JP2007135641A - 椅子類のランバーサポート - Google Patents

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Abstract

【課題】最小限の部品点数によりランバーサポートの調整機構を実現する。
【解決手段】一端が背凭れ構造物の一方に固定された第一のベルト2と、一端が前記背凭れ構造物16の他方に固定された第二のベルト3と、前記第一のベルト2と前記第二のベルト3の重畳部分に前記第一のベルト2の他端と前記第二のベルト3の他端を伸長方向の少なくとも2以上の位置で係合する係合手段4とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、背凭れの一部を着座者の腰部へ向けて突出させる椅子類のランバーサポートに関する。更に詳述すると、本発明はランバーサポートの突出量の調整機構の改良に関する。
椅子類に長時間に渡り腰掛けた場合に着座者の腰椎の負担や腹部の圧迫を軽減するために、背凭れの腰部に当たる部分が前方に突出したランバーサポートを備えた背凭れが開発されている。例えば、自動車用のシート等のシートバックにおいて、着席者の腰部を支承し、疲労の軽減を図るランバーサポートが知られている(特許文献1)。特許文献1は、着座者がシートの側方に設けられた操作ハンドルを回転させると、ピンがカム筒のカム面を押し、さらにカム筒を押進させることにより支承ばねが湾曲して押板が着座者の腰部に対して突出する技術である。
実開昭56−117853
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、ランバーサポートの突出量の調節機構が、操作ハンドル、ピン、カム筒、支承ばね、押板等の多数の部品により構成されている。このように多くの部品点数を用いることとすると、部品代が増えたり組み付け作業が複雑となる等のコストアップの要因となりうる。また、着座者がランバーサポートの突出量の調整を行うための操作ハンドルがシートの側方に存在するので、操作を行うのが困難な場合が存在する。
そこで、本発明は、ランバーサポートの調整機構を最小限の部品点数により構成し、かつ着座者が背凭れの背面から簡単に操作可能なランバーサポートを提供することを目的とする。
かかる目的を達成するため、請求項1記載の発明は、一端が背凭れ構造物の一方に固定された第一のベルトと、一端が前記背凭れ構造物の他方に固定された第二のベルトと、前記第一のベルトと前記第二のベルトの重畳部分に前記第一のベルトの他端と前記第二のベルトの他端を伸長方向の少なくとも2以上の位置で係合する係合手段とを備えるものである。
したがって、係合手段により第一のベルトと第二のベルトの重畳部分が少なくとも2以上の位置において係合されるため、ランバーサポート全体が伸縮動作可能とされ、かつ第一のベルトと第二のベルトはそれぞれ背凭れ構造物に固定されているため、結果としてランバーサポートは、椅子類の背凭れの腰部に当たる面に対して水平方向に湾曲する。このランバーサポートの湾曲は、椅子類の背凭れの腰部に当たる面に対するランバーサポートの突出量に変換される。
また、請求項2記載の椅子類のランバーサポートは、前記係合手段は、前記第一のベルトの他端に設けられた繋止部と、前記第二のベルトの他端に取り付けられた可動部材からなり、前記繋止部と前記可動部材が当接することにより前記第一のベルトの伸長方向への移動を拘束するものである。したがって、繋止部と可動部材が当接することにより、椅子類の背凭れの腰部方向からの力に対して死点を構成し、第一のベルトを固定している。
また、請求項3記載の椅子類のランバーサポートは、前記可動部材をカムであるものとしている。したがって、カム面の一部に設けられたカム変位の与えられない領域と第一のベルトに設けられた繋止部を当接させることにより椅子類の背凭れの腰部方向からの力に対して死点を構成し、第一のベルトを固定している。
また、請求項4記載の椅子類のランバーサポートは、前記可動部材に前記繋止部と当接する面を複数設けたものである。したがって、可動部材が繋止部に当接する面を複数設けることにより、椅子類の背凭れの腰部方向からの力に対して複数の死点を構成し、第一のベルトを複数箇所で固定可能としている。
また、請求項5記載の椅子類のランバーサポートは、前記可動部材に操作レバーを設けたものである。したがって、操作レバーでの小さな幅での移動を、可動部材の転動量に変換可能としている。
以上の説明より明らかなように、本発明の椅子類のランバーサポートによると、ランバーサポートの係合位置を少なくとも2以上設けているので、椅子類の背凭れの腰部に当たる面に対するランバーサポートの突出量を少なくとも2段階構成することができる。
また、少ない部品点数により形成することができるため低コスト化を図ることができる。さらに、ランバーサポートの両端が背もたれ構造体に固定されているので、ランバーサポートの背凭れの上下方向に対するズレが生じない。
また、請求項2記載の椅子類のランバーサポートによると、可動部材のベルト長さを固定する位置決めの面と第一のベルトの繋止部により着座者の体重による背凭れに対する力を安定して受けることができる。
また、請求項3記載の椅子類のランバーサポートによると、ベルト長さを固定する位置決めの面と第一のベルトの繋止部により着座者の体重による背凭れに対する力を安定して受けることができる。
また、請求項4記載の椅子類のランバーサポートによると、ランバーサポートの長さを複数の伸縮レベルに調整することができる。これにより、着座者は自己の要求にフィットするランバーサポートの突出量を複数段階から選択することができる。
また、請求項5記載の椅子類のランバーサポートによると、着座者は操作レバーを小さな力により操作するだけで、ランバーサポートの突出量を調整することができる。これにより、着座者は着座した状態のまま操作レバーを片手だけで操作することにより、自己の希望する腰部に対してのランバーサポートの突出量を選択できる。
以下、本発明の構成を図面に示す実施の形態の一例に基づいて詳細に説明する。図1から図5に、本発明の椅子類のランバーサポート1の一実施形態を示す。
本発明の椅子類のランバーサポート1は、第一のベルト2、第二のベルト3及び係合手段4により構成される。また、係合手段4は、第一のベルト2に設けられた繋止部9と可動部材7により構成されるものである。
図1に示すように第一のベルト2と第二のベルト3の一端は、それぞれ椅子類の背凭れ構造物16の両端に固定されているものとする。尚、17は座部分を示している。尚、背凭れ構造物16とは、本実施形態では、例えば椅子の背凭れのシェル部材であるが、これに限られるものではない。本実施形態では、例えば第一のベルト2と第二のベルト3の一端は、それぞれ背凭れのシェル部材の両端に固定され、背凭れの上下方向には可動しないように固定されるものとする。また、シェル部材への固定は、例えばビスにより止められることにより固定されるものとしているが、これに限られるものではなく、ピン、ボルト等により固定されるものとしても良い。
また、係合手段4は、第一のベルト2と前記第二のベルト3の固定されていない他端が重なり合う部分に第一のベルト2の他端と第二のベルト3の他端を伸長方向の少なくとも2以上の位置で係合するものである。本実施形態では、例えば第一のベルト2に設けられた繋止部9の当接面10と、第二のベルト3に取り付けられた可動部材7のベルト長さを固定する位置決めの面8を当接させることにより第一のベルト2と可動部材7を係合するものとしているが、係合手段4は、少なくとも2以上の位置で係合可能であればよく、特に限られるものではない。
第一のベルト2は一端が背凭れ構造物16に固定されており、かつ繋止部9を備えている。本実施形態では、例えば繋止部9は、第一のベルト2の他端に設けられ、当接面10を有する。
また、第一のベルト2には、長孔11が設けられている。本実施形態では、例えば長孔11には、第一のベルト2を第二のベルト3及び可動部材7に連結するための締結部材12が取り付けられている。また、長孔11により、第一のベルト2の水平方向に対する伸長幅14は制限される。即ち、長孔11は、第一のベルト2が伸縮動作をする際にガイドの役割を果たすものであり、さらに第一のベルト2の伸長幅14は、長孔11の長さにより決定される。このように第一のベルト2が伸縮することにより、両端が背凭れ構造物16に固定されたランバーサポート1全体の長さは伸縮するため、ランバーサポート1は、伸縮量に従って湾曲することとなる。尚、第一のベルト2の形状、例えばベルト幅等は、特に限られるものではない。
本実施形態においては、第一のベルト2の伸縮動作をスムーズにすること及び垂直方向へのベルトの撓み等を防止するため、第一のベルト2に凸面を設け、第二のベルト3のランバープレート5にガイド溝15を設けるようにしている。このようにすることで、第一のベルト2が、ガイド溝15と凸面により形成された凹凸が嵌り合いながらスライドすることによりスムーズに伸縮することができる。また、ガイド溝15と凸面の凹凸が嵌り合うことで、第一のベルト2の撓みを防止している。尚、ガイド溝15と凸部の形状は、特に限られるものではなく、またガイド溝15と凸面を必ずしも設ける必要はない。尚、上述の例とは逆にガイド溝15を第一のベルト2に設け、ランバープレート5に設けられたガイド面に合致するように凸部分を設けるようにしても良いのは勿論である。
第二のベルト3は、ランバープレート5と固定ベルト6から構成される。ランバープレート5は、例えば背凭れに設けられるクッション等を介して着座者の腰部に押し当てられるものとするが、着座者の腰部に直接押し当てられるようにしても良い。また、固定ベルト6は、一端が例えば背凭れのシェル部材に固定されるものとする。本実施形態では、ランバープレート5と固定ベルト6は一体成形され、固定ベルト6はランバープレート5に対し可動しないものとする。しかしながら、ランバープレート5と固定ベルト6は必ずしも一体成形される必要はなく、例えばビス、ピン、ボルト等により固定されるものとしても良い。
ここでランバープレート5の形状は、腰部をサポートするのに適した形状であることが好ましい。本実施形態では、例えばランバープレート5の形状を横長の楕円形状であって、上下方向の中央部が着座者の腰部側に突出して湾曲した曲面形状としているが、これに限られるものではなく、円形、矩形等の他の形状であっても構わない。
また、第一のベルト2及び第二のベルト3の材質は特に限られるものではない。本実施形態においては、材質として、例えば弾力性のある合成樹脂を用いているが、これに限られるものではなく金属やその他の材質であっても構わない。
可動部材7は、回転軸であって中心からの距離が均等でなく、かつ転動面の一部に繋止部9と当接することにより椅子類の背凭れの腰部に当たる面からの力に対して死点が構成される部分、例えば平面部分を有するものとしている。本実施形態においては、可動部材7は例えばカムであり、ベルトの長さを固定する位置決めの面としてカム面の一部にベルト長さを固定する位置決めの面を有するものとしているが、これに限られるものではない。
また、可動部材7は、着座者が背凭れの背面から揺動操作が可能なように設けられるものとする。本実施形態においては、可動部材7には、例えば操作レバー13が設けられ着座者が椅子に着座した状態のまま、背凭れの背面から操作レバー13を揺動操作可能としている。また、可動部材7と操作レバー13とを一体成形とすることにより、部品点数を減らすものとしている。尚、可動部材7は、これに限られるものではなく、例えば着座者が背凭れの背面から操作可能なノブ等のつまみ部分が設けられ、これを回転駆動させるようにしても良い。また、可動部材7と操作レバー13及びつまみ部分は、必ずしも一体成形される必要はなく、ビス、ピン、ボルト等により固定されていても良い。
また、第一のベルト2、第二のベルト3及び可動部材7は締結部材12により連結されるものとする。締結部材12は、第一のベルト2に設けられる長孔11をガイドとして摺動可能に、可動部材7を回転可能に連結することが可能であれば良く、例えばビス、ピン、ボルト、リベット等である。本実施形態では、締結部材12は、例えばビスであるが、これに限られるものではない。また、可動部材7には締結部材12を通すための孔が開いているものとする。
以上のように構成されたランバーサポート1によると、本実施形態では、次のように操作することによって簡単に腰部を支持するランバーサポート1の背凭れからの突出量あるいは背凭れの硬さを変更することができる。
本実施形態では、ランバーサポート1の操作は、着座者が着座した状態のまま、背凭れの背面から操作可能な操作レバー13を揺動させることにより行うものである。
図3に第一のベルト2が固定されている状態(拘束状態)を示す。操作レバー13を図3に示す状態とした場合は、ベルト長さを固定する位置決めの面8と繋止部9の当接面10が当接した状態となる。この場合、着座者の体重が背凭れに対して加わっても、ベルト長さを固定する位置決めの面8と繋止部9の当接面10との当接により第一のベルトと第二のベルトとの間に作用する力に対して死点が成立するので、第一のベルト2の伸長方向への移動が拘束される。第一のベルト2が短くなった状態、即ち、弛みの少ない状態で固定される。よってランバーサポート1は伸長方向に拘束され、伸長しない。
ここで、ランバーサポート1の両端は背凭れの両端に固定されているので、着座者の体重がかかるとベルトの伸長方向への相対的移動に変換される。また、背凭れは、通常、着座者の背中に沿って湾曲した形状となっており、第一のベルト2が拘束されていない状態では、ランバーサポート1は、背凭れの形状に沿った形状となっている。即ち、着座者の腰部方向に対しては突出しない状態となっている。したがって、ランバーサポート1が伸長方向への移動が拘束された状態で固定されると、着座者の腰部に対する相対的位置が突出した状態、あるいは背凭れが弛緩しない硬さの状態で固定されることとなる。
図4に第一のベルト2が固定されていない状態(開放状態)を示す。操作レバー13を図4に示す状態とした場合は、ベルト長さを固定する位置決めの面8と繋止部9の当接面10が当接しない状態となる。この場合において、着座者の体重による背凭れに対する力が加わった場合、第一のベルト2は、伸長方向への移動が拘束されないので、第一のベルト2は伸長可能となり、ランバーサポート1が伸長可能となる。
したがって、着座者が操作レバー13を操作することにより、第一のベルト2を拘束状態から開放状態とした場合、着座者が背凭れに凭れることによりランバーサポート1が伸長し、ランバーサポート1は、背凭れに沿って湾曲した形状に戻るものである。即ち、着座者の腰部に対しての突出量は少なくなり、硬さは緩和する。尚、本実施形態では、例えば第一のベルト2及び第二のベルト3は、弾力性のある合成樹脂からなり、また無負荷の自然状態における形状は平板上に近い状態としている。
また、図4に示すようにランバーサポート1が伸長した状態では、第一のベルト2及び第二のベルト3が着座者の体重を受けて湾曲するのに対して、図3に示すようにランバーサポート1が縮んだ状態では、第一のベルト2及び第二のベルト3はより平板状に近い状態となる。したがって、開放状態であっても着座者の体重がかかっていなければ、ランバーサポート1は、第一のベルト2及び第二のベルト3自体のばね力により実線で示す縮んだ状態に復帰する。これにより、椅子への着座者の背に対するランバーサポート1の追従性が向上するものである。
また、開放状態でランバーサポート1が伸長状態になるようにすることも可能である。これは、第一のベルト2及び第二のベルト3の形状設定によって実現できる。いずれにせよ、開放状態でかつ着座者の体重が加わっていないときランバーサポート1を初期状態に自動復帰させるために、上述のように第一のベルト2及び第二のベルト3自体の弾性を利用すれば、別部品のばねを用いる必要がないため部品点数を少なくでき、コストを低減することが可能となる。
以上述べたように、本発明のランバーサポート1は、操作レバー13の揺動により腰部に対するランバープレート5の突出量あるいは硬さを調節することができる。ここで、上述したように、第一のベルト2の長孔11の孔の長さ及び締結部材12とベルト長さを固定する位置決めの面8との間の寸法を、第一のベルト2の伸長方向に対して長くすることにより、第一のベルト2の伸長幅14を長くすることができる。図5に、長孔11の長さを長くした場合のランバーサポート1を示す。図5(a)は、第一のベルト2が固定された状態を、図5(b)は、第一のベルト2が固定されていない状態をそれぞれ示している。このようにすることにより、例えば図4に示したランバーサポート1に比して可動幅14を大きくすることができる。ここで、ランバーサポート1をどの程度、腰部に対して突出させるかは、背凭れや椅子のデザイン、着座者の要求等に左右されるものであるので、ランバーサポート1の設計に際し、長孔11の孔の大きさを適宜選択すればよい。
図6から図7までに、本発明のランバーサポート1の他の実施形態を示す。本実施形態においては、図6に示すように、カムに平面状のベルト長さを固定する位置決めの面8a、8b、8cの3つの領域を設けるものとする。
図7(a)は、第一のベルト2がベルト長さを固定する位置決めの面8aにより固定された状態を示している。操作レバー13を図7(a)に示す状態とした場合は、ベルト長さを固定する位置決めの面8aと繋止部9の当接面10が当接した状態で、第一のベルト2は、伸長方向への移動が拘束される。即ち、着座者の腰部に対して突出した状態でランバーサポート1が固定される。
また、図7(b)は、第一のベルト2がベルト長さを固定する位置決めの面8bにより固定された状態を示している。操作レバー13を図7(b)に示す状態とした場合において、着座者の体重が背凭れに加えられるとランバーサポート1は、伸長幅14bだけ伸長し、さらにベルト長さを固定する位置決めの面8bと繋止部9の当接面10が当接した状態で、第一のベルト2は、伸長方向への移動が拘束される。即ち、着座者の腰部に対して図7(a)に示す状態に比して低く突出した状態でランバーサポート1が固定される。
さらに、図7(c)は、第一のベルト2がベルト長さを固定する位置決めの面8cにより固定された状態を示している。操作レバー13を図7(c)に示す状態とした場合において、着座者の体重が背凭れに加えられるとランバーサポート1は、伸長幅14c分伸長し、さらにベルト長さを固定する位置決めの面8cと繋止部9の当接面10が当接した状態で、第一のベルト2は、伸長方向への移動が拘束される。即ち、着座者の腰部に対して図7(b)に示す状態に比して低く突出した状態でランバーサポート1が固定される。
このようにカムに複数のカム変位の与えられない領域を設けることで第一のベルト2の伸長幅14の大小を調節することができるものとし、ランバーサポート1の突出量の複数段階の調整を可能としている。即ち、ランバーサポート1の有段ロックを実現し、より微妙なランバーサポートの突出量あるいは硬さの調整を可能としている。これにより、着座者は、操作レバー13の揺動により自己の腰部にフィットする高さのランバープレート5の突出位置にランバーサポート1を設定することができるものである。
尚、本実施形態においてはカム変位の与えられない領域を3面設けることによりランバープレート5の高さを3段階に調整できるものとしたが、カム変位の与えられない領域をいくつ設けるかは、特に限られるものではない。また、例えばカムにカム変位の与えられない領域を多数設ける場合において、領域の幅が短くなり、かつ着座者による力が加わることで、カムの固定状態が不安定となる場合においては、カムの位置を固定するためのストッパーを操作レバー13に設けるようにしても良い。
以上述べたように、本発明のランバーサポート1によれば、ランバーサポート1の突出量の調整機構を最小限の部品点数により構成することができるため低コスト化を図ることができる。これにより、着座者の腰部にフィットするランバーサポート1を簡単な方法によって実現させることができる。また、着座者に必要な操作は、操作レバー13を一方向への操作を行うことによる高さの調節のみであるので、誰にでも簡単に操作を行うことができる。また、取り付け可能な椅子も特に限られるものではないため、多くの椅子に取り付けることができる。
尚、上述した実施形態は本発明の好適な実施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。
例えば、また、繋止部9を第二のベルト3に設けるようにして、第一のベルト2と第二のベルト3の双方に可動部材7に当接する面を設けることとしても良い。この場合は、上述した第二のベルト3についても第一のベルト2と同様に構成するものとし、繋止部9、長孔11を設けて締結部材12に摺動可能に連結させる。さらに、可動部材7に、第一のベルト2と第二のベルト3の双方の繋止部9を可動部材7のベルト長さを固定する位置決めの面8に当接可能なように、可動部材7のベルト長さを固定する位置決めの面8を可動部材7の中心軸に対して対称位置に設けることにより実現することが可能である。
本発明の椅子類のランバーサポートの正面図である。 本発明の椅子類のランバーサポートの断面図である。 本発明の椅子類のランバーサポートの拘束状態を示す。 本発明の椅子類のランバーサポートの開放状態を示す。 第一のベルトの長孔の大きさを変更した場合のランバーサポートの(a)拘束状態、(b)開放状態を示す。 当接面を複数設けた可動部材の一例を示す。 第二の実施形態での、(a)当接面により拘束された状態、(b)他の当接面により拘束された状態、(c)他の当接面により拘束された状態を示す。
符号の説明
1 ランバーサポート
2 第一のベルト
3 第二のベルト
4 係合手段
7 可動部材
1 繋止部

Claims (5)

  1. 一端が背凭れ構造物の一方に固定された第一のベルトと、一端が前記背凭れ構造物の他方に固定された第二のベルトと、前記第一のベルトと前記第二のベルトの重畳部分に前記第一のベルトの他端と前記第二のベルトの他端を伸長方向の少なくとも2以上の位置で係合する係合手段とを備えることを特徴とする椅子類のランバーサポート。
  2. 前記係合手段は、前記第一のベルトの他端に設けられた繋止部と、前記第二のベルトの他端に取り付けられた可動部材からなり、前記繋止部と前記可動部材が当接することにより前記第一のベルトの伸長方向への移動を拘束するものであることを特徴とする請求項1記載の椅子類のランバーサポート。
  3. 前記可動部材はカムであることを特徴とする請求項2に記載の椅子類のランバーサポート。
  4. 前記可動部材に前記繋止部と当接する面を複数設けたことを特徴とする請求項2または3記載の椅子類のランバーサポート。
  5. 前記可動部材に操作レバーを設けたことを特徴とする請求項2から4までのいずれか記載の椅子類のランバーサポート。
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