JP2010099356A - 折畳み式テーブル付き収納庫 - Google Patents
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Abstract
【課題】
収納庫本体の内部に天板と脚体を格納した格納態様と、天板と脚体を展開して天板の一端部を収納庫本体で支持するとともに、他端部を脚体で支持したテーブル態様とを実現可能な折畳み式テーブル付き収納庫を提供する。
【解決手段】
収納庫本体1に前面開放した格納空間を設け、天板2は第1天板8と第2天板9とが略中央部で蝶着して水平状態から上方へ屈曲して折り畳み可能であり、第1天板の基部を格納空間の両側面に水平な支軸で上下回動可能に取付け、第2天板の遊端部裏面に脚体3の上端を枢着するとともに、脚体の上下中間部と第1天板の蝶着部11寄り裏面とを連動杆4のそれぞれ端部に枢着する。収納庫本体に、水平状態の天板より上側の格納空間を開閉する回動扉5を設け、回動扉の下方に、上下一端部に天板を受け入れる切欠部28を設けた閉塞板6を上下反転して着脱自在に設けた。
【選択図】 図1
収納庫本体の内部に天板と脚体を格納した格納態様と、天板と脚体を展開して天板の一端部を収納庫本体で支持するとともに、他端部を脚体で支持したテーブル態様とを実現可能な折畳み式テーブル付き収納庫を提供する。
【解決手段】
収納庫本体1に前面開放した格納空間を設け、天板2は第1天板8と第2天板9とが略中央部で蝶着して水平状態から上方へ屈曲して折り畳み可能であり、第1天板の基部を格納空間の両側面に水平な支軸で上下回動可能に取付け、第2天板の遊端部裏面に脚体3の上端を枢着するとともに、脚体の上下中間部と第1天板の蝶着部11寄り裏面とを連動杆4のそれぞれ端部に枢着する。収納庫本体に、水平状態の天板より上側の格納空間を開閉する回動扉5を設け、回動扉の下方に、上下一端部に天板を受け入れる切欠部28を設けた閉塞板6を上下反転して着脱自在に設けた。
【選択図】 図1
Description
本発明は、折畳み式テーブル付き収納庫に係わり、更に詳しくは内部に天板と脚体を格納し、引き出してテーブルとして使用できる折畳み式テーブル付き収納庫に関するものである。
従来から、収納庫に折畳み式テーブルを組み込んだ家具は各種提供されている。例えば、収納庫の開閉扉がテーブルの天板を兼ね、天板を格納する際に天板と脚体を折り畳む構造のもの(特許文献1)、開閉扉が天板と脚体を兼ねる構造のもの(特許文献2)、収納庫に開閉扉とは別に回動天板を設け、収納庫の内部に天板と脚体を折畳んで格納した状態で開閉扉を閉じて隠蔽する構造のもの(特許文献3)などがある。
特許文献1には、前面の上下中間部を開放し、この開口部の下部にテーブル天板の一端部を枢支するとともに、天板の他端部外面に脚体を折り畳み可能に設け、天板を略垂直にして開口部を閉じた状態で、該天板の外面に沿うように脚体を折り畳んだ格納態様と、天板を水平に回動引き出すとともに、脚体を展開して床面に支持するテーブル態様とを実現する折畳み式テーブル付き収納庫が開示されている。しかし、この構造の収納庫は、格納態様で天板の外側に脚体が露出し、見苦しさは否定できない。
特許文献2には、前面開口した本体の中段位置に移動板を前後スライド移動可能に設けるとともに、該移動板の前縁に本体上段前面を閉止し得る開閉扉を枢着し、更に本体下段には前記開閉扉を水平状態において支持する横開き回動扉を設けた折畳み式テーブル付き収納庫が開示されている。この特許文献2に記載の収納庫は、前記開閉扉と回動扉を閉じて収納庫の前面開口部を閉じた格納態様と、開閉扉を移動板に対して水平になるように回動引き出し且つ移動板を奥部に押し込んで該開閉扉の一端部を収納庫内で支持するとともに、前記回動扉を半開き状態に開いてその上面で天板となる前記開閉扉の下面を支持するテーブル態様とを実現するものである。しかし、これら特許文献1、2に記載のものは、テーブル態様のときに収納庫の前面が開放されたままの状態となり、内部の棚を利用する場合には良いが、それ以外の場合は見苦しい。
特許文献3には、所定高さを有し、且つ前面側に開口部を有する収納庫本体の中央部に開閉自在に中央扉を設け、中央扉の下方へ延出する係合片を固定し、該係合片と当接して前傾自在となる補助扉を下部扉の上端に設け、テーブル天板の一端部を収納庫の内部に枢支するとともに、天板の他端部に折り畳み可能に脚体を設け、天板と脚体を収納庫内に垂直に配置し、中央扉を閉じた格納態様と、前記補助扉を前側へ倒して形成された空間を利用して前記天板を水平に配置するとともに、脚体を開いて接地して支持するテーブル態様とを、実現する折畳み式テーブル付き収納庫が開示されている。ここで、テーブル態様の場合に、前記中央扉を閉じることが可能であり、収納庫本体の開口部内の棚を隠蔽することができる。尚、前記天板を構成する基体は、開口部より幅狭にて形成し、該基体両側方に拡幅部を折り畳み可能に設けている。
しかし、特許文献3に記載のものは、天板の一端部と収納庫の固定棚との間にダンパーを設けて、天板の回動に対して緩衝作用を持たせているが、このダンパーは天板が垂直に近い状態で最も機能を発揮し、天板が水平に近くなると殆どその機能せず、また脚体を接地させる操作は手動で行わなければならないので、脚体の開脚操作が遅れると、天板の枢着部よりも奥の端部が棚部分に強く衝突して破損する恐れがある。
実開昭61−149555号公報
実公平8−8665号公報
実開平4−4031号公報
そこで、本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、収納庫本体の内部に天板と脚体を格納した格納態様と、天板と脚体を展開して天板の一端部を収納庫本体で支持するとともに、他端部を脚体で支持したテーブル態様とを実現可能な折畳み式テーブル付き収納庫において、天板と脚体が連動して格納態様とテーブル態様間の変更を行うことができるとともに、不意な回動動作がなく安定に操作することができ、更に各態様を安定に維持することが可能な折畳み式テーブル付き収納庫を提供する点にある。
本発明は、前述の課題解決のために、収納庫本体の内部に天板と脚体を格納した格納態様と、天板と脚体を展開して水平な天板の一端部を収納庫本体で支持するとともに、他端部を脚体で支持したテーブル態様とを実現可能な折畳み式テーブル付き収納庫において、前記収納庫本体に前面開放した格納空間を設け、前記天板は第1天板と第2天板とが略中央部で蝶着して水平状態から上方へ屈曲して折り畳み可能であり、第1天板の基部を前記格納空間の両側面に水平な支軸で上下回動可能に取付け、第2天板の遊端部裏面に脚体の上端を枢着するとともに、該脚体の上下中間部と前記第1天板の蝶着部寄り裏面とを連動杆のそれぞれ端部に枢着し、前記第1天板を支軸を中心に上方へ回動させると、第2天板の裏面が第1天板の裏面に接近して略平行に折り畳まれるとともに、前記脚体が前記第2天板と略直線状に垂下して前記格納空間に格納されることを特徴とする折畳み式テーブル付き収納庫を構成した(請求項1)。
そして、前記収納庫本体に、水平状態の天板より上側の格納空間を開閉する回動扉を設けるとともに、該回動扉の下方の収納庫本体に、上下一端部に前記天板を受け入れる切欠部を設けた閉塞板を上下反転して着脱自在に設け、テーブル態様では前記回動扉を閉じるとともに、上側に向けた切欠部に前記天板を受け入れた状態で前記閉塞板を収納庫本体に取付け、格納態様では前記回動扉を閉じるとともに、切欠部を下側に向けた状態の前記閉塞板を前記回動扉に連続するように収納庫本体に取付けてなることが好ましい(請求項2)。
また、前記格納空間内の両側において、前記支軸より上方の両側面に上下に延びたガイド部材を取付け、該ガイド部材に沿って摺動するスライド部材と前記第1天板の支軸よりも蝶着部側の側端部とにステーの両端部をそれぞれ枢着し、天板の展開時に制動力が作用するようにすることがより好ましい(請求項3)。
また、前記収納庫本体の内部に、前記格納空間の背面を構成する仕切板を上下方向に固定し、該仕切板の下端部に出没可能なダンパーを設け、前記第1天板が水平状態になるときに、支軸よりも基端側の上面がダンパーに当接して制動力が作用するようにするとともに、前記仕切板の下端で前記第1天板の基端上面を当止してなることも好ましい(請求項4)。
更に、前記脚体の下端にキャスターを設けてなることがより好ましい(請求項5)。
以上にしてなる請求項1に係る発明の折畳み式テーブル付き収納庫は、収納庫本体の内部に天板と脚体を格納した格納態様と、天板と脚体を展開して水平な天板の一端部を収納庫本体で支持するとともに、他端部を脚体で支持したテーブル態様とを実現することができる。そして、前記天板は第1天板と第2天板とが略中央部で蝶着して水平状態から上方へ屈曲して折り畳み可能であり、第1天板の基部を前記格納空間の両側面に水平な支軸で上下回動可能に取付け、第2天板の遊端部裏面に脚体の上端を枢着するとともに、該脚体の上下中間部と前記第1天板の蝶着部寄り裏面とを連動杆のそれぞれ端部に枢着したので、テーブル態様では、第1天板と第2天板が蝶着部で水平状態を維持し、第1天板の基端部が支軸を介して収納庫本体で支持し、第2天板の遊端部が前記連動杆で角度維持された脚体で支持されるので安定である。また、格納態様では、前記第1天板を支軸を中心に上方へ回動させると、第2天板の裏面が第1天板の裏面に接近して略平行に折り畳まれるとともに、前記脚体が前記第2天板と略直線状に垂下して前記格納空間に格納されるので、コンパクトに折り畳まれて格納空間に格納できる。そして、格納態様とテーブル態様間の変更も、天板を持って回動操作するだけで、それに連動して脚体も回動して所定の姿勢になるので操作が簡単である。
請求項2によれば、前記収納庫本体に、水平状態の天板より上側の格納空間を開閉する回動扉を設けるとともに、該回動扉の下方の収納庫本体に、上下一端部に前記天板を受け入れる切欠部を設けた閉塞板を上下反転して着脱自在に設けたので、テーブル態様では前記回動扉を閉じるとともに、上側に向けた切欠部に前記天板を受け入れた状態で前記閉塞板を収納庫本体に取付けて格納空間を閉鎖することができ、格納態様では前記回動扉を閉じるとともに、切欠部を下側に向けた状態の前記閉塞板を前記回動扉に連続するように収納庫本体に取付けて格納空間を閉鎖することができ、態様間の変更時を除き何れの態様時にも格納空間は回動扉と閉塞板とで閉じているので、外観性の向上が図れるのである。
請求項3によれば、前記格納空間内の両側において、前記支軸より上方の両側面に上下に延びたガイド部材を取付け、該ガイド部材に沿って摺動するスライド部材と前記第1天板の支軸よりも蝶着部側の側端部とにステーの両端部をそれぞれ枢着したので、天板を格納態様からテーブル態様へ支軸を中心に回動させるときに、前記スライド部材がガイド部材に沿って摺動して制動力が作用し、天板を展開するときに不意に天板の回動が速くなることがなく、動作が安定である。
請求項4によれば、前記収納庫本体の内部に、前記格納空間の背面を構成する仕切板を上下方向に固定し、該仕切板の下端部に出没可能なダンパーを設け、前記第1天板が水平状態になるときに、支軸よりも基端側の上面がダンパーに当接して制動力が作用するようにするとともに、前記仕切板の下端で前記第1天板の基端上面を当止することにより、天板の展開時に天板の回転モーメントが最大になる直前にダンパーが第1天板の基端側の上面に当接して回転モーメントを一部相殺するので、天板の回転が減速されて、第1天板の基端上面が仕切板の下端に衝突するのを緩和することができ、そしてテーブル態様においては、第1天板の基端上面が仕切板の下端で当止されるので、天板を水平姿勢で安定に維持することができる。
請求項5によれば、前記脚体の下端にキャスターを設け、格納態様とテーブル態様の態様間の変更時に、キャスターが床面を転動するようにすれば、動作が非常に安定である。
次に、添付図面に示した実施形態に基づき、本発明を更に詳細に説明する。図1は、本発明に係る折畳み式テーブル付き収納庫のテーブル態様を示し、図2及び図3はその断面図であり、図4は本発明に係る折畳み式テーブル付き収納庫の格納態様を示し、図5はその断面図、図6はその正面図をそれぞれ示し、図中符号1は収納庫本体、2は天板、3は脚体、4は連動杆、5は回動扉、6は閉塞板をそれぞれ示している。
本発明に係る折畳み式テーブル付き収納庫は、収納庫本体1の内部に天板2と脚体3を格納した格納態様と、天板2と脚体3を展開して水平な天板2の一端部を収納庫本体1で支持するとともに、他端部を脚体3で支持したテーブル態様とを実現可能な折畳み式テーブル付き収納庫において、前記収納庫本体1に前面開放した格納空間7を設け、前記天板2は第1天板8と第2天板9とが略中央部で蝶着して水平状態から上方へ屈曲して折り畳み可能であり、第1天板8の基部を前記格納空間の両側面に水平な支軸10で上下回動可能に取付け、第2天板9の遊端部裏面に脚体3の上端を枢着するとともに、該脚体3の上下中間部と前記第1天板8の蝶着部11寄り裏面とを連動杆4のそれぞれ端部に枢着し、前記第1天板8を支軸10を中心に上方へ回動させると、第2天板9の裏面が第1天板8の裏面に接近して略平行に折り畳まれるとともに、前記脚体3が前記第2天板9と略直線状に垂下して前記格納空間7に格納されるものである。
前記天板2は、図1〜図3に示すように、第1天板8と第2天板9とを蝶着部11で上方のみに屈曲するようになっている。前記第1天板8は、裏面の両側部に補強杆12,12を平行に固定し、前記第2天板9は、裏面の両側部に補強杆13,13を平行に固定し、水平状態で第1天板8と第2天板9の端面が接合するとともに、それぞれの補強杆12,13の端面同士も接合し、該補強杆12,13の下面を蝶番で連結して前記蝶着部11としている。従って、前記天板2は、第1天板8と第2天板9とがへ字状に屈曲し、上方へのみ屈曲するようになっている。
前記脚体3は、図1及び図3に示すように、両側の支脚14,14の上下中間部を連結杆15で連結したH字形を有し、両支脚14,14の上端部を前記第2天板9の両補強杆13,13の内側に枢軸16で回動可能に連結している。そして、前記支脚14の下端にはキャスター17を設けている。
前記連動杆4は、前記脚体3の連結杆15の中央部と前記第1天板8の前記蝶着部11寄り裏面とにそれぞれの端部を枢着している。本実施形態では、中央部に1本の連動杆4を設けたが、2本の連動杆を両側の支脚14,14のそれぞれに枢着してもよい。
前記収納庫本体1は、図1〜図3に示すように、両側板18,18間の前側寄りに仕切板19を固定し、該仕切板19の前面側を前記格納空間7とし、該仕切板19の反対側は椅子等の収納空間20としている。前記仕切板19の下端は開放し、前記天板2が水平状態のときに第1天板8の基端部の上面を当止できる高さに設定され、該仕切板19の下端部には前記収納空間20の底面板21が固定されている。
前記第1天板8の支軸10は、前記両補強杆12,12を貫通し、前記収納庫本体1の両側板18,18の内面に固定した軸受部材22,22に両端部を回動可能に嵌合している。
そして、前記格納空間7内の両側において、前記支軸10より上方の両側面に上下に延びたガイド部材23を取付け、該ガイド部材23に沿って摺動するスライド部材24と前記第1天板8の支軸10よりも蝶着部11側の側端部とにステー25の両端部をそれぞれ枢着し、天板2の展開時に制動力が作用するようにしている。ここで、前記ガイド部材23に対するスライド部材24の摺動抵抗は調節できるようになっている。
更に、前記収納庫本体1の内部に、前記格納空間7の背面を構成する仕切板19を上下方向に固定し、該仕切板19の下端部26に出没可能なダンパー27を設け、前記第1天板8が水平状態になるときに、支軸10よりも基端側の上面がダンパー27に当接して制動力が作用するようにするとともに、前記仕切板19の下端で前記第1天板8の基端上面を当止するのである。
また、図1及び図4に示すように、前記収納庫本体1に、水平状態の天板2より上側の格納空間7を開閉する回動扉5を設けるとともに、該回動扉5の下方の収納庫本体1に、上下一端部に前記天板を受け入れる切欠部28を設けた閉塞板6を上下反転して着脱自在に設け、図1のテーブル態様では前記回動扉5を閉じるとともに、上側に向けた切欠部28に前記天板2を受け入れた状態で前記閉塞板6を収納庫本体1に取付け、図4の格納態様では前記回動扉5を閉じるとともに、切欠部28を下側に向けた状態の前記閉塞板6を前記回動扉5に連続するように収納庫本体1に取付ける。このようにすることにより、前記格納空間7を回動扉5と閉塞板6とで隠蔽することができ、またテーブル態様においては天板2に対する逃がし空間を切欠部28により形成することができる。
本実施形態では、前記回動扉5は両開き式になっている。また、収納庫本体1の反対側にも前記収納空間20を開閉する回動扉29を設けている。そして、前記閉塞板6を収納庫本体1の両側板18,18に上下反転して着脱可能に取付ける構造として、両側板18,18と閉塞板6の裏面に、上下対称位置にマグネットキャッチ30,…を設けるとともに、位置決めのために前記両側板18,18の上部にそれぞれダボ31を前方へ突設し、前記閉塞板6の裏面の両側上下には前記ダボ31,31を係合する係合孔を形成している。
図7は、格納態様とテーブル態様の態様間を変更するときの中間状態を示している。前記第1天板8を支軸10を中心に回動させると、第1天板8と第2天板9は蝶着部11で屈曲してその角度が変化し、それに応じて連動杆4でリンク連結した前記脚体3は前記第2天板9に対して角度が変化する。図1〜図3のテーブル態様から図4〜図6の格納態様へ変更する場合には、前記第2天板9の両側部で蝶着部11寄り位置を持って持ち上げると、第1天板8は支軸10を中心に回動しながら、第1天板8に第2天板9が接近し、その間に脚体3は連動杆4で第2天板9に対する角度が開くように回動し、キャスター17は床面を転動する。そして、最後に第2天板9を格納空間7内に押し込むと、第2天板9が第1天板8に接合した後、脚体3が持ち上がり、完全に格納空間7に格納される。この状態を維持するために、前記第2天板9の遊端部の下面両側部に設けた閂部材32を側方へ突出させて前記側板18の内面に固定した受け部材33に係合する。そして、前記回動扉5を閉じ、切欠部28を下方へ向けて閉塞板6を収納庫本体1に取付けると、図4〜図7に示した格納態様になる。
また、格納態様からテーブル態様に変更する場合には、先ず前記回動扉5を開放し、前記閉塞板6を取り外し、前記閂部材32,32を引っ込めて受け部材33,33との係合を解除し、前記第2天板9の両側部を持って手前に引き出すと、前記支軸10を中心として第1天板8が回動しながら、第1天板8に対して第2天板9が蝶着部11を中心に開き、前記脚体3のキャスター17,17が床面に接触する。それから、前記キャスター17,17を床面に転動させながら、第2天板9を手前に引き出し、そのとき前記スライド部材24はガイド部材23を下方へと摺動移動するので、前記天板2が展開する際に制動力が働き、しかも水平に近づくと急激に制動力が大きくなり、更に前記仕切板19の下端に設けたダンパー27に第1天板8の基端部上面が当接して衝撃を緩和し、前記天板2が水平な状態となる。ここで、前記キャスター17,17が床面を転動するので、常に摩擦力が働き、天板2の急激な展開が制限され、操作が安定する。
本実施形態の収納庫本体1の下端には、図8に示すように、昇降ユニット34が組み込まれており、該収納庫を移動する際には、昇降ユニット34を操作してそのキャスターが接地するようにし、また収納庫を静置する際には、昇降ユニット34を操作して接地部材を床面に圧接するのである。
また、本実施形態の収納庫は、他の収納庫と組み合わせて側方に並べて設置し、室内を仕切るように使用することが好ましい。図9に示すように、前後反転させて横に並べて設置することにより、一方の収納庫本体1から天板2を展開してテーブル態様にする際に、隣接する他の収納庫本体1の背面の回動扉29を開いて、収納空間20に収容していた椅子を取り出して、天板2の前に並べることができる。これらは、収納庫の同一面側で完結するので、隣りの区画室に回って椅子を出し入れする必要がない。また、収納庫背面の回動扉29も前側の回動扉5と閉塞板6と外観上同じ位置で、上下に分割してあり、図9に示すように、前後反転させて二つの収納庫を設置した場合も、横目地が一致し、外観上の統一が図れるのである。
1 収納庫本体、 2 天板、
3 脚体、 4 連動杆、
5 回動扉、 6 閉塞板、
7 格納空間、 8 第1天板、
9 第2天板、 10 支軸、
11 蝶着部、 12 補強杆、
13 補強杆、 14 支脚、
15 連結杆、 16 枢軸、
17 キャスター、 18 側板、
19 仕切板、 20 収納空間、
21 底面板、 22 軸受部材、
23 ガイド部材、 24 スライド部材、
25 ステー、 26 下端部、
27 ダンパー、 28 切欠部、
29 回動扉、 30 マグネットキャッチ、
31 ダボ、 32 閂部材、
33 受け部材、 34 昇降ユニット。
3 脚体、 4 連動杆、
5 回動扉、 6 閉塞板、
7 格納空間、 8 第1天板、
9 第2天板、 10 支軸、
11 蝶着部、 12 補強杆、
13 補強杆、 14 支脚、
15 連結杆、 16 枢軸、
17 キャスター、 18 側板、
19 仕切板、 20 収納空間、
21 底面板、 22 軸受部材、
23 ガイド部材、 24 スライド部材、
25 ステー、 26 下端部、
27 ダンパー、 28 切欠部、
29 回動扉、 30 マグネットキャッチ、
31 ダボ、 32 閂部材、
33 受け部材、 34 昇降ユニット。
Claims (5)
- 収納庫本体の内部に天板と脚体を格納した格納態様と、天板と脚体を展開して水平な天板の一端部を収納庫本体で支持するとともに、他端部を脚体で支持したテーブル態様とを実現可能な折畳み式テーブル付き収納庫において、前記収納庫本体に前面開放した格納空間を設け、前記天板は第1天板と第2天板とが略中央部で蝶着して水平状態から上方へ屈曲して折り畳み可能であり、第1天板の基部を前記格納空間の両側面に水平な支軸で上下回動可能に取付け、第2天板の遊端部裏面に脚体の上端を枢着するとともに、該脚体の上下中間部と前記第1天板の蝶着部寄り裏面とを連動杆のそれぞれ端部に枢着し、前記第1天板を支軸を中心に上方へ回動させると、第2天板の裏面が第1天板の裏面に接近して略平行に折り畳まれるとともに、前記脚体が前記第2天板と略直線状に垂下して前記格納空間に格納されることを特徴とする折畳み式テーブル付き収納庫。
- 前記収納庫本体に、水平状態の天板より上側の格納空間を開閉する回動扉を設けるとともに、該回動扉の下方の収納庫本体に、上下一端部に前記天板を受け入れる切欠部を設けた閉塞板を上下反転して着脱自在に設け、テーブル態様では前記回動扉を閉じるとともに、上側に向けた切欠部に前記天板を受け入れた状態で前記閉塞板を収納庫本体に取付け、格納態様では前記回動扉を閉じるとともに、切欠部を下側に向けた状態の前記閉塞板を前記回動扉に連続するように収納庫本体に取付けてなる請求項1記載の折畳み式テーブル付き収納庫。
- 前記格納空間内の両側において、前記支軸より上方の両側面に上下に延びたガイド部材を取付け、該ガイド部材に沿って摺動するスライド部材と前記第1天板の支軸よりも蝶着部側の側端部とにステーの両端部をそれぞれ枢着し、天板の展開時に制動力が作用するようにした請求項1又は2記載の折畳み式テーブル付き収納庫。
- 前記収納庫本体の内部に、前記格納空間の背面を構成する仕切板を上下方向に固定し、該仕切板の下端部に出没可能なダンパーを設け、前記第1天板が水平状態になるときに、支軸よりも基端側の上面がダンパーに当接して制動力が作用するようにするとともに、前記仕切板の下端で前記第1天板の基端上面を当止してなる請求項1〜3何れかに記載の折畳み式テーブル付き収納庫。
- 前記脚体の下端にキャスターを設けてなる請求項1〜4何れかに記載の折畳み式テーブル付き収納庫。
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JP2008274940A JP2010099356A (ja) | 2008-10-24 | 2008-10-24 | 折畳み式テーブル付き収納庫 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2008274940A Withdrawn JP2010099356A (ja) | 2008-10-24 | 2008-10-24 | 折畳み式テーブル付き収納庫 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010099356A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ITCO20110047A1 (it) * | 2011-10-17 | 2013-04-18 | Giulio Manzoni | Dispositivo per tavoli estraibili di notevole lunghezza, con gamba telescopica ribaltabile incorporata, inseribile in vani di altezza ridotta quali quelli per un cassetto. |
KR101445231B1 (ko) * | 2013-08-16 | 2014-09-29 | 유진 | 다기능 가구 |
CN104382392A (zh) * | 2014-11-29 | 2015-03-04 | 哈尔滨硕宏家具有限公司 | 一种多功能挂柜 |
CN104523038A (zh) * | 2014-12-08 | 2015-04-22 | 苏州科利亚照明科技有限公司 | 一种带有照明功能的新型书架 |
US9157641B1 (en) * | 2010-02-23 | 2015-10-13 | Richard J. Draper | Oven door support legs |
JP2016049408A (ja) * | 2014-09-02 | 2016-04-11 | 株式会社岡村製作所 | 物品載置用什器 |
CN109363366A (zh) * | 2018-10-29 | 2019-02-22 | 浙江欧琳生活健康科技有限公司 | 一种折叠式收纳餐桌及使用方法 |
CN112890437A (zh) * | 2021-01-25 | 2021-06-04 | 湖南环境生物职业技术学院 | 一种用于英语学习的多媒体系统 |
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2008
- 2008-10-24 JP JP2008274940A patent/JP2010099356A/ja not_active Withdrawn
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