JP2007146390A - 鉄筋コンクリート造建物の外断熱壁構造 - Google Patents

鉄筋コンクリート造建物の外断熱壁構造 Download PDF

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Abstract

【課題】 セメント板1Aを外面に備えた密着型の通気性断熱パネル1を、通気性を保証した十字ジョイントによって、上下接続してコンクリート外壁Wを通気性外断熱に被覆し、パネルセメント板及び外装材のヒートストレス劣下を抑制すると共に、パネル内部結露も抑制したコンクリート外断熱壁を提供する。

【解決手段】 内面に条溝G,G´群を備えた成形セメント板1Aと断熱層1Bとを層着した密着型の通気性断熱パネル1の上下接続を、内側に上下に貫通する空気連通溝GAを備えた十字ジョイント5の、上下垂直片5F,5F´のパネル条溝Gへの嵌入挿通により実施し、上下パネル1の全条溝G,G´の空気の上下連通機能を保証する。

【選択図】 図1

Description

本発明は、鉄筋コンクリート建築物の外壁を、通気性断熱パネルで外断熱に張設するものであり、より詳しくは、通気性断熱パネルの上下接続を、通気条溝への十字ジョイントの嵌入により、且つ通気機能を保証する形態で実施するものであり、鉄筋コンクリート造建築の技術分野に属するものである。
鉄筋コンクリート造の外断熱建築物は、コンクリート躯体の外側を断熱層で被覆するため、太陽日射での熱ストレスによるひび割れが抑制出来ること、コンクリート躯体が空気に接触しないために、コンクリートの中性化が抑制出来て鉄筋棒鋼の腐蝕が防止出来、建物の耐久性が向上すること、更には、建物内の温度環境が維持出来て建物内の結露発生が抑制出来、カビ、ダニの発生が抑制出来て健康面でも優れているため、省エネルギーの高性能建物として評価されている。
図8、図9は、非特許文献で開示された鉄筋コンクリート造建物の外断熱施工に関する技術であって、複合パネルは、図8(A)に示す如く、内面に条溝を多数並設した25mm厚のセメント板に断熱層を層着したものであり、セメント板の条溝は、図8(B)に示す如く、13mm深さであって、両端の条溝のみ、溝の元端が35mm、先端開放幅が30mmで、外側辺が60°傾斜、内側辺が80°傾斜であり、該複合パネルは、外断熱密着型の断熱複合パネルではあるが、非通気性パネルとして使用するものであって、外装下地材としての押出成形セメント板と硬質ウレタンフォームの断熱層の一体化層着物で、型枠併用の利便性、及び、外装下地材としての強度(曲げ、圧縮、引張、剪断)、凍結溶解性能(吸水率小、含水率小)、耐火性、耐久性、及び断熱性を保持するもので「アキレスKDパネル(商品名)」として提供されている。
図8(C),(D)は、該アキレスKDパネル(商品名)の型枠としての使用時に、上下パネルの接続に用いる十字ジョイントであり、図8(C)は全体斜視図であり、図8(D)は図8(C)のD−D線断面図であって、該十字ジョイントは、十字型の底板の縦底板の両端縁から、傾斜側辺を、型成形性(型抜き可能性)の観点から、断面60°拡開形態に立設して上下の嵌入用垂直辺を形成し、横底板の四周端縁から、側板を立設して箱型の水平当接部とし、上部垂直辺と、下部垂直辺と、中央の左右の水平当接部を底板で一体化して形成し、且つ、上下垂直辺及び左右水平当接部の基部を水平仕切と垂直仕切で補強した、プラスチック一体化成型品である。
図9は、アキレスKDパネル(商品名)の使用形態説明図であって、図9(A)は、パネルの条溝への十字ジョイント挿入形態横断面図、図9(B)は十字ジョイントを挿入した横目地部分でのパネル上下接続部縦断面図、図9(C)は十字ジョイントの存在しない横目地部分でのパネル上下接続部縦断面図である。
即ち、複合パネルの上下接続に際し、十字ジョイントは、図9(A),(B)に示す如く、底板の垂直辺を条溝の断熱層に摺接形態に、下部垂直辺を下部パネルの上端から条溝に、上部垂直辺を上部パネルの下端から条溝に嵌入し、上下パネル間には水平当接部の上下幅の横目地を形成し、上下左右接続した複合パネル面をコンクリート壁外側型枠としてコンクリート打設するものである。
該パネル間の横目地は、図9(B),(C)に示す如く、上下断熱層間には高発泡ポリエチレン板を介在し、十字ジョイントの水平当接部の箱内、及び上下水平仕切内の空間には、プラスチックのバックアップ材を充填し、十字ジョイントの存在しない横目地の上下条溝間にも、プラスチックの長尺バックアップ材を延展充填し、バックアップ材の前面に仕上げのシーリングを充填して横目地を形成している。
該従来例(図8、図9)で形成したコンクリート躯体は、外断熱となり、複合パネルのセメント板の各条溝群も、上下端間がバックアップ材で閉止されて空気断熱層として機能する。
アキレス株式会社発行「アキレスKDパネルの型禄(番号F−01.1.10)」 アキレス株式会社発行「アキレスKDパネルのパンフレット(番号1−1.98.9)」 アキレス株式会社発行「アキレスKDパネル技術資料」
従来例の複合パネルにあって、セメント板は、当初、型枠併用の外装下地材として開発され、条溝の存在によってセメント板自体の軽量化と共に、打設コンクリートとの固着力増強を計ったものであり、横貼り工法に採用する際に、80°傾斜側辺側を上に、60°傾斜側辺側を下に型組みすることにより、コンクリート打設時に60°傾斜辺側でも、コンクリート打設圧によりコンクリートが廻り込み、上側条溝では80°傾斜辺が空気の流れをスムーズとし、セメント板と打設コンクリートとの固着を確実としたものである.
そして、コンクリート躯体の外断熱化の研究開発機運の流れにより、該セメント板に、単に断熱層を密着して、型枠併用の外断熱用複合パネルとしたものが、アキレスKDパネル(商品名)として提供され、密着型複合パネルとして普及している。
従って、従来例にあっては、複合パネルは、密着層型複合パネルであって、コンクリート躯体を外断熱被覆出来るものではあるが、複合パネルの断熱層とセメント板との界面に通気機能が無いため、断熱層とセメント板との界面で内部結露を生じ、結露の凍結、蒸発の反復によって、界面剥離、及び材質劣下を生じる問題、外装下地材としてのセメント板及び外装材のヒートストレスによる劣下の問題がある。
また、十字ジョイントも、型成形の作業性(型抜き容易性)から、上下垂直辺の傾斜側辺が拡開形態であり、図9(A)の如く、条溝内へ嵌入する際は、底板が断熱層と摺接し、十字ジョイントは、図9(B)の如く、上下パネル間での横目地間隔では、箱形態の空間が前面に存在するため、横目地シーリングを施工するに際し、バックアップ材を十字ジョイントの空間内に充填する細かな手作業が必要である。
しかも、図9(A)の如く、一方の傾斜側辺は条溝の側辺と同角度であるが、他方の傾斜側辺は条溝側辺と三角空間を保つ形態での嵌合であって、ガタが発生し、十字ジョイントへの上方パネルの吊下げ嵌合作業時に、パネルが外れ易く、パネルの上下接続作業性が悪い。
また、該十字ジョイントは、セメント板の条溝内に嵌入すれば条溝の上下空気連通を遮断するものであり、通気性断熱複合パネルに適用すれば、十字ジョイント嵌入部で通気性を阻害するものである。
本発明は、上述の如き、密着層型の複合パネルでの問題点、及び十字ジョイントの問題点を画期的に解決、改善するものであり、新規な十字ジョイントを採用し、通気性複合パネルをコンクリート壁型枠併用することにより、コンクリート躯体を外断熱とすると共に、パネル全面に均斉な通気機能を付与し、断熱層の内部結露抑制と、外装材及び外装下地材(セメント板)のヒートストレスによる劣下も抑制出来る、画期的な外断熱壁構造を提供するものである。
本発明は、例えば図1(A)に示す如く、内面に条溝G,G´群を備えた成形セメント板1Aと断熱層1Bとを層着した密着型の通気性断熱パネル1を、鉄筋コンクリート造建物の壁Wの外面に張設した外断熱壁構造であって、通気性断熱パネル1の上下接続は、例えば図5、図6、図7に示す如く、両側に水平当接片5M,6M,10M,11Mを突設し、中央に、上方嵌入用垂直片5F,6F,10F,11F、及び下方嵌入用垂直片5F´,6F´,10F´,11F´を備え、且つ、上下の嵌入用垂直片の内側には空気連通溝GAを備えた十字ジョイント5,6,10,11の各垂直片を、下方パネル1の上端の条溝Gからは下方の嵌入用垂直片を、上方パネル1の下端の条溝Gからは上方の嵌入用垂直片を、それぞれ対向する条溝G内に嵌入し、上下の通気性断熱パネル1を、対向各条溝G,G´の通気機能を保持して張設した、鉄筋コンクリート造建物の外断熱壁構造に関するものである。
この場合、十字ジョイントの水平当接片5M,6M,10M,11Mは、下方パネル1のセメント板1A上端面と、上方パネル1のセメント板1A下端面とに当接挟着されるものであるため、各側方への突出長X3は、十字ジョイント嵌入条溝Gの側方の条溝G´に干渉しない長さとすれば良い。
また、「嵌入用垂直片の内側」とは、嵌入用垂直片の断面形態が、底板と、底板の側縁から傾斜立設した両側板との略コ字形態であるため、底面と両側板とで囲まれた内側空間の意である。
また、通気性断熱パネル1の壁Wの外面への「張設」は、壁Wを外断熱構造とすれば良く、コンクリート壁Wに界面空気流が生じないように断熱層を付設すれば良く、典型的には、通気性断熱パネル1を壁の外側型枠に兼用してコンクリート壁Wを打設する。
また、上下接続部での対向各条溝G,G´の通気機能の保持は、図1(A)の如く、各パネル1間の上下接続目地dx、左右接続目地dyが、慣用の目地シーリング付与となるため、各パネル1での条溝G,G´を閉止しなければ、各条溝G,G´群は全て通気機能が保持出来る。
従って、本発明は、条溝G,G´群を内部に並列縦設した通気性断熱パネル1がコンクリート壁Wを外断熱保護し、且つ、各パネル1の上下接続部での十字ジョイント嵌入部での条溝Gすら空気連通を果すため、パネル1の全面に亘って均斉な通気性が確保出来、パネル1の断熱層1Bとセメント板1Aとの界面の内部結露が抑制出来ると共に、セメント板1A及びセメント板1Aへ付設する外装材へのヒートストレス劣下も抑制出来、外断熱でありながら耐久性に優れた、画期的な、省エネルギー高性能の外断熱鉄筋コンクリート建物の提供を可能とする。
また、本発明の通気性断熱パネル1は、断熱層1Bが、図2(A)の如く、セメント板1Aに対し、一側では大寸法d2´(標準:20mm)突出し、他側では小寸法d1´(標準:10mm)入り込み、上端では大寸法d2(標準:40mm)突出し、下端では小寸法d1(標準:20mm)入り込んでおり、セメント板1Aの条溝G,G´群は、図3(A),(B)の如く、少なくとも、両端の条溝G及び中央の肉厚部1Dの両側の条溝Gが、底面GBと、左右の等角度θで内向する傾斜側辺GSと、上端の開口部GFを備えた断面台形であるのが好ましい。
この場合、標準のパネル1にあっては、セメント板1Aの幅AWは490mmで、断熱層1Bの幅BWは500mmであり、パネル1の厚さT1は100mm、セメント板1Aの厚さT2は25mm、断熱層1Bの厚さT3は75mmであり、条溝G,G´の深さT5が13mm、板状部1Cの厚さT4が12mmであり、十字ジョイント嵌入用の条溝Gは、図3(B)の如く、両側の傾斜側辺GSが内向きの60°傾斜であり、溝底面GBの幅wbは42.8mmである。
従って、通気性断熱パネル1でコンクリート壁Wを外断熱に被覆するに際しては、各パネル1の上下左右接続は、各断熱層1B相互を密接形態に衝接することが必要であり、本発明パネル1を用いれば、上下パネル接続部では、大寸法d2−小寸法d1の寸法の横目地dxが、左右パネル接続部では、大寸法d2´−小寸法d1´の寸法の縦目地dyが、且つ、各パネル1相互が上下左右の相欠け接続により張設出来、打設コンクリートの断熱層1B当接界面からの浸出もセメント板1A面で阻止出来る。
しかも、条溝Gも、底面GBの幅wbが大寸で開口部GFの幅wfが小寸形態であるため、板状部1C外面での断熱層1Bへの十分な接着面積の確保の下に、十字ジョイントの嵌入用垂直片の嵌入後の外れの危険が抑制出来、十字ジョイント嵌入用の十分なスペース、及び十分な空気流通断面積が確保出来、請求項1の発明が好適に実施出来る。
また、十字ジョイント5,6,10,11は、図5、図6、図7に示す如く、上方嵌入用垂直片5F(6F,10F,11F)と下方嵌入用垂直片5F´(6F´,10F´,11F´)とが底板5D(6D,10D,11D)で一体化し、上下の嵌入用垂直片は、断面外形が、底板5D(6D,10D,11D)と両側の等角度で内向する傾斜側板5S(6S,10S,11S)とを備えた上端開放の台形であり、傾斜側板の外面の傾斜角θが、セメント板1Aの条溝Gの傾斜側辺GSの傾斜角θと同一であって、底板外面Osの幅X2は条溝Gの底面GBに対し左右調整動可能寸法であり、上下の嵌入用垂直片の底板をセメント板1Aの条溝Gの底面GB側にして配置するのが好ましい。
この場合、条溝Gの底面GBの幅wb(標準:42.8mm)に対し、嵌入用垂直片5F,5F´(6F,6F´,10F,10F´,11F,11F´)の底板5D(6D,10D,11D)の外面幅X2(標準:38mm)を5mm前後小さく設定すれば、図3(C)の如く、十字ジョイント5はセメント板1Aの条溝G内で左右調整動可能となり、上下パネル1の若干の左右位置ずれに対しても、十字ジョイント5の上下の嵌入用垂直片5F,5F´(6F,6F´,10F,10F´,11F,11F´)のジョイント嵌入がスムーズに遂行出来る。
また、十字ジョイント5は、嵌入用垂直片の断面形状が台形で、底辺側が底板であるため、強度確保上有利である。
しかも、十字ジョイント5は、底板5D(6D,10D,11D)を条溝Gの底面GB側として嵌入するため、図4(A)に示す如く、底板5Dの外面Osは、下方パネルのセメント板1A上端と、上方パネルのセメント板1A下端との間に、水平当接片5M(6M,10M,11M)の上下方向幅Y2(Y2´)で形成される目地dxの間隔での条溝底面GBを閉止し、水平当接片の底板外面Osがバックアップ機能を奏することにより、横目地dxのシーリング4の充填作業が容易となる。
また、本発明にあっては、通気性断熱パネル1の上下接続部では、十字ジョイント5,10の水平当接片5M(10M)が上下成形セメント板1A間の横目地dx間隔を規定し、左右各十字ジョイント5(10)間の横目地dx間隔には、水平当接片5M(10M)の上下幅Y2と同高の、図2(B)に示すハニカムバッカー2を、条溝G,G´群上に延展介在させ、上下パネル1相互の対向条溝G,G´群の通気機能を保証するのが好ましい。
この場合、ハニカムバッカー2は、図2(B)の如く、高さ2hが水平当接片5Mと同高であり、且つ前後幅2wが、図4(B)に示す如く、セメント板1Aの条溝幅T5(標準:13mm)と同寸法とすれば良い。
従って、上下パネル1間の横目地dx間隔は、セメント板1Aの条溝G,G´群上がハニカムバッカー2の外面と十字ジョイントの底板5D(10D)外面とで仕切られるため、必要に応じて、図4(A)に示す如く、水平当接片5Mの外面Os幅のテープ状のバックアップ材3を十字ジョイント5,10の外面に貼着し、シーリング4の横目地dx間隔への充填処理をすれば、上下パネル1相互は、各条溝G,G´が、ハニカムバッカー2及び十字ジョイント5,10の嵌入用垂直片で、空気の上下連通可能となり、コンクリート壁Wは、全条溝G,G´が通気機能を備えた外断熱被覆となる。
また、十字ジョイント5,10の横目地dx間隔での露出外面Osにバックアップ材3を貼着し、ハニカムバッカー2及びバックアップ材3の前面にシーリング4を充填して横目地dxを形成するのが好ましい。
この場合、バックアップ材3としては、薄肉(標準:2mm厚)で可撓性のプラスチック板を用いれば良い。
従って、バックアップ材3は、条溝G内で、前後に若干(1mm前後)ガタつき、底板5D(10D)と条溝底面GB間に生ずる空隙を完全に閉止出来、シーリング4の条溝G内への浸入が阻止出来、きれいな横目地dxのシーリングとなる。
また、請求項1の発明に用いる十字ジョイント5(6,10,11)は、例えば図5、図6、図7に示す如く、縦方向の底板5D(6D,10D,11D)の両側端縁から傾斜側板5S(6S,10S,11S)を、断面外形が、底板を底面として等角度θで内方に傾斜し、上端開放した台形に起立して、上方嵌入用垂直片5F(6F,10F,11F)及び下方嵌入用垂直片5F´(6F´,10F´,11F´)を構成し、両側の傾斜側板5S(6S,10S,11S)と底板5D(6D,10D,11D)とで囲まれる内側を上下方向に連通する空気連通溝GAとし、且つ、両側傾斜側板5S(6S,10S,11S)の中間からは、両側に水平当接片5M(6M,10M,11M)を突設したものである。
この場合、水平当接片5M(6M,10M,11M)は、上下パネルの各セメント板1A端間に当接挟着されるものであるため、水平当接片5M(6M,10M,11M)は、側方の条溝G´に干渉しない突出長X3(標準:18.5mm)とすれば良く、その傾斜側板からの突設位置は、上下の嵌入用垂直片が、共に、条溝Gへの十分な嵌入長を備える位置とすれば良く、標準タイプにあっては、上方嵌入垂直片5F(6F,10F,11F)の高さY3は50mm、下方嵌入垂直片5F´(6F´,10F´,11F´)の高さY4は30mmである。
従って、本発明の十字ジョイント5(6,10,11)を用いて上下パネル1相互を上下接続すれば、水平当接片5M(6M,10M,11M)が、上下のパネルセメント板1Aの端面で圧接挟着されて、パネル1のストッパー兼支持体となり、水平当接片5M(6M,10M,11M)の上下方向幅Y2,Y2´が横目地dxの間隔を規定すると共に、十字ジョイント5(6,10,11)の外面Osがシーリング充填のバックアップ機能も発揮するため、パネルの上下接続作業も、横目地dxの形成及びシーリング充填作業も合理的に実施出来る。
また、十字ジョイントを嵌入したセメント板条溝Gにあっても、空気連通溝GAを介して通気機能を奏し、通気性断熱パネル1の全条溝G,G´が通気機能を発揮して、パネル全面の均斉な、内部結露防止と、外装材及び外装下地材(セメント板)のヒートストレス劣下を抑制し、コンクリート壁Wが均質で、高耐久性に外断熱被覆されたコンクリート外壁となり、請求項1の発明が好適に実施出来る。
しかも、上下の嵌入用垂直片が底板と、両側の傾斜側板5S(6S,10S,11S)で断面台形であるため、断熱層1Bへの接着性と通気性を兼備したセメント板1Aの断面台形条溝Gへの嵌入用垂直片の嵌合が、嵌入作業が容易、且つ、外れ難い嵌合となり、通気機能の断面損失も最少限に抑えて好適に実施出来る。
また、十字ジョイントは、水平当接片5M,10Mが、横目地dx形成用の上下幅Y2を有する底板5D,10Dと、底板縁から起立した側板5P,10Pとの箱形態であるのが好ましい。
この場合、底板5D,10Dの上下幅Y2は、設計横目地dxによって決定すれば良く、標準は20mmであり、水平当接片5M,10Mの側方への突出長X3も、図3(C)に示す如く、側方の条溝G´と干渉しない長さとすれば良く、標準のX3は18.5mmである。
従って、水平当接片5M,10Mは箱形態によって剛構造となり、金属はもとより、プラスチック材でも比較的に肉厚の薄い(標準:3mm)一般肉厚で形成出来る。
また、水平当接片6M,11Mは、図6(D)、図7(C)の如く、板体としても良い。
この場合、水平当接片6M,11Mの上下幅Y2´、即ち、板体の厚さY2´は、標準3mmであり、該十字ジョイント6,11は、例えば、出願人が特願2005−298892号、及び特願2005−312780号で提案した、鉄筋コンクリート造外断熱建物への片持ち支持バルコニーの付設に関する発明等、通気性断熱パネル1の上下接続を、横目地間隔を出来るだけ抑制して実施する場合での採用に適しており、該十字ジョイント6,11を採用すれば、上下パネル1の接続は、水平当接板6M,11Mの板厚Y2´(標準:3mm)でのセメント板1Aの間隙で達成出来、該十字ジョイント6,11は、上下パネル1間の、横目地dxへのシーリング4の充填の困難な上下連結等、上下パネル1間の接続空隙をゴム紐等で閉止するのが好ましい上下接続には、上下条溝Gの通気機能を保証した形態で好適に採用出来る。
また、十字ジョイント5,6にあっては、図5、図6に示す如く、上下の嵌入用垂直片5F,5F´,6F,6F´は、傾斜側板5S,6Sが、上下端に先端方向に挟まるテーパー部5S´,6S´を備え、テーパー部5S´,6S´の切欠き5C,6Cで空気連通溝GAを形成するのが好ましい。
この場合、テーパー部5S´,6S´によって空気連通溝GAは若干の断面損失を生ずるが、十字ジョイント5,6の嵌入された条溝Gは、外壁面の最下端から最上端までの連通構造となるため、ドラフト換気力によって最少限必要な通気機能は発揮出来る。
しかし、テーパー部5S´,6S´の存在により、十字ジョイント5,6と、上下パネル1との嵌入作用がスムーズとなる。
また、上下の嵌入用垂直片は、図5、図6に示す如く、テーパー部5S´,6S´の外縁t5,t6は、先端に向う底板5D,6D方向への傾斜縁であり、上下端部での切欠き5C,6Cによって補強用の上端片5T,6T及び下端片5B,6Bを形成するのが好ましい。
この場合、テーパー部5S´,6S´の存在は、十字ジョイント5,6とパネルセメント板条溝Gとの嵌入作用がスムーズに遂行出来るが、同時に、図5(B)に示す如く、十字ジョイント内側の空気連通溝GAに対する断面損失を生ずる。
しかし、テーパー部5S´,6S´の外縁t5,t6がテーパー形態であるため、空気連通溝GAの断面損失が小さく出来ることと、図5(B)に示す如く、上下端部での、中間から底板5D側への垂直の切欠き5C,6Cがテーパー部5S´,6S´による空気連通溝GAの断面積の狭小化を抑制すること、とが相俟って、テーパー部5S´,6S´の存在による空気連通溝GAの断面損失が最少限に抑制出来る。
従って、十字ジョイント5,6は、必要な空気貫流機能を備え、且つ、パネル1への嵌入が容易で、切欠き5C,6C位置から上下端片5T(6T)、5B(6B)へと連なる底板5D端部と一体となった細幅縁が補強リブ機能を奏して剛性も付与出来て、強度も保証されたものとなり、一般肉厚の薄い(標準:3mm)成型品として提供可能となる。
また、十字ジョイントは、図7に示す如く、両側の傾斜側板10S,11Sは、外面Of及び内面ifが、上端から下端まで平坦面であって、断面形態が、大寸dbの基端b10,b11から小寸dfの先端e10,e11へとテーパー形態であり、且つ、上下端縁tsは、底板10D,11D側から先端e10,e11へと中央方向に傾斜しているのが好ましい。
この場合、傾斜側板10S(11S)の内面ifが底板10D(11D)面に直角で立設させるのが型成形上も有利である。
従って、本発明十字ジョイント10,11にあっては、上下端縁tsが傾斜しているため、パネルセメント板1Aの条溝Gへの嵌入がスムーズであり、しかも、垂直片10F,10F´(11F,11F´)の尖端としての上下端縁tsの基端b10(b11)が肉厚で底板10D(11D)と一体化しているため、嵌入先導部としての先端が十分な剛性を備え、パネル1への嵌入作業が容易であって、セメント板条溝Gの底面GBとの確実な嵌合状態が維持出来、上方からの嵌入パネル1も外れないように保持出来る。
しかも、両側の傾斜側板の内面if及び底板10D(11D)内面で囲まれた空気連通溝GAは、上端から下端まで均等断面積の平坦内面で囲まれているため、空気の流動抵抗も少なく、空気貫流機能の優れたものとなる。
また、本発明の十字ジョイント5,6,10,11にあっては、図5、図6、図7に示す如く、上方の嵌入用垂直片5F(6F,10F,11F)の長さY3が下方の嵌入用垂直片5F´(6F´,10F´,11F´)の長さY4より大寸であるであるのが好ましい。
本発明に採用する通気性断熱パネル1は、上下、左右接続を相欠け接続するのが有利であり、図4(A)に示す如く、十字ジョイントを下方パネル上端に嵌入すれば、上方パネル1にあっては、断熱層1B下端はセメント板1A下端より相欠け長d1(標準:20mm)上方位置を占める。
そして、上方嵌入用垂直片5Fを下方嵌入用垂直片5F´より、相欠け長d1だけ長寸に形成しておくことにより、上方パネル1の十字ジョイント5への嵌め込み作業時に、上方嵌入用垂直片5Fの外れが抑制出来る。
従って、上方嵌入用垂直片5Fの長さY3を下方嵌入用垂直片の長さY4より、実質上、パネル下端の断熱層1Bとセメント板1Aとの相欠け接続用段差d1分だけ長く設定することにより、上方パネルの十字ジョイントへの嵌合作業が安全に実施出来る。
本発明は、内面に条溝G,G´群を備えた成形セメント板1Aと断熱層1Bとを層着した通気性断熱パネル1を、空気連通溝GAを備えた十字ジョイント5(6,10,11)で上下接続して外壁Wに張設するため、上下接続パネル1は、十字ジョイントを嵌入した条溝Gを含め、全ての条溝G,G´群が空気連通作用を奏するように連続して外壁Wに張設出来、全パネルが均斉に通気して、外装下地材としてのパネルセメント板1A及び、セメント板1A外面の外装材の日射による高温化が抑制出来、パネル及び外装材は、ヒートストレスによる劣下が抑制出来て耐久性が向上する。
しかも、パネル1の断熱層1Bとセメント板1Aとの層着界面に条溝G,G´群が存在し、各条溝G,G´への通気によって、断熱層1Bの内部結露も抑制出来るため、パネル1内での内部結露の発生、結露の凍結・蒸散の反復によるセメント板1Aと断熱層1Bの界面剥離も抑制出来、外壁Wの耐久性は向上する。
そして、コンクリート外壁Wは、全面が通気して高温化の抑制されたパネル1により外断熱構造で被覆されるため、耐久性に優れた外断熱構造となり、省エネルギーで高性能な鉄筋コンクリート造建物の提供を可能とする。
また、十字ジョイントも、底板5D(6D,10D,11D)と、両側の傾斜側板5S(6S,10S,11S)で断面台形の嵌入用垂直片を備えているため、セメント板1Aの断熱層1Bへの接着面を大とし、且つ、条溝断面積を大としたために、パネルセメント板1Aの断面台形の条溝Gへの嵌入作業が容易で、嵌入作業時にパネル1の外れの発生も抑制出来る。
そして、上下嵌入用垂直片が内側に空気連通溝GAを備えているため、上下パネル1相互の接続は、パネル1の全条溝G,G´群が通気機能を発揮出来る上下接続となり、請求項1の、鉄筋コンクリート造建物の外断熱壁構造の発明が好適に実施出来る。
〔通気性断熱パネル(図2、図3)〕
図2(A)は、パネル1の斜視図であり、図3(A)はパネルの横断面図、図3(B)はパネルの横断面の部分拡大図である。
通気性断熱パネル1は、図3(A)に示す如く、セメント板1Aの内面に通気用条溝G,G´を多数並列縦設し、該セメント板1Aの条溝G,G´群面に、各条溝G,G´の開放口面を面閉止するように、断熱層1Bを層着したものであり、セメント板1Aの幅Awが490mm、断熱層1Bの幅Bwが500mmであり、標準パネルでは、セメント板1Aの高さAhが2680mmであって、断熱層1Bは、セメント板1Aに対し、上端ではd2(標準:40mm)突出し、下端ではd1(標準:20mm)入り込み、一側ではd2´(標準:20mm)突出し、他側ではd1´(標準:10mm)入り込んだ一体化層着物である。
そして、断熱層1Bは、厚さT3が75mmの発泡プラスチック系断熱板(JIS9511の硬質ウレタンフォーム)であり、セメント板1Aは、厚さT2が25mmであり、パネル厚T1は100mmである。
また、セメント板1Aの条溝G,G´の配列は、図3(A)の如く、両端と中央の肉厚部1Dの両側の計4個を断面台形の条溝とし、その他を断面矩形条溝G´として、1枚のセメント板1Aに計8個配置する。
中央の肉厚部1Dの両側にも断面台形条溝Gを配置したのは、必要に応じて、セメント板1Aを中央の肉厚部1Dで裁断して、半幅としての使用を可能とするためである。
各条溝G,G´群は、図3(B)の如く、セメント板1Aの厚さT1が25mmのうち、深さT5が13mmで配置し、セメント板1Aの板状部1Cの厚さT4は12mmである。
そして、十字ジョイント嵌入用の条溝Gは、図3(B)の如く、幅wbが42.8mmの底面GBと、幅wfが32.2mmで閉口した開口部GFを備え、両側の傾斜側辺GSは、傾斜角θが60°である。
また、セメント板1Aへの条溝の幅割り振りは、図3(A)の如く、両側の肉厚部a3を45mm、中央の肉厚部a4を40mmとし、開口幅a1の通気用条溝G´を間隔a2で均等配分する。
〔ハニカムバッカー(図2(B))〕
ハニカムバッカー2は、図4(B)の如く、条溝G,G´群の存在する位置で、パネル1の上下接続の上下セメント板1Aの端面間に配置し、横目地dxへのシーリング4の充填による条溝G,G´上への浸入を阻止するバックアップ材である。
従って、図2(B)に示す如く、前後の側板2Sの間隔を多数の仕切2Pで補強したプラスチックシート製品であり、高さ2hが横目地dxの高さ間隔に対応し、幅2wが条溝G,G´群の幅T5に対応したものであり、宇部日東化成(株)製の、厚さ12mm、幅1220mm、長さ1820mmの梱包材としてのタンブレート(商品名)を、適宜の長さと高さに切断して準備する。
〔十字ジョイント5(図5、図6)〕
図5(A)は、十字ジョイント5の全体斜視図であり、図5(B)は図5(A)の矢印B視図であり、図5(C)は、図5(A)の矢印C視図であり、図6(A)は、図5(A)のX−X線横断面図であり、図6(B)は、図5(A)のY−Y線縦断面図であり、図6(C)は図5(A)のZ−Z線横断面図である。
十字ジョイント5は、図5(A)に示す如く、上方の嵌入用垂直片5Fと下方の嵌入用垂直片5F´と上下垂直片5F,5F´を仕切る形態の側方へ突出した両側の水平当接片5Mとを備えた、一般肉厚3mmのポリアセタール樹脂成形品である。
そして、上下の垂直片5F,5F´と左右の水平当接片5Mとは、十字形で、上下端が幅狭に傾斜した底板5Dで一体となっており、水平当接片5Mは、図4(A)に示す如く、十字ジョイント5の下方の垂直片5F´を下方のパネル1のセメント板1Aの条溝Gに嵌入した状態で、上方パネル1の条溝Gを上方垂直片5Fに嵌合した際に、上方パネルのセメント板1A下端を当接保持し、上下パネル間に水平支持片の上下幅Y2の間隔、即ち、横目地dxの間隔を形成するものである。
従って、水平当接片5Mは、図5(A)に示す如く、底板5Dを底面とし、上縁、下縁、側縁から突出長Z1が11.8mmの側板5Pを連設して箱形態とし、内側の付け根部にも、幅Z4が10mmの補強用の仕切片5P0を備えたものである。
また、上下の嵌入用垂直片5F,5F´は、同一構造であって長さが異なるだけであり、図5(C)に示す如く、十字ジョイント5の全高Y1は100mm、上方垂直片5Fの長さY3は50mm、下方垂直片5F´の長さY4は30mm、水平当接片5Mの上下幅Y2は20mmである。
また、上下垂直片5F,5F´は、図6(A)に示す如く、底板5Dの側縁から起立し、外辺が内向きに傾斜した傾斜側板5Sを備え、傾斜側板5Sの上下端は、図5(A)に示す如く、先端方向に内向するテーパー部5S´を形成し、テーパー部5S´の外縁t5を先端に向う底板5D方向への傾斜縁とし、外縁t5の中間から底板5Dの方向への切欠き5Cによって、テーパー部5S´の上半を底板5Dの傾斜縁上半から上端縁に連なって内側に小寸で起立するリブ形態とし、上下各嵌入用垂直片5F,5F´の先端部を補強リブで強化した形状である。
傾斜側板5S自体は、図6(A)の如く、型成形性から内面ifは底板5D面と直角起立とし、角度θ(標準:60°)の傾斜は、傾斜側板5Sの肉厚変化で形成する。
また、金型に樹脂を注入し、樹脂温度が常温にまで下がった時に、垂直片5F,5F´の歪が発生するのを抑制するため、図5(A)、図6(B)に示す如く、上下各垂直片5F,5F´の基端の底板5D内面に幅Z2が5mmで、上下厚さ1.5mmの突起片5P´を配置する。
また、図2、図3の実施例パネル1に適用する十字ジョイント5の寸法関係は、図5(B)に示す如く、水平当接片5M及び嵌入用垂直片5F(5F´)の厚さZ1が11.8mm,左右全長X1が75mmであり、水平当接片5Mの左右各突出長X3は18.5mmである。
そして、上下の嵌入用垂直片5F(5F´)は、断面外形が、基端幅、即ち、セメント板条溝Gの底面GB側の幅、X2が38mm、先端幅X4が28.4mmで、傾斜側板5Sの傾斜角θは60°であり、両側の傾斜側板5Sの内面ifと底板5D面とで囲う幅X5が22mmの空気連通溝GAを備えたものであって、図3(B),(C)の如く、セメント板1Aの、底面幅Wbが42.8mm、上端開口幅Wfが32.2mm、深さT5が13mmの条溝G内へ、若干の左右調整寸法(4.8mm)を保って嵌入可能とする。
〔十字ジョイント6(図6(D))〕
図6(D)に示す如く、十字ジョイント6は、十字ジョイント5(図5)の箱形態の水平当接片5Mを、板体6Mに変更しただけであり、寸法関係も、上下幅Y2が20mmの箱形態の水平当接片5Mを、上下幅Y2´が3mmの板体の水平当接片6Mとしたため、全高Y1´が20mm−3mmの値(17mm)だけ、十字ジョイント5の全高Y1(100mm)より短寸化しただけで、上下の嵌入用垂直片6F,6F´は、十字ジョイント5の上下の嵌入用垂直片5F,5F´と同寸、且つ、同構造である。
そして、十字ジョイント6は、例えば、バルコニーを外断熱外壁に付設する場合等、上下のパネル接続を、横目地dx幅をなるべく生じないように接続するのに好適なものである。
〔十字ジョイント10(図7(A))〕
図7(A)は、十字ジョイント10の全体斜視図であって、図7(B)は図7(A)のB−B線横断面図である。
十字ジョイント10は、一般肉厚2mmのアルミ成型品であって、図5に示す十字ジョイント5の上下嵌入用垂直片5F,5F´の先端部を、成型容易、且つ、空気流動平滑に改変したものである。
即ち、十字ジョイント10の上下嵌入用垂直片10F,10F´は,図7(A),(B)に示す如く、両側の傾斜側板10Sを上下直線形態とし、断面形状は、底板10Dと一体化した大寸(db)の基端b10から小寸(df)の先端e10へと、外面Ofがセメント板条溝Gの傾斜側辺GSの傾斜角θと整合する、角度θ(60°)で傾斜し、内面ifが底板10D面と直角であり、上下嵌入用垂直片10F,10F´の傾斜側板10Sの各上下端縁tsは、基端b10から先端e10へと、中央方向に高さ10mmで傾斜している。
そして、十字ジョイント10の寸法関係は、全高Y1が100mm、上方嵌入用垂直片10Fの高さY3が50mm、下方嵌入用垂直片10F´の高さY4が30mm、水平当接片10Mの高さ(上下幅)Y2が20mmであり、横方向全長X1が75mm、各水平当接片10Mの突出長X3が18.5mm、各嵌入用垂直片10F,10F´の基端幅X2が38mm、先端幅X4が28.4mmである。
そして、図7(B)に示す如く、上下の嵌入用垂直片10F,10F´の内側には、底板10D面と両側の直立平坦内面ifとで、空気連通溝GAは、深さGZが9.8mm、幅X5が24mmの上下同一断面の貫通溝形態となり、空気乱流の起因となる突起物が皆無で、スムーズな空気流動を可能とする空気連通溝GAとなる。
従って、上下の嵌入用垂直片10F,10F´は、空気連通溝GAが最大限の通気機能を備え、且つ、上下端縁tsの傾斜配置によって、パネル条溝G内への嵌入もスムーズなものとなる。
〔十字ジョイント11(図7(C))〕
図7(C)は、十字ジョイント11の全体斜視図であり、十字ジョイント11は、図7(A)の十字ジョイント10に対して、箱形態の水平当接片11Mのみを、板体の水平当接片6Mに変更したものである。
即ち、図7(C)に示す如く、十字ジョイント11は、一般肉厚2mmのアルミ成型品であって、上下各嵌入用垂直片11F,11F´は、両側の傾斜側板11Sが、底板11D面から直角で起因する内面ifと、大寸の基端dbから小寸のdfへと内向きに傾斜する外面とを備え、上下端では、中央方向に傾斜する傾斜縁tsを備え、水平当接片11Mは、傾斜側板11Sから両側に板材を突出したものである。
そして、寸法関係は、上方嵌入用垂直片11Fと下方嵌入用垂直片11F´とが、図7(A)の十字ジョイントのそれと同一であり、図7(A)の十字ジョイント10の箱形の上下幅Y2が20mmの水平当接片10Mを、上下幅Y2´が2mm厚の板材としたために、全高Y5(88mm)が図7(A)の十字ジョイント10の全高Y1(100mm)と相違するだけである。
従って、十字ジョイント11は、十字ジョイント10と同様に、空気のスムーズな流通を果す空気連通溝GAを備え、且つ、傾斜した上下端縁tsにより、パネル条溝Gへの嵌入の容易な十字ジョイントとなり、外壁からバルコニーを突設する場合等、通気性断熱パネル1相互を、横目地dxの間隔発生を抑制して上下接続する際に有用なジョイント金具となる。
〔外断熱外壁の形成(図1)〕
外装材を型枠に兼用してコンクリート壁Wの型枠組みする、慣用の型枠組み施行によって、本発明の通気性断熱パネル1を、コンクリート外壁Wの外側型枠として、皿ボルト挿入用孔hb、セパレータ挿入用孔hsを介して慣用の内側型枠(図示せず)とでコンクリート壁Wの型枠を構築する。
この場合、各パネル1の並列接続は、断熱層1B同士を当接衝合して、断熱層1Bとセメント板1Aとの両側の段差d2´(20mm),d1´(10mm)により相欠け接続し、セメント板1A間に縦目地dy間隔を形成する。
また、パネル1相互の上下接続は、下方パネル1の上端の両端の条溝Gに、各十字ジョイント5(又は10)の下方の嵌入用垂直片5F´(又は10F´)を嵌入し、各十字ジョイント5(10)の水平当接片5M(10M)間には、図1(B)に示す如く、ハニカムバッカー2を延展配置し、次いで、上方パネル1を、下端の両側の条溝Gを各十字ジョイント5(10)の対応する上方の嵌入用垂直片5F(10F)に嵌入係止する。
この場合、上方の嵌入用垂直片5F(10F)は、下方嵌入用垂直片5F´(10F´)よりパネルの相欠け接続段差d1(20mm)だけ長尺であるため、上方パネル1は外れる恐れなく嵌入し、上下の断熱層1Bを当接衝合形態で、接続係止出来る。
そして、順次、下階から上階へと、通気性断熱パネル1を外型枠としてコンクリート打設し、図1に示す如く、コンクリート外壁Wが、通気性断熱パネル1で外断熱に被覆されたコンクリート躯体CFを構築する。
また、各パネル1の上下接続部では、図1(B)に示す如く、十字ジョイント5(10)の水平当接片5M(10M)によって、上下セメント板1A間に水平当接片5M(10M)の高さY1(20mm)の間隔が存在するため、水平当接片5M(10M)の前面には、図4(A)に示す如く、シーリングのバックアップ材3として、厚さ2mm前後のプラスチック片を貼着し、図4(B)の如く、条溝G層上に配置したハニカムバッカー2とバックアップ材3との前面の横方向間隔にシーリング4を充填し、横目地dxを形成する。
また、図1に示す如く、各パネル1の並列相欠け接続によって生じた、セメント板1A相互間の縦目地dyの間隔は、図4(C)の如く、パネルの相欠け接続によって、断熱層1Bがバックアップ機能を奏するため、単に、慣用のシーリングを充填する。
得られた外壁Wは、全面が通気性断熱パネル1で被覆張設され、各パネル内に並列縦設されている各条溝G,G´が、十字ジョイント5(10)を嵌入した条溝を含め、全て、最下端パネルから最上端パネルまで空気連通形態となるため、パネル全面の均斉な通気(ドラフト換気)により、外装材(パネルセメント板)の日射によるヒートストレスが抑制出来て、耐久性が向上すると共に、パネル内全面通気によるパネル内結露が抑制出来、内部結露の凍結、融解蒸散の反復による、セメント板1Aと断熱層1Bとの界面剥離も抑制出来て、耐久性が向上する。
従って、得られる鉄筋コンクリート建物は、高耐久性の外断熱構造となり、省エネルギーで高品質な建物となる。
本発明の外壁の説明図であって、(A)は斜視図、(B)は、(A)のB部正面図である。 本発明に用いる部材の説明図であって、(A)は、パネル斜視図、(B)は、ハニカムバッカー斜視図である。 本発明のパネル説明図であって、(A)は横断面図、(B)は、(A)の部分拡大図、(C)は、条溝内への十字ジョイント嵌入状態説明図である。 本発明のパネルの接続状態説明図であって、(A)は、十字ジョイント接続部の縦断面図、(B)は、横目地説明縦断面図、(C)は、縦目地横断面図である。 本発明十字ジョイント5の説明図であって、(A)は、全体斜視図、(B)は、図4(A)の矢印B視図、(C)は、図4(A)の矢印C視図である。 本発明十字ジョイントの説明図であって、(A)は、図5(A)のX−X線横断面図、(B)は、図5(A)のY−Y線縦断面図、(C)は、図5(A)のZ−Z線横断面図であり、(D)は、変形十字ジョイント6の斜視図である。 本発明の変形十字ジョイント説明図であって、(A)は、十字ジョイント10の全体斜視図、(B)は、図7(A)のB−B線横断面図であり、(C)は、十字ジョイント11の全体斜視図である。 従来例図であって、(A)は、パネル横断面図、(B)は、図8(A)の部分拡大図、(C)は、十字ジョイントの全体斜視図、(D)は、図8(C)のD−D線縦断面図である。 従来例図であって、(A)は、パネル十字ジョイント嵌入状態説明横断面図、(B)は、十字ジョイント嵌入部縦断面図、(C)は、横目地縦断面図である。
符号の説明
1 通気性断熱パネル(パネル)
1A 成形セメント板(セメント板)
1B 断熱層
1C 板状部
1D 肉厚部
2 ハニカムバッカー
2S 側板
2P 仕切
3 バックアップ材
4 シーリング
5,6,10,11 十字ジョイント
5B,6B 下端片(下端リブ)
5C,6C 切欠き
5D,6D,10D,11D 底板
5F,6F,10F,11F 上方垂直片(嵌入用垂直片、垂直片)
5F´,6F´,10F´,11F´ 下方垂直片(嵌入用垂直片、垂直片)
5M,6M,10M,11M 水平当接片
5P,10P 側板
5P0 仕切片
5P´,6P´ 突起片
5S,6S,10S,11S 傾斜側板
5S´,6S´ テーパー部
5T,6T 上端片(上端リブ)
A 居住部
b10,b11 基端
θ 傾斜角(角度)
CF コンクリート躯体
dx 横目地
dy 縦目地
e10,e11 先端
G,G´ 条溝
GA 空気連通溝
GB 底面(条溝底面)
GF 開口部
GS 傾斜側辺
hb 皿ボルト挿入用孔
hs セパレータ挿入用孔
if 内面
Of,Os 外面
S 床スラブ
Sf 床スラブ表面
t5,t6 外縁(傾斜縁)
ts 端縁(傾斜縁)
W コンクリート壁(壁、外壁)

Claims (12)

  1. 内面に条溝(G,G´)群を備えた成形セメント板(1A)と断熱層(1B)とを層着した密着型の通気性断熱パネル(1)を、鉄筋コンクリート造建物の壁(W)の外面に張設した外断熱壁構造であって、通気性断熱パネル(1)の上下接続は、両側に水平当接片(5M,6M,10M,11M)を突設し、中央に、上方嵌入用垂直片(5F,6F,10F,11F)及び下方嵌入用垂直片(5F´,6F´,10F´,11F´)を備え、且つ、上下の嵌入用垂直片の内側には空気連通溝(GA)を備えた十字ジョイント(5,6,10,11)の各垂直片を、下方パネル(1)の上端の条溝(G)からは下方の嵌入用垂直片を、上方パネル(1)の下端の条溝(G)からは上方の嵌入用垂直片を、それぞれ対向する条溝(G)内に嵌入し、上下の通気性断熱パネル(1)を、対向各条溝(G,G´)の通気機能を保持して張設した、鉄筋コンクリート造建物の外断熱壁構造。
  2. 通気性断熱パネル(1)は、断熱層(1B)が、セメント板(1A)に対し、一側では大寸法(d2´)突出し、他側では小寸法(d1´)入り込み、上端では大寸法(d2)突出し、下端では小寸法(d1)入り込んでおり、セメント板(1A)の条溝(G,G´)群は、少なくとも、両端の条溝(G)及び中央の肉厚部(1D)の両側の条溝(G)が、底面(GB)と、左右の等角度(θ)で内向する傾斜側辺(GS)と、上端の開口部(GF)を備えた断面台形である、請求項1の外断熱壁構造。
  3. 十字ジョイント(5,6,10,11)は、上方嵌入用垂直片(5F,6F,10F,11F)と下方嵌入用垂直片(5F´,6F´,10F´,11F´)とが底板(5D,6D,10D,11D)で一体化し、上下の嵌入用垂直片は、断面外形が、底板(5D,6D,10D,11D)と両側の等角度で内向する傾斜側板(5S,6S,10S,11S)とを備えた上端開放の台形であり、傾斜側板の外面の傾斜角(θ)が、セメント板(1A)の条溝(G)の傾斜側辺(GS)の傾斜角(θ)と同一であって、底板外面(Os)の幅(X2)は条溝(G)の底面(GB)に対し左右調整動可能寸法であり、上下の嵌入用垂直片の底板をセメント板(1A)の条溝(G)の底面(GB)側にして配置した、請求項1又は2の外断熱壁構造。
  4. 通気性断熱パネル(1)の上下接続部では、十字ジョイント(5,10)の水平当接片(5M,10M)が上下成形セメント板(1A)間の横目地(dx)間隔を規定し、左右各十字ジョイント(5,10)間の横目地(dx)間隔には、水平当接片(5M,10M)の上下幅(Y2)と同高のハニカムバッカー(2)を、条溝(G,G´)群上に延展介在させ、上下パネル(1)相互の対向条溝(G,G´)群の通気機能を保証した、請求項1又は2又は3の外断熱壁構造。
  5. 十字ジョイント(5,10)の横目地(dx)間隔での露出外面(Os)にバックアップ材(3)を貼着し、ハニカムバッカー(2)及びバックアップ材(3)の前面にシーリング(4)を充填して横目地(dx)を形成した、請求項4の対談熱壁構造。
  6. 縦方向の底板(5D,6D,10D,11D)の両側端縁から傾斜側板(5S,6S,10S,11S)を、断面外形が、底板を底面として等角度(θ)で内方に傾斜し、上端開放した台形に起立して、上方嵌入用垂直片(5F,6F,10F,11F)及び下方嵌入用垂直片(5F´,6F´,10F´,11F´)を構成し、両側の傾斜側板(5S,6S,10S,11S)と底板(5D,6D,10D,11D)とで囲まれる内側を上下方向に連通する空気連通溝(GA)とし、且つ、両側傾斜側板(5S,6S,10S,11S)の中間からは、両側に水平当接片(5M,6M,10M,11M)を突設した、請求項1の発明に使用する十字ジョイント。
  7. 水平当接片(5M,10M)が、横目地(dx)形成用の上下幅(Y2)を有する底板(5D,10D)と、底板縁から起立した側板(5P,10P)との箱形態である、請求項6の十字ジョイント。
  8. 水平当接片(6M,11M)が、板体である、請求項6の十字ジョイント。
  9. 上下の嵌入用垂直片(5F,5F´,6F,6F´)は、傾斜側板(5S,6S)が、上下端に先端方向に挟まるテーパー部(5S´,6S´)を備え、テーパー部(5S´,6S´)の切欠き(5C,6C)で空気連通溝(GA)を形成した、請求項6の十字ジョイント。
  10. テーパー部(5S´,6S´)の外縁(t5,t6)は、先端に向う底板(5D,6D)方向への傾斜縁であり、上下端部での切欠き(5C,6C)によって補強用の上端片(5T,6T)及び下端片(5B,6B)を形成した、請求項9の十字ジョイント。
  11. 両側の傾斜側板(10S,11S)は、外面(of)及び内面(if)が、上端から下端まで平坦面であって、断面形態が、大寸(db)の基端(b10,b11)から小寸(df)の先端(e10,e11)へとテーパー形態であり、且つ、上下端縁(ts)は、底板(10D,11D)側から先端(e10,e11)へと中央方向に傾斜している、請求項6の十字ジョイント。
  12. 上方の嵌入用垂直片(5F,6F,10F,11F)の長さ(Y3)が、下方の嵌入用垂直片(5F´,6F´,10F´,11F´)の長さ(Y4)より大寸である、請求項6乃至11のいずれか1項の十字ジョイント。
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