JP2007132106A - ラッチ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】例えば、収納庫の扉などにおいて、扉を開けるとラッチ部分が突出しており、身体や衣服さらには物品を突出しているラッチ部分に引っ掛けることがあり、物品の出し入れに不都合であった。
【解決手段】相対的な位置関係を変更可能な第一部材及び第二部材の一方に取り付けられ、第一部材及び第二部材が第一の位置関係にある場合に解除状態にあり第二の位置関係にある場合にラッチ状態にあるラッチ装置1であって、第二の位置関係にある場合に第一部材及び第二部材の相対的な位置関係を変更不能にするラッチ本体1dと、ラッチ本体1dを付勢する付勢手段と、第一部材及び第二部材の一方の第一の位置関係から第二の位置関係への位置移動及び第二の位置関係から第一の位置関係への位置移動に伴い付勢手段によるラッチ本体1dに対する付勢方向を変更する変更手段とを備えてなる。
【選択図】図3

Description

本発明は、家具に使用されるラッチ装置に関するものである。
家具本体に設けた固定天板に対して展開位置と折畳位置との間で相対移動可能な折畳天板を備えた折畳天板付家具が知られている。その一例として、例えば特許文献1に示すように、展開位置にある折畳天板を支持し得る箱枠状の脚を、折畳天板及び固定天板の下面に連続して形成した第1案内溝と、家具本体に形成した第2案内溝とによってスライド移動可能に支持させたものが挙げられる。具体的には、脚の上端部から水平方向に延伸する折畳天板受けを前記第1案内溝に案内させるとともに、脚の中間部位から水平方向に延伸する横架材を第2案内溝に案内させることにより、脚をスライド移動させるようにしている。
このような折畳天板付家具にあって、折畳天板を折畳位置から不意に折畳天板が側方に振れないように、ラッチ機構を用いて折畳天板を脚に留めるように構成することも知られている。このような構成において使用されるラッチ機構としては例えば、特許文献2に記載のもののように、ラッチケースからラッチ本体のヘッド部が突出する構造のものが一般的である。
実開昭50−13916号公報 特開平8−184244号公報
ところが、特許文献2に記載のラッチ機構のように、ラッチ本体のヘッド部がラッチケースから突出している構造のものでは、取付場所によっては使用時に使用者のじゃまになることがある。例えば、特許文献1に記載の折畳天板付家具にあっては、折畳天板の下面にラッチ装置を取り付け、ラッチ装置のヘッド部が係合する係合部を例えば脚に設ける必要がある。このような構成であると、折畳天板を使用する場合つまり折畳天板を家具本体の側方に展開した場合に、折畳天板の下面にラッチ本体のヘッド部が露出している状態となる。このため、折畳天板の下側の下肢空間に使用者が脚を入れた場合に、そのヘッド部に接触して不具合を生じた。
本発明は、このような課題に着目してなされたものであって、主たる目的は、ラッチ本体が露出することなく目的の部材に取り付けることが可能なラッチ装置を提供することにある。
すなわち、本発明のラッチ装置は、相対的な位置関係を変更可能な第一部材及び第二部材の一方に取り付けられ、第一部材及び第二部材が第一の位置関係にある場合に解除状態にあり第二の位置関係にある場合にラッチ状態にあるラッチ装置であって、第二の位置関係にある場合に第一部材及び第二部材の相対的な位置関係を変更不能にするラッチ本体と、ラッチ本体を付勢する付勢手段と、第一部材及び第二部材の一方の第一の位置関係から第二の位置関係への位置移動及び第二の位置関係から第一の位置関係への位置移動に伴い付勢手段によるラッチ本体に対する付勢方向を変更する変更手段とを備えてなることを特徴とする。
本発明の構成によれば、付勢手段によるラッチ本体に対する付勢方向を、第一部材と第二部材との相対的な位置関係の変更に伴って変更手段により変更するものである。したがって、解除状態とラッチ状態とにおいて、ラッチ本体の姿勢あるいは位置を異なるものにすることが可能である。つまり、解除状態においてラッチ本体が収納された姿勢あるいは位置にしておき、ラッチ状態においてラッチ本体が少なくともその一部が露出する姿勢あるいは位置にすることが可能である。したがって、特別な操作をすることなく第一部材と第二部材とがその相対的な位置関係を変更できないラッチ状態とする場合以外はラッチ本体を隠しておくことが可能になる。
具体的には、ラッチ本体が、作用側端部にラッチ爪を備えて作用側端部が揺動可能であり、付勢手段が、ラッチ本体の作用側端部とは反対の端部に設けられる錘であるものが挙げられる。このような構成であれば、第一部材と第二部材との相対的な位置関係の変更に伴い、錘の自重によりラッチ本体が揺動し、作用側端部に対する付勢方向を変更することが可能になる。このような構成において、ラッチ本体の揺動を確実にするためには、変更手段が、ラッチ本体の作用側端部と錘との間に設けられる回動軸であるものが好ましい。
未使用時に障害とならないようにするためには、ラッチ本体が、第一の位置関係において取り付けられている部材の内部に収容されるものが好ましい。このような構成にあっては、使用時に作動するようにするには、ラッチ本体が、第二の位置関係において取り付けられている部材から作用側端部を突出するものが好適である。
本発明は、以上説明したような構成であり、付勢手段によるラッチ本体に対する付勢方向を、第一部材と第二部材との相対的な位置関係の変更に伴って変更手段により変更することにより、解除状態とラッチ状態とにおいて、ラッチ本体の姿勢あるいは位置を異なるものにすることができる。したがって、解除状態においてラッチ本体が収納された姿勢あるいは位置にしておき、ラッチ状態においてラッチ本体が少なくともその一部が露出する姿勢あるいは位置にすることができ、特別な操作をすることなく第一部材と第二部材とがその相対的な位置関係を変更できないラッチ状態とする場合以外はラッチ本体を隠しておくことができる。
以下、本発明の一実施形態を、図1〜6を参照して説明する。
本実施形態に係るラッチ装置1は、図1,2に示すように、家具である折畳天板付ワゴンWGNに取り付けられている。折畳天板付ワゴンWGNは、第一部材であるワゴン本体2と、ワゴン本体2の上面側に設けた固定天板3と、展開位置(DP)と折畳位置(FP)との間で折畳動作可能な第二部材である折畳天板4と、展開位置(DP)にある折畳天板4を支持する脚5と、ワゴン本体2と固定天板3との間に配置されて脚5の移動を案内する案内支持機構6と、折畳天板4を折畳位置(FP)から展開位置(DP)に移動させる際に折畳天板4を上方向に向けて付勢する駆動手段であるガススプリング7と、折畳位置(FP)において折畳天板4をワゴン本体2の右側壁2aに静止させるラッチ装置1とを備えたものである。この折畳天板付ワゴンWGNは、ワゴン本体2の下面に取り付けられたキャスタ8により移動可能に構成されている。
ワゴン本体2は、それ自体の構成は限定されるものではないが、折畳天板4が折り畳まれる折畳位置(FP)側の側壁(右及び/又は左側壁)は、ラッチ装置1のラッチ状態を解除する解除機構9を配置する空間を有するものが好ましい。この実施形態においては、右側壁2a内に解除機構9を収納している。解除機構9については後述する。
脚5は、下端が連結された二本の円柱体からなる脚本体5aと、脚本体5aの上端において結合されワゴン本体2に対して脚本体5aを進退させるとともに折畳天板4をその長手方向において支持する水平支持部材5bとを備えている。脚本体5aは、水平支持部材5bの延出側の端部を支持するものである。水平支持部材5bは、折畳天板4が折畳位置(FP)にある場合には案内支持機構6内に退避しており、折畳天板4が展開位置(DP)に移動された場合に、案内支持機構6に案内されて折畳天板4の幅方向のほぼ中央を支持しながら所定位置まで延出するものである。
ガススプリング7は、延出された水平支持部材5bより外側つまり折畳天板4の幅方向の縁部側の、折畳天板4の下面4aに設けられたチャネル部材7aの内側に配置してある。これにより、ガススプリング7は、作動時及び非作動時の両方においてチャネル部材7aの外側には現れず、折畳天板4の下方の下肢空間となる空間を狭くすることがないように取り付けてある。このガススプリング7は、折畳天板4を展開位置(DP)から折畳位置(FP)に移動させる際には付勢力を発生しない構成になっている。
ラッチ装置1は、このガススプリング7を取り付けているチャネル部材7aのワゴン本体2とは反対側の端部に取り付けてある。この実施形態においては、ラッチ装置1は、このチャネル部材7aの端部に取り付けられる以外に、延出された水平支持部材5bを挟んで反対側の対応する位置にも取り付けてある。したがって、ラッチ装置1は、折畳天板4に2個取り付けられているものである。
ラッチ装置1は、ケース1aと、ケース1a内部に揺動可能に取り付けられるラッチ本体1bと、ラッチ本体1bをケース1aに取り付ける取付軸1cと、ラッチ本体1bに一体的に取り付けられる錘1dとを備えている。ケース1aは、例えばプラスチック製のブロック体で、図3に示すように、折畳天板4が展開位置(DP)にある場合、つまりラッチ装置1が作動していない解除状態(ラッチ本体1bがラッチ動作のために他の部材すなわちワゴン本体2に係合していない状態)において、ラッチ本体1bを収納するに十分な内部空間を有している。ケース1aの内部空間には、折畳天板4が展開位置(DP)にある場合のラッチ本体1bの揺動を禁止する傾斜面1aa、及び折畳天板4が折畳位置(FP)にある場合のラッチ本体1bの揺動を禁止する平坦面1abが形成してある。
ラッチ本体1bは、板体からなり、一方の端部すなわち作用側端部1baが鉤型に形成されており、取付軸1cを挟んで作用側端部1baとは反対側の他方端部に錘1dが取り付けられてなる。具体的には、ラッチ本体1bは、作用側端部1baに解除機構9が作用する解除用凸部1bb、その解除用凸部1bbに連続してワゴン本体2と係合する鉤部1bc、鉤部1bcに連続して取付軸1cが取り付けられる軸部1bd、及び軸部1bdに連続し軸部1bdより幅広で錘1dが取り付けられる錘部1beを備えている。解除用凸部1bbは、解除機構9を構成する解除バー9aが接触する長さに形成してある。鉤部1bcは、ワゴン本体2の右側壁2aに設けられたスリット2bに引っ掛かる(係合する)ように形成してある。軸部1bdは、その中央に取付軸1cが貫通するように貫通孔(図示しない)が設けてある。錘部1beは、錘1dの取付位置をラッチ本体1bの取付軸1cの中心を通る長手軸線LLから偏倚させるために、幅広に形成してある。
この錘部1beにおける錘1dの取付位置は、傾斜面1aaに接触している状態のラッチ本体1bが、折畳天板4の位置の移動に伴ってケース1aの傾斜面1aaから離れるタイミング言い換えれば折畳天板4の位置もしくは姿勢に関係している。折畳天板4を展開位置(DP)に配置している場合、図3に示すように、ラッチ本体1bはケース1aの傾斜面1aaに接触している。この状態では、錘1dがラッチ本体1bの長手軸線LLよりも下側で、かつ取付軸1cの中心を通る水平線HLよりも上側に位置するように、錘1dの取付中心の位置が設定される。
このような錘1dの取付位置に対して、折畳天板4の下面4aに対して傾斜している傾斜面1aaの傾斜角度は、折畳天板4が展開位置(DP)から折畳位置(FP)の近傍まで移動した時点で、ラッチ本体1bに対する付勢方向が変更されてラッチ本体1bの鉤部1bcがケース1aから突出するように設定されている。つまり、折畳天板付ワゴンWGNが水平な床FLに置いてある場合に、傾斜面1aaが垂直線と一致するまでは鉤部1bcが傾斜面1aaに接触している状態を維持するように、折畳天板4の下面4aに対して傾斜面1aaの角度が設定してある。これに対して平坦面1abは、ラッチ本体1bが揺動して鉤部1bcをケース1aから突出した状態で、ラッチ本体1bの長手軸線LLが折畳天板4の下面4aに垂直な状態を上回って揺動することを禁止するように形成してある。
解除機構9は、一対の解除バー9a,9aと、解除バー9a,9aを連動させる連動ピン9bと、一方の解除バー9aを下方に付勢するスプリング9cと、それぞれの解除バー9a,9aを揺動可能に支持する支持軸9d,9dとを備えている。それぞれの解除バー9a,9aの相互に重なり合う端部には、連動ピン9bが貫通する長孔9eが設けてある。この解除機構9は、常時は一方の解除バー9aがスプリング9eにより下方向に付勢され、その付勢力が連動ピン9bを介して他方の解除バー9aに作用して両方の解除バー9a,9aが水平な状態を維持しており、この水平な状態ではスリット2bからラッチ本体1bの作用側端部1baが進入してきても、解除用凸部1bbに接触しない。そして、ラッチ本体1bの作用側端部1baがスリット2bから進入してラッチ状態にある場合に、連動ピン9bを引き上げると連動ピン9bがそれぞれの長孔9e,9e内で摺動してそれぞれの解除バー9a,9aの相互に重なり合う端部が上昇し、反対に重なり合っていない端部が降下し、ラッチ本体1bの作用側端部1baの解除用凸部1bbを押し下げて、ラッチ装置1を解除するものである。
このような構成において、折畳天板4が水平支持部材5bを延出した状態の脚5において支持される展開位置(DP)にある場合、ワゴン本体2と折畳天板4とは第一の位置関係にありラッチ装置1は解除状態にある。この解除状態においては、図3に示すように、錘1dの重心はラッチ本体1bの取付軸1cの中心より上側に位置し、ラッチ本体1bの作用側端部1baが錘1dにより上向きつまりケース1aの傾斜面1aaに向かって付勢されている。そして、ラッチ本体1bは、その作用側端部1baがケース1aの傾斜面1aaに接触していることから、作用側端部1baが取付軸1cの中心より上に行かない状態で静止して、ラッチ本体1b全体がケース1a内に収納された状態に維持されるものである。したがって、折畳天板4を使用して作業をする場合に、折畳天板4の下の下肢空間を広くすることができ、使用者の脚にラッチ本体1bが接触することを防止することができる。
次に、折畳天板4が展開位置(DP)にある状態から、水平支持部材5bを案内支持機構6に案内させて退避させ、脚本体5aをワゴン本体2の右側壁2aに接触させ、脚5を退避させた状態で折畳天板4を折畳位置(FP)に向かって移動させる。この移動中にあっては、ラッチ本体1bの長手軸線LLが水平な床FLに対して垂直になるまでの間、錘1dによりケース1aの傾斜面1aaに向かって付勢されている。したがって、この移動の間、ラッチ本体1bはケース1aから突出することがない。
この後さらに折畳天板4をワゴン本体2側に移動させると、錘1dの重心と取付軸1cの中心とが水平な床FLに対して垂直な線上に並んだ直後に、錘1dの重心と取付軸1cの中心とを通る線分が水平な床FLに対して垂直な線を越えて折畳天板4の移動方向とは反対の方向に傾く。これによって、錘1dによるラッチ本体1bの作用側端部1baの付勢方向が、それまでの傾斜面1aa側から反対の方向に変更になる。したがって、ラッチ本体1bが取付軸1cを回転の中心として回転し、ラッチ本体1bの作用側端部1baがケース1aから突出するものである。
このようにラッチ本体1bは回転するが、ケース1aの平坦面1abに錘部1beが接触するので、ラッチ本体1bは折畳天板4の下面4aに対してほぼ垂直な角度を維持して静止するものである。このラッチ本体1bの突出状態は、折畳天板4がワゴン本体2の右側壁2aに接触する直前の位置において発生する。
そして、折畳天板4をほぼワゴン本体2の右側壁2aに接触する状態まで移動させると、ラッチ本体1bは上述の状態を維持しているので、ラッチ本体1bの作用側端部1baがワゴン本体2の右側壁2aに形成されたスリット2bに進入する。このようにしてラッチ本体1bの作用側端部1baがスリット2bに進入すると、図4に示すように、ワゴン本体2と折畳天板4とを第二の位置関係になりラッチ本体1bの鉤部1bcがスリット2bの上縁に係合しラッチ状態となる。
このように、ラッチ装置1は、折畳天板4の位置を展開位置(DP)から折畳位置(FP)に変更するための折畳天板4の移動に伴って、付勢手段である錘1dが変更手段である取付軸1cにより回転することによって位置を変更させられてラッチ本体1bに対する付勢方向を変更する。したがって、ラッチ装置1が作動する(ラッチ状態になる)まで、ラッチ本体1bはケース1a内に収納されているので、折畳天板4を移動する作業中にラッチ本体1bが作業を阻害することを防止することができる。
次に、折畳天板4を折畳位置(FP)から展開位置(DP)に移動させる場合は、解除機構9を作動させる。解除機構9は、連動ピン9bを上方に引き上げると、それぞれの解除バー9a,9aが支持軸9d,9dを中心にしてそれぞれ回転し、互いに重なり合っていない端部が降下することによりラッチ本体1bの解除用突起1bbを押し下げる。これにより、ラッチ本体1bの鉤部1bcがスリット2bの上縁から離れ、ラッチ装置1は解除状態になる。
この状態において、折畳天板4を展開位置(DP)に向かって移動させると、ケース1aから突出していたラッチ本体1bの作用側端部1baは、ラッチ本体1bが揺動することによりケース1a内に収納される。すなわち、折畳天板4を移動させると、錘1dの重心と取付軸1cの中心とが水平な床FLに対して垂直な線上に並んだ直後に、錘1dの重心と取付軸1cの中心とを通る線分が水平な床FLに対して垂直な線を越える。この時に、錘1dによるラッチ本体1bの付勢方向が、それまでの折畳天板4の下面4aにほぼ平行な方向から、折畳天板4の下面4aにほぼ垂直な方向に切り替わり、作用側端部1baがケース1aの傾斜面1aaに接触するまでラッチ本体1bが回転するものである。
したがって、ラッチ本体1bは、折畳天板4を折畳位置(FP)から少し移動させたワゴン本体2の右側壁2aの近傍の位置において、速やかにケース1a内に収納されるものである。それゆえ、折畳位置(FP)から展開位置(DP)に折畳天板4の位置を変更する場合においても、ラッチ本体1bがケース1aから突出していないために、折畳天板4を移動する作業を阻害すると言った不具合が生じることを確実に防止することができる。
なお、本発明は、以上に詳述した実施形態に限られるものではない。
錘1dは、ラッチ本体1bと一体に設けられるものであってもよい。この場合、錘の重心は、上記実施形態と同一位置に設定するものであり、取付軸1cから離れ、かつラッチ本体1bの長手軸線LLから偏倚した位置になるようにして一体に設けるものである。
次に例えば、図7,8に示すように、上記実施形態の錘1dの代わりに、ラッチ本体101bとは切り離されたほぼU字型の錘部材101eを付勢手段とするものであってもよい。具体的には、ラッチ本体101bは、上記実施形態と同じ形状のものを使用するもので、取付軸101cにより揺動可能にケース101aに取り付けてある。そして、錘の代わりに、錘部101beの長手軸線上LLに案内ピン101bfを設けるものである。この案内ピン101bfは、錘部材101eの切欠部101eaにスライド移動可能に係合するものである。錘部材101eは、切欠部101eaとは反対側の端部において、ケース101aに錘部材取付軸101fにより揺動可能に取り付けられるものである。錘部材取付軸101fは、ラッチ本体101bがケース101a内に収納されている状態において、案内ピン101bfよりワゴン本体2側で、ラッチ本体101bの取付軸101cより折畳天板4側に設けてある。
この例にあっては、ケース101aの内部に、ラッチ本体101bの揺動を禁止するように作用側端部101baに接触する水平平坦面101abと、作用側端部101baがケース101aから突出した場合に錘部101beに接触する垂直平坦面101acとが形成してある。この水平平坦面101abと垂直平坦面101acとにより、ラッチ本体101bは解除状態とラッチ状態との位置に静止するものである。
このような構成において、図7に示すように、折畳天板4が展開位置(DP)にある場合は、錘部材101eが案内ピン101bfをワゴン本体2側に向かう付勢力で付勢しているので、ラッチ本体101bはその作用側端部101baが水平平坦面101abに接触して静止している。そして、折畳天板4を展開位置(DP)から折畳位置(FP)に移動し始めると、錘部材101eは折畳天板付ワゴンWGNの置かれた水平な床FLに対して常に垂直な姿勢を保つように、錘部材取付軸101fにより回転し始める。このように錘部材101eが回転することにより、錘部材101eによるラッチ本体101bの付勢方向はそれまでのワゴン本体2側に向かう方向から、折畳天板4に向かう方向に変化する。したがって、錘部材101eが付勢手段を構成するとともに、錘部材取付軸101f、切欠部101ea及び案内ピン101bfが変更手段を構成するものである。
このような錘部材101eの動きに連動して案内ピン101bfが案内され、ラッチ本体101bが回転し始め、水平平坦面101abに接触していた作用側端部101baが水平平坦面101abから離れる。したがって、ラッチ本体101bの作用側端部101baがケース101aの外側に現れる。作用側端部101baは、折畳天板4の移動の状態に応じて徐々にケース101a外に出るものである。
そして、折畳天板4がワゴン本体2の右側壁2aに接近して折畳位置(FP)に到達する直前に、ラッチ本体101bの錘部101bcがケース101aの垂直平坦面101acに接触し、ラッチ本体101bの作用側端部101baが折畳天板4に対してほぼ垂直に突出した状態になり、作用側端部101baがワゴン本体2のスリット2bに進入する。これにより、ラッチ本体101bの鉤部101bcがスリット2bの上縁に係合して、ラッチ状態となる。
したがって、この例においても、上記実施形態と同様に、折畳天板4が展開位置(DP)にある場合にラッチ本体101bがケース101a内に収納されているので、折畳天板4下の下肢空間を広くすることができ、また折畳天板4をほぼワゴン本体2の右側壁近傍にまで移動した状態で、ラッチ本体101bの作用側端部101baが突出するので、折畳天板4の折畳作業を阻害することを防止することができる。
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本発明は、相対的な位置関係を変更可能な第一部材及び第二部材を備える家具に用いることができるもので、上述したような、家具本体に対して補助的に使用される天板を家具本体に一時的に固定する場合や、収納庫本体と、垂直方向において閉鎖し水平方向において開放される扉とを備える収納庫などにおいて、扉に取り付けて利用することができる。
本発明の実施形態を使用する折畳天板付ワゴンの折畳天板を展開位置に位置させた正面図。 同実施形態を使用する折畳天板付ワゴンの折畳天板を折畳位置に位置させた正面図。 同実施形態の解除状態を示す断面図。 同実施形態のラッチ状態を示す断面図。 同実施形態の折畳天板付ワゴンの右側壁内部の解除機構を示す側面図。 同実施形態の折畳天板付ワゴンの右側壁内部の解除機構が作動した状態を示す側面図。 本発明の変形例を示す図3相当図。 同変形例を示す図4相当図。
符号の説明
1…ラッチ装置
2…ワゴン本体
4…折畳天板
1b…ラッチ本体
1d…錘
1c…取付軸
DP…展開位置
FP…折畳位置

Claims (5)

  1. 相対的な位置関係を変更可能な第一部材及び第二部材の一方に取り付けられ、第一部材及び第二部材が第一の位置関係にある場合に解除状態にあり第二の位置関係にある場合にラッチ状態にあるラッチ装置であって、
    第二の位置関係にある場合に第一部材及び第二部材の相対的な位置関係を変更不能にするラッチ本体と、
    ラッチ本体を付勢する付勢手段と、
    第一部材及び第二部材の一方の第一の位置関係から第二の位置関係への位置移動及び第二の位置関係から第一の位置関係への位置移動に伴い付勢手段によるラッチ本体に対する付勢方向を変更する変更手段とを備えてなるラッチ装置。
  2. ラッチ本体が、作用側端部にラッチ爪を備えて作用側端部が揺動可能であり、付勢手段が、ラッチ本体の作用側端部とは反対の端部に設けられる錘である請求項1記載のラッチ装置。
  3. 変更手段が、ラッチ本体の作用側端部と錘との間に設けられる回動軸である請求項2記載のラッチ装置。
  4. ラッチ本体が、第一の位置関係において取り付けられている部材の内部に収容されるものである請求項1、2又は3に記載のラッチ装置。
  5. ラッチ本体が、第二の位置関係において取り付けられている部材から作用側端部を突出する請求項2、3、又は4記載のラッチ装置。
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