JP2007132297A - スクロール型流体機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】アルミニウムを主成分とする材料で形成されて表面がアルマイト処理された可動スクロールを用い、手間をかけることなくハウジングなどの摺動面の摩耗を低減して耐久性の優れたスクロール型流体機械を提供する。
【解決手段】可動スクロール30が、アルミニウムを主成分とする材料で形成され、一方の面が、ハウジングを構成する駆動ケーシング4に対して摺動可能に設けられた端板34及び同端板34の他方の面に固定されたうず巻壁36を有しており、可動スクロール30は、その表面にアルマイト処理が施されると共に、端板34の前記一方の面に、アルマイト処理の後に加圧処理を施して表面の平滑化が行われている。
【選択図】図1

Description

本発明は、固定スクロールと可動スクロールとを組み合わせ、流体の吸入および排出を行うスクロール型流体機械に関する。
このようなスクロール型流体機械は、例えば空調装置用の圧縮機などとして従来から知られている。空調装置用スクロール型圧縮機においては、固定スクロールのうず巻壁と可動スクロールのうず巻壁との間に閉塞空間を形成し、可動スクロールをその軸線方向に平行な回転軸を中心とする円軌道上に公転運動させることにより、前記閉塞空間の容積を変化させて冷媒の吸入、圧縮および排出を行う。
軽量化や小型化を目的として、圧縮機の固定スクロールや可動スクロールを、アルミニウムを主成分とする材料で形成した場合、上記圧縮を行う際に可動スクロールと固定スクロールのうず巻壁同士が比較的高い接触圧で摺動すると、双方のうず巻壁が変形して凝着し、両うず巻壁の摺動面が焼き付いてしまうという問題があった。
このような問題を解消するため、アルミニウムを主成分とする材料で形成された可動スクロールと固定スクロールの摺動表面に、硬質皮膜処理としてアルマイト処理を施した場合には、アルマイト処理された表面が粗くなる上、互いに硬質の表面で摺動するため、両スクロールの摺動接触部分が相互に攻撃しあって、摩耗の助長や摺動抵抗の増大といった問題が発生する。
そこで、可動スクロールの摺動面にのみアルマイト処理を施し、固定スクロールの摺動面はアルミニウムの素地のままとすることにより、上記問題を解決したスクロール型圧縮機が知られている(例えば特許文献1、特許文献2)。
このようなスクロール型圧縮機においては、固定スクロールの摺動面がアルミニウムの素地のままで比較的軟質であるため、アルマイト処理された可動スクロールの摺動面が摺動する際に、固定スクロールの摺動面が接触圧を吸収するように変形することにより上記問題が解消される。
特公昭63−32992号公報 実開昭59−142481号公報
可動スクロールは、その公転運動により固定スクロールとの間に形成した閉塞空間で冷媒の圧縮を行う際、閉塞空間内の冷媒圧力を受けるため、可動スクロールには固定スクロールからその軸線方向に離間させるように大きなスラスト荷重が加わる。
そして、このようなスラスト荷重は圧縮機のハウジングによって支持されており、可動スクロールは、その公転運動の際に大きなスラスト荷重を受けた状態で、ハウジングに対して摺動する。圧縮機のハウジングは一般的に鋳鉄などで形成されており、大きなスラスト荷重と相俟って、ハウジングの可動スクロールとの摺動面については、可動スクロールとの接触圧を十分に吸収できず、アルマイト処理された可動スクロールの表面がハウジングの摺動面を攻撃し、摩耗の助長や摺動抵抗の増大といった問題が発生する。このような問題は、可動スクロールとハウジングとの間にスラストメタルを介装させた場合にも、このスラストメタルにおいて同様に発生する。
このような問題を解消するためには、アルミニウムで形成された可動スクロールの表面をアルマイト処理する際に、ハウジングとの摺動面をマスキングして、同摺動面にアルマイト処理が施されないようにするか、一旦アルマイト処理を施した後に、ハウジングとの摺動面を切削してアルマイト面を除去する必要がある。
可動スクロールのハウジングとの摺動面をアルマイト処理しないようにするには、摺動面のマスキングやアルマイト処理後のマスキング除去作業が必要となり、作業に手間がかかりコストも増大するという問題がある。また、一旦アルマイト処理をした後に、これを切削除去する場合も切削作業に時間がかかり切削粉の除去などに手間がかかるという問題がある。
本発明は上記の事情に基づいてなされたものであり、その目的とするところは、アルミニウムを主成分とする材料で形成されて表面がアルマイト処理された可動スクロールを用い、手間やコストをかけることなくハウジングなどの摺動面の摩耗を低減して耐久性の優れたスクロール型流体機械を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明のスクロール型流体機械は、アルミニウムを主成分とする材料で形成され、第1端板の一方の面に固定された第1うず巻壁を有し、ハウジングに固定された固定スクロールと、アルミニウムを主成分とする材料で形成され、一方の面が前記ハウジングに対して摺動可能に設けられた第2端板及び同第2端板の他方の面に固定された第2うず巻壁を有し、前記第2端板の前記他方の面を前記第1端板の前記一方の面と対向させると共に、第2うず巻壁の壁面が前記第1うず巻壁の壁面と接触した状態で、その軸線方向に平行な回転軸を中心とする円軌道上を公転運動可能に配設された可動スクロールと、前記可動スクロールを駆動して前記公転運動を行わせる駆動手段とを具備し、前記第1うず巻壁と前記第2うず巻壁との間に閉塞空間を形成し、前記可動スクロールの前記公転運動により前記閉塞空間の容積を変化させて流体の吸入および排出を行うスクロール型流体機械において、前記可動スクロールは、その表面にアルマイト処理が施されると共に、前記第2端板の前記一方の面に、前記アルマイト処理の後に加圧処理を施して表面の平滑化が行われていることを特徴とする(請求項1)。
このようなスクロール型流体機械では、可動スクロールの表面のうち、ハウジングとの摺動面にもアルマイト処理が施され、その後加圧処理にて前記摺動面の平滑化が行われるので、可動スクロールの摺動面が相手側の摺動面を攻撃して摩耗を助長することがなくなり、摺動抵抗が増大することもない。
上記の構成において、より具体的には、前記加圧処理が、前記第2端板の前記一方の面に荷重をかけて面押しを行うもの(請求項2)、或いは前記第2端板の前記一方の面にサンドブラスト処理を行うものである(請求項3)。
上記の構成において、前記可動スクロールは、前記第2端板の前記他方の面にも前記アルマイト処理の後に前記加圧処理が施されているのが好ましく(請求項4)、また、前記第1端板の前記一方の面と摺動する前記第2うず巻壁の端部にも前記アルマイト処理の後に前記加圧処理が施されているのが好ましい(請求項5)。
また、上記の構成において、前記第2うず巻壁の端部には前記第2うず巻壁と前記第1端板との間のシールを行うシール部材を収納するための凹部が形成されており、この凹部内も前記アルマイト処理の後に前記加圧処理が行われているのが好ましい(請求項6)。
請求項1乃至3のスクロール型流体機械によれば、アルマイト処理された可動スクロールの摺動面に加圧処理を施すことによって平滑化されているので、ハウジングの摺動面における摩耗の助長や摺動抵抗の増大といった問題を防止するためにハウジングとの摺動面をマスキングして、同摺動面にアルマイト処理が施されないようにしたり、一旦アルマイト処理を施した後に、ハウジングとの摺動面を切削してアルマイト面を除去したりする必要がなくなる。従って、手間やコストをかけることなくハウジングなどの摺動面の摩耗を低減して耐久性の優れたスクロール型流体機械を実現することができる。
また、請求項4および5のスクロール型流体機械によれば、固定スクロールの第1うず巻壁端部が摺動する第2端板の他方の面や、固定スクロールの第1端板と摺動する第2うず巻壁の端部もアルマイト処理の後に加圧処理がなされることにより、これら摺動部分の摩耗を低減し、より一層耐久性の優れたスクロール型流体機械を実現することができる。
特に請求項6のスクロール型流体機械によれば、第2うず巻壁の端部には第2うず巻壁と第1端板との間のシールを行うシール部材を収納するための凹部が形成されており、この凹部内に収容されたシール部材により第2うず巻壁と第1端板との間のシール性が向上するが、この凹部内もアルマイト処理の後に加圧処理が施されることにより、シール部材の摩耗を抑制し、より耐久性の優れたスクロール型流体機械を実現することができる。
本発明の1実施形態について図1乃至3に基づき以下に説明する。
図1はスクロール型流体機械としての圧縮機を示し、この圧縮機は例えば車両用空調装置の冷凍回路に組み込まれ、冷凍回路の冷媒(流体)を圧縮するために使用される。
圧縮機はハウジング2を備え、このハウジング2は駆動ケーシング4及び圧縮ケーシング6からなる。これらケーシング4,6は複数の連結ボルト8により相互に連結されている。
駆動ケーシング4内には駆動軸10が配置され、この駆動軸10は圧縮ケーシング6側に大径端部12を有し、この大径端部12から小径軸部14が延びている。大径端部12はニードル軸受16を介して駆動ケーシング4に回転自在に支持され、小径軸部14はボール軸受18を介して駆動ケーシング4に回転自在に支持されている。更に、小径軸部14にはボール軸受18と大径端部12との間にリップシール20が取付けられ、このリップシール20は小径軸部14に相対的に摺接し、駆動ケーシング4内を気密に区画している。
駆動軸10における小径軸部14は駆動ケーシング4から突出し、その突出端に電磁クラッチ22を内蔵した駆動プーリ24が取付けられており、この駆動プーリ24は、軸受26を介して駆動ケーシング4に回転自在に支持されている。
駆動プーリ24は車両のエンジンからの動力を受けて回転され、駆動プーリ24の回転はその電磁クラッチ22を介して駆動軸10に伝達可能である。従って、エンジンの駆動中、電磁クラッチ22がオン作動されれば、駆動軸10は駆動プーリ24とともに回転される。
一方、圧縮ケーシング6内にはスクロールユニット28が収容され、このスクロールユニット28は可動スクロール30及び固定スクロール32を備えている。固定スクロール32はアルミニウムを主な成分とするアルミニウム合金からなり、第1端板としての端板38と、この端板38に一体に形成された第1うず巻壁としてのうず巻壁40とから形成されている。この固定スクロール32については、その表面に硬質アルマイト処理は行わず、アルミニウム合金の素地のままとなっている。
また可動スクロール30は固定スクロールと同様にアルミニウム合金からなり、第2端板としての端板34と、この端板34に一体に形成された第2うず巻壁としてのうず巻壁36とから形成されている。この可動スクロール30は、その表面全体に硬質アルマイト処理が施され、表面硬度の向上が図られている。
図1から明らかなように可動スクロール30及び固定スクロール32は端板34と端板38とが互いに対向し、且つ、うず巻壁36とうず巻壁40とが互いに噛み合うようにして配置され、これにより、うず巻壁36とうず巻壁40との間に圧力室42が形成されている。この圧力室42の容積は、可動スクロール30がその軸線方向に平行な回転軸を中心とする円軌道上を公転運動すること、すなわち固定スクロール32に対して可動スクロール30が旋回運動することに伴い増減され、これにより、圧力室42内への冷媒の吸込工程及び冷媒の圧縮/吐出工程が実行される。
上述した可動スクロール30に上記公転運動を付与するため、可動スクロール30の端板34には駆動ケーシング4内に突出するボス44を有し、このボス44はニードル軸受46を介して偏心ブッシュ48に回転自在に支持されている。この偏心ブッシュ48はクランクピン50に支持されており、このクランクピン50は駆動軸10の大径端部12から偏心した状態で突出している。また、偏心ブッシュ48にはカウンタウエイト52が取付けられており、駆動軸10が回転されると、カウンタウエイト52によってバランスを保った状態で、クランクピン50及び偏心ブッシュ48を介して可動スクロール30が上記公転運動を行う。
一方、固定スクロール32は圧縮ケーシング6内にて固定されており、端板38と圧縮ケーシング6の内壁との間にて吐出室60が形成されている。この吐出室60は固定スクロール32の吐出ポート62及び吐出弁64を通じて圧力室42に連通可能である。
より詳しくは、吐出ポート62は端板38の中央に貫通して形成され、吐出弁64により開閉される。吐出弁64は吐出室60側から吐出ポート62を開閉するリード弁体66と、このリード弁体66の開度を規制するストッパプレート68とからなり、これらリード弁体66及びストッパプレート68は共に取付けねじ70を介して端板38に取付けられている。
圧縮ケーシング6の外周壁とスクロールユニット28との間には吸入室72が形成され、そして、図1には示されていないが、圧縮ケーシング6の外周壁には吸入室72及び吐出室60のそれぞれに連通する吸込口及び吐出口が形成されている。吸込口は冷凍回路の蒸発器に冷媒管路を介して接続され、吐出口は冷凍回路の凝縮器に接続される。
上述したスクロール型圧縮機によれば、駆動軸10の回転に伴い可動スクロール30が公転運動し、この際、可動スクロール30の自転は図示しない自転阻止手段により阻止された状態にある。可動スクロール30の公転運動は前述した圧力室42を吐出ポート62に対して接離する方向に周期的に移動させ、これに伴い、圧力室42の容積が増減される。この結果、吸入室72から圧力室42内に冷媒が吸い込まれ、そして、吸い込まれた冷媒は圧力室42が吐出ポート62に向けて移動し、その容積が減少していく過程にて圧縮される。そして、圧力室42が吐出ポート62に達すると、圧力室42内の冷媒の圧力は吐出弁64の締切圧に打ち勝って吐出弁64を開き、圧縮冷媒が圧力室42から吐出ポート62を通じて吐出室60内に吐出される。
上述した冷媒の圧縮/吐出工程において、圧力室42内の冷媒圧力が高圧になることから、可動スクロール30は固定スクロール32から離間する方向に向けて大きなスラスト荷重を受け、このようなスラスト荷重は、ハウジング2を構成する駆動ケーシング4に形成された支持面54によって支持される。
より具体的には、可動スクロール30は、端板34のうず巻壁36とは反対側の面のうち、ボス44の外側の部分、すなわち図2中に示す摺動面34aで駆動ケーシング4の支持面54に摺動することにより、上記スラスト荷重が駆動ケーシング4に支持される。この摺動面34aは、その製造工程において、プレス機により加圧処理を受けて面押しされることにより、硬質アルマイト処理面の平滑化が施されている。従って、硬質アルマイト処理が施された摺動面であっても駆動ケーシング4の支持面54を攻撃して摩耗を助長したり、摺動抵抗を増大させたりすることがない。
また、可動スクロール30の端板34におけるうず巻壁36側の面のうち、うず巻壁36の間に位置する部分、すなわち図2中に示す摺動面34bが、固定スクロール32に設けられたうず巻壁40の端部とシール部材80を介して摺動するが、この摺動面34bについても摺動面34aと同様に、その製造工程において、プレス機により加圧処理を受けて面押しされることにより、硬質アルマイト処理面の平滑化が施されている。従って、硬質アルマイト処理が施された摺動面であっても、うず巻壁40の端部やシール部材80を攻撃して摩耗を助長したり、摺動抵抗を増大させたりすることがない。
さらに、可動スクロール30に設けられたうず巻壁36の端部はシール部材82を介して固定スクロールの端板38と摺動する。図3は図2中の2点鎖線で囲まれた部分を拡大して示すものであるが、うず巻壁36の端部には上記シール部材82を介装するための凹所が形成されており、この凹所の面36aと固定スクロール38の端板38との間にシール部材82が介装される。
上記面36aに対しても、その製造工程において、プレス機により加圧処理を受けて面押しされることにより、硬質アルマイト処理面の平滑化が施されている。また、うず巻壁36の末端部36bについても、同様に加圧処理を受けることにより、硬質アルマイト処理面の平滑化が施されている。従って、うず巻壁36の端部に硬質アルマイト処理が施されていても、シール部材82や固定スクロール32における端板38の摺動面を攻撃して摩耗を助長したり、摺動抵抗を増大させたりすることがない。
上記実施形態では、加圧処理としてプレス機による面押しを適用したが、加圧処理はこれに限られるものではなく、加圧処理を行う面に、サンドブラストにより砂などの粒子を所定圧力で吹き付けることによって、硬質アルマイト処理面を加圧し平滑化しても良い。
また、加圧処理を行う面に対し一括して加圧処理を行わずに、表面を分割して順次治工具などで押圧するようにしても良い。
上記実施形態では可動スクロール30の端板34が直接駆動ケーシング4の支持面54に摺動するようにしたが、端板34と支持面54との間にスラストプレートを介装し、このスラストプレートを介して端板34が支持面54に摺動するようにしても良い。この場合、端板34の硬質アルマイト面が加圧処理されて平滑化されているので、端板34がスラストプレートと摺動する際に、スラストプレートの摩耗の助長や摺動抵抗の増大が防止され、耐久性を向上させることができる。
また、上記実施形態では車両用空調装置に用いる圧縮機に適用した例を説明したが、車両用に限らず他の用途のスクロール型圧縮機に適用することが可能であるだけではなく、圧縮機以外にもスクロール型の流体機械であれば広く適用することが可能であり、同様の効果を得ることができる。
スクロール型流体機械としての圧縮機を示す縦断面図である。 図1の圧縮機に適用される可動スクロールの断面図である。 図2中、2点鎖線で囲んだ部分を拡大して示した断面図である。
符号の説明
2 ハウジング
4 駆動ケーシング
30 可動スクロール
32 固定スクロール
34 端板(第2端板)
36 うず巻壁(第2うず巻壁)
38 端板(第1端板)
40 うず巻壁(第1うず巻壁)
54 支持面

Claims (6)

  1. アルミニウムを主成分とする材料で形成され、第1端板の一方の面に固定された第1うず巻壁を有し、ハウジングに固定された固定スクロールと、
    アルミニウムを主成分とする材料で形成され、一方の面が前記ハウジングに対して摺動可能に設けられた第2端板及び同第2端板の他方の面に固定された第2うず巻壁を有し、前記第2端板の前記他方の面を前記第1端板の前記一方の面と対向させると共に、第2うず巻壁の壁面が前記第1うず巻壁の壁面と接触した状態で、その軸線方向に平行な回転軸を中心とする円軌道上を公転運動可能に配設された可動スクロールと、
    前記可動スクロールを駆動して前記公転運動を行わせる駆動手段とを具備し、
    前記第1うず巻壁と前記第2うず巻壁との間に閉塞空間を形成し、前記可動スクロールの前記公転運動により前記閉塞空間の容積を変化させて流体の吸入および排出を行うスクロール型流体機械において、
    前記可動スクロールは、その表面にアルマイト処理が施されると共に、前記第2端板の前記一方の面に、前記アルマイト処理の後に加圧処理を施して表面の平滑化が行われていることを特徴とするスクロール型流体機械。
  2. 前記加圧処理は、前記第2端板の前記一方の面に荷重をかけて面押しを行うものであることを特徴とする請求項1に記載のスクロール型流体機械。
  3. 前記加圧処理は、前記第2端板の前記一方の面にサンドブラスト処理を行うものであることを特徴とする請求項1のスクロール型流体機械。
  4. 前記可動スクロールは、前記第2端板の前記他方の面にも前記アルマイト処理の後に前記加圧処理が施されていることを特徴とする請求項1のスクロール型流体機械。
  5. 前記可動スクロールは、前記第1端板の前記一方の面と摺動する前記第2うず巻壁の端部にも前記アルマイト処理の後に前記加圧処理が施されていることを特徴とする請求項1のスクロール型流体機械。
  6. 前記第2うず巻壁の端部には前記第2うず巻壁と前記第1端板との間のシールを行うシール部材を収納するための凹部が形成され、同凹部内も前記アルマイト処理の後に前記加圧処理が行われていることを特徴とする請求項5のスクロール型流体機械。
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