定する判定手段と、
    データが整合しないとき上記記憶手段が記憶するデータを上記デバイスに再送信する再送信手段とを具備することを特徴とするデータ通信装置。
  3. 上記マイコンが上記記憶手段と上記取得手段と上記復元手段と上記判定手段と上記再送信手段とを具備するとともに、
    上記マイコンと上記デバイスとを接続するIICバスのデータラインとクロックラインをそれぞれ分岐させ、同分岐した各ラインを同マイコンに入力させることを特徴とする請求項2に記載のデータ通信装置。
  4. 上記データラインと上記クロックラインから分岐された各ラインは上記マイコンが備える汎用シリアルデータポートにて入力されることを特徴とする請求項3に記載のデータ通信装置。
  5. 上記マイコンは、IICバスの入出力ポートを複数対備えるとともに、
    一のIICバスの入出力ポートが接続するデータラインとクロックラインを分岐した各ラインが他のIICバスの入出力ポートにて入力されることを特徴とする請求項3に記載のデータ通信装置。
  6. 上記マイコンとIICバスによって双方向通信が可能に接続された監視マイコンが、
    上記マイコンから上記デバイスに送信された上記クロック信号とデータ信号とを上記IICバスによって取得する上記取得手段と、
    取得した上記クロック信号とデータ信号に基づいて上記デバイスに出力したデータを復元する上記復元手段と、
    上記復元手段にて復元したデータをIICバスを介して上記マイコンに返信する返信手段とを具備するとともに、
    上記マイコンが、
    上記記憶手段と、
    上記記憶手段が記憶するデータと上記監視マイコンから返信されたデータとの整合性を判定する上記判定手段と、
    データが整合しないとき上記記憶手段が記憶するデータを上記デバイスに再送信する上記再送信手段とを具備することを特徴とする請求項2に記載のデータ通信装置。
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