JP2007135104A - 遠隔機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】遠隔機器において、携帯端末に対して接続情報を容易に設定可能とすることにより、接続情報の設定間違いを防止すると共に、設定時間を軽減する。
【解決手段】遠隔機器1は、端末用通信ポート5と、接続情報送信手段6とを備える。端末用通信ポート5は、携帯端末2からの通信要求を受付ける。接続情報送信手段6は、端末用通信ポート5が通信要求を受けたことに応じて、携帯端末2が遠隔機器1に接続するための接続情報を携帯端末2に送信する。携帯端末2は、通信ポート9を備える。通信ポート9は、端末用通信ポート5に対して通信要求を送信し、端末用通信ポート5から接続情報を受信する。これにより、携帯端末2は、遠隔機器1から接続情報を容易に取得することができるため、接続情報の設定間違いを防止できると共に、接続情報の設定時間を軽減することができる。
【選択図】図1
【解決手段】遠隔機器1は、端末用通信ポート5と、接続情報送信手段6とを備える。端末用通信ポート5は、携帯端末2からの通信要求を受付ける。接続情報送信手段6は、端末用通信ポート5が通信要求を受けたことに応じて、携帯端末2が遠隔機器1に接続するための接続情報を携帯端末2に送信する。携帯端末2は、通信ポート9を備える。通信ポート9は、端末用通信ポート5に対して通信要求を送信し、端末用通信ポート5から接続情報を受信する。これにより、携帯端末2は、遠隔機器1から接続情報を容易に取得することができるため、接続情報の設定間違いを防止できると共に、接続情報の設定時間を軽減することができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、携帯端末から容易に接続することができる遠隔機器に関する。
従来の遠隔機器としては、例えば、特許文献1に示されるように、持ち運び可能な携帯端末や携帯電話からインターネットを介して遠隔機器に接続する構成が知られている。持ち運び可能な携帯端末や携帯電話から遠隔機器に接続することにより、遠隔機器から遠く離れた位置であっても速やかに遠隔機器を操作することが可能となる。さらに、携帯端末や携帯電話を複数使用することにより、様々な場所から遠隔機器に接続することができる。
しかしながら、特許文献1に示される技術においては、携帯端末や携帯電話から遠隔機器に接続するための接続情報をキー入力によって夫々の携帯端末や携帯電話に設定する必要があった。携帯端末や携帯電話に接続情報を設定する際に、設定間違いの発生が問題となっていた。また、複数の携帯端末や携帯電話を使用するとき、全ての携帯端末や携帯電話に対しキー入力によって接続情報を設定する必要があるため、設定作業に多大な時間を要するという問題があった。
本発明は、上記従来例の問題を解決するためになされたものであり、携帯端末や携帯電話に対して、遠隔機器に接続するための接続情報を容易に設定可能とすることにより、接続情報の設定間違いを防止すると共に、設定時間を軽減することができる遠隔機器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1の発明は、携帯端末と通信を行う遠隔機器において、
携帯端末から通信要求があれば有線又は無線で通信を行う端末用通信ポートと、携帯端末を機器自身に接続させるための接続情報を携帯端末に送信する接続情報送信手段と、携帯端末とインターネットを介して通信を行うインターネット通信手段とを備え、接続情報送信手段は、端末用通信ポートが通信要求を受付けたことに応じて携帯端末に対して接続情報を送信するようにしたものである。
携帯端末から通信要求があれば有線又は無線で通信を行う端末用通信ポートと、携帯端末を機器自身に接続させるための接続情報を携帯端末に送信する接続情報送信手段と、携帯端末とインターネットを介して通信を行うインターネット通信手段とを備え、接続情報送信手段は、端末用通信ポートが通信要求を受付けたことに応じて携帯端末に対して接続情報を送信するようにしたものである。
また、請求項2の発明は、請求項1の遠隔機器において、機器自身はプライベートIPアドレスを保持し、携帯端末はパブリックIPアドレスを保持しているとき、機器自身は、プライベートIPアドレスとパブリックIPアドレスとを変換する機器自身に備えられたルータに接続されているようにしたものである。
また、請求項3の発明は、携帯端末と通信を行う遠隔機器において、機器自身は、保持しているIPアドレスがプライベートIPアドレスかパブリックIPアドレスかを判別するIPアドレス判別手段を備え、機器自身は、プライベートIPアドレスとパブリックIPアドレスとを変換する機器自身に備えられたルータに接続され、ルータは、機器自身に備えられた遠隔監視管理サーバに接続され、IPアドレス判別手段が、機器自身の保持しているIPアドレスがプライベートIPアドレスであると判断したとき、接続情報送信手段は、端末用通信ポートが通信要求を受付けたことに応じて携帯端末に対して、携帯端末を遠隔監視管理サーバに接続するための接続情報を送信するようにしたものである。
また、請求項4の発明は、請求項3の遠隔機器において、機器自身は、プライベートIPアドレスを保持し、携帯端末はパブリックIPアドレスを保持しているとき、ルータは、機器自身に備えられた接続確認用サーバに接続され、機器自身は、接続確認用サーバからルータのパブリックIPアドレスを取得するルータIPアドレス取得手段を備えたようにしたものである。
また、請求項5の発明は、請求項1の遠隔機器において、機器自身は、携帯端末と電子メール通信するためのメールサーバに接続され、携帯端末のメールアドレスを記憶するメールアドレス記憶部と、携帯端末に対してメールを送受信する電子メールクライアント機能とを備え、電子メールには、接続情報又は遠隔機器と携帯端末との通信異常を示す異常情報を含むようにしたものである。
また、請求項6の発明は、請求項1乃至請求項5に記載の遠隔機器を備えたようにしたものである。
請求項1の発明によれば、携帯端末は、遠隔機器から接続情報を容易に取得することができるため、接続情報の設定間違いを防止することができる。
請求項2の発明によれば、携帯端末は、遠隔機器の保持するIPアドレスがプライベートIPアドレスであっても、ルータがプライベートIPアドレスとパブリックIPアドレスとを変換するため遠隔機器に接続することができる。
請求項3の発明によれば、携帯端末は、遠隔機器の保持するIPアドレスがプライベートIPアドレスかパブリックIPアドレスのいずれであっても、携帯端末が遠隔監視管理サーバに接続するための接続情報を取得するため、遠隔機器に接続することができる。
請求項4の発明によれば、携帯端末は、遠隔機器の保持するIPアドレスがプライベートIPアドレスであっても、接続確認用サーバから遠隔機器を介してルータのパブリックIPアドレスを取得することにより、遠隔機器に接続することができる。
請求項5の発明によれば、携帯端末は、遠隔機器が携帯端末に対して電子メールを送信することにより、接続情報又は異常情報を受信することができる。
請求項6の発明によれば、携帯端末は、請求項1乃至請求項5に記載の遠隔機器を備えたことにより、接続情報の設定間違いを防止することができると共に、遠隔機器の保持するIPアドレスがプライベートIPアドレスであっても、遠隔機器に接続することができる。また、携帯端末は、遠隔機器の保持するIPアドレスがプライベートIPアドレスかパブリックIPアドレスのいずれであっても、遠隔機器に接続することができる。さらに、携帯端末は、接続情報又は異常情報を受信することができる。
以下、本発明の第1の実施形態に係る遠隔機器について、図1及び図2を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る遠隔機器の通信状態の構成を示す。遠隔機器1は、端末用通信ポート5と、接続情報送信手段6と、インターネット通信手段7とを備える。端末用通信ポート5は、携帯端末2からの通信要求を受付ける。接続情報送信手段6は、端末用通信ポート5が通信要求を受けたことに応じて、携帯端末2が遠隔機器1に接続するための接続情報を携帯端末2に送信する。ここで、接続情報とは、例えば、遠隔機器1のURL、アカウント、及び認証用パスワードなどである。インターネット通信手段7は、インターネット通信網4を介して携帯端末2と通信を行う。遠隔機器1は、インターネット通信網において一意に定まるパブリックIPアドレス内8にあってパブリックIPアドレスを保持している。遠隔機器1は、このパブリックIPアドレスを用いて、携帯端末通信網3及びインターネット通信網4を介して携帯端末2と通信を行う。
携帯端末2は、通信ポート9と、携帯端末通信部10と、入力キー11と、表示画面12とを備える。通信ポート9は、端末用通信ポート5に対して通信要求を送信し、端末用通信ポート5から接続情報を受信する。携帯端末通信部10は、携帯端末通信網3及びインターネット通信網4を介して遠隔機器1と通信を行う。入力キー11は、操作者から各種の命令を受付け、表示画面12は、各種の情報を表示する。ここで、端末用通信ポート5と通信ポート9は、赤外線を利用した近距離のデータ通信を行なうIRDA13(Infrared Data Association)によって通信を行う。携帯端末2は、遠隔機器1から接続情報を受信すると接続情報に基づいて遠隔機器1と通信を行う。
図2は、本発明の第1の実施形態に係る遠隔機器1の通信状態の動作フローを示す。接続情報が設定されていない携帯端末2は、初期状態として電源が投入されると(S101)、通信ポート9から遠隔機器1の端末用通信ポート5に対して通信要求を送信する(S102)。遠隔機器1は、端末用通信ポート5が携帯端末2から通信要求を受付けたことに応じて、携帯端末2が遠隔機器1に接続するための接続情報を通信ポート9に送信する(S103)。携帯端末2は、取得した接続情報に基づいて、携帯端末通信網3及びインターネット通信網4を介して遠隔機器1に接続する(S104)。携帯端末2が遠隔機器1に接続すると、携帯端末2及び遠隔機器1は互いに必要なデータの送受信を行い(S105)、データの送受信が完了すると接続を終了する(S106)。これにより、携帯端末2は、遠隔機器1から接続情報を容易に取得することができるため、接続情報の設定間違いを防止できると共に、接続情報の設定時間を軽減することができる。
次に、本発明の第2の実施形態に係る遠隔機器について、図3及び図4を参照して説明する。図3は、本発明の第2の実施形態に係る遠隔機器1の通信状態の構成を示す。遠隔機器1は、プライベートIPアドレス内14のみで通用するプライベートIPアドレスを保持している。遠隔機器1は、パブリックIPアドレス内8のインターネット通信網4と接続しておりプライベートIPアドレスとパブリックIPアドレスをNAT変換(Network Address Translation)するルータ15に接続される。これにより、プライベートIPアドレスが設定されている遠隔機器1は、ルータ15を介して携帯端末2と通信することができる。
図4は、本発明の第2の実施形態に係る遠隔機器1の通信状態の動作フローを示す。接続情報が設定されていない携帯端末2は、初期状態として電源が投入されると(S201)、通信ポート9から遠隔機器1の端末用通信ポート5に対して通信要求を送信する(S202)。遠隔機器1は、端末用通信ポート5が携帯端末2から通信要求を受付けたことに応じて、携帯端末2が遠隔機器1に接続するためにルータ15のパブリックIPアドレスを含む接続情報を通信ポート9に送信する(S203)。携帯端末2は取得した接続情報に基づいて、携帯端末通信網3、インターネット通信網4、及びルータ15を介して遠隔機器1に接続する(S204)。ルータ15は、携帯端末2から接続されるとルータ15のパブリックIPアドレスを遠隔機器1が保持するプライベートIPアドレスに変換して携帯端末2と遠隔機器1を接続させる(S205)。携帯端末2が遠隔機器1に接続すると、携帯端末2及び遠隔機器1は互いに必要なデータの送受信を行い(S206)、データの送受信が完了すると接続を終了する(S207)。これにより、遠隔機器1は、プライベートIPアドレスを保持しているときであっても、ルータ15を介して携帯端末2と通信を行うことができる。
次に、本発明の第3の実施形態に係る遠隔機器について、図5及び図6を参照して説明する。図5は、本発明の第3の実施形態に係る遠隔機器1の通信状態の構成を示す。遠隔機器1は、遠隔機器1が保持するIPアドレス及びサブネットマスクの数値から自身が保持しているIPアドレスがプライベートIPアドレスかパブリックIPアドレスであるか否かを、判別するIPアドレス判別手段16を備える。ここで、遠隔機器1は、プライベートIPアドレスを保持している状態を示している。ルータ15は、インターネット通信網4に接続され、パブリックIPアドレスを保持している遠隔監視管理サーバ17に接続される。IPアドレス判別手段16は、遠隔機器1がプライベートIPアドレスを保持していると判別したとき、接続情報送信手段6は、端末用通信ポート5が通信要求を受けたことに応じて、ルータ15が保持するパブリックIPアドレスを含む接続情報を携帯端末2に送信する。一方、IPアドレス判別手段16は、遠隔機器1がパブリックIPアドレスを保持していると判別したとき、接続情報送信手段6は、端末用通信ポート5が通信要求を受けたことに応じて、遠隔機器1が保持するパブリックIPアドレスを含む接続情報を携帯端末2に送信する。
図6は、本発明の第3の実施形態に係る遠隔機器1の通信状態の動作フローを示す。接続情報が設定されていない携帯端末2は、初期状態として電源が投入されると(S301)、通信ポート9から遠隔機器1の端末用通信ポート5に対して通信要求を送信する(S302)。IPアドレス判別手段16が、遠隔機器1が保持するIPアドレスがパブリックIPアドレスであると判別すると(S303)、接続情報送信手段6は、端末用通信ポート5が携帯端末2から通信要求を受付けたことに応じて、遠隔機器1が保持するパブリックIPアドレスを含む接続情報を通信ポート9に送信する(S304)。携帯端末2は、遠隔機器1が保持するパブリックIPアドレスを含む接続情報に基づいて遠隔機器1に接続する(S305)。
ステップS303において、IPアドレス判別手段16が、遠隔機器1が保持するIPアドレスがプライベートIPアドレスであると判別すると、接続情報送信手段6は、端末用通信ポート5が携帯端末2から通信要求を受付けたことに応じて、遠隔監視管理サーバ17が保持するパブリックIPアドレスを含む接続情報を通信ポート9に送信する(S306)。携帯端末2は、遠隔機器1が保持するパブリックIPアドレスを含む接続情報に基づいて遠隔監視管理サーバ17を介してルータ15に接続する(S307)。ルータ15は、携帯端末2から接続されるとルータ15のパブリックIPアドレスを遠隔機器1が保持するプライベートIPアドレスに変換して携帯端末2と遠隔機器1を接続させる(S308)。携帯端末2が遠隔機器1に接続すると、携帯端末2及び遠隔機器1は互いに必要なデータの送受信を行い(S309)、データの送受信が完了すると接続を終了する(S310)。これにより、携帯端末2は、遠隔機器1が保持するIPアドレスがプライベートIPアドレスかパブリックIPアドレスかを意識することなく容易に遠隔機器1と通信を行うことができる。
次に、本発明の第4の実施形態に係る遠隔機器について、図7及び図8を参照して説明する。図7は、本発明の第4の実施形態に係る遠隔機器1の通信状態の構成を示す。遠隔機器1は、ルータ15のパブリックIPアドレスを取得するルータアドレス取得手段18を備える。ルータ15は、ルータ15のパブリックIPアドレスをルータアドレス取得手段18に送信する接続確認用サーバ19に接続される。ルータアドレス取得手段18は、接続確認用サーバ19からルータ15のパブリックIPアドレスを取得することにより、ルータ15がインターネット通信網4と接続する度にルータ15に新しく割り当てられるパブリックIPアドレスを取得することができる。
図8は、本発明の第4の実施形態に係る遠隔機器1の通信状態の動作フローを示す。接続情報が設定されていない携帯端末2は、初期状態として電源が投入されると(S401)、通信ポート9から遠隔機器1の端末用通信ポート5に対して通信要求を送信する(S402)。IPアドレス判別手段16が、遠隔機器1が保持するIPアドレスがパブリックIPアドレスであると判別すると(S403)、接続情報送信手段6は、端末用通信ポート5が携帯端末2から通信要求を受付けたことに応じて、遠隔機器1が保持するパブリックIPアドレスを含む接続情報を通信ポート9に送信する(S404)。携帯端末2は、遠隔機器1が保持するパブリックIPアドレスを含む接続情報に基づいて遠隔機器1に接続する(S405)。
ステップS403において、IPアドレス判別手段16が、遠隔機器1が保持するIPアドレスがプライベートIPアドレスであると判別すると、遠隔機器1はルータ15を介して接続確認用サーバ19に接続する(S406)。接続確認用サーバ19は、ルータ15に割り当てられているパブリックIPアドレスをルータアドレス取得手段18に送信する(S407)。接続情報送信手段6は、端末用通信ポート5が携帯端末2から通信要求を受付けたことに応じて、ルータアドレス取得手段18が取得したルータ15が保持するパブリックIPアドレスを含む接続情報を通信ポート9に送信する(S408)。携帯端末2は、遠隔機器1が保持するパブリックIPアドレスを含む接続情報に基づいてルータ15に接続する(S409)。ルータ15は、携帯端末2から接続されるとルータ15のパブリックIPアドレスを遠隔機器1が保持するプライベートIPアドレスに変換して携帯端末2と遠隔機器1を接続させる(S410)。携帯端末2が遠隔機器1に接続すると、携帯端末2及び遠隔機器1は互いに必要なデータの送受信を行い(S411)、データの送受信が完了すると接続を終了する(S412)。これにより、遠隔機器1は、ルータ15がインターネット通信網4と接続する度にルータ15に新しく割り当てられるパブリックIPアドレスを取得することができるため、携帯端末2は、容易に最新のルータ15が保持するパブリックIPアドレスを含む接続情報に基づいて遠隔機器1と通信を行うことができる。
次に、本発明の第5の実施形態に係る遠隔機器について、図9及び図10を参照して説明する。図9は、本発明の第5の実施形態に係る遠隔機器1の通信状態の構成を示す。遠隔機器1は、携帯端末2の電子メールアドレスを記憶するメールアドレス記憶部21と、携帯端末2と電子メールを送受信する電子メールクライアント機能22とを備える。さらに、遠隔機器1は、インターネット通信網4を介して携帯端末2と電子メールを送受信するためのメールサーバ20に接続される。
図10は、本発明の第5の実施形態に係る遠隔機器1の通信状態の動作フローを示す。接続情報が設定されていない携帯端末2は、初期状態として電源が投入されると(S501)、通信ポート9から遠隔機器1の端末用通信ポート5に対して通信要求を送信する(S502)。接続情報送信手段6は、端末用通信ポート5が携帯端末2から通信要求を受付けたことに応じて、接続情報を通信ポート9に送信する(S503)。その後、遠隔機器1の接続情報に変更が生じたとき(S504でYes)、電子メールクライアント機能22は、メールアドレス記憶部21が記憶する携帯端末2の電子メールアドレスに基づいて、新たな接続情報を含む電子メールを携帯端末2に対して送信する(S506)。
ステップS504において、遠隔機器1の接続情報に変更が生じていないときに(S504でNo)、遠隔機器1において通信異常が発生したときは(S505でYes)、電子メールクライアント機能22は、通信異常が発生した旨を報知する内容を含む電子メールを携帯端末2に対して送信する(S506)。その後、携帯端末2が遠隔機器1に接続する必要が生じたときは、携帯端末2は接続情報に基づいて遠隔機器1に接続する(S507)。携帯端末2が遠隔機器1に接続すると、携帯端末2及び遠隔機器1は互いに必要なデータの送受信を行い(S508)、データの送受信が完了すると接続を終了する(S509)。これにより、携帯端末2は、一端、接続情報を取得し遠隔機器1から離れた位置に移動した後でも、接続情報を含む電子メールを受信することにより新たな接続情報を取得することができる。さらに、遠隔機器1の通信異常を電子メールから知ることができるため、通信異常に対してすばやく対応することができる。
次に、本発明の第6の実施形態に係る遠隔機器について説明する。本実施形態のネットワークシステムにおいて、遠隔機器1は、端末用通信ポート5と、接続情報送信手段6と、インターネット通信手段7に加え、必要に応じてIPアドレス判別手段と、ルータアドレス取得手段18と、メールアドレス記憶部21と、電子メールクライアント機能22とを備える。また、遠隔機器1は、必要に応じてルータ15と、遠隔監視管理サーバ17と、接続確認用サーバ19と、メールサーバ20とに接続される。これにより、ネットワークシステムは、遠隔機器1がプライベートIPアドレス又はパブリックIPアドレスのいずれを保持している場合であっても、携帯端末2と遠隔機器1は通信を行うことができると共に、遠隔機器1は、携帯端末2に対して電子メールを送信することができる。
なお、本発明は、上記各種実施形態の構成に限られず、発明の趣旨を変更しない範囲で種々の変形が可能である。例えば、接続情報送信手段6と通信ポート9の通信は、IRDA13によって行われる構成でなく、ブルートゥース(Bluetooth)、有線LAN、又は無線LANによって行われる構成であっても構わない。また、携帯端末2は、携帯端末通信網3を介してインターネット通信網4と接続する構成ではなく、携帯端末通信網3を介さず直接、インターネット通信網4を接続する構成であっても構わない。
1 遠隔機器
2 携帯端末
5 端末用通信ポート
6 接続情報送信手段
7 インターネット通信手段
15 ルータ
16 IPアドレス判別手段
17 遠隔監視管理サーバ
19 接続確認用サーバ
20 メールサーバ
21 メールアドレス記憶部
22 電子メールクライアント機能
2 携帯端末
5 端末用通信ポート
6 接続情報送信手段
7 インターネット通信手段
15 ルータ
16 IPアドレス判別手段
17 遠隔監視管理サーバ
19 接続確認用サーバ
20 メールサーバ
21 メールアドレス記憶部
22 電子メールクライアント機能
Claims (6)
- 携帯端末と通信を行う遠隔機器において、
前記携帯端末から通信要求があれば有線又は無線で通信を行う端末用通信ポートと、
前記携帯端末を機器自身に接続させるための接続情報を該携帯端末に送信する接続情報送信手段と、
前記携帯端末とインターネットを介して通信を行うインターネット通信手段とを備え、
前記接続情報送信手段は、前記端末用通信ポートが通信要求を受付けたことに応じて前記携帯端末に対して前記接続情報を送信することを特徴とする遠隔機器。 - 前記機器自身はプライベートIPアドレスを保持し、前記携帯端末はパブリックIPアドレスを保持しているとき、
前記機器自身は、前記プライベートIPアドレスと前記パブリックIPアドレスとを変換する前記機器自身に備えられたルータに接続されていることを特徴とする請求項1に記載の遠隔機器。 - 携帯端末と通信を行う遠隔機器において、
前記機器自身は、保持しているIPアドレスがプライベートIPアドレスかパブリックIPアドレスかを判別するIPアドレス判別手段を備え、
前記機器自身は、前記プライベートIPアドレスと前記パブリックIPアドレスとを変換する前記機器自身に備えられたルータに接続され、
前記ルータは、前記機器自身に備えられた遠隔監視管理サーバに接続され、
前記IPアドレス判別手段が、前記機器自身の保持しているIPアドレスがプライベートIPアドレスであると判断したとき、前記接続情報送信手段は、前記端末用通信ポートが通信要求を受付けたことに応じて前記携帯端末に対して、前記携帯端末を前記遠隔監視管理サーバに接続するための接続情報を送信することを特徴とする遠隔機器。 - 前記機器自身は、プライベートIPアドレスを保持し、前記携帯端末はパブリックIPアドレスを保持しているとき、
前記ルータは、前記機器自身に備えられた接続確認用サーバに接続され、
前記機器自身は、前記接続確認用サーバから前記ルータのパブリックIPアドレスを取得するルータIPアドレス取得手段を備えたことを特徴とする請求項3に記載の遠隔機器。 - 前記機器自身は、前記携帯端末と電子メール通信するためのメールサーバに接続され、
前記携帯端末のメールアドレスを記憶するメールアドレス記憶部と、
前記携帯端末に対してメールを送受信する電子メールクライアント機能とを備え、
前記電子メールには、前記接続情報又は前記遠隔機器と前記携帯端末との通信異常を示す異常情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の遠隔機器。 - 請求項1乃至請求項5に記載の遠隔機器を備えたことを特徴とするネットワークシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005327994A JP2007135104A (ja) | 2005-11-11 | 2005-11-11 | 遠隔機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005327994A JP2007135104A (ja) | 2005-11-11 | 2005-11-11 | 遠隔機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007135104A true JP2007135104A (ja) | 2007-05-31 |
Family
ID=38156379
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005327994A Withdrawn JP2007135104A (ja) | 2005-11-11 | 2005-11-11 | 遠隔機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007135104A (ja) |
-
2005
- 2005-11-11 JP JP2005327994A patent/JP2007135104A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20090203 |