JP2007138915A - 共鳴分子のエネルギー励起状態維持方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 水素化合物分子、とりわけ炭化水素系燃料の燃焼性の改良により、機関の希釈燃焼を可能にし、燃費の低減、地球温暖化ガス二酸化炭素等、有害排気ガスの減少する。
【解決手段】 放射線を含む電磁波によるエネルギーの共鳴吸収で、炭化水素系燃料の分子を励起活性化し、燃焼性を向上せしめる方法に於いて、励起状態が瞬時に、基底状態に復帰して不活性状態に戻るのを、共鳴エネルギー励起により 該分子より放出される電子を系の枠外に導電体にのせ取り出して励起状態を維持し、分子が不対電子状態から遊離基に進んで、さらに原子間解離せしめて高速燃焼、高温燃焼せしめることにより、先燃えやノッキング現象を防止し、粘り強い希釈完全燃焼を可能にする、共鳴分子のエネルギー励起状態維持方法と装置である。
【選択図】図1
【解決手段】 放射線を含む電磁波によるエネルギーの共鳴吸収で、炭化水素系燃料の分子を励起活性化し、燃焼性を向上せしめる方法に於いて、励起状態が瞬時に、基底状態に復帰して不活性状態に戻るのを、共鳴エネルギー励起により 該分子より放出される電子を系の枠外に導電体にのせ取り出して励起状態を維持し、分子が不対電子状態から遊離基に進んで、さらに原子間解離せしめて高速燃焼、高温燃焼せしめることにより、先燃えやノッキング現象を防止し、粘り強い希釈完全燃焼を可能にする、共鳴分子のエネルギー励起状態維持方法と装置である。
【選択図】図1
Description
本発明は、水素化合物分子、即ち炭化水素系燃料の燃焼性を改良する技術分野に属する。
本発明に係わる従来の技術は、特許第3210975号である。
当該発明に於いて、水素化合物分子を通過流体として、共鳴吸収によるエネルギー励起状態を瞬時に基底状態に戻らないようにするため、その流体の共鳴周波数に合わせて構成された導波管内を通流せしめながら、9〜10GHz(ギガヘルツ)のをマイクロ波(高周波電磁波)を放射、その上、流通方向に直交する磁石による強磁界を複数構成し、マイクロ波だけが無限連続往復反射する構造にして、エネルギーを繰り返し共鳴吸収せしめ、レーザー光発生の如くエネルギーポンピング状態にして、しきい値を超えさせ、元の基底状態に戻さない様にしようとした。
当該発明に於いて、水素化合物分子を通過流体として、共鳴吸収によるエネルギー励起状態を瞬時に基底状態に戻らないようにするため、その流体の共鳴周波数に合わせて構成された導波管内を通流せしめながら、9〜10GHz(ギガヘルツ)のをマイクロ波(高周波電磁波)を放射、その上、流通方向に直交する磁石による強磁界を複数構成し、マイクロ波だけが無限連続往復反射する構造にして、エネルギーを繰り返し共鳴吸収せしめ、レーザー光発生の如くエネルギーポンピング状態にして、しきい値を超えさせ、元の基底状態に戻さない様にしようとした。
レーザー光発生の様な、しきい値を超えさせるために構成される、マイクロ波を無限連続往復反射させるアッチィネーターの調整が極めて微妙であり、共鳴エネルギーの繰り返し励起付与が画一化困難で、外部振動に対しても安定化しないため、併せて電源装置が複雑で脆弱な構造が避けられず、そのため広範な実用化ができなかった。
また、放出される電子が励起系内に止まるため、折角不対電子化し遊離機化した分子が、再び放出電子を取り込んで不活性化し、安定の基底状態に戻る確立が高く、コンピューターでがちがちに電子制御された、ディーゼル内燃機関で実験した結果、燃焼の改良結果としての燃費が、30〜60%減少したが安定せず、燃焼改良の効果は半減した。
また、放出される電子が励起系内に止まるため、折角不対電子化し遊離機化した分子が、再び放出電子を取り込んで不活性化し、安定の基底状態に戻る確立が高く、コンピューターでがちがちに電子制御された、ディーゼル内燃機関で実験した結果、燃焼の改良結果としての燃費が、30〜60%減少したが安定せず、燃焼改良の効果は半減した。
当該発明の図1により説明を加えると、符号3のサーキュレーター又はアイソレーターと符号19の電磁波反射ピストンの間の距離調整によって、符号1から発信される高周波電磁波が、符号10の導波管の中で、通流する水素化合物分子内で、符号34の電磁波形の如く無限連続反射し、励起エネルギーを繰り返し共鳴付与するのであるが、実用化試験段階で、僅かな該距離の変動、符号10の導波管の温度変化による膨張、収縮、符号19の反射ピストンの振動による変位によって、電磁波の無限連続反射が変化、又は遮断されるような場合があった。
それらの構成状態が安定しても、放出された電子が系外に取り出されないので、再びその電子を取り込む確率が高く、元の基底状態に戻ってしまい、水素化合分子の燃焼性改良は、広範な実用化技術の段階に至らなかった。
それらの構成状態が安定しても、放出された電子が系外に取り出されないので、再びその電子を取り込む確率が高く、元の基底状態に戻ってしまい、水素化合分子の燃焼性改良は、広範な実用化技術の段階に至らなかった。
以上述べた従来技術では、共鳴によるエネルギー吸収の励起状態を、必要な時間維持する技術、つまり燃焼室に至るまでの時間保持する確実な実用化手段の完成技術はなかった。
本発明が解決しようとする課題は、この従来技術にはなかった、励起状態、を必要な時間、維持する方法や機構、装置等の技術手段の提供にある。
そして、頭書の目的である、水素化合物分子、つまり炭化水素系燃料の燃焼性を改良し、内燃機関の燃焼条件を改良して希釈燃焼を可能にし、燃費の向上を計ると共に、地球温暖化ガス、二酸化炭素(炭酸ガス)の排出を減少させ、機関潤滑油の劣化を遅らせ、黒煙及び粒子状黒煙の排出と、一酸化炭素等、不完全燃焼による悪性ガスの排出を減少する事を課題とする。
本発明が解決しようとする課題は、この従来技術にはなかった、励起状態、を必要な時間、維持する方法や機構、装置等の技術手段の提供にある。
そして、頭書の目的である、水素化合物分子、つまり炭化水素系燃料の燃焼性を改良し、内燃機関の燃焼条件を改良して希釈燃焼を可能にし、燃費の向上を計ると共に、地球温暖化ガス、二酸化炭素(炭酸ガス)の排出を減少させ、機関潤滑油の劣化を遅らせ、黒煙及び粒子状黒煙の排出と、一酸化炭素等、不完全燃焼による悪性ガスの排出を減少する事を課題とする。
内燃機関によっては、粒子状黒煙の排出をフイルターで、燃焼後に除去する技術が開発実用化されているが、二酸化炭素の排出量や黒煙、窒素酸化物、硫黄酸化物、不完全燃焼による悪性ガス排出まで低減するものは無い。
本発明は総ての内燃機関、つまりオットーサイクル(ガソリンエンジン)、サバタサイクル(ディーゼルエンジン)、カルノーサイクル(ジェットエンジン)を希釈燃焼が可能な燃料の燃焼前改質を行い、燃焼後は排出する二酸化炭素、黒鉛及び粒状黒鉛、その他の悪性ガスの排出を低減する実用化技術の提供を目的としている。
本発明は総ての内燃機関、つまりオットーサイクル(ガソリンエンジン)、サバタサイクル(ディーゼルエンジン)、カルノーサイクル(ジェットエンジン)を希釈燃焼が可能な燃料の燃焼前改質を行い、燃焼後は排出する二酸化炭素、黒鉛及び粒状黒鉛、その他の悪性ガスの排出を低減する実用化技術の提供を目的としている。
前項の課題を解決するために、特許請求の範囲にも記載の如く、赤外線の共鳴吸光による水素化合物分子をエネルギー励起させる方法に於いて、被共鳴吸光体として励起される、その水素化合物分子(炭化水素系燃料)が、通過流体の場合、励起状態が瞬時に基底状態に戻って、不活性な安定分子状態に戻らない様、水素化合物分子の流路を熱保温性の高い金属(例えばステンレス鋼)で流動管に構成し、水素化合物分子の流れの方向に併行する状態で、3〜8μ(μ=cm)黒体の放射温度換算で700〜80℃の赤外線を放射して、充分エネルギーを吸光励起する流速を確保する長さに構成し、該分子の電子放出を促し、更に0.35〜3.5テスラーの強磁場を1区域以上構成してエネルギーを共鳴励起共振動させて放出電子の遠避けを行い、更に、放射線(主としてγ線=ガンマー線)の少なくとも1分子に30eV(エネルギーボルト)放射される、流速状態で構成される金属管内を通過させることによって、電子放出分離強化し、それら放出電子を共鳴励起系の枠外に導電体(例えば銅などの金属線)に乗せアースして取り出すことで、水素化合物分子のエネルギー励起状態が維持継続されると、分子の不対電子状態から遊離基化が進み、電子の放出が強まれば、さらに炭素と水素の原子間解離へと進む。従って、自熱による複雑な遊離基化の連鎖解離が必要なくなるので、空気の混入、即ち酸素との出会いをさせることによって、その儘、熱酸化化合にいきなり突入し、余分な化学反応を発生させることなく燃焼状態に入る。
つまり共鳴分子をエネルギー励起する方法に於いて、励起状態は即ち電子放出現象が主体であるから、その励起状態を維持するには、放出された電子は、電気的にマイナス(−)の電荷であるから、アースされた導電性のある金属との接触で、系の枠外に取り出すことが出来、水素化合物分子の燃焼性が改良されるのである。
つまり共鳴分子をエネルギー励起する方法に於いて、励起状態は即ち電子放出現象が主体であるから、その励起状態を維持するには、放出された電子は、電気的にマイナス(−)の電荷であるから、アースされた導電性のある金属との接触で、系の枠外に取り出すことが出来、水素化合物分子の燃焼性が改良されるのである。
分子には、それぞれ固有の振動があり、その振動波長領域の電磁波とは共鳴し、エネルギーを吸収して電子的励起状態へ上がり電子を放出する。
つまり分子は興奮状態となるが、しかしこの状態では、前述の如く極めて短時間であり、一重項励起状態で10−8秒、三重項励起状態で10−4秒位のうちに、殆ど、反応せず蛍光を発するか、発熱して元の状態に戻るか、反応して他の分子あるいは電子を放出してイオン化してエネルギー基底状態に戻る。特殊な条件(剛性媒質中)では、数秒程度の寿命を持つ場合もある。
なかでも、有機化合物、水素化合物(炭化水素)の分子は、光とりわけ赤外線の波長3〜4μ(μ=cm−4)黒体の放射温度換算で700〜500℃叉は、6〜8μ黒体の放射温度換算で230〜90℃の領域で、エネルギーを共鳴吸収し、熱分解、光分解し電子放出して反応中間体、不対電子を持った活性化した(電気的に壊れた分子)遊離基、つまり、メチル基、メチレン基、メチン基と云ったラジカルに変化する事は良く知られている。
この現象は、分子に放射線(主としてγ線=ガンマー線)を放射しても、また強力なマグネトロン(磁電管)の極超短波(9〜10GHz=ギガヘルツ=×109サイクル/秒)による電磁波の放電で、加速電子を分子に衝突させても、分子の化学結合を切断させることが出来、多数の反応中間体を得ることができる。そしてこの分子が励起状態に突入すると、マイナス(−)に電荷し多量の電子を放出する。しかし此の電子を共鳴系の枠外に取り出さないと、折角励起した分子がその放出電子を呼び戻して、元の不活性、安定状態、つまりエネルギーの基底状態に戻って仕舞う。
水素化合物(炭化水素系燃料)の燃焼は、熱による反応中間体の進行、つまり自燃熱による、遊離基の複雑な連鎖反応で炭化水素分子が、炭素と水素に解離して、酸素と酸化発熱反応を起こし、二酸化炭素(炭酸ガス)と水に変化する反応現象であるが、このことから燃焼に於ける、分子の分解、原子解離による反応中間体の発生は不可欠であることが理解される。
自己の燃焼熱で反応中間体を発生させる事は、人間が火を使い始めた時からの技術であり、分子の加熱分解は容易であると言えるが、分解するためには、分子は加熱した容器の壁に何回も衝突するので、ノッキングの原因となり、分解熱を含め、熱エネルギーの損失が大きく、色々な反応中間体が繰り返し連鎖的に発生するため、従って寿命の短い反応中間体を、一時に多数生成させる事は、古典的な燃焼方法に於いては極めて困難である。
複雑な反応中間体が次々に発生する、連鎖反応の燃焼は燃焼時間を遅くらせることであり、従って、燃焼速度は当然の如く遅くなる。
しかし、燃焼を力として利用する場合、速度は速い程、大きな力が取り出せるのである。ニトログリセリン、TNT火薬の岩盤破壊の爆轟燃焼と、ガソリンや灯油、軽油、重油の金属シリンダー内燃焼を比較すれば、この事は明白に理解される筈である。前者は爆轟火炎で、6800〜9000m/secと極めて速く、後者は、約0.1m/secの燃焼速度に、膨張速度の流れが加わっても、15〜25m/sec程度で、余程速くても30m/secを越える事は珍しい。
従って、燃焼に於ける反応中間体の発生メカニズムを、自己燃焼エネルギーで発生させず、別の手段で行えば、自己燃焼エネルギーの消耗がなくなるばかりか、燃焼時間を短く出来、燃焼速度が上げられるので、より大きな力が取り出せる。しかも反応は単純になり、燃焼の進行が速いので、反応中間体である有毒な悪性の活性ガスは、発生する余裕のない状態に抑制され、完全燃焼が可能となる。
この様な考え方に基ずく、色々な研究が成されてきたが、反応中間体の状態を一定の時間維持して、原子間解離まで発展させ、円滑な燃焼に遷移させる技術が今までになく、安定した高速完全燃焼の技術は、完成していなかった。
例えばレーザー光発信の場合は、炭酸ガスやヘリューム・ネオンガスの様なレーザー物質に対して、励起エネルギーがしきい値を越えてポンピング(励起)されると、光波の共振放出が盛んに行われ、増幅されていって損失を上回ると、ついにレーザー発信が起こる。これがレーザー発光の原理であるが同方向、同位相、同振動数、さらに同じ偏光特性をもった光波が連鎖反応で増幅され、規則正しい光波が発信されるのである。
同じように、水素化合物分子の流体が、低レベルの放射性物体で焼成された、多孔質のセラミックボールを浸責して流通すると、結合分子から、電子が放出され、本発明の手段、系の枠外にその電子をアースし持ち出すと、励起状態が維持され該分子はラジカル化する。この励起状態のエネルギーが非常に大きい場合(少なくとも30eV/1分子)、基底状態に遷移出来ず、更に原子間解離に進む。つまり独立した反応中間体のメチル基、メチレン基、メチン基は、更に進んで、C(炭素原子)とH(水素原子)の原子は解離が起こり、酸素に出逢うと、複雑な連鎖反応が省略されて、極めて短時間に直接酸素との熱酸化反応が、高温高速度で起こる。
励起されず解離しない分子は、炭化水素燃料分子結合構造上の宿命として、約550℃で燃焼し始める水素が外殻に存在し、700〜880℃にならないと燃焼しない炭素が、内芯に存在する構造であるため、どうしても内芯に燃え残りが出来、炭素の二重結合状態、即ち黒煙が排出ガスに混入したり、三重結合状態の粒状黒煙が出来、排出ガスに混入されるのである。
この燃焼の仕方は、圧縮熱で自然点火する方式の内燃機関、即ちサバタサイクル機関、ディーゼルエンジンの燃焼に多発する。
通常、炭化水素系燃料の圧縮室内、つまりエンジンのシリンダー内での燃焼火炎速度は、前述の如く、15〜25m/secで、燃焼温度は、2300〜2500℃であるが、共鳴エネルギーにより燃料分子が励起され原子間解離まで進むと、がちがちにコンピューターで電子制御された内燃機関でも、火炎速度は30〜50m/secに、燃焼温度は3000〜3500℃と飛躍的に向上し、発熱量も10,000kcal/kg前後が、12,000kcal/kg以上に向上し、火炎色は、殆ど紫外色に近い完全高温燃焼になる。
高温、高速燃焼は、燃焼室壁面を加熱することがないので、エンジン温度が上昇せず、ラジエーターなどによる熱損失を減少するのでエネルギー効率が上がるばかりか、ノッキングを抑制し、希釈燃焼(リーンバーン)を可能にする。
つまり分子は興奮状態となるが、しかしこの状態では、前述の如く極めて短時間であり、一重項励起状態で10−8秒、三重項励起状態で10−4秒位のうちに、殆ど、反応せず蛍光を発するか、発熱して元の状態に戻るか、反応して他の分子あるいは電子を放出してイオン化してエネルギー基底状態に戻る。特殊な条件(剛性媒質中)では、数秒程度の寿命を持つ場合もある。
なかでも、有機化合物、水素化合物(炭化水素)の分子は、光とりわけ赤外線の波長3〜4μ(μ=cm−4)黒体の放射温度換算で700〜500℃叉は、6〜8μ黒体の放射温度換算で230〜90℃の領域で、エネルギーを共鳴吸収し、熱分解、光分解し電子放出して反応中間体、不対電子を持った活性化した(電気的に壊れた分子)遊離基、つまり、メチル基、メチレン基、メチン基と云ったラジカルに変化する事は良く知られている。
この現象は、分子に放射線(主としてγ線=ガンマー線)を放射しても、また強力なマグネトロン(磁電管)の極超短波(9〜10GHz=ギガヘルツ=×109サイクル/秒)による電磁波の放電で、加速電子を分子に衝突させても、分子の化学結合を切断させることが出来、多数の反応中間体を得ることができる。そしてこの分子が励起状態に突入すると、マイナス(−)に電荷し多量の電子を放出する。しかし此の電子を共鳴系の枠外に取り出さないと、折角励起した分子がその放出電子を呼び戻して、元の不活性、安定状態、つまりエネルギーの基底状態に戻って仕舞う。
水素化合物(炭化水素系燃料)の燃焼は、熱による反応中間体の進行、つまり自燃熱による、遊離基の複雑な連鎖反応で炭化水素分子が、炭素と水素に解離して、酸素と酸化発熱反応を起こし、二酸化炭素(炭酸ガス)と水に変化する反応現象であるが、このことから燃焼に於ける、分子の分解、原子解離による反応中間体の発生は不可欠であることが理解される。
自己の燃焼熱で反応中間体を発生させる事は、人間が火を使い始めた時からの技術であり、分子の加熱分解は容易であると言えるが、分解するためには、分子は加熱した容器の壁に何回も衝突するので、ノッキングの原因となり、分解熱を含め、熱エネルギーの損失が大きく、色々な反応中間体が繰り返し連鎖的に発生するため、従って寿命の短い反応中間体を、一時に多数生成させる事は、古典的な燃焼方法に於いては極めて困難である。
複雑な反応中間体が次々に発生する、連鎖反応の燃焼は燃焼時間を遅くらせることであり、従って、燃焼速度は当然の如く遅くなる。
しかし、燃焼を力として利用する場合、速度は速い程、大きな力が取り出せるのである。ニトログリセリン、TNT火薬の岩盤破壊の爆轟燃焼と、ガソリンや灯油、軽油、重油の金属シリンダー内燃焼を比較すれば、この事は明白に理解される筈である。前者は爆轟火炎で、6800〜9000m/secと極めて速く、後者は、約0.1m/secの燃焼速度に、膨張速度の流れが加わっても、15〜25m/sec程度で、余程速くても30m/secを越える事は珍しい。
従って、燃焼に於ける反応中間体の発生メカニズムを、自己燃焼エネルギーで発生させず、別の手段で行えば、自己燃焼エネルギーの消耗がなくなるばかりか、燃焼時間を短く出来、燃焼速度が上げられるので、より大きな力が取り出せる。しかも反応は単純になり、燃焼の進行が速いので、反応中間体である有毒な悪性の活性ガスは、発生する余裕のない状態に抑制され、完全燃焼が可能となる。
この様な考え方に基ずく、色々な研究が成されてきたが、反応中間体の状態を一定の時間維持して、原子間解離まで発展させ、円滑な燃焼に遷移させる技術が今までになく、安定した高速完全燃焼の技術は、完成していなかった。
例えばレーザー光発信の場合は、炭酸ガスやヘリューム・ネオンガスの様なレーザー物質に対して、励起エネルギーがしきい値を越えてポンピング(励起)されると、光波の共振放出が盛んに行われ、増幅されていって損失を上回ると、ついにレーザー発信が起こる。これがレーザー発光の原理であるが同方向、同位相、同振動数、さらに同じ偏光特性をもった光波が連鎖反応で増幅され、規則正しい光波が発信されるのである。
同じように、水素化合物分子の流体が、低レベルの放射性物体で焼成された、多孔質のセラミックボールを浸責して流通すると、結合分子から、電子が放出され、本発明の手段、系の枠外にその電子をアースし持ち出すと、励起状態が維持され該分子はラジカル化する。この励起状態のエネルギーが非常に大きい場合(少なくとも30eV/1分子)、基底状態に遷移出来ず、更に原子間解離に進む。つまり独立した反応中間体のメチル基、メチレン基、メチン基は、更に進んで、C(炭素原子)とH(水素原子)の原子は解離が起こり、酸素に出逢うと、複雑な連鎖反応が省略されて、極めて短時間に直接酸素との熱酸化反応が、高温高速度で起こる。
励起されず解離しない分子は、炭化水素燃料分子結合構造上の宿命として、約550℃で燃焼し始める水素が外殻に存在し、700〜880℃にならないと燃焼しない炭素が、内芯に存在する構造であるため、どうしても内芯に燃え残りが出来、炭素の二重結合状態、即ち黒煙が排出ガスに混入したり、三重結合状態の粒状黒煙が出来、排出ガスに混入されるのである。
この燃焼の仕方は、圧縮熱で自然点火する方式の内燃機関、即ちサバタサイクル機関、ディーゼルエンジンの燃焼に多発する。
通常、炭化水素系燃料の圧縮室内、つまりエンジンのシリンダー内での燃焼火炎速度は、前述の如く、15〜25m/secで、燃焼温度は、2300〜2500℃であるが、共鳴エネルギーにより燃料分子が励起され原子間解離まで進むと、がちがちにコンピューターで電子制御された内燃機関でも、火炎速度は30〜50m/secに、燃焼温度は3000〜3500℃と飛躍的に向上し、発熱量も10,000kcal/kg前後が、12,000kcal/kg以上に向上し、火炎色は、殆ど紫外色に近い完全高温燃焼になる。
高温、高速燃焼は、燃焼室壁面を加熱することがないので、エンジン温度が上昇せず、ラジエーターなどによる熱損失を減少するのでエネルギー効率が上がるばかりか、ノッキングを抑制し、希釈燃焼(リーンバーン)を可能にする。
水素化合物分子(炭化水素系燃料分子)が流体で使用される状態において、共鳴エネルギーによって、分子が励起されると電子を放出するが、その分子流体を金属管路に通流させ、更にその金属管をアースして、放出電子を共鳴の枠外に取り出し、励起状態を維持する手段。
共鳴励起する水素化合物分子即ち炭化水素系燃料の特性を、活かして燃焼性を改良して希釈燃焼を可能にし、燃費を向上させると共に排出ガスを低減する。
希釈燃焼技術により、全ての内燃機関を小型軽量化し、燃費の向上、地球温暖化の排出ガス等の削減をする。
図に示す如く、単純な構成で且つ安価にでき、安定した機能を保持し、容易に製作出来て、広範に実用化可能な共鳴エネルギー励起状態維持装置の提供を目的とする。
以下、本発明の実施の形態を図1、2に基づいて説明する。
図1と2に示す如く、各エネルギー共鳴付与を金属室内に構成し、一つの入り口から入り、三態様のエネルギー共鳴付与により、それぞれに励起された分子が三態様に電子放出するが、金属管内を接触しながら通流するので、流路外にアースをとれば、放出された電子は、マイナスに電荷しているため、内壁に接触しているので、アースされた導電性金属流路の系外に、容易に取り出され該分子のエネルギー励起状態は継続され、更に進んで解離状態に変化して、一つの出口から燃焼機関に供給される。
図面により更に詳細に説明すると、図1は、本発明を実施化する為の単純且つ最良の構成形態を示しており、図2は、図1のA−A矢視の一部断面の側面図である。
請求項1,2は、本発明の共鳴分子のエネルギー励起状態を維持する方法と、その実用化の装置に関わるもので、符号22の赤外線電源を通電して、符号19の赤外線ランプを点灯し、符号17の赤外線放射窓ガラスより、符号7の旋回対流管内に照射する。
水素化合物分子(炭化水素系燃料=以下は該流体と称す)を符号1の流入口より、符号27の矢印の方向に流入せしめ、符号28の矢印の如く符号7の旋回対流管内に入ると、急に流路断面が拡大すると共に、その管内の軸心に偏芯状態で流れるので、直ぐ次の流出口となる符号11の第一区強磁界に対して、その流れに必ずトルクが発生し、符号29の流れの矢印は、図2に示す符号34の示す矢印の如く、旋回流となり、充分な赤外線の共鳴吸光を行い、該分子から多量の電子を放出する。赤外線は熱エネルギーに変換するので、符号7の旋回対流管が放熱性の高い、即ち熱伝導性の高いアルミニュームや銅を用いれば、赤外線の効果は熱損失で大半を失うことになるので、熱損失の少ない、つまり熱電導率の低いステンレス鋼にすると、赤外線効率は飛躍的に増大し、電子の放出も活発になる。この時、共鳴分子流体の放出電子は、電位差を持たないため電圧は測定出来ないが、電気的に直流のマイナス(−)に電荷しているから、符号7の旋回対流管が導電性のある金属で有れば、流体は充分に接触しているので、符号3の導電体保熱性金属ケースより、符号23のアース線から符号24のアースへと、共鳴吸光系の枠外に取り出される。
符号3の導電体保熱性金属ケースは、符号7の旋回対流管と同じ性質を有するステンレス鋼が最良である。
この赤外線による電子放出の共鳴ゾーンが、第一の態様である。
次いで、該流体は、符号29の矢印に従い、符号11の第一区強磁界を通過し、符号13のヨーク流路より、符号12の第二区強磁界を経て符号30の矢印の如く符号14の放射線ボール金属ケース内に流入し、符号15の放射線セラミックボールの隙間内を符号31の矢印方向に流れる。
前述の符号11の第一区強磁界は、水素のスピン完全共鳴磁場1.4092テスラー(14,092ガウス)の量子力学的な二倍値、約2.8テスラー(28,000ガウス)に設定し、スピンの上に歳差運動の共鳴エネルギーを付与し、電子の遠避け力を倍加する。符号12の第二区強磁界では、約1.4テスラー(14,000ガウス)の同調磁場でスピンを再励起、つまりポンピングして遠避け状態を保持させながら、符号30の矢印状態に流す。此の共鳴ゾーンでは、電子放出は少ないが、電子が原子核から遠ざかる事により、分子自体に電位差が発生し、やはりマイナス(−)に電荷するので、強磁界を構成する符号8のアウターヨークも符号9のインナーヨークも強磁性体の金属であり、当然のように導電性を要求される。
この遠避け現象は、原子結合間の遠避けにもなり、原子間解離の潜在力励起にも繋がる。
原子にはそれぞれに固有の共鳴振動数を持ち、炭素原子の共鳴振動数と、水素原子の共鳴振動数には大差があり、強磁界の1.4テスラーに共鳴してスピンするのは、水素原子だけだから、炭素原子と水素原子の間で不協和音が発生し、結合力が阻害されるので、解離力が潜在したり、顕在化するのである。
此の二つの強磁界構成による、共鳴振動で、とりわけ水素の歳差運動が原子間解離を促進する、放出電子遠避けの共鳴ゾーンが、第二態様である。
符号14の放射線ボール金属ケースに、符号30の矢印の如く該流体が流入すると、少なくとも一つの分子(6.02×1023個/moL)に30eV(エネルギーボルト)願わくば中性子線のガンマー線(γ線)を放射すると、更に共鳴分子から電子を叩き出すので、不対電子化は決定的になり、遊離基化が強化され原子間解離が顕在化する。
分子一つが30eVの放射線を受けるためには、所定の流通時間が必要であり、符号14の放射線ボール金属ケースの中での滞留時間が決まり、且つ叩き出されたマイナス(−)に電荷した電子を、やはり共鳴系の枠外に取り出す必要があり、符号14の放射線ボール金属ケースも導電性の良い、且つ保熱性の高い金属(例えばステンレス鋼)が選択される。
図1の実施例の装置に示す如く、符号14は、符号3の導電体保熱金属ケースに内装されているので、叩き出された電子は、符号23の放出電子アース線から符号24のアースに取り出される。
この放射線による電子の叩きだし強化、原子間解離の顕在化ゾーンが第三態様である。
以上三態様の共鳴分子のエネルギー励起状態維持の効果をもたらすのは、放出された電子を、効率よく系の枠外に確実に取り出すこと、付与する共鳴エネルギーを漏洩を少なくして効率を高める事であり、共鳴吸収には加熱現象が伴うため、保熱性の高い金属が選択される。
請求項1,2は、本発明の共鳴分子のエネルギー励起状態を維持する方法と、その実用化の装置に関わるもので、符号22の赤外線電源を通電して、符号19の赤外線ランプを点灯し、符号17の赤外線放射窓ガラスより、符号7の旋回対流管内に照射する。
水素化合物分子(炭化水素系燃料=以下は該流体と称す)を符号1の流入口より、符号27の矢印の方向に流入せしめ、符号28の矢印の如く符号7の旋回対流管内に入ると、急に流路断面が拡大すると共に、その管内の軸心に偏芯状態で流れるので、直ぐ次の流出口となる符号11の第一区強磁界に対して、その流れに必ずトルクが発生し、符号29の流れの矢印は、図2に示す符号34の示す矢印の如く、旋回流となり、充分な赤外線の共鳴吸光を行い、該分子から多量の電子を放出する。赤外線は熱エネルギーに変換するので、符号7の旋回対流管が放熱性の高い、即ち熱伝導性の高いアルミニュームや銅を用いれば、赤外線の効果は熱損失で大半を失うことになるので、熱損失の少ない、つまり熱電導率の低いステンレス鋼にすると、赤外線効率は飛躍的に増大し、電子の放出も活発になる。この時、共鳴分子流体の放出電子は、電位差を持たないため電圧は測定出来ないが、電気的に直流のマイナス(−)に電荷しているから、符号7の旋回対流管が導電性のある金属で有れば、流体は充分に接触しているので、符号3の導電体保熱性金属ケースより、符号23のアース線から符号24のアースへと、共鳴吸光系の枠外に取り出される。
符号3の導電体保熱性金属ケースは、符号7の旋回対流管と同じ性質を有するステンレス鋼が最良である。
この赤外線による電子放出の共鳴ゾーンが、第一の態様である。
次いで、該流体は、符号29の矢印に従い、符号11の第一区強磁界を通過し、符号13のヨーク流路より、符号12の第二区強磁界を経て符号30の矢印の如く符号14の放射線ボール金属ケース内に流入し、符号15の放射線セラミックボールの隙間内を符号31の矢印方向に流れる。
前述の符号11の第一区強磁界は、水素のスピン完全共鳴磁場1.4092テスラー(14,092ガウス)の量子力学的な二倍値、約2.8テスラー(28,000ガウス)に設定し、スピンの上に歳差運動の共鳴エネルギーを付与し、電子の遠避け力を倍加する。符号12の第二区強磁界では、約1.4テスラー(14,000ガウス)の同調磁場でスピンを再励起、つまりポンピングして遠避け状態を保持させながら、符号30の矢印状態に流す。此の共鳴ゾーンでは、電子放出は少ないが、電子が原子核から遠ざかる事により、分子自体に電位差が発生し、やはりマイナス(−)に電荷するので、強磁界を構成する符号8のアウターヨークも符号9のインナーヨークも強磁性体の金属であり、当然のように導電性を要求される。
この遠避け現象は、原子結合間の遠避けにもなり、原子間解離の潜在力励起にも繋がる。
原子にはそれぞれに固有の共鳴振動数を持ち、炭素原子の共鳴振動数と、水素原子の共鳴振動数には大差があり、強磁界の1.4テスラーに共鳴してスピンするのは、水素原子だけだから、炭素原子と水素原子の間で不協和音が発生し、結合力が阻害されるので、解離力が潜在したり、顕在化するのである。
此の二つの強磁界構成による、共鳴振動で、とりわけ水素の歳差運動が原子間解離を促進する、放出電子遠避けの共鳴ゾーンが、第二態様である。
符号14の放射線ボール金属ケースに、符号30の矢印の如く該流体が流入すると、少なくとも一つの分子(6.02×1023個/moL)に30eV(エネルギーボルト)願わくば中性子線のガンマー線(γ線)を放射すると、更に共鳴分子から電子を叩き出すので、不対電子化は決定的になり、遊離基化が強化され原子間解離が顕在化する。
分子一つが30eVの放射線を受けるためには、所定の流通時間が必要であり、符号14の放射線ボール金属ケースの中での滞留時間が決まり、且つ叩き出されたマイナス(−)に電荷した電子を、やはり共鳴系の枠外に取り出す必要があり、符号14の放射線ボール金属ケースも導電性の良い、且つ保熱性の高い金属(例えばステンレス鋼)が選択される。
図1の実施例の装置に示す如く、符号14は、符号3の導電体保熱金属ケースに内装されているので、叩き出された電子は、符号23の放出電子アース線から符号24のアースに取り出される。
この放射線による電子の叩きだし強化、原子間解離の顕在化ゾーンが第三態様である。
以上三態様の共鳴分子のエネルギー励起状態維持の効果をもたらすのは、放出された電子を、効率よく系の枠外に確実に取り出すこと、付与する共鳴エネルギーを漏洩を少なくして効率を高める事であり、共鳴吸収には加熱現象が伴うため、保熱性の高い金属が選択される。
符号4,5は、該流体が外気の影響を遮断する蓋であり、符号25,26は、そのシールパッキンで空気の混入を避ける密閉機能である。
通常サバタサイクル、ディーゼルエンジンの燃焼では、空気の混入が有ると、エンジンは始動しないが、本発明の装置が燃料供給器系に連結されると、燃料が燃焼性の良いものに変化するので、多少空気の混入があってもトラブル無く始動するが、効果が不安定になり半減する。
従って供給ポンプまでは可能な限り密閉を保ち、空気の混入は避けたい。
符号18は、気密を保持するため赤外線放射窓ガラスをシールするパッキンである。符号6は、赤外線ランプホルダーであり、符号20のランプ取り付けネジで、容易に取り替えが可能に、符号19の赤外線ランプを取り付けている。
符号35は、符号4,5の蓋を符号3の導電性保熱金属ケースに取り付けるボルト及び、符号6の赤外線ランプホルダーを符号4の蓋に取り付けるボルトである。
以上、図示及び説明の如く、構造は至って簡単であり、製作も容易で広範な実用化が可能であり、安定した効果を得られ、請求項2の装置は完成する。
通常サバタサイクル、ディーゼルエンジンの燃焼では、空気の混入が有ると、エンジンは始動しないが、本発明の装置が燃料供給器系に連結されると、燃料が燃焼性の良いものに変化するので、多少空気の混入があってもトラブル無く始動するが、効果が不安定になり半減する。
従って供給ポンプまでは可能な限り密閉を保ち、空気の混入は避けたい。
符号18は、気密を保持するため赤外線放射窓ガラスをシールするパッキンである。符号6は、赤外線ランプホルダーであり、符号20のランプ取り付けネジで、容易に取り替えが可能に、符号19の赤外線ランプを取り付けている。
符号35は、符号4,5の蓋を符号3の導電性保熱金属ケースに取り付けるボルト及び、符号6の赤外線ランプホルダーを符号4の蓋に取り付けるボルトである。
以上、図示及び説明の如く、構造は至って簡単であり、製作も容易で広範な実用化が可能であり、安定した効果を得られ、請求項2の装置は完成する。
共鳴分子のエネルギー励起状態は三態様であるが、全てが電荷したマイナスの電子放出であり、直流電気として処理でき、確実に系の外枠に取り出せば、特許請求の範囲1に記載する、励起状態維持の方法は完成する。
内燃機関を搭載して走行したり、作業する装置に於いて、船舶や走行機構に金属のキャタピラーが構成されているものは、放出電子が容易にアースされるので、本発明の装置は効果的に利用できるが、電気的に絶縁性の高いゴム車輪では、本名発明の装置の効果を充分に提供できない。従って、タイヤ自体を導電性の高いものを構成するか、直接アースが装着されることが望ましい。
アースは、金属ボディーを経て地球に電子を放出するが、常時接触して走行しても摩滅に対して耐久性の高い、且つ交換性のあるものが必要である。
アースは、金属ボディーを経て地球に電子を放出するが、常時接触して走行しても摩滅に対して耐久性の高い、且つ交換性のあるものが必要である。
本発明の実施テストは、図1,2に示す構造のもので、排気量15000CC、出力500HPのディーゼルエンジン搭載のトラックが、常時100Km/Hr走行可能な条件にしたテスト装置にしてある。
上記の装置で2種類の実装テストを行い、以下の結果を得た。
がちがちにコンピーターで電子制御された3300CC100HPのディーゼルエンジンワゴン車で実走行テスト、常にエンジンのラジエーター温度が水平位置より下回り、排気ガス黒煙濃度が22〜26%だったものが約20,000Kmの走行で8〜12%にダウン、燃費が48〜65%アップした。また2000r,p,m,で80km/Hr速度に滑らかに到達し、登坂力がガソリン車並に瞬発力を持ち、更にエンジン音が、ディーゼルエンジン特有のカタカタと云う音を消した。この結果から希釈燃焼の実験は出来ないが、可能性は以上の現象変化から推測して、今後の開発に期待出来る。
また、2250CC75HPのユンボで燃焼テストの結果、エヤークリーナー除去、排気マフラー除去の状態でショベルを接地、車体を持ち上げ、旋回する負荷を掛けても黒い排出ガスは認められず、但しエンジン始動時は、前の燃え残りがシリンダー内にあり、僅かに黒煙を瞬間に排出するが、是はインジェクションポンプの閉止タイミングの調整で解消した。
以上説明の如く、本発明の方法と装置は、実験テストにおいても当初の目的を達成した。
がちがちにコンピーターで電子制御された3300CC100HPのディーゼルエンジンワゴン車で実走行テスト、常にエンジンのラジエーター温度が水平位置より下回り、排気ガス黒煙濃度が22〜26%だったものが約20,000Kmの走行で8〜12%にダウン、燃費が48〜65%アップした。また2000r,p,m,で80km/Hr速度に滑らかに到達し、登坂力がガソリン車並に瞬発力を持ち、更にエンジン音が、ディーゼルエンジン特有のカタカタと云う音を消した。この結果から希釈燃焼の実験は出来ないが、可能性は以上の現象変化から推測して、今後の開発に期待出来る。
また、2250CC75HPのユンボで燃焼テストの結果、エヤークリーナー除去、排気マフラー除去の状態でショベルを接地、車体を持ち上げ、旋回する負荷を掛けても黒い排出ガスは認められず、但しエンジン始動時は、前の燃え残りがシリンダー内にあり、僅かに黒煙を瞬間に排出するが、是はインジェクションポンプの閉止タイミングの調整で解消した。
以上説明の如く、本発明の方法と装置は、実験テストにおいても当初の目的を達成した。
1、水素化合物分子(炭化水素系燃料)流入口。
2、水素化合物分子(炭化水素系燃料)流出口。
3、導電体保熱性金属ケース。
4、5、蓋。6、赤外線ランプホルダー。7、旋回対流管。
8、アウターヨーク。9、インナーヨーク。10、磁石。
11、第一区強磁界。12、第二区強磁界。
13、ヨーク流路。14、放射線ボール金属ケース。
15、放射線セラミックボール。16、セラミックボール押さえ。
17、赤外線放射窓ガラス。18、シールパッキン。19、赤外線ランプ。
20、ランプ取り付けネジ。21、ガラス窓取り付けネジ。
22、赤外線電源。23、放出電子アース線。24、アース。
25、26、シールパッキン。27、28、29、30、31、32、33、34、水素化合物分子(炭化水素系燃料)流体の流れを示す矢印。
35、取り付けボルト。
2、水素化合物分子(炭化水素系燃料)流出口。
3、導電体保熱性金属ケース。
4、5、蓋。6、赤外線ランプホルダー。7、旋回対流管。
8、アウターヨーク。9、インナーヨーク。10、磁石。
11、第一区強磁界。12、第二区強磁界。
13、ヨーク流路。14、放射線ボール金属ケース。
15、放射線セラミックボール。16、セラミックボール押さえ。
17、赤外線放射窓ガラス。18、シールパッキン。19、赤外線ランプ。
20、ランプ取り付けネジ。21、ガラス窓取り付けネジ。
22、赤外線電源。23、放出電子アース線。24、アース。
25、26、シールパッキン。27、28、29、30、31、32、33、34、水素化合物分子(炭化水素系燃料)流体の流れを示す矢印。
35、取り付けボルト。
Claims (2)
- 被共鳴吸収分子として励起される水素化合物分子(主として炭化水素系燃料)が励起エネルギーを付与されても、瞬時に基底状態に戻らない様にするために、赤外線、放射線、マグネトロンによる高周波電磁波、強磁界等を用いたエネルギー共鳴付与によって、放出される電子を付与共鳴系の枠外へ取り出して共鳴分子のエネルギー励起状態維持方法。
- 請求項1記載の方法を実施するための装置に於いて、赤外線は3〜8μ(μ=cm−4)黒体の放射温度換算で700〜80℃の励起エネルギーを熱保温性の高い金属で構成される室内に照射し、その中に水素化合物分子を流して共鳴吸光励起させて電子放出を行い、更に0.35〜3.5テスラー(3500〜35000ガウス)の一カ所以上の強磁界内通過で、共鳴共振動させて放出電子を遠避け、放射線(主としてγ線=ガンマー線)の少なくとも1分子当たり30eV(エネルギーボルト)が放射される流速状態で電子放出を分離強化せしめ、それら付与共鳴系の枠外へ導電体に乗せて電子を取り出す共鳴分子のエネルギー励起状態維持装置。
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JP2005367113A JP2007138915A (ja) | 2005-11-21 | 2005-11-21 | 共鳴分子のエネルギー励起状態維持方法 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007277503A (ja) * | 2006-04-10 | 2007-10-25 | Shigenobu Fujimoto | アルコール、植物油、動物油の燃料化方法 |
JP2009097421A (ja) * | 2007-10-16 | 2009-05-07 | Toyota Central R&D Labs Inc | エンジンシステム |
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JPH0336323Y2 (ja) * | 1987-03-10 | 1991-08-01 | ||
JPH11182363A (ja) * | 1997-12-15 | 1999-07-06 | Yasuro Kuratomi | 磁界印加による化石燃料磁化活性装置 |
JP2003206816A (ja) * | 2002-01-17 | 2003-07-25 | Hinode Kokan Kk | 燃料油改良用磁気装置 |
JP2003221583A (ja) * | 2002-01-31 | 2003-08-08 | United:Kk | 燃焼性改善用組成物、エンジン冷却用水溶液及びこの冷却用水溶液を使用した燃焼性改善方法 |
-
2005
- 2005-11-21 JP JP2005367113A patent/JP2007138915A/ja not_active Abandoned
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