JP2007147302A - 計器装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 面白みや斬新さのある指針の見せ方を演出することが可能な計器装置を提供する。
【解決手段】 長手状に伸びる指示部41を有する指針4と、指示部41の前面に形成される第1の着色層44と、この第1の着色層44上に積層形成され、第1の着色層44の一部を臨ませる抜き部46で形成される意匠部47を有する第2の着色層45と、指示部41の指示する指標部51を有する指標板5と、意匠部47を第1の色で発光させる第1の光源61と、意匠部47を含む指示部41を前記第1の色とは異なる第2の色で発光させる第2の光源62と、第1,第2の光源61,62を所定の入力信号に応じて点灯動作させる制御手段D3と、を備えてなる。
【選択図】 図3
【解決手段】 長手状に伸びる指示部41を有する指針4と、指示部41の前面に形成される第1の着色層44と、この第1の着色層44上に積層形成され、第1の着色層44の一部を臨ませる抜き部46で形成される意匠部47を有する第2の着色層45と、指示部41の指示する指標部51を有する指標板5と、意匠部47を第1の色で発光させる第1の光源61と、意匠部47を含む指示部41を前記第1の色とは異なる第2の色で発光させる第2の光源62と、第1,第2の光源61,62を所定の入力信号に応じて点灯動作させる制御手段D3と、を備えてなる。
【選択図】 図3
Description
本発明は、例えば自動車を代表とする各種車両に搭載される計器装置に関する。
従来、この種の計器装置にあっては、例えば下記特許文献1に記載されているものが知られている。この特許文献1に記載の計器装置は、白色光を発するチップ型発光ダイオードからなる光源と、この光源からの光を受光する受光部を有しこの受光部からの光によって線状に延びる指示部が発光する透光性材料からなる指針と、前記指示部が指示する目盛や文字等からなる指標部を有する指標板とを備えている。そして、前記指針の前記指示部前面には、赤色の透光性ホットスタンプ層(着色層)が形成されており、前記光源の点灯に伴い前記光源から発せられる白色光は、前記受光部を通じて前記指示部の先端側に反射導光され、この指示部の先端側に反射導光された白色光が前記赤色の透光性ホットスタンプ層によって着色されることで前記指示部が赤色に発光するものであった。
特開2004−257881号公報
ところで、特許文献1に記載の計器装置では、線状に延びる指針の指示部(赤色発光部)が、計測値に応じて指標板の指標部部分を常時、回動しながら指示するだけであるため、前記指示部(前記指針)の見え方が単調なものとならざるを得なくなり、面白みや斬新さに欠けていた。
そこで本発明は、前述の課題に対して対処するため、面白みや斬新さのある指針の見せ方を演出することが可能な計器装置の提供を目的とするものである。
そこで本発明は、前述の課題に対して対処するため、面白みや斬新さのある指針の見せ方を演出することが可能な計器装置の提供を目的とするものである。
本発明は、長手状に伸びる指示部を有する指針と、前記指示部により指示される指標部と前記指標部の背景を形成する背景部とを有する指標板と、前記指示部を照明する光源とを備えた計器装置であって、前記指示部の前面に形成される第1の着色層と、この第1の着色層上に積層形成され、前記第1の着色層の一部を臨ませる抜き部で形成される意匠部を有する第2の着色層とを有し、前記光源の消灯時には前記指示部の前面側から入射する光によって前記意匠部が前記第1の着色層による色にて視認されるとともに前記意匠部が形成されない前記抜き部の非形成部分が前記第2の着色層による色にて視認され、前記光源の点灯時には前記意匠部を前記第1,第2の着色層の色とは異なる所定の色で発光させてなるとともに前記抜き部の非形成部分を前記背景部の色調と略同一色にて発光させてなることを特徴とする。
また本発明は、前記光源の発光色とは異なる発光色を有する他の光源を備え、前記他の光源の発光色と前記第2の着色層の色は、補色の関係にはないことを特徴とする。
また本発明は、被測定対象の変化に応じて前記光源を点灯動作させる制御手段を備えてなることを特徴とする。
また本発明は、被測定対象の変化に応じて前記光源と前記他の光源とを選択的に点灯動作させる制御手段を備えてなることを特徴とする。
また本発明は、前記指示部の背面に白色着色層を施してなることを特徴とする。
本発明によれば、初期の目的を達成でき、面白みや斬新さのある指針の見せ方を演出することが可能な計器装置を提供できる。
(第1実施形態)図1から図5は本発明の第1実施形態を示すもので、以下、これらに基づいて本発明を自動車の指針式回転計に適用した場合について説明する。なお、図1は本発明の第1実施形態による計器装置の正面図、図2は図1のA−A断面図、図3は図2中、一部を拡大して示す要部断面図、図4は同実施形態による指針前面にレーザ光を照射した後の指針の正面図、図5は同実施形態による電気的な構成図である。
図1,図2において、本実施形態による計器装置は、回路基板1と、この回路基板1に導通装着され回転軸2が前方に延びる駆動装置3と、回転軸2にて回転駆動される指針4と、この指針4の背後に位置して回路基板1上に配置される指標板5と、指針4と指標板5を照明する発光手段6と、回路基板1と指標板5との間に配置されるケース体7とから構成される。
回路基板1は、例えばガラスエポキシ系基材に配線パターン(図示せず)を施した硬質回路基板からなり、発光手段6と、この発光手段6及び駆動装置3を駆動・制御する後述する制御手段や抵抗、コンデンサ等の各種回路部品(図示せず)が前記配線パターンに導通接続されている。
駆動装置3は、可動磁石式計器またはステッピングモータからなり、回転軸2が回路基板1を貫通するように、その主要部が回路基板1の背後に装着され、且つ半田付け等の適宜導通手段により前記配線パターンに電気接続される。
指針4は、回転軸2と略直交する方向に長手状に伸び、指標板5の後述する指標部を指示する透光性合成樹脂からなる指示部41と、この指示部41の回転中心領域Rの外周を覆う遮光性合成樹脂からなる指針キャップ42とを備えている。また、指針4の回転中心領域Rには、背後に配置された発光手段6から発せられる光を受光し、その光を指示部41の先端側に反射導光する受光部43が形成されている。
また、指示部41の前面には、図3に示すように第1の着色層44と第2の着色層45とが順次積層形成されている。第1の着色層44は、指針キャップ42から露出する、つまり回転中心領域Rを除いた指示部41の前面箇所に渡って一様に形成された例えば白色の透光性ホットスタンプ層からなり、この第1の着色層44の前面には、第1の着色層44とは異なる色である例えば赤色の透光性ホットスタンプ層からなる第2の着色層45が重ねて設けられている。
そして、本実施形態では、第2の着色層45の形成後に、所望の意匠を形成するために第2の着色層45にレーザ光が照射される。かかる第2の着色層45への前記レーザ光の照射により、第2の着色層45の不要部分が削除され、これにより第2の着色層45には、前記不要部分の削除に伴う抜き部46が施されることになる。
なお、前記レーザ光の照射時には、第2の着色層45の前記不要部分のみが削除され、第2の着色層45の背面に位置する第1の着色層44は、前記不要部分に対応する部分が削除されないように、前記レーザ光が照射されるようになっている。このように、本実施形態では、前記レーザ光を照射した部分の第2の着色層45が削除されることで、前記レーザ光を照射した部分で第2の着色層45の形成されない抜き部46を設けている。
従って、抜き部46により形成される前記所望の意匠である意匠部47が、抜き部46を臨む第1の着色層44部分で構成される。このことは、後述する発光手段6の消灯時において、意匠部47が、第1の着色層44の色調である白色により視認され、意匠部47の背景部分48、つまり抜き部46の非形成部分は、第2の着色層45の色調である赤色により視認されることを意味している。また、意匠部47を前記レーザ光の照射により施すことにより、意匠部47が位置ずれなく形成されるため、意匠部47の位置精度を向上させることができる。
なお、意匠部47の一例として、本実施形態では図4に示すように指示部41の略中央部に位置する「Defi」からなるマークと、このマークを挟むように指示部41の長手方向に沿って延在する一対のラインとを有する例を挙げたが、意匠部47はあらゆる文字、数字、記号、マーク、ライン等を適用することが可能であり、さらに例えば点線、折線のような形状であってもよいし、螺旋形状であってもよい。また、49は、回転中心領域Rを除いた指示部41の背面箇所に渡って一様に形成された例えば明度の高い白色ホットスタンプ層からなる白色着色層であり、この白色着色層49は、受光部43を通じて指示部41内に導光される光を指示部41の上側(第1の着色層44側)に効率よく反射させる反射部としての機能を有している。
指標板5は、車両のエンジン回転数を表示するための回転数表示部からなり、指針4の回転軌道に沿った円弧状の配列形状を有し指示部41の指示対象となる目盛51a,数字51b並びにレッドゾーン領域に対応する着色部51cからなる指標部51(図1参照)と、この指標部51の背景を形成する背景部(地色部)52とを有し、この場合、着色部51cは、前記エンジン回転数が8000〜9000r/min領域における各目盛51a内に設けられている。
これら指標部51、背景部52は、透光性合成樹脂からなる薄板状の基材53(図2参照)の前面に形成された印刷層からなり、指標部51の目盛51a,数字51bは、白色系の透光性インクにより形成され、指標部51の着色部51cは、赤色系の透光性インクにより形成され、また背景部52は略灰色系の遮光性インクにより形成されている。なお、これら指標部51、背景部52の各印刷層はスクリーン印刷等の手段を用いて印刷形成されている。また、54は、回転軸2と指針4との連結箇所に対応する貫通部である。
発光手段6は、例えば緑色光を発するチップ型発光ダイオードからなる第1の光源61と、赤色光を発する同じくチップ型発光ダイオードからなる第2の光源62とからなり、これら光源61,62が選択的に点灯することにより指針4を異なる発光表示状態で発光させる発光体である。これら第1,第2の光源61,62は、指針4の回転中心領域Rに対応する回路基板1上に複数個(例えば回転軸2を取り巻くように交互に2個ずつ)配置される。なお、63は、これら各光源61,62よりも外側に配置されケース体7の後述する第1,第2の反射部を通じて指標部51を照明する指標用光源であり、この指標用光源63は、例えば白色光を発するチップ型発光ダイオードからなり、ケース体7の前記第1の反射部に対応する回路基板1の前方側に複数個配置される。
ケース体7は、例えば白色系の合成樹脂からなり、回路基板1と指標板5との間に位置して指標板5を保持する保持体としての機能、発光手段6からの光を前方側に反射する反射部材としての機能等を有しており、指標板5の貫通部54に対応し発光手段6の各光源61,62からの光を指針4の受光部43に導く開口部71を有する筒状部72と、この筒状部72を取り巻くように指標板5側に傾斜して延び発光手段6の指標用光源63と対向する第1の反射部73と、筒状部72の先端側に形成され指標板5の貫通部54に嵌合する一対の係止爪74と、指標用光源63を収納する開放部75と、この開放部75から外周に向けて指標板5に近接する皿形状の環状壁からなる第2の反射部76と、この第2の反射部76の外周を取り巻く周壁部77とを備えている。
次に、本実施形態における計器装置の電気的構成を説明する。図5において計器装置は、設定手段D1、検出手段D2、制御手段D3、駆動装置3、第1,第2の光源61,62から構成されている。
設定手段D1は、車両を運転する運転者が操作可能な例えば押釦スイッチ(図示せず)からなり、計器装置の周囲適宜箇所に備えられており、前記運転者が前記押釦スイッチを押圧操作することにより、第1の光源61が点灯している状態であり且つ第2の光源62の消灯している状態から、逆の状態、つまり第1の光源61が消灯している状態であり且つ第2の光源62の点灯している状態に切り替えるタイミングを車両のエンジン回転数の設定値により設定できるよう構成され、この設定手段D1によって設定された前記設定値は、制御手段D3に記憶されるようになっている。なお本実施形態では、設定手段D1は、前記運転者によって前記設定値が5000r/minに設定され、制御手段D3は設定手段D1を通じて設定された前記所定値を予め記憶しているものとする。また、設定手段D1それ自体を持たない場合、もしくは設定手段D1を有していても前記設定値の設定操作がない場合は、制御手段D3は、初期設定値として例えばエンジン回転数6000r/minを前記設定値として記憶しているものであってもよい。
検出手段D2は、例えば車両のエンジン回転数を検出する回転検出手段(図示せず)からなり、車両の運転状態に応じた前記エンジン回転数の検出信号を検出し、制御手段D3に出力するものである。
制御手段D3は、処理動作のプログラムが記憶されたROMや演算値を一時的に記憶するRAM,前記プログラムを実行するためのCPU等を有するマイクロコンピュータからなる。また、制御手段D3は、設定手段D1からの前記設定値の入力や、検出手段D2からの前記検出信号(入力信号)の入力に基づいて出力処理を行い、前記検出信号に応じて駆動装置3を駆動・制御する信号を供給し、この駆動・制御信号により駆動装置3の回転軸2を回動駆動させ、回転軸2に装着された指針4を指標板5上で回動動作させ、指針4の指示部41で指標部51の所定の目盛51aや数字51bを指示させるとともに、第1,第2の光源61,62(発光手段6)を点灯制御するものである。
かかる第1,第2の光源61,62(発光手段6)の点灯制御は、前記検出信号に基づいて制御手段D3により以下の通り行われる。制御手段D3は、車両の運転状態に応じて入力される前記検出信号の値が5000r/min(前記所定値)未満の場合、第1の光源61のみを点灯させ指示部41のうち意匠部47のみを第1の色である緑色に発光させるような制御を行う。そして、前記検出信号の値が5000r/min(前記所定値)以上の場合、第2の光源62のみを点灯させ指示部41全体を第2の色である赤色に発光させるような制御を行うものである。
つまり、第1の光源61が点灯状態であり、第2の光源62が消灯状態である場合には、第1の光源61から出た緑色光が、ケース体7の開口部71並びに指標板5の貫通部54を通って、指針4内にその回転中心領域Rの背後から入射する。この入射光は、受光部43を通じて指示部41の先端側に反射導光され、さらに白色着色層49によって第1の着色層44側に反射される。かかる緑色反射光は、まず白色ホットスタンプ層からなる第1の着色層44を透過することで緑色に着色され、次に赤色ホットスタンプ層からなる第2の着色層45を透過する。
この際、第2の着色層45には、第2の着色層45の形成されない抜き部46が設けられているため、抜き部46を通過する緑色光は、そのまま緑色からなる意匠部47として発光表示されるとともに、意匠部47(抜き部46)以外の背景部分48は、これに対応する第2の着色層45を緑色光が透過することで、緑色と赤色の混合色である略灰色の無彩色光により発光表示される。なお、この場合、指針4の背後に位置する指標板5の地色(背景部52)は、背景部分48と略同系色(略同一色)となっているため、背景部分48は背景部52によって目立ちにくくなっており、これにより第1の光源61の点灯時には、指示部41のうち意匠部47のみを第1の色である緑色に発光表示させ、この緑色発光部である意匠部47が指標板5の指標部51を指示する構成となる。
また、逆に、第1の光源61が消灯状態であり、第2の光源62が点灯状態である場合には、第2の光源62から出た赤色光が、ケース体7の開口部71並びに指標板5の貫通部54を通って、指針4内にその回転中心領域Rの背後から入射する。この入射光は、受光部43を通じて指示部41の先端側に反射導光され、さらに白色着色層49によって第1の着色層44側に反射される。かかる赤色反射光は、まず白色ホットスタンプ層からなる第1の着色層44を透過することで赤色に着色され、次に赤色ホットスタンプ層からなる第2の着色層45を透過する。
この際、第2の着色層45には、第2の着色層45の形成されない抜き部46が設けられているが、この場合、抜き部46を通過する光と抜き部46以外の第2の着色層45によって着色される光は、ともに赤色光となるため、第1の光源62の点灯時には意匠部47と背景部分48とからなる指示部41全体を第2の色である赤色に発光表示させ、この赤色発光部である指示部41が指標部51を指示する構成となる。
このように、指示部41の発光色と発光意匠部(前記発光表示状態)が、前記設定値として設定された5000r/minを境界として同時に異なるように各光源61,62が点灯制御され、指示部41はその振れ角位置が前記設定値となる5000r/minに到達するまでは意匠部47のみ緑色(前記第1の色)に発光し、5000r/minに到達した後はそれまで緑色に発光していた意匠部47が背景部分48を加えた状態(指示部41の状態)で赤色(前記第1の色とは異なる前記第2の色)に発光するため、面白み(斬新さ)のある指針4の見せ方を演出することができる。また、指標板5上を軸回り回動する指針4の発光色並びに発光意匠の同時変化に基づいて、前記エンジン回転数が高回転領域であることを前記運転者に対し警告情報として報知することで、前記運転者はエンジン回転数が高回転領域であることをより確実に認識することができる。
以上のように、本実施形態では、長手状に伸びる指示部41を有する指針4と、指示部41の前面に形成される第1の着色層44と、この第1の着色層44上に積層形成され、第1の着色層44の一部を外部に臨ませる抜き部46で形成される意匠部47を有する第2の着色層45と、指示部41の指示する指標部51を有する指標板5と、意匠部47を前記第1の色で発光させる第1の光源61と、意匠部47を含む指示部41を前記第1の色とは異なる前記第2の色で発光させる第2の光源62と、第1,第2の光源61,62を前記エンジン回転数の前記設定値に応じて点灯動作させる制御手段D3と、を備えてなるものである。
従って、指示部41の振れ角位置が前記設定値に到達するまでは意匠部47のみ緑色(前記第1の色)で発光し、前記設定値に到達した後はそれまで緑色に発光していた意匠部47が背景部分48を加えた状態で赤色(前記第1の色とは異なる前記第2の色)に発光するため、面白みのある指針4の見せ方を演出することができる。
(第2実施形態)次に、図6を用いて、本発明の第2実施形態を説明するが、前述した第1実施形態と同一もしくは相当個所には、同一符号を付してその詳細な説明は省略する。この第2実施形態が前記第1実施形態と比べ異なる点は、第2の光源を赤色光を発するチップ型発光ダイオードではなく、黄色光を発するチップ型発光ダイオードからなる第2の光源64とした点である。この場合、第1の光源61を点灯させ、第2の光源64を消灯させたときには、前述した第1実施形態に記載したように、指示部41のうち意匠部47のみを第1の色である緑色に発光表示させ、この緑色発光部である意匠部47が指標板5の指標部51を指示する構成となる。
一方、第1の光源61を消灯させ、第2の光源64を点灯させたときには、第2の光源64から出た黄色光が、指針4内にその回転中心領域Rの背後から入射し、この入射光が、受光部43を通じて指示部41の先端側に反射導光され、さらに白色着色層49によって第1の着色層44側に反射される。かかる黄色反射光は、まず白色ホットスタンプ層からなる第1の着色層44を透過することで黄色に着色され、次に赤色ホットスタンプ層からなる第2の着色層45を透過する。
この際、第2の着色層45には、第2の着色層45の形成されない抜き部46が設けられているため、抜き部46を通過する黄色光は、そのまま黄色からなる意匠部47として発光表示されるとともに、意匠部47(抜き部46)以外の背景部分48は、これに対応する第2の着色層45を黄色光が透過することで、黄色と赤色の混合色である略橙色光により発光表示される。これにより第2の光源64の点灯時には、指示部41の意匠部47を第1の色とは異なる第2の色である黄色に発光表示させるとともに、指示部41の背景部分48を第1,第2の色とは異なる第3の色である橙色に発光表示させ、この意匠部47と背景部分48とからなる指示部41が指標部51を指示する構成となる。
かかる第2実施形態においても、指示部41の振れ角位置が前記設定値に到達するまでは意匠部47のみ緑色(第1の色)で発光し、前記設定値に到達した後はそれまで緑色に発光していた意匠部47が黄色(第1の色とは異なる第2の色)で発光するとともに意匠部47の背景部分48が橙色(第1,第2の色とは異なる第3の色)で発光するため、面白みのある指針4の見せ方を演出することができる。
(第3実施形態)次に、図7を用いて、本発明の第3実施形態を説明するが、前述した第1実施形態と同一もしくは相当個所には、同一符号を付してその詳細な説明は省略する。この第3実施形態が前記第1実施形態と比べ異なる点は、第1の光源を緑色光を発するチップ型発光ダイオードではなく、赤色光を発するチップ型発光ダイオードからなる第1の光源65とし、第2の光源を赤色光を発するチップ型発光ダイオードではなく、前記第2実施形態にて採用した黄色光を発するチップ型発光ダイオードからなる第2の光源64とした点である。
この場合、第1の光源65を点灯させ、第2の光源64を消灯させたときには、前述した第1実施形態に記載したように、意匠部47と背景部分48とからなる指示部41全体を赤色に発光表示させ、この赤色発光部である指示部41が指標部51を指示する構成となる。また、第1の光源65を消灯させ、第2の光源64を点灯させたときには、前述した第2実施形態に記載したように、指示部41の意匠部47を黄色に発光表示させるとともに指示部41の背景部分48を橙色に発光表示させ、この意匠部47と背景部分48とからなる指示部41が指標部51を指示する構成となる。
かかる第3実施形態においても、指示部41の振れ角位置が前記設定値に到達するまでは意匠部47と背景部分48とからなる指示部41全体が赤色(第1の色)で発光し、前記設定値に到達した後はそれまで赤色で発光していた指示部41のうち意匠部47が黄色(第2の色)で発光するとともに意匠部47の背景部分48が橙色(第3の色)で発光するため、面白みのある指針4の見せ方を演出することができる。
また前記各実施形態では、前記設定値を境界として、第1,第2の光源を選択的に点灯制御するものであったが、例えば前記設定値に到達するまでは第1の光源のみを点灯させ、前記設定値に到達した後は、第1,第2の光源を同時点灯させ各光源の混合色を指針の受光部に導く構成であってもよい。
(第4実施形態)次に、図8を用いて、本発明の第4実施形態を説明するが、前述した第1実施形態と同一もしくは相当個所には、同一符号を付してその詳細な説明は省略する。この第4実施形態が前記第1実施形態と比べ異なる点は、赤色光を発するチップ型発光ダイオードからなる第2の光源62を廃止し、緑色光を発するチップ型発光ダイオードからなる第1の光源(光源)61のみで指示部41を発光させる点である。
従って、この場合、第1の光源61の消灯時(例えば昼間)は、指針4表面側からの入射光(外光)が、指示部41表面を反射することで、運転者には意匠部47が抜き部46を通じて第1の着色層44の色調である白色を有するように視認されるとともに、意匠部47の背景部分48が第2の着色層45の色調である赤色を有するように視認され、これにより意匠部47と背景部分48とからなる指示部41が指標部51を指示する構成となる。そして、第1の光源61の点灯時(例えば夜間)は、前述した第1実施形態に記載したように、指示部41のうち意匠部47のみを緑色に発光表示させ、この緑色発光部である意匠部47が指標板5の指標部51を指示する構成となる。
かかる第4実施形態においても、指示部41の振れ角位置が前記設定値に到達するまでは、運転者には指示部41のうち意匠部47が白色を有するように視認されるとともに意匠部47の背景部分48が赤色を有するように視認され、前記設定値に到達した後はそれまで白色と赤色とを有するように視認されていた指示部41のうち意匠部47のみが白色と赤色とは異なる緑色で発光するため、面白みのある指針4の見せ方を演出することができる。
また前記第1,第2,第4実施形態では、第2の着色層45が赤色のホットスタンプ層からなり、第1の光源61が緑色光を発するチップ型発光ダイオードからなる場合について説明したが、例えば第2の着色層45を青色のホットスタンプ層により形成し、第1の光源61を橙色光を発するチップ型発光ダイオードとしてもよい。このことは、第2の着色層45の色と、第1の光源61の発光色とが互いに補色の関係にあればよいことを意味してしており、言い換えると、第1の光源61の点灯時に意匠部47の背景部分48が無彩色光(例えば略灰色)を発する構成であれば、第2の着色層45の色と第1の光源61の発光色との組み合わせは、補色の関係にある任意の組み合わせを適用することが可能である。
また前記各実施形態では、被測定対象であるエンジン回転数の変化に応じて少なくとも1つの光源を点灯動作させるものであったが、被測定対象はエンジン回転数に限定されることはなく、例えば車速等であってもよく、つまり、指針式の各種計器装置、例えば速度計、油圧計、燃圧計、油温計並びに水温計等の任意の計器装置に適用することが可能である。
なお前記各実施形態では、指示部41の前面に白色ホットスタンプ層からなる第1の着色層44と赤色ホットスタンプ層からなる第2の着色層45とを積層形成し、第2の着色層45の一部にレーザ光を照射して意匠部47を設けるとともに指示部41の背面に白色着色層49を形成した例について説明したが、例えば白色着色層49を廃止し、指示部41の背面に第2の着色層45を施した後、第2の着色層45の一部にレーザ光を照射して抜き部46からなる意匠部47を設け、意匠部47を有する第2の着色層45の背面に第1の着色層44を積層形成することも可能である。
1 回路基板
2 回転軸
3 駆動装置
4 指針
5 指標板
6 発光手段
7 ケース体
41 指示部
44 第1の着色層
45 第2の着色層
46 抜き部
47 意匠部
48 背景部分
49 白色着色層
51 指標部
52 背景部
61 第1の光源
62 第2の光源
2 回転軸
3 駆動装置
4 指針
5 指標板
6 発光手段
7 ケース体
41 指示部
44 第1の着色層
45 第2の着色層
46 抜き部
47 意匠部
48 背景部分
49 白色着色層
51 指標部
52 背景部
61 第1の光源
62 第2の光源
Claims (5)
- 長手状に伸びる指示部を有する指針と、前記指示部により指示される指標部と前記指標部の背景を形成する背景部とを有する指標板と、前記指示部を照明する光源とを備えた計器装置であって、
前記指示部の前面に形成される第1の着色層と、この第1の着色層上に積層形成され、前記第1の着色層の一部を臨ませる抜き部で形成される意匠部を有する第2の着色層とを有し、
前記光源の消灯時には前記指示部の前面側から入射する光によって前記意匠部が前記第1の着色層による色にて視認されるとともに前記意匠部が形成されない前記抜き部の非形成部分が前記第2の着色層による色にて視認され、前記光源の点灯時には前記意匠部を前記第1,第2の着色層の色とは異なる所定の色で発光させてなるとともに前記抜き部の非形成部分を前記背景部の色調と略同一色にて発光させてなることを特徴とする計器装置。 - 前記光源の発光色とは異なる発光色を有する他の光源を備え、前記他の光源の発光色と前記第2の着色層の色は、補色の関係にはないことを特徴とする請求項1記載の計器装置。
- 被測定対象の変化に応じて前記光源を点灯動作させる制御手段を備えてなることを特徴とする請求項1記載の計器装置。
- 被測定対象の変化に応じて前記光源と前記他の光源とを選択的に点灯動作させる制御手段を備えてなることを特徴とする請求項2記載の計器装置。
- 前記指示部の背面に白色着色層を施してなることを特徴とする請求項1記載の計器装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005338316A JP2007147302A (ja) | 2005-11-24 | 2005-11-24 | 計器装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005338316A JP2007147302A (ja) | 2005-11-24 | 2005-11-24 | 計器装置 |
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ID=38208892
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005338316A Pending JP2007147302A (ja) | 2005-11-24 | 2005-11-24 | 計器装置 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007147302A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011175879A (ja) * | 2010-02-25 | 2011-09-08 | Nippon Seiki Co Ltd | 照明装置 |
DE102012013501C5 (de) * | 2012-07-06 | 2018-11-15 | Audi Ag | Drehzahlanzeiger für ein Kraftfahrzeug und Verfahren zum Anzeigen einer Drehzahl |
-
2005
- 2005-11-24 JP JP2005338316A patent/JP2007147302A/ja active Pending
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JP2011175879A (ja) * | 2010-02-25 | 2011-09-08 | Nippon Seiki Co Ltd | 照明装置 |
DE102012013501C5 (de) * | 2012-07-06 | 2018-11-15 | Audi Ag | Drehzahlanzeiger für ein Kraftfahrzeug und Verfahren zum Anzeigen einer Drehzahl |
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