JP2007134565A - 圧電材料、圧電素子、圧電アクチュエータ、液体噴射ヘッド、表面弾性波素子およびデバイス - Google Patents

圧電材料、圧電素子、圧電アクチュエータ、液体噴射ヘッド、表面弾性波素子およびデバイス Download PDF

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Abstract

【課題】圧電特性などに優れた新規な圧電材料を提供すること。
【解決手段】圧電材料は、下記一般式(1)で表される。
x(K1/2Bi1/2)(Mg1/3Nb2/3)O3-(1-x)(K1/2Bi1/2)(Ti)O3 ・・・(1)
前記一般式(1)において、0.3≦x≦0.8であることができる。
【選択図】なし

Description

本発明は、新規な圧電材料、およびこれを用いた圧電素子、圧電アクチュエータ、液体噴射ヘッド、表面弾性波素子ならびにデバイスに関する。
高画質、高速印刷を可能にするプリンタとして、たとえばインクジェットプリンタが知られている。インクジェットプリンタは、内容積が変化するキャビティを備えたインクジェット式記録ヘッドを備える。インクジェットプリンタは、インクジェット式記録ヘッドを走査させつつ、そのノズルからインク滴を吐出することにより、印刷を行うものである。このようなインクジェットプリンタ用のインクジェット式記録ヘッドにおけるヘッドアクチュエータとしては、従来、PZT(Pb(Zr,Ti)O)に代表される圧電体膜を用いた圧電素子が用いられている(たとえば、特許文献1)。
また、表面弾性波素子や周波数フィルタ、発振器、電子回路などにおいても、その特性向上が望まれていることから、新たな圧電材料による良好な製品の提供が望まれている。
特開2001−223404号公報
本発明の目的は、圧電特性などに優れた新規な圧電材料を提供することにある。
また、本発明の目的は、上記圧電材料を用いた圧電素子、およびかかる圧電素子を用いた圧電アクチュエータ、液体噴射ヘッド、表面弾性波素子ならびにデバイスを提供することにある。
本発明にかかる圧電材料は、下記一般式(1)で表される。
x(K1/2Bi1/2)(Mg1/3Nb2/3)O3-(1-x)(K1/2Bi1/2)(Ti)O3 ・・・(1)
本発明の圧電材料は、優れた圧電特性を有する。
本発明の圧電材料は、前記一般式(1)において、0.3≦x≦0.8であることができる。
本発明の圧電材料は、擬立方晶で(100)または(110)に優先配向していることができる。
本発明の圧電材料は、ロンボヘドラル構造またはモノクリニック構造を有することができる。
本発明にかかる圧電素子は、
基体と、
前記基体の上方に形成され、下記一般式(1)で表される、圧電材料からなる圧電体膜と、を含む。
x(K1/2Bi1/2)(Mg1/3Nb2/3)O3-(1-x)(K1/2Bi1/2)(Ti)O3 ・・・(1)
本発明において、特定のA層(以下、「A層」という。)の上方に設けられた特定のB層(以下、「B層」という。)というとき、A層の上に直接B層が設けられた場合と、A層の上に他の層を介してB層が設けられた場合とを含む意味である。
本発明の圧電素子は、前記一般式(1)において、0.3≦x≦0.8であることができる。
本発明にかかる圧電アクチュエータは、前記圧電素子において、前記基体と前記圧電体膜との間に形成された第1電極と、前記圧電体膜の上方に形成された第2電極と、を有することができる。
本発明の圧電素子において、前記第1電極は、擬立方晶で(100)または(110)に優先配向している導電性複合酸化物膜を有することができる。
本発明にかかる液体噴射ヘッドは、
ノズル穴を有するノズル板と、
前記ノズル板の上方に形成された、前記圧電アクチュエータと、
前記圧電アクチュエータの前記基体に形成され、前記ノズル穴と連続するキャビティと、を含む。
本発明にかかる表面弾性波素子は、前記圧電素子において、前記圧電体膜の上方に形成された電極を有することができる。
本発明にかかるデバイスは、前記表面弾性波素子を含む。
以下、本発明にかかる実施形態について図面を参照しながら説明する。
1.圧電材料
本実施形態にかかる圧電材料は、下記一般式(1)で表される。
x(K1/2Bi1/2)(Mg1/3Nb2/3)O3-(1-x)(K1/2Bi1/2)(Ti)O3 ・・・(1)
一般式(1)において、0.3≦x≦0.8であることができる。
一般式(1)において、xが上記範囲にあることにより、良好な圧電特性、たとえば、圧電体膜が高い圧電定数を有し、充分なたわみ量を得ることができる。
そして、本実施形態の圧電材料は、環境上問題となる鉛を含まないので圧電材料として極めて有用である。
2.圧電素子
2.1.第1の圧電素子
図1は、本実施形態に係る圧電材料からなる圧電体膜を含む第1の圧電素子100の一例を模式的に示す断面図である。
圧電素子100は、基体1と、基体1上に形成された第1電極(下部電極)2と、下部電極2上に形成された、上記圧電材料からなる圧電体膜3と、圧電体膜3上に形成された第2電極(上部電極)4とを含む。
基体1は、圧電素子100の用途によって選択され、その材料、構成は特に限定されない。基体1としては、絶縁性基板、半導体基板等を用いることができる。絶縁性基板としては、たとえばサファイア基板、プラスチック基板、ガラス基板などを用いることができ、半導体基板としてはシリコン基板などを用いることができる。また、基体1は、基板単体あるいは基板上に他の層が積層された積層体であってもよい。
圧電素子100がインクジェット式記録ヘッドに用いられる場合には、基体1としては、たとえばシリコン基板を用いることができる。この場合、基体1は加工されることにより、後述するようにインクジェット式記録ヘッド50(図3参照)においてキャビティ521が形成されたものとなる。
シリコン基板としては、後工程でKOHによるウエットエッチングによりキャビティを、面に垂直に形成する都合上、(110)面を用いることが好ましい。
下部電極2は、図示の例の場合、白金族などの金属膜20と、導電性複合酸化物膜22とが積層された多層構造を有する。導電性複合酸化物膜22は、圧電材料からなる圧電体膜3と同様に、擬立方晶で(100)または(110)に優先配向していることが望ましい。導電性複合酸化物膜22がこのような構造を有することで、該導電性複合酸化物膜22上に形成される圧電体膜3は、導電性複合酸化物膜22の結晶構造を引き継いだ結晶構造となる。したがって、圧電体膜3も導電性複合酸化物膜22と同様に、擬立方晶(100)または(110)に優先配向したものとなる。
導電性複合酸化物膜22の材料としては、LaNiO、SrRuOなどのペロブスカイト型酸化物を用いることができる。特にLaNiOは、スパッタリングによる成膜で、容易に擬立方晶(100)配向しやすいので好ましい。
また、下部電極2は、金属膜20を有することにより、下部電極2の導電性をより高めることができる。下部電極2は、上述のように、金属膜20と導電性複合酸化物膜22を有することが望ましいが、金属膜20を有しなくともよい。
圧電体膜3は、上述した圧電材料から形成される。すなわち、下記一般式(1)で表される圧電材料によって構成される。
x(K1/2Bi1/2)(Mg1/3Nb2/3)O3-(1-x)(K1/2Bi1/2)(Ti)O3 ・・・(1)
一般式(1)において、0.3≦x≦0.8であることができる。xがこの範囲にあることにより、上述したように、圧電体膜は、良好な圧電特性、たとえば、高い圧電定数d31を有し、充分なたわみ量を得ることができる。
本実施形態の圧電材料からなる圧電体膜3は、ロンボヘドラルまたはモノクリニック構造であり、かつ擬立方晶(100)に優先配向していることが望ましい。(100)優先配向であれば、(110)配向が含まれていてもよい。ロンボヘドラルまたはモノクリニック構造で擬立方晶(100)に優先配向している圧電材料は、高い圧電定数を有する。ここで、「優先配向」とは、擬立方晶(100)にすべての結晶が配向している場合と、擬立方晶(100)にほとんどの結晶が配向しており、擬立方晶(100)に配向していない残りの結晶が(110)等の配向となっている場合とを含むことができる。
圧電体膜3の代表的な膜厚は、圧電素子100の用途によって選択される。圧電体膜3の代表的な膜厚は、300nmから3.0μmである。ただし、この厚みの上限値に関しては、薄膜としての緻密さ、結晶配向性を維持する範囲で厚くすることができ、10μm程度まで許容できる。
図示の例では、上部電極4は、下部電極2と同様に、金属膜40と導電性複合酸化物膜42を有することができる。金属膜40は、金属膜20と同様であるので、詳細な説明を省略する。また、導電性複合酸化物膜42は、導電性複合酸化物膜22と同様であるので、詳細な説明を省略する。上部電極4は、金属膜40と導電性複合酸化物膜42との積層体でなくともよい。上部電極4は、白金、イリジウムなどの金属膜あるいは酸化イリジウムなどの導電性複合酸化物膜の単層から構成されていてもよい。
本実施形態の第1の圧電素子100は、たとえば以下のようにして形成できる。
(1) まず、基体1を準備する。基体1としては、たとえば圧電素子100を液体噴射ヘッドに適用する場合には、表面が(110)面であるシリコン基板を用いることができる。シリコン基板としては、後述するようにこれにキャビティ(インクキャビティ)を形成することから、これに必要な厚さを有したものが用いられる。代表的な厚みは30μm〜100μmである。基体1は、シリコン基板上に酸化シリコン膜および酸化ジルコニウム膜(いずれも図示しない)を有することができる。酸化ジルコニウム膜は、基体1と下部電極2との密着性を高める機能を有する。また、酸化ジルコニウム膜を用いて、圧電体素子全体の硬さをコントロールすることで、インク吐出時の周波数応答性をコントロールすることができる。すなわち酸化ジルコニアの膜厚を厚くすれば、圧電体素子全体が硬くなり、高い周波数でも圧電体素子を駆動できる。しかし厚くしすぎると、圧電体素子の圧電変位量が低下してしまうという関係がある。このような膜としては、他にも酸化ハフニウム、酸化チタン、酸化イットリウム、酸化アルミニウムなどを用いることができる。酸化シリコン膜は、シリコン基板を熱酸化することにより形成され、酸化ジルコニウム膜は、たとえばスパッタリングで形成することができる。
(2) 図1に示すように、基体1上に、下部電極2を形成する。下部電極2を構成する金属膜20および導電性複合酸化物膜22は、たとえば公知のスパッタリングなどによって形成される。スパッタリングで成膜された導電性複合酸化物膜22、たとえばLaNiO膜は、擬立方晶であり、(100)で優先配向することが望ましい。
(3) 図1に示すように、導電性複合酸化物膜22上に、上述した一般式(1)で示される圧電材料からなる圧電体膜3を形成する。ゾルゲル法やMOD法にて圧電体膜3を形成する場合には、前記一般式(1)の組成となる前駆体溶液を用いて塗布膜を形成し、該塗布膜を結晶化させることにより形成できる。
圧電体膜3の形成材料である前駆体溶液については、圧電体膜3となる圧電材料の構成金属をそれぞれ含んでなる有機金属化合物を各金属が所望のモル比となるように混合し、さらにアルコールなどの有機溶媒を用いてこれらを溶解、または分散させることにより作製することができる。圧電材料の構成金属をそれぞれ含んでなる有機金属化合物としては、金属アルコキシドや有機酸塩、βジケトン錯体といった有機金属化合物を用いることができる。具体的には、圧電材料以下のものが挙げられる。
カリウム(K)を含む有機金属化合物としては、たとえば、カリウムエトキシドが挙げられる。ビスマス(Bi)を含む有機金属化合物としては、たとえば、ビスマスプロポキシドが挙げられる。マグネシウム(Mg)を含む有機金属化合物としては、たとえば、酢酸マグネシウムが挙げられる。ニオブ(Nb)を含む有機金属化合物としては、たとえばニオブエトキシドが挙げられる。チタン(Ti)を含む有機金属化合物としては、たとえばチタンプロポキシドが挙げられる。圧電材料の構成金属を含んでなる有機金属化合物は、これらに限定されず、公知のものを用いることができる。
前駆体溶液には、必要に応じて安定化剤等の各種添加剤を添加することができる。さらに、前駆体溶液に加水分解・重縮合を起こさせる場合には、前駆体溶液に適当な量の水とともに、触媒として酸あるいは塩基を添加することができる。
圧電体膜3が所望の組成比となるように、原料溶液を調製する。この原料溶液を下部電極2上に塗布した後、熱処理を加えて塗膜を結晶化させることにより、圧電体膜3を形成することができる。具体的には、原料溶液の塗布工程、アルコールなどの溶媒の除去工程、塗膜の乾燥熱処理工程および脱脂熱処理工程の一連の工程を所望の回数行い、その後に結晶化アニールにより焼成して圧電体膜3を形成する。
(4) 図1に示すように、圧電体膜3上に、上部電極4を形成する。上部電極4を構成する金属膜40および導電性複合酸化物膜42は、たとえば公知のスパッタリングなどによって形成される。上部電極4の構成については既に述べたので、ここでは省略する。
(5) 次に、必要に応じて、ポストアニールを酸素雰囲気中でRTA等を用いて行うことができる。これにより、上部電極4と圧電体膜3との良好な界面を形成することができ、かつ圧電体膜3の結晶性を改善することができる。
以上の工程によって、本実施形態にかかる第1の圧電素子100を製造することができる。
以上のようにして、擬立方晶で(100)に優先配向した導電性複合酸化物膜22上に圧電体膜3を形成することにより、圧電体膜3は、導電性複合酸化物膜22の配向を引き継いで形成される。その結果、圧電体膜3は、ペロブスカイト型でロンボヘドラル構造またはモノクリニック構造であって、擬立方晶(100)に優先配向して形成される。
なお、圧電体膜3は、ゾルゲル法やMOD(Metal Organic Decomposition)法の液相法のみならず、レーザーアブレーション法やスパッタ法等の気相法を用いて形成することもできる。
2.2.第2の圧電素子
図2は、本実施形態に係る圧電材料からなる圧電体膜を含む第2の圧電素子200の一例を模式的に示す断面図である。
圧電素子200は、基体1と、基体1上に形成されたバッファ膜24と、バッファ膜24上に形成された、上記圧電材料からなる圧電体膜3と、圧電体膜3上に形成された第2電極(上部電極)4とを含む。バッファ膜24は、圧電体膜3の結晶配向性を制御する機能を有するので、基体1にかかる機能がある場合には、バッファ膜24は設けなくてもよい。
基体1は、圧電素子200の用途によって選択され、その材料、構成は特に限定されない。基体1は、第1の圧電素子100と同様であるので、詳細な記載を省略する。
バッファ膜24としては、第1の圧電素子100で用いられた導電性複合酸化物膜22を用いることができる。バッファ膜24(導電性複合酸化物膜22)は、圧電材料からなる圧電体膜3と同様に、擬立方晶で(100)に優先配向していることが望ましい。導電性複合酸化物膜22がこのような構造を有することで、該導電性複合酸化物膜22上に形成される圧電体膜3は、導電性複合酸化物膜22の結晶構造を引き継いだ結晶構造となる。したがって、圧電体膜3も導電性複合酸化物膜22と同様に、擬立方晶(100)に優先配向したものとなる。バッファ膜24の材料としては、第1の圧電素子100の導電性複合酸化物膜22と同様に、LaNiO、SrRuOなどのペロブスカイト型酸化物を用いることができる。
圧電体膜3は、第1の圧電素子100と同様に、上述した圧電材料から形成される。すなわち、下記一般式(1)で表される圧電材料によって構成される。
x(K1/2Bi1/2)(Mg1/3Nb2/3)O3-(1-x)(K1/2Bi1/2)(Ti)O3 ・・・(1)
一般式(1)において、0.3≦x≦0.8であることができる。xがこの範囲にあることにより、上述したように、圧電体膜は、良好な圧電特性、たとえば、高い圧電定数d31を有し、充分なたわみ量を得ることができる。
本実施形態の圧電材料からなる圧電体膜3は、ロンボヘドラルまたはモノクリニック構造であり、かつ擬立方晶(100)に優先配向していることが望ましい。ロンボヘドラルまたはモノクリニック構造で擬立方晶(100)に優先配向している圧電材料は、高い圧電定数を有する。
圧電体膜3の代表的な膜厚は、圧電素子100の用途によって選択される。圧電体膜3の代表的な膜厚は、300nmから3.0μmである。ただし、この厚みの上限値に関しては、薄膜としての緻密さ、結晶配向性を維持する範囲で厚くすることができ、10μm程度まで許容できる。
電極4は、金属膜または導電性複合酸化物膜から構成できる。電極4は、金属膜と導電性複合酸化物膜の積層体でもよい。電極4は、白金、イリジウム、アルミニウムなどの金属膜あるいは酸化イリジウムなどの導電性複合酸化物膜の単層から構成されていてもよい。
本実施形態の第2の圧電素子200は、たとえば以下のようにして形成できる。
(1) まず、基体1を準備する。基体1としては、第1の圧電素子100と同様である。
(2) 図2に示すように、基体1上に、バッファ膜24を形成する。バッファ膜24は、たとえば公知のスパッタリングなどによって形成される。スパッタリングで成膜されたバッファ膜24、たとえばLaNiO膜は、擬立方晶であり、(100)で優先配向することが望ましい。バッファ膜24としては、図1に示す第1の圧電素子100の導電性複合酸化物膜22で例示したものを用いることができる。
(3) 図2に示すように、バッファ膜24上に、上述した一般式(1)で示される圧電材料からなる圧電体膜3を形成する。圧電体膜3は、第1の圧電素子100における圧電体膜3と同様に形成できる。
(4) 図2に示すように、圧電体膜3上に、電極4を形成する。電極4を構成する金属膜または導電性複合酸化物膜は、たとえば公知のスパッタリングなどによって形成される。
(5) 次に、必要に応じて、ポストアニールを酸素雰囲気中でラピッドサーマルアニール(RTA)等を用いて行うことができる。これにより、電極4と圧電体膜3との良好な界面を形成することができ、かつ圧電体膜3の結晶性を改善することができる。
以上の工程によって、本実施形態にかかる第2の圧電素子200を製造することができる。
以上のようにして、擬立方晶で(100)に優先配向したバッファ膜24(導電性複合酸化物膜22)上に圧電体膜3を形成することにより、圧電体膜3は、バッファ膜24の配向を引き継いで形成される。その結果、圧電体膜3は、ペロブスカイト型でロンボヘドラル構造またはモノクリニック構造であって、擬立方晶(100)に優先配向して形成される。
第1、第2の圧電素子100,200は、圧電特性に優れた圧電体膜3を有し、後述する各種の用途に好適に適用できる。
3.実験例
3.1.圧電素子
以下の方法によって、本発明の圧電素子のサンプルを得た。
まず、(110)配向のシリコン基板上に、SiO膜を500nm、ZrO膜を500nmの膜厚で積層して基体1を得た。SiO膜は熱酸化によって形成し、ZrO膜はスパッタリングで形成した。ついで、スパッタリングによって、ZrO膜上に、下部電極2として、Pt膜を100nm、LaNiO膜を100nmの膜厚で順に積層した。Pt膜およびLaNiO膜のスパッタリングは、電力200Wの条件で行った。得られたLaNiO膜の配向は、擬立方晶で(100)に優先配向していることが確認された。
次いで、LaNiO膜上に、圧電体膜を形成した。圧電体膜は以下のようにして得た。
まず、前記一般式(1)におけるxが0.7の圧電材料(0.7(K1/2Bi1/2)(Mg1/3Nb2/3)O3-0.3(1-x)(K1/2Bi1/2)(Ti)O3)の前駆体溶液を以下のようにして調製した。
まず、カリウムエトキシド、ビスマスイソプロポキシド、酢酸マグネシウム、ニオブエトキシド、チタンイソプロポキシドの各金属の金属試薬をそれぞれ用意した。次に、得たい上記圧電材料の組成に対応したモル比となるようにこれらを混合するとともに、これらをブチルセロソルブに溶解(分散)させた。さらに、この溶液の安定化剤としてジエタノールアミンを添加した。このようにして前駆体溶液を調整した。なお、ジエタノールアミンの代わりに酢酸を用いることもできる。
そして、この前駆体溶液をスピンコート法によって下部電極2上に塗布した(前駆体溶液の塗布工程)。次に、溶媒の沸点(ブチルセロソルブの場合、170℃程度)より約10℃高い温度で熱処理(乾燥)して溶媒を除去しゲル化させた(乾燥熱処理工程)。次に、さらに400℃程度に加熱することで膜中に残存している溶媒以外の有機成分を分解/除去し(脱脂熱処理工程)、膜厚100nmのアモルファス膜を形成した。以上の工程を5回繰り返して行った。次に、酸素雰囲気中でラピッドサーマルアニーリング(RTA)を用いて650℃で1分間加熱し、結晶化を行うことで、膜厚500nmの圧電体膜3を形成した。
ついで、スパッタリングにより圧電体膜3上に、100nmのLaNiO膜と、膜厚100nmのPt膜を順に積層して上部電極4を形成した。
以上のようにして、圧電素子のサンプルを得た。さらに、前記一般式(1)におけるxの値を変えて、上記の方法と同様にして11種類の圧電材料を有する圧電素子を得た。これらの圧電素子における圧電材料からなる圧電体膜の組成および結晶構造を表1に示す。結晶構造の同定にはX線散乱、およびラマン散乱を用いた。
表1から、一般式(1)において、xが0.0,0.1および0.2の場合には、圧電体膜は、テトラゴナル構造を有し、xが0.3〜1.0の場合には、圧電体膜は擬立方晶でロンボヘドラル構造を有し、(100)に優先配向していることが確認された。擬立方晶においては、系が強誘電性を示すことから、立方晶構造ではなく、ロンボヘドラルあるいはモノクリニックいずれかの構造であると同定できる。
3.2.インクジェット式ヘッド
3.1.で得られた各圧電素子を用いてインクジェット式ヘッドのサンプルを作成した。このとき、インクジェット式ヘッドのキャビティ幅は50μm、キャビティ長は5mm、キャビティ深さは50μmであった。
そして、各インクジェット式ヘッドを用いてキャビティの変位量を測定した。その結果を表1に示す。本試験例では、キャビティの変位量が200nm以上のものを良とし、キャビティの変位量が200nm未満のものを不良と判定した。
表1から、一般式(1)におけるxが0.3から0.8のサンプルでは、良好なキャビティの変位量が得られた。また、これらの良好なサンプルにおけるリーク電流は、100kV/cmで1×10−4未満であった。さらに、これらの良好なサンプルにおいては、100kV/cmの電圧の印加時における繰り返し耐久性として、10回を保証できることを確認した。すなわち、キャビティの変位の低下は初期値に対して20%以内であることがわかった。
Figure 2007134565
4.適用例
4.1.インクジェット式記録ヘッド
次に、上述の第1の圧電素子100が圧電アクチュエータとして機能しているインクジェット式記録ヘッドおよびこのインクジェット式記録ヘッドを有するインクジェットプリンタについて説明する。図3は、本実施形態に係るインクジェット式記録ヘッドの概略構成を示す側断面図であり、図4は、このインクジェット式記録ヘッドの分解斜視図であり、通常使用される状態とは上下逆に示したものである。なお、図5には、本実施形態に係るインクジェット式記録ヘッドを有するインクジェットプリンタ700を示す。
図3および図4に示すように、インクジェット式記録ヘッド50は、ヘッド本体57と、ヘッド本体57上に形成される圧電部54と、を含む。圧電部54には図1に示す圧電素子100が適用され、下部電極2、圧電体膜3および上部電極4が順に積層して構成されている。圧電体膜3は、本発明の圧電材料を用いて形成された膜である。インクジェット式記録ヘッドにおいて、圧電部54は、圧電アクチュエータとして機能する。
ヘッド本体57は、ノズル板51と、インク室基板52と、弾性膜55と、から構成されている。図1に示す圧電素子100における基体1は、図3における弾性膜55を構成する。また、圧電素子100における基体1は、図3におけるインク室基板52を構成する。インク室基板52にはキャビティ521が形成されている。また、ノズル板51には、キャビティ521と連続するノズル511が形成されている。そして、図4に示すように、これらが筐体56に収納されて、インクジェット式記録ヘッド50が構成されている。ノズル511の穴径は10〜30μmである。またノズル511は、1インチあたり90ノズル〜300ノズルのピッチで形成される。
各圧電部は、圧電素子駆動回路(図示しない)に電気的に接続され、圧電素子駆動回路の信号に基づいて作動(振動、変形)するよう構成されている。すなわち、各圧電部54はそれぞれ振動源(ヘッドアクチュエータ)として機能する。弾性膜55は、圧電部54の振動(たわみ)によって振動し、キャビティ521の内部圧力を瞬間的に高めるよう機能する。圧電体への最大印加電圧は20V〜40Vであり、20kHz〜50kHzで駆動する。代表的なインク吐出量は2ピコリットルから5ピコリットルの間である。
なお、上述では、インクを吐出するインクジェット式記録ヘッドを一例として説明したが、本実施形態は、圧電素子を用いた液体噴射ヘッドおよび液体噴射装置全般を対象としたものである。液体噴射ヘッドとしては、例えば、プリンタ等の画像記録装置に用いられる記録ヘッド、液晶ディスプレー等のカラーフィルタの製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレー、FED(面発光ディスプレー)等の電極形成に用いられる電極材料噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド等を挙げることができる。
4.2.表面弾性波素子
次に、本発明の第2の圧電素子200を適用した表面弾性波素子の一例について、図面を参照しながら説明する。
図6は、本実施形態に係る表面弾性波素子300を模式的に示す断面図である。
表面弾性波素子300は、図2に示す第2の圧電素子200を適用して形成される。すなわち、表面弾性波素子300は、圧電素子200における基体1と、基体1上に形成されたバッファ膜24と、バッファ膜24上に形成された圧電体膜3と、圧電体膜12上に形成された電極、すなわちインターディジタル型電極(以下、「IDT電極」という)18,19と、を含む。IDT電極18,19は、図2に示す電極4をパターニングして形成される。圧電体膜3は、本発明の圧電材料を用いて形成される。
4.3.周波数フィルタ
次に、本発明の第2の圧電素子200を適用した周波数フィルタの一例について、図面を参照しながら説明する。図7は、本実施形態の周波数フィルタを模式的に示す図である。
図7に示すように、周波数フィルタは積層体140を有する。この積層体140としては、上述した表面弾性波素子300と同様の積層体(図6参照)を用いることができる。すなわち、積層体140は、図2に示す基体1と、バッファ膜24と、圧電体膜3とを有することができる。
積層体140は、その上面に、図2に示す電極4をパターニングして形成されるIDT電極141、142を有する。また、IDT電極141、142を挟むように、積層体140の上面には吸音部143、144が形成されている。吸音部143、144は、積層体140の表面を伝播する表面弾性波を吸収するものである。一方のIDT電極141には高周波信号源145が接続されており、他方のIDT電極142には信号線が接続されている。ここで、圧電体膜は、本発明の圧電材料を用いて形成される。
4.4.発振器
次に、本発明の第2の圧電素子200を適用した発振器の一例について、図面を参照しながら説明する。図8は、本実施形態の発振器を模式的に示す図である。
図8に示すように、発振器は積層体150を有する。この積層体150としては、上述した表面弾性波素子300と同様の積層体(図6参照)を用いることができる。すなわち、積層体150は、図2に示す基体1と、バッファ膜24と、圧電体膜3とを有することができる。
積層体150の上面には、IDT電極151が形成されており、さらに、IDT電極151を挟むように、IDT電極152、153が形成されている。IDT電極151を構成する一方の櫛歯状電極151aには、高周波信号源154が接続されており、他方の櫛歯状電極151bには、信号線が接続されている。なお、IDT電極151は、電気信号印加用電極に相当し、IDT電極152、153は、IDT電極151によって発生される表面弾性波の特定の周波数成分または特定の帯域の周波数成分を共振させる共振用電極に相当する。ここで、圧電体膜は、本発明の圧電材料を用いて形成することができる。
また、前述した発振器をVCSO(Voltage Controlled SAW Oscillator:電圧制御SAW発振器)に応用することもできる。
以上述べたように、本実施形態に係る周波数フィルタおよび発振器は、本発明に係る表面弾性波素子を有する。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。たとえば、本発明は、実施の形態で説明した構成と実質的に同一の構成(たとえば、機能、方法および結果が同一の構成、あるいは目的および効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成または同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
本実施形態にかかる第1の圧電素子を模式的に示す断面図。 本実施形態にかかる第2の圧電素子を模式的に示す断面図。 本実施形態の適用例に係るインクジェット式記録ヘッドの概略構成図。 本実施形態の適用例に係るインクジェット式記録ヘッドの分解斜視図。 本実施形態の適用例に係るインクジェットプリンタの概略構成図。 本実施形態の適用例に係る表面弾性波素子を示す断面図。 本実施形態の適用例に係る周波数フィルタを示す斜視図。 本実施形態の適用例に係る発振器を示す斜視図。
符号の説明
1 基体、2 下部電極、3 圧電体膜、4 上部電極、20 金属膜、22 導電性複合酸化物膜、24 バッファ膜、40 金属膜、42 導電性複合酸化物膜、50 インクジェット式記録ヘッド、100,200 圧電素子、300 表面弾性波素子

Claims (11)

  1. 下記一般式(1)で表される、圧電材料。
    x(K1/2Bi1/2)(Mg1/3Nb2/3)O3-(1-x)(K1/2Bi1/2)(Ti)O3 ・・・(1)
  2. 請求項1において、
    前記一般式(1)において、0.3≦x≦0.8である、圧電材料。
  3. 請求項1または2において、
    擬立方晶で(100)または(110)に優先配向している、圧電材料。
  4. 請求項1ないし3のいずれかにおいて、
    ロンボヘドラル構造またはモノクリニック構造を有する、圧電材料。
  5. 基体と、
    前記基体の上方に形成され、下記一般式(1)で表される、圧電材料からなる圧電体膜と、を含む、圧電素子。
    x(K1/2Bi1/2)(Mg1/3Nb2/3)O3-(1-x)(K1/2Bi1/2)(Ti)O3 ・・・(1)
  6. 請求項5において、
    前記一般式(1)において、0.3≦x≦0.8である、圧電素子。
  7. 請求項5または6において、
    前記基体と前記圧電体膜との間に形成された第1電極と、
    前記圧電体膜の上方に形成された第2電極と、を有する、圧電アクチュエータ。
  8. 請求項7において、
    前記第1電極は、擬立方晶で(100)または(110)に優先配向している導電性複合酸化物膜を有する、圧電アクチュエータ。
  9. ノズル穴を有するノズル板と、
    前記ノズル板の上方に形成された、請求項7または8に記載の圧電アクチュエータと、
    前記圧電アクチュエータの前記基体に形成され、前記ノズル穴と連続するキャビティと、を含む、液体噴射ヘッド。
  10. 請求項5または6において、
    前記圧電体膜の上方に形成された電極を有する、表面弾性波素子。
  11. 請求項10に記載の表面弾性波素子を含む、デバイス。
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