JP2007139105A - レンジ切換制御システム及びレンジ切換制御方法 - Google Patents

レンジ切換制御システム及びレンジ切換制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】レンジの切換え時に運転者に違和感を与えることがないようにする。
【解決手段】変速指示部材の操作に従って回動させられるレンジ制御回動部材と、レンジ制御回動部材の回転角度を検出する位置検出部と、変速指示部材の操作に基づいて、変更先のレンジの切換位置までの目標角度を設定する目標角度設定処理手段と、目標角度と位置検出部によって検出された回転角度である検出角度との角度差に基づいて、駆動部を駆動する駆動部制御処理手段と、変更先のレンジの切換位置より手前の所定の位置を基準位置として設定する基準位置設定処理手段と、基準位置に基づいて、駆動部の制動を開始するための、あらかじめ設定された制動開始角度を補正する制動開始角度補正処理手段とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、レンジ切換制御システム及びレンジ切換制御方法に関するものである。
従来、自動変速機を備えた車両においては、運転者が変速指示部材としてのシフトレバーを操作することによって、P(パーキング)レンジ、R(リバース)レンジ及び、N(ニュートラル)レンジ及びD(ドライブ)レンジの各レンジのうちの所定のレンジを選択すると、マニュアルバルブが切り換えられ、所定の油圧が発生させられ、該油圧がマニュアルバルブから出力される。この場合、運転者によって選択されたレンジの情報を、電気信号に変換し、電気信号によってモータを駆動し、マニュアルバルブを切り換えるようにしたシフトバイワイヤ(SBW)システムが提供されている。
該シフトバイワイヤシステムにおいては、モータとマニュアルバルブとの間に、ディテント機構が配設され、前記モータが駆動されると、マニュアルシャフトが回動させられ、該マニュアルシャフトと連結され、前記ディテント機構を構成するディテントレバーが回動させられる。このとき、ディテントレバーに各レンジと対応させて形成されたレンジ溝にローラを位置させることによって、ディテントレバーの位置決めが行われ、マニュアルバルブのスプールの位置決めが行われる。
その場合、前記マニュアルバルブのスプールの位置を検出するために、マニュアルシャフトの回転角度を位置検出部としての位置センサによって検出するようにしていて、位置センサによって検出された回転角度、すなわち、検出角度とあらかじめ設定された目標角度との偏差に基づいて、制御装置においてフィードバック制御が行われるようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−106275号公報
しかしながら、前記従来のシフトバイワイヤシステムにおいては、位置センサとして非接触タイプのホールICが使用され、磁束の変化に基づいて前記回転角度が検出されるようになっているので、検出角度に個体差による誤差が発生してしまうことがある。また、ホールICは、経時劣化に伴い、温度ドリフトが発生して温度が変化すると、検出角度が変化してしまう。
図2はホールICの特性を示す第1の図、図3はホールICの特性を示す第2の図である。なお、図2において、横軸に検出角度θsを、縦軸に誤差eθを、図3において、横軸に時間tを、縦軸に温度T及び検出角度θsを採ってある。
図2において、L1は温度が−40〔℃〕であるときの、各検出角度θsにおける誤差eθを、L2は温度が60〔℃〕であるときの、各検出角度θsにおける誤差eθを示す。
また、図3において、L3は温度が−40〔℃〕であるときに、Pレンジ、Rレンジ及びNレンジ間でレンジを切り換えたときの検出角度θsの推移を示す図、L4は温度が60〔℃〕であるときに、Pレンジ、Rレンジ及びNレンジ間でレンジを切り換えたときの検出角度θsの推移を示す図である。
図2に示されるように、温度が低い場合、検出角度θsの誤差eθが小さいのに対して、温度が高い場合、検出角度θsの誤差eθが大きい。したがって、図示されないマニュアルシャフトの検出角度θsの検出精度が低くなり、スプールの位置の検出精度も低くなってしまう。
また、図3に示されるように、温度が高い場合に、Pレンジ、Rレンジ及びNレンジ間でレンジを切り換えたときの検出角度θsは、温度が低い場合の検出角度θsより高くなるので、温度が低い場合に、所定のレンジの切換えを行ったときの検出角度θsを記録し、記録された回転角度θsを読み出して、レンジの切換えの制御に利用することがあるが、温度ドリフトによって検出角度θsが変化していると、レンジの切換えに利用した場合、円滑にレンジの切換えを行うことができなくなってしまう。したがって、レンジの切換え時に運転者に違和感を与えてしまう。
本発明は、前記従来のシフトバイワイヤシステムの問題点を解決して、レンジの切換え時に運転者に違和感を与えるのを防止することができるレンジ切換制御システム及びレンジ切換制御方法を提供することを目的とする。
そのために、本発明のレンジ切換制御システムにおいては、運転者による変速指示部材の操作に従って回動させられるレンジ制御回動部材と、該レンジ制御回動部材の回転角度を検出する位置検出部と、前記変速指示部材の操作に基づいて、現在のレンジの切換位置から変更先のレンジの切換位置までの目標角度を設定する目標角度設定処理手段と、前記目標角度と前記位置検出部によって検出された回転角度である検出角度との角度差に基づいて、駆動部を駆動する駆動部制御処理手段と、変更先のレンジの切換位置より手前の所定の位置を基準位置として設定する基準位置設定処理手段と、前記基準位置に基づいて、駆動部の制動を開始するための、あらかじめ設定された制動開始角度を補正する制動開始角度補正処理手段とを有する。
本発明の他のレンジ切換制御システムにおいては、さらに、前記制動開始角度補正処理手段は、前記レンジ制御回動部材が基準位置に到達したかどうかを判断する基準位置到達判定処理手段、及び前記レンジ制御回動部材が基準位置に到達したときの切換位置の検出角度に所定の加算値を加算することによって前記制動開始角度を算出する制動開始角度算出処理手段を備える。
本発明の更に他のレンジ切換制御システムにおいては、さらに、前記基準位置は、変更先のレンジより手前において、前記レンジ制御回動部材が停止させられる位置である。
本発明の更に他のレンジ切換制御システムにおいては、さらに、前記レンジ制御回動部材が基準位置に到達したときの、切換位置の検出角度及び設計上の回転角度、並びに、前記レンジ制御回動部材が変更先のレンジの切換位置に到達したときの、切換位置の検出角度及び設計上の回転角度に基づいて、前記加算値を補正する加算値補正処理手段を有する。
本発明の更に他のレンジ切換制御システムにおいては、さらに、前記検出角度が補正された制動開始角度になったときに、駆動部の制動を開始する制動処理手段を有する。
本発明のレンジ切換制御方法においては、運転者による変速指示部材の操作に従って回動させられるレンジ制御回動部材の回転角度を検出し、前記変速指示部材の操作に基づいて、現在のレンジの切換位置から変更先のレンジの切換位置までの目標角度を設定し、該目標角度と検出された回転角度である検出角度との角度差に基づいて、駆動部を駆動し、変更先のレンジの切換位置より手前の所定の位置を基準位置として設定し、該基準位置に基づいて、駆動部の制動を開始するための、あらかじめ設定された制動開始角度を補正する。
本発明によれば、レンジ切換制御システムにおいては、運転者による変速指示部材の操作に従って回動させられるレンジ制御回動部材と、該レンジ制御回動部材の回転角度を検出する位置検出部と、前記変速指示部材の操作に基づいて、現在のレンジの切換位置から変更先のレンジの切換位置までの目標角度を設定する目標角度設定処理手段と、前記目標角度と前記位置検出部によって検出された回転角度である検出角度との角度差に基づいて、駆動部を駆動する駆動部制御処理手段と、変更先のレンジの切換位置より手前の所定の位置を基準位置として設定する基準位置設定処理手段と、前記基準位置に基づいて、駆動部の制動を開始するための、あらかじめ設定された制動開始角度を補正する制動開始角度補正処理手段とを有する。
この場合、変更先のレンジの切換位置より手前の所定の位置が基準位置として設定され該基準位置に基づいて、駆動部の制動を開始するための、あらかじめ設定された制動開始角度が補正されるので、位置検出部の検出角度に個体差による誤差が発生したり、位置検出部の経時劣化に伴い、温度ドリフトが発生して温度が変化し、検出角度が変化したりしても、実質的に設計上の制動開始角度で正確に駆動部の制動を開始することができる。
したがって、位置検出部の検出精度を高くすることができるので、円滑に、かつ、正確にレンジの切換えを行うことができ、変更先のレンジの切換位置でレンジ制御回動部材を精度良く位置決めすることができる。また、レンジの切換え時に運転者に違和感を与えるのを防止することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。この場合、駆動源としてのエンジンを駆動することによって発生させられた回転を駆動輪に伝達して走行させられるエンジン型の車両に搭載されるレンジ切換制御システムについて説明する。
図4は本発明の第1の実施の形態におけるレンジ切換制御システムの駆動機構部を示す斜視図、図5は本発明の第1の実施の形態におけるディテントレバーを示す図である。
図において、11はレンジ切換制御システムであり、該レンジ切換制御システム11は、車両に搭載される多段自動変速機、無段変速機(CVT)等の自動変速機に組み込まれる。また、12は操作者である運転者が走行レンジを選択するために操作することによって、電気信号であるシフト信号S1を発生させる変速指示部材としてのシフトレバーである。そして、運転者の操作に基づいてシフトレバー12が所定の位置に置かれると、P(パーキング)レンジ、R(リバース)レンジ、N(ニュートラル)レンジ及びD(ドライブ)レンジの各レンジのうちの一つのレンジが選択され、シフトレバー12において、選択されたレンジに対応するシフト信号S1が発生させられる。本実施の形態においては、変速指示部材として、シフトレバー12が使用されるようになっているが、該シフトレバー12に代えて、シフトボタン、シフトスイッチ、音声入力装置等を使用することができる。そして、13は、該シフトレバー12と所定のラインで接続され、シフトレバー12からシフト信号S1を受けて、制御信号を発生させ、所定の制御を行う制御装置である。該制御装置13は、図示されないCPU及びRAM、ROM等の記録装置から成り、コンピュータとして機能し、各種のプログラム、データ等に基づいて演算処理を行う。
また、14は、前記制御装置13から制御信号を受けて駆動され、回転を発生させる変速用の駆動部としてのモータであり、該モータ14は、図示されない出力軸をハウジングhg内に挿入するようにして、ハウジングhgの外側に取り付けられ、回転方向、回転時間、回転タイミング等が前記制御装置13によって制御される。本実施の形態においては、前記モータ14として、ロータに永久磁石を備えた直流モータが使用される。
そして、15はモータ14の回転の回転運動を直進運動に変換する第1の運動方向変換部としてのボールねじであり、該ボールねじ15は、モータ14からの回転を受けて回転させられる第1の変換要素としてのボールねじ軸21、及びボールねじ軸21に対して軸方向に移動自在に配設され、ボールねじ軸21と螺(ら)合させられる第2の変換要素としてのボールナット22を備える。また、前記モータ14の出力軸に小径のギヤg1が、前記ボールねじ軸21に大径のギヤg2が取り付けられ、ギヤg1、g2が噛(し)合させられる。したがって、モータ14の回転をギヤg1、g2によって減速させてボールねじ軸21に伝達することができる。なお、本実施の形態においては、前記第1の運動方向変換部として、ボールねじ15が使用されるようになっているが、該ボールねじ15に代えてローラねじを使用することができる。
また、16は前記ボールねじ15から出力された直進運動に従って揺動させられる揺動部材としてのアーム部材であり、該アーム部材16は、左右に別れた二股部33を備え、二股部33の先端に、係合部としての一対の円柱状の突起36が形成され、該各突起36と、前記ボールナット22の左右に形成された被係合部としての各溝27とがそれぞれ係合させられる。そして、前記アーム部材16の基端部には、矩(く)形の透孔37が形成され、該透孔37に、第1のレンジ制御回動部材としてのマニュアルシャフト34の一方の端部に形成された嵌(かん)合部38が嵌合される。
したがって、前記ボールナット22が軸方向に移動するのに伴って、アーム部材16が、前記透孔37を揺動中心にして揺動し、透孔37を介してマニュアルシャフト34を回動させる。なお、前記透孔37及び嵌合部38によって、アーム部材16とマニュアルシャフト34との相対回転を規制する第1の回転規制部が構成される。なお、前記ボールねじ15、アーム部材16、マニュアルシャフト34等は、ハウジングhg内に配設される。
また、19は、前記アーム部材16の揺動及びマニュアルシャフト34の回動に伴って、揺動運動を直進運動に変換する第2の運動方向変換部としてのディテント機構、35は、自動変速機のバルブボディ31内に配設され、前記ディテント機構19から出力される直進運動を受けて所定の油圧を発生させるレンジ切換部材としての、かつ、油圧発生部材としてのマニュアルバルブ、18は位置検出部としての位置センサ18である。該位置センサ18は、マニュアルバルブ35内において進退(図4において左右方向に移動)させられるスプール17の位置を検出するために、中央を貫通するマニュアルシャフト34の回転角度を検出し、検出角度に応じた電圧、すなわち、出力電圧を発生させ、センサ出力として前記制御装置13に送る。
前記ディテント機構19は、第2のレンジ制御回動部材としての、かつ、位置決め部材としてのディテントレバー40、バルブボディ31に取り付けられた付勢部材としてのディテントスプリング41、及び該ディテントスプリング41の先端に回転自在に配設され、前記ディテントレバー40を所定の位置で保持するための係合部材としての、かつ、回転体としてのローラ42を有する。
前記ディテントレバー40は、板状の部材から成り、マニュアルシャフト34の回動を受ける回動伝達部44、該回動伝達部44から所定の方向に向けて突出させて形成された位置決め部45、及び前記回動伝達部44から所定の他の方向に向けて突出させて形成されたアーム部46を有し、前記回動伝達部44に矩形の透孔43が形成され、該透孔43に前記マニュアルシャフト34の他方の端部に形成された角柱状の嵌合部39が嵌合される。そして、ディテントレバー40は、前記マニュアルシャフト34を揺動中心として、矢印A、B方向に揺動させられる。なお、前記透孔43及び嵌合部39によって、マニュアルシャフト34とディテントレバー40との相対回転を規制する第2の回転規制部が構成される。
また、前記アーム部46に穴47が形成され、該穴47にスプール17の一端に形成された連結部48が挿入される。したがって、前記ディテントレバー40が矢印A、B方向に揺動させられるのに伴って、スプール17は、矢印C、D方向に進退させられ、Pレンジに対応するP位置、Rレンジに対応するR位置、Nレンジに対応するN位置、及びDレンジに対応するD位置に置かれ、バルブボディ31内の油路を切り換えて、所定のレンジを設定する。
また、前記ディテントレバー40において、位置決め部45の外周縁に、切換領域としての、かつ、被係止部位としての4個のレンジ溝dp、dr、dn、ddがバルブボディ31側から反対側にかけて形成される。そして、各レンジ溝dp、dr間、レンジ溝dr、dn間、及びレンジ溝dn、dd間に、制御切換点としての山mpr、mrn、mndが、レンジ溝dp側の端部に山mpが、レンジ溝dd側の端部に山mdが形成される。前記レンジ溝dp、dr、dn、ddは、スプール17のP位置、R位置、N位置及びD位置に対応させて形成され、ローラ42が、各レンジ溝dp、dr、dn、ddと選択的に係合させられ、しかも、各レンジ溝dp、dr、dn、ddの所定の位置、本実施の形態においては、各レンジ溝dp、dr、pdn、ddの最も深い位置に設定された切換位置pp、pr、pn、pdに置かれると、前記スプール17が位置決めされて、P位置、R位置、N位置及びD位置に置かれる。なお、前記ローラ42が切換位置pp、pr、pn、pdに置かれることによって、マニュアルシャフト34及びディテントレバー40も、それぞれ、Pレンジ、Rレンジ、Nレンジ及びDレンジの各レンジの切換位置に置かれる。
ディテントスプリング41は、ほぼ長板状の部材によって形成され、基端部がバルブボディ31に固定され、先端に二股部49を備える。そして、該二股部49に、ローラ42が回転自在に支持される。ディテントスプリング41は、所定の付勢力でローラ42をディテントレバー40側に付勢し、各レンジ溝dp、dr、dn、ddに押し付けて、ディテントレバー40を位置決めし、保持する。
なお、前記ディテントレバー40には、回動させるに当たり基準位置が設定される。そして、該基準位置から各切換位置pp、pr、pn、pdまでの回転角度、及び基準位置から各山mpr、mrn、mndまでの回転角度、並びに各回転角度に対応する出力電圧が、制御装置13に配設された図示されない記録装置に電圧/角度変換マップとして記録される。
次に、前記構成のレンジ切換制御システム11の動作について、PレンジからRレンジへの切換を例に説明する。
まず、Pレンジにおいて、前記ローラ42は、レンジ溝dpの切換位置ppに置かれている。そして、運転者が、シフトレバー12を操作して、レンジをPレンジからRレンジに切り換えると、これに対応したシフト信号S1が制御装置13に送られる。該制御装置13の図示されないレンジ切換処理手段は、レンジ切換処理を行い、モータ14を駆動し、ボールねじ軸21を回転させる。この回転により、ボールナット22が、図4において左方向に移動させられ、これに伴い、アーム部材16が図2において時計回りに回動させられる。
次に、アーム部材16の回動が、マニュアルシャフト34を介してディテントレバー40に伝達され、該ディテントレバー40が矢印A方向に回動させられるとともに、スプール17が矢印C方向に移動させられる。そして、前記レンジ切換処理手段は、ローラ42がRレンジの切換位置prに到達し、位置センサ18の出力電圧が切換位置prに対応する値になると、モータ14の駆動を停止させる。
次に、前記制御装置13の動作について説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態における制御装置の動作を説明するブロック図、図6は本発明の第1の実施の形態におけるレンジ切換処理手段の動作を示すフローチャート、図7は本発明の第1の実施の形態における目標角度マップを示す図、図8は本発明の第1の第1の実施の形態におけるディテントレバーの動作を示す図、図9は本発明の第1の実施の形態における温度ドリフトがレンジの切換えに与える影響を説明する図、図10は本発明の第1の実施の形態における基準位置判定処理手段の動作を示すタイムチャート、11は本発明の第1の実施の形態における制動開始角度を補正する方法を説明する図である。
図1において、12はシフトレバー、13は制御装置、14はモータ(M)、18は位置センサである。
前記制御装置13において、91は目標角度設定処理手段としての目標角度設定部、92は変換処理手段としての、かつ、電圧/角度変換処理手段としての電圧/角度変換部、94は制御部である。また、96は減算器演算処理手段としての減算器である。なお、前記目標角度設定部91、電圧/角度変換部92、制御部94、減算器96等によってレンジ切換処理手段が構成される。
運転者がシフトレバー12を操作して、現在のレンジから変更先のレンジ(目標レンジ)にレンジを変更すると、前記レンジ切換処理手段は、シフトを開始し、前記目標角度設定部91は、目標角度設定処理を行い、目標角度θeを設定する。そのために、目標角度設定部91の図示されないレンジ判定処理手段は、レンジ判定処理を行い、シフトレバー12からシフト信号S1を受け、該シフト信号S1に基づいて現在のレンジ及び変更先のレンジを判定する。続いて、目標角度設定部91の図示されない目標角度算出処理手段は、目標角度算出処理を行い、図7の目標角度マップを参照し、現在のレンジの切換位置を初期位置としたときの、変更先のレンジの切換位置までの目標角度θeを読み出す。
なお、前記目標角度マップには、現在のレンジ及び変更先のレンジに対応させて目標角度θeがテーブルとして記録される。
例えば、現在のレンジがRレンジであり、変更先のレンジがNレンジであって、R−N切換えを行う場合、目標角度マップから目標角度θeとしてθrnが読み出され、設定される。
また、前記電圧/角度変換部92は、電圧/角度変換処理を行い、位置センサ18の出力電圧を読み込むとともに、前記電圧/角度変換マップを参照し、位置センサ18の出力電圧に対応する回転角度を検出角度θsとして算出し、検出角度θsを減算器96に送る。該減算器96は、演算処理を行い、目標角度θe及び検出角度θsを読み込み、目標角度θeから検出角度θsを減算し、偏差である角度差δθを算出し、該角度差δθを制御部94に送る。
続いて、該制御部94の図示されない駆動部制御処理手段としてのモータ制御処理手段は、駆動部制御処理としてのモータ制御処理を行い、角度差δθを読み込み、該角度差δθに基づいてフィードバック制御、本実施の形態においては、PI制御を行い、角度差δθに応じた電圧指令値vbを発生させ、電圧指令値vbに対応するモータ制御信号をモータ14に送り、前記電圧指令値vbに対応する目標トルクTM* でモータ14を駆動する。そして、該モータ14の駆動に伴って、ローラ42は、現在のレンジのレンジ溝から変更先のレンジのレンジ溝に向けて移動を開始する。
図8に示されるように、例えば、R−N切換えを行う場合、目標角度θeとしてθrnが設定されると、タイミングt1でモータ14が駆動され、ローラ42は、Rレンジの切換位置prから山mrnに向けて矢印E方向に移動を開始する。そして、タイミングt2で山mrnを通過すると、ローラ42は、Nレンジの切換位置pnに向けて矢印F方向に更に移動させられる。
ところで、タイミングt3で切換位置pnに到達すると、モータ14の駆動が停止させられ、R−N切換えが終了するが、ローラ42が切換位置pnで急激に停止させられると、モータ14、ディテント機構19(図4)等に衝撃が発生し、モータ14、ディテント機構19等を破損させてしまう。
そこで、ローラ42が切換位置pnに到達する前に、マニュアルシャフト34が制動開始点に到達し、検出角度θsがあらかじめ設定された設計上の制動開始角度θbpになると、モータ14の制動を開始するようにしている。
ところが、本実施の形態においては、位置センサ18としてホールICが使用され、磁束の変化に基づいて前記回転角度θを検出するようになっているので、検出角度θsに個体差による誤差が発生してしまうことがある。また、ホールICは、経時劣化に伴い、温度ドリフトが発生して温度が変化すると、検出角度θsが変化してしまう。
したがって、設計上の制動開始角度θbpTで正確にモータ14の制動を開始することができない。
図9において、L11は設計上の制動開始角度θbpTが設定されたときの設計上の回転角度θsTを表す線、L12は温度が低い場合の検出角度θsを表す線、L13は温度が高い場合の検出角度θsを表す線である。
前記マニュアルシャフト34を回動させたときに、線L11で表される設計上の回転角度θsTが検出されると、タイミングtTで設計上の回転角度θsTが制動開始角度θbpになる。これに対して、温度が低くなり、線L12で表される検出角度θsが検出されると、タイミングτTより遅いタイミングtLで検出角度θsが制動開始角度θbpになり、温度が高くなり、線L13で表される検出角度θsが検出されると、タイミングτTより早いタイミングtHで検出角度θsが制動開始角度θbpになる。
すなわち、温度が変化し、検出角度θsが変化すると、モータ14の制動が開始されるタイミングが変化してしまう。
そこで、本実施の形態においては、モータ14の駆動が開始されると、前記レンジ切換処理手段の制動開始角度補正処理手段は、制動開始角度補正処理を行い、検出角度θsの変化に対応させて設計上の制動開始角度θbpTを補正し、補正された制動開始角度(補正制動開始角度)θbprを設定するようにしている。
そのために、前記制動開始角度補正処理手段の基準位置設定処理手段は、基準位置設定処理を行い、現在のレンジより先で、かつ、前記変更先のレンジの切換位置より手前の所定の位置を制動開始角度θbpを補正するための基準位置として設定する。本実施の形態において、基準位置は、変更先のレンジの一つ手前のレンジの切換位置に設定される。また、本実施の形態のように、R−N切換えが行われる場合、基準位置は、現在のレンジであるRレンジの切換位置prに設定され、P−D切換えが行われる場合のように現在のレンジであるPレンジと変更先のレンジであるDレンジとの間に一つ以上のRレンジ及びNレンジが存在する場合、基準位置は、Dレンジの一つ手前のレンジであるNレンジの切換位置pnに設定される。なお、前述されたように、ローラ42が各レンジ溝dp、dr、dn、ddの各切換位置pp、pr、pn、pdに置かれたときに、マニュアルシャフト34及びディテントレバー40も各レンジの切換位置に置かれるので、前記基準位置は、ローラ42の位置を表すとともに、マニュアルシャフト34及びディテントレバー40の位置も表す。
次に、前記制動開始角度補正処理手段の基準位置到達判定処理手段は、基準位置到達判定処理を行い、ローラ42が基準位置に到達し、マニュアルシャフト34及びディテントレバー40の回動が停止させられたかどうかを判断する。そのために、前記基準位置到達判定処理手段は、検出角度θsを読み込んで微分し、検出角度θsが変化する傾きを検出角度変化量δθsとして算出し、該検出角度変化量δθsが零(0)になったかどうか、又は正負が反転したかどうか(正の値から負の値に、又は負の値から正の値に変化したかどうか)によって第1の停止条件が成立したかどうかを判断する。そして、図10に示されるように、タイミングtaで第1の停止条件が成立すると、所定の設定時間τ1が経過するまでの間、前記検出角度変化量δθsの絶対値が閾(しきい)値δθth以下であるかどうかによって、第2の停止条件が成立したかどうかを判断する。
そのために、前記制御装置13には図示されないタイマが配設され、前記基準位置到達判定処理手段は、第1の停止条件が成立すると、タイマによる計時を開始する。
そして、前記第1、第2の停止条件が成立すると、前記基準位置到達判定処理手段は、ローラ42が基準位置に到達し、マニュアルシャフト34及びディテントレバー40の回動が停止させられたと判断する。
なお、R−N切換えを行う場合、R−N切換えが開始されるまでに、マニュアルシャフト34はNレンジの一つ手前のレンジであるRレンジで停止させられているので、第1、第2の停止条件は成立する。
このようにして、ローラ42が基準位置に到達し、マニュアルシャフト34及びディテントレバー40の回動が停止させられたと判断されると、前記制動開始角度補正処理手段の制動開始角度算出処理手段は、制動開始角度算出処理を行い、前記基準位置における検出角度θsrを読み込み、図11に示されるように、該検出角度θsrに所定の加算値εθを加算し、前記制動開始角度θbpr
θbpr=θsr+εθ
を算出する。
なお、加算値εθは、Rレンジにおける設計上の切換位置prにおける検出角度θsrTと設計上の制動開始角度θbpTとの角度差で表され、あらかじめ算出され、記録装置に記録される。また、図11において、θsnはNレンジの切換位置pnにおける検出角度である。
ところで、設定時間τ1及び閾値δθthの設定によっては、第1、第2の停止条件が成立しないことがあり、その場合、ローラ42が基準位置に到達し、マニュアルシャフト34及びディテントレバー40の回動が停止させられたとの判断、すなわち、停止判断がされない。また、位置センサ18による検出角度θsrの検出誤差が大きい場合にも、第1、第2の停止条件が成立しないことがあり、その場合、前記停止判断がされない。そこで、前記停止判断がされない場合、制動開始角度算出処理手段は、設計上の切換位置prにおける検出角度θsrTに前記加算値εθを加算し、前記制動開始角度θbpr
θbpr=θsrT+εθ
を算出する。
このようにして、制動開始角度θbprが設定されると、前記制御部94の図示されない制動処理手段は、制動処理を行い、モータ14の回生を行うことによって、モータ14を制動する。
続いて、前記制御部94の図示されない制御終了判定処理手段は、制御終了判定処理を行い、ローラ42が切換位置pnに到達し、マニュアルシャフト34及びディテントレバー40の回動が停止させられたかどうかを判断する。そのために、前記制御終了判定処理手段は、検出角度θsを読み込んで微分し、検出角度θsが変化する傾きを検出角度変化量δθsとして算出し、該検出角度変化量δθsが零になったかどうか、又は正負が反転したかどうかによって第1の制御終了条件が成立したかどうかを判断する。そして、第1の制御終了条件が成立すると、所定の設定時間τ2が経過するまでの間、前記検出角度変化量δθsの絶対値が閾値δθth1以下であるかどうかによって、第2の制御終了条件が成立したかどうかを判断する。
そのために、前記制御終了判定処理手段は、第1の制御終了条件が成立すると、前記タイマによる計時を開始する。
そして、前記第1、第2の制御終了条件が成立すると、前記制御終了判定処理手段は、ローラ42が切換位置pnに到達し、マニュアルシャフト34及びディテントレバー40の回動が停止させられたと判断し、制御終了判定を行う。そして、モータ制御処理手段はモータ制御処理を終了する。
このように、本実施の形態においては、検出角度θsの変化に対応させて設計上の制動開始角度θbpTが補正され、補正された制動開始角度θbprでモータ14の制動が開始されるので、位置センサ18の検出角度θsに個体差による誤差が発生したり、位置センサ18の経時劣化に伴い、温度ドリフトが発生して温度が変化し、検出角度θsが変化したりしても、実質的に設計上の制動開始角度θbpTで正確にモータ14の制動を開始することができる。
したがって、円滑に、かつ、正確にレンジの切換えを行うことができ、変更先のレンジの切換位置でマニュアルシャフト34及びディテントレバー40を精度良く位置決めすることができる。また、レンジの切換え時に運転者に違和感を与えるのを防止することができる。
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS1 シフトを開始する。
ステップS2 目標角度設定処理を行う。
ステップS3 モータ制御処理を開始し、モータ14を駆動する。
ステップS4 制動開始角度算出処理を行う。
ステップS5 検出角度θsrが制動開始角度θbprになるのを待機する。
ステップS6 モータ14の制動を開始する。
ステップS7 第1、第2の制御終了条件が成立するのを待機する。
ステップS8 モータ制御処理を終了し、処理を終了する。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
ところで、係合部材としての、かつ、回転体としてのローラ42(図4)は、前記基準位置に到達し、第1のレンジ制御回動部材としてのマニュアルシャフト34及び第2のレンジ制御回動部材としての、かつ、位置決め部材としてのディテントレバー40の回動が停止させられると、続いて、変更先のレンジの切換位置に向けて移動させられる。そこで、前記制動開始角度補正処理手段の加算値補正処理手段は、加算値補正処理を行い、ローラ42が変更先のレンジの切換位置、例えば、R−N切換えにおいては、ローラ42が切換位置pnに到達したときの検出角度θsnを読み込む。
そのために、前記制御終了判定処理手段は、第1の実施の形態と同様に、ローラ42が切換位置pnに到達し、マニュアルシャフト34及びディテントレバー40の回動が停止させられたかどうかを判断する。そのために、前記制御終了判定処理手段は、検出角度θsを読み込んで微分し、検出角度変化量δθsを算出し、該検出角度変化量δθsに基づいて、前記第1、第2の制御終了条件が成立したかどうかを判断する。そして、前記第1、第2の制御終了条件が成立すると、前記加算値補正処理手段は、ローラ42が切換位置pnに到達し、マニュアルシャフト34及びディテントレバー40の回動が停止させられたと判断し、切換位置pnの検出角度θsnを読み込む。
続いて、前記加算値補正処理手段は、前記基準位置における検出角度θsr、設計上の切換位置pr、pnにおける検出角度θsrT、θsnTを読み込む。
次に、前記加算値補正処理手段は、前記検出角度θsr、θsn、θsrT、θsnTに基づいて加算値εθを補正し、補正後の加算値εθM
εθM=(θsr−θsn)・εθ/(θsrT−θsnT)
を算出する。
そして、前記制動開始角度算出処理手段は、前記基準位置における検出角度θsrを読み込み、該検出角度θsrに補正後の加算値εθMを加算し、前記制動開始角度θbpr
θbpr=θsr+εθM
を算出する。
このように、検出角度θsr、θsn間の角度差、及び検出角度θsrT、θsnT間の角度差に基づいて加算値εθを補正することができるので、実質的に設計上の制動開始角度θbpTで正確にモータ14の制動を開始することができる。
なお、前記基準位置の検出角度θsrが取得されてから所定の時間が経過していない場合、その間に温度が変化していないと考えられるので、補正後の加算値εθMを算出する際にその値を利用することができる。
ところで、設定時間τ1(図10)及び閾値δθthの設定によっては、第1、第2の制御終了条件が成立しないことがあり、その場合、ローラ42が切換位置pnに到達し、マニュアルシャフト34及びディテントレバー40の回動が停止させられたとの判断、すなわち、制御終了判断がされない。また、位置センサ18による検出角度θsrの検出誤差が大きい場合にも、第1、第2の制御終了条件が成立しないことがあり、その場合、前記制御終了が判断がされない。そこで、前記制御終了判断がされない場合、前記加算値補正処理手段は、検出角度θsnに代えて設計上の切換位置pnにおける検出角度θsnTを読み込み、補正後の加算値εθMを算出する。
このように、制動開始角度θbprを算出するための加算値εθを補正することができるので、円滑に、かつ、正確にレンジの切換えを行うことができ、変更先のレンジの切換位置でマニュアルシャフト34及びディテントレバー40を精度良く位置決めすることができる。また、レンジの切換え時に運転者に違和感を与えるのを防止することができる。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の第1の実施の形態における制御装置の動作を説明するブロック図である。 ホールICの特性を示す第1の図である。 ホールICの特性を示す第2の図である。 本発明の第1の実施の形態におけるレンジ切換制御システムの駆動機構部を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態におけるディテントレバーを示す図である。 本発明の第1の実施の形態におけるレンジ切換処理手段の動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態における目標角度マップを示す図である。 本発明の第1の第1の実施の形態におけるディテントレバーの動作を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における温度ドリフトがレンジの切換えに与える影響を説明する図である。 本発明の第1の実施の形態における基準位置判定処理手段の動作を示すタイムチャートである。 本発明の第1の実施の形態における制動開始角度を補正する方法を説明する図である。
符号の説明
11 レンジ切換制御システム
12 シフトレバー
14 モータ
18 位置センサ
34 マニュアルシャフト
40 ディテントレバー
91 目標角度設定部
92 電圧/角度変換部
94 制御部
96 減算器

Claims (6)

  1. 運転者による変速指示部材の操作に従って回動させられるレンジ制御回動部材と、該レンジ制御回動部材の回転角度を検出する位置検出部と、前記変速指示部材の操作に基づいて、現在のレンジの切換位置から変更先のレンジの切換位置までの目標角度を設定する目標角度設定処理手段と、前記目標角度と前記位置検出部によって検出された回転角度である検出角度との角度差に基づいて、駆動部を駆動する駆動部制御処理手段と、変更先のレンジの切換位置より手前の所定の位置を基準位置として設定する基準位置設定処理手段と、前記基準位置に基づいて、駆動部の制動を開始するための、あらかじめ設定された制動開始角度を補正する制動開始角度補正処理手段とを有することを特徴とするレンジ切換制御システム。
  2. 前記制動開始角度補正処理手段は、前記レンジ制御回動部材が基準位置に到達したかどうかを判断する基準位置到達判定処理手段、及び前記レンジ制御回動部材が基準位置に到達したときの切換位置の検出角度に所定の加算値を加算することによって前記制動開始角度を算出する制動開始角度算出処理手段を備える請求項1に記載のレンジ切換制御システム。
  3. 前記基準位置は、変更先のレンジより手前において、前記レンジ制御回動部材が停止させられる位置である請求項1に記載のレンジ切換制御システム。
  4. 前記レンジ制御回動部材が基準位置に到達したときの、切換位置の検出角度及び設計上の回転角度、並びに、前記レンジ制御回動部材が変更先のレンジの切換位置に到達したときの、切換位置の検出角度及び設計上の回転角度に基づいて、前記加算値を補正する加算値補正処理手段を有する請求項1に記載のレンジ切換制御システム。
  5. 前記検出角度が補正された制動開始角度になったときに、駆動部の制動を開始する制動処理手段を有する請求項1に記載のレンジ切換制御システム。
  6. 運転者による変速指示部材の操作に従って回動させられるレンジ制御回動部材の回転角度を検出し、前記変速指示部材の操作に基づいて、現在のレンジの切換位置から変更先のレンジの切換位置までの目標角度を設定し、該目標角度と検出された回転角度である検出角度との角度差に基づいて、駆動部を駆動し、変更先のレンジの切換位置より手前の所定の位置を基準位置として設定し、該基準位置に基づいて、駆動部の制動を開始するための、あらかじめ設定された制動開始角度を補正することを特徴とするレンジ切換制御方法。
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