JP2007144776A - インク供給チューブ支持機構及びインクジェット記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 本発明は、既存のインク供給チューブをそのまま用いることができ、かつ簡単な構造でインク供給チューブの高温時の垂直方向である垂れと水平方向であるR方向への動きを規制し、キャリッジへの負荷を減らし、安定した記録動作を実現できる。
【解決手段】 本発明のインク供給チューブ支持機構は、インクジェット記録ヘッドを搭載して印字時に往復移動するキャリッジ上に又は外部に設けられたサブタンクにインクタンクからのインクを供給する単数もしくは複数本のインク供給チューブを支持する。そして、本発明のインク供給チューブ支持機構は、インク供給チューブの垂直方向の動きを規制する受け部と、インク供給チューブの水平方向の動きを規制する押え部と、この押え部に連結し、キャリッジの往復移動に追従してサブタンクとインクタンクの距離を保持するように軸回動するアーム部とを具備している。
【選択図】 図1
【解決手段】 本発明のインク供給チューブ支持機構は、インクジェット記録ヘッドを搭載して印字時に往復移動するキャリッジ上に又は外部に設けられたサブタンクにインクタンクからのインクを供給する単数もしくは複数本のインク供給チューブを支持する。そして、本発明のインク供給チューブ支持機構は、インク供給チューブの垂直方向の動きを規制する受け部と、インク供給チューブの水平方向の動きを規制する押え部と、この押え部に連結し、キャリッジの往復移動に追従してサブタンクとインクタンクの距離を保持するように軸回動するアーム部とを具備している。
【選択図】 図1
Description
本発明はインク供給チューブ支持機構及びインクジェット記録装置に関し、詳細にはインク供給チューブを支持するインク供給チューブ支持機構に関する。
インクジェット記録装置が記録媒体に対しインクを吐出して情報を記録する際、インクジェット記録装置のインクジェット記録ヘッドを搭載したキャリッジに多くのインクを供給する場合、キャリッジとインクカートリッジが離れている場合がある。この場合、インクジェット記録装置のインク供給部の主な構成について図8を用いて説明する。同図に示すインクジェット記録装置において、記録媒体に対しインクジェット記録ヘッド(図示せず)を搭載したキャリッジ71が、ガイドロッド72に案内されて主走査方向に移動する際、カートリッジ73からキャリッジ71のインクジェット記録ヘッドに対しインクを供給する手段としてインク供給チューブ74が使用され、インクはカートリッジ73からインク供給チューブ74を通りキャリッジ71のインクジェット記録ヘッドに供給される。この従来例では、カートリッジ73からキャリッジ71に対しインク供給チューブ74は時計周りに這い回されているが、これに限られるものではない。
図8に示すように、インク供給チューブがカートリッジとキャリッジに搭載されたインクジェット記録ヘッドの間を配設する際、キャリッジの走査動作に影響しないようにしなければならない。また、キャリッジの走査動作によってインク供給チューブの反りや撓みを防止しなければならない。そこで、インク供給チューブの支持機構について従来よりいくつか提案されている。その一つとして、特許文献1には、複数のインク供給チューブに対しフィルム材料と張り合わせたチューブホルダを用いて一体化しているものが提案されている。また、特許文献2には、インク供給チューブを伸縮チューブもしくは支持用密着バネ、または同時形成したインク供給チューブが提案されている。更に、特許文献3には、複数のチューブを長手方向の一箇所または数箇所チューブ支持部材によって支持されているものが提案されている。
特開平06−198903号公報
実開平06−000746号公報
特開2003−326733号公報
しかしながら、特許文献1では、インク供給チューブの特性とチューブホルダの特性を加味し、透気性、透湿性を満たすインクを用いなければならず、更にはインク供給チューブの他にチューブホルダを用いるためキャリッジへの負荷が増加する。また、特許文献2ではインク供給チューブが一体成形されており、そのためにインク供給チューブの一体成形によりチューブが硬化するとキャリッジへの負荷が大きくなることが懸念される。また、逆に硬度が低すぎると、高温時のチューブの垂れに対応できない。更に、一体形成したインク供給チューブを用いる場合は一体形成に適した材料を用いなければいけないので、インク供給チューブの材料の選定範囲が限定されてしまう。また、特許文献3では、チューブのR方向への動きの規制はされているが、上下方向の動きに関しては規制されていない。よって機構を用いた場合でも高温時のチューブの垂れを規制することができない。
本発明はこれらの問題点を解決するためのものであり、既存のインク供給チューブをそのまま用いることができ、かつ簡単な構造でインク供給チューブの高温時の垂直方向である垂れと水平方向であるR方向への動きを規制し、キャリッジへの負荷を減らし、安定した記録動作を実現できるインク供給チューブ支持機構及びインクジェット記録装置を提供することを目的とする。
前記問題点を解決するために、本発明のインク供給チューブ支持機構は、インクジェット記録ヘッドを搭載して印字時に往復移動するキャリッジ上に又は外部に設けられたサブタンクにインクタンクからのインクを供給する単数もしくは複数本のインク供給チューブを支持する。そして、本発明のインク供給チューブ支持機構は、インク供給チューブの垂直方向の動きを規制する受け部と、インク供給チューブの水平方向の動きを規制する押え部と、この押え部に連結し、キャリッジの往復移動に追従してサブタンクとインクタンクの距離を保持するように軸回動するアーム部とを具備することに特徴がある。よって、既存のインク供給チューブをそのまま用いることができ、かつ簡単な構造で、インク供給チューブの変形、垂直方向及び水平方向への動きを規制しているので、結果としてキャリッジへの負荷が減り、安定した記録動作を実現できる。
また、押え部は、インク供給チューブを挟持する一対の押え部材を含んで構成されていることにより、簡単な構造で、インク供給チューブの水平方向の動きを規制することができる。
更に、アーム部が軸回動する軸は、キャリッジの往復移動範囲内で、アーム部が待機する待機位置と最大に回動する最大回動位置との間で往復回動可能となる位置に設置されていることにより、キャリッジの動きと連動してインク供給チューブの動きがスムーズになり、結果としてキャリッジへの負荷が減る。
また、別の発明としてのインクジェット記録装置は、上記のインク供給チューブ支持機構を有することに特徴がある。よって、高温保管によってチューブが変形し上下方向への負荷が増すことを防ぎ、その結果キャリッジへの負荷が減らし、安定した記録動作を実現できる。
本発明のインク供給チューブ支持機構によれば、既存のインク供給チューブをそのまま用いることができ、かつ簡単な構造で、インク供給チューブの変形、垂直方向及び水平方向への動きを規制しているので、結果としてキャリッジへの負荷が減り、安定した記録動作を実現できる。
図1は本発明の一実施の形態例に係るインク供給チューブ支持機構の構成を示す図である。同図の(a)は斜視図であり、同図の(b)は側面図である。同図において、図8と同じ参照符号は同じ構成要素を示す。図1に示すインクチューブ支持機構は、インク供給チューブ20の下方向の垂れを支持する受け部材11と、受け部材11と連結する一方の部材と、後述するアーム部材13と連結する他方の部材とで、インク供給チューブ20を挟持してR方向への変形や動きを規制する一対の押え部材12と、他方の押え部材12と連結され、図示していないキャリッジの走査動作に応じて生じるインク供給チューブ20の走査方向への移動に追従できるように、筐体(図示せず)側に設けられた軸ピン(図示せず)を軸孔14に差し込んで軸ピンを中心に軸回動自在に取り付けられているアーム部材13とを具備している。そして、同図の(b)に示すように、一対の押え部材12の間の離間距離Dは、一対の押え部材12の間にインク供給チューブ74が挟持されるために、インク供給チューブ74の外径Rに等しいか、あるいは小さく設定されている。また、アーム部材13を取り付ける軸ピンは、図2に示すように、キャリッジの主走査往復移動範囲における主走査移動に応じて、インク供給チューブ20が固定側であるカートリッジ側に引っ張られてアーム部材13が軸回動してキャリッジとカートリッジとの間の距離を維持してインク供給チューブ74への負荷を軽減する回動位置と待機位置の軸回動範囲で往復可能となる位置に設置されている。
次に、インク供給チューブ支持機構を用いた場合の高温時(温度;50℃、湿度;50%)の垂れ下がり量の経時特性を図3に示す。なお、図3の垂れ下がり量の経時特性は、図4及び図5に示すレイアウトでインク供給チューブの垂れ下がり量を測定したものである。なお、インク供給チューブ74には、図6に示すように、内層にEMAA−C、外層にEMAAを用いた2層チューブを用いている。図3の垂れ下がり量の経時特性からわかるように、インク供給チューブ74を固定するチューブ留め21,22を設けてインク供給チューブ支持機構を全く用いていない場合より、2個のインク供給チューブ支持機構10−1,10−2を用いているほうが、垂れ下がり量が小さくなっている。更には、インク供給チューブ支持機構の使用が1個の場合と2個の場合を比べると、インク供給チューブ支持機構を2個使用したほうが垂れ下がり量を小さくできることがわかる。
また、キャリッジをガイドロッドに案内される方向へ移動する動力として用いているモータに対する負荷を、キャリッジ速度を一定にするために必要なモータの出力値(PWM値)を比較し測定した結果を図7に示す。同図に示すように、PWM値を測定した結果よりインク供給チューブ支持機構を用いた場合は、用いない場合よりも1割程度負荷が小さくなっていることがわかる。
なお、本発明は上記実施の形態例に限定されるものではなく、特許請求の範囲内の記載であれば多種の変形や置換可能であることは言うまでもない。
10,10−1,10−2;インク供給チューブ支持機構、
11;受け部材、12;押え部材、13;アーム部材、14;軸孔、
71;キャリッジ、72;ガイドロッド、73;カートリッジ、
74;インク供給チューブ。
11;受け部材、12;押え部材、13;アーム部材、14;軸孔、
71;キャリッジ、72;ガイドロッド、73;カートリッジ、
74;インク供給チューブ。
Claims (4)
- インクジェット記録ヘッドを搭載して印字時に往復移動するキャリッジ上に又は外部に設けられたサブタンクにインクタンクからのインクを供給する単数もしくは複数本のインク供給チューブを支持するインク供給支持機構において、
前記インク供給チューブの垂直方向の動きを規制する受け部と、
前記インク供給チューブの水平方向の動きを規制する押え部と、
該押え部に連結し、前記キャリッジの往復移動に追従してサブタンクとインクタンクの距離を保持するように軸回動するアーム部と
を具備することを特徴とするインク供給チューブ支持機構。 - 前記押え部は、前記インク供給チューブを挟持する一対の押え部材を含んで構成されている請求項1記載のインク供給チューブ支持機構。
- 前記アーム部が軸回動する軸は、前記キャリッジの往復移動範囲内で、前記アーム部が待機する待機位置と最大に回動する最大回動位置との間で往復回動可能となる位置に設置されている請求項1記載のインク供給チューブ支持機構。
- 請求項1〜3のいずれかに記載のインク供給チューブ支持機構を有することを特徴とするインクジェット記録装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2005342105A JP2007144776A (ja) | 2005-11-28 | 2005-11-28 | インク供給チューブ支持機構及びインクジェット記録装置 |
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JP2005342105A JP2007144776A (ja) | 2005-11-28 | 2005-11-28 | インク供給チューブ支持機構及びインクジェット記録装置 |
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Family Applications (1)
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2005
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