JP2007147765A - レンズアクチュエータ - Google Patents

レンズアクチュエータ Download PDF

Info

Publication number
JP2007147765A
JP2007147765A JP2005339253A JP2005339253A JP2007147765A JP 2007147765 A JP2007147765 A JP 2007147765A JP 2005339253 A JP2005339253 A JP 2005339253A JP 2005339253 A JP2005339253 A JP 2005339253A JP 2007147765 A JP2007147765 A JP 2007147765A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
lens
coils
claw
claw member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2005339253A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuaki Kameyama
泰明 亀山
Katsuyuki Ishiguro
克之 石黒
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
Priority to JP2005339253A priority Critical patent/JP2007147765A/ja
Priority to CN 200610160543 priority patent/CN1971328A/zh
Publication of JP2007147765A publication Critical patent/JP2007147765A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Lens Barrels (AREA)

Abstract

【課題】部品点数を抑えたステータ構造を実現するとともに、組立性を悪化させることなくコイルに対して電流を供給することができる小型のレンズアクチュエータを提供すること。
【解決手段】本発明のレンズアクチュエータ1では、第1及び第2のコイル20,22がフレキシブルプリント配線板50(50a〜50e)上に直接に載置されている。そのため、コイル20,22を巻回するための従来のようなボビンが不要となり、部品点数を削減してアクチュエータ1の小型化を図ることができる。また、第1及び第2のコイル20,22は、これらを載置するフレキシブルプリント配線板50に対して電気的に接続されている。そのため、コイル20,22からの給電用のリード線を外部に引き出す必要がなく、レンズアクチュエータ1の組立作業においてリード線が邪魔になることがない。したがって、アクチュエータ1の組立性を向上させることができる。
【選択図】図6

Description

本発明は、レンズを光軸方向に沿って移動させるためのレンズアクチュエータに関する。
レンズを光軸方向に沿って移動させるためのレンズアクチュエータは従来から様々な形態のものが知られている。例えば、特許文献1には、中空状のステッピングモータを利用したレンズアクチュエータが開示されている。このレンズアクチュエータにおけるステッピングモータでは、回転駆動するロータの外周に、ステータを構成するコイル部が配置されている。また、前記コイル部は、ボビンに導電ワイヤを巻回することによって構成され、コイル部からは当該コイル部に電流を供給するためのリード線が引き出されている。
特開2002−51524号公報
ところで、特許文献1に開示された構造では、前述したように、ボビンに導電ワイヤを巻回することによりコイル部が形成されている。すなわち、コイル部の構造にボビンが不可欠となっている。そのため、ボビンに伴う部品点数の増大及びステータの大型化が問題となる。
また、特許文献1に開示された構造では、前記コイル部に対して電流を供給するためのリード線がコイル部から直接に引き出されて外部に露出されているため、この露出したリード線がレンズアクチュエータの組立作業において邪魔になり、組立性の悪化を招いていた。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、部品点数を抑えたステータ構造を実現するとともに、組立性を悪化させることなくコイルに対して電流を供給することができる小型のレンズアクチュエータを提供することを目的とする。
本発明のレンズアクチュエータは、レンズを保持するレンズホルダと、このレンズホルダの外側に配された中空状のモータとを備え、前記モータが回転することにより前記レンズホルダが光軸方向に沿って移動するレンズアクチュエータであって、前記モータは、円筒状のロータと、前記ロータの外周に配されるステータとを有し、前記ステータは、円筒状に巻回された通電用の第1及び第2のコイルと、これらの第1及び第2のコイルがそれぞれ載置される環状の第1及び第2のコイル載置部を有するフレキシブルプリント配線板とを有し、前記第1及び第2のコイルは、前記第1及び第2のコイル載置部に載置された状態で前記フレキシブルプリント配線板に対して電気的に接続されるとともに、レンズの光軸方向に対向して配置されることを特徴とする。
この構成によれば、第1及び第2のコイルが、必須の構成要素であるフレキシブルプリント配線板上に直接に載置されているため、コイルを巻回するための従来のようなボビンが不要となり、部品点数を削減してアクチュエータの小型化を図ることができる。また、第1及び第2のコイルは、これらを載置するフレキシブルプリント配線板に対して電気的に接続されているため、コイルからの給電用のリード線を外部に引き出す必要がなく、レンズアクチュエータの組立作業においてリード線が邪魔になることがない。したがって、アクチュエータの組立性を向上させることができる。また、フレキシブルプリント配線板の第1及び第2のコイル載置部に載置された第1及び第2のコイルは、レンズの光軸方向に対向して配置されているため、レンズアクチュエータの小型化を効率的に実現することができる。
本発明のレンズアクチュエータにおいては、前記第1及び第2のコイルが前記フレキシブルプリント配線板に対して接着固定されていることが好ましい。この構成によれば、第1及び第2のコイルをフレキシブルプリント配線板に対して強固、かつ、簡単に固定することができ、安定した磁気回路の形成に寄与し得る。
本発明のレンズアクチュエータにおいては、前記フレキシブルプリント配線板は、前記第1のコイル載置部と前記第2のコイル載置部とを接続する接続部をさらに有し、前記接続部で折り返して前記第1及び第2のコイル載置部を互いにレンズの光軸方向に対向させた状態で使用されることが好ましい。この構成によれば、フレキシブルプリント配線板の利便性が向上するとともに、コイルを含めたステータ構造をコンパクトにでき、また、組立性の飛躍的な向上を図ることができる。
本発明のレンズアクチュエータにおいては、前記ステータは、前記フレキシブルプリント配線板の前記第1のコイル載置部と嵌合し、前記第1のコイルの内周側と対向する複数の歯状のクローを所定のピッチで形成する磁性体で構成された第1のクロー部材と、前記フレキシブルプリント配線板の前記第2のコイル載置部と嵌合し、前記第2のコイルの内周側と対向する複数の歯状のクローを所定のピッチで形成する磁性体で構成された第2のクロー部材とを有し、前記第1及び第2のコイル載置部は、対応して嵌合する前記第1又は第2のクロー部材の前記クローと、対応して載置される前記第1又は第2のコイルとの電気的な接触を防止する絶縁突起を有していることが好ましい。この構成によれば、請求項1の特徴的な構成において、コイルとクロー部材との電気的な接触を簡単、かつ、確実に防止することができる。
本発明のレンズアクチュエータにおいては、前記第1及び第2のコイル載置部には、対応して載置される前記第1又は第2のコイルが電気的に接続される電気接点を有する張出し部が突設されていることが好ましい。この構成によれば、フレキシブルプリント配線板に対するコイルの電気的な接続が容易になる。
本発明のレンズアクチュエータにおいては、前記ステータは、前記第1のクロー部材と対向して配置され、前記第1のクロー部材のクローと噛み合うクローを所定のピッチで形成する磁性体で構成された第3のクロー部材をさらに有し、前記第3のクロー部材は、前記第1のコイルの外周で前記第1のクロー部材と接続する接続部を有し、前記張出し部は、前記第3のクロー部材の前記接続部と前記第1及び第2のコイルとの間に介在され、前記第3のクロー部材と前記第1及び第2のコイルとの間の電気的な接続を防止することが好ましい。この構成によれば、フレキシブルプリント配線板に対するコイルの電気的な接続を図る前記張出し部を利用して、第3のクロー部材と第1及び第2のコイルとの間の電気的な接続を防止するため、すなわち、張出し部が電気接続部材と電気絶縁部材とを兼用しているため、張出し部の有効利用を図れるとともに、部品点数の削減を図ることができる。
本発明のレンズアクチュエータにおいては、前記フレキシブルプリント配線板は、前記ロータの回転を検出するためのセンサが載置されるセンサ載置部を有していることが好ましい。この構成によれば、センサの取り付けが容易になるとともに、配線の簡略化を図ることもできる。
本発明によれば、第1及び第2のコイルがそれぞれ、フレキシブルプリント配線板の第1及び第2のコイル載置部上に載置された状態で前記フレキシブルプリント配線板に対して電気的に接続されるとともに、レンズの光軸方向に対向して配置されている。そのため、部品点数を抑えたステータ構造を実現できるとともに、組立性を悪化させることなくコイルに対して電流を供給することができ、また、レンズアクチュエータの小型化を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1〜図4には本発明の実施の形態に係るレンズアクチュエータ1の全体構成が示されている。なお、図1及び図2はレンズアクチュエータ1の斜視図であり、図3はレンズアクチュエータ1の要部縦断面図であり、図4はレンズアクチュエータ1の分解斜視図である。
これらの図に示されるように、レンズアクチュエータ1は、全体が略立方体状に形成されており、例えば樹脂製のレンズホルダ2と、レンズホルダ2を光軸O方向に沿って移動可能に保持する中空のモータ4と、レンズホルダ2と共にモータ4を保持して収容する矩形枠状の例えば樹脂材(磁性金属で構成されても良い)で構成されたケース6とを備えてなる。なお、本実施の形態において、モータ4は、後述するように、いわゆるPM型2相クローポール式のステッピングモータを構成している。
レンズホルダ2は、光軸方向に沿って配列された所要のレンズ10…を保持してなる蓋状の第1のレンズバレル3及び筒状の第2のレンズバレル5を有する。第1のレンズバレル3は、第2のレンズバレル5に一体に取り付けられ、第2のレンズバレル5と一体で光軸方向に移動するようになっている。
モータ4は、光軸Oを中心に回転可能な円筒状のロータ(回転子)18と、このロータ18の外周に同心的に配置されるステータ(固定子)17とを有する。
ロータ18は、円筒状の永久磁石9と、永久磁石9の内側に同心的に配置された円筒状のカム部材7とを有する。カム部材7は、永久磁石9の内周面に接着固定されるとともに、その内周面に形成された雌ネジ7aが第2のレンズバレル5の外周面に形成された雄ネジ5aと螺合している。また、永久磁石9の外周には、N極とS極とが交互に所定数の対だけ等ピッチで着磁されている。
一方、ステータ17は、永久磁石9の周囲に同心的に配置されるとともに、スペーサ19を挟んで互いに上下に積層された第1のステータ部(1相側固定子)17a及び第2のステータ部(2相側固定子)17bとを有する。
図5及び図6に詳しく示されるように、第1のステータ部17aは、外周が略矩形状をなし、内周が円形を成す上側クロー部材11と、外周が略矩形状をなし、内周が円形をなす下側クロー部材12と、後述するフレキシブルプリント配線板50上に設置された状態でクロー部材11,12間に位置される円筒状又は環状の第1のマグネットコイル20とを有する。
上側及び下側クロー部材11,12は、磁性金属で構成され、その内周に沿って等ピッチで配置された複数(本実施の形態では10個)のクロー(歯部)11a,12aを有している。また、これらのクロー11a,11bは、クロー部材11,12の矩形枠状の主面11b,12bに対して略垂直に延びており、例えば主面11b,12bから90°曲げ起こすことによって形成されるとともに、N極とS極とが交互に着磁された永久磁石9の外周面と所定の空隙を介して対向している。また、上側クロー部材11のクロー11a(10個のクロー11aからなるクロー群)は、図7に明確に示されるように、下側クロー部材12のクロー12a(10個のクロー12aからなるクロー群)に対し、これらのクロー12aと交互に噛み合うように周方向に1/2ピッチずれて配置されている。
一方、第1のステータ部17aと同様に、第2のステータ部17bも、外周が略矩形状をなし、内周が円形を成す上側クロー部材13と、外周が略矩形状をなし、内周が円形を成す下側クロー部材14と、後述するフレキシブルプリント配線板50上に設置された状態でクロー部材13,14間に位置される円筒状又は環状の第2のマグネットコイル22とを有する。
上側及び下側クロー部材13,14は、磁性体で構成され、その内周に沿って等ピッチで配置された複数(本実施の形態では10個)のクロー(歯部)13a,14aを有している。また、これらのクロー13a,14bは、クロー部材13,14の矩形枠状の主面13b、14bに対して略垂直に延びており、例えば主面13b、14bから90°曲げ起こすことによって形成されるとともに、N極とS極とが交互に着磁された永久磁石9の外周面と所定の空隙を介して対向している。また、上側クロー部材13のクロー13a(10個のクロー13aからなるクロー群)も、図7に示されるように、下側クロー部材14のクロー14a(10個のクロー14aからなるクロー群)に対し、これらのクロー14aと交互に噛み合うように周方向に1/2ピッチずれて配置されており、これらのクロー群13a,14aの外周にマグネットコイル22が配置されている。なお、図7に明確に示されるように、2相側であるこの第2のステータ部17bのクロー群13a,14aは、1相側である第1のステータ部17aのクロー群11a,12aに対して周方向に1/4ピッチずれて配置されている。
なお、各クロー部材11,12,13,14の矩形枠状の外形は、小型化を図るために、例えば従来から存在する円環状クロー部材の外形の4隅を切り落として矩形状に調えることにより得られることが好ましい。
図8及び図9には、円筒状のマグネットコイル20,22を設置するためのフレキシブルプリント配線板(以下、FPCという)50が明確に示されている。図示のように、FPC50は、第1のステータ部17aの第1のマグネットコイル20が載置固定される円環状の第1のコイル載置部50aと、第2のステータ部17bの第2のマグネットコイル22が載置固定される円環状の第2のコイル載置部50bと、これらの載置部50a,50b同士を接続する接続部50cとを有し、第1及び第2のコイル載置部50a,50bが同一平面上で左右に位置して成る平坦なプリント基板を接続部50cで折り返して第1及び第2のコイル載置部50a,50bを互いに上下に位置(光軸O方向に対向)させた状態(図8及び図9の状態)で使用される。なお、各コイル載置部50a,50bは、外周が略矩形状をなし、内周が円形を成して形成されている。
一方、これらのコイル載置部50a,50b上に載置固定されるマグネットコイル20,22は、導電ワイヤで構成された芯材と、この芯材の外周に被覆された絶縁層と、この絶縁層の外周に塗布された接着剤で構成された接着層とによって構成された長尺な線材を円筒状又は環状に束ねることによって形成され、前記接着層同士の接着力により前記円環形状を保持するとともに、熱を加えて前記接着層を溶融させることにより、対応するコイル載置部50a,50bに対して溶着固定されている。この場合、マグネットコイル20,22は、コイル載置部50a,50bの矩形状の外形にほぼ内接するように配置される。
FPC50の各コイル載置部50a,50bの外周縁には、マグネットコイル20,22から導出される導電ワイヤの端部が電気的に接続(半田付け)される電気接点部を有する張出し部(電気コネクタ)100,102が所定個数(本実施の形態では2つ)だけ設けられている。これらの張出し部100,102は、各コイル載置部50a,50bの主面から90°曲げ起こすことによって形成されても良く、前記電気接点部は、第2のコイル載置部50bの主面から略垂直に屈曲状態で延び、外部の電気素子と電気的に接続される接続端子部50eに対してプリント配線により導通接続されている。なお、張出し部100,102は、前記電気接点部を除く部分が絶縁材によって形成され、あるいは、導電材料の外面(電気接点部が位置する内面と反対側の面、後述するクロー部材11,14の接続部11c,14cと対向する面)に絶縁層が形成されたものであっても良い。
また、FPC50は、ロータ18の回転を検出するための光センサチップ44(図9参照)が載置されるセンサ載置部50dを有している。このセンサ載置部50dは、第2のコイル載置部50bの主面から略垂直に延びるとともに光センサチップ44が載置される載置面90を形成しており、接続端子部50eと略対向するように設けられている。
ここで、マグネットコイル20,22が接着固定されるFPC50に対するクロー部材11〜14の組み付け形態について簡単に説明すると、第1のステータ部17aの下側クロー部材(第1のクロー部材)12及び第2のステータ部17bの上側クロー部材(第2のクロー部材)13は、その間に絶縁材で構成されたスペーサ19を介在させた状態で、FPC50を接続部50cで折り曲げることによって第1のコイル載置部50aと第2のコイル載置部50bとの間に形成される空間S’内に挿入嵌合された状態で配置されている。この嵌合配置状態では、各クロー部材12,13のクロー群12a,13aが、対応する環状の第1のコイル載置部50a又は第2のコイル載置部50bの開口を通じて互いに反対側に突出することにより、各コイル載置部50a,50bに接着固定された対応するマグネットコイル20,22の内周面と所定の隙間を介して対向する。
なお、クロー群12a,13aとマグネットコイル20,22の内周面との間に所定の隙間を確実に確保して、クロー部材12,13とマグネットコイル20,22との接触を防止するためには、図11に示されるような構成をとることが好ましい。すなわち、図11に示されるFPC50の各コイル載置部50a,50bの内周縁には、空間S’内に挿入配置される対応するクロー部材12,13の各クロー12a,13aと対向する位置に、これらのクロー12a,13aとマグネットコイル20,22との電気的な接触を防止する絶縁突起99が形成されている。これらの絶縁突起99は、対応するクロー部材12,13の各クロー12a,13aと略同一形状をなして、クロー12a,13aと同じピッチでコイル載置部50a,50bの周方向に沿って設けられている。クロー部材12,13とマグネットコイル20,22との電気的な接触を防止する他の手段としては、例えば、マグネットコイル20,22と対向する各クロー12a,13aの対向面に絶縁膜を塗布したり、あるいは、各クロー12a,13aと対向するマグネットコイル20,22の内周面に絶縁膜を設けることも考えられる。
また、FPC50の空間S’内に挿入配置されるクロー部材12,13と対をなすクロー部材11,14は、マグネットコイル20,22の外周側でクロー部材12,13と接続されている。
具体的には、第1のステータ部17aの上側クロー部材11は、その外周縁に、周方向に等しい角度間隔をもって設けられた複数の接続部11c(本実施の形態では、90°間隔で4つ)を有している。これらの接続部11cは、上側クロー部材11の主面11bに対して略垂直に延びており、下側クロー部材12の外周縁の対応する位置に形成された凹状の切り欠き70に係合する係合部72と、係合部72の両端にフランジ状に形成され、切り欠き70の両側に位置する下側クロー部材12の主面12bのフランジ受け部75と当接するフランジ当接面76とを有している。そして、上側クロー部材11は、係合部72が切り欠き70に係合され、フランジ当接面76が下側クロー部材12のフランジ受け部75に当接した状態で、その内周縁のクロー11aとマグネットコイル20との間に所定の隙間が確保されるとともに、下側クロー部材12に対して位置決めされて、そのクロー11aが下側クロー部材12のクロー12aと噛み合うことができる。
一方、第2のステータ部17bの下側クロー部材14も、その外周縁に、周方向に等しい角度間隔をもって設けられた複数の接続部14c(本実施の形態では、90°間隔で4つ)を有している。これらの接続部14cは、下側クロー部材14の主面14bに対して略垂直に延びており、上側クロー部材13の外周縁の対応する位置に形成された凹状の切り欠き80に係合する係合部82と、係合部82の両端にフランジ状に形成され、切り欠き80の両側に位置する上側クロー部材13の主面13bのフランジ受け部85と当接するフランジ当接面86とを有している。そして、下側クロー部材14は、係合部82が切り欠き80に係合され、フランジ当接面86が上側クロー部材13のフランジ受け部85に当接した状態では、その接続部14cが第1のステータ部17aの上側クロー部材11の接続部11cに対して上側から重なり合い(図6参照)、その内周縁のクロー14aとマグネットコイル22との間に所定の隙間が確保されるとともに、上側クロー部材13に対して位置決めされて、そのクロー14aが上側クロー部材13のクロー13aと噛み合うことができる。
したがって、以上のような組み付け状態では、互いに噛み合わされたクロー部材11,12のクロー群11a,12aの外周に巻回状態でマグネットコイル20が配置され、また、互いに噛み合わされたクロー部材13,14のクロー群13a,14aの外周に巻回状態でマグネットコイル22が配置されることにより、マグネットコイル20,22同士が光軸O方向に対向して配置されるとともに、一対のクロー部11,12(13,14)同士が四隅で接続されて磁気回路が形成される。
なお、上記組み付け状態では、図10に明確に示されるように、第1のステータ部17aの下側クロー部材(第1のクロー部材)12に対して対向して接続される上側クロー部材(第3のクロー部材)11の接続部11cと張出し部100,102とが対向し、張出し部100,102によってクロー部材11とマグネットコイル20,22との間の電気的な接続が防止される(クロー部材11の接続部11cとマグネットコイル20,22との間に電気絶縁性の張出し部100,102が介在される)。このような構成は、特に、本実施の形態のようにマグネットコイル20,22の導電ワイヤが張出し部100,102の電気接点部に対して直接に半田付けされてなる半田付け部分の絶縁性を十分に確保し難い場合において有益である。また、上記組み付け状態では、前述したようにマグネットコイル20,22がコイル載置部50a,50bの矩形状の外形にほぼ内接するように配置されるが、これに伴って当該矩形の四隅に残る空間を利用して張出し部100,102が設けられている。したがって、張出し部100,102の設置位置を別個に確保する必要がなくなり、張出し部100,102の設置によるコイル載置部50a,50b(FPC50)の大型化を防止できる。さらに、上記組み付け状態において、第1のステータ部17aの上側クロー部材11及び第2のステータ部17bの下側クロー部材14は、図6から容易に分かるように、マグネットコイル20,22を取り囲む矩形枠状(略立方体状)のステータハウジング160を形成するとともに、コイル載置部50a,50bの矩形状の外形にほぼ内接するマグネットコイル20,22の外周部を部分的に露出させるための開口(切り欠き)Pを、接続部11c,14cを利用してステータハウジング160の4つの側面に形成している。そのため、円筒状のマグネットコイル20,22の全周を取り囲む円筒状のステータハウジングをクロー部材11,14が形成する場合に比べて、ステータ17全体を小型化することができる。
また、上記構成のレンズホルダ2及びモータ4を保持して収容するケース6は、矩形枠状の上側ケース6aと下側ケース6bとを有する。これらの上側及び下側ケース6a,6bは、断面が略コの字状に形成されており、その開口同士を対向させて互いに上下に重ね合わせることにより、ステータ17及びロータ18を略密閉状態で収容するための収容空間(収納部)Sをレンズホルダ2と協働して形成するようになっている。
具体的には、図3及び図4に示されるように、上側ケース6aは、第1のステータ部17aの外側を全周にわたって取り囲む外側壁部30と、第1のステータ部17a及びロータ2を上側から覆う上壁部31と、ロータ2の内側上部を全周にわたって取り囲むとともにキャリア5とカム部材7との間に介挿される内側壁部32(ロータ18の内周側に延出する上側延出部)とを有しており、これらの壁部30,31,32により第1のステータ部17a及びロータ18の一部(上側半分)を直接に支持して収容するための第1の収容部S1を形成している。この場合、第2のレンズバレル5と対向する内側壁部32の一方側の面32aは、レンズホルダ2(第2のレンズバレル5)の光軸Oに沿う移動(後述する)を上側でガイドする第1のガイド面として機能するとともに、カム部材7と対向する内側壁部32の他方側の面32bは、ロータ18(カム部材7)の回転(後述する)を上側でガイドする第2のガイド面として機能するようになっている。すなわち、内側壁部32は、ケース6aと一体を成してレンズホルダ2の上側外周面とロータ18の上側内周面とをガイドするガイド部材として機能している。また、外側壁部30及び上壁部31は、クロー部材11,12を直接に支持する支持面として機能する。
一方、下側ケース6bは、第2のステータ部17bの外側を全周にわたって取り囲む外側壁部33と、第2のステータ部17a及びロータ2を下側から覆う底壁部34と、ロータ18の内側下部を全周にわたって取り囲むとともに第2のレンズバレル5とカム部材7との間に介挿される内側壁部35(ロータ18の内周側に延出する下側延出部)とを有しており、これらの壁部33,34,35により第2のステータ部17b及びロータ18の一部(下側半分)を直接に支持して収容するための第2の収容部S2を形成している。この場合、第2のレンズバレル5と対向する内側壁部35の一方側の面35aは、レンズホルダ2(キャリア5)の光軸Oに沿う移動を下側でガイドする第3のガイド面として機能するとともに、カム部材7と対向する内側壁部35の他方側の面35bは、ロータ18(カム部材7)の回転(後述する)を下側でガイドする第4のガイド面として機能するようになっている。すなわち、内側壁部35は、ケース6bと一体を成してレンズホルダ2の下側外周面とロータ18の下側内周面とをガイドするガイド部材として機能している。また、外側壁部33及び底壁部34は、クロー部材13,14を直接に支持する支持面として機能する。
なお、内側壁部35の上端面35cは、レンズホルダ2を介して後述するコイルスプリング39の下側方向への付勢力を受けるロータ18のカム部材7の下端面と当接することにより、ロータ18の下側方向への変位を規制している。
また、図4に明確に示されるように、下側ケース6bの4つの角部には上方に突出する突起100が形成されており、一方、上側ケース6aの4つの角部には突起100と対応する部位に貫通孔112が形成されており、突起100を貫通孔112内に挿入嵌合することにより上側ケース6aと下側ケース6bとが互いに一体をなすようになっている。
また、上側ケース6aと下側ケース6bとがこのように一体を成した状態では、図1及び図2に示されるように、ケース6の一側面に、FPC50の接続端子部50eをケース6の外部に導出させるための矩形状の電気接続開口部120が形成されるようになっている。本実施の形態において、この電気接続開口部120は、上側ケース6aの外側壁部30に形成された切り欠き150(図4参照)によって形成されている。また、電気接続開口部120から導出された接続端子部50eの下端部は、光センサチップ44からの検知信号を受けるセンサアセンブリ59内に位置しており、コイル20,22に電流を供給するための外部の電気素子(図示せず)に対して電気的に接続される外部接続端子を形成している。
また、ケース6の成形時におけるケース6の歪みを防止するため、ケース6には、電気接続開口部120が形成された側面以外の残る3つの側面にそれぞれ、電気接続開口部120と同一形状のダミー開口部130が形成されている。これらのダミー開口部130も、上側ケース6aの外側壁部30に形成された切り欠き150(図4参照)によって形成されており、これらのダミー開口部130のうちの1つは、外方に突出するFPC50の接続部50cを逃がす(ケース6の外部に露出させる)ための開口として形成されている。
図3に明確に示されるように、ネジ5a,7aを介して互いに螺合する第2のレンズバレル5の外周面とカム部材7の内周面との間に形成される空間s”には、レンズホルダ2を光軸O方向に沿って付勢するコイルスプリング39が、第2のレンズバレル5の外周面に巻回される状態で配設されている。本実施の形態において、コイルスプリング39は、レンズホルダ2に対しこれを下側ケース6bに向けて付勢する付勢力を作用させ、結果的に、カム部材7の雌ネジ7aと第2のレンズバレル5の雄ネジ5aとの間のバックラッシュに伴うガタ付きを防止する。
図9に示されるようにFPC50のセンサ載置部50d上に載置された光センサチップ44は、その発光部44a及び受光部44bが永久磁石9の下側周端面9a(図3参照)と対向するようになっており、また、永久磁石9の下側周端面9aに設けられた例えば一対の凹部が光センサチップ44の発光部44aからの光を受光部44bに対して反射可能な反射面として形成されている。そのため、光センサチップ44は、永久磁石9(ロータ18)の回転に伴って前記凹部と対向した時だけ永久磁石9を検知して検知信号を生成することができる。したがって、前記凹部を所定の位置に規定することにより、ロータ18の回転位置(回転量)を前記凹部から光センサチップ44により検知してロータ18の回転制御を行なうことができる。
次に、上記構成のレンズアクチュエータ1の動作を簡単に説明する。
まず、図1〜図3の状態から、電気接続開口部120を通じてケース6の外部に導出されたFPC50の接続端子部50eを介して、マグネットコイル20,22の導電ワイヤに対し所定の態様(ステッピングモータにおいて周知の態様)で交互に電流Iを供給して励磁すると、クロー部材11,12,13,14のクロー11a,12a,13a,14aが交互に磁化され、密閉されたケース6内で磁束の漏れを生じることなく、一対のクロー部11,12(13,14)同士の四隅での接続(接続部11c,14c)に伴う磁気回路が形成される(クロー11a,12a又は13a,14aにヘテロポーラ磁界が現われる)。そのため、永久磁石9を有するロータ18が所定の方向に回転する。
このようにしてロータ18が回転すると、ロータ18とネジ5a,7aを介して螺合するレンズホルダ2が、光軸Oに沿ってケース6aから突出する方向に移動する。この時、ロータ18の回転及びレンズホルダ2の移動は、上側ケース6aの内側壁部32の両側のガイド面32a,32b及び下側ケース6bの内側壁部35の両側のガイド面35a,35bによってガイドされる。したがって、レンズホルダ2はガタ付くことなく滑らかに移動される。
また、このようにしてレンズホルダ2が光軸O方向に移動するにつれて、コイルスプリング39が伸張する。そして、コイルスプリング39は、この伸張によって生起される弾性復元力によりレンズホルダ2に対しこれを下側ケース6bに向けて付勢する付勢力を作用させるようになる。そのため、カム部材7の雌ネジ7aと第2のレンズバレル5の雄ネジ5aとの間のバックラッシュに伴うガタ付きが防止される。
以上のように回転し続けるロータ18の下側周端面9aに設けられた前記一方の凹部が光センサチップ44によって検知されると、それにより、マグネットコイル20,22の導電ワイヤに対する電流Iの供給が停止される。
なお、電流Iの供給方向を逆にしてロータ18を逆方向に回転させる(したがって、レンズホルダ2が先と逆の方向(ケース6内に引き込まれる方向)に移動される)場合も原理は同じである。
以上説明したように、本実施の形態のレンズアクチュエータ1によれば、第1及び第2のコイル20,22が、必須の構成要素であるフレキシブルプリント配線板50上に直接に載置されているため、コイル20,22を巻回するための従来のようなボビンが不要となり、部品点数を削減してアクチュエータ1の小型化を図ることができる。また、第1及び第2のコイル20,22は、これらを載置するフレキシブルプリント配線板50に対して電気的に接続されているため、コイル20,22からの給電用のリード線を外部に引き出す必要がなく、レンズアクチュエータ1の組立作業においてリード線が邪魔になることがない。したがって、アクチュエータ1の組立性を向上させることができる。また、フレキシブルプリント配線板50の第1及び第2のコイル載置部50a,50bに載置された第1及び第2のコイル20,22は、レンズ10の光軸方向に対向して配置されているため、レンズアクチュエータ1の小型化を効率的に実現することができる。
また、本実施の形態のレンズアクチュエータ1においては、第1及び第2のコイル20,22がフレキシブルプリント配線板50に対して接着固定されている。そのため、第1及び第2のコイル20,22をフレキシブルプリント配線板50に対して強固、かつ、簡単に固定することができ、安定した磁気回路の形成に寄与し得る。
また、本実施の形態のレンズアクチュエータ1において、フレキシブルプリント配線板50は、第1のコイル載置部50aと第2のコイル載置部50bとを接続する接続部50cを有しており、接続部50cで折り返して第1及び第2のコイル載置部50a,50bを互いにレンズ10の光軸方向に対向させた状態で使用される。そのため、フレキシブルプリント配線板50の利便性が向上するとともに、コイル20,22を含めたステータ構造をコンパクトにでき、また、組立性の飛躍的な向上を図ることができる。
また、本実施の形態のレンズアクチュエータ1において、ステータ17は、フレキシブルプリント配線板50の第1のコイル載置部50aと嵌合し、第1のコイル20の内周側と対向する複数の歯状のクローを所定のピッチで形成する磁性体で構成された第1のクロー部材12と、フレキシブルプリント配線板50の第2のコイル載置部50bと嵌合し、第2のコイル22の内周側と対向する複数の歯状のクローを所定のピッチで形成する磁性体で構成された第2のクロー部材13とを有し、第1及び第2のコイル載置部50a,50bは、対応して嵌合する第1又は第2のクロー部材12,13のクローと、対応して載置される第1又は第2のコイル20,22との電気的な接触を防止する絶縁突起99を有している(図11参照)。そのため、前述した特徴的な構成において、コイル20,22とクロー部材12,13との電気的な接触を簡単、かつ、確実に防止することができる。
また、本実施の形態のレンズアクチュエータ1において、第1及び第2のコイル載置部50a,50bには、対応して載置される第1又は第2のコイル20,22が電気的に接続される電気接点を有する張出し部100,102が突設されている。そのため、フレキシブルプリント配線板50に対するコイル20,22の電気的な接続が容易になる。
また、本実施の形態のレンズアクチュエータ1において、ステータ17は、第1のクロー部材12と対向して配置され、第1のクロー部材12のクローと噛み合うクローを所定のピッチで形成する磁性体で構成された第3のクロー部材11を有するとともに、第3のクロー部材11は、第1のコイル20の外周で第1のクロー部材12と接続する接続部11cを有し、張出し部100,102は、第3のクロー部材11の接続部11cと第1及び第2のコイル20,22との間に介在され、第3のクロー部材11と第1及び第2のコイル20,22との間の電気的な接続を防止している。言い換えると、フレキシブルプリント配線板50に対するコイル20,22の電気的な接続を図る張出し部100,102を利用して、第3のクロー部材11と第1及び第2のコイル20,22との間の電気的な接続を防止するため(張出し部100,102が電気接続部材と電気絶縁部材とを兼用するため)、張出し部100,102の有効利用を図れるとともに、部品点数の削減を図ることができる。
さらに、本実施の形態のレンズアクチュエータ1において、フレキシブルプリント配線板50は、ロータ18の回転を検出するためのセンサ44が載置されるセンサ載置部50dを有している。そのため、センサ44の取り付けが容易になるとともに、配線の簡略化を図ることもできる。
本発明は上記実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。例えば、本実施の形態における各部材の形状や数などは例示であり、それに限定されず、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施することが可能である。
本発明の実施の形態に係るレンズアクチュエータを一方向から見た斜視図である。 本発明の実施の形態に係るレンズアクチュエータを他方向から見た斜視図である。 図1及び図2のレンズアクチュエータの縦断面図である。 図1及び図2のレンズアクチュエータの分解斜視図である。 ステータの分解斜視図である。 ステータの斜視図である。 ステータの部分断面斜視図である。 フレキシブルプリント配線板の斜視図である。 光センサチップが載置された状態のフレキシブルプリント配線板の斜視図である。 ステータの縦断面図である。 フレキシブルプリント配線板の好ましい構成を示す斜視図である。
符号の説明
1 レンズアクチュエータ
2 レンズホルダ
4 モータ
10 レンズ
11 上側クロー部材(第3のクロー部材)
11c 接続部
12 下側クロー部材(第1のクロー部材)
13 上側クロー部材(第2のクロー部材)
17 ステータ
18 ロータ
20,22 マグネットコイル(コイル)
44 光センサチップ(センサ)
50 フレキシブルプリント配線板
50a,50b コイル載置部
50c 接続部
50d センサ載置部
99 絶縁突起
100,102 張出し部
O 光軸

Claims (7)

  1. レンズを保持するレンズホルダと、このレンズホルダの外側に配された中空状のモータとを備え、前記モータが回転することにより前記レンズホルダが光軸方向に沿って移動するレンズアクチュエータにおいて、
    前記モータは、円筒状のロータと、前記ロータの外周に配されるステータとを有し、
    前記ステータは、円筒状に巻回された通電用の第1及び第2のコイルと、これらの第1及び第2のコイルがそれぞれ載置される環状の第1及び第2のコイル載置部を有するフレキシブルプリント配線板とを有し、
    前記第1及び第2のコイルは、前記第1及び第2のコイル載置部に載置された状態で前記フレキシブルプリント配線板に対して電気的に接続されるとともに、レンズの光軸方向に対向して配置されることを特徴とするレンズアクチュエータ。
  2. 前記第1及び第2のコイルが前記フレキシブルプリント配線板に対して接着固定されていることを特徴とする請求項1記載のレンズアクチュエータ。
  3. 前記フレキシブルプリント配線板は、前記第1のコイル載置部と前記第2のコイル載置部とを接続する接続部をさらに有し、前記接続部で折り返して前記第1及び第2のコイル載置部を互いにレンズの光軸方向に対向させた状態で使用されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のレンズアクチュエータ。
  4. 前記ステータは、前記フレキシブルプリント配線板の前記第1のコイル載置部と嵌合し、前記第1のコイルの内周側と対向する複数の歯状のクローを所定のピッチで形成する磁性体で構成された第1のクロー部材と、前記フレキシブルプリント配線板の前記第2のコイル載置部と嵌合し、前記第2のコイルの内周側と対向する複数の歯状のクローを所定のピッチで形成する磁性体で構成された第2のクロー部材とを有し、
    前記第1及び第2のコイル載置部は、対応して嵌合する前記第1又は第2のクロー部材の前記クローと、対応して載置される前記第1又は第2のコイルとの電気的な接触を防止する絶縁突起を有していることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のレンズアクチュエータ。
  5. 前記第1及び第2のコイル載置部には、対応して載置される前記第1又は第2のコイルが電気的に接続される電気接点を有する張出し部が突設されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のレンズアクチュエータ。
  6. 前記ステータは、前記第1のクロー部材と対向して配置され、前記第1のクロー部材のクローと噛み合うクローを所定のピッチで形成する磁性体で構成された第3のクロー部材をさらに有し、
    前記第3のクロー部材は、前記第1のコイルの外周で前記第1のクロー部材と接続する接続部を有し、
    前記張出し部は、前記第3のクロー部材の前記接続部と前記第1及び第2のコイルとの間に介在され、前記第3のクロー部材と前記第1及び第2のコイルとの間の電気的な接続を防止することを特徴とする請求項5に記載のレンズアクチュエータ。
  7. 前記フレキシブルプリント配線板は、前記ロータの回転を検出するためのセンサが載置されるセンサ載置部を有していることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載のレンズアクチュエータ。
JP2005339253A 2005-11-24 2005-11-24 レンズアクチュエータ Withdrawn JP2007147765A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005339253A JP2007147765A (ja) 2005-11-24 2005-11-24 レンズアクチュエータ
CN 200610160543 CN1971328A (zh) 2005-11-24 2006-11-23 透镜传动装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005339253A JP2007147765A (ja) 2005-11-24 2005-11-24 レンズアクチュエータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007147765A true JP2007147765A (ja) 2007-06-14

Family

ID=38112234

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005339253A Withdrawn JP2007147765A (ja) 2005-11-24 2005-11-24 レンズアクチュエータ

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2007147765A (ja)
CN (1) CN1971328A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008116925A (ja) * 2006-11-01 2008-05-22 Fuzhun Precision Industry (Shenzhen) Co Ltd 2段式焦点調節構造
KR101448815B1 (ko) * 2007-07-07 2014-10-13 엘지이노텍 주식회사 렌즈 구동용 모터
KR101859744B1 (ko) * 2011-02-07 2018-05-21 엘지이노텍 주식회사 보이스 코일 모터
KR20180054548A (ko) * 2018-05-14 2018-05-24 엘지이노텍 주식회사 보이스 코일 모터
KR20190010886A (ko) * 2019-01-18 2019-01-31 엘지이노텍 주식회사 보이스 코일 모터
WO2019183604A1 (en) * 2018-03-23 2019-09-26 Amazon Technologies, Inc. Self-aligning lens holder and camera assembly

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114785915A (zh) 2014-01-03 2022-07-22 Lg伊诺特有限公司 音圈马达和摄像头模块
EP3602749A4 (en) 2017-03-29 2020-03-25 SZ DJI Technology Co., Ltd. HOLLOW MOTOR APPARATUSES AND RELATED SYSTEMS AND METHODS
WO2018176294A1 (zh) * 2017-03-29 2018-10-04 深圳市大疆创新科技有限公司 中空电机、驱动装置、激光测量装置和移动平台

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008116925A (ja) * 2006-11-01 2008-05-22 Fuzhun Precision Industry (Shenzhen) Co Ltd 2段式焦点調節構造
KR101448815B1 (ko) * 2007-07-07 2014-10-13 엘지이노텍 주식회사 렌즈 구동용 모터
KR101859744B1 (ko) * 2011-02-07 2018-05-21 엘지이노텍 주식회사 보이스 코일 모터
WO2019183604A1 (en) * 2018-03-23 2019-09-26 Amazon Technologies, Inc. Self-aligning lens holder and camera assembly
US10948682B2 (en) 2018-03-23 2021-03-16 Amazon Technologies, Inc. Self-aligning lens holder and camera assembly
GB2587717A (en) * 2018-03-23 2021-04-07 Amazon Tech Inc Self-aligning lens holder and camera assembly
GB2587717B (en) * 2018-03-23 2023-05-17 Amazon Tech Inc Self-aligning lens holder and camera assembly
KR20180054548A (ko) * 2018-05-14 2018-05-24 엘지이노텍 주식회사 보이스 코일 모터
KR101942073B1 (ko) 2018-05-14 2019-01-24 엘지이노텍 주식회사 보이스 코일 모터
KR20190010886A (ko) * 2019-01-18 2019-01-31 엘지이노텍 주식회사 보이스 코일 모터
KR102079760B1 (ko) 2019-01-18 2020-02-20 엘지이노텍 주식회사 보이스 코일 모터

Also Published As

Publication number Publication date
CN1971328A (zh) 2007-05-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007147765A (ja) レンズアクチュエータ
JP5963641B2 (ja) レンズ駆動装置
JP5945726B2 (ja) ブラシレスモータおよびその製造方法
EP1394923B1 (en) Stator sub-assembly, stator assembly, and manufacturing method of stator assembly
US20070138901A1 (en) Stepping Motor and Electronic Apparatus
US20070222329A1 (en) Stepping Motor and Electronic Apparatus
JP2009128736A (ja) 駆動モジュールおよびそれを備える電子機器
JP6668043B2 (ja) モータ
JP2008268476A (ja) ボイスコイル型のレンズ駆動装置
US9030059B2 (en) Actuator
JP2019193575A (ja) 回転装置
JP2006337920A (ja) レンズ駆動装置
JP2008199835A (ja) ステッピングモータ、それを用いた電子機器、及びその製造方法
JP2012242648A (ja) レンズ駆動装置
JP4850166B2 (ja) 撮像装置
JP6673672B2 (ja) モータ
JP2006337918A (ja) レンズ駆動装置
JP2009093956A (ja) 雌型端子の固定構造及びモータ装置
JP6549020B2 (ja) レンズ駆動装置
JP2009169382A (ja) レンズ支持体、レンズ駆動装置、カメラ及びカメラ付き携帯電話
JP2006337917A (ja) レンズ駆動装置
JP2019082640A (ja) レンズ駆動装置及びカメラモジュール
JP2006078869A (ja) レンズ駆動装置
JP2011250492A (ja) モータ
CN108808989B (zh) 外置单元以及马达

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20090203