JP2007146651A - トンネルボーリングマシン - Google Patents

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Abstract

【課題】 異形断面であっても他の工法を併用することなくTBM単独により掘削できるようにする。
【解決手段】 本発明のTBMは、得ようとする異形断面の大部分を円形断面に掘削する面板2と、面板の背部にあって、円形断面の左右における断面不足箇所を掘削する異形断面掘削部3を備えたものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、トンネルボーリングマシン(以下、TBMと略記する)に関し、特に異形断面を掘削できるようにした構造に関する。
トンネルの掘削に発破を使用せず、機械掘削工法によりトンネル全断面を一度に掘削するトンネル掘進機として、従来より、例えばTBMが知られている。このTBMは、先端の掘進機本体と、これに後続する各種の施設を載置移動するための作業台車とを備え、掘進機本体に取付けたグリッパーによりトンネル周囲の地盤を反力として掘進機本体を前進させつつトンネルを掘削してゆくものである。そしてトンネルの掘削後は、コンクリート等の吹付け材料により吹付けライニングしてトンネル内周面を防護する。TBMを用いて掘削されるトンネルの掘削断面は円形である。これは、切羽を掘削するための面板が円形であり、かつ面板を回転しつつ掘削するためである。
ところで、例えば鉄道トンネルや道路トンネルなどの馬蹄形断面を要求されるトンネルをTBMを用いて掘削した場合、掘削作業後に、例えば図5(a)の斜線部分に示すような追加掘削部分が生じたり、図5(b)の斜線に示すように埋戻しが必要な部分が生じ、その掘削作業や埋戻し作業分、工期が長くなり、不経済となっていた。
また、大断面トンネルにおいては、図6に示すように、TBMを用いて先進導坑aを掘削するのが一般的であるが、斜線で示す不足断面分についてはNATM工法により掘削せざるを得ず、工期が長くなるなどの不具合もあった。
この発明は、以上の技術課題を解決するためになされたものであり、その目的は、前述のごとき非円形の異形断面であっても他の工法を併用することなくTBM単独により掘削できるようにしたTBMを提供するものである。
前記目的を達成するため、本発明のトンネルボーリングマシンは、得ようとする異形断面に包含される円形断面を掘削するための面板と、前記面板のすぐ背部に固定され、かつ、前記得ようとする異形断面形状の外周形状に形成された刃口と、該刃口の背部両側に配置された掘削用のバケットとから構成され、該面板によって掘削される円形断面の左右における断面不足箇所を掘削するための異形断面掘削部とを備えたことを特徴とする(第1の発明)。
本発明によるトンネルボーリングマシンによれば、トンネルボーリングマシン単独の掘削作業により、円断面とともに異形断面に形成することができる。
また、前記異形断面掘削部は、前記面板のすぐ背部に固定され、かつ得ようとする異形断面形状の外周形状に形成された刃口と、該刃口の背部両側に配置された掘削用のバケットとを備えたものとすることができる。この発明は、TBMの推力により、断面不足箇所を掘削することができるため、特に軟岩掘削用に好適である。
本発明によるTBMによれば、異形断面であっても他の工法を併用することなくTBM単独により掘削できため、経済的であり、工期短縮に寄与できる。
以下、本発明の好ましい実施の形態につき、添付図面を参照して詳細に説明する。図1〜図3は本発明を軟岩掘削用に好適なものとして開発した実施形態を示すものである。
図におけるTBMは、前後方向中央に配置された中空角筒型のビーム1と、ビーム1の先端に回転自在に支持され、かつ後部外周を筒形のスキンプレートで覆った面板2と、面板2のすぐ背面に同軸上に設けられた異形断面掘削部3と、異形断面掘削部3の背面にあってビーム1の外周に配置された固定スリーブ4と、固定スリーブ4の後部にあって前記ビーム1の外周に配置され、かつ複数のスラストジャッキ5を介して固定スリーブ4に連結した角形のスライドブロック6と、スライドブロック6の下部に配置されたずり寄せシュート7と、ずり寄せシュート7の後部中央に先端を位置させ、後部を斜め上方に向けて配置したずり排出用のベルトコンベア8及びビーム1内に配置され、その後部をベルトコンベア8の上部側に位置させたずり排出用のベルトコンベア9とから概略構成されている。
図2(a)に示すように、面板2の正面には放射状の配列で多数のカッタービット17が配置され、面板2の回転に伴いその正面の切羽を掘削し、その掘削ずりをスキンプレートで囲われたチャンバからビーム1内に取入れ、ベルトコンベア9及び8を通じて坑内後部に向けて排出する。
図2(b)に示すように、異形断面掘削部3は、面板2の後部における固定スリーブ4の外周に複数のブラケット31を介して面板2のすぐ背部に固定され、下面円弧とした馬蹄型形状の異形断面掘削刃口30と、刃口30の後部において固定スリーブ4の両側に配置されたずり寄せと自由断面掘削を兼用した一対のバケット32とからなっており、前記刃口30は先端をナイフエッジとした固定刃であり、TBMの推進力を利用して刃口形状に地盤を掘削するものである。
前記固定スリーブ4の上下にはそれぞれ一対のジャッキ10を介してフロントグリッパ11が配置され、スライドブロック6の左右には、複数のジャッキ12を介してメイングリッパ14が配置され、さらにビームの後部左右にはそれぞれサポートジャッキ15を介してエンドグリッパ16が設けられ、各ジャッキの伸縮によりそれぞれのグリッパをトンネル内壁に当接ないしは離間させることで、掘削時における反力を得るようにしている。
図3(a)及び図3(b)にはTBMの動作が示されており、まず、図3(a)に示す掘削動作停止状態で、フロントグリッパ11、エンドグリッパ16をトンネル内壁に突き当て、スライドブロックのメイングリッパ14を縮小し、スラストジャッキ5を縮小させてスライドブロック6を前進させ、次いで、図3(b)に示すように、メイングリッパ14を拡径してトンネル内壁に突き当てることによりスライドブロック6を固定した上で、フロントグリッパ11及びエンドグリッパ16を縮小し、面板2及び異形断面掘削部3を回転駆動しつつ、スラストジャッキ5を伸長させることで、面板2及び異形断面掘削部3は前進して一ストローク分の掘削を行う。
上述した構成からなるTBMを用いて、まず、面板2により切羽を円状に掘削し、その推進動作によって面板2のすぐ背部の刃口30が断面不足箇所(図4に斜線で示す部分)を削り取る。また、その掘削ずり及び掘削できない箇所などはバケット32に掘削され、または壁面を修正されて中央側に集められ、ずり寄せシュート7及びベルトコンベア8を通じて後方へ向けて送りだされる。
前記ずり寄せシュート7は馬蹄型掘削部分の掘削により発生する掘削ずりをかき集めるものであり、その前部左右には、図1に示すように回転羽23が配置され、これの回転によってずり寄せシュート7の前端部ですくい上げられたずりを中央後部に寄せ集め、前記ベルトコンベア8側へと送りだす。
なお、このずり寄せシュート7は昇降用ジャッキなどにより前記スライドブロック6の下部に回動可能に取付けておき、スライドブロック6の移動時にはこれを上に上げることで移動の妨げを防止し、スライドブロック6の固定時には接地させておくことで、効率よくずりを捕集することができる。
以上により、一掘削動作毎に面板2による円状掘削とその後部における異形断面掘削部3による馬蹄型の掘削作業が同時になされることになり、他の工法を併用することなくTBMのみにより馬蹄型断面のトンネルを造成できることになるのである。
また、複雑な機構を伴うことなく面板2の直後においてその推進力により異形断面掘削を行うことができ、削り取り掘削が可能な軟岩地盤用として好適である。
以上の構成においては、面板2で円筒状に掘削し、その断面不足箇所(図4に斜線で示す部分)を面板2のすぐ背部の刃口30によって削り取り、さらにはバケット32によって自由掘削するため、推進力の負担がさらに小さいものとなる。
以上の説明により明らかなように、本発明によるTBMによれば、異形断面であっても他の工法を併用することなくTBM単独により掘削できため、経済的であり、工期短縮に寄与できる。
本発明を軟岩掘削に適用した場合の実施形態によるTBMの斜視図である。 (a)は同TBMの正面図、(b)は刃口部分の正断面図である。 (a),(b)は同TBMの側断面図である。 同TBMの正面図である。 (a),(b)は従来のTBMを用いて異形断面掘削を行う場合の不具合を示す正面図である。 従来のTBMを用いて大断面掘削を行う場合の不具合を示す正面図である。
符号の説明
2 面板
3 異形断面掘削部
30 刃口
32 バケット

Claims (1)

  1. 得ようとする異形断面に包含される円形断面を掘削するための面板と、
    前記面板のすぐ背部に固定され、かつ、前記得ようとする異形断面形状の外周形状に形成された刃口と、該刃口の背部両側に配置された掘削用のバケットとから構成され、該面板によって掘削される円形断面の左右における断面不足箇所を掘削するための異形断面掘削部とを備えたことを特徴とするトンネルボーリングマシン。
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