JP2007148034A - 電気光学素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】 (001)面を主表面とする半導体基板の上に、(111)配向した酸化物からなるコア層を有する電気光学素子を提供する。
【解決手段】 (001)面を主表面とする単結晶材料からなる支持基板の主表面上に、結晶構造が蛍石構造である下地膜がエピタキシャル成長している。下地膜の上に、(111)面が下地基板の主表面と平行になるように、中間膜がエピタキシャル成長している。(111)面が支持基板の主表面と平行になるように配向しており、電気光学効果を有する酸化物材料からなるコア層が、中間膜の上に形成されている。コア層の一部の領域に電界を生じさせる電極が配置されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電気光学素子に関し、特に電気光学効果を有する材料中を伝搬する光線束を、その材料の一部の屈折率を変化させることによって偏向させる電気光学素子に関する。
強誘電体材料に電圧を印加したときに生ずる屈折率変化(電気光学効果)を利用して、強誘電体内を伝搬する光線束を偏向させることにより、光スイッチが実現される。強誘電体膜の持つ電気光学効果は、物質の結晶構造に由来している。強誘電体膜で光導波路を形成する場合、組成が均一で欠陥の少ない単結晶を用いることが好ましい。しかし、大きな電気光学効果を示す酸化物強誘電体からなる単結晶薄膜を形成することは困難である。通常は、基板面に垂直な一方向に関しては結晶軸方向が揃っているが、面内方向に関してはドメインの結晶軸の向きがばらばらな多結晶膜が得られる。
多結晶膜には、粒界等の欠陥が存在するため、光が散乱されやすい。このため、単結晶膜内を伝搬する場合に比べて、多結晶膜内を伝搬する光の損失が大きくなる。また、電圧印加時の漏れ電流も大きくなる。光の損失、及び漏れ電流を低減させるために、光導波路として、基板面内方向に関しても結晶軸の向きが揃ったいわゆるエピタキシャル膜を用いることが好ましい。
ペロブスカイト構造を持つ強誘電体の電気光学効果は、結晶配位依存性があり、(100)配向、(101)配向、(111)配向の順番に電気光学効果が大きくなることが知られている。大きな電気光学効果を得るために、光導波路として、(111)配向した膜を用いることが好ましい。
光学的に、高透過率かつ低損失の強誘電体酸化物からなるエピタキシャル膜を得るために、酸化マグネシウム(MgO)、チタン酸ストロンチウム(SrTiO、以下STOと表記する。)等の酸化物単結晶基板が用いられてきた。しかし、これらの単結晶基板は大型化が困難であり、最大でも直径2インチ程度の基板しか得られていない。
これらの基板を、直径300mm程度の大型の基板が実現されているシリコン基板で代替できれば、一度のプロセスで多くの素子を製造することができるため、製造コストの低減を図ることが可能になる。
単結晶シリコン基板上に酸化物をエピタキシャル成長させるためには、シリコン基板表面の結晶配向を利用する必要がある。ところが、酸化物の成長プロセス中にシリコン基板表面が酸化性雰囲気に晒され、表面に酸化シリコン膜が形成されてしまう。酸化シリコン膜は非晶質であり配向性を持たないため、その上に酸化物をエピタキシャル成長させることができない。また、シリコン基板上に酸化物をエピタキシャル成長させるためには、成長させる膜とシリコン基板との間の反応や相互拡散が生じにくいことも重要である。
これらの要件を満たす酸化物材料として、イットリウム安定化ジルコニア(以下、YSZと表記する。)、酸化セリウム等の希土類元素の酸化物、MgO、マグネシアスピネル(MgAl)、STO等の例が開示されている(下記の非特許文献1参照)。
E.J. Tarsa et al.,"Common Themes in The Epitaxial Growth of Oxides on Semiconductors",Mat. Res. Soc. Symp. Proc. Vol.341, p.73-p.85 (1994)
YSZ、MgO、MgAl等を中間層として、その上にペロブスカイト構造を持つ強誘電体酸化物を成長させる試みも行われている。(001)面を主表面とする半導体基板を用い、その上に中間層を形成し、さらにペロブスカイト構造の強誘電体酸化物を成長させると、(001)配向した強誘電体酸化物膜が得られる。大きな電気光学効果を示す(111)配向した強誘電体酸化物膜を得るためには、(111)面を主表面とする半導体基板を用いる必要がある。ただし、半導体プロセスにおいて、(001)面を主表面とする半導体基板が一般的に用いられており、(111)面を主表面とする半導体基板は、(001)面を主表面とする半導体基板に比べて高価である。
本発明の目的は、(001)面を主表面とする半導体基板の上に、(111)配向した酸化物からなるコア層を有する電気光学素子を提供することである。本発明の他の目的は、この電気光学素子の製造方法を提供することである。
本発明の一観点によると、(001)面を主表面とする単結晶材料からなる支持基板と、前記支持基板の主表面上にエピタキシャル成長し、結晶構造が蛍石構造である下地膜と、前記下地膜の上に配置され、(111)面が前記下地基板の主表面と平行になるように、該下地膜の表面上にエピタキシャル成長した中間膜と、前記中間膜の上に配置され、(111)面が前記支持基板の主表面と平行になるように配向しており、電気光学効果を有する酸化物材料からなるコア層と、前記コア層の一部の領域に電界を生じさせる電極と
を有する電気光学素子が提供される。
本発明の他の観点によると、(001)面を主表面とする単結晶材料からなる支持基板の該主表面上に、結晶構造が蛍石構造である下地膜をエピタキシャル成長させる工程と、前記下地膜の上に、(111)面が前記主表面に平行になるように配向する条件で、中間膜をエピタキシャル成長させる工程と、前記中間膜の上に、電気光学効果を有する酸化物材料からなるコア層をエピタキシャル成長させる工程とを有する電気光学素子の製造方法が提供される。
蛍石構造の下地膜を配することにより、(001)面を主表面とする単結晶材料からなる支持基板の上に、(111)面が下地基板の主表面と平行になるように、下地膜の表面上に中間膜をエピタキシャル成長させることができる。さらにその上に、(111)面が主表面と平行になるように、コア層をエピタキシャル成長させることができる。
図1Aに、第1の実施例による電気光学素子の平面図を示し、図1Bに、図1Aの一点鎖線B1−B1における断面図を示す。
シリコン単結晶の(001)面を主表面とする支持基板1の上に、YSZからなる厚さ100nmの下地膜2がエピタキシャル成長されている。下地膜2の(001)面が、支持基板1の主表面に平行になる。下地膜2の上に、白金(Pt)からなる厚さ100nmの第1中間膜3が形成され、その上に(La,Sr)CoOからなる厚さ100nmの第2中間膜4が形成されている。(La,Sr)CoOは導電性を有する。
第2中間膜の上に、(Pb,La)(Zr,Ti)O(以下、PLZTと表記する。)からなる厚さ1000nmのコア層5が形成されている。コア層5の表面の一部の領域上に、タングステン(W)からなる厚さ50nmの上部電極6が形成されている。上部電極6の平面形状は、図1Aに示すように直角三角形である。Ptからなる第1中間膜3が下部電極の役割を果たす。
上部電極6と第1中間膜(下部電極)3との間に電圧を印加すると、コア層5のうち上部電極6の直下の領域に、その厚さ方向の電界が発生する。これにより、上部電極6の直下の領域の屈折率が変化する。
支持基板1からコア層5までの積層構造の平面形状は、図1Aに示すように長方形である。相互に平行な2つの辺のうち一方の辺に対応する端面を入射端面5aとし、他方の辺に対応する端面を出射端面5bとする。
入射光学系11が、光ファイバ11aと集光レンズ11bとにより構成される。光ファイバ11aの出射端から出射した光線束が、集光レンズ11bにより入射端面5a上に集光される。光線束が、入射端面5aを通してコア層5内に入射し、コア層5内を伝搬する。コア層5の下に配置された第2中間膜4、及びコア層5の上の空気層が、クラッドとして機能する。
コア層5内を伝搬する光線束は、直角三角形状を有する上部電極6の直角を挟む一つの辺を直角に横切って、上部電極6の直下の領域に侵入する。上部電極6の直下の領域を伝搬した光線束は、直角三角形の斜辺を横切り、さらにコア層5内を伝搬して出射端面5bに至る。
上部電極6と下部電極3との間に電圧を印加している状態では、コア層5のうち、上部電極6の直下の領域の屈折率が変化しているため、直角三角形の斜辺を横切るときに光線束が屈折する。すなわち、光線束の進行方向が変化する。このため、電圧印加状態と、電圧無印加状態とで、光線束が到達する出射端面5b上の位置が異なる。
上部電極6は、直線状の第1の縁と、第1の縁に対して斜めの直線状の第2の縁とを含む平面形状としてもよい。
電圧無印加状態のときに出射端面5bを通って外部に出射した光線束が、第1の出射側光学系14に入射する。電圧印加状態のときに出射端面5bを通って外部に出射した光線束が、第2の出射側光学系17に入射する。第1の出射側光学系14は、集光レンズ14bと光ファイバ14aとを含んで構成される。コア層5の出射端面5bから出射した光線束が、集光レンズ14bで集光されて、光ファイバ14aの入射端面から光ファイバ14a内に導入される。第2の出射光学系17も、第1の出射光学系14と同様に、集光レンズ17bと光ファイバ17aとで構成される。
次に、図1A及び図1Bに示した電気光学素子の製造方法について説明する。(001)面を主表面とする単結晶シリコンからなる支持基板1を洗浄した後、濃度9%の希フッ酸に浸漬させることにより、基板表面に形成されている自然酸化膜を除去する。支持基板1を、パルスレーザ蒸着装置の成膜チャンバ内に装填し、基板温度を約650℃に維持する。圧力66.5mPa(5×10−4Torr)、酸素流量12sccmの条件で、成膜チャンバ内に酸素を流しながら、YSZターゲットにKrFエキシマレーザを照射して、パルスレーザ蒸着法により支持基板1の主表面上に、YSZからなる厚さ100nmの下地膜2をエピタキシャル成長させる。
基板を冷却した後、成膜チャンバから基板を取り出す。下地膜2として純粋な酸化ジルコニウムを用いた場合、基板の冷却時に酸化ジルコニウム膜の剥離が生じやすい。酸化ジルコニウムは高温で正方晶、室温で単斜晶であり、冷却時に正方晶から単斜晶への相転移が発生する。この相転移に伴う体積変化が非常に大きいためである。酸化ジルコニウムに酸化イットリウムを添加すると立方晶に安定化される。下地膜2としてYSZを用いることにより、下地膜2の剥離を防止することができる。なお、酸化イットリウムの他に、スカンジウム等の希土類元素や、アルカリ土類金属元素を添加しても、同様の効果が得られる。
下地膜2を形成した支持基板1を、スパッタリング装置の成膜チャンバ内に装填する。基板温度を600℃に維持し、流量30sccmの条件でアルゴンを流しながら、Ptターゲットをスパッタリングすることにより、下地膜2の上にPtをエピタキシャル成長させる。これにより、Ptからなる厚さ100nmの第1中間膜3が形成される。
第1中間膜3を形成した支持基板1を、パルスレーザ蒸着装置の成膜チャンバ内に装填し、基板温度を約650℃に維持する。圧力46.7Pa(350mTorr)、流量6sccmの条件で成膜チャンバ内に酸素を流しながら、(La,Sr)CoOターゲットにKrFエキシマレーザを照射して、パルスレーザ蒸着法により(La,Sr)CoOからなる厚さ100nmの第2中間膜4をエピタキシャル成長させる。
第2中間膜4の上に、化学溶液堆積法(CSD法)を用いて、PLZTからなる厚さ1000nmのコア層5を形成する。以下、コア層5の形成方法を説明する。
組成がPb1.20La0.09Zr0.65Ti0.35(PLZT9/65/35)、濃度が17重量%のPLZT膜形成剤を第2中間膜4の上に滴下し、回転数3000rpmで20秒間、基板を回転させる。その後、140℃に予熱したホットプレート上に5分間載置することにより、溶媒を蒸発させる。さらに、350℃に予熱したホットプレート上に5分間載置することにより、PLZT形成剤を熱分解させる。基板を室温まで冷却させた後、基板をラピッドサーマルアニール(RTA)炉に装填し、酸素を5slmだけ流しながら、650℃で10分間の熱処理を行う。この熱処理により、PLZT膜が結晶化する。結晶化時に、PLZTは、第2中間膜4の結晶性を引き継いでエピタキシャル成長する。結晶化後のPLZT膜の膜厚は約200nmになる。
厚さ200nmのPLZT膜を形成する手順を5回繰り返すことにより、厚さ1000nmのコア層5を得る。
図1Aに示した上部電極6の形状に整合した開口を有するマスクをコア層5の上に配置し、スパッタリングによりWからなる厚さ50nmの上部電極6を形成する。スパッタリング条件として、成膜時の基板温度を室温とし、成膜チャンバ内の圧力を約1Pa(7.5mTorr)とし、アルゴンの流量を30sccmとする。
図2Aに、第1中間膜3を形成した基板のX線回折パターンを示す。横軸は、角度2θを単位「度」で表し、縦軸はX線強度を相対目盛で表す。シリコンからなる支持基板1の(200)面及び(400)面に対応するピーク、YSZからなる下地膜2の(200)面及び(400)面に対応するピーク、及びPtからなる第1中間膜3の(111)面に対応するピークが観察される。その他の方位の結晶面に対応するピークは現れていない。また、支持基板1の(101)面の極点図形と、下地膜2を形成するYSZの(101)面の極点図形とを測定により求めた。いずれの極点図形においても、極角45°の位置に4つの極が現れ、かつ4つの極の方位角は、2つの極点図形で一致していた。
この測定結果から、下地膜2を構成するYSZは、シリコンの(001)面を主表面とする支持基板1の表面上にエピタキシャル成長していると考えられる。また、第1中間膜3の材料であるPtは、少なくとも基板面に垂直な方向に関して(111)配向していることがわかる。
図2Bに、第1中間膜3を形成するPtの(200)面の極点図形を示す。極角54.7°の位置に、等間隔に並んだ12個のピークが現れている。ピークとピークとの間隔は、方位角にして30°である。この測定結果から、以下に説明する第1の中間膜3の配向性に関する情報が得られる。
図3に、第1中間膜3を構成するドメインの配向の様子を示す。図3の紙面が、下地膜2の(001)面に対応する。すなわち、図3の紙面は、第1中間膜3を形成するPtの(111)面に対応し、紙面に垂直な方向が、Ptの[111]方向に対応する。図2Aに示したX線回折結果から、すべてのドメインは(111)配向していることがわかっている。
ひとつのドメインに着目すると、[100]方向、[010]方向、及び[001]方向の各々が、[111]方向から54.7°傾き、これら3方向が[111]方向を回転軸として3回回転対称性を有するように配置される。すなわち、これら3方向の任意の2つは、方位角にして120°をなす。(111)面と(100)面との交線L(100)、(111)面と(010)面との交線L(010)、及び(111)面と(001)面との交線L(001)の3本により正三角形が形成される。ひとつのドメインの(100)面、(010)面、及び(001)面により、極点図形の極角54.7°の位置に、方位角120°で等間隔に分布する3個のピークが現れる。
図2Bに示した測定結果では、方位角30°で等間隔に分布する12個のピークが現れている。これは、(111)方向を回転中心として、ドメイン内の結晶軸方位を30°ずつずらして得られる4種類のドメインが形成されていることを示している。
図3に示すように、(001)配向したYSZからなる下地膜2の表面に、YSZの相互に直交する[100]方向と[010]方向とが現れている。Ptの(111)面と(100)面との交線L(100)が、YSZの[100]方向または[010]方向と平行になるように、下地膜2の上にPtが成長すると、図3に正三角形で示したように、4種類のドメインが形成される。図2Bの測定結果から予測される4種類のドメインは、図3に示したこの4種類のドメインに相当する。
図2Bの測定結果は、第1中間膜3を形成するPtが、YSZからなる下地膜2の結晶性を引き継いで、その上にエピタキシャル成長していることを示している。
図1Bに戻って説明を続ける。ペロブスカイト構造を有する酸化物は、下地となるPt膜の配向性を引き継いでエピタキシャル成長する。基板面に垂直な方向のみならず、面内方向にも配向したPtからなる第1中間膜3の上にエピタキシャル成長した第2中間膜4も面内方向に配向した結晶性を有する。その上にエピタキシャル成長させたコア層5も、面内方向に配向した結晶性を有する。
コア層5を形成するPLZTが、基板面に垂直な方向に(111)配向しているため、(001)配向したPLZTからなるコア層を用いる場合に比べて大きな電気光学効果が得られる。さらに、コア層5を形成するPLZTは、基板面に垂直な方向のみならず、面内方向にも配向しているため、面内方向に配向していない(ランダム配向した)PLZTからなるコア層を用いる場合に比べて、低損失な光導波路が得られる。
上記第1の実施例では、第1中間膜3をPtで形成したが、その他の白金族の金属、すなわちイリジウム(Ir)、オスミウム(Os)、パラジウム(Pd)、ロジウム(Rh)、またはルテニウム(Ru)で形成してもよい。また、第1の実施例では、Ptからなる第1中間膜3をスパッタリングにより形成したが、その他の成膜方法でPtをエピタキシャル成長させてもよい。
上記第1の実施例では、第2中間膜4を(La,Sr)CoOで形成したが、(イキ)ペロブスカイト構造の材料で形成してもよい。
上記第1の実施例ではコア層5をPLZTで形成したが、その他の電気光学効果を持つ材料で形成してもよい。特に、(111)配向した状態で大きな電気光学効果を発現するペロブスカイト構造の酸化物で形成することが好ましい。このような酸化物の例として、Pb(Zr,Ti)O(PZT)が挙げられる。また、より大きな電気光学効果を得るために、PZTに添加物を加えてもよい。PZTに添加物を加えた材料として、Pb(A1/32/3TiZr1−x−y(0≦x≦1、0≦y≦1、Aは2価の遷移金属、Bは5価の遷移金属)、Pb(A1/21/2TiZr1−x−y(0≦x≦1、0≦y≦1、A及びBは、それぞれ3価及び5価の遷移金属または2価及び6価の遷移金属)、Pb(A1/32/3TiZr1−x−y(0≦x≦1、0≦y≦1、Aは6価の遷移金属、Bは3価の遷移金属)等が挙げられる。2価の遷移金属として、Mg、Ni、Co等が挙げられる。3価の遷移金属として、Sc、Fe等が挙げられる。5価の遷移金属として、Nb、Ta等が挙げられる。6価の遷移金属として、W等が挙げられる。
図4に、第2の実施例による電気光学素子の断面図を示す。以下、図1Bに示した第1の実施例による電気光学素子との相違点に着目して説明する。
第1の実施例では、第2中間膜4の上に、コア層5が直接形成されていたが、第2の実施例では、両者の間に、下部クラッド層30が配置されている。さらに、コア層5の上面が、上部クラッド層31で覆われている。上部電極6は、上部クラッド層31の上に形成されている。
下部クラッド層30は、コア層5よりも屈折率が小さく、かつ第2中間膜4の上にエピタキシャル成長する材料で形成されている。上部クラッド層31は、コア層5よりも屈折率が小さく、かつコア層5の上にエピタキシャル成長する材料で形成されている。下部クラッド層30及び上部クラッド層31に用いられる材料として、PLZT、BaTiO、SrTiO等が挙げられる。下部クラッド層30をPLZTで形成する場合、コア層5に比べて、Pbの組成比を小さくし、Laの組成比を大きくすることにより、下部クラッド層30の屈折率をコア層5の屈折率よりも小さくすることができる。
下部クラッド層30及び上部クラッド層31を配置することにより、コア層5を伝搬する光の損失をより小さくすることができる。
図5に、第3の実施例による電気光学素子の断面図を示す。以下、図1Bに示した第1の実施例による電気光学素子との相違点に着目して説明する。
第3の実施例では、図1Bに示した第1の実施例による電気光学素子の第2中間膜4が形成されておらず、Ptからなる第1中間膜3の上に、PLZTからなるコア層5が直接エピタキシャル成長している。このように、第2中間膜4を形成しなくても、コア層5をエピタキシャル成長させることができる。
上記第1〜第3の実施例では、下地膜2をYSZで形成したが、結晶構造が蛍石構造である他の材料で形成してもよい。下地膜2を、蛍石構造の材料で形成することにより、その上に形成するPt等からなる第1中間膜またはペロブスカイト構造の酸化物からなる第2中間膜を、基板面に垂直な方向に(111)配向させ、かつ面内方向にも配向性を持たせることができる。
図6に、第4の実施例による電気光学素子の平面図を示す。以下、図1Aに示した第1の実施例による電気光学素子との相違点に着目して説明する。第4の実施例による電気光学素子の断面構造は、第1〜第4の実施例による電気光学素子のいずれの断面構造でもよい。
第1の実施例では、直角三角形状の1つの上部電極6が配置されていたが、第4の実施例では、直角三角形状の2つの上部電極6A及び6Bが配置されている。上部電極6A及び6Bの平面形状は相互に相似形をなし、斜辺同士が間隔を隔てて対向し、相互に平行になるように配置されている。
上部電極6A及び6Bに電圧が印加されていない状態のとき、入射側光学系11からコア層に入射した光線束は、コア層内を直進して、第1の出射側光学系14に入射する。
上部電極6A及び6Bに電圧が印加されている状態のとき、入射側光学系11からコア層に入射した光線束は、前段の上部電極6Aの一つの辺を直角に横切って上部電極6A直下の領域に侵入する。光線束は、上部電極6Aの直下の領域内を伝搬し、直角三角形の斜辺の位置で屈折される。その後、後段の上部電極6Bの斜辺を横切って、上部電極6Bの直下の領域内に侵入する。斜辺を横切るときに光線束が屈折され、光線束は、コア層5への入射時点の進行方向と平行な方向に伝搬する。
上部電極6Bの直下の領域内を伝搬する光線束は、直角三角形の他の辺を直角に横切って出射端面5bに達する。出射端面5bを通って外部に出射した光線束は、第2の出射側光学系17に入射する。
第4の実施例では、上部電極6A及び6Bに電圧を印加した状態における出射光n伝搬方向と、電圧を印加していない状態における出射光の伝搬方向とが相互に平行になる。
以上実施例に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
上記実施例から、以下の付記に示す発明が導出される。
(付記1)
(001)面を主表面とする単結晶材料からなる支持基板と、
前記支持基板の主表面上にエピタキシャル成長し、結晶構造が蛍石構造である下地膜と、
前記下地膜の上に配置され、(111)面が前記下地基板の主表面と平行になるように、該下地膜の表面上にエピタキシャル成長した中間膜と、
前記中間膜の上に配置され、(111)面が前記支持基板の主表面と平行になるように配向しており、電気光学効果を有する酸化物材料からなるコア層と、
前記コア層の一部の領域に電界を生じさせる電極と
を有する電気光学素子。
(付記2)
前記下地膜が、酸化ジルコニウムを主成分とする材料で形成されている付記1に記載の電気光学素子。
(付記3)
前記下地膜が、希土類元素またはアルカリ土類元素を含有する付記2に記載の電気光学素子。
(付記4)
前記中間膜は面内に分布する複数のドメインを含み、該ドメインは、結晶軸の方位が面内方向に関して30°ずつずれている4種類のドメインに分類される付記1〜3のいずれかに記載の電気光学素子。
(付記5)
前記中間膜が白金族の元素で形成され、前記電極の一部を構成する付記1〜4のいずれかに記載の電気光学素子。
(付記6)
前記中間膜が導電性を持ち、その結晶構造がペロブスカイト構造である付記1〜4のいずれかに記載の電気光学素子。
(付記7)
前記コア層の結晶構造が、ペロブスカイト構造である付記1〜6のいずれかに記載の電気光学素子。
(付記8)
さらに、前記コア層の下に、該コア層に接するように配置され、該コア層よりも屈折率の小さな材料で形成された下部クラッド層を有する付記1〜7のいずれかに記載の電気光学素子。
(付記9)
さらに、前記コア層の上に、該コア層に接するように配置され、該コア層よりも屈折率の小さな材料で形成された上部クラッド層を有する付記1〜8のいずれかに記載の電気光学素子。
(付記10)
前記コア層が、入射端面と出射端面とを有し、
さらに、
前記入射端面から前記コア層内に光線束を入射させる入射側光学系と、
前記コア層内に電界が生じていないときに前記入射側光学系から前記コア層内に入射し、前記コア層を伝搬して該出射端面から出射した光線束を後段に伝搬させる第1の出射側光学系と、
前記コア層内に電界が生じているときに前記入射側光学系から前記コア層内に入射し、前記コア層を伝搬する際に屈折率の変化した領域と変化していない領域との境界で屈折した後、該出射端面から出射した光線束を後段に伝搬させる第2の出射側光学系と
を有する付記1〜9のいずれかに記載の電気光学素子。
(付記11)
前記電極が、前記コア層よりも下に配置された下部電極と、該コア層の上に配置された上部電極とを含み、該上部電極は、直線状の第1の縁と、該第1の縁に対して斜めの直線状の第2の縁とを含む付記1〜10のいずれかに記載の電気光学素子。
(付記12)
(001)面を主表面とする単結晶材料からなる支持基板の該主表面上に、結晶構造が蛍石構造である下地膜をエピタキシャル成長させる工程と、
前記下地膜の上に、(111)面が前記主表面に平行になるように配向する条件で、中間膜をエピタキシャル成長させる工程と、
前記中間膜の上に、電気光学効果を有する酸化物材料からなるコア層をエピタキシャル成長させる工程と
を有する電気光学素子の製造方法。
図1A及び図1Bは、それぞれ第1の実施例による電気光学素子の平面図及び断面図である。 図2Aは、第1の実施例による電気光学素子の支持基板、下地膜、及び第1中間膜のX線回折パターンを示すグラフであり、図2Bは、第1の中間膜のPtの(200)面の極点図形である。 Ptからなる第1中間膜の配向の様子を示す線図である。 第2の実施例による電気光学素子の断面図である。 第3の実施例による電気光学素子の断面図である。 第4の実施例による電気光学素子の平面図である。
符号の説明
1 支持基板
2 下地膜
3 第1中間膜(下部電極)
4 第2中間膜
5 コア層
6、6A、6B 上部電極
11 入射側光学系
14 第1の出射側光学系
17 第2の出射側光学系
30 下部クラッド層
31 上部クラッド層

Claims (5)

  1. (001)面を主表面とする単結晶材料からなる支持基板と、
    前記支持基板の主表面上にエピタキシャル成長し、結晶構造が蛍石構造である下地膜と、
    前記下地膜の上に配置され、(111)面が前記下地基板の主表面と平行になるように、該下地膜の表面上にエピタキシャル成長した中間膜と、
    前記中間膜の上に配置され、(111)面が前記支持基板の主表面と平行になるように配向しており、電気光学効果を有する酸化物材料からなるコア層と、
    前記コア層の一部の領域に電界を生じさせる電極と
    を有する電気光学素子。
  2. 前記下地膜が、酸化ジルコニウムを主成分とする材料で形成されている請求項1に記載の電気光学素子。
  3. 前記中間膜は面内に分布する複数のドメインを含み、該ドメインは、結晶軸の方位が面内方向に関して30°ずつずれている4種類のドメインに分類される請求項1または2に記載の電気光学素子。
  4. 前記コア層が、入射端面と出射端面とを有し、
    さらに、
    前記入射端面から前記コア層内に光線束を入射させる入射側光学系と、
    前記コア層内に電界が生じていないときに前記入射側光学系から前記コア層内に入射し、前記コア層を伝搬して該出射端面から出射した光線束を後段に伝搬させる第1の出射側光学系と、
    前記コア層内に電界が生じているときに前記入射側光学系から前記コア層内に入射し、前記コア層を伝搬する際に屈折率の変化した領域と変化していない領域との境界で屈折した後、該出射端面から出射した光線束を後段に伝搬させる第2の出射側光学系と
    を有する請求項1〜3のいずれかに記載の電気光学素子。
  5. (001)面を主表面とする単結晶材料からなる支持基板の該主表面上に、結晶構造が蛍石構造である下地膜をエピタキシャル成長させる工程と、
    前記下地膜の上に、(111)面が前記主表面に平行になるように配向する条件で、中間膜をエピタキシャル成長させる工程と、
    前記中間膜の上に、電気光学効果を有する酸化物材料からなるコア層をエピタキシャル成長させる工程と
    を有する電気光学素子の製造方法。
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