JP2007135580A - 緑色の杜仲茶葉及び/又は桑茶葉の製造方法並びに該方法による乾燥茶葉及び粉末飲料 - Google Patents

緑色の杜仲茶葉及び/又は桑茶葉の製造方法並びに該方法による乾燥茶葉及び粉末飲料 Download PDF

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Abstract

【課題】杜仲及び桑の生葉の面倒な保管手段、複雑な杜仲茶及び桑茶の製造工程を採用せずに、また、特殊な薬液を使用することもなく、簡便な方法で緑色の杜仲茶及び/又は桑茶を製造する方法を提供する。
【解決手段】杜仲茶及び/又は桑茶の製造方法において、杜仲及び/又は桑の生葉を原料として用い、300〜350℃で炒る炒り工程、次いで、乾燥を含む工程を経て、又は揉念及び乾燥を含む各工程を経て緑色の杜仲茶葉及び/又は桑茶葉を製造する、或いはさらに粉砕して粉末飲料とすることを特徴とする。
【選択図】なし

Description

本発明は、杜仲茶葉及び/又は桑茶葉の製造方法、特に、鮮やかな緑色を呈する杜仲茶葉及び/又は桑茶の製造方法、並びに該方法による乾燥茶葉及び粉末飲料に関する。
近年、杜仲茶は健康飲料として注目されてきており、その製造方法の提案も数多くなされている。
現在、実用化されている杜仲茶の製造方法の発明として、「杜仲生葉を温度100〜110℃で20〜120秒間蒸し、次いで揉捻し、天日で4〜5日、または乾燥機を用いて熟成させながら、水分量5%まで乾燥し、焙煎することを特徴とする杜仲茶の製造方法。」の発明(特許文献1参照)がある。
特許第3101901号公報
特許文献1の発明は、「杜仲生葉を揉捻の前に所要条件で蒸すので、生葉の青臭みおよび緑色を除き、かつ葉を柔らかくしなやかにして細胞をほぐし後続の揉捻工程で成分を出し易くすることができる」(段落[0008])というものであり、緑色を呈する杜仲茶を製造するものではない。
上記発明とは別に、杜仲の葉を粉末にして有効成分をまるごと摂取するようにした製品も開発され、その中には緑色を呈する粉末状の杜仲茶もあり、そのような杜仲茶の製造方法の発明も公知である(特許文献2〜5参照)。
特許第2775418号公報 特開平8−84560号公報 特開平8−228734号公報 特開平11−155537号公報
特許文献2の発明は、「採取した杜仲の生葉を自然発酵による高温熱を防ぐため冷蔵庫に入れて冷却する工程と、前記冷却して5〜8時間以内の短時間内において70℃〜80℃の熱湯による瞬間洗滌工程と、前記洗滌した生葉を一枚毎に95℃〜98℃の蒸気又は熱湯で2〜3分間加熱する工程と、前記加熱された杜仲葉を直ちに1℃〜4℃の冷却水又は冷風で再び冷却して酵素の発酵を止める工程と、前記酵素の発酵と劣化を止められた杜仲葉を直ちに90℃〜95℃の熱風又は間接加温により乾燥させ、葉緑素の劣化を防止する工程と、この操作により葉緑素の外にビタミンA,B,C,E及びミネラル等を多量に残存したグリーン緑葉杜仲茶を得る工程と、前記工程を経たグリーン緑葉杜仲茶を粗挽きして鶯色化した茶葉を袋詰めにする工程と、前記工程を経たグリーン緑葉杜仲茶を羽根車を有する粉砕機にて粉砕する工程と、よりなることを特徴とするグリーン緑葉杜仲茶の製造法。」であり、酵素の発酵を止め、葉緑素の劣化を防止するために、上記のように複雑な製造工程を採用しなければならないという問題があった。
特許文献3の発明は、「杜仲の生葉を酸化酵素の活性が停止して、葉の緑色は失われず、苦味が減少する程度に加熱処理し、この処理葉を水分率が30%以下となるように乾燥し、乾燥後、粉砕室を旋回移動させて、移動の速度差により生じる摩擦によって乾燥葉の粉砕を行わせることを特徴とする杜仲葉粉末の製造方法。」であるが、加熱処理については、「杜仲の生葉に施す加熱処理は、葉中に存在する酸化酵素の活性を停止することが目的である。しかし、これによって葉の緑色が失われると緑色の粉末が得られなくなるから、緑色の保持も重要であり、且つ、苦味を減少させる必要もあるので、これらの条件が満足されるように加熱温度を100℃以下として、適切に加熱時間を調整するもので、蒸し、ゆでによる加熱処理の温度と時間と処理の結果の関係は、表3の本発明の杜仲葉粉末の製造方法における杜仲葉の加熱処理条件表に示す通りである。そして加熱の手段には、前述した蒸し、ゆで、あるいは釜炒りを採用するか、熱風、遠赤外線、マイクロ波による加熱を採用する・・・・・」(段落[0009])と記載されているように、加熱温度が低く、杜仲葉粉末の緑色を維持するためには、その後の乾燥条件、粉砕条件を微妙に調整しなければならないという問題があった。
特許文献4の発明は、「杜仲の生葉を重金属イオンを除去したイオン交換水で洗浄し、洗浄した生葉を50〜100℃に加温した温水、3〜300g/リットル濃度の食塩水および3〜300g/リットル濃度のアスコルビン酸と塩化ナトリウムとの混合液からなる群より選ばれた少なくとも1つの溶液中に浸漬することによって生葉中に存在する酸化酵素を失活させた後、冷却し、水を切り、相対湿度を70以下および温度を10〜60℃に設定した空気を流通させることにより、葉の含水率を0.1〜15%に調節し、さらに、アスコルビン酸を0.1〜115g/kg添加しながら茶葉を粉砕することからなる緑色杜仲茶の製造方法。」であり、杜仲茶の緑色を維持するために、特殊な薬液を使用する必要があった。
特許文献5の発明は、「採取した杜仲の生葉を短冊状に切断する生葉裁断工程と、生葉を熱処理する生葉熱処理工程と、上記熱処理生葉を攪拌しながら熱風により葉の表面水分・付着水分を除去・乾燥させる第1乾燥工程と、上記乾燥生葉に圧力をかけて練込み・攪拌しながら乾燥し、葉を破砕する第2乾燥工程と、上記乾燥された乾燥破砕葉を圧力をかけて練込み・葉を破砕する練込破砕工程と、上記乾燥破砕葉を圧力をかけて練込み・攪拌しながら乾燥し、葉を破砕する第3乾燥工程と、上記乾燥破砕葉を熱風により乾燥させる第4乾燥工程と、乾燥破砕葉を粉末状に粉砕する粉砕工程と、上記粉末状の乾燥粉砕葉を熱風により乾燥する第5乾燥工程と、からなることを特徴とする杜仲茶の製造方法。」であり、杜仲茶の緑色を維持するために、上記のように破砕・粉砕工程と乾燥工程を繰り返さなければならないものであった。
また、杜仲茶の緑色を維持するための杜仲の生葉の保管・保存方法の発明も公知である(特許文献6及び7参照)。
特開平10−117748号公報 特許第3084358号公報
特許文献6の発明は、「日光を遮断し、約1℃〜約20℃に保った暗室内に、杜仲茶の原料となる杜仲の生葉を入れて、該杜仲の生葉を保管することを特徴とする杜仲の生葉の保管方法。」であり、また、特許文献6には、「杜仲の生葉は、杜仲の木から摘み取られ、加工工場へと運搬される。その際、摘み取った杜仲の生葉を篭や容器の中に隙間なく一杯に押し込んだりすると、杜仲の生葉の自己消化作用に伴う発熱で、杜仲の生葉の自己消化作用が更に促進されるので、以下の点の管理が必要である。」、「摘み取った杜仲の生葉を入れる篭や容器は、望ましくは、例えば、竹製の目の粗い容器に入れ、直射日光を避け、通風を良くして、杜仲の生葉が蒸れないようにすることである。」、「また、杜仲の生葉を摘み取る場所と杜仲の葉を加工する場所とは離れているために、杜仲の生葉の蒸れを防止する必要がある。即ち、杜仲の生葉は、杜仲の木から摘み取られた状態に放置されると、杜仲の生葉に含まれる酵素等の生理活性物質により自己消化作用を開始し、含有している薬効成分等が分解し始め、杜仲の生葉は、生木にある葉の緑色から茶褐色を帯びるようになる。」、「これを防ぐために、日光を遮断し、約1℃〜約20℃(より望ましくは、約10℃〜約15℃)に保った暗室内に、杜仲茶の原料となる杜仲の生葉を入れて保管する。」、「その際、摘み取られた杜仲の生葉を、急速に約15℃以下、より望ましくは、約10℃以下までに、急速に冷却すると良い。」「そして、冷却された杜仲の生葉は、約1℃〜約20℃(より望ましくは、約10℃〜約15℃)に保つ方が良い。また、運搬する場合は、前記した温度に保つように保冷車を使用する。なお、約20℃を越えると、杜仲の生葉に含まれる酵素等の生理活性物質により自己消化作用を開始し、また、約1℃未満であると、摘み取った杜仲の生葉が凍結するので避けなければならない。」と記載されている(段落[0015]〜[0020])ように、杜仲の生葉の緑色を維持するためには、日光を遮断するだけではなく、容器の通風を良くし、温度管理を厳密に行わなければならないものであった。
特許文献7にも、「摘み取った葉が自己消化作用を発生し、さらにその発熱に伴って自己消化作用を促進されるという課題を解決するため、摘み取った杜仲葉を入れる容器は金属針金製の目の粗い容器とし、通風を良くし、蒸れを防止する。」(段落[0014])、「摘み取られた杜仲葉の運搬途中において更に『蒸れ』が促進され、自己消化作用が進行するという課題を解決するため、摘み取られた杜仲葉を可及的速やかに10°C以下に、好ましくは1〜4°Cまで急速に冷却することである。更に、冷却された杜仲葉を10°C以下に、好ましくは1〜4°Cに保温出来る保冷車を使用して加工場まで運搬する。」(段落[0015])と記載されているように、杜仲の生葉の緑色を維持するためには、容器の通風を良くし、温度管理を厳密に行う必要があるものであった。
また、桑茶についても、以下のような製造方法が提案されているが、いずれも蒸す工程を採用しており、鮮やかな緑色を呈する桑茶が製造できるものではなかった。
特開平5−153941号公報 特開平9−206019号公報 特開2001−136939号公報
本発明は、上記のような問題を解決し、杜仲及び桑の生葉の面倒な保管手段、複雑な杜仲茶及び桑茶の製造工程を採用せずに、また、特殊な薬液を使用することもなく、簡便な方法で緑色の杜仲茶及び/又は桑茶を製造する方法を提供することを課題とする。
本発明は、上記課題を解決するために、以下の手段を採用する。
(1)杜仲及び/又は桑の生葉を原料として用い、300〜350℃で炒る炒り工程に次いで、乾燥を含む工程を経て製造することを特徴とする緑色の杜仲茶葉及び/又は桑茶葉の製造方法。
(2)前記炒り工程を釜炒り機により5〜15分行うことを特徴とする上記(1)の緑色の杜仲茶葉及び/又は桑茶葉の製造方法。
(3)前記乾燥工程を低温乾燥、次に高温乾燥の2工程で行うことを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれかの緑色の杜仲茶葉及び/又は桑茶葉の製造方法。
(4)前記低温乾燥を乾燥機により70℃以下で25〜40分行うことを特徴とする上記(4)の緑色の杜仲茶葉及び/又は桑茶葉の製造方法。
(5)前記高温乾燥を乾燥機により90〜100℃で30〜60分行うことを特徴とする上記(4)又は(5)の緑色の杜仲茶葉及び/又は桑茶葉の製造方法。
(6)前記炒り工程と前記乾燥工程の間に揉念工程を含むことを特徴とする上記(1)〜(5)のいずれかに記載の緑色の杜仲茶葉及び/又は桑茶葉の製造方法。
(7)前記揉念工程を揉念機により10〜20分行うことを特徴とする上記(6)の緑色の杜仲茶葉及び/又は桑茶葉の製造方法。
(8)前記乾燥工程の後に粉砕工程を有することを特徴とする上記(1)〜(7)のいずれかの緑色の杜仲茶葉及び/又は桑茶葉の製造方法。
(9)上記(1)〜(8)のいずれかの製造方法で得られた緑色の杜仲茶葉及び/又は桑茶葉を、粉砕して粉末にする工程を含むことを特徴とする緑色の杜仲及び/又は桑の粉末飲料の製造方法。
(10)前記粉末にする工程を気流式粉砕機で行うことを特徴とする上記(9)の緑色の杜仲及び/又は桑の粉末飲料の製造方法。
(11)上記(1)〜(8)のいずれかの方法により製造したことを特徴とする緑色の杜仲及び/又は桑の乾燥茶葉。
(12)上記(9)又は(10)の方法により製造したことを特徴とする緑色の杜仲及び/又は桑の粉末飲料。
(13)上記(12)の緑色の杜仲及び/又は桑の粉末飲料に、乾燥昆布の粉末を加えたことを特徴とする粉末飲料。
本発明の製造方法により、鮮やかな緑色を呈する杜仲及び/又は桑茶の乾燥葉が簡便に製造できるという効果を奏する。また、本発明の製造方法により得られた杜仲及び/又は桑の乾燥茶葉をさらに粉砕することにより、乾燥茶葉の鮮やかな緑色を維持したままの杜仲及び/又は桑の粉末飲料を製造することができる。
以下、本発明について詳しく説明する。
従来、杜仲又は桑の生葉は、蒸す等の加熱処理を施すことにより、葉中に存在する発酵を促進させる酵素を失活させているが、この加熱処理の温度は、通常、100℃前後であり、加熱処理が、炒る処理の場合でも、200℃を超えるような温度は採用されていない。
本発明においては、300〜350℃という高温での炒り工程を採用することにより、発酵を促進させる酵素の失活を完全に行うことができると共に、予想外に、鮮やかな緑色を維持でき、しかも、その後の乾燥工程においても変色することがないことを見出し、本発明を完成するに至ったものである。
本発明の炒り工程における装置としては、通常の釜炒り機を用いることができる。
炒り工程の温度が300℃未満では、酵素の失活が十分ではなく、一方350℃を超えると緑色の維持が難しいので、300〜350℃が好ましい。
炒る時間は、5分未満では、酵素の失活が十分ではなく、15分を超えると緑色の維持が難しいので、5〜15分の範囲で調整することが好ましい。
本発明においては、炒り工程後の茶葉を乾燥するが、最初から高温乾燥すると茶葉の表面だけ先に乾燥してしまい、内部水分が抜けにくくなるので、乾燥工程は、低温乾燥、次に高温乾燥の2工程で行うことが好ましい。乾燥を2工程で行うことにより、茶葉の内部の水分まで均一に乾燥できる。
低温乾燥は、乾燥機により70℃以下で25〜40分行うことが好ましく、高温乾燥は、乾燥機により90〜100℃で30〜60分行うことが好ましい。
低温乾燥の乾燥機としては再乾機を用いることができ、高温乾燥の乾燥機としては棚式乾燥機を用いることができる。
上記のようにして製造した本発明の乾燥茶葉は、鮮やかな緑色を呈している。
本発明においては、葉(炒り葉)の水分の均一化を図る目的で、前記炒り工程と前記乾燥工程の間に、揉捻工程を設けることができる。すなわち、通常、生葉には葉柄部分や生葉に残存する茎部分が含まれるため、炒り工程を経た後の水分の含有量が部分的に不均一になっており、次の乾燥工程において、葉柄や茎以外の葉の部分だけ、乾燥が早く進みすぎるという危険があるが、揉捻工程を経ることで、水分含有量の均一化を図ることができ、乾燥の不均一をなくすことができる。また、揉捻することにより、葉や茎の表皮を傷つけ、内部水分を出しやすくする効果もある。
揉捻工程は、通常使用されている揉念機を用いて、10〜20分行うことが好ましい。10分未満では、水分の均一化が不十分であり、20分を超えると葉が切れる虞があるから、10〜20分の範囲で調整することが好ましい。
前述のとおり揉捻工程は水分含有量が均一化されるという利点がある一方で、葉や茎の表皮が傷つくために、揉捻工程は製品となったお茶にお湯を入れた際の抽出性に影響するので、揉捻工程を経ないで直ちに乾燥を行う場合には、色が残ってさらに美しい緑色になるとともに、味がサラッとしたサッパリ感があり、杜仲茶及び/又は桑茶独特の香りを薄くすることができる。特に、桑はそのにおいと味に特有のものがあるので、揉捻をしないほうがその特有のにおいと味が抑えられるので好ましく、得られた乾燥茶葉にお湯を注いだ際、揉捻をしていないものでれば、そのまま飲むことができる。
前述のとおり、本発明の方法で得られた杜仲及び/又は桑の乾燥茶葉は、鮮やかな緑色を呈しており、お湯を注いでそのまま飲むことができるが、さらにこの乾燥茶葉を粉砕することにより、乾燥茶葉の鮮やかな緑色を維持したまま粉末状の緑色の杜仲及び/又は桑の粉末飲料を製造することができる。
粉砕には、気流式粉砕機を使用することが好ましい。これは、被粉砕物同士をぶつける同体摩擦方式であり、既存の方式に比較して、熱の発生を低く抑え、被粉砕物の物性の変化を起こさずに、しかも、丸みを帯びた、平均径が数〜30μmの範囲の超微粉末を製造することができる。
気流式粉砕機によって粉砕する場合、前処理として、乾燥後の茶葉を粗粉砕機で3mm程度に切りそろえて気流式粉砕機に投入しうる形状にすることが好ましい。
また、本発明の方法により得られた乾燥杜仲茶及び/又は桑茶と、乾燥昆布とを一緒に混合して粉砕するか、あるいは、本発明の方法により得られた乾燥杜仲茶及び/又は桑茶を粉砕して粉末状とした後、別途粉末状にした昆布茶と混合することにより、杜仲茶及び/又は桑茶に対して昆布が数%混合された粉末飲料食品とすることができる。
具体的な混合方法としては、前述の気流式粉砕機に投入する際に、乾燥した昆布を粉砕機に投入するか、或いは、それぞれの製品を粉砕機で粉砕した後に混合機で混合することができる。
このようにして昆布を混合した粉末飲料食品は、杜仲茶及び/又は桑茶だけでは得られないヨウ素を添加したものとなるので、商品内のミネラルをさらに高め、味もさらにまろやかになり、美味しい飲料食品とすることができる。
〈杜仲の生葉からの乾燥茶葉の製造例1〉
切断した杜仲の生葉16kgを、4回に分けて、4kgずつ釜炒り機により6分〜6分30秒炒った。釜炒り機の設定温度は350℃、回転数は15r.p.m.とし、生葉投入より2分後から排気ブロアを入れ排蒸を行った。次に、この炒った杜仲葉16kgを揉捻機(分銅位置一番手前)を用いて15分揉捻した。この揉捻茶葉を再乾機(風量目盛り5、回転数26r.p.m.)を用いて空運転時温度60℃、設定時間40分で乾燥させ、さらに、棚式乾燥機を用いて設定温度100℃で50〜60分乾燥させた。この乾燥茶葉は緑色を呈していた。
得られた茶葉に熱湯を注ぎ抽出して得られた杜仲茶も鮮やかな緑色を呈していた。
(有効成分分析)
上記実施例1で得た杜仲茶葉について有効成分の分析試験を行った。その分析試験結果を表1〜3に示す。
Figure 2007135580

Figure 2007135580
Figure 2007135580
〈桑の生葉からの乾燥茶葉の製造例1〉5
切断した桑の生葉16kgを、4回に分けて、4kgずつ釜炒り機により9分炒ったこと以外は、実施例1と同様にして、乾燥茶葉を得た。この乾燥茶葉は緑色を呈していた。
得られた茶葉に熱湯を注ぎ抽出して得られた桑茶も鮮やかな緑色を呈していた。
(有効成分分析)
実施例2で得た桑茶葉を実施例1で得た杜仲茶葉と4:1の割合で混合したものについて有効成分の分析試験を行った。その分析試験結果を表4〜6に示す。
Figure 2007135580
Figure 2007135580
Figure 2007135580
分析試験結果より、本発明の方法で製造した杜仲茶葉及び桑茶葉は、ビタミンA、ビタミンB、ビタミンE、ビタミンK等のビタミンが豊富であり、葉酸、ゲニポシド酸の量も多く、スーパーオキシド消去活性の値も高く、健康飲料として好ましいことが分かる。
また、含水分も数%以下になることから、冷蔵庫に入れず、常温においても緑色の変色は少なく、貯蔵に適する。
〈杜仲の生葉からの乾燥茶葉の製造例2〉
実施例1において、再乾機の空運転時温度60℃は変えずに、設定時間のみを25分に変更し、かつ、棚式乾燥機の設定温度を90℃、時間を50分に変更した以外は、実施例1と同様にして、乾燥杜仲茶葉を得た。この乾燥杜仲茶葉は緑色を呈していた。また、得られた茶葉に熱湯を注ぎ抽出して得られた杜仲茶も鮮やかな緑色を呈していた。
〈杜仲の生葉からの乾燥茶葉の製造例3〉
実施例3において、揉捻機を用いた15分間の揉捻を省略するとともに、再乾燥の空転運時温度を70℃に変更した以外は、実施例3と同様にして、乾燥杜仲茶葉を得た。この乾燥杜仲茶葉は緑色を呈していた。また、得られた茶葉に熱湯を注ぎ抽出して得られた杜仲茶も鮮やかな緑色を呈していた。
〈桑の生葉からの乾燥茶葉の製造例2〉
実施例2において、棚式乾燥機の設定温度を90℃、時間を30分に変更した以外は、実施例2と同様にして、乾燥桑茶葉を得た。この乾燥桑茶葉は緑色を呈していた。また、得られた茶葉に熱湯を注ぎ抽出して得られた桑茶も鮮やかな緑色を呈していた。
〈桑の生葉からの乾燥茶葉の製造例3〉
実施例5おいて、揉捻機を用いた15分間の揉捻を省略するとともに、再乾燥の時間を30分に変更した以外は、実施例5同様にして、乾燥桑茶葉を得た。この乾燥桑茶葉は緑色を呈していた。得られた茶葉に熱湯を注ぎ抽出して得られた桑茶も鮮やかな緑色を呈していた。また、実施例2及び実施例5で得られた桑茶と比較すると、桑特有の香りが少なかった。
〈粉末飲料の製造例1〉
実施例1で得られた杜仲の乾燥茶葉及び実施例2で得られた桑の乾燥茶葉をそれぞれ粗粉砕機(増幸産業株式会社製 カッターミル MKCM−5)を用いて3mm程度に粗粉砕した後、それを気流式超微粒粉砕機(増幸産業株式会社製 セレンミラー MKCL8−20)を用いて微粉砕した。
得られた杜仲の微粉末及び桑の微粉末について、それぞれの粒径分布を測定した結果を、図1及び図2に示す。
これらの図から明らかなように、杜仲の微粉末の平均粒径が27.62μm、桑の微粉末の平均粒径が22.58μmであり、いずれも粉末飲料として充分に使用可能な、粒径分布の狭い超微粉末が得られた。
得られた杜仲及び桑の微粉末を、それぞれ水中に分散させた杜仲茶及び桑茶は、いずれも鮮やかな緑色を呈していた。
〈粉末飲料の製造例2〉
実施例1で得た杜仲の乾燥茶葉(49重量%)、実施例2で得た桑の乾燥茶葉(49重量%)、及び乾燥昆布(2重量%)を、実施例7と同様にして微粉砕し、杜仲、桑及び昆布をブレンドした粉末飲料を得た。
気流式超微粒粉砕機によりて微粉砕して得られた杜仲茶葉の粉末の粒径分布の一例を示す図である。 気流式超微粒粉砕機により微粉砕した得られた桑茶葉の粉末の粒径分布の一例を示す図である。

Claims (13)

  1. 杜仲及び/又は桑の生葉を原料として用い、300〜350℃で炒る炒り工程、次いで、乾燥を含む工程を経て製造することを特徴とする緑色の杜仲茶葉及び/又は桑茶葉の製造方法。
  2. 前記炒り工程を釜炒り機により5〜15分行うことを特徴とする請求項1に記載の緑色の杜仲茶葉及び/又は桑茶葉の製造方法。
  3. 前記乾燥工程を低温乾燥、次に高温乾燥の2工程で行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の緑色の杜仲茶葉及び/又は桑茶葉の製造方法。
  4. 前記低温乾燥を乾燥機により70℃以下で25〜40分行うことを特徴とする請求項4に記載の緑色の杜仲茶葉及び/又は桑茶葉の製造方法。
  5. 前記高温乾燥を乾燥機により90〜100℃で30〜60分行うことを特徴とする請求項4又は5に記載の緑色の杜仲茶葉及び/又は桑茶葉の製造方法。
  6. 前記炒り工程と前記乾燥工程の間に揉念工程を含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の緑色の杜仲茶葉及び/又は桑茶葉の製造方法。
  7. 前記揉念工程を揉念機により10〜20分行うことを特徴とする請求項6に記載の緑色の杜仲茶葉及び/又は桑茶葉の製造方法。
  8. 前記乾燥工程の後に粉砕工程を有することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の緑色の杜仲茶葉及び/又は桑茶葉の製造方法。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載の製造方法で得られた緑色の杜仲茶葉及び/又は桑茶葉を、粉砕して粉末にする工程を含むことを特徴とする緑色の杜仲及び/又は桑の粉末飲料の製造方法。
  10. 前記粉末にする工程を気流式粉砕機で行うことを特徴とする請求項9に記載の緑色の杜仲及び/又は桑の粉末飲料の製造方法。
  11. 請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法により製造したことを特徴とする緑色の杜仲及び/又は桑の乾燥茶葉。
  12. 請求項9又は10に記載の方法により製造したことを特徴とする緑色の杜仲及び/又は桑の粉末飲料。
  13. 請求項12に記載された緑色の杜仲及び/又は桑の粉末飲料に、乾燥昆布の粉末を加えたことを特徴とする粉末飲料。
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