JP2007132822A - 電子時計 - Google Patents
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Abstract
【課題】無線情報を受信する電波受信用のアンテナと複数のモータとを有する電子時計において、電波受信性能を高く維持し、かつ、小型化される電子時計を提供する。
【解決手段】電子時計は、受信アンテナと、複数の指針をそれぞれ駆動する複数の電磁モータと、を備える。電磁モータとして、受信アンテナによって電波を受信している最中に受信状態のインジケータ表示を行う秒針駆動モータ240と、受信アンテナ300によって電波を受信している最中には駆動が停止される時分針駆動モータ230と、CG分針駆動モータ260と、が設けられている。秒針駆動モータ240は時分針駆動モータ230と、CG分針駆動モータ260とよりも受信アンテナ300から遠い位置に配置されている。
【選択図】図2
Description
特に、無線情報を受信する受信機能を備えた電子時計に関する。
このような電波時計は、電波を受信する受信アンテナと、時刻表示部を駆動する時刻表示用モータと、を備える。
ここで、時刻表示用モータが駆動されると、このモータから磁界が発生する。
このモータから発生される磁界は標準電波に対してはノイズとなるため、受信アンテナによる電波受信動作に悪影響を及ぼす恐れがある。
そこで、時刻表示用モータから発生する磁界が受信アンテナによる受信動作に影響しないように、時刻表示用モータと受信アンテナとはできる限り離す配置が知られている(例えば、特許文献1)。
もちろん、受信アンテナの受信性能を高く保つために、総てのモータを受信アンテナから十分に離して配置すれば簡単である。
しかしながら、総てのモータを受信アンテナから十分に離すと時計が非常に大型化されてしまうという問題が生じる。
特に、腕時計のような小型の時計では、多くの部品を限られたスペースに配置しなければならないのであるから、総てのモータを受信アンテナから十分に離すことは不可能である。
そのため、無線情報を受信する機能を備えた電子時計において、電波受信性能を高く維持しつつモータ数を増やして多機能化することは困難であった。
また、たとえば、通常時刻表示を行う場合、多駆動モータは1秒毎に運針される秒モータであり、少駆動モータはたとえば5〜20秒毎に駆動される時分モータである。
また、複数の電磁モータによって駆動される各指針により表示される情報としては、例えば、通常の現時刻の時、分、秒の他、ストップウォッチ機能としてのクロノグラフ時、分、秒、アラーム時刻設定用の時分などが例として挙げられる。
受信している最中に表示される情報としては、例えば、受信アンテナによって電波が受信されている最中の電波受信強度、通常の現時刻の時、分、秒などが例として挙げられる。
これに合わせて、電磁モータの動作としては、受信アンテナによって電波を受信している最中の電波受信強度の表示や通常の現時刻の時、分、秒を表示するために駆動を行う、または駆動を停止する、がある。
なお、出力パルスとしては、1ステップでは1パルスで駆動するものであってもよい。要は、電波受信中において、上記細かいパルス数や1ステップでの1パルス総数を比較対象とするものである。
この点、本発明では、受信アンテナにて電波を受信している最中に出力パルス数が多い電磁モータを出力パルス数が少ない少駆動モータよりも受信アンテナから遠い位置に配置していることにより、受信時にアンテナの近くで出力されるパルス数が少なくなり、電磁モータから発生する磁界が受信アンテナに鎖交したり、受信アンテナによって受信した電波の情報にノイズが混じったりする回数が減る。よって、電波を正確に受信できない恐れがなくなり、受信アンテナの受信性能を高く保つことができる。
よって、受信アンテナの近くで駆動されるモータの駆動時の電力は小さくなり、受信アンテナによって受信した電波の情報にノイズがのってもSN比が大きくなる。その結果、電波を正確に受信できない恐れがなくなり、受信アンテナの受信性能を高く保つことができる。
モータコイルまたはステータが長い電磁モータは強い磁場を発生させるところ、このような電磁モータが受信アンテナの近くにあると、受信アンテナで受信する電波にノイズがのりやすくなる。
この点、本発明の構成によれば、受信中において、受信アンテナに電磁ノイズが重畳しにくくなり、SN比が向上する。
また、受信中に電磁モータの駆動が停止されていても、受信アンテナが受信すべき外部から送られてくる電波(電磁波等)が高透磁率材の電磁モータのステータやコイルコアに引き込まれるので、アンテナが受信できる電波量が減少する。よって、受信アンテナから電波受信の出力信号が出力されるが、大きな電磁モータが受信アンテナのそばにあると、モータの駆動が停止されていても、受信アンテナからの出力信号のレベル低下を招きやすい。したがって、この点からも、大きいモータほど受信アンテナから離れた位置にあるのが望ましい。
そして、この多駆動モータにより、受信アンテナでの電波受信状態を表示する指針(多駆動指針)を駆動させて表示部に受信状態を示す。
ここで、受信状態とは、受信感度、受信成功の可否、受信局の方向などが例として挙げられる。
このように、多駆動モータにより電波受信中に指針を駆動させて受信状態を表示することにより、ユーザーに電波の受信状態を知らせることができ、例えば、電波の受信状態を良好にするように時計の向きや場所等の変更をユーザーに促すことができる。
このような少駆動モータは、受信アンテナにて電波を受信している最中に駆動していても磁界を発生する回数が少ないので、もし少駆動モータが受信アンテナの近くに配置された場合に通常時の駆動を継続しても受信アンテナの電波受信に与える影響は小さい。
そのため、受信アンテナでの電波受信中に少駆動モータを駆動させることで、電波受信中に完全に情報の表示を中止させることなく必要な情報を表示部に表示させることができる。
前記多駆動モータは秒針駆動用モータであり、前記第1少駆動モータは分針駆動用モータであり、前記第2少駆動モータは時針駆動用モータであることが好ましい。
そして、第1少駆動モータ(分針駆動用モータ)により分針が駆動され、第2少駆動モータ(時針駆動用モータ)により時針が駆動され、第1少駆動モータ(分針駆動用モータ)および第2少駆動モータ(時針駆動用モータ)による時針および分針の駆動は電波受信中も継続される。
多駆動モータ(秒針駆動モータ)は、電波受信中も駆動を所定回数以上の駆動を継続するが、受信アンテナから遠い位置に配置されているので、多駆動モータから生じる磁界が受信アンテナに与える影響は少ない。
また、第1少駆動モータ(分針駆動用モータ)および第2少駆動モータ(時針駆動用モータ)の駆動も電波受信中も継続されるが、時針および分針の駆動に必要な駆動周期は長いので、多駆動モータよりも受信アンテナに近接配置されていても受信アンテナに与える影響は少ない。
この点、本発明では、ステータを受信アンテナの端部から離すことにより受信アンテナの鎖交磁束を多くして受信アンテナの受信性能を高く維持することができる。
受信アンテナにて電波を受信している最中に電磁モータを駆動する場合、電磁モータから発生する磁界が受信アンテナに鎖交し、受信アンテナによって受信した電波の情報にノイズが混じり、電波を正確に受信できない恐れがあるが、アンテナ端部の近くに高透磁率性部材であるステータが配置されていると、このような事態が生じやすい。すなわち、電磁モータコイルから発生する磁束は受信アンテナとはモータコイルを間にして反対側に位置する高透磁率性部材であるステータ内を流れて再び電磁モータコイルの他端に回帰する磁気回路と受信アンテナ端部に磁束が流れ込む磁気回路とを形成し、電磁モータから発生する磁束が電磁モータコイルに収束されることがなくなる。これでは、モータの出力低下を招きやすい。
さらに、モータコイルがステータと受信アンテナとの間に配置されていることにより、高透磁率性部材であるステータより流れでた電磁モータから発生する磁束の受信アンテナへの流入を防ぐことができる。
よって、受信アンテナの受信性能を高く維持したままで、電波受信中に指針の駆動を行うことができ、例えば、受信強度を表示してユーザーに電波の受信状態を知らせることができる。
受信アンテナの近くに金属部品が配置されている場合、受信アンテナから生じた磁束は金属部品内を流れ、磁束変化により金属部品内に渦電流が生じ損失となる。さらには、金属部品に銅線が巻かれたコイル(例えばモータコイル)である場合には、受信アンテナの磁束により前記コイルに誘起電流が生じ、この誘起電流によって生じる磁束が受信アンテナの鎖交磁束を小さくするので、金属部品以上の損失が生じることになる。
この点、本発明では、受信アンテナから生じる磁束に対し、コイル(例えばモータコイル)を60度以上120度以下の角度を持って配置することにより、コイル(例えばモータコイル)に鎖交する磁束は極力少なくなり、受信アンテナの受信性能を高く保つことができる。
さらに、この受信アンテナとモータコイルの配置により、モータコイルの駆動により生じる磁界が受信アンテナのコイル軸に対して60度から120度の範囲で交差しているので、モータコイルからの磁界が受信アンテナのコイルを通過しない。
よって、モータコイルからの磁界によって受信アンテナのコイルに誘起電流が生じることが極めて少なくなり、受信アンテナの受信性能を高く維持することができる。上記角度については、より好ましくは75度から105度の範囲であり、さらに好ましくは85度から95度の範囲である。
ここで、この磁界がロータに達すると、ロータを揺動させるなどの力となり、静的安定状態で静止していたロータを揺動させるなど、ロータを安定位置からずらしてしまうことになる。
この点、本発明では、受信アンテナのコイルコアに流入する磁束に対してロータの磁極方向(NS方向)が直交または平行となっているので、静的安定状態にあるロータに余計な力が作用せず、ロータの位置を保つことができる。
その結果、次に駆動モータを駆動させる際にロータの動作を正確に制御することができ、安定した指針表示を行うことができる。
そして、受信アンテナを金属性部材から遠い位置に配置することで電波の受信性能を高く維持することができる。
そして、受信アンテナと多駆動モータとを地板又はムーブメントの外周に沿って配置するとは、受信アンテナと多駆動モータとを地板又はムーブメントの最外周に配置することをいう。
すなわち、受信アンテナと多駆動モータとを地板又はムーブメントの中心を間にして反対側であって地板又はムーブメントの外周に沿って配置すると、受信アンテナと多駆動モータとを最も離して配置することになる。
その結果、多駆動モータから生じる磁界が受信アンテナに鎖交しにくくなり、多駆動モータの存在に大きな影響を受けることなく受信アンテナの受信性能を高く保つことができる。
そして、受信アンテナ側の半円に配置されるモータは、受信アンテナと反対側の半円に配置されるモータよりも小さいことで、より受信アンテナの受信性能を高く維持することができる。
また、受信アンテナから遠い距離に多くのモータを配することで、電波受信中も駆動可能なモータ数を多くして受信中に表示できる情報の種類を多くすることができる。
すると、少駆動モータは電波の受信中には磁界を発生しないので、受信アンテナの受信性能を高く保つことができる。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態としての電波時計(電子時計)100について説明する。
図1は、電波時計100の正面図である。
図2は、この電波時計100の裏蓋を外した図である。
この電波時計100は、腕時計であって、標準電波の受信によって自動的に時刻合わせを行う機能を有しているとともに、通常の時分を表示する通常時刻表示部の他、3つの小表示部によって種々の情報を表示するクロノグラフ機能を有する。
本体ケース110の外周で互いに反対位置には、腕時計用バンドを取り付ける取付部111が形成されている。
本体ケース110の外側面には、切換操作部材170と、この切換操作部材170を挟んで2つのボタン部材181、182と、が設けられている。
切換操作部材170は、3時位置に設けられ、本体ケース110を貫通して設けられたリューズの巻真171と、本体ケース110の内部に設けられ巻真171の押し引き動作に応じて動作する切換部172と、を備えている。
ボタン部材としては、リュウズを間にして2時位置に配置されたAボタン181と、4時に配置されたBボタン182と、が設けられている。
切換操作部材170は、時刻合わせに利用され、また、Aボタン181およびBボタン182は、標準電波の強制受信操作やクロノグラフ機能のストップウォッチ操作などに利用される。
秒表示部140は、小円の周囲に設けられた目盛り141と、秒針142と、を備えている。
CG秒表示部150は、小円の周囲に設けられた目盛り151と、CG秒針152と、を備えている。
CG分表示部160は、小円の周囲に設けられた目盛り161と、CG分針162と、を備えている。
秒表示部140において受信状態インジケータとして機能する場合には、30秒位置143が受信不能状態を意味するとし、60秒位置(00秒位置)144が受信最良状態を意味するとし、受信レベルに応じて刻々と秒針142の指示位置が変更される。
時計用ムーブメント200は、電力源となる電池210と、電池の電力にて駆動される駆動部220と、水晶振動子281、282、283や制御IC284が実装された回路ブロック280と、これらを挟持して一体化するプラスチックの地板285およびプラスチックの輪列受け(不図示)と、を備えて配置されている。
例えば、電池210のケースを形成する強磁性体としては、SUS304(ステンレス鋼)などを用いることができる。
電池210としては、折曲、屈曲など変形自在の固体電解質の電池を用いてもよい。
秒針駆動モータ240は、通常は1秒に1パルスの駆動によって秒針142を駆動させ、受信アンテナ300にて標準電波が受信されている最中も1秒に1パルスの駆動によって秒針142を駆動させて受信状態を表示させる多駆動モータである。
CG秒針駆動モータ250およびCG分針駆動モータ260は、切換操作部材170によって所定の動作モード(CGモード)に設定されたときにのみ駆動されるモータであり、受信アンテナ300にて標準電波が受信されている最中には駆動が停止されている少駆動モータである。
輪列270の歯車列は、主として炭素鋼やステンレス鋼などの鋼材によって形成されている。
水晶振動子としては、基準クロックを発振する計時用の水晶振動子281と、標準電波の周波数に同調する同調信号生成用の同調用水晶振動子282、283と、が設けられている。
同調用水晶振動子は、たとえば、日本国内では、60kHzの標準電波に同調するための水晶振動子282と、40kHzの標準電波に同調するための水晶振動子283と、の二つが設けられる。
また、例えば、欧米では、60kHzの水晶振動子、77.5kHzの水晶振動子を用いる。
制御IC284は、水晶振動子281からの周波数を分周して基準クロックを生成する分周回路や、基準クロックをカウントして時刻を計時する計時回路や、計時回路からの信号をもとに駆動部220のモータを制御する制御回路や、受信アンテナ300で受信した時刻情報を処理(増幅、復調など)する受信回路などを備えて構成されている。
制御IC284は、可能な回路部分を共有化したり、アナログ回路ではなくコンピュータ等でソフト的に構成するなどでもよい。
ここで、水晶振動子281と分周回路、計時回路から計時機構が構成されている。
受信アンテナ300のアンテナコア310は、フェライト、アモルファス金属、SUY(電磁軟鉄)などで形成されていてもよい。
例えば、受信アンテナ300のアンテナコア310を電磁軟鉄で形成する場合には、本体ケース110の形状に沿って湾曲形状とするのに利点を有する。
受信アンテナ300で受信された時刻情報(無線情報)は制御IC284の受信回路に出力されて、信号処理がなされる。
従って、受信アンテナ300と制御IC284の受信回路から受信機構が構成されている。
なお、受信アンテナ300で受信する時刻情報としては、例えば、長波標準電波(JJY)などを利用できる。
まずは、各部品の配置について説明する。
受信アンテナ300は12時側で地板285の外周に近接して配置されている。受信アンテナ300の向きは、3時から9時の方向に平行である。
時分針駆動モータ230は、10時から11時の間に配置されている。
CG分針駆動モータ260は、1時から2時の間に配置されている。
秒針駆動モータ240は、8時から7時の間に配置されている。
CG秒針駆動モータ250は、6時から5時の間に配置されている。
切換操作部材170の巻真171は3時位置に設けられ、切換部172は2時から3時の間に配置されている。
計時用水晶振動子281は、6時から7時の間で地板285の外周に近接して配置されている。
そして、制御IC284は、7時方向で地板285の外周に近接して配置されており、計時用水晶振動子281に隣接して配置されている。
さらに、40kHzおよび60kHzの同調用水晶振動子282、283は、制御IC284を間にして計時用水晶振動子281とは反対側に配置されている。
受信アンテナ300に近い位置に配置された時分針駆動モータ230とCG分針駆動モータ260とは、モータコイル231、261、ステータ232、262およびロータ233、263を備えているところ、モータコイル231、261は、受信アンテナ300から生じる磁界に略直交する向きで配置されている。
そして、受信アンテナ300から生じる磁界に沿って見たときに、モータコイル231、261は、受信アンテナ300とステータ232、262との間に配置され、すなわち、ステータ232、262が受信アンテナ300の端部から離されている。
また、受信アンテナ300のコイルの軸線方向に対し前記少駆動モータのモータコイルの軸線が60度以上120度以下で交差するように時分針駆動モータ230とCG分針駆動モータ260とは配置されている。
なお、受信アンテナ300のコイルの軸線方向と少駆動モータのモータコイルの軸線との交差角度は、75度から105度の範囲でもよく、85度から95度の範囲でもよい。
この静的安定状態におけるロータ233、263の磁極方向は、受信アンテナ300から生じる磁界に対して略平行である。
静的安定状態におけるロータ233、263の磁極方向は、ステータ232、262に形成されたノッチの位置または角度を変えることにより調整可能である。
そして、本実施形態においては、静的安定状態におけるロータ233、263の磁極方向を受信アンテナ300からの磁界に略平行とするために、ステータ232、262の形状を工夫しており、ステータ232、263のロータ孔が設けられた部分の前後に湾曲部232A、262Aを形成し、外ノッチを結んだ線が受信アンテナ300からの磁界に対して所定の角度がつくようにしている。
なお、ロータの磁極方向が受信アンテナ300からの磁界に対して直交していてもよい。
そして、秒針駆動モータ240の周囲の部品は、モータコイル241の一端から生じる磁界が受信アンテナ300に到達せずに再びモータコイル241の他端に回帰する磁気回路の形成を補助する位置にそれぞれ配置されている。
具体的には、モータコイル241の一端から出た磁界は、輪列272、271、CG分針駆動モータ260のステータ262、切換操作部材170、電池210、輪列273、を順に介してモータコイル241の他端に回帰する。
ここに、輪列272、271、CG分針駆動モータ260のステータ262、切換操作部材170、電池210および輪列273により、磁気回路形成補助手段が構成される。
この電波時計100の動作モードとしては、主として、通常時刻表示モード、クロノグラフモード、電波受信モードの3つのモードがある。
なお、各モードの選択は切換操作部材170およびAボタン181、Bボタン182の操作により選択される他、電波受信モードは例えば1日に2回の設定された時刻になると自動的に開始されるように設定されてもよい。
計時用水晶振動子281に電圧が印加された際に出力される発振信号が制御IC284の分周回路で分周されて基準信号が生成される。
この基準信号をもとに制御IC284上の計時回路で現時刻が計時されるとともに、この現時刻の計時に応じて制御IC284から時分針駆動モータ230および秒針駆動モータ240に駆動パルスが印加される。
すると、時分針駆動モータ230と秒針駆動モータ240とが駆動され、それぞれのロータ233、243が回転される。
各ロータ233、243の回転は、輪列271、272によって伝達され、時針132、分針133、秒針142がそれぞれ回転駆動されて現時刻の表示が行われる。
このとき、受信アンテナ300では電波の受信は行われず、また、CG分針駆動モータ260およびCG秒針駆動モータ250も停止されている。
クロノグラフモードでは、通常時刻表示モードでの現時刻表示は継続して続行され、すなわち、時分針駆動モータ230と秒針駆動モータ240の駆動は続けられる。
そして、クロノグラフモードではさらにストップウォッチとして任意の時刻からの経過時間表示がCG秒表示部150とCG分表示部160により行われる。
切換操作部材170の操作によってクロノグラフモードが選択された状態で例えばAボタン181を押し下げると経過時間の計測が制御IC284の計時部によって行われる。
この経過時間の計測に応じた駆動パルスが制御IC284からCG秒針駆動モータ250およびCG分針駆動モータ260に印加され、CG秒針駆動モータ250およびCG分針駆動モータ260が駆動される。
CG秒針駆動モータ250およびCG分針駆動モータ260の各ロータの回転が輪列を介してCG秒針152およびCG分針162に伝達されて、各指針によって経過時間が表示される。
このとき、受信アンテナ300では電波の受信は行われない。
電波受信モードは、予め設定された電波受信時刻になった際に自動的に開始されてもよく、あるいは、切換操作部材170、Aボタン181、Bボタン182の操作によって強制的に実行されてもよい。
電波受信モードにおいては、まず、通常時刻表示モードで実行されていた通常時刻の表示が停止される。
すなわち、時分針駆動モータ230および秒針駆動モータ240の駆動が停止される。
そして、改めて、秒針駆動モータ240には、受信状態のインジケータとして秒針142を駆動させるための駆動パルスが印加されることになる。
標準電波の受信が終了したところで、修正された現時刻が表示されるまで時分針駆動モータ230および秒針駆動モータ240に早送りパルスが印加される。
そして、時針132、分針133および秒針142にて現時刻が表示されたところで電波受信モードは終了される。
以後、通常時刻表示モードが継続される。
受信アンテナ300にて標準電波を受信しているとき、受信アンテナ300の受信コイル320に標準電波が鎖交する。
すると、受信アンテナ300から誘導磁界が生じる。
この磁界は、アンテナコア310の一端から出てアンテナコア310の他端に回帰する。
この磁界は、駆動が停止されている時分針駆動モータ230およびCG分針駆動モータ260を経由する。
時分針駆動モータ230およびCG分針駆動モータ260の各モータコイル231、261は磁界に直交して配置されているので、磁界が時分針駆動モータ230およびCG分針駆動モータ260を経由するに際し、磁界は各モータコイル231、261に鎖交しない。
よって、時分針駆動モータ230およびCG分針駆動モータ260の各モータコイル231、261には誘導電流および誘導磁界が生じることがないか、もしくは少なくなる。
したがって、各モータコイル231、261から磁界が発生して受信アンテナ300に影響することはないので、受信アンテナ300の受信性能が高く維持される。
また、モータコイル231、261から誘導磁界が発生しないので、モータコイル231、261からの誘導磁界が各ロータ233、263に作用することがなく、ロータ233、263の静的安定が保たれる。
このとき、制御IC284から受信強度を表示するための駆動パルスが秒針駆動モータ240に出力される。
この駆動パルスによりモータコイル241に誘導磁界が誘起され、この誘導磁界によってロータ243が回転駆動される。
ロータ243の回転が輪列272によって秒針142に伝達されて受信強度が表示される。
(1)秒針駆動モータ240を受信アンテナ300から遠い位置に配置しているので、受信アンテナ300にて電波の受信が行われている最中に秒針駆動モータ240が駆動して磁界が発生したとしても、この磁界が受信アンテナ300に鎖交しにくくすることができる。
よって、秒針駆動モータ240の存在に大きな影響を受けることなく受信アンテナ300の受信性能を高く保つことができる。
その結果、例えば、秒針駆動モータ240と受信アンテナ300との間に時分針駆動モータ230およびCG分針駆動モータ260を配置することができ、複数の電磁モータを備えていても受信アンテナ300の受信性能を高性能に維持しつつ全体として小型化を図ることができる。
高透磁率性部材であるステータ232、262が受信アンテナ300の端部に近接していると標準電波が受信アンテナ300よりもステータ232、262に引かれてしまい、受信アンテナ300の鎖交磁束が少なくなってしまうが、ステータ232、262を受信アンテナ300の端部から離すことにより受信アンテナ300の鎖交磁束を多くして受信アンテナ300の受信性能を高く維持することができる。
よって、受信アンテナ300の受信性能を高く保つことができる。
そして、受信アンテナ300から生じる磁界がモータコイル231、261に鎖交しにくくしているので、静的安定状態にあるロータ233、263に余計な力が作用せず、ロータ233、263の位置を保つことができる。
よって、受信アンテナ300には秒針駆動モータ240からの磁界があまり影響せず、受信アンテナ300の受信性能が高く維持される。
よって、受信アンテナの受信性能を高く維持したままで、電波受信中に指針の駆動を行うことができ、例えば、受信強度を表示してユーザーに電波の受信状態を知らせることができる。
(第2実施形態)
図3は、第2実施形態の正面図である。
図4は、第2実施形態の裏蓋を外した図である。
図5は、第2実施形態の断面図である。
光電変換パネル(太陽光発電パネル)192の基板は、非磁性、非導電性であって、例えば、ポリイミドで形成されている。
裏蓋193は、金属性の部材であって、SUS、黄銅、チタンなどで形成されている。
CG時分表示部520は、小円の周囲に設けられた目盛り521と、CG時針522と、CG分針523と、を備えている。
CG最小桁表示部530は、小円の周囲に設けられた目盛り531と、CG秒針532と、を備えている。
なお、回路ブロックは省略する。
ここで、モータとしては、時分秒表示部510の時分針512、513を駆動する時分針駆動モータ610と、時分秒表示部510の秒針514を駆動する秒針駆動モータ620と、CG時分表示部520のCG時針522およびCG分針523を駆動するCG時分針駆動モータ630と、CG最小桁表示部530のCG秒針532を駆動するCG秒針駆動モータ640と、が設けられている。
また、時分針駆動モータ610は、通常は10秒に1パルスの駆動によって分針513および時針512を駆動させるが、受信アンテナ300にて標準電波が受信されている最中は駆動周期を長くし、60秒に一回の駆動を行う少駆動モータである。
秒針駆動モータ620は、通常は1秒に1パルスの駆動によって秒針514を駆動させ、受信アンテナ300にて標準電波が受信されている最中も1秒に1パルスの駆動によって秒針514を駆動させて受信状態を表示させる多駆動モータである。
受信アンテナ300が12時側で地板の外周に近接して配置されている。
受信アンテナ300の向きは、3時から9時の方向に平行である。
CG時分針駆動モータ630は10時から11時の間に配置され、CG秒針駆動モータ640は1時から2時の間に配置されている。
なお、CG時分針駆動モータ630およびCG秒針駆動モータ640は、受信アンテナ300よりも内側(中心側)に配置されている。
CG時分針駆動モータ630のモータコイル631およびCG秒針駆動モータ640のモータコイル641は、受信アンテナ300から生じる磁界に対して60度から120度の範囲で交差する向きで配置されている。
時分針駆動モータ610は、8時方向で地板の外周に近接して配置されている。
秒針駆動モータ620は、6時方向で地板の外周に近接して配置されている。
また、秒針駆動モータ620のモータコイル641の向きは、3時から9時の方向に平行である。
さらに、時分針駆動モータ610も少駆動モータではあるが、受信アンテナ300にて標準電波を受信している最中も駆動を継続するモータであるため、標準電波の受信中にその駆動を停止しているCG時分針駆動モータ630およびCG秒針駆動モータ640に比べて受信アンテナ300から遠い位置に配置されている。
受信アンテナ300は、標準電波を受信するために鎖交磁束を多くした方がよいので、コイルの巻き数が多いほうが好ましい。
また、秒針駆動モータ620は通常時および電波受信時にも常時駆動されるモータであるので、エネルギー効率を高めるために巻き数が多い方が好ましい。
ただし、単純にコイルの巻き数を多くしてしまうと巻き太りになり、電波時計の厚みを厚くしてしまうことになる。
そこで、巻き数を多くするコイルほどコイルの長さおよび幅を大きくとり、巻き数を稼ぎつつも厚みを薄くする。
すなわち、受信アンテナ300のアンテナコア310の長さをDとし、秒針駆動モータ620のステータ622の長さをd1とし、時分針駆動モータ610のステータ612の長さをd2とし、CG時分針駆動モータ630のステータ632の長さをd3とし、CG秒針駆動モータ640のステータ642の長さをd4とする。このとき、次の式が成り立つ。
図5において、受信アンテナ300は、文字板191側に配置されている。
その一方、各モータ610〜640は裏蓋193側に配置され、特に、秒針駆動モータ620が最も裏蓋193に近接して配置されている。
つまり、受信アンテナ300は、標準電波を受信するために金属性の裏蓋193から遠い位置に配置されている。時分針駆動モータ610は、秒針駆動モータ620より受信アンテナ300に近い位置に配置され、CG時分駆動モータ630およびCG秒針駆動モータ640はさらに受信アンテナ300に近い位置ではあるが、受信アンテナ300よりは裏蓋192側に配置されている。
そして、受信アンテナ300は非磁性、非導電性の文字板および光電変換パネル192に近接しているが、文字板191および光電変換パネル192では標準電波が遮蔽されないので、受信アンテナ300によって標準電波が受信される。
また、秒針駆動モータ620は、平面的にも受信アンテナ300から遠い位置に配置されているが(図4参照)、さらに、断面的配置においても受信アンテナ300から最も遠い位置に配置されている。
その結果、秒針駆動モータ620から生じる磁界が受信アンテナ300に鎖交しにくくなり、秒針駆動モータ620の存在に大きな影響を受けることなく受信アンテナ300の受信性能を高く保つことができる。
すると、微小な駆動パルスによって秒針駆動モータ620を駆動させることができる。
秒針駆動モータ620は電波受信中も含めて常時駆動しているのでエネルギーを常時消費することになるが、モータコイルの長さを長くして巻き数を増やすことによって微小なパルスによって駆動させることができ、エネルギー消費量を極力少なくすることができる。
そして、受信アンテナ300は金属性部材から離すことで電波の受信性能を高く維持することができる。
(第3実施形態)
図6は、第3実施形態の正面図である。
図7は、第3実施形態の裏蓋を外した状態の図である。
時刻表示部700は、文字板710と、時針720、分針730、秒針740と、を備えている。
ここで、時針720、分針730、秒針740は、通常時刻の時、分、秒を表示することに加えて、クロノグラフモードでは、ストップウォッチとして任意の時刻からの経過時間を表示するためのCG時針、CG分針、CG秒針としての機能も兼ねる。
表示の方法は特に限定されず、例えば、デジタル表示でもよく、あるいは回転するモード表示板の一部が所定の窓部から視認可能となっていてもよい。
なお、設定可能なモードとしては、例えば、現時刻表示モード、クロノグラフモード、ゼロ位置合わせ、タイマーモード、電波受信モードなどが例として挙げられる。
これらのモードの選択は、切換操作部材170の操作によってモード切換車751を回転操作してユーザーが切り換え操作可能である。
また、操作例として、ゼロ位置合わせの状態で、Aボタン181の押し下げにより秒針が単独で修正可能となり、Bボタン182の押し下げにより分針が単独で修正可能となり、Cボタン183の押し下げにより時針が単独で修正可能とすることが例として挙げられる。
モータとしては時針720を駆動する時針駆動モータ810と、分針730を駆動する分針駆動モータ820と、秒針740を駆動する秒針駆動モータ830と、が設けられている。
時針駆動モータ810、分針駆動モータ820、秒針駆動モータ830は、現時刻表示モードでは通常の現時刻を各指針720〜740によって表示させるように駆動しており、また、クロノグラフモードではストップウォッチとして各指針720〜740にて経過時間の表示をさせるように駆動する。
さらに、各モータ810〜830は、電波受信モードにおいて受信アンテナ300にて標準電波を受信している最中も駆動を継続して各指針720〜740にて通常時刻の表示をさせるように駆動を継続する。
ただし、分針駆動モータ820は、通常は10秒に1パルスの駆動によって分針513および時針512を駆動させるが、受信アンテナ300にて標準電波が受信されている最中は駆動周期を長くし、60秒に一回の駆動を行う。
また、分針駆動モータ820は、標準電波の受信中も駆動を継続するが、電波の受信中は駆動周期を長くする小駆動モータである。
そして、時針駆動モータ810の方が分針駆動モータよりも駆動周期が長いため、分針駆動モータ820が第1少駆動モータであり、時針駆動モータ810が第2少駆動モータである。
秒針駆動モータ830は、駆動周期が短いモータであり多駆動モータである。
受信アンテナ300が12時側で地板285の外周に近接して配置されている。
受信アンテナ300の向きは3時から9時の方向に平行である。
時針駆動モータ810は、1時方向で受信アンテナ300よりも内側に配置されている。
分針駆動モータ820は、8時方向で地板285の外周に近接して配置されている。
秒針駆動モータ830が6時方向で地板285の外周に近接して配置されている。
(15)時針駆動モータ810は、受信アンテナ300にて電波を受信している最中にも通常駆動時の駆動を継続するので、電波受信中に完全に情報の表示を中止させることなく必要な情報を表示部に表示させることができる。
そして、時針駆動モータ810は、時針720を駆動するモータであって、駆動周期が長いので磁界を発生する回数が少なく、時針駆動モータ810が受信アンテナ300の近くに配置されていても受信アンテナ300での電波受信に与える影響は小さい。
駆動周期が短く磁界の発生頻度の高いモータ(分針駆動モータ820)が受信アンテナ300から遠い位置に配置されており、すなわち、少駆動モータのなかでも駆動回数が多く磁界の発生頻度が多いモータ(分針駆動モータ820)を受信アンテナ300から遠い位置に配置させている。
その結果、受信アンテナ300への磁界の影響を少なくして受信アンテナ300の受信性能を高く維持することができる。
例えば、受信アンテナにて受信する電波は標準電波に限られず、種々の無線情報であってもよい。
複数の電磁モータの駆動パターンとしては上記実施形態に限定されないことはもちろんである。通常の時、分、秒の表示の他、クロノグラフ時、クロノグラフ分、クロノグラフ秒を表示させるための複数の電磁モータの駆動パターンは適宜設定されればよい。
上記実施形態においては、時計バンドと受信アンテナとの位置関係については説明しなかったが、時計用バンドがSUS(ステンレス鋼)、チタン合金、金合金、真鍮などの導電性材料を含んで形成されている場合、受信アンテナ300と時計用バンドとは時刻視認方向で重ならない位置関係に配設されていることが望ましい。すなわち、時刻視認方向から見ると、時計用バンドは時計体の略中心を通って長手方向がアンテナコイルの軸線に略平行に設けられ、時計用バンドの幅はアンテナ300に重ならない程度の広さに形成されていることが好ましい。このような構成において、腕時計用バンドが導電性材料であれば標準電波が時計用バンドにも引き寄せられてしまうが、時計用バンドとアンテナ300とが重ならないので、時計用バンドがアンテナ300の鎖交磁束に与える影響を小さくすることができる。
Claims (16)
- 電波を受信する受信アンテナと、
複数の指針によって複数の情報を表示する表示部と、
前記複数の指針をそれぞれ駆動する複数の電磁モータと、を備えた電子時計であって、
前記電磁モータとして、
電波受信中における駆動回数が比較的多い多駆動モータと、
電波受信中における駆動回数が前記多駆動モータに比べて少ないかあるいは駆動停止される少駆動モータと、が設けられ、
平面視および/または断面視において前記多駆動モータは前記少駆動モータよりも前記受信アンテナから遠い位置に配置されている
ことを特徴とする電子時計。 - 電波を受信する受信アンテナと、
複数の指針によって複数の情報を表示する表示部と、
前記複数の指針をそれぞれ駆動する複数の電磁モータと、を備えた電子時計であって、
前記電磁モータとして、
電波受信中における駆動時の出力パルス数が比較的多い多駆動モータと、
電波受信中における駆動時の出力パルス数が前記多駆動モータに比べて少ないかあるいは出力パルス数がゼロとなる少駆動モータと、が設けられ、
平面視および/または断面視において前記多駆動モータは前記少駆動モータよりも前記受信アンテナから遠い位置に配置されている
ことを特徴とする電子時計。 - 電波を受信する受信アンテナと、
複数の指針によって複数の情報を表示する表示部と、
前記複数の指針をそれぞれ駆動する複数の電磁モータと、を備えた電子時計であって、
前記電磁モータとして、
前記電波受信中において比較的大きな駆動電力で駆動される多駆動モータと、
前記電波受信中において前記多駆動モータの駆動電力よりも小さな駆動電力で駆動されるかあるいは駆動停止される少駆動モータと、が設けられ、
平面視および/または断面視において前記多駆動モータは前記少駆動モータよりも前記受信アンテナから遠い位置に配置されている
ことを特徴とする電子時計。 - 電波を受信する受信アンテナと、
複数の指針によって複数の情報を表示する表示部と、
前記複数の指針をそれぞれ駆動する複数の電磁モータと、を備えた電子時計であって、
駆動モータコイルまたはステータの長さがより長い長電磁モータと、駆動モータコイルまたはステータの長さがより短い短電磁モータと、が設けられ、
平面視および/または断面視において前記長電磁モータが前記短電磁モータに比べて、前記受信アンテナから遠い距離に配置されている
ことを特徴とする電子時計。 - 請求項4に記載の電子時計において、
前記長電磁モータは、電波受信中における駆動回数がより多い多駆動モータであり、
前記短電磁モータは、電波受信中における駆動回数が前記多駆動モータに比べて少ないかあるいは駆動停止される少駆動モータである
ことを特徴とする電子時計。 - 請求項4に記載の電子時計において、
前記長電磁モータは、
電波受信中における駆動時の出力パルス数が多い多駆動モータであり、
前記短電磁モータは、電波受信中における駆動時の出力パルス数が前記多駆動モータに比べて少ないかあるいは出力パルス数がゼロとなる少駆動モータである
ことを特徴とする電子時計。 - 請求項4に記載の電子時計において、
前記長電磁モータは、前記電波受信中において比較的大きな駆動電力で駆動される多駆動モータであり、
前記短電磁モータは、前記電波受信中において前記多駆動モータの駆動電力よりも小さな駆動電力で駆動されるかあるいは駆動停止される少駆動モータである
ことを特徴とする電子時計。 - 請求項1〜3、5〜7のいずれかに記載の電子時計において、
前記多駆動モータは、前記受信アンテナにて前記電波を受信している最中に受信状態を表示する指針を駆動させる
ことを特徴とする電子時計。 - 請求項1〜3、5〜8のいずれかに記載の電子時計において、
前記少駆動モータは、前記受信アンテナにて前記電波を受信しない通常駆動時において前記多駆動モータよりも長い駆動周期で駆動し、
前記受信アンテナにて前記電波を受信している最中にも通常駆動時の駆動を継続する
ことを特徴とする電子時計。 - 請求項9に記載の電子時計において、
前記少駆動モータとして第1少駆動モータと、
前記少駆動モータよりも駆動周期が長い第2少駆動モータと、が設けられ、
前記第1少駆動モータは前記第2駆動モータよりも前記受信アンテナから遠い位置に配置されている
ことを特徴とする電子時計。 - 請求項10に記載の電子時計において、
前記多駆動モータは秒針駆動用モータであり、
前記第1少駆動モータは分針駆動用モータであり、
前記第2少駆動モータは時針駆動用モータである
ことを特徴とする電子時計。 - 請求項10または請求項11に記載の電子時計において、
前記第1少駆動モータは、前記受信アンテナにて前記電波を受信している最中には、通常の駆動周期よりも長い駆動周期で駆動する
ことを特徴とする電子時計。 - 請求項1〜3、5〜8、12のいずれかに記載の電子時計において、
前記受信アンテナの端部の近傍に前記少駆動モータが配置され、
前記少駆動モータのモータコイルは、前記少駆動モータのステータと前記受信アンテナとの間に配置されている
ことを特徴とする電子時計。 - 請求項1〜3、5〜13のいずれかに記載の電子時計において、
前記少駆動モータは、
誘起磁界を生じるモータコイルと、
前記モータコイルからの誘起磁界を伝達するステータと、
前記ステータの孔部分に回転自在に配置されて誘起磁界によって回転されるロータと、を備え、
前記少駆動モータは、前記受信アンテナのコイルの軸線方向に対し前記少駆動モータのモータコイルの軸線が60度以上120度以下で交差する向きで配置されている
ことを特徴とする電子時計。 - 請求項1〜3、5〜14のいずれかに記載の電子時計において、
前記少駆動モータは、
誘起磁界を生じるモータコイルと、
前記モータコイルからの誘起磁界を伝達するステータと、
前記ステータの孔部分に配置されて誘起磁界によって回転されるロータと、を備え、
前記ロータは二極に着磁されており、
このロータが安定に停止された際の磁極方向は、前記受信アンテナのコイルコアに流入する磁束線の方向に対して略直交または略平行である
ことを特徴とする電子時計。 - 請求項1〜3、5〜15のいずれかに記載の電子時計において、
金属で構成された外装ケースと、
金属で構成された裏蓋と、
非導電性材料で構成された文字板と、を備え、
断面視において前記受信アンテナは前記文字板側に配置され、かつ、前記多駆動モータは前記裏蓋側に配置されている
ことを特徴とする電子時計。
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