JP2007135365A - ステッピングモータ駆動装置及びその制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】電源に重畳されるノイズを効果的に抑制可能なステッピングモータ駆動装置を提供する。
【解決手段】ステッピングモータ駆動装置は、ブリッジ回路3と定電流回路4と制御回路とを含む。ブリッジ回路3は電源VBに接続され、ステッピングモータのコイル2に位相を切り替えながら駆動電流を通電して、ステッピングモータを回転駆動する。定電流回路4は負帰還型で、コイル2に通電された駆動電流をモニターして、ブリッジ回路3に一定レベルの駆動電流が流れるようにする。制御回路は、駆動電流の位相を切り替えるとき及び駆動電流の通電をオフするとき、定電流回路4を制御して駆動電流の一定レベルを下げ、以ってコイル2に発生するキックバック電圧を分散する。これにより電源VBに重畳するノイズを抑制する。
【選択図】図1
【解決手段】ステッピングモータ駆動装置は、ブリッジ回路3と定電流回路4と制御回路とを含む。ブリッジ回路3は電源VBに接続され、ステッピングモータのコイル2に位相を切り替えながら駆動電流を通電して、ステッピングモータを回転駆動する。定電流回路4は負帰還型で、コイル2に通電された駆動電流をモニターして、ブリッジ回路3に一定レベルの駆動電流が流れるようにする。制御回路は、駆動電流の位相を切り替えるとき及び駆動電流の通電をオフするとき、定電流回路4を制御して駆動電流の一定レベルを下げ、以ってコイル2に発生するキックバック電圧を分散する。これにより電源VBに重畳するノイズを抑制する。
【選択図】図1
Description
本発明は、ブリッジ回路でコイルに通電する位相を切換えながらステッピングモータを駆動する装置に関する。より詳しくは、位相切換時に発生する電源ノイズを抑制する技術に関する。
従来、ステッピングモータから電源に重畳するノイズを抑制する方式としては、次の特許文献1に開示された技術が知られている。
特開平9−154297号公報
図8は、特許文献1に開示されたステッピングモータ駆動装置を示す回路図である。このモータ駆動回路は、動作モードから待機モードへの移行時に、モータ駆動回路の電源VCCにノイズが重畳するのを防止するものである。ステッピングモータ101は二相のコイル102,103を備えている。コイル102は図示のモータ駆動回路の出力端子OUT1,OUT2に接続されており、駆動トランジスタ104,105,106,107からなるブリッジ回路により駆動される。イネーブル信号ENAが動作モードから待機モードになったとき、コンデンサ137が充電を開始し、駆動トランジスタ104、105、106、107の前段に設けられた電流ミラー回路120、121、122、123、138、139、140、141の電流がコンデンサ137の端子電圧の上昇によって徐々に減少し、これに伴い駆動トランジスタ104、105、106、107が最終的にオフしたときの回生電流が小さくなる。これによって電源VCCにノイズが重畳するのを防ぐことが出来る。
特許文献1に開示された技術によると、モータ駆動回路のENA端子に制御信号を入れることで、モータの駆動オフ時に駆動電流が緩やかに減少する様にしている。これにより、ノイズの発生を抑えている。しかしながら、実際のモータ駆動回路において電源に重畳するノイズとしては、駆動オフ時のみではなく駆動相の切換時にも発生する。このため特許文献1の従来技術は、駆動オフ時には非常に効果的に作用するものの、駆動電流の位相切換時に生じるノイズについては、無防備であるという課題がある。特許文献1に開示された技術は、ENA端子と電流制御を関連付けることで、特にユーザーに意識させることなく電源ノイズを低減させている。但しこの従来技術は駆動オフ時に発生するノイズに対処するものであり、駆動相切換時に発生するノイズについては何ら考慮がなされていない。
上述した従来の技術の課題に鑑み、本発明は電源に重畳されるノイズを効果的に抑制可能なステッピングモータ駆動装置を提供することを目的とする。かかる目的を達成するために以下の手段を講じた。即ち本発明にかかるステッピングモータ駆動装置は、電源に接続され、ステッピングモータのコイルに位相を切り替えながら駆動電流を通電して、該ステッピングモータを回転駆動するブリッジ回路と、該コイルに通電された駆動電流をモニターして、該ブリッジ回路に一定レベルの駆動電流が流れるようにする負帰還型の定電流回路と、該駆動電流の位相を切り替えるとき及び該駆動電流の通電をオフするとき、該定電流回路を制御して該駆動電流の該一定レベルを下げ、以って該コイルに発生するキックバック電圧を分散する制御回路とを有し、これにより電源に重畳するノイズを抑制することを特徴とする。
具体的には前記制御回路は、該駆動電流を高い一定レベルから低い一定レベルに二段階で制御する。又前記制御回路は、CPUからなり所定のソフトウェアを実行することで、該定電流回路を制御する。
本発明は又、電源に接続され、ステッピングモータのコイルに位相を切り替えながら駆動電流を通電して、該ステッピングモータを回転駆動するブリッジ回路と、該コイルに通電された駆動電流をモニターして、該ブリッジ回路に一定レベルの駆動電流が流れるようにする負帰還型の定電流回路とを有するステッピングモータ駆動装置の制御方法であって、該駆動電流の位相を切り替えるとき及び該駆動電流の通電をオフするとき、該定電流回路を制御して該駆動電流の該一定レベルを下げ、以って該コイルに発生するキックバック電圧を分散し、これにより電源に重畳するノイズを抑制することを特徴とする。
本発明によれば、駆動電流の位相を切換えるとき、定電流回路を制御して駆動電流のレベルを一端通常レベルから低レベルに下げ、その後位相を切換える様にしている。この様に駆動電流の変化を分断することで、コイルに発生するキックバック電圧を分散可能である。よって駆動オフ直前ばかりでなく位相切換え直前の電流を低く抑えることが可能で、その結果電源に重畳するノイズ幅を小さくすることが出来る。具体的な制御では、駆動電流の低減化はソフトウェアで行う様にしている。電流設定については処理容易化のため、通常の高レベルと位相切換時及び駆動オフ時に用いる低レベルの二段階を切換えるようにしている。
以下図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明にかかるステッピングモータ駆動装置の構成を示す回路図である。図示する様に、本ステッピングモータ駆動装置1は、基本的にブリッジ回路3と定電流回路4と制御回路(図示せず)とで構成されている。ブリッジ回路3は、ステッピングモータのコイル2に位相を切換えながら駆動電流を通電して、ステッピングモータを正逆双方向に回転駆動する。定電流回路4は、コイル2に通電された駆動電流の変化をモニターして、その結果に基づきブリッジ回路3に一定レベルの駆動電流が流れるようにフィードバック制御しており、いわゆる負帰還型である。制御回路は、駆動電流の位相を切換えるとき及び駆動電流の通電をオフするとき、定電流回路4を制御して駆動電流の一定レベルを下げ、以ってコイル2に発生するキックバック電圧を分散する。これにより、電源VBに重畳するノイズを抑制することが出来る。好ましくは、この制御回路は、駆動電流を高い一定レベルから低い一定レベルに二段階で制御する。好ましくはこの制御回路は、CPUからなり所定のソフトウェアを実行することで、定電流回路4を制御する。
引き続き図1を参照して、ステッピングモータ駆動装置1に含まれるブリッジ回路3及び定電流回路4を詳細に説明する。まずブリッジ回路3は電源VBと接地GNDとの間に接続されており、4個のトランジスタ31,32,33,34で構成されている。通常ステッピングモータは二相のコイルからなるが、図では理解を容易にするため1個分のコイル2のみを示してある。1個のコイル2を駆動するために1個のブリッジ回路3が必要である。各トランジスタ31,32,33,34のベースは制御回路によってオンオフ制御され、これによりコイル2に二方向の駆動電流を通電する。トランジスタ31と34がオンでトランジスタ32と33がオフのとき、コイル2には電源VBから接地GNDに向かって一方向の駆動電流が流れる。逆にトランジスタ31と34がオフでトランジスタ32と33がオンのとき、コイル2には反対方向の駆動電流が流れる。この様にトランジスタ31ないし34をオンオフ制御することで、コイル2に流れる駆動電流の位相を切換制御している。コイル2に流れる駆動電流は電源VBから供給され検出抵抗Rを通って接地電位GNDに流れる。
定電流回路4は差動増幅器(オペアンプ)41とスイッチ42と基準抵抗43ないし46とで構成されている。差動増幅器41の出力端子はブリッジ回路3のトランジスタ32のベースに接続している。差動増幅器41の負側入力端子は検出抵抗Rに接続されている。この負側入力端子には、検出抵抗Rに流れる駆動電流の電圧降下分が入力される。換言すると、差動増幅器41は負入力端子側で、コイル2に流れる駆動電流の変化をモニターしている。一方差動増幅器41の正入力端子側には、スイッチ42を介して基準電圧が印加される。この基準電圧は、基準抵抗43ないし46によって設定されている。基準抵抗43ないし46は所定の基準電位Vregと接地電位GNDとの間に接続されており、2個の異なった基準電位を設定可能である。図ではこの基準電位を設定1と設定2で表してある。スイッチ42は設定1または設定2のいずれかを選択して差動増幅器41の正側入力端子に供給する。差動増幅器41は、負側入力端子でモニターした電位が正入力端子側に供給される基準電位と一致するように、トランジスタ32のベース電流を制御する。差動増幅器41は負帰還型の定電流回路を構成する。
ここでスイッチ42は設定1と設定2を切換えるために制御端子ISELを備えている。このISRLには図示しない制御回路から切換信号が送られる。前述したようにこの制御回路は、駆動電流の位相を切換えるとき及び駆動電流の通電をオフするとき、駆動電流を高い一定レベル(例えば設定1)から低い一定レベル(例えば設定2)に二段階で制御する。即ち設定1の基準電位は設定2の基準電位よりも高く設定されている。好ましくは、設定1の基準電位に比べ設定2の基準電位はその半分となっている。したがって、駆動電流は高レベルから低レベルまで丁度半分になるように制御されている。但し本発明はこれに限られるものではなく、レベル設定は適宜行われる。
図2は、本発明にかかるステッピングモータ駆動装置の全体構成を示す模式的なブロック図である。図示する様に、ステッピングモータ駆動装置1は基本的にドライブ回路3/4と制御CPU5とで構成されている。ドライブ回路3/4は図1に示したブリッジ回路3と定電流回路4を含んでいる。制御CPU5は本ステッピングモータ制御装置1の制御回路を構成している。本実施形態では、制御回路が制御CPU5からなり、所定のソフトウェアを実行することで、ドライブ回路3/4に含まれている。定電流回路を制御している。具体的には、図1に示した定電流回路4の電流制御端子ISELに基準電圧切換用の制御信号を入力している。なおこのステッピングモータ駆動装置1は電源監視用の回路6も内蔵している。
このステッピングモータ駆動装置1によって駆動されるステッピングモータはユニット化されている。即ちステッピングモータ2Sと位置センサ2Pとでユニット2Uを構成している。ステッピングモータ(STM)2Sは二相のコイルからなり、正逆双方向に回転可能である。ステッピングモータ2Sに含まれるローターの回転位置がセンサ2Pによって検出され、その結果がステッピングモータ駆動装置1側の制御CPU5に入力される。制御CPU5は検出結果にしたがって、ドライブ回路3/4に制御信号を出力している。
ステッピングモータ駆動装置1にはホストCPU7が接続されている。ホストCPU7はステッピングモータ駆動装置1に対してモータの起動命令、停止命令、正転命令、逆転命令などを出力する。ステッピングモータ駆動装置1側の制御CPU5はホストCPU7からの命令に従って、ドライブ回路3/4を制御する。逆に制御CPU5から出力されたエラー信号はホストCPU7側に送られ、所定のエラー処理が行われる。
図2に示したシステムは例えばカメラに適用できる。この場合モータユニット2Uはカメラのシャッタの駆動に使われる。ステッピングモータ駆動装置1はワンチップのドライバICからなり、カメラのシャッタ基板に組み込まれる。ホストCPU7はカメラ本体を制御するものであり、例えば露光動作を行うときには、ドライバIC1に対してシャッタの開閉命令を送る。ドライバIC1はこの開閉命令に応じてモータユニット2Uを正逆回転駆動し、以ってシャッタの開閉動作を行う。
図3は、本発明にかかるステッピングモータ駆動装置1の具体的な構成例を示す回路図である。図示する様に、本ステッピングモータ駆動装置1は、二相コイルのステッピングモータ2Sと、位置センサ2Pと、モータドライバ3/4とCPU5と発振回路8とで構成されている。ステッピングモータ2Sは二相のコイルを駆動するため、一対の入力端子A,Aと(図では一対の入力端子を互いに区別するため片方の記号Aにバーを入れてある)と他の一対の入力端子B,Bとを備えている(図では一対の入力端子を互いに区別するため片方の記号Bにバーを入れてある)。位置センサ2Pは発光ダイオードとフォトトランジスタで構成されている。フォトトランジスタから出力された検出結果は、制御CPU5にフィードバックされる。
モータドライバ3/4は、ステッピングモータ2Sに含まれる各コイルの端子A,A及びB,Bにそれぞれ 適切な位相で駆動電流を供給する。ステッピングモータ2Sの各コイルに流れる駆動電流は、モータドライバ3/4の2ピンもしくは4ピンに接続された検出抵抗R1またはR2の電位に対して負帰還をかけることで決定している。なお検出抵抗R1,R2はモータドライバ3/4によって適宜選択される。モータドライバ3/4は端子ISELを備えており、制御CPU5から送られる切換信号に応じて、ステッピングモータ2Sに供給する駆動電流のレベルを制御している。ISEL=1のとき、駆動電流は1/2のレベルに設定される。
CPU5は所定の制御用ソフトウェアを実行することにより、モータドライバ3/4の各端子ISEL,ENA,IN1ないしIN4に制御信号を送っている。CPU5は特に位相切換時と駆動オフ時の駆動電流制御のために、モータドライバ3/4の制御端子ISELに切換信号を送っている。なお発振回路8はCPU5に動作用のクロックを供給している。
図4は、図3に示したCPU5で実行される制御ソフトウェアの流れを示すフローチャートである。(1)は位相切換えの場合のモータ駆動処理を表している。駆動電流の位相を切換えるタイミングが到来したら、ステップS1でISEL=1に設定し、駆動電流を通常のレベルから半分のレベルに下げる。ステップS2では駆動電流を半分に下げた状態を所定時間だけ維持する。続いてステップS3で位相送りを実行し、駆動電流の位相を切換える。さらに所定時間経過した後、ステップS4でISEL=0に設定し、駆動電流を半分のレベルから通常のレベルに戻す。続いてステップS5で駆動電流のパルス幅が所定時間幅に到達するまで待機する。ステップS6で駆動パルスの出力が完了したか否かを判断する。
(2)はステッピングモータの駆動オフ時の流れを示すフローチャートである。駆動オフのタイミングが到来するとステップS11でISEL=1に設定し、駆動電流を通常のレベルから一端半分のレベルに下げる。ステップS12で所定時間待機した後、ステップS13でENA=0に設定し通電をオフする。その後ステップS14で待機した後、ステップS15でISEL=0に設定し、次の駆動に備える。
図5は、図3に示したモータドライバ3/4から出力される駆動電流波形を示す模式図である。(A)はステッピングモータ2SのコイルAに通電される駆動電流波形を表している。図示する様に、駆動電流波形は周期的に正極性と負極性で位相が切換る。タイミングT1で正極性から負極性への位相切換時点が到来すると、駆動電流を通常のレベル+Iから半分のレベル+I/2に下げる。キックバック電圧の抑制に必要な時間が経過した後のタイミングT2で、位相の切換を実行する。この後引き続きキックバック電圧の抑制に必要な時間幅だけ半分のレベル−I/2を維持した後タイミングT3で通常のレベル−Iに戻す。−Iのレベルを維持した後、再び次の位相切換えのタイミングT4が来るまで通常のレベル−Iを維持する。この様にしてキックバック電圧の発生を抑制した駆動電流パルスがコイルAに印加される。
駆動オフのタイミングが到来した時点T5では、駆動電流を通常のレベル−Iから一端半分のレベル−I/2に下げる。この後キックバック電圧を抑制するために必要な時間幅を維持した後、駆動電流を−I/2のレベルから0レベルにし、通電を停止する。
(B)は同じステッピングモータのコイルBに通電される駆動電流波形を表している。この駆動電流波形もコイルAの駆動電流波形と同様に、位相切換え時と駆動オフ時に駆動電流レベルの二段階制御が行われ、キックバック電圧の発生を抑制するようにしている。
図6は、駆動オフ時に現れるコイルAの端子電圧の変化と、電源電位VB及び接地電位GNDの変化を実測したグラフである。横軸に時間tを取り、縦軸に電圧Vを取ってある。
グラフ(1)は駆動電流の二段切換をしない場合である。グラフから明らかなように駆動オフのタイミングT5でコイルAの端子電圧は大きく変動し、これが電源電圧VBに重畳している。なおグラフ(1)は時間軸tの1メモリを10μsに取ってある。グラフ(2)はこの時間軸tを1メモリ400μsに取ってある。換言するとグラフ(1)はグラフ(2)を時間軸に沿って拡大したものである。
グラフ(3)は本発明に従って駆動電流を段階的に切換えた場合の電圧波形である。グラフから明らかなように駆動オフのタイミングT5でやはりコイル端子電圧は変化しているが、その幅は二段切換を行わない(1)の場合に比べて小さくなっている。この様にピーク電圧が抑制されるので、電源VBに重畳されるノイズもほとんど目立たない。なおグラフ(4)はグラフ(3)の時間軸を縮小したものである。
図7は、駆動電流の位相切換時に現れる電圧変化を示すグラフである。理解を容易にするため、図6に示した駆動オフ時の電圧変化を表すグラフと同じ表記を採用している。(1)は駆動電流波形の段階的制御を行わない場合である。グラフから明らかなようにコイル端子電圧は位相切換えのタイミングT1で大きなピークが生じている。グラフ(2)はグラフ(1)の時間幅を縮小したものであり、1メモリが400μsである。
グラフ(3)は駆動電流波形を二段階で切換え制御した場合である。位相切換えのタイミングT1で、やはりコイルの端子電圧にピークが現れるが、二段階制御を行わなかった場合に比べ、ピークの高さは抑制されている。グラフ(4)はグラフ(3)の時間軸を縮小したものである。
1・・・ステッピングモータ駆動装置、2・・・コイル、3・・・ブリッジ回路、4・・・定電流回路、5・・・制御CPU,7・・・ホストCPU
Claims (4)
- 電源に接続され、ステッピングモータのコイルに位相を切り替えながら駆動電流を通電して、該ステッピングモータを回転駆動するブリッジ回路と、
該コイルに通電された駆動電流をモニターして、該ブリッジ回路に一定レベルの駆動電流が流れるようにする負帰還型の定電流回路と、
該駆動電流の位相を切り替えるとき及び該駆動電流の通電をオフするとき、該定電流回路を制御して該駆動電流の該一定レベルを下げ、以って該コイルに発生するキックバック電圧を分散する制御回路とを有し、
これにより電源に重畳するノイズを抑制することを特徴とするステッピングモータ駆動装置。 - 前記制御回路は、該駆動電流を高い一定レベルから低い一定レベルに二段階で制御することを特徴とする請求項1記載のステッピングモータ駆動装置。
- 前記制御回路は、CPUからなり所定のソフトウェアを実行することで、該定電流回路を制御することを特徴とする請求項1記載のステッピングモータ駆動装置。
- 電源に接続され、ステッピングモータのコイルに位相を切り替えながら駆動電流を通電して、該ステッピングモータを回転駆動するブリッジ回路と、該コイルに通電された駆動電流をモニターして、該ブリッジ回路に一定レベルの駆動電流が流れるようにする負帰還型の定電流回路とを有するステッピングモータ駆動装置の制御方法であって、
該駆動電流の位相を切り替えるとき及び該駆動電流の通電をオフするとき、該定電流回路を制御して該駆動電流の該一定レベルを下げ、以って該コイルに発生するキックバック電圧を分散し、これにより電源に重畳するノイズを抑制することを特徴とするステッピングモータ駆動装置の制御方法。
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JP2005328283A JP2007135365A (ja) | 2005-11-14 | 2005-11-14 | ステッピングモータ駆動装置及びその制御方法 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102624307A (zh) * | 2011-01-26 | 2012-08-01 | 山东朗进科技股份有限公司 | 一种步进电机的恒转矩驱动方法及其驱动电路 |
-
2005
- 2005-11-14 JP JP2005328283A patent/JP2007135365A/ja active Pending
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