JP2007143890A - 体液吸収性物品 - Google Patents

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【課題】大きさの異なる複数種の体液吸収パッドを、ずれが生じないように積層することができる。
【解決手段】体液透過性の表面シート1と体液不透過性の裏面シート2とこれら両シート1,2の腹側部F間から背側部B間にかけて介在された体液吸収体3とを有する。そして、幅方向に沿って、かつ表面シート1の腹側部F上から背側部B上に積層される体液吸収パッド12側に起立する起立襞9が、表面シート1の腹側部F及び背側部Bの一方に1つ以上、他方に2つ以上、設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、体液透過性の表面シートと、体液不透過性の裏面シートと、これら両シートの腹側部間から背側部間にかけて介在された体液吸収体と、を有する、紙おむつや生理用ナプキン等の体液吸収性物品に関するものである。より詳しくは、使用時などにおいて、表面シートの腹側部上から背側部上に、尿取りパッドや吸収パッド等の体液吸収パッドが積層される体液吸収性物品に関するものである。
近年、この種の体液吸収性物品、特に、大人用の紙おむつ等は、表面シート上に体液吸収パッドを積層する(あてがう)使用形態が増えている。これは、体液吸収パッドのみを交換し、体液吸収性物品自体は数回使用することで、出費を抑えるためである。
そして、この使用形態においては、体液吸収パッドがずれると、体液吸収性物品が汚れてしまい、繰り返しの使用ができなくなってしまうことから、体液吸収パッドの表面シート側の面及び表面シートの体液吸収パッド側の面に、一対の係合部を設け、これら係合部を係合させることによって、体液吸収パッドのずれを防止することが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、現在では、例えば、夜間は大量の体液を吸収・保持することができるよう大きく、昼間は行動がし易くなるよう小さく、などというように、大きさの異なる複数種の体液吸収パッドを、同一の体液吸収性物品に積層する使用形態が増えており、かかる一対の係合部を設けた体液吸収性物品では、対応できなくなっている。
特開2004−261332号公報
本発明が解決しようとする主たる課題は、大きさの異なる複数種の体液吸収パッドを、ずれが生じないように積層することができる体液吸収性物品を提供することにある。
この課題を解決した本発明は、次のとおりである。
〔請求項1記載の発明〕
体液透過性の表面シートと、体液不透過性の裏面シートと、これら両シートの腹側部間から背側部間にかけて介在された体液吸収体と、を有し、前記表面シートの腹側部上から背側部上に体液吸収パッドが積層される、体液吸収性物品であって、
幅方向に沿って前記体液吸収パッド側に起立する起立襞が、前記表面シートの腹側部及び背側部の一方に1つ以上、他方に2つ以上、設けられている、ことを特徴とする体液吸収性物品。
〔請求項2記載の発明〕
前記起立襞は、前記表面シートの折り返しによって形成されている、請求項1記載の体液吸収性物品。
〔請求項3記載の発明〕
前記起立襞は、股間部側に起立し、かつこの起立襞の先端部を構成する表面シートの内側に弾性伸縮部材が伸張状態で固定されている、請求項2記載の体液吸収性物品。
〔請求項4記載の発明〕
前記表面シートの腹側部及び背側部の少なくともいずれか一方において、2つ以上設けられた前記起立襞は、股間部側に起立し、かつ前後端部側の起立襞ほど起立高さが高くなっている、請求項2又は請求項3記載の体液吸収性物品。
〔請求項5記載の発明〕
前記起立襞は、股間部側に起立し、かつ少なくとも前後端部側の表面が摩擦増加シートで構成されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の体液吸収性物品。
〔請求項6記載の発明〕
前記起立襞に、体液吸収パッドの積層位置を示す目印が付けられている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の体液吸収性物品。
本発明によると、大きさの異なる複数種の体液吸収パッドを、ずれが生じないように積層することができる体液吸収性物品となる。
次に、本発明の実施の形態を説明する。
なお、本発明の体液吸収性物品は、その適用形態が限定されず、例えば、紙おむつや生理用ナプキン等として適用することができるが、以下では、その1例として、本体液吸収性物品が紙おむつである場合を例に説明する。
〔紙おむつ10〕
図1及び図2に示すように、本実施の形態の紙おむつ10は、体液透過性の表面シート1と、体液不透過性の裏面シート2と、これら両シート1,2の腹側部F間から背側部B間にかけて介在された体液吸収体3と、から主になる。
表面シート1は、前後方向に長い平面長方形状になっており、前後端部及び両側端部が裏面シート2に接合されている。この接合の方法は、特に限定されない。例えば、ホットメルト接着、超音波シール、ヒートシール(熱融着)、ヒートプレス(熱圧着)又はこれらの組み合わせなどによることができる。
一方、裏面シート2は、紙おむつ10の平面外形とほぼ同じ形状になっており、前後端部及び両側端部が、体液吸収体3の前後端縁又は両側端縁よりも前後方又は側方へ延出している。裏面シート2の側方への延出は、特に前後端部において長くなっている。この長く延出した部位には、フラップ7,7…を介してファスニングテープ等の止着材8,8…が取り付けられている。
体液吸収体3は、図示例では、1つのコアからなるが、これに限定する趣旨ではない。例えば、図3に示すように、上下に積層された幅狭の上側吸収コア15及び幅広の下側吸収コア16全体が、クレープ紙やティシュペーパー等からなる被包シート17によって被包された形態の体液吸収体3などを、例示することができる。この形態では、被包シート17による被包によって、上側吸収コア15及び下側吸収コア16の形状、積層状態などが保持される。
紙おむつ10は、使用するに際して、表面シート1の腹側部F上から背側部B上に体液吸収パッド12が積層される。この体液吸収パッド12の素材、構成、形状等は、特に限定されない。例えば、表面シート1と同様の素材からなる表面側シート、体液吸収体3と同様の素材からなる体液吸収材、裏面シート2と同様の素材からなる裏面側シート、がこの順に積層された、紙おむつ10の前後方向に沿って長い平面長方形状の体液吸収パッドなどを、積層することができる。
そして、本紙おむつ10は、この体液吸収パッド12のずれを防止するために、図1及び図4に示すように、幅方向に沿って、かつ、図5に示すように、体液吸収パッド12側に起立する起立襞9,9…が設けられている。本形態によると、図5に示すように、体液吸収パッド12の前後端縁を起立襞9,9…に引っかけることができるため、体液吸収パッド12を、ずれが生じないように積層することができる。このずれ防止効果は、特に前後方向に関しては、完全なものとなる。
さらに、本形態においては、この起立襞9,9…が、表面シート1の腹側部F及び背側部Bの一方に1つ以上、他方に2つ以上、設けられている。起立襞9が一方に1つ以上、他方に2つ以上設けられていると、体液吸収パッド12の前端縁を引っかける起立襞9と後端縁を引っかける起立襞9との離間距離を適宜変更することができるようになるため、大きさの異なる複数種の体液吸収パッド12を、ずれが生じないように積層することができるようになる。
起立襞9が腹側部F及び背側部Bにそれぞれいくつ設けられているかは、一方に1つ以上、他方に2つ以上である限り、特に限定されない。例えば、腹側部Fに1つ背側部Bに2つ、腹側部Fに1つ背側部Bに3つ以上の複数、腹側部Fに2つ背側部Bに1つ、腹側部Fに2つ背側部Bに2つ、腹側部Fに2つ背側部Bに3つ以上の複数、腹側部Fに3つ以上の複数背側部Bに1つ、腹側部Fに3つ以上の複数背側部Bに2つ、腹側部Fに3つ以上の複数背側部Bに3つ以上の複数などとすることができる。図1に示す例では、表面シート1の腹側部Fに4つ、表面シート1の背側部Bに4つ、設けられている。
ただし、起立襞9,9…は、図5に示すように、表面シート1の折り返しによって、すなわち、表面シート1が体液吸収パッド12側に折り曲げられて(この折り曲げた部位が起立襞9の基端部を構成する。)起立し、途中で折り返されて(この折り返した部位が起立襞9の先端部を構成する。)、起立襞9の先端部から基端部までが表面シート1を二重に重ね合わせた状態となるように、形成されているのが好ましい。本形態のように、起立襞9が表面シート1の折り返しによって形成されていると、製造コストが削減されるほか、紙おむつ10の表面に不必要な凹凸が形成されなくなるため、肌触り性が向上する。
また、起立襞9は、図5中に拡大して示すように、股間部(中央部)C側(図1参照)に起立し、かつこの起立襞9の先端部を構成する表面シート1の内側にゴム等の弾性伸縮部材11が伸張状態で固定されているのが好ましい。起立襞9が股間部C側に起立していると、体液吸収パッド12の前後端部が起立襞9に上から押さえ込まれた状態で引っかかることになるため、体液吸収パッド12の表面シート1からの浮き上がりが防止される。
また、起立襞9の先端部を構成する表面シート1の内側に弾性伸縮部材11が伸張状態で固定されていると、使用状態、つまり幅方向中央部が凹んだお椀型の状態においては、起立襞9が他からの負荷を受けない限り起立した状態となるため、起立方向が股間部C側であることと相まって、体液吸収パッド12の前後端縁が引っかかる起立襞9よりも上下方の起立襞9が、体液の上下方向の移動を阻止する。これにより、体液の前後漏れが防止される。
弾性伸縮部材11は、起立襞9の全長にわたって設けられている必要はない。弾性伸縮部材11の長さL(図4参照)は、例えば、起立襞9の幅方向長さの10〜90%、好ましくは30〜70%、より好ましくは40〜60%とすることができる。
また、弾性伸縮部材11は、必ずしも幅方向に連続している必要はない。例えば、幅方向に断続的に2本(箇所)、3本、4本又はそれ以上の複数本設けることもできる。ただし、複数本設ける場合においては、そのうちの1本が幅方向中心線を通る(幅方向中心線と交差する)ように設けるのが好ましい。
以上の体液の前後漏れ防止の効果をより期待する場合は、表面シート1の腹側部F及び背側部Bの少なくともいずれか一方において、2つ以上設けられた起立襞9が、図5に示すように、前後端部側の起立襞9ほど起立高さNが高くなっているのが好ましい。また、このように起立襞9の起立高さNが変化すると、起立襞9に体液吸収パッド12を引っかける際に、体液吸収パッド12が引っかけようとする起立襞9よりも股間部C側の起立襞9に誤って引っかかってしまうことがなくなるため、体液吸収パッド12の積層が容易になるとの効果もある。
起立襞9の起立高さNは、例えば、10〜50mmの範囲で、好ましくは15〜45mmの範囲で、より好ましくは20〜30の範囲で、変化させることができる。また、相互に隣接する起立襞9,9の離間距離Mは、例えば、10〜50mm、好ましくは15〜45mm、より好ましくは20〜40mmとすることができる。
さらに、起立襞9は、股間部C側に起立し、かつ、図5中に拡大して示すように、少なくとも前後端部側の表面1aが、好ましくは両表面が、体液吸収パッド12の裏面に対する摩擦が表面シート1よりも大きい(増加する)摩擦増加シートで構成されているのが好ましい。紙おむつ10に体液吸収パッド12を積層すると、体液吸収パッド12が引っかかる起立襞9よりも股間部C側の起立襞9は、体液吸収パッド12に押さえつけられて、体液吸収パッド12の裏面に表面シート1の前後端部側の表面1aが接した状態になるため、本形態によると、紙おむつ10に対する体液吸収パッド12の摩擦が増加し、体液吸収パッド12のずれが防止される。
加えて、起立襞9には、図4に示すように、体液吸収パッド12の積層位置を示す目印が付けられているのが好ましい。この目印の種類や記載位置などは、特に限定されない。図示例では、表面シート1の前後端部側表面1aに、中央位置を示す逆三角印と、襞9の股間部C側からの順番を示す番号((1)から(4))が示されている。
(その他)
〔1〕以上の起立襞9は、幅方向に沿って、かつ、体液吸収パッド12側に起立しているが、この他に、例えば、図1及び図2に示すように、前後方向に沿って、かつ、体液吸収パッド12側に起立する側部起立襞4,4を設けることもできる。この側部起立襞4,4によって、体液吸収パッド12の両側端縁が引っかけられ、体液吸収パッド12のずれ、主に幅方向へのずれが防止される。
この側部起立襞4,4が、どのように設けられているかは、特に限定されない。本形態では、図2に示すように、側部起立襞4,4の基端部が表面シート1の両側端部に接合され、先端部が自由端部として幅方向中央部側に起立した形態になっている。ただ、この側部起立襞4,4は、図6に示すように、その前後端部は、先端部も表面シート1に接合されており、自由端部が存在しない形態になっている。
側部起立襞4の起立高さは、10〜50mm、好ましくは15〜45mm、より好ましくは20〜40mmとすることができる。
〔2〕側部起立襞4,4の更に両側方には、図1及び図2に示すように、前後方向に沿う立体カフス6,6を設けることができる。この立体カフス6,6によって、体液の横漏れが防止される。
この立体カフス6,6が、どのように設けられているかは、特に限定されない。本形態では、図2に示すように、立体カフス6,6の基端部が裏面シート2の両側端部に接合され、先端部が自由端部として幅方向中央部側に起立した形態になっている。ただ、この立体カフス6,6は、図6に示すように、その前後端部は、先端部も後述する前後立体カフス5に接合されており、自由端部が存在しない形態になっている。
また、本形態では、図2及び図6から明らかなように、この立体カフス6,6及び先の側部起立襞4,4が、同じ1枚のシートの折り返しによって形成されている。これにより、資材(素材)コスト及び組立て製造コストの削減が図られる。
立体カフス6の起立高さは、15〜75mm、好ましくは20〜65mm、より好ましくは30〜60mmとすることができる。
〔3〕立体カフス6,6は、前後方向に沿うが、更に紙おむつ10の前後端部(腹周り部及び腰周り部)に、幅方向に沿う前後立体カフス5,5を設けることもできる。この前後立体カフス5,5によって、体液の前後漏れが防止される。
この前後立体カフス5,5が、どのように設けられているかは、特に限定されない。本形態では、前後立体カフス5,5の基端部が表面シート1及び裏面シート2の前後端部に接合され、先端部が自由端部として前後方向中央部(股間部C)側に起立した形態になっている。ただ、この前後立体カフス5,5は、図6に示すように、その両側端部が、側部起立襞4,4及び立体カフス6,6の間に介在されて接合されており、自由端部が存在しない形態になっている。
前後立体カフス5の起立高さは、15〜75mm、好ましくは20〜65mm、より好ましくは30〜60mmとすることができる。
〔各部材の素材等〕
(表面シート1、起立襞4,9)
表面シート1及び起立襞4,9は、尿や血液等の体液を透過する性質を有する。したがって、表面シート1及び起立襞4,9の素材は、この体液透過性を発現するものであれば足り、例えば、有孔又は無孔の不織布や、多孔性プラスチックシートなどを例示することができる。また、このうち不織布は、その原料繊維が何であるかを、特に限定されない。例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維などや、これらから二種以上が使用された混合繊維などを例示することができる。さらに、不織布は、どのような加工によって製造されたものであってもよい。加工方法としては、公知の方法、例えば、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法等を例示することができる。例えば、柔軟性、ドレープ性を求めるのであれば、スパンレース法が、嵩高性、ソフト性を求めるのであれば、サーマルボンド法が、好ましい加工方法となる。
また、表面シート1及び起立襞4,9は、1枚のシートからなるものであっても、2枚以上のシートが積層されてなる積層シートからなるものであってもよい。同様に、表面シート1及び起立襞4,9は、平面方向に関して、1枚のシートからなるものであっても、2枚以上のシートからなるものであってもよい。
(裏面シート2、立体カフス5,6)
裏面シート2及び立体カフス5,6は、体液を透過しない性質を有する。したがって、裏面シート2及び立体カフス5,6の素材は、この体液不透過性を発現するものであれば足り、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂や、ポリエチレンシート等に不織布を積層したラミネート不織布、防水フィルムを介在させて実質的に不透液性を確保した不織布(この場合は、防水フィルムと不織布とで体液不透過性の裏面シート2又は立体カフス5,6が構成される。)などを例示することができる。もちろん、このほかにも、近年、ムレ防止の観点から好まれて使用されている不透液性かつ透湿性を有する素材も例示することができる。この不透液性かつ透湿性を有する素材のシートとしては、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填剤を混練して、シートを成形した後、一軸又は二軸方向に延伸して得られた微多孔性シートを例示することができる。
(体液吸収体3)
体液吸収体3は、体液を吸収し保持する性質を有する。したがって、体液吸収体3の素材は、この体液吸収・保持性を発現するものであれば足りる。例えば、綿状パルプや合成パルプなどのパルプ単体からなるものや、フラッフ状パルプ中に、粒状粉などとされた吸収性ポリマーが混入されたものなどの、公知の素材を例示することができる。また、このうちのパルプの原料繊維は、特に限定されず、例えば、機械パルプ、化学パルプ、溶解パルプ等の木材から得られるセルロース繊維や、レーヨン、アセテート等の人工セルロース繊維などを例示することができる。ただし、セルロース繊維の原材料となる木材は、広葉樹より針葉樹の方が、繊維長が長いため、機能及び価格の面で好ましい。
さらに、体液吸収体3は、セルロースアセテート等のトウからなる繊維集合体で形成することや、このトウからなる繊維集合体内に吸収性ポリマーを移動させて得た吸収材で形成することもできる。
(被包シート17)
被包シート17は、体液を透過する性質を有する。したがって、表面シート1として例示したのと同様の素材を例示することができる。
(弾性伸縮部材11)
弾性伸縮部材11は、伸縮性を有するものであればよく、その種類は特に限定されない。例えば、伸縮ホットメルト、伸縮フィルム、糸ゴム、平ゴム等を例示することができる。また、素材としては、例えば、スチレン系、オレフィン系、ウレタン系、エステル系のゴムや、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリスチレン、スチレンブタジエン、シリコン、ポリエステル等の発泡体などを例示することができる。
本発明は、使用時などにおいて、表面シートの腹側部上から背側部上に、尿取りパッドや吸収パッド等の体液吸収パッドが積層される紙おむつや生理用ナプキン等の体液吸収性物品として、適用可能である。
紙おむつの平面図である。 図1のI−I線断面図である。 吸収体の例である。 起立襞の平面説明図である。 起立襞の縦断面説明図である。 図1のII−II線断面図である。
符号の説明
1…表面シート、2…裏面シート、3…体液吸収体、4…側部起立襞、5…前後立体カフス、6…立体カフス、7…フラップ、8…止着材、9…起立襞、10…紙おむつ、11…弾性伸縮部材、12…体液吸収パッド、B…背側部、C…股間部、F…腹側部、

Claims (6)

  1. 体液透過性の表面シートと、体液不透過性の裏面シートと、これら両シートの腹側部間から背側部間にかけて介在された体液吸収体と、を有し、前記表面シートの腹側部上から背側部上に体液吸収パッドが積層される、体液吸収性物品であって、
    幅方向に沿って前記体液吸収パッド側に起立する起立襞が、前記表面シートの腹側部及び背側部の一方に1つ以上、他方に2つ以上、設けられている、ことを特徴とする体液吸収性物品。
  2. 前記起立襞は、前記表面シートの折り返しによって形成されている、請求項1記載の体液吸収性物品。
  3. 前記起立襞は、股間部側に起立し、かつこの起立襞の先端部を構成する表面シートの内側に弾性伸縮部材が伸張状態で固定されている、請求項2記載の体液吸収性物品。
  4. 前記表面シートの腹側部及び背側部の少なくともいずれか一方において、2つ以上設けられた前記起立襞は、股間部側に起立し、かつ前後端部側の起立襞ほど起立高さが高くなっている、請求項2又は請求項3記載の体液吸収性物品。
  5. 前記起立襞は、股間部側に起立し、かつ少なくとも前後端部側の表面が摩擦増加シートで構成されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の体液吸収性物品。
  6. 前記起立襞に、体液吸収パッドの積層位置を示す目印が付けられている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の体液吸収性物品。
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