JP2007136589A - 積層構造体の仮止め用治具及び組み付け方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】仮止め用治具31は、アッパーバルブボディ12等の各積層部材の挿通孔17,19に貫装される本体部32を有し、その本体部32は、筒状の鞘部35と、その鞘部35内に収容される一本のワイヤ部材36で構成されている。ワイヤ部材36は、鞘部35の長手方向の両端側において矢印状に折り曲げられることで、段状の係止部38a,38bを形成している。そして、これら各係止部38a,38bを出没させる開口部40が鞘部35の両端に形成され、各係止部38a,38bはワイヤ部材36自身の弾性力で常には突出側となる鞘部35の外側に向かって付勢されている。
【選択図】図2
Description
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の積層構造体の仮止め用治具において、前記テーパ部は、前記本体部の挿入方向における後方端が曲面または曲線状に形成されたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項3又は請求項4に記載の積層構造体の仮止め用治具において、前記各係止部のうち少なくとも一部の係止部には、そのテーパ部に前記下り勾配の変化する縊れ部が形成されていることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の積層構造体の仮止め用治具において、前記弾性線状部材は1本のワイヤで形成されていることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の積層構造体の仮止め用治具において、前記ワイヤは、前記挿入方向の一方側において当該ワイヤの両端部がまとめられているとともに、前記挿入方向の他方側においてコイル状の折り返し部を形成していることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の積層構造体の仮止め用治具において、前記ワイヤにおける前記両端部と前記折り返し部とをつなぐ一対の連結部を交差させたことを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、請求項1〜請求項11のうちいずれか一項に記載の積層構造体の仮止め用治具において、前記孔は、前記締結具が挿入される孔であることを特徴とする。
請求項13に記載の発明は、複数の積層部材を積層し、締結具により一体的に組み付け固定する積層構造体の組み付け方法において、前記積層構造体を構成する積層部材であって積層状態で位置合せされる孔が各々形成された複数の積層部材を積層した状態で、それらの積層部材の位置合せされた孔に請求項1〜請求項12のうちいずれか一項に記載の積層構造体の仮止め用治具を貫装した後、その仮止め用治具が貫装された状態のまま前記各積層部材を別位置に配置された他の積層部材に対して当該他の積層部材に形成された孔に前記仮止め用治具のいずれか一方の端部を挿入して積層することを特徴とする。
請求項14に記載の発明は、請求項13に記載の積層構造体の組み付け方法において、前記仮止め用治具が貫装された状態のまま前記各積層部材を反転させつつ、別位置に配置された他の積層部材に対して当該他の積層部材に形成された孔に前記仮止め用治具における前記他の積層部材側の端部を挿入して積層することを特徴とする。
以下、本発明を、自動車用オートマチックトランスミッションのバルブボディを一体的に組み付け固定する場合に使用して好適な仮止め用治具に具体化した第1実施形態を図1〜図5を参照しながら説明する。
図2に示すように、仮止め用治具31は、前記アッパーバルブボディ12、セパレートプレート13、ロアバルブボディ14、及びガスケット16が積層された場合に、それらの位置合せされた挿通孔17,19に挿入される本体部32を有している。そして、この本体部32の挿入方向の一方側の端部(図2では下端部)には取手部33が、かしめ部34を介してかしめ付けられている。
まず、アッパーバルブボディ12を溝18の形成された面を上にして置き、その溝18内の所定位置にスプールやバネ等の小部品を組み込む。次に、このアッパーバルブボディ12上に、ガスケット16及びセパレートプレート13を各挿通孔19がアッパーバルブボディ12の各挿通孔17と位置合せされるようにして積層する。
(1)この仮止め用治具31は、アッパーバルブボディ12等の複数の積層部材の挿通孔17,19に挿入される本体部32と、その本体部32の挿入方向に交差する方向(鞘部35の外側)に出没する係止部38a,38bを有している。そして、その係止部38a,38bは、ワイヤ部材36自体の弾性変形性によって、鞘部35の外側に向けて付勢されている。
次に、本発明の仮止め用治具の第2実施形態について、第1実施形態とは異なる部分を中心に、図6〜図8を参照ながら説明する。図6に示すように、本実施形態の仮止め用治具51では、主として、ワイヤ部材36の形状と、折り返し部37側の係止部52の形状が、第1実施形態とは異なっている。
(13)この仮止め用治具51では、折り返し部37側の係止部52のテーパ部39に下り勾配の変化する縊れ部54が形成されているとともに、その係止部52及び折り返し部37が鞘部35の外部に露出されている。このため、図8は仮止め用治具51の抜去途中の状態を示しているが、その前段階において仮止め用治具51の折り返し部37側の係止部52をロアバルブボディ14における前記挿通孔17,19よりも小径のねじ孔56に挿入する際に、係止部52をロアバルブボディ14のねじ孔56の開口端のみに当接させることができる。これにより、この係止部52を、ねじ孔56に挿入する際に、ねじ孔56内部のねじ部57の損傷を未然に回避することができる。
なお、上記各実施形態は以下のような別の実施形態(別例)に変更してもよい。
・上記第1実施形態において、いずれの係止部38a,38bを先に、アッパーバルブボディ12、ガスケット16及びセパレートプレート13の挿通孔17,19に挿入してもよい。
・上記第1実施形態において、図9(a)に示すように、係止部38a,38bに代えて円弧状の係止部61をワイヤ部材36により折り曲げ形成してもよい。
・上記各実施形態において、ガスケット16を省略してもよい。
・上記各実施形態において、仮止め用治具31,51を、ボルト15の挿通孔17,19とは異なる孔、例えばバルブボディ11内に作動油を供給するための孔に挿入することによって、積層構造体としてのバルブボディ11を構成する各積層部材を仮固定するようにしてもよい。
Claims (14)
- 複数の積層部材を積層して締結具により一体的に組み付け固定される積層構造体の組み付け時または分解時に使用される積層構造体の仮止め用治具において、
前記積層構造体を構成する積層部材であって積層状態で位置合せされる孔が各々形成された複数の積層部材が積層された場合に、前記各積層部材の位置合せされた孔に挿入される本体部と、その本体部の挿入方向と交差する方向に出没する係止部と、その係止部を前記本体部の挿入方向と交差する方向において突出する側となる外側に付勢する付勢手段とを有し、前記係止部を、前記本体部が前記各積層部材の孔に貫装された場合において前記各積層部材のうち最上層の積層部材及び最下層の積層部材に前記各積層部材を挟持した状態で各々係止するように複数設けたことを特徴とする積層構造体の仮止め用治具。 - 前記本体部は、前記係止部を収容可能な鞘部を有しており、その鞘部には、前記本体部が前記各積層部材の孔に貫装された場合に前記係止部が前記各積層部材を挟持可能な位置で出没する開口部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の積層構造体の仮止め用治具。
- 前記係止部は、前記本体部の挿入方向に向かって下り勾配を有するテーパ部を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の積層構造体の仮止め用治具。
- 前記テーパ部は、前記本体部の挿入方向における後方端が曲面または曲線状に形成されたことを特徴とする請求項3に記載の積層構造体の仮止め用治具。
- 前記各係止部のうち少なくとも一部の係止部には、そのテーパ部に前記下り勾配の変化する縊れ部が形成されていることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の積層構造体の仮止め用治具。
- 前記係止部と前記付勢手段とを弾性線状部材で形成したことを特徴とする請求項1〜請求項5のうちいずれか一項に記載の積層構造体の仮止め用治具。
- 前記弾性線状部材は1本のワイヤで形成されていることを特徴とする請求項6に記載の積層構造体の仮止め用治具。
- 前記ワイヤは、前記本体部の挿入方向の一方側において当該ワイヤの両端部がまとめられているとともに、前記本体部の挿入方向の他方側においてコイル状の折り返し部を形成していることを特徴とする請求項7に記載の積層構造体の仮止め用治具。
- 前記係止部を前記ワイヤの両端部の近傍と前記折り返し部の近傍とに形成したことを特徴とする請求項8に記載の積層構造体の仮止め用治具。
- 前記ワイヤにおける前記両端部と前記折り返し部とをつなぐ一対の連結部を交差させたことを特徴とする請求項9に記載の積層構造体の仮止め用治具。
- 前記本体部の挿入方向における少なくとも一方の端部に取手部を設けたことを特徴とする請求項1〜請求項10のうちいずれか一項に記載の積層構造体の仮止め用治具。
- 前記孔は、前記締結具が挿入される孔であることを特徴とする請求項1〜請求項11のうちいずれか一項に記載の積層構造体の仮止め用治具。
- 複数の積層部材を積層し、締結具により一体的に組み付け固定する積層構造体の組み付け方法において、
前記積層構造体を構成する積層部材であって積層状態で位置合せされる孔が各々形成された複数の積層部材を積層した状態で、それらの積層部材の位置合せされた孔に請求項1〜請求項12のうちいずれか一項に記載の積層構造体の仮止め用治具を貫装した後、その仮止め用治具が貫装された状態のまま前記各積層部材を別位置に配置された他の積層部材に対して当該他の積層部材に形成された孔に前記仮止め用治具のいずれか一方の端部を挿入して積層することを特徴とする積層構造体の組み付け方法。 - 前記仮止め用治具が貫装された状態のまま前記各積層部材を反転させつつ、別位置に配置された他の積層部材に対して当該他の積層部材に形成された孔に前記仮止め用治具における前記他の積層部材側の端部を挿入して積層することを特徴とする請求項13に記載の積層構造体の組み付け方法。
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