JP2007142650A - 光通信システム、局装置及び端末装置 - Google Patents

光通信システム、局装置及び端末装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007142650A
JP2007142650A JP2005331770A JP2005331770A JP2007142650A JP 2007142650 A JP2007142650 A JP 2007142650A JP 2005331770 A JP2005331770 A JP 2005331770A JP 2005331770 A JP2005331770 A JP 2005331770A JP 2007142650 A JP2007142650 A JP 2007142650A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
unit
signals
transmission
frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005331770A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4800012B2 (ja
Inventor
Aritomo Kamimura
有朋 上村
Seiji Ozaki
成治 小崎
Kenichi Nagura
健一 名倉
Kiyoshi Shimokasa
清 下笠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2005331770A priority Critical patent/JP4800012B2/ja
Publication of JP2007142650A publication Critical patent/JP2007142650A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4800012B2 publication Critical patent/JP4800012B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】簡単なシステム構成で伝送帯域を拡大することができる光通信システムを提供する。
【解決手段】ONU装置が、OLT装置により複数の信号が多重化された信号を各信号毎に分離する信号分離部6と、信号分離部6により分離された信号に基づいて受信すべき信号が受信されたか否かを検出し、この検出結果に応じて信号分離部6により分離された複数の信号の各出力先を切り替え制御するPON制御部7とを備える。
【選択図】図1

Description

この発明は、例えばPON(Passive Optical Network)方式による光通信システム、局装置及び端末装置に関するものである。
IEEE802.3ahをベースとしたギガビット伝送可能なPON方式であるGEPON(Gigabit Ethernet Passive Optical Network)による光通信システムとしては、例えば非特許文献1に開示されるものがある。この光通信システムでは、局装置(OLT;Optical Line Terminal)からの下り方向の信号帯域を高速化するために、2系統の主信号を10ビット(1バイト)毎に時分割多重して伝送区間の速度を倍速化し、2系統の主信号の一方にデータ信号、もう一方にPON信号をのせて端末装置(ONU;Optical Network Unit)に送信する。
この他、非特許文献2に開示される光通信システムでは、下り方向の信号帯域を高速化するために、一般的に普及している2.5GbpsのSDHフレーム(ITU−T標準に定められた通信用フレームの規格)を下り信号に適用し、当該SDHフレームのペイロード部分(主信号を載せる部分)をまとめて使用して下り信号パケットを詰め込む方式を採用している。
小原一歩、大谷朋広、田中英明、「TDM多重によりギガビット級放送信号を収容可能なPONシステムに関する検討」、2004年 電子情報通信学会通信ソサイエティ大会 講演論文集、B−8−18、p.224、2004年9月 横本徹哉、島田裕一、山下治雄、「ギガビットPON構成法の一検討」、2005年 電子情報通信学会総合大会 講演論文集、B−8−12、p.267、2005年3月
非特許文献1のような従来の光通信システムでは、実システムとして具現化する場合、時分割分離装置における信号選択制御が必要であり、ONU装置からの受信正常性を検出した信号を用いなければ、正常に時分割分離が行なえていることを保証できないという課題がある。
つまり、非特許文献1では、ONU装置側の時分割分離装置(TDM分離装置)がPON主信号を受信するONU装置から分離して設けられている。このため、時分割分離装置が分離した主信号の出力ポートの制御は、当該ONU装置からの制御信号が使用されず、ONU装置の外部で自律的に分離制御が行なわれる。このような制御を行なうためには、PON主信号の正常受信以外にポート振り分けの正常性を確認する手段が必要となり、例えば多重する信号を1000BASE_SXに固定してその信号を識別するなどの手段が必要となる。
また、非特許文献2の光通信システムでは、下り信号の帯域を確保することはできる。しかしながら、パケット信号を分離抽出するには、2.5Gbpsの信号速度でパケットを読み取り、ヘッダ情報を基に高速で振り分ける必要がある。このため、処理が難しいPON制御部及びパケット振り分け部の全体を高速動作させなければならず、実システムとして実現が困難である。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、簡単なシステム構成で伝送帯域を拡大することができる光通信システム、局装置及び端末装置を得ることを目的とする。
この発明に係る光通信システムは、局装置から光伝送路を分岐して複数の端末装置が接続する光通信システムにおいて、局装置が、端末装置に送信する複数の信号間の出力同期をとる同期処理部と、同期処理部により同期処理された信号を多重する信号多重部とを備え、端末装置が、局装置からの多重信号を複数の信号に分離する信号分離部と、信号分離部により分離された信号に基づいて受信すべき信号が受信されたか否かを検出し、この検出結果に基づいて信号分離部により分離された複数の信号の各出力先を切り替え制御する端末側制御部とを備えるものである。
この発明によれば、局装置が、端末装置に送信する複数の信号間の出力同期をとる同期処理部と、同期処理部により同期処理された信号を多重する信号多重部とを備え、端末装置が、局装置からの多重信号を複数の信号に分離する信号分離部と、信号分離部により分離された信号に基づいて受信すべき信号が受信されたか否かを検出し、この検出結果に基づいて信号分離部により分離された複数の信号の各出力先を切り替え制御する端末側制御部とを備えるので、簡単なシステム構成で伝送帯域を拡大することができるという効果がある。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による光通信システムの構成を示す図であり、一つのOLT装置(局装置)から分岐接続された複数の加入者側装置であるONU装置(端末装置)を含んでなるPONシステムを示している。本システムにおいて、OLT装置では、例えばPON信号とこれ以外の映像信号とのように異なる信号フォーマットのサービス信号が多重化される。
図1に示すOLT装置は、PON制御部1、信号多重部2、E/O部3及び同期処理部8を含んで構成される。このOLT装置は、図に示すように、データ信号や映像信号等の複数種類の主信号を収容し、ONU装置への下り信号を生成する。PON制御部1は、複数の主信号のうちの一つを収容し、その主信号を伝送すべき対向する各ONU装置に対してOLT装置とONU装置の間の伝送遅延時間を考慮した信号送出タイミングと占有時間を割り当てる。
同期処理部8は、複数の主信号を多重化する際に信号速度差や位相差を吸収する処理を行う。信号速度差や位相差を吸収するには、例えばアイドル信号を挿入したり、フレームを組んで非同期信号をフレーム収容することにより速度合わせを行うことが考えられる。なお、図1では、OLT装置においてPON制御部1と同期処理部8を配置する例を示したが、同期処理部8の代わりに他のPON制御部を配置した構成であってもよい。
信号多重部2は、複数の主信号を多重化して高速の信号に変換する。E/O部3は、信号多重部2により多重された電気信号を光信号に変換する。また、OLT装置には、光カプラ4等のパッシブ光部品を介して複数のONU装置が分岐接続される。
ONU装置は、O/E部5、信号分離部6、PON制御部7及び信号再生部9を含んで構成される。O/E部5は、OLT装置から受信した下り光信号を電気信号に変換する。信号分離部6は、O/E部5により電気変換された信号を各種類の信号に分離し、PON制御部7からの切り替え制御信号に従って分離した信号の出力ポートを切り替える。
PON制御部(端末側制御部)7は、信号分離部6の後段に接続され、信号分離部6により分離された一つの信号を受信してデータ信号として出力する。また、PON制御部7は、信号分離部6から受信した信号を処理して受信すべき正常なPON信号を受信できているか否かを識別し、識別結果を制御信号として信号分離部6に出力してその出力ポート切り替え制御に使用する。
信号再生部9は、信号分離部6により分離された映像信号を再生して出力する。なお、図1では、ONU装置においてPON制御部7と信号再生部9を配置した例を示したが、信号再生部9の代わりに他のPON制御部を配置する構成であってもよい。
次に動作について説明する。
OLT装置に収容されたデータ信号や映像信号等の信号フォーマットの異なる複数の主信号は、それぞれPON制御部1及び同期処理部8に入力される。PON制御部1では、データ信号及び対向するONU装置への信号送出タイミングと占有時間を含む伝送帯域の割当情報を含むパケットを生成して信号多重部2に出力する。
同期処理部8では、上述したような方法で、PON制御部1から信号多重部2に出力されるデータ信号に対する、入力した映像信号の速度差や位相差を吸収する処理を行い、両信号のタイミングを合わせる。PON制御部1及び同期処理部8からの出力信号は信号多重部2にて多重され、E/O部3により電気信号から光信号に変換されて伝送路に出力される。伝送路及び伝送路中に配置された光カプラ4を介してONU装置に光信号が伝送される。
ONU装置では、伝送路から受信した光信号をO/E部5により電気信号に変換する。電気信号に変換された受信信号は、信号分離部6によりデータ信号と映像信号に分離される。つまり、信号分離部6により2系統の主信号(データ信号、映像信号)に分岐される。分岐されたうち一方の主信号(データ信号)は、PON制御部7に接続され、他方は信号再生部9に接続される。ここで、信号分離部6自体は、2系統の主信号(データ信号、映像信号)を、PON制御部7及び信号再生部9へのいずれのポートに出力すべきか判断できない。
そこで、本実施の形態1では、PON制御部7が、後述するように、自己にデータ信号を送るべき対向するOLT装置のPON制御部1からの信号を正常に受信したか否かを検出する機能を有し、PON制御部1からの信号を正常に受信している場合、自己に入力されるように信号分離部6の出力データを切り替え制御する。
例えば、PON制御部1からの信号を正常に受信していると検出されたにもかかわらず、仮にOLT装置の同期処理部8からの信号(映像信号)が信号分離部6から入力されてきた場合、切り替え制御信号を信号分離部6に出力することにより信号を切り替え、正常なPON制御部1からの信号を選択する。
信号分離部6から、PON制御部1からのデータ信号をPON制御部7が受信し、同期処理部8からの映像信号を信号再生部9が受信すると、PON制御部7からPON制御に関するデータが後続の構成に出力され、信号再生部9から再生された映像信号が後続の構成に出力される。
上述のように、ONU装置のPON制御部7は、OLT装置のPON制御部1からの信号を正常受信しているか否かを検出する機能を有するため、OLT装置の同期処理部8(同期処理部8をOLT装置のPON制御部1以外のPON制御部で置き換えた場合は当該PON制御部)とONU装置の信号再生部9(信号再生部9をONU装置のPON制御部7以外のPON制御部で置き換えた場合は当該PON制御部)との間には信号フォーマットにとらわれず任意の信号を通すことが可能である。
つまり、OLT装置で多重される両信号が、必ずしもPON信号でなくてもよく、PON制御を行わない信号であってもよい。例えば、下り専用の映像多重信号をPON信号と多重させて下り伝送路に割り当てる場合が考えられる。この場合、下り映像多重信号は、1:n放送型(nは2以上の整数)で伝送してもよく、固定のタイムスロットを各ONU装置に個別チャネルとして割り当てて伝送してもよい。なお、図1ではPON制御部によりPON信号を扱う場合を示したが、例えばPON信号ではなくGbE(Gigabit Ethernet)でもかまわない。
図2は、実施の形態1による信号多重部及び信号分離部の他の構成を示す図であり、(a)はOLT装置の信号多重部及びその周辺構成を示し、(b)はONU装置の信号分離部及びその周辺構成を示している。図2(a)に示す信号多重部2は、1:2セレクタ(時分割多重部)11に加え、複数の信号の周波数差又は位相差を吸収して多重化ができるようにするための同期処理部8の代わりに同期処理を行うバッファ10a,10bを含んで構成される。また、図2(b)に示す信号分離部6は、CDR部(同期抽出部)13において受信された信号からクロック成分を抽出し、後段の分離部(時分割分離部)14で周期的に時分割分離する。なお、図2において、図1と同一又はこれに相当する構成要素には、同一符号を付して重複する説明を省略する。
図2(a)に示す信号多重部2において、読み出しクロック12は、伝送路に同期した一定周期の読み出しクロック信号(同期信号)を1:2セレクタ11及びバッファ10a,10bに供給している。バッファ10a,10bは、クロック(Clock)信号を入力し、PON制御部1及びこれ以外の信号源からの信号のうち、バーストクロックで発生した信号を書き込む。1:2セレクタ11は、読み出しクロック信号に同期してバッファ10a,10bに書き込まれたバースト信号を読み出すことにより、PON制御部1及びこれ以外の信号源からの信号の入力を伝送路に同期させる。この後、1:2セレクタ11は、PON制御部1及びこれ以外の信号源からバッファ10a,10bに書き込まれた信号を交互に読み出して倍速度で出力する。
これにより、信号多重部2に入力されたデータ信号や映像信号などの主信号が時間的に多重化される。例えば、読み出しクロックに同期しながら、1:2セレクタ11が、バッファ10a,10bに書き込まれた主信号を1ビット毎に交互に読み出して多重度に応じた倍速度で出力することにより、各信号源からの主信号をビット単位で多重化することができる。信号多重部2により多重化された信号は、E/O部3により光信号に変換されて伝送路に出力される。
なお、図2(a)に示す信号多重部2では、外部から入力した信号周波数が同期していると仮定して、同期処理部としてバッファ10a,10bを設ける構成を示した。これに対し、入力信号の周波数自体が異なる場合は、例えばアイドルパターンを挿入することや非同期収容を実現するためのフレーミングを行う構成部を1:2セレクタ11の他に設ける構成にしてもよい。
また、図2(a)において、セレクタとして1:2セレクタ9を設けた例を示したが、実構成においては、例えば2系統の10ビット信号を1本にまとめる20:1セレクタなどを使用することがあり得る。この場合において、20:1セレクタの入力部において、信号の入力配線を適切にまとめることで1バイト毎の多重化を行うことができる。例えば、20:1セレクタへの主信号の入力配線をまとめて、バッファに書き込まれた主信号を8ビット毎に交互に読み出しながら倍速度で出力することにより、各信号源からの主信号をバイト単位で多重化することができる。
図2(b)に示す信号分離部6では、CDR部13により受信された主信号からクロック成分(同期信号)を抽出し、分離部14に出力する。分離部14では、CDR部13により抽出されたクロックに同期して受信信号を読み込んで時分割分離する。分離された主信号の出力ポート制御は、後段のPON制御部7内部に含まれる正常受信検出部12において検出された信号に基づいて切り替え制御される。
正常受信検出方法としては、例えばPON制御部1から規定の制御信号が届いているか否か、受信しデータ中に制御パケットが含まれているか否か、受信フレームに含まれるチャネルIDが期待値に合致するか否か、信号フォーマットがPON信号か他の映像多重信号等であるか、などを検査することで正常受信を検出する。なお、この他、所望の接続相手からの信号であることを検出可能な既存の技術を採用してもよい。
また、切り替え制御の方法としては、例えば分離部14が1:2で時分割分離する場合、正常受信検出部12が、CDR部13から分離部14に入力されるクロックを1クロック周期分だけ削除する。このようにすれば特別な構成を設けることなく、1:2分離であれば、分離部14の出力ポートを入れ替えることができる。なお、1:n分離においても、同様にクロック制御することにより分離部14の出力ポートの入れ替えが可能である。
以上のように、この実施の形態1によれば、ONU装置が、OLT装置により複数の信号が多重化された信号を各信号毎に分離する信号分離部6と、信号分離部6により分離された信号に基づいて受信すべき信号が受信されたか否かを検出し、この検出結果に応じて信号分離部6により分離された複数の信号の各出力先を切り替え制御するPON制御部7とを備えたので、PON制御部7による受信信号の正常受信の検出結果を信号分離部6による分離信号の出力先切り替えの制御に用いることから正常な出力先を決定することが可能であり、信号の多重分離に複雑なハードウェア構成を要することなく、多重分離により伝送帯域を拡大させた光通信システムを単純な構成で実現できる。
また、実施の形態1によれば、信号多重部2が、ONU装置に送信する複数の信号を読み出しクロック12に応じて周期的に時分割多重する1:2セレクタ11等のセレクタを備え、信号分離部6が、受信した多重信号から時分割多重におけるクロック信号を抽出するCDR部13と、CDR部13が抽出したクロック信号に応じて受信信号を周期的に時分割分離する分離部14とを備え、前記セレクタが、ONU装置に送信する複数の信号を1ビット単位又は1バイト単位で時分割多重し、分離部が、受信した多重信号を1ビット単位又は1バイト単位で時分割分離するので、時分割多重、時分割分離により帯域を拡大させることができる。
実施の形態2.
本実施の形態では、主信号のフレームにより多重化、分離を行うものである。光通信システムの構成は、上記実施の形態1で示した図1と同様であるが、OLT装置の信号多重部及びONU装置の信号分離部の構成がそれぞれ異なる。
図3は、この発明の実施の形態2による信号多重部及び信号分離部の構成を示す図であり、(a)はOLT装置の信号多重部及びその周辺構成を示し、(b)はONU装置の信号分離部及びその周辺構成を示している。図3(a)に示す信号多重部2Aは、複数の信号の周波数差又は位相差を吸収して多重化ができるようにするための同期処理部8として機能するバッファ(同期処理部)16a,16b、フレーマ(フレーム生成部)17a及び多重部(MUX)17bを含んで構成される。
ここで、多重部17bは、上記実施の形態1で説明したビット単位やバイト単位で時分割多重を実行する多重部であり、例えば1:2セレクタ11に相当する。実施の形態2による信号多重部2Aにおいて、フレーマ17a及び多重部17bのいずれかによる多重化は、選択可能である。以降では、多重部17bによる多重化は上記実施の形態1で説明しているため、フレーマ17aによる多重化について説明する。
また、図3(b)に示す信号分離部6Aは、受信された信号からクロック成分を抽出するCDR部13、分離部(DEMUX)19、フレーム検出部20及びフレーム分離部21を含んで構成される。ここで、分離部19は、上記実施の形態1で説明したビット単位やバイト単位で時間分割分離を実行する分離部であり、例えば分離部14に相当する。実施の形態2による信号分離部6Aにおいて、フレーム分離部21及び分離部19による分離は選択可能である。以降では、分離部19による分離処理は上記実施の形態1で説明しているため、フレーム分離部21による分離処理について説明する。なお、図3において、図1及び図2と同一又はこれに相当する構成要素には、同一符号を付して重複する説明を省略する。
図3(a)に示す信号多重部2Aにおいて、読み出しクロック18は、伝送路に同期した一定周期の読み出しクロック信号をフレーマ17aに供給している。バッファ16a,16bは、クロック(Clock)信号を入力し、PON制御部1及びこれ以外の信号源からの信号のうち、バーストクロックで発生した信号を書き込む。フレーマ17aは、読み出しクロック信号に同期してバッファ16a,16bに書き込まれたバースト信号を読み出すことにより、PON制御部1及びこれ以外の信号源からの信号の入力を伝送路に同期させる。
この後、フレーマ17aは、PON制御部1及びこれ以外の信号源からバッファ16a,16bに書き込まれた主信号を交互に読み出して、各主信号毎に独立して固定長の伝送フレームに区切って収容し、各伝送フレームのオーバヘッド部にフレームを識別する識別情報(例えば、PON制御部1からのPON信号を収容するフレームであることを識別するための識別情報)を載せて多重度に応じた伝送速度で連続して出力する。
これにより、固定長の伝送フレームが連続的に多重化され、多重部17bを介してE/O部3に出力される。信号多重部2Aにより多重化された信号は、E/O部3により光信号に変換されて伝送路に出力される。このように、相異なる主信号を含む固定長フレームを時間的に多重する場合、多重する固定長フレームの数を異なる割合にすることで実質的に可変の伝送帯域を割り当てることが可能となる。
図3(b)に示す信号分離部6Aにおいて、CDR部13により受信された主信号からクロック成分を抽出し、分離部19を介してフレーム検出部20に出力する。フレーム検出部20では、CDR部13により抽出されたクロックに同期して受信信号から伝送用フレーム及びそのオーバヘッド部に記載された識別情報を抽出してフレーム分離部21に出力する。
フレーム分離部21は、フレーム検出部20が検出した伝送用フレームのオーバヘッド部に記載された識別情報に基づいて固定長の伝送用フレームにおける各主信号を識別し、識別結果に基づいて当該伝送用フレームを複数の主信号毎に分離する。これにより、信号分離部6Aは、図3(b)に示すようにデータ信号や映像信号等の複数の主信号を出力する。
上述の他、以下のようにフレームによる多重化及び分離を実行してもよい。
OLT装置の信号多重部2Aにおけるフレーマ17aが、読み出しクロック信号に同期してPON制御部1及びこれ以外の信号源からバッファ16a,16bに書き込まれた主信号を交互に読み出し、周期的な伝送用フレーム内のタイムスロットを各主信号に割り当ててそのペイロード部に複数の主信号を収容した多重信号を生成して出力する。この処理において、フレーマ17aは、上述のように主信号を収容した伝送用フレームのオーバヘッド部に対してフレーム同期信号及び制御信号を含める。なお、制御信号には、信号分離部6Aにおける出力切り替えを制御するため、伝送用フレームに収容された複数の主信号のタイムスロット割り当て情報を含めておく。
上述のように、信号多重部2Aのフレーマ17aは、大きなビット長の伝送用フレームを生成し、この伝送用フレームのペイロード部を複数の主信号に対応する複数の空間に分離し、これら空間に主信号を順次収容していくことにより多重信号を生成する。なお、大きなビット長の伝送フレームを分割して使用する場合には、フレーム分割における伝送帯域の割り当てを行うことができる。
ONU装置の信号分離部6Aにおいて、フレーム検出部20が、下り信号から伝送用フレームを抽出し、さらにそのフレーム先頭位置(オーバヘッド部)に収容された制御信号を検出する。続いて、フレーム分離部21が、オーバヘッド部から抽出された制御信号のタイムスロット割り当て情報に基づいて、当該伝送用フレームのペイロード部から複数の主信号を分離する。この後、フレーム分離部21は、タイムスロット割り当て情報に基づいて、分離した各主信号に対応する出力ポートへ主信号を順次切り替えながら出力する。
上述したいずれのケースにおいても、フレームに主信号を収容し、ONU装置のフレーム分離部21がフレーム機能を利用して多重された信号を分離するものである。このようにフレームで多重、分離することにより、上記実施の形態1とは異なり、2つの主信号速度が異なる場合にも柔軟に帯域を割り当てることが可能となる。
以上のように、この実施の形態2によれば、OLT装置によってONU装置に送信する複数の信号をフレーム多重し、各信号の識別情報を一部に収容した伝送用フレームを生成し、ONU装置が、受信信号から伝送用フレームを検出するフレーム検出部20と、識別情報に基づいてフレーム検出部20により検出された伝送用フレームに収容された信号を識別し、この識別結果に基づいて、伝送用フレームから複数の信号を分離し、分離した信号の出力先を振り分けるフレーム分離部21とを備えたので、伝送用フレームに収容された各信号の識別情報を分離信号の出力先切り替えの制御に用いることから正常な出力先を決定することが可能であり、信号の多重分離に複雑なハードウェア構成を要することなく、多重分離により伝送帯域を拡大させた光通信システムを単純な構成で実現できる。
また、実施の形態2によれば、OLT装置が、ONU装置に送信する各信号毎に固定長の伝送用フレームへ区切って収容した伝送用フレームを多重度に応じた伝送速度で連続して出力することによりフレーム多重し、ONU装置のフレーム分離部21が、伝送用フレームに収容された識別情報に基づいて伝送用フレームに収容された信号を識別し、この識別結果に基づいて、伝送用フレームに収容された信号を分離し、分離した信号の出力先を振り分けるので、相異なる主信号を含む固定長フレームを時間的に多重することにより、多重する固定長フレームの数を異なる割合にすることで実質的に可変の伝送帯域を割り当てることが可能となる。
さらに、実施の形態2によれば、OLT装置が、ONU装置に送信する各信号に伝送用フレーム内のタイムスロットを割り当てて複数の信号を収容することによりフレーム多重した伝送用フレームを生成し、ONU装置のフレーム分離部21が、タイムスロットを識別情報として伝送用フレームに収容された各信号を識別し、この識別結果に基づいて、伝送用フレームから複数の信号を分離し、分離した信号の出力先を振り分けるので、複数の信号の伝送速度が異なる場合であっても柔軟に帯域を割り当てることが可能となる。
実施の形態3.
図4は、この発明の実施の形態3による光通信システムの構成を示す図であり、OLT装置からONU装置へ下り信号を伝送する場合を示している。実施の形態3によるOLT装置には、GEPON_LSI(局側制御部)22と映像信号源等の他の信号源23が配置される。なお、他の信号源23は、GEPON_LSI22以外のPON制御部でもよい。また、図示の例では、GEPON_LSI22と信号源23とが配置された1:2多重を示しているが、信号多重部24にさらに複数の信号源が配置された1:4多重や1:8多重であっても構わない。
信号多重部24は、不図示のE/O部を介して送信部(TX)25に接続している。送信部(TX)25では、信号多重部24がGEPON_LSI22及び信号源23からの下り信号を高速に出力することにより電気多重する。このとき、GEPON_LSI22と信号源23(若しくは、信号源23の代わりに配置した他のGEPON_LSI)との間での信号出力はクロック同期するが伝送帯域の割り当てを連携する処理は不要となる。
このようにして高速時分割多重された信号は、不図示のE/O部により1波長(λA)の光信号に変換されて伝送路に出力される。ここでは、GEPON_LSI22と信号源23とからの1Gbpsの信号が、信号多重部24により倍速化されて2Gbpsの光信号として出力されたものとする。この後、伝送路上に設けた信号分離部26により、OLT装置から送信された光信号は複数の経路に分岐され、光カプラ4によりさらに分岐されてONU装置に至る。
ONU装置において、受信部(RX)27が波長λAの光信号を伝送路から受信し、不図示のO/E部により電気信号に変換した後、分離部28へ出力する。分離部28は、受信された2Gbpsの信号を1Gbpsの信号にそれぞれ分離し、GEPON_LSI30の切り替え制御により1Gbpsの主信号をそれぞれ対応する出力ポートへ出力する。例えば、GEPON_LSI(端末側制御部)30は、自己に割り当てられた伝送帯域以外の信号を受信した場合、分離部28の出力を順次別のチャネルに切り替えて選択する。
なお、図示の例において、分離された一方の1Gbpsの信号はGEPON_LSI30へ出力されるが、他方の1Gbpsの信号(図中の映像信号等)は使用されずに廃棄される。このような一方のみを使用する構成であっても、各ONU装置は、一方の信号がOLT装置側のGEPON_LSI22に接続されれば通信できるため、他方の信号を廃棄しても問題なく動作することができる。
図5は、実施の形態3による光通信システムの他の構成を示す図であり、ONU装置からOLT装置へ上り信号を伝送する場合を示している。実施の形態3による光通信システムでは、OLT装置に複数のPON制御部(GEPON_LSI等)が配置されており、これらPON制御部がそれぞれ独立して、対向して通信するONU装置からの上り信号の送出タイミングを制御する。図5の例では、OLT装置に複数のGEPON_LSI22,22aが配置されており、GEPON_LSI(局側制御部)22,22aは互いに独立して動作し、対向して通信するONU装置からの上り信号の送出タイミングを独立して制御する。
また、実施の形態3による光通信システムのONU装置は、OLT装置側の異なる複数のPON制御部からそれぞれ指示された伝送タイミングで信号伝送する複数のグループに分類される。これら複数のグループのそれぞれに異なる波長群を割り当て、OLT装置のPON制御部のそれぞれに一つの独立した上り信号波長をアサインする。
図5では、各ONU装置は、OLT装置側の異なる二つのGEPON_LSI22,22aからそれぞれ指示された伝送タイミングで信号伝送する二つのグループに分類される。これら二つのグループのそれぞれに異なる伝送波長群(λ1とλ2)を割り当て、OLT装置のGEPON_LSI22,22aのそれぞれに一つの独立した上り信号波長をアサインする。
例えば、GEPON_LSI30が配置されたグループでは、波長λ2が上り波長として割り当てられ、送信部(TX)31を介して波長λ2の上り信号の伝送が実行される。また、他のグループでは、波長λ1が上り波長として割り当てられ、送信部(TX)32を介して波長λ1の上り信号の伝送が実行される。一方、OLT装置側では、GEPON_LSI22が受信部(RX)35に接続して波長λ1の上り信号を受信し、GEPON_LSI22aが受信部(RX)36に接続して波長λ2の上り信号を受信する。
上述したグループにおいて、同一のグループ内では、上り信号が衝突しないように制御することができる。例えば、ONU装置側の送信部(TX)31に接続するGEPON_LSI30と図示していない他のPON制御部とが波長λ2で上り信号をそれぞれ送信する場合、対向するOLT装置のGEPON_LSI22aによって上り信号が衝突しないようにGEPON_LSI30と図示していない他のPON制御部との間で送信タイミングが制御される。
これに対し、異なる二つのグループ間では、送信タイミングを制御するGEPON_LSIが異なるため、同一のタイミングで光信号を送出する場合が発生する可能性がある。そこで、上述のように、グループ毎に異なる波長群を割り当て、OLT装置のGEPON_LSI毎に一つ独立した上り波長をアサインすることにより、光信号同士の衝突を回避することができる。
図5を用いて上り信号の送信を説明する。
先ず、OLT装置内のGEPON_LSI22,22aは、対向して通信すべきONU装置のPON制御部(例えば、GEPON_LSI30)に対して上り信号の送信タイミングに関する制御情報を含む下り信号を送信し、予め上り信号の送信タイミングを指定しておく。ここで、OLT装置における各PON制御部は、互いに上り信号の送信タイミングに関する制御情報を交換し、各PON制御部が扱う上り信号間で信号が衝突しないよう相互制御を行う。
複数のONU装置は、それぞれに対向して通信するOLT装置のPON制御部へ向けて上り信号を標準速度で送信する。例えば、GEPON_LSI30からOLT装置のGEPON_LSI22aへの上り信号が送信される場合、GEPON_LSI30からの上り信号は、不図示のE/O部により光信号に変換されて送信部(TX)31に出力される。送信部(TX)31では、OLT装置のGEPON_LSI22aにより予め指定された送信タイミングで上り信号を出力する。
また、他のONU装置からOLT装置のGEPON_LSI22への上り信号を送信する場合においても、不図示のE/O部により光信号に変換された上り信号は送信部(TX)32に出力され、送信部(TX)32が、GEPON_LSI22により予め指定された送信タイミングで上り信号を出力する。
各ONU装置からの上り信号は、光カプラ4を介して光MUX部33に入力される。光MUX部(光多重部)33は、各ONU装置からの各波長λ1,λ2の上り信号を波長多重化し、当該波長多重光を伝送路に出力する。OLT装置側の光DEMUX部(光分離部)34では、伝送路から上り信号の波長多重光を入力して各波長λ1,λ2毎の光信号に分離し、各波長λ1,λ2の上り信号に対応する受信部(RX)35,36に出力する。
受信部(RX)36により受信された、GEPON_LSI30からの波長λ2の上り信号は、不図示のO/E部により電気信号に変換された後にGEPON_LSI22aに出力される。また、受信部(RX)35により受信された、GEPON_LSI30以外の他のPON制御部からの波長λ1の上り信号は、不図示のO/E部により電気信号に変換された後にGEPON_LSI22に出力される。
以上のように、この実施の形態3によれば、OLT装置が、相異なる波長を上り信号の伝送波長として割り当てて複数のONU装置からの上り方向通信をそれぞれ独立に制御するGEPON_LSI22,22aを備え、ONU装置が、GEPON_LSI22,22aにより割り当てられた各伝送波長でOLT装置への上り方向通信を制御するPON制御部を備え、複数のONU装置から相異なる伝送波長で送信された上り信号を波長多重する光MUX部33と、光MUX部33により波長多重された信号を伝送波長毎に分離して、伝送波長毎に対応する出力先のGEPON_LSI22,22aに振り分ける光DEMUX部34とを備えたので、信号の多重分離に複雑なハードウェア構成を要することなく、多重分離により伝送帯域を拡大させた光通信システムを単純な構成で実現でき、さらにONU装置からの光信号を衝突すること無く分離することが可能となる。
なお、上記実施の形態3では、上り方向通信に対してそれぞれ異なる波長群を割り当てることにより上り信号間の衝突を回避する例を示したが、OLT装置に配置された複数のGEPON_LSI間で各ONU装置に対して割り当てる上りパケット信号のタイミング情報を相互に交換し、上り信号の衝突が起きないようにタイミング調整してもよい。
このようにすることで、上記実施の形態1及び上記実施の形態2で示した下り信号を多重、分割する構成に適用すれば、下り信号は信号多重によって多重度に応じた伝送速度(例えば、1Gbpsの下り信号を2Gbpsにする)で送信することができる一方、1波長で1Gbpsの上り方向通信を全てのONU装置で行うことができる。
また、上記実施の形態1から上記実施の形態3では、PONシステムを例に挙げて説明したが、同様の機能を有する他の光通信システムにも本発明を適用することはでき、同様の効果を得ることができる。
この発明の実施の形態1による光通信システムの構成を示す図である。 実施の形態1による信号多重部及び信号分離部の他の構成を示す図である。 この発明の実施の形態2による信号多重部及び信号分離部の構成を示す図である。 この発明の実施の形態3による光通信システムの構成を示す図である。 実施の形態3による光通信システムの他の構成を示す図である。
符号の説明
1 PON制御部、2,2A 信号多重部、3 E/O部、4 光カプラ、5 O/E部、6,6A,24 信号分離部、7 PON制御部(端末側制御部)、8 同期処理部、9 信号再生部、10a,10b,16a,16b バッファ(同期処理部)、11 1:2セレクタ(時分割多重部)、12,18 読み出しクロック(同期信号)、13 CDR部(同期抽出部)、14,19,26 分離部(時分割分離部)、15 正常受信検出部、17a フレーマ(フレーム生成部)、17b 多重部(時分割多重部)、20 フレーム検出部、21 フレーム分離部、22,22a GEPON_LSI(局側制御部)、30 GEPON_LSI(端末側制御部)、23 映像信号源、25,31,32 送信部(TX)、27,35,36 受信部(RX)、33 光MUX部(光多重部)、34 光DEMUX部(光分離部)。

Claims (12)

  1. 局装置から光伝送路を分岐して複数の端末装置が接続する光通信システムにおいて、
    前記局装置は、
    前記端末装置に送信する複数の信号間の出力同期をとる同期処理部と、
    前記同期処理部により同期処理された信号を多重する信号多重部とを備え、
    前記端末装置は、
    前記局装置からの多重信号を前記複数の信号に分離する信号分離部と、
    前記信号分離部により分離された信号に基づいて受信すべき信号が受信されたか否かを検出し、この検出結果に基づいて前記信号分離部により分離された前記複数の信号の各出力先を切り替え制御する端末側制御部とを備えたことを特徴とする光通信システム。
  2. 信号多重部は、端末装置に送信する複数の信号を周期的に時分割多重する時分割多重部を備え、
    信号分離部は、受信した多重信号から前記時分割多重における同期信号を抽出する同期抽出部と、前記同期抽出部が抽出した同期信号に応じて受信信号を周期的に時分割分離する時分割分離部とを備えたことを特徴とする請求項1記載の光通信システム。
  3. 時分割多重部は、端末装置に送信する複数の信号を1ビット単位で時分割多重し、
    時分割分離部は、受信した多重信号を1ビット単位で時分割分離することを特徴とする請求項2記載の光通信システム。
  4. 時分割多重部は、端末装置に送信する複数の信号を1バイト単位で時分割多重し、
    時分割分離部は、受信した多重信号を1バイト単位で時分割分離することを特徴とする請求項2記載の光通信システム。
  5. 局装置から光伝送路を分岐して複数の端末装置が接続する光通信システムにおいて、
    前記局装置は、
    前記端末装置に送信する複数の信号をフレーム多重し、各信号の識別情報を一部に収容した伝送用フレームを生成するフレーム生成部を備え、
    前記端末装置は、
    受信信号から前記伝送用フレームを検出するフレーム検出部と、
    前記識別情報に基づいて前記フレーム検出部により検出された前記伝送用フレームに収容された信号を識別し、この識別結果に基づいて、前記伝送用フレームから前記複数の信号を分離し、分離した信号の出力先を振り分けるフレーム分離部とを備えたことを特徴とする光通信システム。
  6. フレーム生成部は、端末装置に送信する各信号毎に固定長の伝送用フレームへ区切って前記信号を収容した伝送用フレームを多重度に応じた伝送速度で連続して出力することによりフレーム多重し、
    フレーム分離部は、識別情報に基づいて前記伝送用フレームに収容された信号を識別し、この識別結果に基づいて、前記伝送用フレームに収容された信号を分離し、分離した信号の出力先を振り分けることを特徴とする請求項5記載の光通信システム。
  7. フレーム生成部は、端末装置に送信する各信号に伝送用フレーム内のタイムスロットを割り当てて複数の信号を収容することによりフレーム多重した伝送用フレームを生成し、
    フレーム分離部は、前記タイムスロットを識別情報として前記伝送用フレームに収容された各信号を識別し、この識別結果に基づいて、前記伝送用フレームから前記複数の信号を分離し、分離した信号の出力先を振り分けることを特徴とする請求項5記載の光通信システム。
  8. フレーム生成部は、伝送用フレームに収容された各信号のタイムスロットの割り当て情報を含む制御信号を前記伝送用フレームの一部に収容し、
    フレーム分離部は、前記伝送用フレームの一部から抽出されたタイムスロットの割り当て情報を識別情報として前記伝送用フレームから複数の信号を分離し、分離した信号の出力先を振り分けることを特徴とする請求項7記載の光通信システム。
  9. 局装置から光伝送路を分岐して複数の端末装置が接続する光通信システムにおいて、
    前記局装置は、
    相異なる波長を上り信号の伝送波長として割り当てて前記複数の端末装置からの上り方向通信をそれぞれ独立に制御する複数の局側制御部を備え、
    前記端末装置は、
    前記局側制御部に割り当てられた伝送波長で前記局装置への上り方向通信を制御する端末側制御部を備え、
    前記複数の端末装置から相異なる伝送波長で送信された上り信号を波長多重する光多重部と、
    前記光多重部により波長多重された信号を前記伝送波長毎に分離して、前記伝送波長毎に対応する出力先の前記局側制御部に振り分ける光分離部とを備えたことを特徴とする光通信システム。
  10. 局装置から光伝送路を分岐して複数の端末装置が接続する光通信システムにおいて、
    前記局装置は、
    前記複数の端末装置からの上り方向通信をそれぞれ独立に制御し、互いの制御情報を交換して上り信号の送信タイミングが一致しないように制御する複数の局側制御部を備え、
    前記複数の端末装置は、
    互いに同一の伝送波長で前記局装置への上り方向通信を制御する端末側制御部を備えたことを特徴とする光通信システム。
  11. 光伝送路を分岐して複数の端末装置が接続する局装置において、
    前記端末装置に送信する複数の信号間の出力同期をとる同期処理部と、
    前記同期処理部により同期処理された信号を周期的に時分割多重する信号多重部とを備えたことを特徴とする局装置。
  12. 複数の信号間の出力同期をとる同期処理部と、前記同期処理部により同期処理された信号を周期的に時分割多重する信号多重部とを備えた局装置から光伝送路を分岐して接続する端末装置において、
    前記時分割多重された信号から時分割多重における同期信号を抽出する同期抽出部と、
    前記同期抽出部が抽出した同期信号に応じて受信信号を周期的に時分割分離する時分割分離部と、
    前記信号分離部により分離された信号に基づいて受信すべき信号が受信されたか否かを検出し、この検出結果に基づいて前記信号分離部により分離された前記複数の信号の各出力先を切り替え制御する端末側制御部とを備えたことを特徴とする端末装置。
JP2005331770A 2005-11-16 2005-11-16 光通信システム及び端末装置 Expired - Fee Related JP4800012B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005331770A JP4800012B2 (ja) 2005-11-16 2005-11-16 光通信システム及び端末装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005331770A JP4800012B2 (ja) 2005-11-16 2005-11-16 光通信システム及び端末装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007142650A true JP2007142650A (ja) 2007-06-07
JP4800012B2 JP4800012B2 (ja) 2011-10-26

Family

ID=38205013

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005331770A Expired - Fee Related JP4800012B2 (ja) 2005-11-16 2005-11-16 光通信システム及び端末装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4800012B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009017324A (ja) * 2007-07-06 2009-01-22 Hitachi Communication Technologies Ltd 受動光網システムおよびその通信方法
JP2009141937A (ja) * 2007-12-05 2009-06-25 Korea Electronics Telecommun 光学フィルタリング装置及び光通信システム
JP2011188263A (ja) * 2010-03-09 2011-09-22 Keio Gijuku ネットワークシステム
JP5068387B2 (ja) * 2009-04-13 2012-11-07 三菱電機株式会社 光送受信システム、光送受信装置および光送受信方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07307719A (ja) * 1994-05-13 1995-11-21 Nec Corp 光ネットワーク
JPH09506750A (ja) * 1993-12-15 1997-06-30 ブリティッシュ・テレコミュニケーションズ・パブリック・リミテッド・カンパニー ビデオ・オン・デマンド用の受動光網
JPH10285120A (ja) * 1997-04-02 1998-10-23 Nec Corp 光通信加入者サービス方式
JP2000036828A (ja) * 1998-07-21 2000-02-02 Nec Corp 光加入者系システム
JP2005073267A (ja) * 2003-08-26 2005-03-17 Samsung Electronics Co Ltd 光加入者ネットワークシステム
JP2005210715A (ja) * 2004-01-12 2005-08-04 Samsung Electronics Co Ltd 時分割多重化を使用した放送通信融合のためのイーサネット(登録商標)受動型光加入者網

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09506750A (ja) * 1993-12-15 1997-06-30 ブリティッシュ・テレコミュニケーションズ・パブリック・リミテッド・カンパニー ビデオ・オン・デマンド用の受動光網
JPH07307719A (ja) * 1994-05-13 1995-11-21 Nec Corp 光ネットワーク
JPH10285120A (ja) * 1997-04-02 1998-10-23 Nec Corp 光通信加入者サービス方式
JP2000036828A (ja) * 1998-07-21 2000-02-02 Nec Corp 光加入者系システム
JP2005073267A (ja) * 2003-08-26 2005-03-17 Samsung Electronics Co Ltd 光加入者ネットワークシステム
JP2005210715A (ja) * 2004-01-12 2005-08-04 Samsung Electronics Co Ltd 時分割多重化を使用した放送通信融合のためのイーサネット(登録商標)受動型光加入者網

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009017324A (ja) * 2007-07-06 2009-01-22 Hitachi Communication Technologies Ltd 受動光網システムおよびその通信方法
JP2009141937A (ja) * 2007-12-05 2009-06-25 Korea Electronics Telecommun 光学フィルタリング装置及び光通信システム
JP5068387B2 (ja) * 2009-04-13 2012-11-07 三菱電機株式会社 光送受信システム、光送受信装置および光送受信方法
US8805198B2 (en) 2009-04-13 2014-08-12 Mitsubishi Electric Corporation Optical transmission and reception system, optical transmitting and receiving apparatus, and optical transmission and reception method
JP2011188263A (ja) * 2010-03-09 2011-09-22 Keio Gijuku ネットワークシステム

Also Published As

Publication number Publication date
JP4800012B2 (ja) 2011-10-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3547750B2 (ja) ビデオ・オン・デマンド用の受動光網
CN108353314B (zh) 切换用于通过提供回程和前传两者(xhaul)连接性的传输网络的传输的至少两个类型的数据信号
JP4786720B2 (ja) Ponシステムおよびpon接続方法
KR100889899B1 (ko) 비트 레이트 혼재 광통신 방법, 광가입자 장치 및 광국측장치
US8059962B2 (en) Interleaving for 10G GPON
US7630640B2 (en) Bidirectional time division multiplexing optical communication system
JPH10247896A (ja) 通信ネットワーク、光送信機、光受信機及び通信方法
US7373084B2 (en) Optical network termination device for use in passive optical network based on WDM/SCM scheme
JP2000332717A (ja) マルチプレクサ、デマルチプレクサおよびインターフェース装置
US8223803B2 (en) Programmable time division multiplexed switching
US9066163B2 (en) Optical transmission device including a bit rate adjustment function
US20150132012A1 (en) Transmission apparatus
JPWO2007026749A1 (ja) 光通信ネットワークシステム、親局光通信装置および子局光通信装置
JP4800012B2 (ja) 光通信システム及び端末装置
JP2005218109A (ja) 異なる同期信号を多重化するための時分割多重化フレーム及びその送受信方法
US7068687B2 (en) Method for transmitting concatenated data signals
EP1158711B1 (en) Concatenation across independent pointer processors
CN102843293A (zh) 一种处理报文的方法和网元设备
JP2010016705A (ja) 伝送システムおよび伝送方法
JP5610510B2 (ja) 無線伝送装置及び無線伝送方法
US20090232504A1 (en) Optical line termination, optical network unit, optical communication system, timing control method, and recording medium storing program for apparatus
JP2009218920A (ja) 通信システムおよび通信方法
JP6506208B2 (ja) 光集線ネットワークシステム、光伝送装置及び光伝送方法
JP2004328344A (ja) 無線基地局システム、及びそれに用いる無線基地局装置と無線送受信部と、その遠隔アンテナ信号伝送制御方法
KR100549596B1 (ko) 이더넷 신호-ds3급 신호 다중/역다중 장치

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20071003

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20080625

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080911

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101130

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110412

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110512

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110726

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110803

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140812

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees