JP2007134547A - トランジスタおよびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明の課題は、走査線の配線抵抗が小さく、ゲインが大きく、配線間のリークと配線容量が小さい、基板にプラスチックフィルムを用いた有機トランジスタおよびその製造方法を提供することである。
【解決手段】ゲート電極と走査線を別の層に形成することにより、ゲート電極の厚さを薄く、走査線の厚さを厚くした有機トランジスタの製造が可能となった。
これにより、配線抵抗が小さく、ゲインが大きい有機トランジスタを得る事が可能となった。
【選択図】図1
【解決手段】ゲート電極と走査線を別の層に形成することにより、ゲート電極の厚さを薄く、走査線の厚さを厚くした有機トランジスタの製造が可能となった。
これにより、配線抵抗が小さく、ゲインが大きい有機トランジスタを得る事が可能となった。
【選択図】図1
Description
本発明は表示装置に用いる有機トランジスタとその製造方法に関する。
さらに詳しくは、印刷法でプラスチックフィルム基材に形成する有機トランジスタとその製造方法に関する。
さらに詳しくは、印刷法でプラスチックフィルム基材に形成する有機トランジスタとその製造方法に関する。
各種の半導体装置のうち、液晶表示装置や、電界発光表示装置、電気泳動型表示装置のアクティブマトリックス基板は絶縁性を有する基板にフォトリソグラフィー等の方法を用いて薄膜トランジスタ(TFT)を形成する。
TFTを作製する際の金属、半導体、絶縁体を成膜する工程は、高温処理を伴うため、用いる基板には耐熱性の優れる材質が必要であり、石英ガラスや耐熱ガラスが用いられている。
TFTを作製する際の金属、半導体、絶縁体を成膜する工程は、高温処理を伴うため、用いる基板には耐熱性の優れる材質が必要であり、石英ガラスや耐熱ガラスが用いられている。
TFTを用いた表示装置として、携帯電話や大型壁掛テレビが注目されている。
現在、TFTの基板として用いられている石英ガラスや耐熱ガラスは、耐熱性に優れるが重く割れやすい欠点がある。
そのため、石英ガラスや耐熱ガラスなどに代えてプラスチックフィルムを基板として用いた半導体装置の作製が試みられている。
そのため、石英ガラスや耐熱ガラスなどに代えてプラスチックフィルムを基板として用いた半導体装置の作製が試みられている。
従来のガラス基板を用いたTFTの作製工程では、基板に400℃から500℃程度の熱がかかっていた。
一方、プラスチックのガラス転移温度Tgは200℃以下であり、従来のガラス基板を用いたTFTの作製工程と同じ方法を用いてプラスチックフィルム上に直接TFTを作製することはできなかった。
一方、プラスチックのガラス転移温度Tgは200℃以下であり、従来のガラス基板を用いたTFTの作製工程と同じ方法を用いてプラスチックフィルム上に直接TFTを作製することはできなかった。
プラスチックフィルムに熱をかけずにTFTを作製する方法として、ガラス基板上にTFTを形成した後に、ガラス基板からプラスチックフィルムに半導体素子と回路を転写する方法が考案されているが、基板に直接TFTを作製する方法と比較して製造方法が複雑となりコストが高くなる欠点がある。
プラスチックフィルム上に、低コストで、比較的低温でできる工程を用いてTFTを形成する方法として、印刷法で有機トランジスタを形成する試みがなされている。(特許文献1参照)
しかし、プラスチックフィルムを基板とした場合、TFT製造工程温度を200℃以下にしなければならない。
工程温度を200℃以下とすると、TFTに接続する配線の抵抗が、バルク状態の金属配線よりも大きくなってしまう。
工程温度を200℃以下とすると、TFTに接続する配線の抵抗が、バルク状態の金属配線よりも大きくなってしまう。
走査線の配線抵抗を小さくするために、走査線の膜厚を厚くする方法が考えられるが、走査線とゲート電極を同時形成する場合、ゲート電極の膜厚も厚くなってしまう。
ゲート電極を厚くすると、電極のエッジからのリーク電流や寄生容量が大きくなるので、これらを防ぐためゲート絶縁膜を厚くする必要に迫られる。
電界効果トランジスタのゲインgm(dID/dVG)、チャネル幅(W)、チャネル長(L)、真空透磁率(ε0)、ゲート絶縁膜比誘電率(ε)、ゲート絶縁膜の膜厚(d)、キャリア移動度(μ)、ゲート電圧(Vg)、閾値電圧(VT)の関係を示す。
ゲート絶縁膜に関しては、同じ材料を用いた場合にはゲート絶縁膜の膜厚dが薄いほど、大きなゲインgmをえることができる。
しかし、ゲート絶縁膜を厚くすると、小さなゲインしか得られないことが問題となっている。
しかし、ゲート絶縁膜を厚くすると、小さなゲインしか得られないことが問題となっている。
また、走査線の配線抵抗を小さくするために、走査線の幅を太くする方法もあるが、開口率が低下するほか、走査線と信号線間のリーク電流と配線容量が大きくなることが問題点となっている。
本発明の課題は、走査線の配線抵抗が小さく、ゲインが大きく、配線間のリークと配線容量が小さい、基板にプラスチックフィルムを用いた有機トランジスタおよびその製造方法を提供するものである。
請求項1に記載の発明は、基板上に設けられた走査線と、該走査線に電気的に接触して設けられたゲート電極と、該ゲート電極上に設けられたゲート絶縁膜と、該ゲート絶縁膜上に設けられ、有機半導体から構成された半導体層と、該半導体活性層に電気的に接触して配列されたソース電極と、前記半導体活性層に電気的に接触すると共に前記ソース電極に離隔して配列されたドレイン電極と、前記ソース電極に電気的に接触して設けられた信号線を備え、前記ゲート電極に印加する電圧の有無によって、前記ソース電極と前記ドレイン電極との導通をオン又はオフするトランジスタであって、
前記ゲート電極と前記走査線との間に層間絶縁膜が設けられ、前記ゲート電極と前記走査線が層間接続部によって接続されていることを特徴とするトランジスタである。
前記ゲート電極と前記走査線との間に層間絶縁膜が設けられ、前記ゲート電極と前記走査線が層間接続部によって接続されていることを特徴とするトランジスタである。
ゲート電極と走査線を別の層に形成することにより、ゲート電極の厚さを薄く、走査線の厚さを厚くすることが可能となる。
請求項2に記載の発明は、前記基板が、有機ポリマーフィルム、または、無機ポリマーフィルムであることを特徴とする請求項1に記載のトランジスタ。
請求項3に記載の発明は、前記層間絶縁膜が、有機ポリマーフィルム、または、無機ポリマーフィルムであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のトランジスタである。
請求項4に記載の発明は、基板上に、走査線を形成する走査線形成工程と、前記基板の前記走査線形成面に層間絶縁膜を形成する層間絶縁膜形成工程と、前記層間絶縁膜の前記走査線形成部に対して逆側面から前記走査線まで層間接続部を形成する層間接続部形成工程と、前記層間絶縁膜の前記走査線形成部に対して逆側面上に、前記層間接続部に電気的に接触するゲート電極を形成するゲート電極形成工程と、前記ゲート電極の上に、ゲート絶縁膜を形成するゲート絶縁膜形成工程と、相互に離隔したソース電極とドレイン電極とを、前記ゲート絶縁膜の上に配列するソース電極及びドレイン電極配列工程と、前記ソース電極と前記ドレイン電極に電気的に接触する有機半導体から構成される半導体層を形成する半導体層形成工程とを有するトランジスタの製造方法であって、
前記ゲート電極形成工程と前記ソース電極及びドレイン電極配列工程、前記走査線形成工程、前記半導体層形成工程が、印刷法を用いる工程であることを特徴とするトランジスタの製造方法である。
前記ゲート電極形成工程と前記ソース電極及びドレイン電極配列工程、前記走査線形成工程、前記半導体層形成工程が、印刷法を用いる工程であることを特徴とするトランジスタの製造方法である。
請求項5に記載の発明は、前記ゲート絶縁膜形成工程と前記層間絶縁膜形成工程が、印刷法を用いる工程または塗布法を用いる工程であることを特徴とする請求項4に記載のトランジスタの製造方法である。
請求項6に記載の発明は、層間絶縁膜上に、走査線を形成する走査線形成工程と、前記層間絶縁膜の前記走査線形成面にプラスック基材を接着するプラスック基材形成工程と、前記層間絶縁膜の前記走査線形成部と逆側面から前記走査線まで層間接続部を形成する層間接続部形成工程と、前記層間絶縁膜の前記走査線形成部に対して逆側面上に、前記層間接続部に電気的に接触するゲート電極を形成するゲート電極形成工程と、前記ゲート電極上に、ゲート絶縁膜を形成するゲート絶縁膜形成工程と、相互に離隔したソース電極とドレイン電極とを、前記ゲート絶縁膜の上に配列するソース電極及びドレイン電極配列工程と、前記ソース電極と前記ドレイン電極に電気的に接触する有機半導体から構成される半導体層を形成する半導体層形成工程とを有するトランジスタの製造方法であって、
前記ゲート電極形成工程と前記ソース電極及びドレイン電極配列工程、前記走査線形成工程、前記半導体層形成工程が、印刷法を用いる工程であることを特徴とするトランジスタの製造方法である。
前記ゲート電極形成工程と前記ソース電極及びドレイン電極配列工程、前記走査線形成工程、前記半導体層形成工程が、印刷法を用いる工程であることを特徴とするトランジスタの製造方法である。
請求項7に記載の発明は、前記ゲート絶縁膜形成工程と前記層間絶縁膜形成工程が、印刷法を用いる工程または塗布法を用いる工程であることを特徴とする請求項6に記載のトランジスタの製造方法である。
請求項8に記載の発明は、前記ゲート電極形成工程が、金属ナノ粒子が有機分散材により水系の溶媒に分散されているインクを用いて印刷する工程であることを特徴とする請求項4乃至請求項7のいずれか1項に記載のトランジスタの製造方法である。
ゲート電極を形成する際の電極インクに金属ナノ粒子の分散液を用いることによって、ゲート電極を薄く形成することができる。
請求項9に記載の発明は、前記金属ナノ粒子が、金、銀、銅、白金、パラジウム、ニッケル、コバルト、鉄、アルミニウム、マンガンを有するナノ粒子、または、金、銀、銅、白金、パラジウム、ニッケル、コバルト、鉄、アルミニウム、マンガンの2種以上からなる合金を有するナノ粒子であることを特徴とする請求項8に記載のトランジスタの製造方法である。
請求項10に記載の発明は、前記ゲート電極形成工程が、導電性高分子を有するインクを用いて印刷する工程であることを特徴とする請求項4乃至請求項7のいずれか1項に記載のトランジスタの製造方法である。
ゲート電極を形成する際の電極インクに導電性高分子溶液を用いることによって、ゲート電極を薄く形成することができる。
本発明では、ゲート電極と走査線を別の層に形成することにより、ゲート電極の厚さを薄く、走査線の厚さを厚くすることが可能となり、走査線の配線抵抗が小さく、ゲインが大きく、配線間のリークと配線容量が小さい、基板にプラスチックフィルムを用いた有機トランジスタおよびその製造方法を得ることができる。
(形態1)
有機トランジスタの形成例を、図1および図3を基に説明する。
有機トランジスタの形成例を、図1および図3を基に説明する。
まず、基板212上に走査線111を形成する。(図3(a))
基板212の材料としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルイミド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルケトン、ポリフェニレンスルフィド、ポリアリレート、ポリイミド、ポリカーボネート、セルローストリアセテート、シクロオレフィンポリマー、ポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、液晶ポリマー、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、シリコーン樹脂などの材料を用いることができ、これらの樹脂を組み合わせたポリマーアロイや、上記樹脂のうち1種または2種以上の材料を組み合わせた積層体を用いても良い。
走査線111の材料としては、金属ペースト、金属ナノ粒子分散液、導電性高分子溶液などの導電インクを用いることができる。
走査線111の形成方法としては、凸版印刷法、凹版印刷法、平版印刷法、反転オフセット印刷法、スクリーン印刷法、インクジェット法、熱転写印刷法、ディスペンサ法などのパターニング方法を用いることができる。
次に、基板212および走査線111上に層間絶縁膜211を形成する。(図3(b))
層間絶縁膜211の材料としては、ポリイミド、ポリアミド、ポリエステル、ポリビニルフェノール、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポリウレタン、ポリスルホン、ポリ弗化ビニリデン、シアノエチルプルラン、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、アクリル樹脂やこれらの樹脂のポリマーアロイや共重合体を用いることができる。
層間絶縁層211の形成方法としては、凸版印刷法、反転オフセット印刷法、インクジェット印刷法、スクリーン印刷法等の印刷法や、スプレーコート、スピンコート、ダイコート、ロールコート、リバースグラビアコート、バーコート、ディップコート、ブレードコート等の塗布法を用いることができる。
次に、層間絶縁膜211に走査線111とゲート電極113を導通するためのビアホール112を形成する。(図3(c)参照)
ビアホール112の形成方法としては、YAGレーザー、Arレーザー、エキシマレーザー、ルビーレーザー、半導体レーザー、CO2レーザー等によるアブレーション法や、インプリントによるエンボス加工法、層間絶縁膜を溶解する溶媒をインクジェットやディスペンサなどで吐出しビアホール112となる領域だけを溶解する方法などを用いることができる。
次に、導通ビア112´およびゲート電極113を形成する。(図3(c))
導通ビア112´およびゲート電極113の形成方法としては、導通ビア112´を形成した後にゲート電極113を形成する別形成法や、導通ビア112´とゲート電極113を一括して形成する一括形成法を用いることができる。
別形成法は、ビアホール112を形成した後に、導電インクをディスペンサもしくはインクジェットによりビアホール112に吐出し、熱処理を行うことによって導電性を持った導通ビア112´を形成した後に、導電インクを印刷してゲート電極113を形成する方法である。
また、一括形成法は、ビアホール112を形成した後、流動性を備えた電極インクを印刷し、熱処理を行い、導通ビア112´とゲート電極113を一括して形成する方法である。
工程数が少ないという点で、一括形成法が好ましい。
また、一括形成法は、ビアホール112を形成した後、流動性を備えた電極インクを印刷し、熱処理を行い、導通ビア112´とゲート電極113を一括して形成する方法である。
工程数が少ないという点で、一括形成法が好ましい。
導通ビア112´およびゲート電極113の材料としては、金属ペースト、金属ナノ粒子分散液、導電性高分子溶液などの電極インクを用いることができる。
ゲート電極113に用いる電極インクは50nm〜1000nmの薄膜形成が可能にすべく、含有している金属粒子径が50nm以下の金属ナノ粒子分散液や導電性高分子溶液を用いることが好ましい。
ゲート電極113に用いる電極インクは50nm〜1000nmの薄膜形成が可能にすべく、含有している金属粒子径が50nm以下の金属ナノ粒子分散液や導電性高分子溶液を用いることが好ましい。
次に、層間絶縁膜211および導通ビア112´およびゲート電極113上にゲート絶縁膜213を形成する。(図3(d))
ゲート絶縁膜213の材料としては、ポリイミド、ポリアミド、ポリエステル、ポリビニルフェノール、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポリウレタン、ポリスルホン、ポリ弗化ビニリデン、シアノエチルプルラン、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、アクリル樹脂やこれらの樹脂のポリマーアロイや共重合体を用いることができる。
ゲート絶縁膜213の形成方法としては、凸版印刷法、反転オフセット印刷法、インクジェット印刷法、スクリーン印刷法等の印刷法や、スプレーコート、スピンコート、ダイコート、ロールコート、リバースグラビアコート、バーコート、ディップコート、ブレードコート等の塗布法を用いることができる。
ウェットプロセスでは、凹凸のある構造体に流体を塗布した際に、流体が構造体の高い所である凸部から低いところである凹部へと流動する。
よって、凸部のエッジ部を覆う流体の膜厚が小さくなる。
この現象は、凸部の高さが流体の厚さより低い場合より(図2(a))、凸部の高さが流体の膜厚より高い場合(図2(b))ほど顕著になる。
よって、ゲート絶縁膜213を薄膜化する際にはゲート電極113のエッジの影響が小さくなるように、ゲート電極113も薄膜化しなければならない。
高いゲインを得るにはゲート電極113とゲート絶縁膜213は1000nm以下であることが好ましく、電極エッジのリークと寄生容量を抑制するため、ゲート絶縁膜213はゲート電極113の0.5倍以上の膜厚が好ましい。
また、平滑性と、膜厚の均一性の点からゲート電極113とゲート絶縁膜213は50nm以上であることが好ましい。
よって、凸部のエッジ部を覆う流体の膜厚が小さくなる。
この現象は、凸部の高さが流体の厚さより低い場合より(図2(a))、凸部の高さが流体の膜厚より高い場合(図2(b))ほど顕著になる。
よって、ゲート絶縁膜213を薄膜化する際にはゲート電極113のエッジの影響が小さくなるように、ゲート電極113も薄膜化しなければならない。
高いゲインを得るにはゲート電極113とゲート絶縁膜213は1000nm以下であることが好ましく、電極エッジのリークと寄生容量を抑制するため、ゲート絶縁膜213はゲート電極113の0.5倍以上の膜厚が好ましい。
また、平滑性と、膜厚の均一性の点からゲート電極113とゲート絶縁膜213は50nm以上であることが好ましい。
次に、ゲート絶縁膜213上にソース電極114およびドレイン電極115を形成する。(図3(e))
ソース電極114およびドレイン電極115の材料としては、金属ペースト、金属ナノ粒子分散液、導電性高分子溶液などの電極インクを用いることができる。
金属ナノ粒子としては金、銀、銅、白金、パラジウム、ニッケル、コバルト、鉄、アルミニウム、マンガンの金属からなるナノ粒子、または、金、銀、銅、白金、パラジウム、ニッケル、コバルト、鉄、アルミニウム、マンガンの2種以上からなる合金を有するナノ粒子を用いることができる。
ナノ粒子の粒径は50nm以下が好ましく、さらに好ましくは20nm以下である。
10nm未満の粒径の粒子は作製困難である。
また、導電性高分子溶液としては、ポリアニリン、ポリ3,4−エチレンジオキシチオフェン、ポリピロールなどの高分子とドーパントの溶液を用いることができる。
金属ナノ粒子としては金、銀、銅、白金、パラジウム、ニッケル、コバルト、鉄、アルミニウム、マンガンの金属からなるナノ粒子、または、金、銀、銅、白金、パラジウム、ニッケル、コバルト、鉄、アルミニウム、マンガンの2種以上からなる合金を有するナノ粒子を用いることができる。
ナノ粒子の粒径は50nm以下が好ましく、さらに好ましくは20nm以下である。
10nm未満の粒径の粒子は作製困難である。
また、導電性高分子溶液としては、ポリアニリン、ポリ3,4−エチレンジオキシチオフェン、ポリピロールなどの高分子とドーパントの溶液を用いることができる。
ソース電極114およびドレイン電極115の形成方法としては、凸版印刷法、凹版印刷法、平版印刷法、反転オフセット印刷法、スクリーン印刷法、インクジェット法、熱転写印刷法、ディスペンサ法などでパターニングした後、熱処理を行う方法を用いることができる。
熱処理の温度は、200℃以下であることが好ましく、さらに好ましくは180℃以下であり、より好ましくは150℃以下である。
熱処理の温度は、200℃以下であることが好ましく、さらに好ましくは180℃以下であり、より好ましくは150℃以下である。
最後に、ソース電極114およびドレイン電極115を電気的に接続するように、ゲート絶縁膜213上に半導体層311を形成し、有機トランジスタを得る。(図3(f))
半導体層311の材料としては、π共役ポリマーを用いることができ、例えば、ポリピロール類、ポリチオフェン類、ポリアニリン類、ポリアリルアミン類、フルオレン類、ポリカルバゾール類、ポリインドール類、ポリP−フェニレンビニレン類などを用いることができる。
また、有機溶媒への溶解性を有する低分子物質、例えば、ペンタセンなどの多環芳香族の誘導体、フタロシアニン誘導体、ペリレン誘導体、テトラチアフルバレン誘導体、テトラシアノキノジメタン誘導体、フラーレン類、カーボンナノチューブ類なども用いることができる。
半導体層311の製造方法としては、凸版印刷法、凹版印刷法、平版印刷法、反転オフセット印刷法、インクジェット法、熱転写印刷法、ディスペンサ法などの印刷法を用いることができる。
ソース電極114およびドレイン電極115およびゲート絶縁膜213および半導体層311上に封止層214を形成し、封止層214内にドレイン電極―画素電極導通ビア116を形成し、ドレイン電極―画素電極導通ビア116上に画素電極117を形成し、画素電極117上に表示部411を形成することにより、表示体を得ることができる。(図3(g))
(形態2)
有機トランジスタの形成例を、図4を基に説明する。
有機トランジスタの形成例を、図4を基に説明する。
まず、層間絶縁膜221上に走査線121を形成する。(図5(a))
層間絶縁膜221の材料としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルイミド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルケトン、ポリフェニレンスルフィド、ポリアリレート、ポリイミド、ポリカーボネート、セルローストリアセテート、シクロオレフィンポリマー、ポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、液晶ポリマー、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、シリコーン樹脂などの材料を用いることができ、これらの樹脂を組み合わせたポリマーアロイや、上記樹脂のうち1種または2種以上の材料を組み合わせた積層体でも良い。
走査線121の材料としては、金属ペースト、金属ナノ粒子分散液、導電性高分子溶液などの導電インクを用いることができる。
走査線111の形成方法としては、凸版印刷法、凹版印刷法、平版印刷法、反転オフセット印刷法、スクリーン印刷法、インクジェット法、熱転写印刷法、ディスペンサ法などのパターニング方法を用いることができる。
次に、層間絶縁膜221の走査線121が形成された面に背面被覆層222をラミネートする(図5(b))。
背面被覆層はプラスチックフィルムと接着層または粘着層により構成される。
背面被覆層222のプラスチックフィルムの材料としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルイミド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルケトン、ポリフェニレンスルフィド、ポリアリレート、ポリイミド、ポリカーボネート、セルローストリアセテート、シクロオレフィンポリマー、ポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、液晶ポリマー、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、シリコーン樹脂などの材料を用いることができ、これらの樹脂を組み合わせたポリマーアロイや、上記樹脂のうち1種または2種以上の材料を組み合わせた積層体でも良い。
背面被覆層222のプラスチックフィルムの材料としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルイミド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルケトン、ポリフェニレンスルフィド、ポリアリレート、ポリイミド、ポリカーボネート、セルローストリアセテート、シクロオレフィンポリマー、ポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、液晶ポリマー、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、シリコーン樹脂などの材料を用いることができ、これらの樹脂を組み合わせたポリマーアロイや、上記樹脂のうち1種または2種以上の材料を組み合わせた積層体でも良い。
背面被覆層222の接着層の材料としては、ユリア樹脂系、メラミン樹脂系、フェノール樹脂系、酢酸ビニル樹脂系溶剤型、天然ゴム系溶剤型、酢酸ビニル樹脂系エマルジョン型、酢酸ビニル共重合樹脂系エマルジョン型、EVA樹脂系エマルジョン型、アクリル樹脂系エマルジョン型、イソシアネート系、合成ゴム系ラテックス型、エポキシ樹脂系、シアノアクリレート系、ポリウレタン系、アクリル樹脂系の接着剤を用いることができる。
また、背面被覆層222の粘着層の材料としては、アクリル系、シリコーン系、天然ゴム系、合成ゴム系の粘着剤を用いることができる。
また、背面被覆層222の粘着層の材料としては、アクリル系、シリコーン系、天然ゴム系、合成ゴム系の粘着剤を用いることができる。
次に、層間絶縁膜221に走査線121とゲート電極123を導通するためのビアホール122を形成する。(図5(c)参照)
ビアホール122の形成方法としては、YAGレーザー、Arレーザー、エキシマレーザー、ルビーレーザー、半導体レーザー、CO2レーザー等によるアブレーション法や、インプリントによるエンボス加工法、層間絶縁膜を溶解する溶媒をインクジェットやディスペンサなどで吐出しビアホール122となる領域だけを溶解してスルーホールを形成する方法などを用いることができる。
次に、導通ビア122´およびゲート電極123を形成する。(図3(c))
導通ビア122´およびゲート電極123の形成方法としては、導通ビア122´を形成した後にゲート電極123を形成する別形成法や、導通ビア122´とゲート電極123を一括して形成する一括形成法を用いることができる。
別形成法は、ビアホール122を形成した後に、導電インクをディスペンサもしくはインクジェットによりビアホール122に吐出し、熱処理を行うことによって導電性を持った導通ビア112´を形成した後、導電インクを印刷してゲート電極123を形成する方法である。
また、一括形成法は、ビアホール122を形成した後に、流動性を備えた電極インクを印刷し、熱処理を行い、導通ビア122´とゲート電極123を一括して形成する方法である。
工程数が少ないという点で、一括形成法が好ましい。
また、一括形成法は、ビアホール122を形成した後に、流動性を備えた電極インクを印刷し、熱処理を行い、導通ビア122´とゲート電極123を一括して形成する方法である。
工程数が少ないという点で、一括形成法が好ましい。
導通ビア122´およびゲート電極123の材料としては、金属ペースト、金属ナノ粒子分散液、導電性高分子溶液などの電極インクを用いることができる。
ゲート電極123に用いる電極インクは50nm〜1000nmの薄膜形成が可能にすべく、含有している金属粒子径が50nm以下の金属ナノ粒子分散液や導電性高分子溶液を用いることが好ましい。
ゲート電極123に用いる電極インクは50nm〜1000nmの薄膜形成が可能にすべく、含有している金属粒子径が50nm以下の金属ナノ粒子分散液や導電性高分子溶液を用いることが好ましい。
次に、層間絶縁膜221および導通ビア122´およびゲート電極123上にゲート絶縁膜223を形成する。(図5(d))
ゲート絶縁膜223の材料としては、ポリイミド、ポリアミド、ポリエステル、ポリビニルフェノール、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポリウレタン、ポリスルホン、ポリ弗化ビニリデン、シアノエチルプルラン、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、アクリル樹脂やこれらの樹脂のポリマーアロイや共重合体を用いることができる。
ゲート絶縁膜223の形成方法としては、凸版印刷法、反転オフセット印刷法、インクジェット印刷法、スクリーン印刷法等の印刷法や、スプレーコート、スピンコート、ダイコート、ロールコート、リバースグラビアコート、バーコート、ディップコート、ブレードコート等の塗布法を用いることができる。
ウェットプロセスでは、凹凸のある構造体に流体を塗布した際に、流体が構造体の高い所である凸部から低いところである凹部へと流動する。
よって、凸部のエッジ部を覆う流体の膜厚が小さくなる。
この現象は、凸部の高さが流体の厚さより低い場合より(図2(a))、凸部の高さが流体の膜厚より高い場合(図2(b))ほど顕著になる。
よって、ゲート絶縁膜223を薄膜化する際にはゲート電極123のエッジの影響が小さくなるように、ゲート電極113も薄膜化しなければならない。
高いゲインを得るにはゲート電極123とゲート絶縁膜223は1000nm以下であることが好ましく、電極エッジのリークと寄生容量を抑制するため、ゲート絶縁膜223はゲート電極123の0.5倍以上の膜厚が好ましい。
また、平滑性と、膜厚の均一性の点からゲート電極123とゲート絶縁膜223は50nm以上であることが好ましい。
よって、凸部のエッジ部を覆う流体の膜厚が小さくなる。
この現象は、凸部の高さが流体の厚さより低い場合より(図2(a))、凸部の高さが流体の膜厚より高い場合(図2(b))ほど顕著になる。
よって、ゲート絶縁膜223を薄膜化する際にはゲート電極123のエッジの影響が小さくなるように、ゲート電極113も薄膜化しなければならない。
高いゲインを得るにはゲート電極123とゲート絶縁膜223は1000nm以下であることが好ましく、電極エッジのリークと寄生容量を抑制するため、ゲート絶縁膜223はゲート電極123の0.5倍以上の膜厚が好ましい。
また、平滑性と、膜厚の均一性の点からゲート電極123とゲート絶縁膜223は50nm以上であることが好ましい。
次に、ゲート絶縁膜223上にソース電極124およびドレイン電極125を形成する。(図5(e))
ソース電極124およびドレイン電極125の材料としては、金属ペースト、金属ナノ粒子分散液、導電性高分子溶液などの電極インクを用いることができる。
金属ナノ粒子としては金、銀、銅、白金、パラジウム、ニッケル、コバルト、鉄、アルミニウム、マンガンの金属からなるナノ粒子、または、金、銀、銅、白金、パラジウム、ニッケル、コバルト、鉄、アルミニウム、マンガンの2種以上からなる合金を有するナノ粒子を用いることができる。
ナノ粒子の粒径は50nm以下が好ましく、さらに好ましくは20nm以下である。
10nm未満の粒径の粒子は作製困難である。
また、導電性高分子溶液としては、ポリアニリン、ポリ3,4−エチレンジオキシチオフェン、ポリピロールなどの高分子とドーパントの溶液を用いることができる。
金属ナノ粒子としては金、銀、銅、白金、パラジウム、ニッケル、コバルト、鉄、アルミニウム、マンガンの金属からなるナノ粒子、または、金、銀、銅、白金、パラジウム、ニッケル、コバルト、鉄、アルミニウム、マンガンの2種以上からなる合金を有するナノ粒子を用いることができる。
ナノ粒子の粒径は50nm以下が好ましく、さらに好ましくは20nm以下である。
10nm未満の粒径の粒子は作製困難である。
また、導電性高分子溶液としては、ポリアニリン、ポリ3,4−エチレンジオキシチオフェン、ポリピロールなどの高分子とドーパントの溶液を用いることができる。
ソース電極124およびドレイン電極125の形成方法としては、凸版印刷法、凹版印刷法、平版印刷法、反転オフセット印刷法、スクリーン印刷法、インクジェット法、熱転写印刷法、ディスペンサ法などでパターニングした後、熱処理を行う方法を用いることができる。
熱処理の温度は、200℃以下であることが好ましく、さらに好ましくは180℃以下であり、より好ましくは150℃以下である。
熱処理の温度は、200℃以下であることが好ましく、さらに好ましくは180℃以下であり、より好ましくは150℃以下である。
最後に、ソース電極124およびドレイン電極125を電気的に接続するように、ゲート絶縁膜223上に半導体層321を形成し、有機トランジスタを得る。(図5(f))
半導体層321の材料としては、π共役ポリマーを用いることができ、例えば、ポリピロール類、ポリチオフェン類、ポリアニリン類、ポリアリルアミン類、フルオレン類、ポリカルバゾール類、ポリインドール類、ポリP−フェニレンビニレン類などを用いることができる。
また、有機溶媒への溶解性を有する低分子物質、例えば、ペンタセンなどの多環芳香族の誘導体、フタロシアニン誘導体、ペリレン誘導体、テトラチアフルバレン誘導体、テトラシアノキノジメタン誘導体、フラーレン類、カーボンナノチューブ類なども用いることができる。
半導体層321の製造方法としては、凸版印刷法、凹版印刷法、平版印刷法、反転オフセット印刷法、インクジェット法、熱転写印刷法、ディスペンサ法などの印刷法を用いることができる。
ソース電極124およびドレイン電極125およびゲート絶縁膜223および半導体層321上に封止層224を形成し、封止層224内にドレイン電極―画素電極導通ビア126を形成し、ドレイン電極―画素電極導通ビア126上に画素電極127を形成し、画素電極127上に表示部421を形成することにより、表示体を得ることができる。(図5(g))
まず、厚さ30μmのポリイミドフィルムに銀ペーストをスクリーン印刷で印刷した後、150℃の熱処理を行い、走査線を形成した。
走査線の膜厚は10μmであった。
走査線の膜厚は10μmであった。
次に、ポリイミドフィルムの走査線側に絶縁剤インク(Aldrich製ポリビニルフェノールのIPA溶液、固形分25wt%)をダイコート法にて塗布し、層間絶縁膜を作製した。
塗布条件は、塗布圧70kPa、塗布スピード60mm/sで行った。
塗布条件は、塗布圧70kPa、塗布スピード60mm/sで行った。
次に、ポリイミドフィルムの走査線が形成された面と逆の面から、走査線まで、波長355nmのYAGレーザーを照射して直径100μmのビアホールを形成した。
次に、ポリイミドフィルムの走査線が形成された面と逆の面であって、ビアホールを含む領域に電極インク(真空冶金製Agナノメタルインク:Aldrich製ポリエチレングリコール=8:1)を反転オフセット印刷で印刷し、200℃の熱処理を行ってゲート電極を形成した。
ゲート電極の膜厚は100nmであった。
ゲート電極の膜厚は100nmであった。
次に、ゲート電極を覆うようにゲート絶縁剤インク(Aldrich製ポリビニルフェノールのIPA溶液、固形分10wt%)をダイコート法にて塗布し、180℃の熱処理を行ってゲート絶縁膜を形成した。
塗布条件は、塗布圧25kPa、塗布スピード100mm/sで行った。
ゲート絶縁膜の膜厚は150nmであった。
塗布条件は、塗布圧25kPa、塗布スピード100mm/sで行った。
ゲート絶縁膜の膜厚は150nmであった。
次に、ゲート絶縁膜上にスクリーン印刷した後、150℃の熱処理を行ってソース電極とドレイン電極、信号線を形成した。
最後に、有機半導体(9,9−ジオクチルフルオレンコビチオフェン溶液)をインクジェット印刷にて形成し、有機トランジスタを形成した。
厚さ30μmのポリイミドフィルムに銀ペーストをスクリーン印刷で印刷し、150℃の熱処理を行って走査線を形成した。
走査線の膜厚は10μmであった。
走査線の膜厚は10μmであった。
次に、ポリイミドフィルムの走査線側の面と、ポリイミドフィルムとシリコーン粘着剤からなる背面被覆層の粘着剤面を接着した。
次に、背面被覆層の粘着剤面と逆の面から、走査線まで、波長355nmのYAGレーザーを照射して直径100μmのビアホールを形成した。
次に、背面被覆層の粘着剤面と逆の面であって、ビアホールを含む領域に電極インク(真空冶金製Agナノメタルインク:Aldrich製ポリエチレングリコール=8:1)を反転オフセット印刷で印刷し、200℃の熱処理を行ってゲート電極を形成した。
ゲート電極の膜厚は100nmであった。
ゲート電極の膜厚は100nmであった。
次に、ゲート電極を覆うようにゲート絶縁剤インク(Aldrich製ポリビニルフェノールのIPA溶液、固形分10wt%)をダイコート法にて塗布し、180℃の熱処理を行ってゲート絶縁膜を形成した。
塗布条件は、塗布圧25kPa、塗布スピード100mm/sで行った。
ゲート絶縁膜の膜厚は150nmであった。
塗布条件は、塗布圧25kPa、塗布スピード100mm/sで行った。
ゲート絶縁膜の膜厚は150nmであった。
次に、ゲート絶縁膜上にスクリーン印刷した後、150℃の熱処理を行ってソース電極とドレイン電極、信号線を形成した。
最後に、有機半導体(9,9−ジオクチルフルオレンコビチオフェン溶液)をインクジェット印刷して、有機トランジスタを形成した。
本発明の有機トランジスタおよびその製造方法は、プラスチック基板上に低コストに有機トランジスタを形成できるので、液晶表示装置、電気泳動型表示装置、電界発光表示装置などに利用できる。
111、121・・・・・走査線
112、122・・・・・ビアホール
112´、122´・・・導通ビア
113、123・・・・・ゲート電極
114、124・・・・・ソース電極
115、125・・・・・ドレイン電極
116、126・・・・・ドレイン電極―画素電極導通ビア
117、127・・・・・画素電極
211、221・・・・・層間絶縁膜
212、222・・・・・背面被覆層
213、223・・・・・ゲート絶縁膜
214、224・・・・・封止層
311、321・・・・・半導体層
411、421・・・・・表示部
112、122・・・・・ビアホール
112´、122´・・・導通ビア
113、123・・・・・ゲート電極
114、124・・・・・ソース電極
115、125・・・・・ドレイン電極
116、126・・・・・ドレイン電極―画素電極導通ビア
117、127・・・・・画素電極
211、221・・・・・層間絶縁膜
212、222・・・・・背面被覆層
213、223・・・・・ゲート絶縁膜
214、224・・・・・封止層
311、321・・・・・半導体層
411、421・・・・・表示部
Claims (10)
- 基板上に設けられた走査線と、該走査線に電気的に接触して設けられたゲート電極と、該ゲート電極上に設けられたゲート絶縁膜と、該ゲート絶縁膜上に設けられ、有機半導体から構成された半導体層と、該半導体活性層に電気的に接触して配列されたソース電極と、前記半導体活性層に電気的に接触すると共に前記ソース電極に離隔して配列されたドレイン電極と、前記ソース電極に電気的に接触して設けられた信号線を備え、前記ゲート電極に印加する電圧の有無によって、前記ソース電極と前記ドレイン電極との導通をオン又はオフするトランジスタであって、
前記ゲート電極と前記走査線との間に層間絶縁膜が設けられ、前記ゲート電極と前記走査線が層間接続部によって接続されていることを特徴とするトランジスタ。 - 前記基板が、有機ポリマーフィルム、または、無機ポリマーフィルムであることを特徴とする請求項1に記載のトランジスタ。
- 前記層間絶縁膜が、有機ポリマーフィルム、または、無機ポリマーフィルムであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のトランジスタ。
- 基板上に、走査線を形成する走査線形成工程と、前記基板の前記走査線形成面に層間絶縁膜を形成する層間絶縁膜形成工程と、前記層間絶縁膜の前記走査線形成部に対して逆側面から前記走査線まで層間接続部を形成する層間接続部形成工程と、前記層間絶縁膜の前記走査線形成部に対して逆側面上に、前記層間接続部に電気的に接触するゲート電極を形成するゲート電極形成工程と、前記ゲート電極の上に、ゲート絶縁膜を形成するゲート絶縁膜形成工程と、相互に離隔したソース電極とドレイン電極とを、前記ゲート絶縁膜の上に配列するソース電極及びドレイン電極配列工程と、前記ソース電極と前記ドレイン電極に電気的に接触する有機半導体から構成される半導体層を形成する半導体層形成工程とを有するトランジスタの製造方法であって、
前記ゲート電極形成工程と前記ソース電極及びドレイン電極配列工程、前記走査線形成工程、前記半導体層形成工程が、印刷法を用いる工程であることを特徴とするトランジスタの製造方法。 - 前記ゲート絶縁膜形成工程と前記層間絶縁膜形成工程が、印刷法を用いる工程または塗布法を用いる工程であることを特徴とする請求項4に記載のトランジスタの製造方法。
- 層間絶縁膜上に、走査線を形成する走査線形成工程と、前記層間絶縁膜の前記走査線形成面にプラスック基材を接着するプラスック基材形成工程と、前記層間絶縁膜の前記走査線形成部と逆側面から前記走査線まで層間接続部を形成する層間接続部形成工程と、前記層間絶縁膜の前記走査線形成部に対して逆側面上に、前記層間接続部に電気的に接触するゲート電極を形成するゲート電極形成工程と、前記ゲート電極上に、ゲート絶縁膜を形成するゲート絶縁膜形成工程と、相互に離隔したソース電極とドレイン電極とを、前記ゲート絶縁膜の上に配列するソース電極及びドレイン電極配列工程と、前記ソース電極と前記ドレイン電極に電気的に接触する有機半導体から構成される半導体層を形成する半導体層形成工程とを有するトランジスタの製造方法であって、
前記ゲート電極形成工程と前記ソース電極及びドレイン電極配列工程、前記走査線形成工程、前記半導体層形成工程が、印刷法を用いる工程であることを特徴とするトランジスタの製造方法。 - 前記ゲート絶縁膜形成工程と前記層間絶縁膜形成工程が、印刷法を用いる工程または塗布法を用いる工程であることを特徴とする請求項6に記載のトランジスタの製造方法。
- 前記ゲート電極形成工程が、金属ナノ粒子が有機分散材により水系の溶媒に分散されているインクを用いて印刷する工程であることを特徴とする請求項4乃至請求項7のいずれか1項に記載のトランジスタの製造方法。
- 前記金属ナノ粒子が、金、銀、銅、白金、パラジウム、ニッケル、コバルト、鉄、アルミニウム、マンガンを有するナノ粒子、または、金、銀、銅、白金、パラジウム、ニッケル、コバルト、鉄、アルミニウム、マンガンの2種以上からなる合金を有するナノ粒子であることを特徴とする請求項8に記載のトランジスタの製造方法。
- 前記ゲート電極形成工程が、導電性高分子を有するインクを用いて印刷する工程であることを特徴とする請求項4乃至請求項7のいずれか1項に記載のトランジスタの製造方法。
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-
2005
- 2005-11-11 JP JP2005327051A patent/JP2007134547A/ja active Pending
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