JP2007132881A - テンポ通知装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 装置を直接操作することなくテンポ通知動作を制御することが可能なテンポ通知装置を提供する。
【解決手段】 楽音等の信号を入力するための演奏入力手段3と、演奏入力手段3からの信号の入力時間を計測し、所定の入力レベルの信号が所定入力時間、入力されたら信号を演奏の開始/停止として判定するための演奏入力判定手段7と、演奏入力判定手段7で演奏または準備演奏の開始/停止が判定されたら、テンポ通知装置の動作開始/停止を制御するためのテンポ通知制御手段8とを有する。
【選択図】図1
【解決手段】 楽音等の信号を入力するための演奏入力手段3と、演奏入力手段3からの信号の入力時間を計測し、所定の入力レベルの信号が所定入力時間、入力されたら信号を演奏の開始/停止として判定するための演奏入力判定手段7と、演奏入力判定手段7で演奏または準備演奏の開始/停止が判定されたら、テンポ通知装置の動作開始/停止を制御するためのテンポ通知制御手段8とを有する。
【選択図】図1
Description
本発明は、楽器の演奏などの練習を補助するための、テンポ通知機能を持ったテンポ通知装置に関するものである。
従来のテンポ通知装置では、設定したテンポで点滅や発音を繰り返し、使用者により操作されるまで動作しつづけるものであった(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−88977号公報
上記のような通知方法では、テンポ通知動作のON/OFFは、手動での操作またはタイマによってあらかじめ動作時間を設定するなどでしか制御できず、楽器の演奏中などの任意のタイミングで通知動作を開始/停止させるためには、その都度演奏を中断してテンポ通知装置を使用者自ら操作しなければならなかった。
また、演奏中にテンポ通知と通知停止を交互に繰り返すことで、テンポを演奏者に感覚的に覚えさせるテンポ練習法があるのだが、従来のテンポ通知装置では、テンポ通知動作のON/OFFが手動でしか行えなかったため、このテンポ練習法を実行することができなかった。
そこで本発明の課題は、手動で操作を行わなくてもテンポ通知動作の開始/停止を制御することができ、且つ、テンポ練習に適したテンポ通知装置を提供することである。
上記の目的を達成するために、本発明のテンポ通知装置は、演奏等による楽音等の信号を入力するための入力手段と、前記入力手段から入力された信号の入力レベルと入力時間に基づいて、演奏の開始もしくは停止を判定する演奏判定手段と、前記演奏判定手段が判定した結果に基づいて、テンポ通知動作を制御する制御情報を作成する通知動作制御手段と、前記通知動作制御手段が作成した制御情報に基づいて、テンポ通知動作を実行するテンポ通知手段とを有し、前記通知動作制御手段は、前記演奏判定手段から演奏の開始に係る判断結果を取得した場合、テンポの通知と通知停止を交互に繰り返し実行するための制御情報を作成する、テンポ通知装置とする。
これにより使用者は、テンポ通知装置を操作することなくテンポ通知動作の開始/停止を制御して、テンポ練習を行うことができる。
また本発明のテンポ通知装置は、演奏の開始を判断するための基準入力レベルおよび基準入力時間を格納する判定基準格納手段をさらに有し、前記演奏判定手段は、前記入力手段から入力された信号が、前記基準入力レベル以上で前記基準入力時間、継続している場合、演奏が開始されたと判定するものとする。
これにより、楽器演奏の楽音を入力するのみで、テンポ通知を行うことができる。
また本発明のテンポ通知装置は、前記基準入力レベルもしくは前記基準入力時間を設定する基準設定手段をさらに有し、前記判定基準格納手段は、前記基準設定手段によって設定された基準入力レベルもしくは基準入力時間を格納するものとする。
これにより、使用者が必要に応じて楽音の入力レベルや入力時間を任意に設定することができ、使用する楽器に適したテンポ通知装置にすることができる。
また本発明のテンポ通知装置は、最初にテンポ通知を行う時間である初期通知時間、練習補助動作としてのテンポ通知を行う時間であるテンポ通知時間、および練習補助動作としてのテンポ通知停止を行う時間であるテンポ停止時間を格納する通知時間格納手段をさらに有し、前記通知動作制御手段は、前記演奏判定手段から演奏の開始に係る判断結果を取得した場合、前記初期通知時間分のテンポ通知を実行した後に、前記テンポ通知時間分のテンポ通知と前記テンポ停止時間分のテンポ通知停止を繰り返し実行するための制御情報を作成するものとする。
これにより、初期通知時間分のテンポ通知の後、テンポ練習補助動作を使用したテンポ練習を行うことができる。
また本発明のテンポ通知装置は、前記初期通知時間、前記テンポ通知時間もしくは前記テンポ停止時間を設定する通知時間設定手段をさらに有し、前記通知時間格納手段は、前記通知時間設定手段によって設定された初期通知時間、テンポ通知時間もしくはテンポ停止時間を格納するものとする。
これにより、使用者が自身の上達具合に合わせて、初期通知時間やテンポ練習内容を任意に設定することができる。
また、本発明の通知装置は、演奏等による楽音等の信号を入力するための入力手段と、前記入力手段から入力された信号の入力レベルと入力時間とに基づいて、準備演奏の開始もしくは停止、または演奏の開始もしくは停止を判定する演奏判定手段と、前記演奏判定手段が判定した結果に基づいて、テンポ通知動作を制御する制御情報を作成する通知動作制御手段と、前記通知動作制御手段が作成した制御情報に基づいて、テンポ通知動作を実行するテンポ通知手段とを有し、前記通知動作制御手段は、前記演奏判定手段から準備演奏の開始に係る判断結果を取得した場合、テンポ通知を実行するための制御情報を作成し、前記演奏判定手段から演奏の開始に係る判断結果を取得した場合、テンポの通知と通知停止を交互に繰り返し実行するための制御情報を作成する、テンポ通知装置とする。
これにより、使用者はテンポ通知装置を操作することなくテンポ通知動作の開始/停止を制御することができ、且つ、演奏の実体に合わせたテンポ練習を行うことができる。
また本発明のテンポ通知装置は、準備演奏の開始を判断するための第1の基準入力レベルおよび第1の基準入力時間、ならびに演奏の開始を判断するための第2の基準入力レベルおよび第2の基準入力時間を格納する判定基準格納手段をさらに有し、前記演奏判定手段は、前記入力手段から入力された信号が前記第1の基準入力レベル以上で前記第1の基準入力時間、継続している場合、準備演奏が開始されたと判定し、前記第2の基準入力レベル以上で前記第2の基準入力時間、継続している場合、演奏が開始されたと判定するものとする。
これにより、楽器演奏の楽音を入力するのみで、テンポ通知およびテンポ練習を行うことができる。
また本発明のテンポ通知装置は、前記第1の基準入力レベルもしくは前記第1の基準入力時間、または前記第2の基準入力レベルもしくは前記第2の基準入力時間を設定する基準設定定手段をさらに有し、前記判定基準格納手段は、前記基準設定手段によって設定された第1の基準入力レベルもしくは第1の基準入力時間、または第2の基準入力レベルもしくは第2の基準入力時間を格納するものとする。
これにより、使用者が必要に応じて楽音の入力レベルや入力時間を任意に設定することができ、使用する楽器に適したテンポ通知装置にすることができる。
また本発明のテンポ通知装置は、練習補助動作としてのテンポ通知を行う時間であるテンポ通知時間と、練習補助動作としてのテンポ通知停止を行う時間であるテンポ停止時間とを含む情報を格納する通知時間格納手段をさらに有し、前記通知動作制御手段は、前記演奏判定手段から演奏の開始に係る判断結果を取得した場合、前記テンポ通知時間分のテンポ通知と前記テンポ停止時間分のテンポ通知停止を繰り返し実行するための制御情報を作成するものとする。
これにより、予備演奏を任意の時間行った後、テンポ練習を行うことができる。
また本発明のテンポ通知装置は、前記テンポ通知時間もしくは前記テンポ停止時間を設定する通知時間設定手段をさらに有し、前記通知時間格納手段は、前記通知時間設定手段によって設定されたテンポ通知時間もしくはテンポ停止時間を格納するものとする。
これにより、使用者が自身の上達具合に合わせて、初期通知時間やテンポ練習内容を任意に設定することができる。
ここで、前記通知動作制御手段は、テンポの通知強度を変動させた制御情報を作成するものとし、例えば、前記テンポ通知時間に通知するテンポの強度を、所定強度になるように時間と共に増加させ、その後、最低強度となるように時間と共に減少させた制御情報を作成するものとする。
これにより、使用者が演奏をする中で、テンポを非常に自然に通知し、停止することができる。
また本発明のテンポ通知装置において、前記テンポ通知手段は複数あり、テンポ通知手段ごとに、継続的なテンポの通知動作、もしくはテンポの通知と通知停止の繰り返し動作、のいずれかを設定する通知動作設定手段をさらに有し、前記通知動作制御手段は、前記通知動作設定手段で設定したテンポ通知動作に基づいて、テンポ通知手段ごとに制御情報を作成するものとする。ここで、前記テンポ通知手段は、音声発生手段、振動発生手段、発光手段、表示手段のいずれかを含むものとする。
これにより、使用者が所望の通知手段を用いてテンポ練習を行うことができる。
また本発明のテンポ通知装置は、外部からの音声信号を入力するための入力手段と、前記入力手段から所定入力レベル以上の音声信号が所定入力時間以上、継続して入力された場合、演奏の開始もしくは停止を判定する演奏判定手段と、前記演奏判定手段が判定した結果に基づいて、テンポ通知動作を制御する制御情報を作成する通知動作制御手段と、前記通知動作制御手段が作成した制御情報に基づいて、テンポ通知動作を実行するテンポ通知手段とを有する、テンポ通知装置とする。
これにより、音声信号によってテンポ通知動作を実行することができる。
以上説明したように本発明によれば、テンポ通知装置のテンポ通知動作およびテンポ練習補助動作の開始/停止を、楽音等の演奏入力の有無やその入力レベルで制御することができるため、使用者が演奏等の動作を中断して手動で操作を行わなくてもテンポ通知動作やテンポ練習補助動作の制御を行うことが可能である。
以下にこの発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に関わるテンポ通知装置の実施形態の一例を示すブロック構成図である。本発明のテンポ通知装置は、一定時間の楽音入力を「準備演奏」または「演奏」として判定するために、その判定基準となる入力時間を設定するための演奏判定時間設定手段1、一定音量の楽音入力を「準備演奏」または「演奏」として判定するために、その判定基準となる入力音量を設定するための演奏判定音量設定手段2、音を入力するための演奏入力手段3、テンポ通知動作の制御および演奏判定機能の管理を行うマイコン4、マイコン4で処理された情報を基に音や光などでテンポの通知を行うテンポ通知手段10で主に構成されている。
まず、演奏判定時間設定手段1にて楽音等の信号入力を準備演奏または演奏として判定するための基準入力時間を、および/もしくは、演奏判定音量設定手段2にて楽音等の信号入力を準備演奏または演奏として判定するための基準音量(基準入力レベル)を設定する。この設定情報はマイコン4内の入力ポート5を通してマイコン内に入力され、判定基準格納手段6に格納される。また、これらの設定情報に関しては、あらかじめ適当な値を判定基準格納手段6に格納しておくことで、ユーザーが自ら設定を行う手順を不要とすることができる。
次に、楽器を鳴らすなどをすると、演奏入力手段3より楽音がマイコン4内の入力ポート5を通してマイコン4内に入力され、順次演奏入力判定手段7に送られる。このときこの楽音を、あらかじめ設定され、判定基準格納手段6に格納された基準時間および/もしくは基準音量と比較する。そして楽音が、準備演奏または演奏とみなされる規定の入力時間および/もしくは入力音量を満たした場合は、この楽音を準備演奏または演奏とみなす。ここで準備演奏または演奏とみなされると、テンポ通知制御手段8では出力ポート9を通じて、テンポ通知手段10におけるテンポ通知の開始/停止、または音量や輝度などの制御を行う。このように本発明のテンポ通知装置では、楽音等の入力によりテンポ通知動作が作動する。
尚、本発明の特許請求の範囲における入力手段は演奏入力手段3に相当する。演奏判定手段は演奏入力判定手段7に相当する。通知動作制御手段はテンポ通知制御手段8に相当する。基準設定手段は演奏判定時間設定手段1もしくは演奏判定音量設定手段2に相当する。
図2は本発明に関わるテンポ通知装置の実施例の一例の正面図である。本体ケース11には、電源スイッチ12、テンポなどの動作情報を表示するための液晶ディスプレイ13、テンポ設定スイッチ14、練習補助動作時間設定スイッチ15、楽音を入力するためのマイク16(演奏入力手段に相当する)、テンポを音で通知するためのスピーカ17(テンポ通知手段に相当する)を配置する。練習補助動作時間設定スイッチ15は、特定の時間ごとにテンポ通知動作のON/OFFを自動的に繰り返すテンポ練習補助動作における、通知ON時間、通知OFF時間を設定するためスイッチであり、本発明の通知時間設定手段に相当する。この通知ON時間、通知OFF時間は、テンポ通知装置内にある、図示しない通知時間格納手段に格納されている。
尚、本実施例では、演奏を判定する設定値はあらかじめ決定されているものとするが、使用者自身が操作して設定値を設定する手段(演奏判定時間設定手段、および演奏判定音量設定手段に相当する)を設け、設定値を使用者によって設定させるようにしてもよい。
電源スイッチ12の操作でテンポ通知装置の電源をオンさせ、テンポ設定スイッチ14にてテンポを任意に設定する。また、練習補助動作時間設定スイッチ15にて、テンポ練習補助動作におけるテンポ通知動作のON時間、OFF時間を設定する。次に、楽音が一定時間マイク16より入力されると、テンポ通知動作およびテンポ練習補助動作を自動的に開始/停止する。図3は、図2のテンポ通知装置に実際に演奏を入力したときの動作を示す図である。図3において上にあるグラフが、テンポ通知装置のテンポ通知動作の時間変化を示している。また下にあるグラフが、入力された演奏の(楽音の)音量の時間変化を示している。両グラフの時間軸は同一である。本図を用いて、実施例1のテンポ通知装置の動作を説明する。
本実施例では、楽音を一定時間(図3における「A」)入力し続けると演奏とみなされ、テンポ通知装置の通知動作を開始する。演奏がさらに一定時間(図3における「B」)継続して入力されると、今度は一定時間間隔でテンポ通知動作のON/OFFを繰り返すテンポ練習補助動作を開始する。このとき、テンポ練習補助動作のOFF時間(図3における「C」)およびON時間(図3における「D」)は練習補助動作時間設定スイッチ15であらかじめ設定された時間となる。こうしてテンポ通知装置にてテンポ練習補助動作を継続中に楽音の入力が停止し、その状態で一定時間(図3における「E」)経過すると、演奏は停止したとみなされ、テンポ通知動作およびテンポ練習補助動作も停止する。
テンポ通知装置の通知動作を上述のようにすることで、使用者はテンポ通知装置を操作することなく、テンポ通知を受けることができ、且つ、ごく自然に演奏を行いながらテンポ練習を行うことができる。
図4は本発明に関わるテンポ通知装置の実施例の別の一例の正面図である。本体ケース18には、電源スイッチ19、テンポなどの動作情報を表示するための液晶ディスプレイ20、テンポ設定スイッチ21、楽音の入力を準備演奏または演奏とみなすための入力音量を設定するための楽音音量設定スイッチ22(演奏判定音量設定手段に相当する)、楽音の入力を準備演奏または演奏とみなすための入力時間を設定するための楽音時間設定スイッチ23(演奏判定時間設定手段に相当する)、楽音を入力するためのマイク24(演奏入力手段に相当する)、テンポを音で通知するためのスピーカ25(テンポ通知手段に相当する)を配置する。
電源スイッチ19の操作でテンポ通知装置の電源をオンさせ、テンポ設定スイッチ21にてテンポを任意に設定する。また、楽音音量設定スイッチ22および楽音時間設定スイッチ23にて、入力される楽音を準備演奏または演奏とみなすための入力音量、および入力時間をそれぞれ設定する。次に、楽音が一定時間マイク24より入力されると、入力される楽音の入力音量、および入力時間に基づきテンポ通知動作および練習補助動作を自動的に開始/停止する。図5は、図4のテンポ通知装置で実際に演奏を入力したときの動作を示す図である。図5において上にあるグラフが、テンポ通知装置のテンポ通知動作の時間変化を示している。また下にあるグラフが、入力された演奏の(楽音の)音量の時間変化を示している。両グラフの時間軸は、同一である。本図を用いて、実施例2のテンポ通知装置の動作を説明する。
本実施例では、まず楽音が設定された音量(図5における(I))で設定された時間(図5における「F」)入力されると、準備演奏とみなされてテンポ通知動作が開始される。次に、楽音の音量が設定された別の音量(図6における(II))となり、その状態で設定された別の時間(図5における「G」)入力されると、今度は演奏が入力されたとみなされ、テンポ練習補助動作が開始される。
このテンポ練習補助動作が動作中に演奏の音量が(I)程度に変更され、その状態で一定時間(図5における「H」)経過すると、テンポ練習補助動作は停止したものとみなされ、テンポ通知動作が再度開始される。また、演奏が停止になり、一定時間(図5における「J」)経過すると、演奏は停止したとみなされ、テンポ通知動作およびテンポ練習補助動作も停止する。
テンポ通知装置の通知動作を上述のようにすることで、小さい音量で練習をすれば継続的にテンポ通知を受けることができ、大きい音量で練習をすればテンポ練習用のテンポ通知を受けることができる。よって使用者は、装置を操作することなく自然に練習や演奏を行いながらテンポ通知を受け、且つテンポ練習を行うことができる。
図6は本発明に関わるテンポ通知装置の実施例のまた別の一例の正面図である。本体ケース26には、電源スイッチ27、テンポなどの動作情報を表示するための液晶ディスプレイ28、テンポ設定スイッチ29、複数のテンポ通知手段のうち、テンポ練習補助動作を行うものを選択するためのデバイス選択スイッチ30、テンポ練習補助動作でテンポ通知動作をON/OFFする際に、通知動作を徐々にON/OFFしていくかどうかを選択するためのフェードイン/アウト設定スイッチ31、楽音を入力するためのマイク32(演奏入力手段に相当する)、テンポを音で通知するためのスピーカ33、テンポを光で通知するための発光素子34、テンポを振動で通知するための振動子35(それぞれテンポ通知手段に相当する)を配置する。尚、本実施例では、演奏を判定する設定値はあらかじめ決定されているものとするが、使用者自身が操作して設定値を設定する手段(演奏判定時間設定手段、および演奏判定音量設定手段に相当する)を設け、設定値を使用者によって設定させるようにしてもよい。
電源スイッチ27の操作でテンポ通知装置の電源をオンさせ、テンポ設定スイッチ29にてテンポを任意に設定する。また、テンポ練習補助動作を行うテンポ通知手段をデバイス選択スイッチ30で選択し、テンポ練習補助動作のテンポ通知ON/OFFの切り替わりをフェードイン、フェードアウトさせるかをフェードイン/アウト設定スイッチ31で設定する。そして楽音を入力すると、テンポ通知動作、および選択したデバイスでのテンポ練習補助動作を開始/停止させる。図7は、図6のテンポ通知装置で実際に演奏を入力したときの動作を示す図である。図7において一番上にあるグラフが、テンポ通知装置の発光素子34によるテンポ通知動作の時間変化を示している。また、テンポ通知装置の振動子35によるテンポ通知動作の時間変化を示している。その下にあるグラフが、テンポ通知装置のスピーカ33によるテンポ通知動作の時間変化を示している。そして一番下にあるグラフが、入力された演奏の(楽音の)音量の時間変化を示している。全グラフの時間軸は、同一である。本図を用いて、実施例3のテンポ通知装置の動作を説明する。
本実施例では、まず楽音を一定時間(図7における「K」)入力し続けると演奏とみなされ、テンポ通知装置の通知動作が開始される。演奏がさらに一定時間(図7における「 L」)継続して入力されると、今度は一定時間間隔でテンポ通知動作のON/OFFを繰り返すテンポ練習補助動作を開始する。このとき、デバイス設定スイッチで選択された通知手段のみが練習補助動作を行う。例えば図6では、スピーカ33からの音による通知と振動子35の振動による通知を選択している。この場合、図7のようにテンポ練習補助動作はスピーカ33および振動子35でのみ行い、発光素子34はテンポを同じ輝度の点滅で通知し続ける。
また、フェードイン/アウトをするように設定されていると、このテンポ練習補助動作の通知動作ON/OFFが切り替わるときに、例えば音による通知なら音量が、振動による通知なら振動の強度が、発光素子による振動なら輝度が、それぞれ徐々に小さくなったり大きくなったりすることで、より自然に練習補助動作を使用者に通知することが可能である。本実施形態では、振動子35およびスピーカ33に対してフェードイン/アウトが設定されており、テンポ練習補助動作期間(図7における「M」)の間、図のように振動強度や音量を変動させて使用者に通知をしている。
テンポ通知装置の通知動作を上述のようにすることで、使用者は装置を操作することなく、且つ、希望の通知手段を選択的に使用してテンポ練習を行うことができる。
このように本発明のテンポ通知装置は、楽音等の演奏入力の有無やその入力レベルで動作の制御を行わせることで、使用者が演奏等の動作を中断して手動で操作を行わなくてもテンポ通知動作やテンポ練習補助動作の制御を行うことを可能にが可能である。
また、本発明のテンポ通知方法は、電子楽器のテンポ通知装置にも採用することも可能である。
1 演奏判定時間設定手段
2 演奏判定音量設定手段
3 演奏入力手段
4 マイコン
5 入力ポート
6 判定基準格納手段
7 演奏入力判定手段
8 テンポ通知制御手段
9 出力ポート
10 テンポ通知手段
11、18、26 本体ケース
12、19、27 電源スイッチ
13、20、28 液晶ディスプレイ
14、21、29 テンポ設定スイッチ
15 練習補助動作時間設定スイッチ
16、24、32 マイク
17、25、33 スピーカ
22 楽音音量設定スイッチ
23 楽音時間設定スイッチ
30 デバイス選択スイッチ
31 フェードイン/アウト設定スイッチ
34 発光素子
35 振動子
2 演奏判定音量設定手段
3 演奏入力手段
4 マイコン
5 入力ポート
6 判定基準格納手段
7 演奏入力判定手段
8 テンポ通知制御手段
9 出力ポート
10 テンポ通知手段
11、18、26 本体ケース
12、19、27 電源スイッチ
13、20、28 液晶ディスプレイ
14、21、29 テンポ設定スイッチ
15 練習補助動作時間設定スイッチ
16、24、32 マイク
17、25、33 スピーカ
22 楽音音量設定スイッチ
23 楽音時間設定スイッチ
30 デバイス選択スイッチ
31 フェードイン/アウト設定スイッチ
34 発光素子
35 振動子
Claims (15)
- 使用者にテンポを通知するテンポ通知装置において、
演奏等による楽音等の信号を入力するための入力手段と、
前記入力手段から入力された信号の入力レベルと入力時間に基づいて、演奏の開始もしくは停止を判定する演奏判定手段と、
前記演奏判定手段が判定した結果に基づいて、テンポ通知動作を制御する制御情報を作成する通知動作制御手段と、
前記通知動作制御手段が作成した制御情報に基づいて、テンポ通知動作を実行するテンポ通知手段とを有し、
前記通知動作制御手段は、前記演奏判定手段から演奏の開始に係る判断結果を取得した場合、テンポの通知と通知停止を交互に繰り返し実行するための制御情報を作成する、テンポ通知装置。 - 演奏の開始を判断するための基準入力レベルおよび基準入力時間を格納する判定基準格納手段をさらに有し、
前記演奏判定手段は、前記入力手段から入力された信号が、前記基準入力レベル以上で前記基準入力時間、継続している場合、演奏が開始されたと判定する、請求項1に記載のテンポ通知装置。 - 前記基準入力レベルもしくは前記基準入力時間を設定する基準設定手段をさらに有し、
前記判定基準格納手段は、前記基準設定手段によって設定された基準入力レベルもしくは基準入力時間を格納する、請求項2に記載のテンポ通知装置。 - 最初にテンポ通知を行う時間である初期通知時間、練習補助動作としてのテンポ通知を行う時間であるテンポ通知時間、および練習補助動作としてのテンポ通知停止を行う時間であるテンポ停止時間を格納する通知時間格納手段をさらに有し、
前記通知動作制御手段は、前記演奏判定手段から演奏の開始に係る判断結果を取得した場合、前記初期通知時間分のテンポ通知を実行した後に、前記テンポ通知時間分のテンポ通知と前記テンポ停止時間分のテンポ通知停止を繰り返し実行するための制御情報を作成する、請求項1に記載のテンポ通知装置。 - 前記初期通知時間、前記テンポ通知時間もしくは前記テンポ停止時間を設定する通知時間設定手段をさらに有し、
前記通知時間格納手段は、前記通知時間設定手段によって設定された初期通知時間、テンポ通知時間もしくはテンポ停止時間を格納する、請求項4に記載のテンポ通知装置。 - 使用者にテンポを通知するテンポ通知装置において、
演奏等による楽音等の信号を入力するための入力手段と、
前記入力手段から入力された信号の入力レベルと入力時間とに基づいて、準備演奏の開始もしくは停止、または演奏の開始もしくは停止を判定する演奏判定手段と、
前記演奏判定手段が判定した結果に基づいて、テンポ通知動作を制御する制御情報を作成する通知動作制御手段と、
前記通知動作制御手段が作成した制御情報に基づいて、テンポ通知動作を実行するテンポ通知手段とを有し、
前記通知動作制御手段は、前記演奏判定手段から準備演奏の開始に係る判断結果を取得した場合、テンポ通知を実行するための制御情報を作成し、前記演奏判定手段から演奏の開始に係る判断結果を取得した場合、テンポの通知と通知停止を交互に繰り返し実行するための制御情報を作成する、テンポ通知装置。 - 準備演奏の開始を判断するための第1の基準入力レベルおよび第1の基準入力時間、ならびに演奏の開始を判断するための第2の基準入力レベルおよび第2の基準入力時間を格納する判定基準格納手段をさらに有し、
前記演奏判定手段は、前記入力手段から入力された信号が前記第1の基準入力レベル以上で前記第1の基準入力時間、継続している場合、準備演奏が開始されたと判定し、前記第2の基準入力レベル以上で前記第2の基準入力時間、継続している場合、演奏が開始されたと判定する、請求項6に記載のテンポ通知装置。 - 前記第1の基準入力レベルもしくは前記第1の基準入力時間、または前記第2の基準入力レベルもしくは前記第2の基準入力時間を設定する基準設定定手段をさらに有し、
前記判定基準格納手段は、前記基準設定手段によって設定された第1の基準入力レベルもしくは第1の基準入力時間、または第2の基準入力レベルもしくは第2の基準入力時間を格納する、請求項7に記載のテンポ通知装置。 - 練習補助動作としてのテンポ通知を行う時間であるテンポ通知時間と、練習補助動作としてのテンポ通知停止を行う時間であるテンポ停止時間とを含む情報を格納する通知時間格納手段をさらに有し、
前記通知動作制御手段は、前記演奏判定手段から演奏の開始に係る判断結果を取得した場合、前記テンポ通知時間分のテンポ通知と前記テンポ停止時間分のテンポ通知停止を繰り返し実行するための制御情報を作成する、請求項6に記載のテンポ通知装置。 - 前記テンポ通知時間もしくは前記テンポ停止時間を設定する通知時間設定手段をさらに有し、
前記通知時間格納手段は、前記通知時間設定手段によって設定されたテンポ通知時間もしくはテンポ停止時間を格納する、請求項9に記載のテンポ通知装置。 - 前記通知動作制御手段は、テンポの通知強度を変動させた制御情報を作成する、請求項1から10のいずれかに記載のテンポ通知装置。
- 前記通知動作制御手段は、前記テンポ通知時間に通知するテンポの強度を、所定強度になるように時間と共に増加させ、その後、最低強度となるように時間と共に減少させた制御情報を作成する、請求項11に記載のテンポ通知装置。
- 前記テンポ通知手段は複数あり、
テンポ通知手段ごとに、継続的なテンポの通知動作、もしくはテンポの通知と通知停止の繰り返し動作、のいずれかを設定する通知動作設定手段をさらに有し、
前記通知動作制御手段は、前記通知動作設定手段で設定したテンポ通知動作に基づいて、テンポ通知手段ごとに制御情報を作成する、請求項1から12のいずれかに記載のテンポ通知装置。 - 前記テンポ通知手段は、音声発生手段、振動発生手段、発光手段、表示手段のいずれかを含む、請求項13に記載のテンポ通知装置。
- 使用者にテンポを通知するテンポ通知装置において、
外部からの音声信号を入力するための入力手段と、
前記入力手段から所定入力レベル以上の音声信号が所定入力時間以上、継続して入力された場合、演奏の開始もしくは停止を判定する演奏判定手段と、
前記演奏判定手段が判定した結果に基づいて、テンポ通知動作を制御する制御情報を作成する通知動作制御手段と、
前記通知動作制御手段が作成した制御情報に基づいて、テンポ通知動作を実行するテンポ通知手段とを有する、テンポ通知装置。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015513566A (ja) * | 2012-03-30 | 2015-05-14 | エルジー・ケム・リミテッド | 粘着テープ |
-
2005
- 2005-11-14 JP JP2005328421A patent/JP2007132881A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015513566A (ja) * | 2012-03-30 | 2015-05-14 | エルジー・ケム・リミテッド | 粘着テープ |
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