JP2007148389A - 光拡散シートおよび透過型スクリーン - Google Patents
光拡散シートおよび透過型スクリーン Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007148389A JP2007148389A JP2006293537A JP2006293537A JP2007148389A JP 2007148389 A JP2007148389 A JP 2007148389A JP 2006293537 A JP2006293537 A JP 2006293537A JP 2006293537 A JP2006293537 A JP 2006293537A JP 2007148389 A JP2007148389 A JP 2007148389A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens
- light
- image light
- longitudinal direction
- unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Overhead Projectors And Projection Screens (AREA)
- Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
Abstract
【目的】水平方向の異なる観察角度から観察された場合のコントラストの低下現象を抑制する。
【構成】透過型スクリーン10は,レンチキュラーレンズ12および全反射レンズ14を含む。レンチキュラーレンズ12の光入射面には,弧状の外縁を備えた複数の単位レンズ部12aが水平方向に長手方向を有して互いに平行に配列されて形成され,その出射面には水平方向に長手方向を有する複数の凸条部12cが平行に配列されて形成されている。凸条部12cの端面のそれぞれに光吸収層12dが設けられている。全反射レンズ14の光出射面には,垂直方向に長手方向を有し,長手方向に垂直な断面が台形である複数の凸条の単位レンズ部14bが互いに平行に配列されて形成され,隣接する上記単位レンズ部14bの間の溝14aに,光吸収粒子が添加された単位レンズ部14bの屈折率よりも低い屈折率を有する樹脂が充填されている。
【選択図】図3
【構成】透過型スクリーン10は,レンチキュラーレンズ12および全反射レンズ14を含む。レンチキュラーレンズ12の光入射面には,弧状の外縁を備えた複数の単位レンズ部12aが水平方向に長手方向を有して互いに平行に配列されて形成され,その出射面には水平方向に長手方向を有する複数の凸条部12cが平行に配列されて形成されている。凸条部12cの端面のそれぞれに光吸収層12dが設けられている。全反射レンズ14の光出射面には,垂直方向に長手方向を有し,長手方向に垂直な断面が台形である複数の凸条の単位レンズ部14bが互いに平行に配列されて形成され,隣接する上記単位レンズ部14bの間の溝14aに,光吸収粒子が添加された単位レンズ部14bの屈折率よりも低い屈折率を有する樹脂が充填されている。
【選択図】図3
Description
この発明は,光拡散シートおよび透過型スクリーンに関する。
背面投射型プロジェクション表示装置では,スクリーンの背面側に配置されたプロジェクタから出射(投射)された映像光に基づく映像が,スクリーン上に表示される。
スクリーン上の水平方向(左右方向)および垂直方向(上下方向)の視野角を広げるために,スクリーンを構成する部材に光拡散機能を持たせることが行われている。光拡散機能は,スクリーンを構成する部材に光拡散剤を混入することによって達成することができる。しかしながら,光拡散剤を多用すると,スクリーンから出射される出射光の明るさ(輝度等)が低下する。また,光拡散剤の混入では光拡散の方向性制御が容易ではない。
そこで,スクリーンを構成する部材(レンズ要素)自体の構造(形状)に基づいて,光拡散作用を達成させることが行われている。
特許文献1の図1には,フレネルレンズシート14,両面レンチキュラーレンズシート15,遮光シート13および機能層16を備えた透過型スクリーン17が示されている。両面レンチキュラーレンズシート15は,その単位レンチキュラーレンズ形状の長手方向が上下方向であるので,左右方向に光を拡散させる。遮光シート13は単位レンズ形状の長手方向が左右方向であるので,上下方向に光を拡散させる。
特許文献1に記載の透過型スクリーン17は,外部光を吸収することができるように,両面レンチキュラーレンズシート15の観察者側の面のレンチキュラーレンズ要素間の非集光部に光吸収部(ブラックストライプ部)が設けられ,遮光シート13の観察者側の面のV字形状部分に光吸収材が充填されている。
特許文献1に記載の透過型スクリーン17は,スクリーン17に対面した場合の上下方向の広角度(スクリーン面となす角度が小さい方向)から入射する外部光を効率よく吸収することができる。スクリーン17に対面した場合の上下方向に広角度(スクリーン面となす角度が小さい方向)から入射する外部光は,遮光シート13の観察者側の面のV字形状部分に入射し,V字形状部分に充填されている光吸収剤によって吸収されるからである。しかしながら,スクリーン17に対面した場合の左右方向に広角度から入射する外部光については,上下方向に広角度から入射する外部光に比べて光吸収率は低い。遮光シート13は単位レンズ形状(V字形状)の長手方向が左右方向であるので,左右方向に広角度から入射する外部光は,遮光シート13のV字形状部分に効率よく入射しないからである。
特開2004−286996号公報
この発明は,左右方向(水平方向)の広角度から入射する外部光を効率よく吸収することができる光拡散シートを提供することを目的とする。
この発明による光拡散シートは,レンチキュラーレンズと上記レンチキュラーレンズの映像光出射面側に設けられる全反射レンズを備え,上記レンチキュラーレンズは,その映像光入射面に,水平方向に長手方向を有する複数の第1の単位レンズ部が互いに平行に形成され,上記第1の単位レンズ部の上記長手方向に垂直な断面は外側にふくらむ弧状の縁を有しており,その映像光出射面には,上記複数の第1の単位レンズ部の境界に対応する位置のそれぞれに光吸収層が設けられている。上記全反射レンズは,その映像光出射面に,垂直方向に長手方向を有する複数の第2の単位レンズ部が互いに平行に形成され,上記第2の単位レンズ部の上記長手方向に垂直な断面は映像光が入射する面を底面とする台形状である。そして,隣接する上記第2の単位レンズ部の間の溝に,光吸収粒子が添加された上記第2の単位レンズ部の屈折率よりも低い屈折率を有する樹脂が充填されている。レンチキュラーレンズと全反射レンズとの間に他の部材(ベースフイルム等)が配置されていてもよい。
この発明において,「映像光入射面」は光源から出射される映像光が入射する面であり,「映像光出射面」は映像光が出射する面である。後述する外部光は,映像光の進行方向とは逆向きの進行方向となるので,「映像光出射面」から入射し,「映像光入射面」から出射する。
映像光はレンチキュラーレンズ(シート)の映像光入射面に入射する。レンチキュラーレンズの映像光出射面から出射された映像光が,全反射レンズ(シート)の映像光入射面に入射する。全反射レンズの映像光出射面から出射された光(映像光)が外部に出射される(観察者によって視認される)。
レンチキュラーレンズの映像光入射面に,水平方向に長手方向を有する複数の第1の単位レンズ部が互いに平行に形成されている。上記第1の単位レンズ部のそれぞれは,上記長手方向に垂直な断面が外側にふくらむ弧状の縁を有している。第1の単位レンズ部は水平方向(左右方向)に長手方向を持って配列されているので,レンチキュラーレンズは,入射した映像光を垂直方向(上下方向)に拡散させる。
レンチキュラーレンズの映像光出射面側に,レンチキュラーレンズとは別体の全反射レンズが設けられている。この全反射レンズの映像光出射面には,垂直方向に長手方向を有する複数の第2の単位レンズ部が互いに平行に形成されている。上記第2の単位レンズ部のそれぞれの上記長手方向に垂直な断面は,映像光が入射する面を底面とする台形状である。また,隣接する上記第2の単位レンズ部の間の溝には,光吸収粒子が添加された上記第2の単位レンズ部の屈折率よりも低い屈折率を有する樹脂が充填されている。
映像光は,第2の単位レンズ部の底面側から入射し上面側から出射する,または第2の単位レンズ部と溝(低屈折率部)との境界に入射する。第2の単位レンズ部と溝(低屈折率部)との境界に入射した映像光は,臨界角までの角度範囲をもってその境界に入射すると,第2の単位レンズ部と溝(低屈折率部)との境界で全反射する。第2の単位レンズ部(および溝)が垂直方向(上下方向)に長手方向を持つので,全反射レンズは,入射した映像光を水平方向(左右方向)に拡散(反射)させる。
外部光は,映像光とは逆に,全反射レンズ,レンチキュラーレンズの順番に進む。全反射レンズの映像光出射面に形成された第2の単位レンズ部の間の溝に充填されている低屈折率樹脂には光吸収粒子が添加されているので,外部光のうち,第2の単位レンズ部の間の溝に入射した外部光は光吸収粒子によって吸収される。
水平方向に比較的広角度(レンズ(シート)面となす角度が小さい方向)から全反射レンズの映像光出射面に形成された第2の単位レンズ部に入射した外部光は,第2の単位レンズ部と溝(低屈折率部)との境界で全反射されることなく,低屈折率部に入射する。水平方向に比較的広角度から第2の単位レンズ部に入射した外部光も,低屈折率部に添加されている光吸収粒子によって吸収される。
全反射レンズの第2の単位レンズ部に入射した外部光のうち,第2の単位レンズ部と溝(低屈折率部)との境界に入射しなかったもの,および第2の単位レンズ部と溝(低屈折率部)との境界で全反射されたものが,第2の単位レンズ部を通って,レンチキュラーレンズの映像光出射面に入射する。
レンチキュラーレンズの映像光出射面には,レンチキュラーレンズの映像光入射面に形成された複数の第1の単位レンズ部の境界に対応する位置のそれぞれに光吸収層が設けられているので,レンチキュラーレンズの映像光出射面に入射した外部光のうち,光吸収層に入射した外部光は,ここで吸収される。
レンチキュラーレンズの映像光入射面には,水平方向に長手方向を有し,この長手方向に垂直な断面が外側にふくらむ弧状の縁を有する複数の第1の単位レンズ部が形成されているので,レンチキュラーレンズの入射面に達した外部光は,第1の単位レンズ部によって上下方向(垂直方向)に拡散されて出射されることになる。
この発明によると,光拡散シートに入射した外部光のうち,全反射レンズの第2の単位レンズ部間の溝(低屈折率部)において吸収されず,かつ,レンチキュラーレンズの映像光出射面に設けられた光吸収層において吸収されなかったもののみが,全反射レンズおよびレンチキュラーレンズを通ってレンチキュラーレンズから出射される。また,レンチキュラーレンズから出射される外部光は,レンチキュラーレンズの入射面において垂直方向(上下方向)に拡散された上で出射される。このため,レンチキュラーレンズから出射された外部光が,たとえ,レンチキュラーレンズの後方に配置される部材(たとえば,ミラーなど)によって反射されて,再びレンチキュラーレンズ,全反射レンズを通って外部に出射されたとしても,そのような外部光を起因とするコントラストの低下は少ない。特に,水平方向(左右方向)に比較的広角度(シート面となす角度が小さい方向)から全反射レンズの映像光出射面に形成された第2の単位レンズ部に入射した外部光は,全反射レンズの低屈折率部でほとんど吸収されるので,水平方向の観察角度について,外部光を起因とするコントラストの変動を少なくすることができる。水平方向(左右方向)の観察角度について外部光を起因とするコントラスト低下による映像劣化等が防止される。
上記レンチキュラーレンズの映像光出射面は,一実施態様では面一に形成される(もちろん,光吸収層が設けられている部分はわずかにもりあがる)。上記レンチキュラーレンズの映像光出射面に,上記複数の第1の単位レンズ部の境界に対応する位置のそれぞれに,水平方向に長手方向を有する凸条部を形成し,この凸条部の端面に上記光吸収層を設けてもよい。垂直方向(上下方向)への映像光の拡散の強化(より広い角度範囲への拡散)のために,上記レンチキュラーレンズの出射面に形成された上記複数の凸条部の間のそれぞれに,水平方向に長手方向を有し,この長手方向に垂直な断面が外側にふくらむ弧状の縁を有する複数の第3の単位レンズ部を形成してもよい。
この発明は,上述した光拡散シートを含む透過型スクリーンを提供している。この発明による透過型スクリーンは,上述した光拡散シート,上記光拡散シートの映像光入射面側に設けられたフレネルレンズ,および上記光拡散シートの映像光出射面側に設けられ,上記光拡散シートに接着される支持板を備えている。
好ましくは,上記フレネルレンズは,その映像光入射面に,垂直方向に長手方向を持つ光分割レンズ要素または光拡散レンズ要素が形成され,映像光出射面に,フレネルレンズ要素が形成されているものである。すなわち,フレネルレンズの映像光出射面に形成された光分割レンズ要素または光拡散レンズ要素の長手方向と,光拡散シートに含まれる全反射レンズの第2のレンズ部の長手方向とは同じ方向(垂直方向)を向いている。フレネルレンズの映像光入射面において映像光は水平方向に分割または拡散され,かつ映像光出射面において出射される映像光が平行光(レンズ面の法線方向を向く光)にされる(平行光に近づく)。映像光は,上述したように,その後光拡散シートの全反射レンズによって水平方向に拡散される。フレネルレンズによって水平方向に分割(拡散)された上で全反射レンズによる水平方向の拡散が行われるので,水平方向に平坦な輝度分布を持つ(輝度の強弱が小さい,ピークの明暗差が小さい)出射光を得ることができる。また,平行光が光拡散シートに入射することになるので,全反射レンズの第2の単位レンズ部と溝(低屈折率部)との境界に全反射角を超える角度で入射する映像光はほとんど無くなり,映像光を効率よく外部に出射させることができる。
図1は背面投射型のプロジェクション表示装置1の内部構造を概略的に示すものである。図2はプロジェクション表示装置1の表示画面を構成する透過型スクリーン(プロジェクション・スクリーン)10の斜視図である。図3は,図2に示す透過型スクリーン10を構成する複数の部材(詳細は後述する)を,互いに分離させて示すものである。図2および図3において,図示の便宜上,透過型スクリーン10の水平方向の長さ(横幅)および垂直方向の長さ(高さ)が短く描かれている。
透過型スクリーン10は,プロジェクタ2(光源)から出射された映像光を結像させ,透過型スクリーン10の表面に映像光に基づく映像(静止画像および動画像)を表示させるものである。プロジェクタ2から出射された映像光は,プロジェクション表示装置1の内部に設けられたミラー3によって反射されて透過型スクリーン10に到達する。プロジェクタ2から出射された映像光が入射する透過型スクリーン10の面(光源側の面)を「入射面」と呼ぶ。入射面から入射した映像光に基づく映像が映し出される透過型スクリーン10の面(映像が視認される観察者側の面)を「出射面」と呼ぶ。透過型スクリーン10の全体がプロジェクション表示装置1の筐体に支持される。
透過型スクリーン10は,フレネルレンズ11,レンチキュラーレンズ12,UV樹脂層(ベースフイルム)13,全反射レンズ14および支持板15が重ね合わされて構成される。全反射レンズ14はUV樹脂層13の出射面側にUV樹脂層13と一体的に形成される。レンチキュラーレンズ12は,UV樹脂層13の入射面側に接着層等によって貼合わせられる(後述する凸条部12cに接着層が設けられて,レンチキュラーレンズ12とUV樹脂層13とが接着される)。支持板15は接着層(図示略)によって全反射レンズ14の出射面に貼合わせられる。フレネルレンズ11は,レンチキュラーレンズ12,UV樹脂層13,全反射レンズ14および支持板15とは別体である。支持板15の出射面側が透過型スクリーン10の最外面となる。
フレネルレンズ11の入射面には,垂直方向(透過型スクリーン10の出射面に対面した観察者を基準とすれば,上下方向)に長手方向を有する三角条の単位レンズ部11aが隣接して複数配列されて形成され,その出射面には同心円状のフレネルレンズ要素11bが形成されている。入射面の単位レンズ部11aは円柱条(外縁が弧状)であってもよい。フレネルレンズ11の入射面に形成された単位レンズ部11aが垂直方向に長手方向を持って形成されているので,プロジェクタ2から出射(投射)された映像光は,フレネルレンズ11の入射面において水平方向(透過型スクリーン10の出射面に対面した観察者を基準とすれば,左右方向)に分割(拡散)され,かつ出射面に形成されたフレネルレンズ要素11bによって,平行光(フレネルレンズ11の面の法線方向を向く光)とされる。
フレネルレンズ11から出射した映像光は,レンチキュラーレンズ12に入射する。
レンチキュラーレンズ12の入射面(光源側の面)には,弧状の外縁を持つ単位レンズ部12aが互いに隣接して複数形成され,出射面(観察者側の面)には,弧状の外縁を持つ単位レンズ部12bと,凸条部12cとが交互に複数形成されている。入射面側に形成された単位レンズ部12a,ならびに出射面側に形成された単位レンズ部12bおよび凸条部12cは,いずれも水平方向の長手方向を持つ。
レンチキュラーレンズ12の入射面に形成された単位レンズ部12aの弧状部分の大きさは,出射面に形成された単位レンズ部12bの弧状部分の大きさよりも大きい。また,出射面に形成された単位レンズ部12bは,入射面に形成された単位レンズ部12aに対応する位置に形成されている。また,出射面に形成された凸条部12cは入射面に形成された複数の単位レンズ部12aの間(境界)に対応する位置に形成されている。凸条部12cの高さは,出射面に形成された単位レンズ部12bの高さよりも少し高い。
レンチキュラーレンズ12の入射面に形成された単位レンズ部12aのそれぞれが水平方向に長手方向を持つので,フレネルレンズ11から出射された映像光(平行光)は,レンチキュラーレンズ12の光出射面に形成された単位レンズ部12bの範囲に集光(拡散)され,単位レンズ部12bの範囲に集光された映像光は,単位レンズ部12bから出射するときに,水平方向に長手方向をもって形成された単位レンズ部12bによって垂直方向(上下方向)に拡散されて出射される。なお,レンチキュラーレンズ12の入射面に形成された単位レンズ部12aのみによっても垂直方向(上下方向)の拡散が達成されるので,出射面の単位レンズ部12bは必ずしも必要ではない(この場合,単位レンズ部12bの部分は平坦とされる(図6(A)),または出射面の全体がほぼ面一とされる(図6(B)))が,拡散作用を強くする(拡散範囲を広くする)ためには,出射面にも単位レンズ部12bを形成しておくほうが好ましい。
レンチキュラーレンズ12の出射面に形成された凸条部12cのそれぞれの端面(出射面側)には,光吸収層12dが設けられている。光吸収層12dが設けられたレンチキュラーレンズ12を見ると,黒色の多数の線が入れられているように見える。このため,光吸収層12dはブラックストライプ部(BS部)と呼ばれる。光吸収層12dは,透過型スクリーン10の出射面側から入射した外部光が,再び外部に出射されてしまうのを防止(低減)する機能を有する(詳しくは後述する)。
レンチキュラーレンズ12によって垂直方向(上下方向)に拡散された映像光は,UV樹脂層(ベースシート)13を介して全反射レンズ14に入射する。
全反射レンズ14の出射面側に,垂直方向(上下方向)に長手方向を持つ多数のV字溝14aが互いに平行に形成されている。全反射レンズ14自体の形状を基準とすれば,全反射レンズ14の出射面側に,垂直方向を長手方向とする,断面形状が台形の凸条の単位レンズ部14bが,互いに平行に複数配列されていると言うことができる。映像光は,断面が台形である単位レンズ部14bの底面側から入射し,上面側から出射する。
V字溝14aには光吸収粒子が添加された低屈折率部材が充填されている。低屈折率部材は全反射レンズ14(単位レンズ部14b)の屈折率よりも低い屈折率を持つ。光吸収粒子が添加された低屈折率部材は一般に黒色であり,V字溝14aに低屈折率部材が充填された全反射レンズ14を見ると,黒色の多数の線が入れられているように見える。このため,光吸収粒子が添加された低屈折率部材が充填されたV字溝14aも,ブラックストライプ部(BS部)と呼ばれる。単位レンズ部14bと低屈折率部材が充填されたV字溝14aとの境界に入射した平行光の殆どは反射する(全反射)。反射されずにV字溝14a中に入射した光は光吸収粒子によって吸収される。
全反射レンズ14の出射面に形成されたV字溝14a(単位レンズ部14b)の長手方向は垂直方向(上下方向)を向いているので,全反射レンズ14の入射面から入射した映像光は,水平方向(左右方向)に拡散されて出射される。全反射レンズ14の入射面に入射する映像光は,上述したように,フレネルレンズ11の入射面に形成された三角条の単位レンズ部11aによって水平方向に分割(拡散)されたものである。そして,上述したように,フレネルレンズ11の入射面に形成された三角条の単位レンズ部11aの長手方向と,全反射レンズ14の出射面に形成されたV字溝14a(単位レンズ部14b)の長手方向とは同方向(垂直方向)を向いている。フレネルレンズ11の入射面に形成された三角条の単位レンズ部11aによって水平方向に分割(拡散)された映像光が,全反射レンズ14において水平方向に拡散されて出射されるので,全反射レンズ14から出射される映像光は,水平方向に比較的平坦な輝度分布を有する(輝度の強弱が小さい,ピークの明暗差が小さい)ものになる。
全反射レンズ14から出射した映像光は,支持板15を通って外部に出射される。支持板15上に現れる映像光に基づく映像が観察者によって視認される。支持板15は透明な固い樹脂等によって形成されている。必要に応じて,支持板15に拡散剤を混入してもよく,支持板15の外表面(観察者側の面)に低反射膜等を設けてもよい。
図4(A) は全反射レンズ14の出射面から入射した外部光の様子(光路)を,図4(B) はレンチキュラーレンズ12の出射面から入射した外部光の様子(光路)をそれぞれ示している。
透過型スクリーン10を備えたプロジェクション表示装置1は,一般的には室内に配置される。たとえば,蛍光灯からの光等(外部光)が,直接または間接にプロジェクション表示装置1の透過型スクリーン10(支持板15)に入射する。
図4(A) を参照して,透過型スクリーン10の支持板15を通った外部光は,全反射レンズ14の出射面に入射する。全反射レンズ14の出射面において,外部光は,光吸収粒子(図4(A) において黒丸で示す。また,分かりやすくするために光吸収粒子の径が小さく描かれている)が添加された低屈折率部材が充填されているV字溝14aまたは単位レンズ部14bに入射する。
V字溝14aに入射した外部光は,V字溝14aに充填されている低屈折部材中に添加されている光吸収粒子によって吸収される。また,水平方向に比較的広角度(全反射レンズ14となす角度が小さい方向)から単位レンズ部14bに入射した外部光は,単位レンズ部14bとV字溝14aの境界において全反射されずにV字溝14a中に入射し,V字溝14a中の光吸収粒子によって吸収される。
全反射レンズ14の単位レンズ部14bに入射した外部光のうち,V字溝14a中の光吸収粒子によって吸収されなかった外部光は,単位レンズ部14bをそのまま通過して,または単位レンズ部14bとV字溝14aの境界において全反射されて,全反射レンズ14の入射面から出射される。全反射レンズ14を通過した外部光は,UV樹脂層13を介して,レンチキュラーレンズ12の出射面に入射する。
図4(B) を参照して,レンチキュラーレンズ12の出射面では,外部光は,弧状の単位レンズ部12bまたは凸条部12cのいずれかに入射する。凸条部12cの端面に設けられている光吸収層12dに入射した外部光はここで吸収される。単位レンズ部12b(または凸条部12cの壁面)に入射した外部光のほとんどは,レンチキュラーレンズ12の出射面の単位レンズ部12bおよびレンチキュラーレンズ12の入射面の単位レンズ部12aにおいて垂直方向(上下方向)に拡散されて出射される。
全反射レンズ14のV字溝14aに直接に入射した外部光のほとんどは吸収されるので,全反射レンズ14を通過しない。水平方向に広角度から全反射レンズ14の単位レンズ部14bに入射した外部光も,V字溝14aに入射して吸収されるので,全反射レンズ14を透過しない。全反射レンズ14を通過する外部光は,全反射レンズの単位レンズ部14bに入射したもののうち,水平方向の比較的正面から入射したものだけとなる。
全反射レンズ14を通過した外部光のうち,レンチキュラーレンズ12の凸条部12cの端面の光吸収層12dに入射した外部光のほとんどは吸収されるので,レンチキュラーレンズ12を通過することはない。
結局,透過型スクリーン10に入射した外部光のうち,全反射レンズ14およびレンチキュラーレンズ12を通過して出射される外部光は,全反射レンズ14のV字溝14a中の光吸収粒子,およびレンチキュラーレンズ12の光吸収層12dによって吸収されなかったものになる。
全反射レンズ14のV字溝14a中の光吸収粒子およびレンチキュラーレンズ12の光吸収層12dによって吸収されなかった外部光は,上述のように,レンチキュラーレンズ12から出射されるときに,レンチキュラーレンズ12の出射面の単位レンズ部12bおよび入射面の単位レンズ部12aにおいて垂直方向(上下方向)に拡散される。
レンチキュラーレンズ12から出射された,垂直方向に拡散された外部光のほとんどは,プロジェクション表示装置1の内部壁面に入射する。プロジェクション表示装置1の内部壁面を光吸収性の高い色(黒色等)で塗装しておくことによって,プロジェクション表示装置1の内部壁面に到達した外部光をここで吸収することができる。
レンチキュラーレンズ12から出射された拡散された外部光のうち一部は,プロジェクション表示装置1の内部のミラー3によって反射されて,透過型スクリーン10の出射面側に向かう。上述したように,透過型スクリーン10に入射した外部光のうち,プロジェクション表示装置1の内部のミラー3によって反射されて,再び透過型スクリーン10の出射面側に向かう外部光はわずかなものになる。特に,水平方向の広角度から透過型スクリーン10に入射した外部光については,全反射レンズ14のV字溝14a中の光吸収粒子によって効率よく吸収されるので,水平方向の広角度から透過型スクリーン10に入射した外部光については,透過型スクリーン10の出射面側に向かうものはほとんど無い。また,再び透過型スクリーン10から出射される外部光は,レンチキュラーレンズ12によって垂直方向(上下方向)に拡散され,かつ全反射レンズ14によって水平方向(左右方向)に拡散された後に透過型スクリーン10から出射される。このため,透過型スクリーン10上に表示される映像のコントラストが,外部光の影響によって異なってしまう(低下してしまう)ことが防止(低減)される。
垂直方向(上下方向)の広角度から入射した外部光については,全反射レンズ14のV字溝14a中の光吸収粒子によって吸収される外部光が水平方向(左右方向)の広角度から入射した外部光に比較して少ないので,水平方向(左右方向)の広角度から入射した外部光と比較すると,多くの外部光が再び透過型スクリーン10から出射されてしまう。しかしながら,全反射レンズ14のV字溝14a中の光吸収粒子およびレンチキュラーレンズ12の光吸収層12dによって外部光の大部分が吸収されるので,コントラストの変動(低下)は少ない。
このように,透過型スクリーン10は,レンチキュラーレンズ12によって映像光を垂直方向(上下方向)に拡散し,かつ全反射レンズ14によって映像光を水平方向(左右方向)に拡散するので,透過型スクリーン10の視野角を,垂直方向および水平方向の両方向において広いものとすることができる。また,特に,水平方向の広角度から入射する外部光を起因とするコントラストの変動(低下)が殆ど生じない。
図5は,他の実施例の透過型スクリーン20を示す斜視図である。図2に示す透過型スクリーン10とは,フレネルレンズ11Aの入射面に形成された単位レンズ部の長手方向が水平方向であり,レンチキュラーレンズ12Aの両面に形成された単位レンズ部(凸条部)の長手方向が垂直方向であり,全反射レンズ14Aの出射面に形成された単位レンズ部(V字溝)の長手方向が水平方向である点が異なる。
透過型スクリーン20では,レンチキュラーレンズ12Aによって映像光が水平方向(左右方向)に拡散され,全反射レンズ14Aによって映像光が垂直方向(上下方向)に拡散される。また,透過型スクリーン20では,特に垂直方向(上下方向)の広角度から入射する外部光を起因とするコントラストの変動(低下)がほとんど生じない。
10,20 透過型スクリーン
11 フレネルレンズ・シート
12,12A レンチキュラーレンズ・シート
12a,12b,14b 単位レンズ部
12c 凸条部
12d 光吸収層
13 UV樹脂層
14,14A 全反射レンズシート
14a V字溝
15 支持板
11 フレネルレンズ・シート
12,12A レンチキュラーレンズ・シート
12a,12b,14b 単位レンズ部
12c 凸条部
12d 光吸収層
13 UV樹脂層
14,14A 全反射レンズシート
14a V字溝
15 支持板
Claims (6)
- レンチキュラーレンズと上記レンチキュラーレンズの映像光出射面側に設けられる全反射レンズを備え,
上記レンチキュラーレンズは,
その映像光入射面に,水平方向に長手方向を有する複数の第1の単位レンズ部が互いに平行に形成され,上記第1の単位レンズ部の上記長手方向に垂直な断面は外側にふくらむ弧状の縁を有しており,
その映像光出射面には,上記複数の第1の単位レンズ部の境界に対応する位置のそれぞれに光吸収層が設けられており,
上記全反射レンズは,
その映像光出射面に,垂直方向に長手方向を有する複数の第2の単位レンズ部が互いに平行に形成され,上記第2の単位レンズ部の上記長手方向に垂直な断面は映像光が入射する面を底面とする台形状であり,
隣接する上記第2の単位レンズ部の間の溝に,光吸収粒子が添加された上記第2の単位レンズ部の屈折率よりも低い屈折率を有する樹脂が充填されている,
光拡散シート。 - 上記レンチキュラーレンズの映像光出射面は,面一に形成されている,
請求項1に記載の光拡散シート。 - 上記レンチキュラーレンズの映像光出射面に,上記複数の第1の単位レンズ部の境界に対応する位置のそれぞれに水平方向に長手方向を有する凸条部が形成され,この凸条部の端面に上記光吸収層が設けられている,
請求項1に記載の光拡散シート。 - 上記レンチキュラーレンズの映像光出射面に形成された上記複数の凸条部の間のそれぞれに,水平方向に長手方向を有し,この長手方向に垂直な断面が外側にふくらむ弧状の縁を有する複数の第3の単位レンズ部が形成されている,
請求項3に記載の光拡散シート。 - 請求項1から4のいずれか一項に記載の光拡散シート,
上記光拡散シートの映像光入射面側に設けられたフレネルレンズ,および
上記光拡散シートの映像光出射面側に設けられ,上記光拡散シートに接着される支持板,
を備えた透過型スクリーン。 - 上記フレネルレンズは,
その映像光入射面に,垂直方向に長手方向を持つ光分割レンズ要素または光拡散レンズ要素が形成され,
映像光出射面に,フレネルレンズ要素が形成されているものである,
請求項5に記載の透過型スクリーン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006293537A JP2007148389A (ja) | 2005-10-28 | 2006-10-30 | 光拡散シートおよび透過型スクリーン |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005314047 | 2005-10-28 | ||
JP2006293537A JP2007148389A (ja) | 2005-10-28 | 2006-10-30 | 光拡散シートおよび透過型スクリーン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007148389A true JP2007148389A (ja) | 2007-06-14 |
Family
ID=38209791
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006293537A Pending JP2007148389A (ja) | 2005-10-28 | 2006-10-30 | 光拡散シートおよび透過型スクリーン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007148389A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013142720A (ja) * | 2012-01-06 | 2013-07-22 | Dainippon Printing Co Ltd | 透過型スクリーン、背面投射型表示装置 |
JP2014002928A (ja) * | 2012-06-19 | 2014-01-09 | Dainippon Printing Co Ltd | 表示装置 |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59111137A (ja) * | 1982-12-15 | 1984-06-27 | Dainippon Printing Co Ltd | 透過型スクリ−ン |
JPH10300909A (ja) * | 1997-04-25 | 1998-11-13 | Kuraray Co Ltd | レンチキュラーレンズシート |
JPH11344769A (ja) * | 1998-06-01 | 1999-12-14 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 背面投写型スクリーン及び光拡散部材の製造方法 |
JP2003050427A (ja) * | 2001-08-08 | 2003-02-21 | Dainippon Printing Co Ltd | フレネルレンズシートおよび透過型投影スクリーン |
JP2003066206A (ja) * | 2001-08-27 | 2003-03-05 | Dainippon Printing Co Ltd | 二次元視野角拡大部材および表示装置 |
JP2003215715A (ja) * | 2002-01-24 | 2003-07-30 | Toppan Printing Co Ltd | プロジェクションスクリーンとそれを搭載した表示装置 |
JP2004240429A (ja) * | 2003-02-06 | 2004-08-26 | Samsung Electronics Co Ltd | 広い視野角を有するスクリーン及びこれを備えるプロジェクションtv |
JP2004294465A (ja) * | 2003-03-25 | 2004-10-21 | Dainippon Printing Co Ltd | 拡散シートおよび透過型スクリーン |
-
2006
- 2006-10-30 JP JP2006293537A patent/JP2007148389A/ja active Pending
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59111137A (ja) * | 1982-12-15 | 1984-06-27 | Dainippon Printing Co Ltd | 透過型スクリ−ン |
JPH10300909A (ja) * | 1997-04-25 | 1998-11-13 | Kuraray Co Ltd | レンチキュラーレンズシート |
JPH11344769A (ja) * | 1998-06-01 | 1999-12-14 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 背面投写型スクリーン及び光拡散部材の製造方法 |
JP2003050427A (ja) * | 2001-08-08 | 2003-02-21 | Dainippon Printing Co Ltd | フレネルレンズシートおよび透過型投影スクリーン |
JP2003066206A (ja) * | 2001-08-27 | 2003-03-05 | Dainippon Printing Co Ltd | 二次元視野角拡大部材および表示装置 |
JP2003215715A (ja) * | 2002-01-24 | 2003-07-30 | Toppan Printing Co Ltd | プロジェクションスクリーンとそれを搭載した表示装置 |
JP2004240429A (ja) * | 2003-02-06 | 2004-08-26 | Samsung Electronics Co Ltd | 広い視野角を有するスクリーン及びこれを備えるプロジェクションtv |
JP2004294465A (ja) * | 2003-03-25 | 2004-10-21 | Dainippon Printing Co Ltd | 拡散シートおよび透過型スクリーン |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013142720A (ja) * | 2012-01-06 | 2013-07-22 | Dainippon Printing Co Ltd | 透過型スクリーン、背面投射型表示装置 |
JP2014002928A (ja) * | 2012-06-19 | 2014-01-09 | Dainippon Printing Co Ltd | 表示装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9927690B2 (en) | Projection screen | |
US20140153090A1 (en) | Projection system | |
JP4561204B2 (ja) | スクリーン及びそれに用いられるフレネルレンズシート、並びにそれを用いた画像表示装置 | |
US7675679B2 (en) | Image display device and Fresnel lens sheet used therefor | |
JP2011215399A (ja) | プリズムシート、透過型スクリーン、背面投射型表示装置 | |
JP2004319122A (ja) | 発光装置及び発光装置におけるランプイメージ緩和方法 | |
KR100968290B1 (ko) | 렌티큘러 렌즈, 광확산 시트 및 프로젝션ㆍ스크린 | |
JP4299272B2 (ja) | 透過型スクリーン用拡散板,透過型スクリーン及び背面投射型表示装置 | |
JP2013073077A (ja) | 反射型スクリーン及びそれを用いた投射画像表示システム | |
JP2007148389A (ja) | 光拡散シートおよび透過型スクリーン | |
JP2013213882A (ja) | 反射スクリーン、映像表示システム | |
US8696183B2 (en) | Backlight module | |
JP2018025620A (ja) | 透過型スクリーン、映像表示装置 | |
JP2005018070A (ja) | 垂直及び水平に光視野角を有する映像表示用のスクリーン及びこれを備えるプロジェクションテレビ | |
JP2007148390A (ja) | 光拡散シートおよび透過型スクリーン | |
JP5343490B2 (ja) | プリズムシート、透過型スクリーン、背面投射型表示装置 | |
JP4103734B2 (ja) | 映像表示装置 | |
JP2007316415A (ja) | シート状部材、透過型スクリーンおよび背面投射型映像表示装置 | |
JP2014119607A (ja) | 透過型スクリーン、背面投射型表示装置、多画面表示装置 | |
KR100538419B1 (ko) | 투과형 스크린 및 배면 투사형 표시장치 | |
KR100693330B1 (ko) | 후면 투사 스크린 | |
US20060050380A1 (en) | Rear projection screen | |
KR100693326B1 (ko) | 후면 투사 스크린 | |
JP4581491B2 (ja) | スクリーン及びそれに用いられるフレネルレンズシート、並びにそれを用いた画像表示装置 | |
JP4842706B2 (ja) | フロント投射型スクリーン |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090831 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20120327 |