JP2007138279A - 可撓性気体の電気めっきシステムおよび方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】可撓性基体を処理する処理システムを提供する。
【解決手段】システムは、巻かれた、処理されていない可撓性基体を支持するインプットスプールを有するローディングステーション;基体にて1又は複数の所定の処理を実施する処理ステーション;処理した基体を受け入れるアウトプットスプールを有するアンローディングステーション;及び基体を1又は複数の処理に付する間に、可撓性基体を略垂直向きに維持する、基体安定サブシステムを含む。基体安定サブシステムは、可撓性基体が処理ステーション内又は外に移動している間に、基体の上側部分と係合する可動上側クリップ、及び基体の下側部分と係合する複数の下側クリップを含む。基体に形成されるデポジションの均一性を向上させる、カソードクリップに関するシールド、及び電気めっきセル内又は外への下側クリップの移動を許容するとともに、セルから漏れる流体を減少させるシールもまた開示される。
【選択図】なし
【解決手段】システムは、巻かれた、処理されていない可撓性基体を支持するインプットスプールを有するローディングステーション;基体にて1又は複数の所定の処理を実施する処理ステーション;処理した基体を受け入れるアウトプットスプールを有するアンローディングステーション;及び基体を1又は複数の処理に付する間に、可撓性基体を略垂直向きに維持する、基体安定サブシステムを含む。基体安定サブシステムは、可撓性基体が処理ステーション内又は外に移動している間に、基体の上側部分と係合する可動上側クリップ、及び基体の下側部分と係合する複数の下側クリップを含む。基体に形成されるデポジションの均一性を向上させる、カソードクリップに関するシールド、及び電気めっきセル内又は外への下側クリップの移動を許容するとともに、セルから漏れる流体を減少させるシールもまた開示される。
【選択図】なし
Description
本発明は、概して電気めっきシステムに関し、特に、可撓性基体に電気めっきするシステムおよび方法に関する。
可撓性基体の電気めっきは、ツーステップ・プロセスを一般に伴う。第1に、導電性シード層を可撓性基体の上に形成する。一般的には、これは、基体を真空スパッタリングプロセスに付して、基体上に金属被覆(メタライゼーション)の薄層(一般的に「シード層」と称される)を形成することによりなされる。例えば、500〜2000オングストロームの厚さを有する銅シード層を、ポリイミドまたはポリエチレン基体に形成してよい。シード層は、さらにその上にデポジション(または沈着もしくは析出)をその後の電気めっきプロセスにより形成し得る、導電性層として機能する。
第2に、シード層をその上に有する可撓性基体を電気めっきプロセスに付して、金属被覆層の厚さを所望のレベルにまで増加させる。ある種のシステムにおいては、可撓性基体は垂直向きで電気めっき装置に供給される。ローディング(または装填)ステーションの付近にて、導電性クリップが可撓性基体にカソード電位を与えるために、基体の上側部分に接触する。可撓性基体は、ローディングステーションから、1または複数の前処理セル、1または複数の電気めっきセル、および1または複数の後処理セルを通過して、アンローディング(または積卸し)ステーションまで、水平方向に搬送される。このプロセスおよび装置を、下記の例を参照してさらに説明する。
図1Aは、可撓性基体を電気めっきするための、常套の電気めっきシステム100の上面図を示す。電気めっきシステム100は、ローディングステーション102、前処理セル104、電気めっきセル106、後処理セル108、およびアンローディングステーション110を含む。電気めっきシステム100は、垂直回転軸を有するように向き決めされたインプットスプール122、および垂直回転軸を有するように向き決めされたアウトプットスプール124、および駆動モータ(図示せず)を含む基体搬送サブシステム120をさらに含む。駆動モータは、可撓性基体Sがインプットスプール122からアウトプットスプール124まで、前処理セル104、電気めっきセル106および後処理セル108を通って、横方向に移動させられるように、インプットおよびアウトプットスプールの回転を生じさせる。
常套の電気めっきシステム100は、垂直回転軸を有するように向き決めされたアイドルホイール(または遊び車)142、垂直回転軸を有するように向き決めされた駆動ホイール144から成るコンタクトシステム144、およびアイドルホイール142および駆動ホイール144の周囲に配置され、これらにより反時計回りに回転させられる導電性ベルト146を含む、カソードコンタクトシステム140をさらに含む。基体搬送システム120を駆動する駆動モータはまた、カソードコンタクトシステムを駆動して、両者の動きが同期するようにしている。ベルト146は、可撓性基体Sがローディングステーション102からアンローディングステーション110まで移動する間に、基体Sの上側部分と接触するようにされた、複数の等間隔の導電性クリップ148を支持している。電気めっきシステム100は、電気めっきプロセスの間に、クリップ上に形成される残留めっきを取り除くクリップ・ストリップセル112をさらに含む。
作動中、駆動モータは、サブシステム120および140の両方の動きが同期するように、基体移動システム120の駆動ホイール124の反時計回りの移動、およびカソードコンタクトシステム140の反時計回りの移動を生じさせるように運転させられる。ローディングステーション102付近では、クリップ148が操作されて可撓性基体Sの上部に係合する。クリップ148は可撓性基体Sと同期して移動し、基体がローディングステーション102からアンローディングステーション110まで移動しているときに、可撓性基体Sへのカソードコンタクトを一定に維持する。基体Sは、前処理セル104、電気めっきセル106、および後処理セル108により提供される種々のプロセスに付され、当該プロセスにおいて、クリップ148は電気めっきプロセスのためのカソードコンタクトを与える。アンローディングステーション110の付近にて、クリップ148が操作されて、基体Sとの係合が解かれ、続いて、クリップ148に形成された残留めっきの除去のためにクリップ・ストリップセル112に移動する。処理された基体Sは、連続的にアウトプットスプール124上に巻かれる。
図1Bは、正常に配置された可撓性基体Sを含む従来の電気めっきセル106の側面図を示す。従来のセル106は、電気めっき流体の浴152を支持するようにされたコンテナ150、コンテナ150内に配置され、めっき流体の浴152と接触するようにされた1または複数のアノード電極154、新しいめっき流体をめっき流体の浴152に基体Sの方向にて導入するようにされたスパージャー156を含む。通常の操作において、可撓性基体Sは電気めっきセル106内にて略垂直である向きに配されている。一般に、可撓性基体Sの重量は、基体を略垂直に維持する。
図1Cは、異常に配置された可撓性基体Sを含む、従来の電気めっきセル106の側面図を示す。可撓性基体Sの厚さが比較的小さいと、電気めっきセル106を通過しているときの基体Sの安定性は一般的に低下する。その結果、可撓性基体Sの向きはもはや実質的に垂直ではなくなり、図示するように撓むことがある。アノード154と可撓性基体Sとの間の空間的な距離は、基体Sの撓みにより、もはや一定でなくなるので、不均一なめっきが可撓性基体Sの表面に形成される。
図1Dは、別の異常に配置された可撓性基体Sを含む、従来の電気めっきセル106の側面図を示す。薄い可撓性基体に関連する別の問題は、基体の下部が浮き上がる傾向にあるということである。図示するように、可撓性基体Sの下部は基体Sの浮力により上向きに曲がる。同様に、アノード154と可撓性基体Sとの間の空間的な距離が、基体Sの浮力により、もはや一定でなくなるために、不均一なめっきが可撓性基体Sの表面に形成される。
従来、ある種の電気めっきシステム、特に、日本および韓国で設計され、製造されたものは、電気めっきセルの入口および出口に配置されたカソード接触ローラを含む。接触ローラは、材料へのカソードコンタクトを与えながら、材料を垂直向きに保持する。これらのカソード接触ローラは、可撓性基体の長さに沿って、間隔をあけて配置する必要がある。一般的には、カソード接触ローラは、約2メートル長の材料にカソード電位を与えるように設計される。通常、有効セル長は10〜30メートルに及ぶ。したがって、10〜30メートルの材料を有効にめっきするためには、5〜15個の電気めっきセルを設ける必要があり、このことは、材料の長さに沿って、5〜15組のカソード接触ローラがあるということになる。基体に多くの数のカソード接触ローラが接触することは、一般的には、相当なダメージを材料に与える。
可撓性基体または他の種類の物品を処理する処理システムが開示される。システムは、未処理の可撓性基体を供給するインプットスプールを有するローディングステーション;1または複数の所定の処理を可撓性基体にて実施する処理ステーション;処理した可撓性基体を受け入れるアウトプットスプールを有するアンローディングステーション;および可撓性基体が処理ステーションにより実施される1または複数の処理に付されている間に、実質的に安定な垂直の向きに基体を保持する、基体安定サブシステムを含む。基体安定サブシステムは、可撓性基体が処理ステーション内および外に搬送されるときに、可撓性基体の上側部分とそれぞれ係合する複数の可動上側クリップ、および可撓性基体の下側部分とそれぞれ係合する複数の可動下側クリップを含む。可撓性基体に形成されるデポジションの均一性を向上させる、カソードクリップ用の独特なシールド、およびセルからの流体の漏れを減らすとともに、下側クリップの処理システム内および外への搬送を許容する独特なシールもまた、開示される。
本発明の他の要旨、特徴、および技術は、本発明の実施形態に関する下記の詳細な説明を考慮すれば、当業者には明らかであろう。
図2Aは、本発明の一形態による、例示的な電気めっきシステム200の上面図を示す。電気めっきシステム200は特に、可撓性基体Sを電気めっきするのに有用である。可撓性基体Sは、その一方または両方の面に配置されたシード層を含む。電気めっきシステム200は、1または複数の電気めっき処理により、シード層の表面に、1または複数の金属被覆層をそれぞれ形成する。可撓性基体Sは、電気めっきシステムに、略垂直な向きで、供給される。
下記にてより詳細に説明するように、電気めっきシステム200は、可撓性基体Sの上部および下部に係合して、基体が種々の処理セルを通過しているときに基体を実質的に安定な垂直の向き(または方向もしくは配向)に維持する上側クリップおよび下側クリップを含む、独特の基体安定サブシステムを含む。したがって、基体安定サブシステムは可撓性基体Sをアノード電極から所定の距離に保ち、可撓性基体Sの表面において、めっきのデポジションの望ましい均一性を確保する。電気めっきシステム200の別の特徴は、電気めっきセル用の独特のシールであって、セルからのめっき流体の漏れを減らすとともに、下側クリップのセル内および外への通過を許容するシールを含む。加えて、上側および/または下側クリップはまた、可撓性基体Sに対してカソードコンタクトとしても機能する場合には、電気めっきシステム200は、可撓性基体Sの表面におけるめっきデポジションの均一性をさらに向上させるクリップシールドを含む。
具体的には、電気めっきシステム200は、ローディングステーション202、1または複数の前処理セル204、1または複数の電気めっきセル206、ならびに後処理ウェットセル210および後処理乾燥セル212を含む1または複数の後処理セル、ならびにアンローディングステーション214を含む。電気めっきシステム200はさらに、可撓性基体Sが種々の処理セルを通過しているときに、可撓性基体Sを実質的に安定な垂直の向きに維持する基体安定サブシステム250を含む。基体安定性サブシステム250はまた、可撓性基体Sが種々の処理セルを通過しているときに、可撓性基体Sに対して連続的なカソードコンタクトを提供するように作用し得る。
より具体的には、ローディングステーション202は、その周囲に処理されていない可撓性基体Sが巻き付けられたインプットスプール202a、および可撓性基体Sに張力を加え、また可撓性基体Sを電気めっきシステム200の処理エリアに向けてガイドする1または複数のテンションローラ202bおよび202cを含む。この例において、インプットスプール202aならびにテンションローラ202bおよび202cは、それらのそれぞれの回転軸が略垂直に延びるように配置されている。2つのテンションローラ202bおよび202cだけが示されているが、電気めっきシステム200はより多い又はより少ないローラを含んでよいことが理解されるであろう。必要とされるテンションローラの数は、インプットスプール202aから適切に材料が解かれるように、基体材料の厚さ、物理的寸法および重量に応じて決定される。
前処理セル204は、可撓性基体Sが電気めっきセル206による電気めっき処理に付される前に、可撓性基体Sにて1または複数の前処理工程を実施するようにされている。前処理セル204の目的は、可撓性基体Sが電気めっきセル206により実施される電気めっき処理に付される前に、基体Sを洗浄し、基体Sから酸化物(例えば酸化銅)から除去することである。そのような前処理工程は、アルカリ洗浄、酸洗浄、脱イオン(DI)水による濯ぎ、および/または他のものを含んでよい。
電気めっきセル206は、1または複数の電気めっき処理を実施して、可撓性基体S上に1または複数の金属被覆層を形成するようになっている。例えば、電気めっきセル206は、電気めっき処理を実施して、銅(Cu)の層を可撓性基体S上に形成するように構成されてよい。この例において、電気めっきセル206は、U形状であって、電気めっきシステム200の全体の長さを短くしている。
以下においてより詳細に説明するように、基体安定サブシステム250は、可撓性基体Sが電気めっきセル206内および外に移動するときに、可撓性基体Sの下側部分と係合する下側クリップを含む。可撓性基体Sをめっき流体の浴に浸漬することにより基体Sの電気めっきを実施する、電気めっきセル206において、下側クリップは流体浴の下側部分を行き来する。以下においてより詳細に説明するように、電気めっきセル206は、漏れの量を少なくしながら、電気めっきセル206内および外への下側クリップの通過を許容する、インプットシール205aおよびアウトプットシール205bを含む。しかしながら、ある程度の漏れは生じるであろう。したがって、電気めっきセル206はまた、入口および出口の開口部を経由して漏れためっき流体を受け入れる、インプット・ドレーン206aおよびアウトプット・ドレーン206bを含む。
後処理ウェット(または湿潤)セル210は、可撓性基体Sを電気めっきセル206が実施する電気めっきプロセスに付した後に、1または複数の後処理工程を、可撓性基体Sにて実施するようになっている。「ウェット」後処工程の目的は、先の電気めっきプロセスから可撓性基体Sに残った残留めっき流体を取り除くこと、および防曇保護コーティングを塗布することである。そのような後処理工程は、酸による濯ぎ、DI水による濯ぎ、防曇剤による濯ぎ、温かいDI水による濯ぎ、および/または他のものを含んでよい。後処理セル210の後に、可撓性基体Sは後処理乾燥セル212が実施する乾燥処理に付される。乾燥処理の目的は、可撓性基体Sがアンローディングステーション214に入る前に、可撓性基体Sを実質的に乾燥させることである。
アンローディングステーション214は、その周囲に処理した可撓性基体Sを巻き付けるアウトプットスプール214a;ならびに可撓性基体Sに張力を加え、可撓性基体Sを処理エリアからアウトプットスプール214aにガイドする1または複数のテンションローラ214bおよび214cを含む。この例において、アウトプットスプール214aならびにテンションローラ214bおよび214cは、それらの各回転軸が略垂直に延びるように配置される。2つのテンションローラ214bおよび214cだけが示されているが、上記においてローディングステーションのテンションローラに関連して説明したように、電気めっきシステム200はより多い又はより少ないテンションローラを含んでもよいことが理解されるべきである。
可撓性基体Sをローディングステーション202からアンローディングステーション214まで、電気めっきシステム200の種々の処理セルを経由させて移動させるために、駆動モータを、インプット202a及びアウトプットスプール214a(ならびに、テンションローラ202b−c及び214b−c)に連結して、それらを回転させてよい。
基体安定サブシステム250は、それぞれ複数の上側および下側クリップ254aおよび254bを支持する、上側および下側可動支持構造体252aおよび252b(例えば、ベルト、ケーブル、チェーン等)を含む。上側および下側の支持構造体252aおよび252bは、複数のコンベアホイール(例えば、上側ホイール256a、258aおよび260a、ならびに下側ホイール256bおよび258b)の周囲に配置される。以下において詳細に説明するように、上側および下側ホイールを上側および下側支持構造体252aおよび252bとともに反時計回りに回転させるために、上側および下側コンベアホイールは、1または複数の駆動モータに連結されている。基体安定サブシステム250の駆動モータは、可撓性基体Sの搬送のための駆動モータと同じであってよく、あるいは異なっていてよい。異なっている場合には、駆動モータは、可撓性基体Sが支持構造体252aおよび252bと実質的に同じ速度で移動するように一緒に同期させてよい。
以下においてより詳細に説明するように、基体安定サブシステム250の上側および下側クリップ254aおよび254bは可撓性基体Sの上側および下側部分と係合して、基体Sが電気めっきシステム200の種々の処理セルを通過して移動するときに、基体Sを略垂直の向きに保持する。これは、可撓性基体Sをアノードに対して実質的に固定された状態に保つことによって、可撓性基体Sの表面に形成されるめっきの均一性を向上させることを促進する。上側および下側クリップ254aおよび254bは、それぞれ上側および下側支持構造体252aおよび252bに沿って、略等間隔に配置されるように構成されてよい。隣接するクリップ間の間隔は、例えば、3〜6インチであってよい。一般に、間隔は可撓性基体Sの幅および所望の電流密度に応じて決定される。
可撓性基体Sに垂直方向の張力を加えることに加えて、上側および下側クリップ254aおよび254bは、可撓性基体Sにカソードコンタクトを適用するために用いてよい。この点に関して、上側クリップ254aおよび/または下側クリップ254bにカソード電位を与えるために、カソード電位を上側支持構造体252aおよび/または下側支持構造体252bに加えてよい。したがって、上側支持構造体252aおよび/または下側支持構造体252bは上側クリップ254aおよび/または下側クリップ254bとともに、導電性材料(例えば金属)で形成されてよい。この例においては、上側クリップだけがカソードコンタクトを可撓性基体Sに与えるために用いられている。基体Sのめっきは、上側クリップ254aにて残留めっきの形成をもたらすことがある。したがって、電気めっきシステム200はさらに、上側クリップ254aから残留めっきを取り除くためにクリップ・ストリップセル262を含む。
操作中、基体搬送システムの駆動モータが運転されて、可撓性基体Sを、ローディングステーション202から、アンローディングステーション214に至るまで、電気めっきシステム200の種々の処理セル204、206、210および212を経由して搬送する。別個である場合には、基体安定サブシステム250の駆動モータもまた運転されて、上側および下側クリップ254aおよび254bを含む上側および下側支持構造体252aおよび252bを、可撓性基体Sと実質的に同期して移動させる。ローディングステーション202の直ぐ下流の領域にて、上側クリップ254aが作動して、可撓性基体Sと係合する。上側クリップ254aが可撓性基体Sと最初に係合する領域の直ぐ下流の領域にて、下側クリップ254bが作動して可撓性基体Sと係合する。下側クリップ254bよりも先に上側クリップ254aを可撓性基体Sと係合させることは、可撓性基体Sのたるみを防止する。これは、基体Sは最初に上側クリップによって吊され、したがって材料の重さが基体のたるみを防止し、それから下側クリップが吊された基体を係合させられるからである。
上側クリップ254aおよび下側クリップ254bが可撓性基体Sと係合した後、クリップおよび基体Sは実質的に一緒に、電気めっきシステム200の種々の処理セルを通過して移動する。搬送されている間、可撓性基体Sが種々のセル内にて、特に電気めっきセル206内にて略垂直に向けられた(または略直立した)ままとなるように、上側クリップ254aおよび下側クリップ254bは基体Sに垂直方向の張力を加える。先に説明したように、可撓性基体Sの安定した垂直方向の配置は、基体Sでのめっきのデポジションの均一性を改良する。加えて、先に説明したように、上側クリップ254aおよび/または下側クリップ254bはまた、可撓性基体Sが電気めっきセル206内で電気めっきプロセスに付されている間に、可撓性基体Sに対してカソードコンタクトとしても作用し得る。
後処理乾燥セル212の下流の領域にて、上側クリップ254aおよび下側クリップ254bは、可撓性基体Sとの係合を解いて、基体Sをアンローディングステーション214にてアウトプットスプール214a上に降ろす。この例において、上側クリップ254aおよび下側クリップ254bは、実質的に同じ領域にて(例えば略同時に)、可撓性基体Sとの係合を解く。別法として、上側クリップ254aおよび下側クリップ254bは、後処理セルの上流側の位置にて、係合を解いてよい。このようにすると、ドレナージ(または排水)による基体S上のめっき仕上げの汚染を許容することにより、クリップは基体Sを汚染しないであろう。上側クリップ254aは続いて、その上に電気めっき処理の間に形成された残留めっきを除去するクリップ・ストリップセル262に搬送される。
図2Bは、本発明の別の形態による、例示的な電気めっきセル206の側面図を示す。電気めっきセル206は、めっき流体の浴224を支持するようにされたコンテナ220、コンテナ220内に配置され、めっき流体浴224と接触するようにされた1または複数のアノード電極226、および新しいめっき流体をめっき流体浴内に基体Sの方向にて導入するようにされたスパージャー228を含む。この図において示すように、上側クリップ254aおよび下側クリップ254bは、可撓性基体Sの上側および下側部分と係合して、基体Sが電気めっきセル206内で略垂直に配置される(または略直立する)ことを確保している。先に説明したように、これは、可撓性基体Sにおけるめっきデポジションの均一性を向上させる。
図3Aは、本発明の別の形態による例示的な基体安定システム250の右側面図を示す。図示するように、基体安定サブシステム250は、上側駆動モータ274、上側ギア減速機276、ドライブシャフト278、上側ドライブホイール256a、下側アイドルホイール256b、回転(または旋回)ドラム280、複数の上側クリップ254aを支持する上側支持構造体252a(この例においてはベルト)、および複数の下側クリップ254bを支持する下側支持構造体252b(この例においてはベルト)を含む。上側ギア減速機276は、上側駆動モータ274の回転速度と比較して、駆動シャフト278の回転速度を減少させる。駆動シャフト278は、上側駆動ホイール256aおよび回転ドラム280に回転可能に連結されており、また、下側アイドルホイール256bを通過して同軸に延びていて、ベアリングによってそれから隔てられていてよい。上側駆動ホイール256aは、上側クリップ254aを含む上側支持構造体256aの移動を補助する。下側アイドルホイール256bは、下側クリップ254bを含む下側支持構造体256bの移動を補助する。回転ドラム208は、回転中、可撓性基体Sを横方向で支持する。
図3Bは、本発明の一形態による、例示的な基体安定サブシステム250の左側面図を示す。基体安定サブシステム250は、シャフト282の周囲で回転する上側アイドルホイール260aをさらに含む。基体安定サブシステム250は、ギア減速機292により下側駆動モータ290に回転可能に連結された下側駆動ホイール252bをさらに含む。下側駆動モータ290は、上側および下側ベルト252aおよび252bの動きが実質的に同期するように、サーボ機構および/またはエンコーダによって上側駆動モータ272に連結されてよい。この例において、上側駆動モータ272は、ボトムコンベアの速度および可撓性基体Sを搬送するコンベアの速度を設定するマスターとして機能し得る。上側クリップ254aと同様に、下側クリップ254bは、閉じた状態にスプリングでバイアスされており、それらの移動中、任意の所望の位置にてクリップアクチュエータにより開かれる。
図4A−4Bは、本発明の別の形態による、例示的な上側クリップ400の正面図および側面図を示す。クリップ400は、上述した上側クリップ254aの詳細を示すものであり得る。特に、クリップ400は、上側支持構造体252aに取り付けられる上側後端部(またはバックエンド)、トーションスプリング404の端部に取り付けられる上側先端部、および第1クリップ部材406に取り付けられる下側端部を含む固定された部材402を含む。第1クリップ部材406は、可撓性基体Sの一方の側と接触するための、第1リップ408を下側端部にて有する。図4Aに示すように、第1クリップ部材406の側部には、上側端部が下側端部よりも広くなるように、テーパーが付けられている。
クリップ400は、トーションスプリング404の他方の端部に取り付けられる上側後端部、カムホイール422に取り付けられる上側先端部、および第2クリップ部材424に取り付けられる下側端部を含むピボット(または旋回)部材420をさらに含む。第2クリップ部材424は、可撓性基体Sの他方の側と接触するための、第2リップ426を下側端部にて有する。第2のクリップ部材424の側部には、上側端部が下側端部よりも広くなるように、テーパーが付けられている。ピボット部材420の下側部分および第2クリップ部材424は、固定された部材402および第1クリップ部材406と実質的に平行に延びる。ピボット部材420の残りの部分は、固定された部材402と鋭角を形成して、上向きに延びる。
ピボット部材420の下側部分もまた、可撓性基体Sに形成されためっきの均一性を向上させるために用いられるシールド428に取り付けられる。シールド428は、ピボット部材420の下側端部に、第2クリップ部材424がピボット部材420に取り付けられている領域あたりで、取り付けられている。シールド428は、当該領域から、クリップ部材424および406の下側端部よりも下に向かって、下向きに延びている。シールド428はクリップ部材424および406を横方向において完全にシールドするように構成される。可撓性基体Sの両方の面をめっきすべき場合には、対応するシールドが、実質的に同じ位置にて、実質的に同じ位置および向きで、固定された部材402に取り付けられることが理解されるであろう。
シールド428が無い場合、典型的には、可撓性基体Sとクリップ400の接触ポイントの近傍で、めっきが蓄積されるであろう。これは、電流密度が一般的にはその領域にてずっとより高いことによる。その領域にて電流密度を低下させて、電流密度を可撓性基体Sの幅全体にわたってより良好に均等化させるために、シールド428は、当該目的のために、その領域にて電流密度を減少させるように作動する。シールド428の構成配置は、めっきに付される物品、めっき溶液、指定された電流密度、アノード電極の構成配置および他の要素とともに変化させてよいことが理解されるであろう。
操作中、トーションスプリング404は、固定された部材402に対してピボット部材420にバイアスをかけて、クリップ400が通常閉じた状態にあるようにする。カムホイール422は、クリップアクチュエータ(例えば、レール)に沿って載せられており、クリップアクチュエータは、ピボット部材420のピボットを(トーションスプリング404の偏倚力に抗して)制御して、クリップ400の動きに沿って指定された領域にて、クリップ400を所望のように開く又は閉じる。例えば、クリップアクチュエータは、ピボット部材420を制御して、電気めっきシステム内の移動中に、クリップ400が可撓性基体Sと係合している間、クリップ400が閉じた状態になるようにし得る。可撓性基体Sとの係合が解かれると、クリップアクチュエータは、ピボット部材420を制御して、クリップ400が十分に開かれるようにし得る。クリップ400がクリップ・ストリップセルに入ると、クリップアクチュエータはピボット部材420を制御して、クリップ400が僅かに開かれるようにし得る。クリップ400の動きに沿って、クリップ400を開くおよび閉じる位置、およびクリップ400の開き度合いは、特定の処理ストラテジーによって実質的に変わり得ることが理解されるであろう。
図5Aは、本発明の別の形態による、閉じた状態にある例示的な下側クリップ500の側面図を示す。下側クリップ500は、固定されたクリップ部材502、および略水平な軸の回りで旋回可能なピボットクリップ部材504を含む。ピボットクリップ部材504のピボット軸と実質的に同軸に配置されたトーションスプリング506は、偏倚力をピボットクリップ部材504に加えて、固定された部材502およびピボットクリップ部材504の上部が一緒に可撓性基体Sの下側部分と係合させられるようにする。したがって、トーションスプリング506の偏倚力は、下側クリップ500を通常は閉じている構成配置にセットする。ピボットクリップ部材504は、クリップアクチュエータと係合して下側クリップ500の開閉を制御するようになっているカム表面をさらに含む。
下側クリップ500の下側部分は、下側支持構造体252bに取り付けられている。当該構造体は、この例においてベルトである。基体安定システムは、電気めっきシステム内でベルトの移動をガイドするベルトガイド520をさらに含む。特に、ベルトガイド520は、ベルト252bの下側部分が配置される狭い開口部を含む。基体安定システムは、下側ベルトに接続されたローラのガイドを補助して、ベルト252bが移動している間のそれの垂直方向の安定性を向上させる、ローラガイド522をさらに含む。
図5Bは、本発明の別の形態による、開いた状態にある例示的な下側クリップ500の側面図を示す。先に説明したように、下側クリップ500のピボットクリップ部材504は、下側クリップ500の開閉を所望のように制御するために、クリップアクチュエータ540と係合するようになっているカム表面508を含む。この図において示すように、クリップアクチュエータ540は、ピボットクリップ部材504のカム表面508が、下側クリップ500の開放を生じさせるようにする。
操作中、クリップアクチュエータ540は、下側クリップ500を開いて、クリップ500を可撓性基体Sの下側部分との係合から解くように作用する。これは、アンローディングステーションの直ぐ上流にて、または後処理セクションの直ぐ上流にて、あるいは処理ストラテジーに従って他の任意の場所で実施してよい。この例において、クリップアクチュエータ540は、ローディングステーションの付近で可撓性基体Sと再び係合するまで、下側クリップ500を開放状態に保つ。この場合も、クリップアクチュエータ540は、処理ストラテジーに従って所望のように下側クリップ500を開き、および閉じるように構成してよい。
図6は、本発明の別の形態による、可撓性基体Sと係合している例示的な上側および下側クリップ400および500の側面図を示す。図示するように、上側クリップ400は、可撓性基体Sの上側部分と係合するようにされている。この例において、可撓性基体Sの上側部分は、可撓性基体Sの幅Wと比較して比較的小さい(例えば、7mm)である。同様に、下側クリップ500は、可撓性基体Sの下側部分と係合するようになっている。この例において、可撓性基体Sの下側部分もまた、可撓性基体Sの幅Wと比較して比較的小さい(例えば、7mm)である。上側および下側クリップ400および500を可撓性基体Sの比較的小さい部分のみと接触させることは、可撓性基体Sのめっき可能な表面を十分に最大にする。
図7A〜Cは、本発明の別の形態による、例示的なシール700の側面図、正面図および上面図を示す。シール700は、電気めっきシステム200に関連して、先に説明したシール205aおよび205bの例示的な詳細図であり得る。先に説明したように、下側クリップ254bは、電気めっきセル206内に含まれる流体浴の底部を行き来する。電気めっきセル206内に入り、そこから出て行くために、下側クリップ254bは、対応する開口部を通過して、入り、また、出て行く。そのような開口部は流体を含むセル206の底の付近に存在する。したがって、シール700は、電気めっきセル206からのめっき流体の漏れを減らしながら、下側クリップが開口部を通って通過するように構成される。
説明のために、図示したシール700は、電気めっきセル206に対するインプットシール205aの詳細を示す例であり、前処理セル204と電気めっきセル206との間に配置されている。シール700はまた、電気めっきセル206のアウトプットシール205bとしても機能し得ることが理解されるであろう。特に、シール700は、上側部分702と下側部分750を含む。シール700の上側部分702は、第一に、上部クリップ254aおよび可撓性基体Sが電気めっきセル206に入る(およびそこから出て行く)ことを許容するとともに、電気めっきセル206からのめっき流体の漏れを減少させるように構成される。シール700の下側部分750は、第一に、下側クリップ254bおよび下側支持構造体252bが電気めっきセル206に入る(およびそこから出て行く)ことを許容するとともに、電気めっきセル206からのめっき流体の漏れを減少させるように構成される。シール700の下側部分750はまた、漏れためっき流体を溢流エリア770を経由させてドレーン206aにガイドすることを促進する。次に、ドレーン206aは漏れためっき流体をリザーバ(図示せず)に送って、リサイクルの目的で流体を回収する。
シール700の上側部分702は、複数の対向したガラスロッド708a−b、712a−b、716a−b、および720a−bを支持する、支持構造体704a−bを含む。より具体的には、支持構造体704aは、それぞれ細長い円筒形(または円柱形)ガラスロッド708a、712a、716a、720aを収容する溝を有する、複数のロッド支持体706a、710a、714aおよび718aを含む。ロッド支持体706a、710a、714aおよび718aの溝は、細長い円筒形のガラスロッド708a、712a、716a、および720aの中央の側部(即ち、可撓性基体に面している側)を露出させるように構成されている。支持構造体704bは次に、それぞれ細長いガラスロッド708b、712b、716b、および720bを収容する溝を有する、複数のロッド支持体706b、710b、714bおよび718bを含む。ロッド支持体706b、710b、714bおよび718bのグルーブは、それぞれ細長いガラスロッド708b、712b、716b、および720bの中央の側部(即ち、可撓性基体に面している側)を露出させるように構成される。
この構成配置は、対向したガラスロッド708a−b、712a−b、716a−b、および720a−bの間で細長いギャップをそれぞれ規定する。細長いギャップは、可撓性基体Sがそこを通過することを許容するとともに、可撓性基体Sのガラスロッドへの接触を減らすように構成される。即ち、細長いギャップは、可撓性基体Sへの接触ダメージを減らすために、ロッドと可撓性基体Sとの間に位置する漏れためっき流体が、可撓性基体Sのロッドへの接触をさらに防止するように、構成される。説明したように、ロッドは、ガラス材料または他の傷をつけない(または引っ掻き性のない)材料から成り、そのような材料は、可撓性基体Sがロッドと接触したときに、基体Sへの表面ダメージを減らす又は無くす。
(図示した左から)最初の3つの組のロッド708a−b、712a−b、および716a−bは傾斜していて、それらの上側部分が各下側部分よりも、可撓性基体Sの移動に沿って更に下流側に配置されるようになっている。これにより、細長いギャップを通過するめっき流体が漏れることがより困難となる。(図示した左から)第4組のロッド720a−bは、略鉛直な向きとなるようにされて、電気めっきセル206に垂直なインターフェースを与えている。図7Bに示すように、支持構造体704a−bは、頂部付近でくぼみを有していて溝を規定しており、当該溝を通って上側クリップ254bが移動する。
シール700の下側部分750は、下側開口部754を有するチャンバー752を含む。チャンバー752は、入ってくる下側クリップ254bを収容する入口756、および下側クリップ254bが電気めっきセル206内に入ることを許容する出口758を含む。チャンバー752内部には、第1の組の対向したドア760a−b(例えば、サルーン(または広間)ドアに似たもの)が配置されている。ドア760a−bは、チャンバー752の内壁にあたるようにスプリングでバイアスがかけられていて、通常、入口756を塞いでいる。チャンバー752の外には、第2の組のドア762a−b(例えば、サルーン(または広間)ドアに似たもの)が配置されている。ドア762a−bは、チャンバー752の外壁にあたるようにスプリングでバイアスがかけられていて、通常、出口758を塞いでいる。以下においてさらに詳細に説明するように、下側クリップ254bの移動は、ドアを開放させる。シール700の下側部分750は、電気めっきセル206に突入することなくドア762a−bが外向きにスイングする(または揺れる)ことを許容するための緩衝エリア764をさらに含む。
操作中、可撓性基体Sがシール700を通過して移動させられているときに、可撓性基体Sは対向した各ガラスロッド708a−b、712a−b、716a−bおよび720a−bの間の細長いギャップを通過して移動する。第4組のガラスロッド720a−bは、第1段階のシールを実施するように作動する。電気めっきセル206からのめっき流体のいくらかは、図7Aにおいて描かれている4本の矢印により示されるように、第4の組のロッド720a−bを通過して漏れる。第3の組のガラスロッド716a−bは、第2段階のシールを実施するように作動する。図7Bにて描かれている3本の矢印により示されるように、より少ない量のめっき流体がロッド716a−bを通過して漏れる。残りの組ロッド712a−bおよび708a−bは、さらに漏れを減少するための第3および第4のシール・ステージとして作動する(ロッド712a−bを通過するように示される2本の矢印およびロッド708a−bを通過するように示される1本の矢印)。したがって、比較的小さい量のめっき流体だけが、ロッド708a−bを通過して漏れる。ロッド708a−b、712a−b、716a−bおよび720a−bを通過するめっき流体の漏れは、シール700の下側部分750のチャンバー752を通過して、溢流エリア770に直接的に流下する。
図7D−Fを参照するに、下側クリップ254bがシール700に入ると、下側クリップ254bの移動は、第1の組のドア760a−bを開放させるとともに、第2の組のドア762a−bは閉じたままとする。下側クリップ254bが、ドアを通過してチャンバー752内に入ると、ドア760a−bのスプリングバイアスがドアを閉じさせる。この状態において、ドア760a−bおよび762a−bの両方の組が閉じた位置にあり、それにより電気めっきセル206からの漏れを実質的に減らす又は無くす。下側クリップ254bはそれから更に移動して、第2の組のドア762a−bを開放させる。この状態において、めっき流体は電気めっきセル206から出口758を通過してチャンバー752内に漏れる。また、この状態において、第1の組のドア254bは、閉じた状態にあり、それにより入口756を経由するめっき流体の漏れを実質的に減らす又は無くす。漏れためっき流体は、チャンバー752の下側開口部754内に流下し、その後、溢流エリア770およびドレーン206aに流れる。
下側クリップ254bが第2の組のドア762a−bを通って移動した後、ドア762a−bのスプリングバイアスは、ドア762a−bを閉じた状態にする。この状態において、ドア760a−bおよび762a−bの両方の組は閉じたままである。それから、次の下側クリップ254bが移動して、第1組のドア760a−bを開放し、シーリングサイクルが繰り返される。したがって、シール700を通過するめっき流体を減少させるために、いつでも、少なくとも1つの組のドアが閉じられている。
本発明の種々の形態を電気めっき処理を実施することに関連して説明してきたが、これらの形態は、無電解めっき、現像、ストリッピング、洗浄及び他のものを含む、他の種類の処理を実施するために構成してよいことが理解されるであろう。加えて、種々の形態を可撓性基体に対する処理を実施することに関連して説明したが、実施形態は他の種類の物品を処理(または加工)するために構成してよいことが理解されるであろう。
本発明を例示的な形態に関連して説明したが、本発明には更なる変更を加え得ることが理解されるであろう。本出願は、本発明の原理に概して従い、本発明が属する技術の範囲内にある公知で慣習的な実施の範囲内にある本開示からの逸脱を含む、本発明の任意の変形例、使用または適合を包含することを意図している。
Claims (53)
- 巻かれた、未処理の可撓性基体を支持するようになっている、インプットスプールを含むローディングステーション;
可撓性基体が略垂直な向きにされている間に、前記可撓性基体に所定の処理を実施するようになっている、処理ステーション
巻かれた、処理をした可撓性基体を支持するようになっている、アウトプットスプールを含むアンローディングステーション;および
前記可撓性基体が前記処理ステーションで前記所定の処理に付されている間、前記可撓性基体を略垂直な向きに維持するようになっている基体安定サブシステム
を含む、可撓性基体をめっきする処理システム。 - 前記基体安定サブシステムが、略垂直である張力を前記可撓性基体に加えるようにされている、請求項1に記載の処理システム。
- 前記基体安定サブシステムが、
前記可撓性基体の上側部分と係合するようになっている複数の上側クリップ;および
前記可撓性基体の下側部分と係合するようになっている複数の下側クリップ
を含む、請求項1に記載の処理システム。 - 前記基体安定サブシステムが、
前記上側クリップを支持するようになっている上側可動支持構造体;および
前記下側クリップを支持するようになっている下側可動支持構造体
を含む、請求項3に記載の処理システム。 - 前記上側可動支持構造体がベルト、ケーブルまたはベルトを含む、請求項4に記載の処理システム。
- 前記下側可動支持構造体が、ベルト、ケーブルまたはベルトを含む、請求項4に記載の処理システム。
- 前記基体安定サブシステムが、
上側アイドルホイール;
上側駆動ホイール;および
前記上側駆動ホイールに回転可能に連結されたモータ;
をさらに含み、前記上側可動支持構造体が前記上側アイドルホイールおよび上側駆動ホイールの回りで回転可能に支持されている、請求項4に記載の処理システム。 - 前記基体安定サブシステムが、
下側アイドルホイール;
下側駆動ホイール;および
前記下側駆動ホイールに回転可能に連結されたモータ;
をさらに含み、前記下側可動支持構造体が前記下側アイドルホイールおよび下側駆動ホイールの回りで回転可能に支持されている、請求項4に記載の処理システム。 - 前記基体安定サブシステムが上側アクチュエータをさらに含み、当該アクチュエータが所定の異なる位置にて前記上側クリップを開く又は閉じるようになっている、上側クリップアクチュエータをさらに含む、請求項3に記載の処理システム。
- 前記各上側クリップがカムホイールをさらに含み、当該カムホイールが前記上側クリップアクチュエータと係合するようになっている、請求項9に記載の処理システム。
- 前記基体安定サブシステムが下側クリップアクチュエータをさらに含み、当該アクチュエータが所定の異なる位置にて前記下側クリップを開く又は閉じるようになっている、請求項3に記載の処理システム。
- 前記各下側クリップがカム表面をさらに含み、当該カム表面が前記下側クリップアクチュエータと係合するようになっている、請求項11に記載の処理システム。
- 前記上側クリップアクチュエータが、下側クリップアクチュエータが前記下側クリップを閉じて前記可撓性基体と係合する第2の位置の上流側にある第1の位置にて、前記上側クリップを閉じて前記可撓性基体と係合するようになっている、請求項9に記載の処理システム。
- 前記上側クリップアクチュエータおよび下側クリップアクチュエータが、実質的に同時に、前記上側クリップおよび下側クリップをそれぞれ開いて、前記可撓性基体との係合を解くようになっている、請求項9に記載の処理システム。
- 前記上側クリップがそれぞれ、前記可撓性基体にカソードコンタクトを適用するようになっている、請求項3に記載の処理システム。
- 前記上側クリップから処理物質を除去するようになっているクリップ・ストリップセルをさらに含む、請求項15に記載の処理システム。
- 前記下側クリップがそれぞれ、前記可撓性基体にカソードコンタクトを適用するようになっている、請求項3に記載の処理システム。
- 前記下側クリップから処理物質を除去するクリップ・ストリップセルをさらに含む、請求項17に記載の処理システム。
- 前記各上側クリップが、前記可撓性基体における物質のデポジションの均一性を向上させるように構成された、シールドをさらに含む、請求項3に記載の処理システム。
- 前記各下側クリップが、前記可撓性基体における物質のデポジションの均一性を向上させるように構成された、シールドをさらに含む、請求項3に記載の処理システム。
- 前記処理ステーションが流体の浴を支持するようになっているコンテナを含み、当該コンテナが前記下側クリップを通過させるようになっている開口部を含む、請求項3に記載の処理システム。
- 前記コンテナが、前記開口部を経由して前記下側クリップが通過することを許容するとともに、前記開口部を経由する当該コンテナからの流体の漏れを減らすためのシールをさらに含む、請求項21に記載の処理システム。
- 前記シールが
軸の回りで旋回するドア;および
前記コンテナに押し付けるように前記ドアにバイアスをかけて、前記開口部を塞ぐようになっているバイアスデバイス
を含み、前記下側クリップがそれぞれ、各クリップが前記コンテナに入るとき又はそこから出て行くときに、前記バイアスに抗して、前記ドアを前記コンテナから離れさせるようになっている、請求項22に記載の処理システム。 - 前記シールが、
第1の軸の回りで旋回する第1のドア;
第2の軸の回りで旋回する第2のドア;
前記コンテナに押し付けるように前記第1のドアにバイアスをかけて、前記開口部の第1の部分を塞ぐようになっている第1のバイアスデバイス;および
前記コンテナに押し付けるように前記第2のドアにバイアスをかけて、前記開口部の第2の部分を塞ぐようになっている第2のバイアスデバイス;
を含み、前記下側クリップがそれぞれ、各クリップが前記コンテナに入るとき又はそこから出て行くときに、前記第1および第2のバイアスに抗して、前記第1および第2のドアを前記コンテナから離れさせるようになっている、請求項22に記載の処理システム。 - 前記処理ステーションが、電気めっきセルを含む、請求項1に記載の処理システム。
- 前記処理ステーションが、前処理セルを含む、請求項1に記載の処理システム。
- 前記前処理セルが、前記可撓性基体のアルカリおよび/または酸洗浄を実施するようになっている、請求項26に記載の処理システム。
- 前記前処理セルが、前記可撓性基体の脱イオン水による濯ぎを実施するようになっている、請求項26に記載の処理システム。
- 前記処理ステーションが後処理セルを含む、請求項1に記載の処理システム。
- 前記後処理セルが、前記可撓性基体の防曇剤による濯ぎを実施するようになっているようになっている、請求項29に記載の処理システム。
- 前記後処理セルが、前記可撓性基体の脱イオン水による濯ぎを実施するようになっている、請求項29に記載の処理システム。
- 前記後処理セルが、前記可撓性基体の乾燥を実施するようになっている、請求項29に記載の処理システム。
- 可撓性基体を処理セルの中に及び処理セルから外に搬送するとともに、前記可撓性基体に略垂直な張力を加えて、前記可撓性基体を略垂直な向きに維持しながら、前記基体を前記処理セルにより実施される処理に付することを含む、可撓性基体を処理する方法。
- 物品が略垂直な向きにある間に、前記物品に所定の処理を実施するようになっている処理ステーション;および
前記物品が前記処理ステーションにより実施される処理に付されている間に、前記物品に略垂直な張力を加えて前記物品を略垂直な向きに維持するようになっている、物品安定サブシステム
を含む、物品を処理するための処理システム。 - めっき流体の浴を支持するコンテナ;および
前記コンテナ内に配置され、前記めっき流体の浴と接触するようになっているアノード電極
を含む電気めっきセル;ならびに
移動する物品と連続的にカソード接触するようになっている複数の可動クリップを含むカソードコンタクトシステム
を含み、前記各クリップが前記物品に形成されるめっきデポジションの均一性を向上させるように構成されたシールドを含む、移動している物品にめっきする電気めっき装置。 - 前記各シールドが、前記対応するクリップが前記物品に接触する領域に近い箇所にて前記物品を流れるめっき電流密度を減少させるようになっている、請求項35に記載の電気めっき装置。
- 移動する物品の下側部分と係合して、前記移動する物品を略垂直な向きに維持するようになっている、複数の可動クリップを含む物品安定システム;
処理流体の浴を支持するようになっているコンテナを含む処理セル;および
第1のシールであって、
前記処理セルから漏れた処理流体を受け入れる第1のチャンバー;
前記可動クリップが通過して前記第1のチャンバーに入ることを許容する第1の入口;
前記第1の入口を塞ぐようになっている第1入口閉塞デバイス;
前記可動クリップが通過して前記第1のチャンバーの外へ出て行くことを許容する第1の出口;および
前記第1の出口を塞ぐようになっている第1出口閉塞デバイス
を含むシール
を含む、移動する物品を処理する装置。 - 前記第1のチャンバーが、前記第1の出口を通過して漏れた処理流体を受け入れるようになっている、請求項37に記載の装置。
- 前記第1のチャンバーが、前記第1の入口を通過して漏れた処理流体を受け入れるようになっている、請求項37に記載の装置。
- 前記第1閉塞デバイスが、前記第1の入口を閉塞するために、前記第1のチャンバーの壁に押し付けるようにバイアスされたドアを含み、前記下側クリップがそれぞれ、各クリップが前記第1の入口を通過するときに、前記ドアを前記バイアスに抗して壁から離れさせるようになっている、請求項37に記載の装置。
- 前記第1閉塞デバイスが、
第1の軸の回りで旋回する第1のドア;
第2の軸の回りで旋回する第2のドア;
前記第1のチャンバーの壁に押し付けるように前記第1のドアにバイアスをかけて、前記第1の入口の第1の部分を塞ぐようになっている、第1のバイアスデバイス;および
当該第1のチャンバーの壁に押し付けるように前記第2のドアにバイアスをかけて、前記第1の入口の第2の部分を塞ぐようになっている、第2のバイアスデバイス
を含み、
前記下側クリップがそれぞれ、各クリップが前記第1の入口を通過するときに、前記第1および第2のドアを、前記第1および第2のバイアスに抗して、前記第1のチャンバーの壁から離れさせるようになっている、請求項37に記載の装置。 - 前記第1閉塞デバイスが、前記第1の出口を閉塞するために、前記第1のチャンバーの壁に押し当てるようにバイアスされたドアを含み、前記下側クリップがそれぞれ、各クリップが前記第1の出口を通過するときに、前記ドアを前記バイアスに抗して、前記第1のチャンバーの壁から離れさせるようになっている、請求項37に記載の装置。
- 前記第1出口閉塞デバイスが、
第1の軸の回りで旋回する第1のドア;
第2の軸の回りで旋回する第2のドア;
前記第1のチャンバーの壁に押し付けるように前記第1のドアにバイアスをかけて、前記第1の出口の第1の部分を塞ぐようになっている、第1のバイアスデバイス;
前記第1のチャンバーの壁に押し付けるように当該第2のドアにバイアスをかけて、前記第1の出口の第2の部分を塞ぐようになっている、第2のバイアスデバイス;
前記下側クリップがそれぞれ、各クリップが前記第1の出口を通過するときに、前記第1および第2のドアを、当該第1および第2のバイアスに抗して、前記第1のチャンバーの壁から離れさせるようになっている、請求項37に記載の装置 - 第2のシールをさらに含み、当該第2のシールが、
前記処理セルから漏れた処理流体を受け入れる第2のチャンバー;
前記可動クリップが通過して前記第2のチャンバーに入ることを許容する第2の入口;
前記第2の入口を塞ぐようになっている第2入口閉塞デバイス;
前記可動クリップが通過して前記第2のチャンバーの外へ出て行くことを許容する第2の出口;および
前記第2の出口を塞ぐようになっている第2出口閉塞デバイス
を含み、
前記第1チャンバーが前記第1の出口を通過して漏れた処理流体を受け入れるようになっており、前記第2チャンバーが前記第2の入口を通過して漏れた処理流体を受け入れるようになっている、請求項37に記載の装置。 - 前記第1チャンバーが、開口部を含み、前記漏れた処理流体が前記開口部を通過してドレーンに流れるようになっている、請求項37に記載の装置。
- 前記漏れた処理流体が、溢流エリアを経由して前記ドレーンに流れる、請求項45に記載の装置。
- 前記第1シールが、前記可撓性基体が通過する細長い開口部を含む構造体を含む、請求項37に記載の装置。
- 前記構造体が、組の対向したロッドを含み、前記対向したロッドの間の間隔が前記細長い開口部を規定している、請求項47に記載の装置。
- 前記対向したロッドが、ガラス材料から成る、請求項48に記載の装置。
- 前記対向したロッドが、その上側部分が、前記物品の移動方向に沿って、その下側部分よりもさらに下流に位置するように、傾斜している、請求項48に記載の装置。
- 前記構造体が、前記物品の移動の方向に沿って互いに間隔をおいて配置した、複数の組の対向したロッドを含み、前記対向したロッドの各々の間の距離が、前記細長い開口部を規定する、請求項37に記載の装置。
- 前記対向したロッドの少なくとも1つの組が、その上側部分が、前記物品の移動の方向に沿って、その下側部分よりもさらに下流側に位置するように傾斜している、請求項51に記載の装置。
- 前記対向したロッドの少なくとも1つの組が、略垂直な向きである、請求項51に記載の装置。
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