JP2007137185A - 車両用シート送風装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】見栄えのよさと送風性能の両方を確保した車両用シート送風装置を提供する。
【解決手段】乗員が着座する着座部1bと、着座した乗員の背中などが当たる背もたれ部1aとから構成される車両用シート1と、この車両用シート表面7に開口されて車室内2と連通する吸込み口4と、車両用シート1の内部に形成されて吸込み口4に通じる吸込み空気通路6と、吸込み空気通路6に空気の流れを強制的に発生される送風機5と、車両用シート1の表面の一部を覆うポケットカバー3と、を備える。さらに、吸込み口4は、ポケットカバーの裏面3aと対向するように設けられている構成とする。この構成により、見栄えのよさと送風性能の両立を図る車両用シート送風装置が得られる。
【選択図】図2

Description

本発明は、シートを介して車室内に強制的に気流を形成する車両用シート送風装置に関する。
従来、この種の車両用シート送風装置としては、例えば、特許文献1および特許文献2に記載されているように、シート内の空気流路を通してシート表面から車室内に向けて空気を吹き出すものが知られている。いずれの車両用シート送風装置においても、シート内に形成した通風路に強制的に送風を行い、この送風空気をこの通風路と連通するシート表皮の多数の小孔から車室内に吹き出すという構成を有している。
また、特許文献1の車両用シート送風装置においては、シート表皮に形成した多数の小孔を介した通風の他に、シートバックの表面に設けた吸気口から取り入れた車室内空気をシートバックの表面に設けた排気口から吹き出す通風経路を備えることが開示されている。
特開2003−252036号公報 特開2003−285628号公報
しかしながら、上記従来の車両用シート送風装置においては、シート表皮の多数の小孔から車室内に通風を行うものであるため、通風経路における圧力損失が大きくなるので、必要な風量を確保することが困難であるという課題があった。
また、特許文献1に記載の装置においては、シートバックの表面に通風のための吸気口および排気口を設けているため、通風経路の圧力損失は改善できることになるが、吸気口および排気口が乗員等に見えることになるので、見栄えが悪いという問題があった。
そこで、本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、車室内の見栄えのよさと送風性能の両方を確保した車両用シート送風装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。すなわち、請求項1に記載の車両用シート送風装置の発明は、乗員が着座する着座部(1b)と、着座した乗員の背中などが当たる背もたれ部(1a)とから構成される車両用シート(1)と、車両用シート表面(7)に開口されて車室内(2)と連通する通気口(4、11)と、車両用シート(1)の内部に形成されて通気口(4、11)に通じる空気通路(6、28、31)と、空気通路(6、28、31)に空気の流れを強制的に発生される送風手段(5)と、車両用シート表面の一部(7)を覆うように設けられたシート部材(3、10)と、を備える。さらに、通気口(4、11)は、シート部材の裏面(3a、10a)と対向して設けられていることを特徴とする。
この請求項1に記載の発明によれば、車室内とシート内部を連通させる通気口をシート表面にシート部材の裏面と対向して設けることにより、乗員に対して見えにくい位置で開口されるため、その開口面積を大きくすることが可能になるとともに、車室内の見栄えを損なうことがない車両用シート送風装置が得られる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両用シート送風装置において、通気口(4、11)は、送風手段(5)により車室内(2)の空気を取り入れる吸込み口(4)とすることを特徴とする。
この請求項2に記載の発明によれば、外見上、吸込み口はシート部材により隠れるため、吸込み口の開口面積を大きくすることができる。これにより、吸込み空気流の圧力損失を軽減することができるので、送風手段の風量が低下してしまうことがなく、または、消費エネルギーを抑えることができる。また、車室内に浮遊する埃を吸い込むことによる吸込み口の目詰まりを低減できるので、目詰まりによる送風性能の低下を防ぐことができる。また、フィルタの面積が大きくすることにより、フィルタの交換周期を長く設定することができる。また、フィルタは、シート部材で隠れるため、目詰まりした汚れを隠すことができ、見栄えが向上する。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の車両用シート送風装置において、送風手段(5)と、送風手段(5)により吸い込まれる車室内(2)の空気に対して吸熱および放熱を行うペルチェモジュール(9)と、ペルチェモジュール(9)の吹出し部(25)につながる排気通路(13)とを車両用シート(1)の内部に配置し、一部がシート部材(3)で仕切られたポケット空間(21)に臨むように吸込み口(4)を配置することを特徴とする。
この請求項3に記載の発明によれば、シート部材で仕切られていない開放された部位からポケット空間に車室内の空気を引き込むため、この開放された部位を適切な位置に設定することで、ペルチェモジュールによる吸熱または放熱の効率を高めることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の車両用シート送風装置において、送風手段(5)と、送風手段(5)により吸い込まれる車室内(2)の空気に対して吸熱および放熱を行うペルチェモジュール(9)と、ペルチェモジュール(9)の吹出し部(25)につながる排気通路(13)とを車両用シート(1)の内部に配置し、排気通路(13)は、吸込み口(4)よりも下方に設けられた排気口(14)に通じることを特徴とする。
この請求項4に記載の発明によれば、排気する空気を吸込み口よりも下方に設けられた排気口から放出することにより、吸込み口から吸い込む車室内の空気にペルチェモジュールを通った空気の排熱が混じりにくくなるので、ペルチェモジュールによる吸熱または放熱の効率が低下することを防止できる。
請求項5に記載の発明は、請求項2に記載の車両用シート送風装置において、送風手段(5)と、送風手段(5)により吸い込まれる車室内(2)の空気に対して吸熱および放熱を行うペルチェモジュール(9)と、ペルチェモジュール(9)の吹出し部(25)につながる排気通路(13)とを車両用シート(1)の内部に配置し、一部がシート部材(3)で仕切られたポケット空間(21)に臨むように吸込み口(4)を配置するとともに、排気通路(13)は、ポケット空間(21)の外部で吸込み口(4)よりも下方に設けられた排気口(14)に通じることを特徴とする。
この請求項5に記載の発明によれば、排気口と吸込み口を仕切って区画し、吸込み口よりも下方に設けることにより、さらに、ペルチェモジュールを通った空気の排熱が吸込み口の方に回り込むことが妨げられるので、ペルチェモジュールによる空調性能の低下を防止できる。
請求項6に記載の発明は、請求項1または2に記載の車両用シート送風装置において、シート部材(3、10)は、ポケットカバー(3)で構成することを特徴とする。この請求項6に記載の発明によれば、吸込み口を乗員の目にとまりにくいポケットカバーの内側に設けることにより、車室内の見栄えを損なうことがないとともに、既存の部材を活用できるので、簡単な構成、低圧損、および低コストの空気通路が得られる。
請求項7に記載の発明は、請求項1から6のいずれかに記載の車両用シート送風装置において、通気口(4)が開口され、シート部材(3)に覆われている車両用シート表面の一部(7)に、シート部材の裏面(3a)側に向けて突出する壁部(30)を設けたことを特徴とする。この請求項7に記載の発明によれば、シート部材と車両用シート表面の一部との間に形成される空間に物が入れられたとしても、壁部によって当該物がシート部材の裏面寄りに位置することになり、当該物によって通気口が塞がれてしまうことを防止することができる。
請求項8に記載の発明は、請求項1から7のいずれかに記載の車両用シート送風装置において、通気口(4)にフィルタ(15)を設けたことを特徴とする。この請求項8に記載の発明によれば、フィルタに付着した埃などが乗員の目にとまりにくいことになり、車室内の見栄えを損なうことがない。また、フィルタは普段、見えにくい場所に設けられているので、簡易な取付け構造とすることができ、低コストで脱着性の高いフィルタとすることができる。
請求項9に記載の発明は、請求項1から5のいずれかに記載の車両用シート送風装置において、シート部材(3、10)は、シート取っ手カバー(10)で構成することを特徴とする。この請求項9に記載の発明によれば、シート部材をポケットカバーで構成した場合と同様の作用効果が得られる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態の具体的手段との対応関係を示す一例である。
(第1実施形態)
図1から図5を用いて第1実施形態を説明する。図1は、本実施形態における車両用シート送風装置の構成を示す背面図である。図2は、本実施形態の車両用シート送風装置の構成を示す模式的な断面図である。図3は、図1のX−X断面における矢視図を示した概略図である。図4は、本実施形態の車両用シート送風装置における吸込み口4とポケットカバー3の関係を示した部分的な断面図である。図5は、車両用シート送風装置における吸込み口4をポケットカバー3の裏面側からみた正面図である。
本実施形態の車両用シート送風装置は、乗員が着座する着座部1bと、着座した乗員の背中などが当たる背もたれ部1aとから構成される車両用シート1と、この車両用シート表面7に開口されて車室内2と連通する通気口と、車両用シート1の内部に形成されて通気口に通じる空気通路と、この空気通路に空気の流れを強制的に発生される送風手段としての送風機5と、車両用シート表面7の一部を覆うシート部材と、を備えている。さらに、通気口は、シート部材の裏面と対向するように設けられている。
車両用シート1は、乗員の臀部および大腿部を支持する着座部1bと、着座した乗員の背中部を支持するシーバックとも呼ばれる背もたれ部1aを備えている。背もたれ部1aは、ウレタンなどの緩衝材でできているメインパッド17と、メインパッド17を覆うカバーパッド16と、メインパッド17の背面側に位置するシートばね部材19、20と、カバーパッド16の内側に位置する骨格部材(図示しない)とによってその外形形状が形作られている。背もたれ部1aの前面側の表面はシート表皮12で覆われ、背面側の表面はバックボード8で覆われている。
送風機5は、図1および図2に示すように車両用シート1の内部に配置するものに限定されず、車両用シート1の外部に配置されていたとしても、ダクトなどにより空気通路と連通することで空気通路内に強制的な空気の流れを形成することが可能な構成であればよい。シート部材は、車両用シート1の表面から突出するような形状であり、車両用シート1の表面とシート部材の裏面との間に所定の空間が形成されているものとする。また、シート部材の材質は特に限定しない。
通気口は、車両用シート1の表面に一定以上の開口面積で開口されているものであり、シート表皮に通常形成されている多数の小孔、繊維網目の隙間、発泡樹脂の小孔という程度の大きさよりも明らかに大きいものである。また、その開口形状は、特に限定するものではなく、例えば矩形状、丸形状、スリット形状である。なお、本実施形態の車両用シート1は、車室内の運転席側シート、助手席側シート、後部側座席シートのいずれにも適用可能である。
本発明の車両用シート送風装置の一例として、通気口を吸込み口4とし、シート部材をポケットカバーとし、空気通路を吸込み空気通路6とした場合について説明する。吸込み口4は、背もたれ部1aの背面側の表面を構成するバックボード8に形成されている。バックボード8は樹脂でできており、吸込み口4とその全体的形状は、金型による一体成形で形成されている。バックボード8は、シート表皮12と一体的に固定されて背もたれ部1aの外表面を構成し、バックボード8の内側には、吸込み口4と連通する吸込み空気通路6が背もたれ部1aの背面全体に渡って形成されている。
背もたれ部1aの内部には、シート表皮12の内側にカバーパッド16が設けられ、さらにカバーパッド16の内側に所定の形状のメインパッド17が設けられている。シート表皮12には、多数の小孔12aが形成され、この小孔12aが車両用シート1から吹出す空気の吹出し口を構成している。カバーパッド16は、連続的発泡性ウレタン材料でできており、その連続的発泡によって多数の小孔16aを備えている。
メインパッド17には、吸込み空気通路6と連通する吹出し空気通路18が形成されている。カバーパッド16側の吹出し空気通路18の端部開口は、シート表皮12の多数の小孔12aおよびカバーパッド16の多数の小孔16aを介して車室内2と連通している。また、シート表皮12は通気性を有するファブリックで構成することによって、結果的に吹出し空気通路18と連通する多数の小孔12aを有する構成としてもよい。
吸込み空気通路6の下流側で、吹出し空気通路18のバックボード8側には、送風機5が設けられている。送風機5はその吸込み口5aを吸込み空気通路6に位置し、またはバックボード8の裏面に対向させ、その吹出し口5bを吹出し空気通路18のバックボード8側開口端部に位置して配置されている。また、送風機5は、シートばね部材19にブラケット(図示しない)を介して固定され、シートばね部材19、ブラケット、および送風機5の合わせ部には、送風機5による振動を乗員に伝えないようにするために、ゴム製の弾性部材を介在させている。
吸込み口4は、車両用シート1の表面の一部7を覆うポケットカバーの裏面3aと一定の間隔を設けて対向するように開口されている。ポケットカバーの裏面3aと吸込み口4の間にはポケット空間21が形成され、車室内2の空気はポケット空間21に引き込まれた後、吸込み口4から吸込み空気通路6に進入する。吸込み口4は、ポケットカバー3によって完全に覆われていることが望ましく、この場合、吸込み口4は、乗員の視覚の死角に入るので、可能な限りその開口面積を大きくすることができる。吸込み口4は、一つの開口で構成されていてもよいし、複数の開口が集まって構成されていてもよい。
ポケットカバー3が運転席側シートおよび助手席側シートの背面側下部に設けられているマップポケットカバーである場合、図3に示すように、バンド22によってポケットカバー3と吸込み口4と間に一定の間隔が設けられてポケット空間21を形成することになる。
吸込み口4が開口されている車両用シート表面の一部7で、ポケットカバー3に覆われている部分には、図4に示すように、ポケットカバーの裏面3a側に向けて突出する壁部30が設けられている。この壁部30は、ポケットカバーの裏面3a側に向けて所定寸法分の突出量を有するリブ状形状であり、少なくとも1個設けられている。この突出量は、ポケット空間21に物が入れられた場合に、当該物が壁部30に当たってポケットカバー3側に押しのけられて、当該物と吸込み口4との間に通風可能な隙間が形成できる寸法である。壁部30は、上下方向に伸長する形状であってもよいし、左右方向に伸長する形状であってもよい。
壁部30は、その下部に車両用シート表面に対して傾斜する斜面30aを備えていることが望ましい。例えば、ポケット空間21に書籍などが入れられた場合には、この斜面30aによって、書籍がポケットカバー3側に大きく傾いた状態になるので、書籍と吸込み口4との隙間をより大きくすることができる。
また、図5に示すように、複数個の吸込み口4を間隔をあけて並べて配置し、この隣り合う吸込み口4の間に壁部30を設けるようにしてもよい。壁部30をこのように配置することで、どの吸込み口4に対しても書籍などの収納物が近傍の壁部30によってポケットカバー3側に押しやられることになり、収納物とすべての吸込み口4との隙間を確保することができ、吸込み口4を塞いでしまうことを防止できる。
なお、吹出し空気通路18は、背もたれ部1a内の上部に設けるのが望ましい。特に、吹出し空気通路18は、乗員が着座部1bに着座し背もたれ部1aに背中をもたれかけた姿勢において、乗員の肩部周辺、肩部から頸部にかけての範囲、または頭部周辺に吹出し空気を供給することが可能なように配置するのが望ましい。また、上述の吸込み口4、吸込み空気通路6、送風機5、および吹出し空気通路18は、着座部1b側に配する構成としてもよい。
なお、送風機5のファンの種類は、特に限定するものではないが、軸流式ファンで構成した場合には、ファン高さを低くすることができるので、装置の高さが低くなり背もたれ部1aの背面側のスペースを有効に活用することができる。そして、本発明では、吸込み口4の開口面積を大きくすることが可能であるため、軸流式ファンのファン直径を大きくすることにより、ファン高さを高くすることなく、さらに風量を増加することができる。
上記構成の車両用シート送風装置は、エアコン装置の空調吹出し口(図示せず)から吹き出されたエアコン風を車両用シート1の内部に取り込んで車両用シート1の表面から吹き出すことで乗員の周囲に気流を形成する働きがある。例えば、快適な空気環境に空調されたエアコン風が車両用シート表面7に到達するような気流を形成し、このエアコン風を車両用シート表面7と反対側に存在する乗員の背中側から積極的に吹き出すことによって、乗員周囲の空気環境を向上し、即効性の高い空調を行うことができる。
このように本実施形態の車両用シート送風装置は、車両用シート表面7に開口されて車室内2と連通する吸込み口4と、車両用シート1の内部に形成されて吸込み口4に通じる空気通路6と、吸込み空気通路6に空気の流れを強制的に発生される送風機5と、車両用シート1の表面の一部を覆うポケットカバー3と、を備える。さらに、吸込み口4は、ポケットカバーの裏面3aと対向するように設けられている構成とする。
この構成によれば、車室内2とシート内部を連通させる吸込み口4をシート表面7にポケット3の裏面と対向して設けることにより、乗員に対して見えにくい位置で開口されることになるため、その開口面積を大きくすることが可能になるとともに、見栄えを損なうことがない。特に、吸込み口4の開口面積を大きくすることにより、吸込み空気流が通る経路における圧力損失を軽減できるので、送風機5の風量が低下してしまうことがなく、消費電力を抑えることができる。また、吸込み口4の開口面積をできるだけ大きくすることができるので、吸込み風量を大きくすることが可能となり、乗員の快適感が向上する。また、吸込み口4の開口面積を大きくできるので、車室内2に浮遊する埃を吸い込むことによる吸込み口4の目詰まりの心配がなく、目詰まりによる送風性能の低下を防ぐことができる。
また、本実施形態の車両用シート送風装置は、吸込み口4を形成する車両用シート1の部材を樹脂製のバックボードとした場合には、成形時に一体成形によって吸込み口4を形成することにより、所望の形状、大きさ、位置で吸込み口4を構成することができる。
また、本実施形態の車両用シート送風装置は、吸込み口4が開口されポケットカバー3に覆われている車両用シート表面の一部7に、ポケットカバーの裏面3a側に向けて突出する壁部30を設けた構成とする。この構成を採用した場合には、ポケットカバー3と車両用シート表面の一部7との間に形成される空間に物、例えば書籍、雑誌、地図帳などが入れられたとしても、壁部30によって収納物がポケットカバーの裏面3a寄りに位置することになり、当該物と吸込み口4との間に一定の空間が保たれるので、収納物によって吸込み口4が塞がれてしまうことを防止できる。
(第2実施形態)
本実施形態の車両用シート送風装置が第1実施形態の装置と異なる点は、シート内部に熱交換機能として熱交換器を備え、車室内2の空気を温調してシート表面から吹き出すことにある。本実施形態の車両用シート送風装置を図6から図8を用いて説明する。図6は、本実施形態の車両用シート送風装置の構成を示す背面図である。図7は、図6のY−Y断面における矢視図を示した概略図である。図8は、車両用シート送風装置における吸込み口4とフィルタ15の関係を示した部分的な断面図である。
図6に示すように、車両用シート送風装置は、車両用シート1の内部に、特に背もたれ部1aの内部に、送風機5と、吸込み口4から送風機5に至る吸込み空気通路31と、送風機5よりも下流側に設けた熱交換器の一例であるペルチェモジュール9と、このペルチェモジュール9の第1吹出し部25につながる排気通路13と、ペルチェモジュール9で温調された空気がペルチェモジュール9の第2吹出し部26からシート表面に向けて流れる吹出し空気通路27と、を備えている。
吸込み口4は、第1実施形態と同様にポケットカバー3の裏面と対向するように設けられ、その開口の全体にフィルタ15が設けられている。また、吸込み口4は、その一部がポケットカバー3で仕切られたポケット空間21に臨むように配置されている。排気通路13は、ポケット空間21の外部で吸込み口4よりも下方に設けられた排気口14に通じている。
排気口14は、ポケット空間21を形成する袋の外部に存在しているが、ポケットカバー3の下部側の裏面に対向して設けられていることが望ましい。この構成の場合、排気口14と対向しているポケットカバー3の下部は、ポケット空間21を形成する袋の底面よりも下方に延長されている。そして、排気口14から吐き出された排気空気は、排気口14と対向しているポケットカバー3の下部側の裏面に衝突しこれに沿うようにして車室内2に放出されることになる。
吹出し空気通路27は、背もたれ部1aの背面側から前面側にかけてメインパッドによって所定の形状で形成され、カバーパットおよびシート表皮が備える多数の小孔と通じている。吸込み空気通路31は、背もたれ部1aの背面を構成するバックボードの裏面側とメインパッドとの間で、吸込み口4から送風機5の吸込み口5aに至る領域に形成されている。送風機5は、第1実施形態と同様に軸流式ファンで構成してもよいが、熱交換器を使用する場合には、高い圧力損失に対応できる図6に示すシロッコファンで構成することが望ましい。
ペルチェモジュール9は、図7に示すように、第1吹出し部25を備える排気用のフィンサブモジュール9aと、第2吹出し部26を備える温調用のフィンモジュール9bと、素子モジュール(図示しない)とから主に構成されている。素子モジュールは、フィンサブモジュール9aとフィンモジュール9bの間に介在している。フィンサブモジュール9aとフィンモジュール9bは、ともに銅製の放熱フィンで構成されている。素子モジュールは、ビスマステルル系の熱電素子を含むガラエポ基板上に防水ポリイミドフィルムを被覆して形成されている。さらに、熱電素子は、銅・ニッケルめっきされた電極を介してフィンサブモジュール9aおよびフィンモジュール9bと通電するように構成されている。
このように構成されたペルチェモジュール9は、送風機5から吹出された車室内2の空気に対して吸熱および放熱を行い、ペルチェモジュール9に対する直流電源の通電方向を切り替えることで吸熱側モジュールと放熱側モジュールとを切り替えることができる。また、ペルチェモジュール9は、車両のエアコン装置の冷房モード、暖房モードの切り替えと連動して吸熱側モジュールと放熱側モジュールを切り替える構成としてもよい。この構成の場合、冷房モードのときは、フィンサブモジュール9bを吸熱側モジュールとして冷房風を吹出し空気通路27に送り、フィンサブモジュール9aを放熱側モジュールとして熱が加えられた空気を排気通路13に送る。逆に、暖房モードのときは、フィンサブモジュール9bを放熱側モジュールとして暖房風を吹出し空気通路27に送り、フィンサブモジュール9aを吸熱側モジュールとして熱が奪われた空気を排気通路13に送る。
フィルタ15は、一方端部に設けた係合片15bと、他方端部に設けられたつまみ部15dおよび弾性変形する係合部15cと、係合部15cと係合片15bの間に設けられた網目部15aとを備え、脱着可能な構成である。フィルタ15が取り付けられる車両用シートのバックボード8には、吸込み口4より下方に係合片15bが差し込まれる係合穴24が設けられ、吸込み口4よりも上方に係合部15cが嵌めこまれる固定穴23が設けられている。フィルタ15をバックボード8に取り付けるときは、まず、係合片15bを係合穴24に差し込んでフィルタ15の一方端部を固定した後、係合部15cを固定穴23に嵌め込む。そして、係合部15cは、自身が弾性変形によって元の形状に戻ろうとする力によって固定穴23に保持されるため、フィルタ15が両端部でバックボード8に固定されることになる。
上記構成において車両用シート送風装置の運転が行われたとき、車室内2の空気の流れを説明する。乗員による車室内温度設定や冷房要求の操作により冷房モードで運転が開始されると、フィンサブモジュール9bを吸熱側モジュール、フィンサブモジュール9aを放熱側モジュールとした直流電源の通電方向を設定するとともに、送風機5の運転を開始する。車室内2の空気は、吸込み口4から吸い込まれ、吸込み空気通路31を通り、フィンサブモジュール9bとフィンサブモジュール9aに分岐する。フィンサブモジュール9bを通る空気は、フィンサブモジュール9bによって吸熱されて冷却され、吹出し空気通路27を経由してシート表面から乗員の身体の周囲に沿うように車室内2に吹き出され、乗員に冷却作用による快適感を与えることになる。他方、フィンサブモジュール9aを通る空気は、フィンサブモジュール9aから放熱されて暖められ、排気通路13を経由してシート下部の排気口14から車室内2の床面に向かって吐き出される。
乗員による車室内温度設定や暖房要求の操作により暖房モードで運転が開始されると、フィンサブモジュール9aを吸熱側モジュール、フィンサブモジュール9bを放熱側モジュールとした直流電源の通電方向を設定するとともに、送風機5の運転を開始する。車室内2の空気は、吸込み口4から吸い込まれ、吸込み空気通路31を通り、フィンサブモジュール9bとフィンサブモジュール9aに分岐する。フィンサブモジュール9bを通る空気は、フィンサブモジュール9bから放熱されて暖められ、吹出し空気通路27を経由してシート表面から乗員の身体の周囲に沿うように車室内2に吹き出され、乗員に加温作用による快適感を与えることになる。他方、フィンサブモジュール9aを通る空気は、フィンサブモジュール9aによって吸熱されて冷やされ、排気通路13を経由してシート下部の排気口14から車室内2の床面に向かって吐き出される。
このような一連の流れが反復されることにより、乗員を中心として車室内2の空気が循環する流れが形成されるので、比較的簡易な設備で、エネルギー効率の良い空調を提供できる。特に、乗員の要求に合わせた冷房風を乗員の身体がシート表面に密着している部分の周囲から吹き出させる場合には、乗員が感じる蒸れや暑さを積極的に解消する気流を形成することになり、有用である。また、このような一連の流れが反復されることにより、暖房時における車室内2の空気が循環する流れが乗員を中心として形成されるので、乗員の上半身の寒さを緩和することができる。
このように本実施形態の車両用シート送風装置は、送風機5により吸い込まれる車室内2の空気に対して吸熱および放熱を行い、送風機5よりも下流側に設けたペルチェモジュール9と、ペルチェモジュール9の第1吹出し部25につながる排気通路13とを車両用シート1の内部に配置し、一部がポケットカバー3で仕切られたポケット空間21に臨むように吸込み口4を配置している。この構成を採用した場合には、ポケットカバー3で仕切られていない開放された部位を適切な位置に設定することで、ペルチェモジュール9による吸熱または放熱の効率を高めることができる。
また、車両用シート送風装置の排気通路13は、吸込み口4よりも下方に設けられた排気口14に通じている。この構成を採用した場合には、吸込み口4から吸い込む車室内2の空気にペルチェモジュール9を通った空気の排熱が混じりにくくなるので、ペルチェモジュール9による吸熱または放熱の効率が低下することを防止できる。
また、車両用シート送風装置は、吸込み口4が、一部がポケットカバー3で仕切られたポケット空間21に臨むように配置されているとともに、さらに、排気通路13が、ポケット空間21の外部で吸込み口4よりも下方に設けられた排気口14に通じている。
この構成を採用した場合には、ペルチェモジュール9を通った空気の排熱が吸込み口4の方に回り込んでそのまま吸込み空気通路31に流れることを回避できるので、ペルチェモジュールによる空調性能の低下を防止することができる。また、吸込み口4がポケットカバーの裏面3aと対向して設けられていることにより、吸込み口4の開口面積をできるだけ大きくすることができるので、吸込み風量を大きくすることが可能となり、ペルチェモジュール9の熱交換量の増加による効率向上という効果がある。
また、車両用シート送風装置は、吸込み口4にフィルタ15を設けている。この構成を採用した場合には、フィルタ15に付着した埃などが乗員の目にとまりにくいことになり、車室内の見栄えを損なうことがない。また、フィルタ15は普段、見えにくい場所に設けられているので、簡易な取付け構造を採用することができ、低コストで脱着性に優れたものが採用できる。さらに、ペルチェモジュールを備えた場合には、フィルタが乗員の目にとまりにくいことによる見栄えのよさと、ペルチェモジュールの目詰まりの防止の両方を実現することができる。
(第3実施形態)
本実施形態の車両用シート送風装置が第1実施形態の装置と異なる点は、吸込み口11をシート取っ手カバー10の裏面に対向するように設けたことにある。本実施形態の車両用シート送風装置を図9および図10を用いて説明する。図9は、本実施形態の車両用シート送風装置の構成を示す背面図である。図10は、車両用シート送風装置における吸込み口11とシート取っ手カバー10の関係を示した部分的な断面図である。
図9に示すように、車両用シート送風装置は、取っ手29の両端部を覆うシート取っ手カバー10と、シート取っ手カバー10の裏面と対向するようにシート表面に設けられた通気口としての吸込み口11とを備えている。さらに、車両用シート送風装置は、車両用シート1の背もたれ部1aの内部に、送風機5と、吸込み口11から送風機5に至る吸込み空気通路28と、吸い込んだ車室内2の空気が送風機5の吹出し口からシート表面に向けて流れる吹出し空気通路(図示せず)とを備えている。
吸込み口11は、図10に示すように、シート取っ手カバーの裏面10aに対向するようにバックボード8の表面に設けられ、背もたれ部1aよりも後方側に座っている乗員からは一見して見えない位置に設けられている。シート取っ手カバー10は、通常、据え付けられている形態であり、乗員が手でつかむ帯状の取っ手29の両端に取っ手29を覆うように取り付けられているカバーである。シート取っ手カバーの裏面10aと吸込み口11の間には所定の空間が形成されている。
吸込み空気通路28は、背もたれ部1aの背面を構成するバックボード8の裏面側とメインパッドとの間で、吸込み口11から送風機5の吸込み口5aに至る領域に形成されている。吹出し空気通路は、背もたれ部1aの背面側から前面側にかけてメインパッドによって所定の形状で形成され、カバーパットおよびシート表皮が備える多数の小孔と通じている。送風機5は、第1実施形態と同様に軸流式ファンで構成されている。
送風機5が運転されると、車室内2の空気はシート取っ手カバー10の下端部の開口から当該所定の空間に入り、吸込み口11からバックボード8の裏面側に吸い込まれて吸込み空気通路28を送風機5の吸込み口5aに向かって流れる。さらに、吸い込まれた車室内2の空気は、吹出し空気通路を経由してシート表面から乗員の身体の周囲に沿うように車室内2に吹き出され、乗員に送風による快適感を与えることになる。
このように本実施形態の車両用シート送風装置は、シート取っ手カバー10の裏面に対向する吸込み口11を備える構成とする。この構成を採用した場合には、吸込み口11を乗員の目にとまりにくいシート取っ手カバー10の内側に設けることにより、車室内2の見栄えを損なうことがないとともに、既存の部材を活用できるので、簡単な構成、低圧損、および低コストの空気通路が得られる。
なお、本実施形態の吸込み口11をシート取っ手カバー10の裏面に対向するように設けた構成は、ペルチェモジュール9を備えた第2実施形態にも適用することができる。この場合、第2実施形態の吸込み口4が吸込み口11に置き換わり、第2実施形態と同様の作用効果を有することになる。
本発明の第1実施形態における車両用シート送風装置の構成を示す背面図である。 第1実施形態の車両用シート送風装置の構成を示す模式的な断面図である。 図1のX−X断面における矢視図を示した概略図である。 第1実施形態の車両用シート送風装置における吸込み口とポケットカバーの関係を示した部分的な断面図である。 第1実施形態の車両用シート送風装置における吸込み口をポケットカバーの裏面側からみた正面図である。 本発明の第2実施形態における車両用シート送風装置の構成を示す背面図である。 図6のY−Y断面における矢視図を示した概略図である。 第2実施形態の車両用シート送風装置における吸込み口とフィルタの関係を示した部分的な断面図である。 本発明の第3実施形態における車両用シート送風装置の構成を示す背面図である。 第3実施形態の車両用シート送風装置における吸込み口とシート取っ手カバーの関係を示した部分的な断面図である。
符号の説明
1 車両用シート
1a 背もたれ部
1b 着座部
2 車室内
3 ポケットカバー(シート部材)
3a ポケットカバーの裏面(シート部材の裏面)
4、11 吸込み口(通気口)
5 送風機(送風手段)
6、28、31 吸込み空気通路(空気通路)
7 車両用シート表面(車両用シート表面の一部)
9 ペルチェモジュール
10 シート取っ手カバー(シート部材)
10a シート取っ手カバーの裏面(シート部材の裏面)
13 排気通路
14 排気口
15 フィルタ
21 ポケット空間
25 第1吹出し部(吹出し部)
26 第2吹出し部(吹出し部)
30 壁部

Claims (9)

  1. 乗員が着座する着座部(1b)と、着座した前記乗員の背中などが当たる背もたれ部(1a)とから構成される車両用シート(1)と、前記車両用シート表面(7)に開口されて車室内(2)と連通する通気口(4、11)と、前記車両用シート(1)の内部に形成されて前記通気口(4、11)に通じる空気通路(6、28、31)と、前記空気通路(6、28、31)に空気の流れを強制的に発生される送風手段(5)と、前記車両用シート表面の一部(7)を覆うように設けられたシート部材(3、10)と、を備え、
    前記通気口(4、11)は、前記シート部材の裏面(3a、10a)と対向して設けられていることを特徴とする車両用シート送風装置。
  2. 前記通気口(4、11)は、前記送風手段(5)により前記車室内(2)の空気を取り入れる吸込み口(4)とすることを特徴とする請求項1に記載の車両用シート送風装置。
  3. 前記送風手段(5)と、前記送風手段(5)により吸い込まれる前記車室内(2)の空気に対して吸熱および放熱を行うペルチェモジュール(9)と、前記ペルチェモジュール(9)の吹出し部(25)につながる排気通路(13)とを前記車両用シート(1)の内部に配置し、
    一部が前記シート部材(3)で仕切られたポケット空間(21)に臨むように前記吸込み口(4)を配置することを特徴とする請求項2に記載の車両用シート送風装置。
  4. 前記送風手段(5)と、前記送風手段(5)により吸い込まれる前記車室内(2)の空気に対して吸熱および放熱を行うペルチェモジュール(9)と、前記ペルチェモジュール(9)の吹出し部(25)につながる排気通路(13)とを前記車両用シート(1)の内部に配置し、
    前記排気通路(13)は、前記吸込み口(4)よりも下方に設けられた排気口(14)に通じることを特徴とする請求項2に記載の車両用シート送風装置。
  5. 前記送風手段(5)と、前記送風手段(5)により吸い込まれる前記車室内(2)の空気に対して吸熱および放熱を行うペルチェモジュール(9)と、前記ペルチェモジュール(9)の吹出し部(25)につながる排気通路(13)とを前記車両用シート(1)の内部に配置し、
    一部が前記シート部材(3)で仕切られたポケット空間(21)に臨むように前記吸込み口(4)を配置するとともに、
    前記排気通路(13)は、前記ポケット空間(21)の外部で前記吸込み口(4)よりも下方に設けられた排気口(14)に通じることを特徴とする請求項2に記載の車両用シート送風装置。
  6. 前記シート部材(3、10)は、ポケットカバー(3)で構成することを特徴とする請求項1または2に記載の車両用シート送風装置。
  7. 前記通気口(4、11)が開口され、前記シート部材(3)に覆われている前記車両用シート表面の一部(7)に、前記シート部材の裏面(3a)側に向けて突出する壁部(30)を設けたことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の車両用シート送風装置。
  8. 前記通気口(4)にフィルタ(15)を設けたことを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の車両用シート送風装置。
  9. 前記シート部材(3、10)は、シート取っ手カバー(10)で構成することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の車両用シート送風装置。
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