JP2007139109A - 変速システム - Google Patents

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Kazunobu Eritate
和伸 襟立
Toshikuni Shirasawa
敏邦 白沢
Koichi Iketani
浩一 池谷
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Abstract

【課題】ギヤ抜き時に最大操作力を発揮できるような変速システムを提供する。
【解決手段】変速システム1は、ギヤ抜き時に、ギヤ係合位置303まではギヤの最大操作力を発揮できるようなシフトDUTY305(駆動電圧のパルス幅比)を直接電動GSU10に指示し、ギヤ係合位置303を越えると、PID制御により求められたシフトDUTY305を電動GSU10に指示する制御を行う。
なお、ギヤ抜き開始直後はシフトDUTY305を一度にパルス状に一定値308として与えるのではなく、シフトDUTY305が0の状態から一定の時間勾配306をもって徐々にシフトDUTY305を上昇させるような制御を行う。
【選択図】図5

Description

本発明は、変速システムに関するものである。
近年、自動車の変速機として、マニュアル車と同様な変速機及びクラッチにそれぞれアクチュエータを付設し、これらをECU(Electric Control Unit)と呼ばれるコンピュータが自動制御することにより、変速を行えるようにした機械式自動変速機が、開発、実用化されている。
このような自動変速機は、変速時には、ECUが目標シフトストロークを設定し、ギヤの実際のシフトストロークと目標シフトストロークとの差を元に算出した操作力をギヤに与えるようアクチュエータを制御している。
図6は、機械式自動変速機のギヤ抜き時のシフトストローク制御を示す図である。
図6に示すように、ギヤ抜き時には、ECUは、目標シフトストローク401としてニュートラル(中立)位置を設定し、ギヤの実際のシフトストローク402と目標シフトストローク401との差を元にPID制御で算出したシフトDUTY405をアクチュエータに指示することによってギヤ抜きを制御している。
従って、ギヤ抜き時は全工程がPID制御区間407となる。
なお、シフトDUTY405とは駆動電圧のパルス幅比のことであり、シフトDUTY405を変化させることによってアクチュエータの操作力を制御することができる。
このような制御を行う変速システムとしては以下のようなものがある(特許文献1)。
特開2005-106165号公報
しかしながら、このような変速システムでは、ギヤの現在位置とニュートラル位置との差を元に操作力が与えられるため、常にアクチュエータの最大操作力が与えられるわけではない。
即ち、PID制御ではギヤがニュートラル位置に近づくにつれて操作力が低下するため、ギヤ抜き力が不足するという問題があり、特にクラッチを繋いだ状態でギヤ抜きを行う、いわゆるクラッチコントロールレス制御の際に、この問題は顕著であった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的はギヤ抜き時に最大操作力を発揮できるような変速システムを提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明は、エンジンと、所定のギヤを噛み合わせ、前記エンジンの回転数を変換する変速機と、前記変速機のギヤを駆動するアクチュエータと、前記アクチュエータを制御する制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記変速機が変速段から中立位置にギヤ抜きを行う際に、ギヤ抜き開始後、所定の位置に前記ギヤが移動するまでは所定のギヤ抜き操作力でギヤ抜きを行うよう前記アクチュエータを制御することを特徴とする変速システムである。
前記制御手段は、所定の位置に前記ギヤが移動した後は、PID制御により求められた操作力でギヤ抜きを行うよう前記アクチュエータを制御する。
前記所定の位置はギヤの係合位置である。
前記所定の操作力は前記アクチュエータの最大操作力であってもよい。
前記制御手段は、前記所定のギヤ抜き操作力でギヤ抜きを行うよう前記アクチュエータを制御する際、操作力が略0の状態から略一定の時間勾配で前記所定のギヤ抜き操作力になるように前記アクチュエータを制御してもよい。
前記エンジンの出力軸と、前記変速機の入力軸とが、前記ギヤ抜きを行う際にも常時連結されている。
本発明によれば、ギヤ抜き時に最大操作力を発揮できるため、ギヤ抜きが容易となる。
以下、図面に基づいて本発明に好適な実施形態を詳細に説明する。図1は、本実施形態に係る変速システム1の回路図である。
エンジン3と変速機9の間にはクラッチ5が設けられている。
クラッチ5はアクチュエータである電動CCU(Clutch Control Unit)11によって断接駆動されるようになっており、変速機9は、アクチュエータである電動GSU(Gear Shift Unit)10によって制御されるようになっている。
エンジン3はエンジンECU(Electric Control Unit)15によって制御され、電動CCU11、電動GSU10はパワー回路であるドライブユニット100を介して変速機ECU13に接続されており、変速機ECU13によって電気信号を通じて制御されている。
変速機ECU13は、変速等を行うための制御プログラムに従って演算処理を実行するCPU91(Central Processing Unit)、演算結果等を格納するRAM93(Random Access Memory)、制御プログラム等を格納するROM95(Read Only Memory)、後述する時間の計測を行うタイマ97および後述する各種信号の入出力を行う入出力インタフェース99を備えている。
また、変速機ECU13には、チェンジレバーユニット101、パーキングブレーキ103の作動を検出するパーキングブレーキスイッチ105、ブレーキペダル107の作動を検出するストップランプスイッチ109、エンジンECU15等が接続されており、エンジンECU15、チェンジレバーユニット101、パーキングブレーキスイッチ105、ストップランプスイッチ109等からの信号が入力されるようになっている。
チェンジレバーユニット101は、運転者が変速の指示を行うための装置であり、運転者がチェンジレバーユニット101内の図示しないシフトレバーを操作することにより、チェンジレバー操作信号が変速機ECU13に出力される。
パーキングブレーキ103は主に停車時に用いられる機械式のブレーキである。
ブレーキペダル107は運転者がブレーキの指示を行うためのペダルである。
また変速機9からは、分波器であるパルスデバイダ102を介して車速信号S3が入力されるようになっており、電動GSU10からはギヤポジション信号S6が入力されるようになっている。
車速信号S3とは、車速を示す信号であり、変速機ECU13は車速信号S3から、現在の車速を読み取る。
ギヤポジション信号S6とは、変速機9内でのギヤの位置を示す信号であり、変速機ECU13は、ギヤポジション信号S6から、現在の変速位置を読み取る。
変速機ECU13は、これらの入力信号に基づいて、変速を行うか否かの判断をし、変速を行う場合は、クラッチ5の断接のためのCCUモータ駆動信号S1をドライブユニット100を介して電動CCU11に出力したり、シフトチェンジのためのGSUモータ駆動信号S2をドライブユニット100を介して電動GSU10に出力したりする。
また、変速時は変速機ECU13がエンジン3の駆動も制御するため、燃料噴射量信号S7や、排気ブレーキ駆動指示信号S8をエンジンECU15に出力する。
エンジンECU15は加速、減速等を行うための制御プログラムに従って演算処理を実行するCPU111、演算結果等を格納するRAM113、制御プログラム等を格納するROM115、時間の計測を行うタイマ117及び各種信号の入出力を行う入出力インタフェース119を備えている。
また、エンジンECU15にはアクセルペダル121の踏み込み量を検出するアクセル踏み込み量センサ123、排気ブレーキメインバルブ125、排気ブレーキスイッチ127、変速機ECU13等が接続され、アクセル踏み込み量センサ123、排気ブレーキスイッチ127等からの信号が入力されるようになっている。
アクセルペダル121は運転者が車速の増減の指示を出すためのペダルである。
排気ブレーキメインバルブ125は、排気ブレーキを作動するためのバルブであり、バルブが閉じられると、エンジン内への吸気が遮断され、排気ガスによる制動効果(排気ブレーキ)が得られる。
排気ブレーキスイッチ127は、排気ブレーキ操作信号を出力するスイッチである。
また変速機9からは、分波器であるパルスデバイダ102を介して車速信号S3がエンジンECU15に入力されるようになっているほか、変速時は変速機ECU13から燃料噴射量信号S7が入力されるようになっている。さらに、エンジン3からはエンジン駆動信号S5が、クラッチ5の入力側からは、エンジン回転数信号S4がエンジンECU15に入力されるようになっている。
エンジンECU15は車速信号S3から、現在の車速を読み取る。
エンジン駆動信号S5は、エンジンECU15がエンジン5に与えている駆動力を示す信号である。
エンジン回転数信号S4はエンジンの回転数を示す信号である。
エンジンECU15は、これらの入力信号に基づいてエンジン3の回転数を変えるかどうかの判断を行い、エンジン3の回転数を変える場合には、エンジン3にエンジン駆動信号S5を出力する。また、エンジンECU15は排気ブレーキスイッチ127からの排気ブレーキ操作信号に基づいて、排気ブレーキを作動させるかどうかを判断し、作動させる場合は、排気ブレーキメインバルブ125に排気ブレーキ駆動信号を出力する。
また、エンジンECU15、変速機ECU13はCAN(Controller Area Network)通信129を通じて接続されており、相互に情報を交換できる。
さらに、CAN通信129を通じてメータクラスタ120に各種信号が出力されており、メータクラスタ120は、これらの信号が入力されると、内部に設けられた図示しない速度メータ、タコメータ(回転数メータ)等の各種メータに所定の表示を行う。
次に、変速機9およびその周辺の装置について説明する。図2は変速機9とその周辺装置を示す模式図である。
エンジン3と変速機9の間にはクラッチ5が設けられている。変速機9には、電動GSU10が設けられ、電動GSU10には、ドライブユニット100を介して変速機ECU13が接続されている。また、エンジン3にはエンジンECU15が接続されている。
クラッチ5は電動CCU11に接続され、電動CCU11にはドライブユニット100を介して変速機ECU13が接続されている。
入力軸19が変速機9内に設けられており、駆動歯車21が入力軸19に設けられている。
駆動歯車21はカウンターシャフト23に設けられたカウンター歯車25と噛み合っており、カウンターシャフト23には常時、入力軸19からの動力が伝えられている。
カウンターシャフト23に設けられたカウンター歯車27、29はそれぞれ出力軸31に設けられた1速歯車33、2速歯車35と噛み合っており、1速歯車33はギヤ歯部37を有し、2速歯車35はギヤ歯部39を有している。なお、通常は3速、4速‥と複数の歯車が設けられているが、3速以降の歯車は省略する。
また、出力軸31上にはドグクラッチ63がA方向及びB方向に移動可能に設けられ、ドグクラッチ63にはドグ歯部64a、64bが設けられている。
ドグクラッチ63にはセレクタ65が設けられている。
ドグクラッチ63はリング状の形状を有する部品であり、1速歯車33もしくは2速歯車35と締結することによって入力軸23からの動力を出力軸31に伝達する。
セレクタ65はリング状の形状を有する部品であり、変速の際は、電動GSU10によって、ドグクラッチ63と一体になってA方向及びB方向に移動する。
なお図2のセレクタ65の位置はいわゆるニュートラルの位置であり、1速歯車33、2速歯車35は共に出力軸31とは繋がっておらず、エンジン3の動力は、出力軸31には伝えられていない。
出力軸31の一端にはファイナルギヤ71が設けられ、ファイナルギヤ71には車輪75が設けられており、出力軸31の動力は、ファイナルギヤ71で最後に回転数を調整されて車輪75に伝えられる。
ここで、ギヤ入れ時およびギヤ抜き時の変速機9内の動作について、2速からニュートラルにギヤ抜きを行う場合を例に説明する。
図3は、変速時の変速機9内の動作を示す図であって、図3(a)は2速時、図3(b)はギヤ抜き時、図3(c)はニュートラル時の動作を示す。また、各図とも、左図は2速歯車35付近の詳細図、右図はギヤ歯部39、ドグ歯部64aを示す詳細図である。
図3(a)に示すように、ギヤ歯部39は複数のドグ歯81a、81bを有している。ドグ歯81a、81bは共に、先端が三角形状をしており、傾斜部81c、81dおよび先端部81e、81fを有している。
ドグ歯部64aも同様に、ドグ歯85a、85bを有し、各ドグ歯は傾斜部85c、85dおよび、先端部85e、85fを有している。
また、ギヤ歯部39とドグ歯部64aとが噛み合っている際(図3a)に、不意に両歯部の噛み合いが抜けることを防止するため、各歯の側面81g、81h、85g、85hは歯の先端に向かって広がるような傾斜面となっている。
なお、実際はギヤ歯部39、ドグ歯部64a共にドグ歯の数は2本以上あるが、図3(a)、図3(b)および図3(c)では3本目以降のドグ歯の表記を省略している。
ギヤ抜きの際は、まず図3(a)の状態から、セレクタ65がB方向に移動し、図3(b)に示すようにドグクラッチ63のドグ歯部64aを2速歯車35のギヤ歯部39から抜く方向に移動させる。
ここで、ドグ歯部64aのドグ歯85a、85bと、ギヤ歯部39のドグ歯81a、81bは側面85g、85hと側面81g、81gが接触しながら、ドグ歯85a、85bはB方向に移動する。
図3(c)に示すようにドグクラッチ63が更にB方向に移動し、ドグ歯部64aのドグ歯85a、85bが、ギヤ歯部39のドグ歯81a、81bとの噛み合いが解除されるとギヤ抜きは終了する。
これにより、入力軸19の動力のドグクラッチ63を介した出力軸31への伝達が解除される。
なお、ギヤ入れ時は上記動作とは逆の動作を行う。
即ち、図3(c)に示す状態からセレクタ65がA方向に移動して、ドグクラッチ63のドグ歯85a、85bを2速歯車35のドグ歯81a、81bに噛み合わせ、図3(b)に示す状態を経て図3(a)に示す2速位置までドグクラッチ63が移動する。
次に本実施形態の動作について説明する。図4は変速システム1の動作を示すフローチャートであって、図5は図4におけるシフトストロークとシフトDUTYの経時変化を示す図である。
なお、本実施形態ではクラッチ5を繋いだ状態でギヤ抜きを行ういわゆるクラッチコントロールレス制御を前提にしている。
まず、走行中、あるいは発進時に変速機ECU13は、車速信号S3、エンジン回転数信号S4等の入力信号から、変速が必要か否かを判断し、変速が必要であると判断すると次のステップに進む(ステップ201)。
エンジンECU15はエンジン3のトルクを制御する(ステップ202)。
具体的には、変速機ECU13が、エンジンECU15にエンジン3のトルクを制御するよう燃料噴射量信号S7を送信し、燃料噴射量信号S7を受信したエンジンECU15は、エンジン3にエンジン駆動信号S5を送信してギヤ歯部39とドグ歯部64aとの間にかかるトルクを減少させるようにエンジントルクを制御する。
ギヤ歯部39とドグ歯部64aとの間にかかるトルクが0になると、変速機ECU13は、セレクタ65の目標シフトストローク301をニュートラル位置に設定する(ステップ203)。
変速機ECU13は、電動GSU10にGSUモータ駆動信号S2を出力し、現行の変速段から目標シフトストローク301へのギヤ抜きを開始する(ステップ204)。
この際、変速機ECU13は、電動GSU10に与えるシフトDUTY305を直接指示する。
即ち、変速機ECU13はシフトDUTY305としてROM95に記憶された一定値308をGSUモータ駆動信号S2として出力する。
この一定値308とは例えば電動GSU10が最大操作力を発揮するようなシフトDUTYである。このようなシフトDUTYを出力することにより、電動GSU10が最大操作力でギヤ抜きを行うことができ、ギヤ抜きが容易となる。
また、本実施例のように、クラッチ5をつないだ状態でギヤ抜きを行うクラッチコントルールレス制御の場合、ギヤ歯部39にエンジン駆動力がギヤ抜きの際にも伝わっているので、ギヤ歯部39の側面81g、81h、ドグ歯部64aの側面85g、85hが歯の先端に向かって広がる形状も加わって、ギヤ抜きしにくい条件となっているが、電動GSU10が最大操作力となるので、その場合でもギヤ抜きが容易に行える。
なお、ギヤ抜き開始直後は、シフトDUTY305を一度にパルス状に一定値308として与えるのではなく、シフトDUTY305が略0の状態から一定の時間勾配306をもって徐々にシフトDUTY305を上昇させるような制御を行う。
これは電動GSU10のモータに負荷がかからないようにするためである。なお、時間の計測はタイマ97を用いる。
シフトDUTY305が一定になると、変速機ECU13は、電動GSU10に出力するシフトDUTY305を、一定値308に保持する(ステップ205)。
ここで、変速機ECU13はギヤポジション信号S6から、セレクタ65の現在のシフトストローク302を読み取り、これがギヤ係合位置303以上であるか否かを判断し、ギヤ係合位置303以上である場合は次のステップに進み、ギヤ係合位置303以上でない場合はステップ205に戻る(ステップ206)。
なお、ギヤ係合位置303とは図3(b)に示すようなギヤ位置のことであり、あらかじめROM95に記憶されている。
現在のシフトストローク302がギヤ係合位置303以上である場合、変速機ECU13は、PID制御により求められたシフトDUTY305を電動GSU10に指示する(ステップ207)。
即ち、変速機ECU13はROM95に記憶されたPID制御のプログラムに従ってシフトDUTY305を算出し、この算出されたシフトDUTY305をGSUモータ駆動信号S2として出力する
これは、目標シフトストローク301が近くなると、シフトDUTY305を小さくしなければ、セレクタ65が目標シフトストローク301を越えてしまう恐れがあるからである。
セレクタ65が目標シフトストローク301に到達するとギヤ抜きは終了する(ステップ208)。
以上のように、本実施形態ではステップ201〜206まではシフトDUTY305を直接指示するDUTY制御区間307となり、ステップ207〜208は、PID制御により算出されたシフトDUTY305を指示するPID制御区間309となる。
このように、本実施の形態によれば、変速システム1は、ギヤ抜き時にギヤ係合位置303までは直接シフトDUTY305を電動GSU10に指示し、ギヤ係合位置303を越えるとPID制御により求められたシフトDUTY305を電動GSU10に指示する制御を行う。
従って、電動GSU10がギヤ抜き時に最大操作力を発揮することができ、ギヤ抜きが容易となる。
以上、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明したが、本発明の技術的範囲は、前述した実施の形態に左右されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、本実施形態ではクラッチコントロールレス制御でギヤ抜きを行っているが、クラッチ5を制御してもよい。
変速システム1の回路図 変速機9とその周辺装置を示す模式図 変速時の変速機9内の動作を示す図 変速システム1の動作を示すフローチャート 図4におけるシフトストロークとシフトDUTYの経時変化を示す図 ギヤ抜き時のシフトストローク制御を示す図
符号の説明
1…………変速システム
3…………エンジン
5…………クラッチ
9…………変速機
10………電動GSU
11………電動CCU
13………変速機ECU
15………エンジンECU
19………入力軸
21………駆動歯車
23………カウンターシャフト
25………カウンター歯車
27………カウンター歯車
29………カウンター歯車
31………出力軸
33………1速歯車
35………2速歯車
37………ギヤ歯部
39………ギヤ歯部
63………ドグクラッチ
64a……ドグ歯部
65………セレクタ
81a……ドグ歯
81c……傾斜部
81e……先端部
302……シフトストローク
303……ギヤ係合位置
305……シフトDUTY

Claims (6)

  1. エンジンと、
    所定のギヤを噛み合わせ、前記エンジンの回転数を変換する変速機と、
    前記変速機のギヤを駆動するアクチュエータと、
    前記アクチュエータを制御する制御手段と、
    を有し、
    前記制御手段は、前記変速機が変速段から中立位置にギヤ抜きを行う際に、ギヤ抜き開始後、所定の位置に前記ギヤが移動するまでは所定のギヤ抜き操作力でギヤ抜きを行うよう前記アクチュエータを制御することを特徴とする変速システム。
  2. 前記制御手段は、所定の位置に前記ギヤが移動した後は、PID制御により求められた操作力でギヤ抜きを行うよう前記アクチュエータを制御することを特徴とする請求項1記載の変速システム。
  3. 前記所定の位置はギヤの係合位置であることを特徴とする請求項1または2記載の変速システム。
  4. 前記所定の操作力は前記アクチュエータの最大操作力であることを特徴とする請求項1記載の変速システム。
  5. 前記制御手段は、前記所定のギヤ抜き操作力でギヤ抜きを行うよう前記アクチュエータを制御する際、操作力が略0の状態から略一定の時間勾配で前記所定のギヤ抜き操作力になるように前記アクチュエータを制御することを特徴とする請求項1記載の変速システム。
  6. 前記エンジンの出力軸と、前記変速機の入力軸とが、前記ギヤ抜きを行う際にも常時連結されている事を特徴とする請求項1記載の変速システム。
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