JP2007131532A - 生体内リン輸送を阻害する化合物およびそれを含んでなる医薬 - Google Patents

生体内リン輸送を阻害する化合物およびそれを含んでなる医薬 Download PDF

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JP2007131532A JP2001303288A JP2001303288A JP2007131532A JP 2007131532 A JP2007131532 A JP 2007131532A JP 2001303288 A JP2001303288 A JP 2001303288A JP 2001303288 A JP2001303288 A JP 2001303288A JP 2007131532 A JP2007131532 A JP 2007131532A
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Nobuaki Eto
藤 伸 晃 江
Rika Nagao
尾 里 佳 長
Teruyuki Sakai
井 輝 行 酒
Shinichiro Kato
藤 慎一郎 加
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Abstract

【課題】従来と異なる機構により血清中のリン濃度を効果的に抑制することにより、血清中のリン酸濃度の上昇により生ずる疾患を効果的に予防または治療できる化合物および医薬組成物の提供。
【解決手段】本発明による化合物は式(I)の化合物およびその薬学上許容される塩および溶媒和物である。
【化1】
Figure 2007131532

(式中Aは置換可能な炭素環部分または複素環部分を表し、Rは置換可能なアルキル、アリール、複素環式基等を表し、RおよびRはそれぞれ水素、アルキル、アリール、複素環式基等を表し、RおよびRが表すアルキル、アリール、または複素環式基は置換されていてもよい。)
【選択図】 なし

Description

【0001】
【発明の背景】
発明の分野
本発明は、血清中のリン濃度を抑制する化合物に関し、より詳細には高リン血症の予防および治療に有用な化合物に関する。
【0002】
関連技術
血清リン濃度は腸管からのリン酸の吸収と、細胞内および骨への蓄積、腎臓での原尿への濾過とその後の尿細管での再吸収のバランスにより規定されている。血清リン濃度が5.0mg/dl以上となる場合は高リン血症といわれ、主に末期腎不全や、透析期患者で顕著に表れてくる病態である。その主な原因は腎機能の廃絶に伴うリン酸排泄の低下であるが、投与されるビタミンDによる腸管からのリン酸吸収の増加も関与が示唆されている。高リン血症は二次的に低カルシウム血症を招くため二次的な副甲状腺機能亢進症を誘発し、これはさらに腎性骨異栄養症の主要因ともなる。
【0003】
従来、これら病態の改善には腸管からのリン酸の吸収を減少させるためにリン酸含有量の少ない食事の摂取や食物中のリン酸を吸着させる機能を有するリン酸吸着剤の使用が行われてきた。しかし、リン酸含有量の少ない食事は他の栄養分の摂取不足による栄養障害を起こしたり、味覚が悪いため遵守することが難しいなどの問題点が指摘されている。経口リン酸吸着剤としては代表的なものとしてカルシウム製剤やマグネシウム製剤、アルミニウム製剤などがあるが、カルシウム製剤とマグネシウム製剤にはそれぞれ高カルシウム血症と高マグネシウム血症の誘発が、アルミニウム製剤にはアルミニウム骨症、アルミニウム脳症、透析痴呆の誘発が指摘されているなどの問題点があった。また、近年経口リン酸吸着剤として種々の陰イオン交換樹脂が開発されているが、これらの陰イオン交換樹脂は前記化合物群に比べてリン酸吸着能が低いため、リン酸塩吸収を減少させるためには高用量の服用が必要であり、患者へのコンプライアンスは良好であるとは決していえない。
【0004】
現在まで使用されてきた高リン血症治療薬はいずれも上記のような弊害を有するにもかかわらず、これらを解決する高リン血症治療薬はこれまで知られていない。
【0005】
【発明の概要】
本発明者らは今般、ウサギ小腸上皮細胞刷子縁膜小胞(以下「ウサギBBMV」という)内へのナトリウム依存性リン酸輸送を阻害し、腎臓および小腸に存在するナトリウム依存性リン酸吸収担体(NaPi−2aおよびNaPi−2b)を細胞膜に発現するアフリカツメガエル卵母細胞内へのナトリウム依存性のリン酸の取り込みを阻害する化合物を見出した。本発明者等はまた、キナゾロン骨格を有する化合物が放射性同位体元素である32Pを含有する食餌を経口投与された正常ラットの血中放射活性を低下させたことを見出した。
【0006】
本発明は、従来と異なる機構により血清中のリン濃度を効果的に抑制することにより、血清中のリン酸濃度の上昇により生ずる疾患を効果的に予防または治療できる化合物および医薬組成物の提供をその目的とする。
【0007】
本発明による化合物は式(I)の化合物およびその薬学上許容される塩および溶媒和物である。
【0008】
【化10】
Figure 2007131532
(上記式中、
Aは、5〜9員の不飽和の炭素環部分または5〜9員の不飽和の複素環部分を表し、この炭素環部分および複素環部分は
(a)ハロゲン原子;
(b)水酸基;
(c)C1−6アルキル基;
(d)C1−6アルコキシ基;
(e)アリール基;
(f)アリールオキシ基;
(g)アリールチオ基;
(h)アルキルチオ基;
(i)ニトロ基;または
(j)アミノ基
により置換されていてもよく、
(c)C1−6アルキル基、(d)C1−6アルコキシ基、(e)アリール基、(f)アリールオキシ基、(g)アリールチオ基、および(h)アルキルチオ基は、更に(1)水酸基、(2)チオール基、(3)アミノ基、(4)C1−6アルコキシ基、(5)C1−6アルキルチオ基、(6)C1−6アルキルスルフォニル基、(7)モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基(ジ−C1−6アルキルアミノ基は環状アミノ基を形成していてもよい)、(8)アリールオキシ基、(9)アリールチオ基、(10)アリールスルフォニル基、(11)アリール基、(12)複素環式基、または(13)ハロゲン原子により置換されていてもよく、
は、C1−6アルキル基、アリール基、C1−6アルコキシ基、アリールオキシ基、C1−6アルキルアミノ基、アリールアミノ基、C1−6アルキルチオ基、アリールチオ基、または複素環式基を表し、Rが表すC1−6アルキル基、アリール基、C1−6アルコキシ基、アリールオキシ基、C1−6アルキルアミノ基、アリールアミノ基、C1−6アルキルチオ基、アリールチオ基、または複素環式基は、同一または異なっていてもよく、下記基:
(I)ハロゲン原子;
(II)(1)水酸基、(2)チオール基、(3)アミノ基、(4)C1−6アルコキシ基、(5)水酸基により置換されていてもよいC1−6アルキルチオ基、(6)C1−6アルキルスルフィニル基、(7)C1−6アルキルスルホニル基、(8) モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基(ジ−C1−6アルキルアミノ基は環状アミノ基を形成していてもよい)、(9)C1−6アルキルカルボニルオキシ基、(10)C1−6アルキルカルボニルチオ基、(11)C1−6アルキルカルボニルアミノ基、(12)アリールオキシ基、(13)アリールチオ基、(14)アリールスルフィニル基、(15)アリールスルホニル基、(16)アリールアミノ基、(17)C1−6アルキル−またはアリール−スルホニルアミノ基、(18)C1−6アルキル−またはアリール−ウレイド基、(19)C1−6アルコキシ−またはアリールオキシ−カルボニルアミノ基、 (20)C1−6アルキルアミノ−またはアリールアミノ−カルボニルオキシ基、(21)カルボキシル基、(22)ニトロ基、(23)複素環式基、(23')Het−S−(Hetは複素環式基を表す)、(24)シアノ基、および(25)ハロゲン原子からなる群から選択される置換基を有していてもよいC1−6アルキル基;
(III)ハロゲン原子により置換されていてもよいC1−6アルコキシ基;
(IV)ハロゲン原子により置換されていてもよいC1−6アルキルチオ基;
(V)C3−6シクロアルキル基;
(VI)アリール基;
(VII)アリールオキシ基;
(VIII)C1−6アルキルカルボニルアミノ基;
(VIX)C1−6アルキルカルボニルオキシ基;
(X)水酸基;
(XI)ニトロ基;
(XII)シアノ基;
(XIII)アミノ基;
(XIV)モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基(ジ−C1−6アルキルアミノ基は環状アミノ基を形成していてもよい);
(XV)アリールアミノ基;
(XVI)C1−6アルキル−またはアリール−スルホニルアミノ基;
(XVII)C1−6アルキル−またはアリール−ウレイド基;
(XVIII)C1−6アルコキシ−またはアリールオキシ−カルボニルアミノ基;
(XIX)C1−6アルキルアミノ−またはアリールアミノ−カルボニルオキシ基;
(XX)C1−6アルコキシ−またはアリールオキシ−カルボニル基;
(XXI)アシル基;
(XXII)カルボキシル基;
(XXIII)カルバモイル基;
(XXIV)モノ−またはジ−アルキルカルバモイル基;
(XXV)複素環式基;
(XXVI)アルキル−またはアリール−スルホニル基;
(XXVII)C2−6アルケニルオキシ基;または
(XXVIII)C2−6アルキニルオキシ基
により置換されていてもよく、
およびRは、同一または異なっていてもよく、水素原子、C1−6アルキル基、C2−6アルケニル基、C2−6アルキニル基、アリール基、または複素環式基を表し、RおよびRが表すC1−6アルキル基、アリール基、または複素環式基は、同一または異なっていてもよく、下記基:
(I)ハロゲン原子;
(II)(1)水酸基、(2)チオール基、(3)アミノ基、(4)C1−6アルコキシ基、(5)水酸基により置換されていてもよいC1−6アルキルチオ基、(6)C1−6アルキルスルフィニル基、(7)C1−6アルキルスルホニル基、(8) モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基(ジ−C1−6アルキルアミノ基は環状アミノ基を形成していてもよい)、(9)C1−6アルキルカルボニルオキシ基、(10)C1−6アルキルカルボニルチオ基、(11)C1−6アルキルカルボニルアミノ基、(12)アリールオキシ基、(13)アリールチオ基、(14)アリールスルフィニル基、(15)アリールスルホニル基、(16)アリールアミノ基、(17)C1−6アルキル−またはアリール−スルホニルアミノ基、(18)C1−6アルキル−またはアリール−ウレイド基、(19)C1−6アルコキシ−またはアリールオキシ−カルボニルアミノ基、 (20)C1−6アルキルアミノ−またはアリールアミノ−カルボニルオキシ基、(21)カルボキシル基、(22)ニトロ基、(23)複素環式基、(23')Het−S−(Hetは複素環式基を表す)、(24)シアノ基、および(25)ハロゲン原子からなる群から選択される置換基を有していてもよいC1−6アルキル基;
(III)ハロゲン原子により置換されていてもよいC1−6アルコキシ基;
(IV)ハロゲン原子により置換されていてもよいC1−6アルキルチオ基;
(V)C3−6シクロアルキル基;
(VI)アリール基;
(VII)アリールオキシ基;
(VIII)C1−6アルキルカルボニルアミノ基;
(VIX)C1−6アルキルカルボニルオキシ基;
(X)水酸基;
(XI)ニトロ基;
(XII)シアノ基;
(XIII)アミノ基;
(XIV)モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基(ジ−C1−6アルキルアミノ基は環状アミノ基を形成していてもよい);
(XV)アリールアミノ基;
(XVI)C1−6アルキル−またはアリール−スルホニルアミノ基;
(XVII)C1−6アルキル−またはアリール−ウレイド基;
(XVIII)C1−6アルコキシ−またはアリールオキシ−カルボニルアミノ基;
(XIX)C1−6アルキルアミノ−またはアリールアミノ−カルボニルオキシ基;
(XX)C1−6アルコキシ−またはアリールオキシ−カルボニル基;
(XXI)アシル基;
(XXII)カルボキシル基;
(XXIII)カルバモイル基;
(XXIV)モノ−またはジ−アルキルカルバモイル基;
(XXV)複素環式基;
(XXVI)アルキル−またはアリール−スルホニル基;または
(XXVII)C2−6アルケニルオキシ基;または
(XXVIII)C2−6アルキニルオキシ基
により置換されていてもよい。)
本発明による化合物は、血清リン低下作用が治療上有効である疾患の予防または治療に用いることができる。本発明による化合物はリン酸輸送の阻害が治療上有効である疾患の予防または治療に用いることができる。
【0009】
本発明による医薬組成物は本発明による化合物を含んでなるものである。
【0010】
本発明によれば、本発明による化合物の治療上の有効量を患者に投与することを含んでなる、血清リン低下作用が治療上有効である疾患の予防または治療方法が提供される。
【0011】
本発明によればまた、本発明による化合物の治療上の有効量を患者に投与することを含んでなる、リン酸輸送の阻害が治療上有効である疾患の予防または治療方法が提供される。
【0012】
本発明によれば、血清リン低下作用が治療上有効である疾患の予防または治療用医薬の製造のための、本発明による化合物の使用が提供される。
【0013】
本発明によればまた、リン酸輸送の阻害が治療上有効である疾患の予防または治療用医薬の製造のための、本発明による化合物の使用が提供される。
【0014】
【発明の具体的説明】
化合物
本明細書において、基または基の一部としての「C1−6アルキル」および「C1−6アルコキシ」という語は、基が直鎖または分岐鎖の炭素数1〜6のアルキル基およびアルコキシ基を意味する。「C1−6アルキル」および「C1−6アルコキシ」は、好ましくは、C1−4アルキルおよびC1−4アルコキシであることができる。
【0015】
本明細書において、基または基の一部としての「C3−6シクロアルキル」という語は、基が環状の炭素数3〜6のアルキル基を意味する。
【0016】
本明細書において、基または基の一部としての「C2−6アルケニル」および「C2−6アルキニル」という語は、基が直鎖または分岐鎖の炭素数2〜6のアルケニル基および炭素数2〜6のアルキニル基を意味する。「C2−6アルケニル」は、好ましくは、C2−4アルケニルであることができる。「C2−6アルキニル」は、好ましくは、C2−4アルキニルであることができる。
【0017】
1−6アルキルの例としては、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、i−ブチル、s−ブチル、t−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシルが挙げられる。
【0018】
アルコキシの例としては、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、i−プロポキシ、n−ブトキシ、i−ブトキシ、s−ブトキシ、t−ブトキシが挙げられる。
【0019】
3−6シクロアルキルの例としては、シクロプロピル基、シクロペンチル基が挙げられる。
【0020】
2−6アルケニルの例としては、アリル基、ブテニル基、ペンテニル基、ヘキセニル基が挙げられる。
【0021】
2−6アルキニルの例としては、2−プロピニル基、ブチニル基、ペンチニル基、ヘキシニル基が挙げられる。
【0022】
本明細書において、「ハロゲン原子」とは、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、またはヨウ素原子を意味する。
【0023】
本明細書において、「不飽和の炭素環」および「不飽和の複素環」とは、二重結合等の不飽和結合を1以上有する炭素環および複素環を意味する。
【0024】
本明細書において、「アリール基」とは、単環性、二環性、または三環性の芳香族炭化水素基を意味する。アリール基の例としては、フェニル基、ナフチル基、アントリル基が挙げられる。
【0025】
本明細書において、「複素環式基」とは、飽和または不飽和の5〜9員(好ましくは5〜7員、より好ましくは5または6員)単環性複素環式基および飽和または不飽和の9〜11員二環性複素環式基を意味する。複素環式基は、酸素原子、窒素原子、および硫黄原子から選択される異種原子を一個以上含む。複素環の例としては、ピリジル、フリル、チエニル、ピロリル、ピリダジル、ピリミジル、およびピラジルが挙げられる。
【0026】
式(I)において、Aが表す5〜9員の不飽和の炭素環部分または5〜9員の不飽和の複素環部分は、例えば、ベンゼン環部分およびシクロヘキセン環部分を表すことができ、より好ましくは、式(II)を表すことができる。
【0027】
【化11】
Figure 2007131532
(上記式中、R、R、R、およびRは、同一または異なっていてもよく、
(a)ハロゲン原子;
(b)水酸基;
(c)C1−6アルキル基;
(d)C1−6アルコキシ基;
(e)アリール基;
(f)アリールオキシ基;
(g)アリールチオ基;
(h)アルキルチオ基;
(i)ニトロ基;
(j)アミノ基;または
(k)水素原子
を表し、
(c)C1−6アルキル基、(d)C1−6アルコキシ基、(e)アリール基、(f)アリールオキシ基、(g)アリールチオ基、および(h)アルキルチオ基は、更に(1)水酸基、(2)チオール基、(3)アミノ基、(4)C1−6アルコキシ基、(5)C1−6アルキルチオ基、(6)C1−6アルキルスルフォニル基、(7)モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基(ジ−C1−6アルキルアミノ基は環状アミノ基を形成していてもよい)、(8)アリールオキシ基、(9)アリールチオ基、(10)アリールスルフォニル基、(11)アリール基、(12)複素環式基、または(13)ハロゲン原子により置換されていてもよい)
式(II)並びに後記する式(Ia)および式(Ib)において、R、R、およびRは、好ましくは、同一または異なっていてもよく、
水素原子;
ハロゲン原子;
1−6アルキル基(このアルキル基は、C1−6アルコキシ基またはハロゲン原子により置換されていてもよい);
アリール基(このアリール基は、C1−6アルコキシ基またはハロゲン原子により置換されていてもよい);
1−6アルコキシ基(このアルコキシ基は、C1−6アルコキシ基またはハロゲン原子により置換されていてもよい);または
アリールオキシ基(このアリールオキシ基は、C1−6アルコキシ基またはハロゲン原子により置換されていてもよい)
を表し、

水素原子;
ハロゲン原子;
水酸基;
1−6アルキル基(このアルキル基は、(1)水酸基、(2)チオール基、(3)アミノ基、(4)C1−6アルコキシ基、(5)C1−6アルキルチオ基、(6)C1−6アルキルスルフォニル基、(7)モノまたはジC1−6アルキルアミノ基、(8)アリールオキシ基、(9)アリールチオ基、(10)アリールスルフォニル基、(11)アリール基、(12)複素環式基、または(13)ハロゲン原子により置換されていてもよい);または
1−6アルコキシ基(このアルコキシ基は、(1)水酸基、(2)チオール基、(3)アミノ基、(4)C1−6アルコキシ基、(5)C1−6アルキルチオ基、(6)C1−6アルキルスルフォニル基、(7)モノまたはジC1−6アルキルアミノ基、(8)アリールオキシ基、(9)アリールチオ基、(10)アリールスルフォニル基、(11)アリール基、(12)複素環式基、または(13)ハロゲン原子により置換されていてもよい)
を表すことができる。
【0028】
式(II)並びに後記する式(Ia)および式(Ib)において、R、R、R、およびRは、好ましくは、同一または異なっていてもよく、水素原子;ハロゲン原子;水酸基;置換基を有してもよいC1−6アルキル基;置換基を有してもよいC1−6アルコキシ基を表すことができる。
【0029】
式(II)並びに後記する式(Ia)および式(Ib)において、R、R、R、およびRは、より好ましくは、水素原子を表すことができる。
【0030】
式(II)並びに後記する式(Ia)および式(Ib)において、より好ましくは、RおよびRが水素原子を表し、RおよびRのいずれか一方がハロゲン原子;水酸基;置換基を有してもよいC1−6アルキル基;置換基を有してもよいC1−6アルコキシ基を表し、他方が水素原子を表すことができる。
【0031】
式(II)並びに後記する式(Ia)および式(Ib)において、より好ましくは、RおよびRが水素原子を表し、RおよびRが、同一または異なっていてもよく、ハロゲン原子;水酸基;置換基を有してもよいC1−6アルキル基;置換基を有してもよいC1−6アルコキシ基を表すことができる。
【0032】
式(I)において、Rは好ましくは、置換基を有してもよいアリール基または置換基を有していてもよい複素環式基を表すことができる。
【0033】
式(I)および後記する式(Ia)において、RおよびR16は、より好ましくは、フェニル基(このフェニル基は、ハロゲン原子;ハロゲン原子により置換されていてもよいC1−6アルキル基;ハロゲン原子により置換されていてもよいC1−6アルコキシ基;または水酸基により置換されていてもよい)または複素環式基、好ましくは、ピリジル基、チエニル基、またはフリル基(この複素環式基は、ハロゲン原子;ハロゲン原子により置換されていてもよいC1−6アルキル基;ハロゲン原子により置換されていてもよいC1−6アルコキシ基;または水酸基により置換されていてもよい)を表すことができる。
【0034】
式(I)において、Rは好ましくは、式(III)の基を表すことができる。
【0035】
【化12】
Figure 2007131532
(上記式中、
D、E、J、L、およびMは、同一または異なっていてもよく、炭素原子または窒素原子を表し、
、R、R10、R11、およびR12は、同一または異なっていてもよく、
(I)ハロゲン原子;
(II)(1)水酸基、(2)チオール基、(3)アミノ基、(4)C1−6アルコキシ基、(5)水酸基により置換されていてもよいC1−6アルキルチオ基、(6)C1−6アルキルスルフィニル基、(7)C1−6アルキルスルホニル基、(8) モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基(ジ−C1−6アルキルアミノ基は環状アミノ基を形成していてもよい)、(9)C1−6アルキルカルボニルオキシ基、(10)C1−6アルキルカルボニルチオ基、(11)C1−6アルキルカルボニルアミノ基、(12)アリールオキシ基、(13)アリールチオ基、(14)アリールスルフィニル基、(15)アリールスルホニル基、(16)アリールアミノ基、(17)C1−6アルキル−またはアリール−スルホニルアミノ基、(18)C1−6アルキル−またはアリール−ウレイド基、(19)C1−6アルコキシ−またはアリールオキシ−カルボニルアミノ基、 (20)C1−6アルキルアミノ−またはアリールアミノ−カルボニルオキシ基、(21)カルボキシル基、(22)ニトロ基、(23)複素環式基、(23')Het−S−(Hetは複素環式基を表す)、(24)シアノ基、および(25)ハロゲン原子からなる群から選択される置換基を有していてもよいC1−6アルキル基;
(III)ハロゲン原子により置換されていてもよいC1−6アルコキシ基;
(IV)ハロゲン原子により置換されていてもよいC1−6アルキルチオ基;
(V)C3−6シクロアルキル基;
(VI)アリール基;
(VII)アリールオキシ基;
(VIII)C1−6アルキルカルボニルアミノ基;
(VIX)C1−6アルキルカルボニルオキシ基;
(X)水酸基;
(XI)ニトロ基;
(XII)シアノ基;
(XIII)アミノ基;
(XIV)モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基(ジ−C1−6アルキルアミノ基は環状アミノ基を形成していてもよい);
(XV)アリールアミノ基;
(XVI)C1−6アルキル−またはアリール−スルホニルアミノ基;
(XVII)C1−6アルキル−またはアリール−ウレイド基;
(XVIII)C1−6アルコキシ−またはアリールオキシ−カルボニルアミノ基;
(XIX)C1−6アルキルアミノ−またはアリールアミノ−カルボニルオキシ基;
(XX)C1−6アルコキシ−またはアリールオキシ−カルボニル基;
(XXI)アシル基;
(XXII)カルボキシル基;
(XXIII)カルバモイル基;
(XXIV)モノ−またはジ−アルキルカルバモイル基;
(XXV)複素環式基;
(XXVI)アルキル−またはアリール−スルホニル基;または
(XXVII)水素原子
を表し、
D、E、J、L、またはMが窒素原子を表す場合、R、R、R10、R11、およびR12はそれぞれ存在しないか、あるいは窒素原子と一緒になってN−オキシド(N→O)を形成していてもよい。)
式(III)および後記する式(Ib)においては、R、R、R10、R11、およびR12は、好ましくは、同一または異なっていてもよく、
ハロゲン原子;
ヒドロキシメチル基;
ハロゲン原子により置換されていてもよいC1−6アルキル基;
ハロゲン原子により置換されていてもよいC1−6アルコキシ基;
式(IV)の基
【化13】
Figure 2007131532
(上記式中、
Qは、酸素原子、硫黄原子、スルフィニル基、またはスルフォニル基を表し、X1は結合または炭素数1〜5の直鎖または分岐鎖のアルキレン鎖、好ましくは−(CH)m−(mは0〜5の整数を表す)、を表し、
13は、水素原子、ハロゲン原子、C1−6アルキル基、C1−6アルコキシ基、C1−6アルキルチオ基、モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基(ジ−C1−6アルキルアミノ基は環状アミノ基を形成していてもよい)、アリールオキシ基、アリールチオ基、水酸基、カルボキシル基、C1−6アルコキシ−またはアリールオキシ−カルボニル基、C1−6アルキルカルボニル基、アリール基、または複素環式基を表す);
または式(V)の基
【化14】
Figure 2007131532
(上記式中、
X2は結合または炭素数1〜5の直鎖または分岐鎖のアルキレン鎖、好ましくは−(CH)n−(nは0〜5の整数を表す)、を表し、
X3は結合または炭素数1〜5の直鎖または分岐鎖のアルキレン鎖、好ましくは−(CH)p−(pは0〜5の整数を表す)、を表し、
14およびR15は、同一または異なっていてもよく、水素原子、ハロゲン原子、C1−6アルキル基、C1−6アルコキシ基、C1−6アルキルチオ基、モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基(ジ−C1−6アルキルアミノ基は環状アミノ基を形成していてもよい)、アリールオキシ基、アリールチオ基、水酸基、カルボキシル基、C1−6アルコキシ−またはアリールオキシ−カルボニル基、C1−6アルキルカルボニル基、アリール基、または複素環式基を表し、あるいはR14およびR15はそれらが結合している窒素原子と一緒になって複素環式基を形成してもよく、この複素環式基はR14およびR15が結合している窒素原子以外に更に1〜3個の異種原子(好ましくは酸素原子または硫黄原子)を含んでいてもよい。)
を表すことができる。
【0036】
式(III)および後記する式(Ib)においては、好ましくは、D、E、J、L、およびMはすべて炭素原子を表すことができる。
【0037】
式(III)および後記する式(Ib)においては、好ましくは、D、E、J、L、およびMのいずれか一つが窒素原子を表し、残りが炭素原子を表すことができる。
【0038】
式(I)においては、好ましくは、Rは、水素原子;置換基を有してもよいC1−6アルキル基;または置換基を有していてもよいアリール基を表す。
【0039】
式(I)並びに後記する式(Ia)および式(Ib)においては、Rは、より好ましくは、水素原子;ハロゲン原子またはC1−6アルコキシ基により置換されていてもよいC1−6アルキル基;またはハロゲン原子、C1−6アルキル基、またはC1−6アルコキシ基により置換されていてもよいアリール基を表し、最も好ましくは、水素原子またはC1−6アルキル基を表すことができる。
【0040】
式(I)においては、好ましくは、Rは、置換基を有してもよいアリール基または置換基を有していてもよい複素環式基を表す。
【0041】
式(I)並びに後記する式(Ia)および式(Ib)においては、Rは、より好ましくは、フェニル基、ピリジル基、チエニル基、フリル基、またはピロリル基(このフェニル基、ピリジル基、チエニル基、フリル基、およびピロリル基は、ハロゲン原子;ハロゲン原子により置換されていてもよいC1−6アルキル基;ハロゲン原子により置換されていてもよいC1−6アルコキシ基;水酸基;モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基(ジ−C1−6アルキルアミノ基は環状アミノ基を形成していてもよい);ニトロ基;C2−6アルケニルオキシ基;またはC2−6アルキニルオキシ基により置換されていてもよい)を表すことができる。
【0042】
本発明による化合物のうち好ましい化合物としては、式(Ia)で表される化合物が挙げられる。
【0043】
【化15】
Figure 2007131532
(上記式中、
、R、R、およびRは、前記式(II)において定義された内容と同義であり、
は、水素原子;置換基を有してもよいC1−6アルキル基;または置換基を有していてもよいアリール基を表し、
は、置換基を有してもよいアリール基または置換基を有していてもよい複素環式基を表し、
16はアリール基または複素環式基、好ましくは、フェニル基、ピリジル基、チエニル基、またはフリル基を表し、このアリール基および複素環式基は下記基:
(I)ハロゲン原子;
(II)(1)水酸基、(2)チオール基、(3)アミノ基、(4)C1−6アルコキシ基、(5)水酸基により置換されていてもよいC1−6アルキルチオ基、(6)C1−6アルキルスルフィニル基、(7)C1−6アルキルスルホニル基、(8) モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基(ジ−C1−6アルキルアミノ基は環状アミノ基を形成していてもよい)、(9)C1−6アルキルカルボニルオキシ基、(10)C1−6アルキルカルボニルチオ基、(11)C1−6アルキルカルボニルアミノ基、(12)アリールオキシ基、(13)アリールチオ基、(14)アリールスルフィニル基、(15)アリールスルホニル基、(16)アリールアミノ基、(17)C1−6アルキル−またはアリール−スルホニルアミノ基、(18)C1−6アルキル−またはアリール−ウレイド基、(19)C1−6アルコキシ−またはアリールオキシ−カルボニルアミノ基、 (20)C1−6アルキルアミノ−またはアリールアミノ−カルボニルオキシ基、(21)カルボキシル基、(22)ニトロ基、(23)複素環式基、(23')Het−S−(Hetは複素環式基を表す)、(24)シアノ基、および(25)ハロゲン原子からなる群から選択される置換基を有していてもよいC1−6アルキル基;
(III)ハロゲン原子により置換されていてもよいC1−6アルコキシ基;
(IV)ハロゲン原子により置換されていてもよいC1−6アルキルチオ基;
(V)C3−6シクロアルキル基;
(VI)アリール基;
(VII)アリールオキシ基;
(VIII)C1−6アルキルカルボニルアミノ基;
(VIX)C1−6アルキルカルボニルオキシ基;
(X)水酸基;
(XI)ニトロ基;
(XII)シアノ基;
(XIII)アミノ基;
(XIV)モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基(ジ−C1−6アルキルアミノ基は環状アミノ基を形成していてもよい);
(XV)アリールアミノ基;
(XVI)C1−6アルキル−またはアリール−スルホニルアミノ基;
(XVII)C1−6アルキル−またはアリール−ウレイド基;
(XVIII)C1−6アルコキシ−またはアリールオキシ−カルボニルアミノ基;
(XIX)C1−6アルキルアミノ−またはアリールアミノ−カルボニルオキシ基;
(XX)C1−6アルコキシ−またはアリールオキシ−カルボニル基;
(XXI)アシル基;
(XXII)カルボキシル基;
(XXIII)カルバモイル基;
(XXIV)モノ−またはジ−アルキルカルバモイル基;
(XXV)複素環式基;
(XXVI)アルキル−またはアリール−スルホニル基;
(XXVII)C2−6アルケニルオキシ基;または
(XXVIII)C2−6アルキニルオキシ基
により置換されていてもよい。)
式(Ia)においては、好ましくは、
、R、R、およびRが、同一または異なっていてもよく、水素原子;ハロゲン原子;水酸基;置換基を有してもよいC1−6アルキル基;置換基を有してもよいC1−6アルコキシ基を表し、
16がフェニル基または複素環式基(好ましくは、ピリジル基、チエニル基、またはフリル基)を表し、これらの基は、ハロゲン原子;ハロゲン原子により置換されていてもよいC1−6アルキル基;ハロゲン原子により置換されていてもよいC1−6アルコキシ基;または水酸基により置換されていてもよく、
が、水素原子;ハロゲン原子またはC1−6アルコキシ基により置換されていてもよいC1−6アルキル基;またはハロゲン原子、C1−6アルキル基、またはC1−6アルコキシ基により置換されていてもよいアリール基を表し、
が、フェニル基、ピリジル基、チエニル基、フリル基、またはピロリル基(このフェニル基、ピリジル基、チエニル基、フリル基、およびピロリル基は、ハロゲン原子;ハロゲン原子により置換されていてもよいC1−6アルキル基;ハロゲン原子により置換されていてもよいC1−6アルコキシ基;水酸基;モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基(ジ−C1−6アルキルアミノ基は環状アミノ基を形成していてもよい);ニトロ基;C2−6アルケニルオキシ基;またはC2−6アルキニルオキシ基により置換されていてもよい)を表すことができる。
【0044】
本発明による化合物のうち好ましい化合物としては、式(Ib)で表される化合物が挙げられる。
【0045】
【化16】
Figure 2007131532
(上記式中、
、R、R、およびRは、前記式(II)において定義された内容と同義であり、
が、水素原子;置換基を有してもよいC1−6アルキル基;または置換基を有していてもよいアリール基を表し、
が、置換基を有してもよいアリール基または置換基を有していてもよい複素環式基を表し、
D、E、J、L、M、R、R、R10、R11、およびR12は、前記式(III)において定義された内容と同義である。)
式(Ib)においては、好ましくは、
、R、R、およびRが、同一または異なっていてもよく、水素原子;ハロゲン原子;水酸基;置換基を有してもよいC1−6アルキル基;置換基を有してもよいC1−6アルコキシ基を表し、
が、水素原子;ハロゲン原子またはC1−6アルコキシ基により置換されていてもよいC1−6アルキル基;またはハロゲン原子、C1−6アルキル基、またはC1−6アルコキシ基により置換されていてもよいアリール基を表し、
が、フェニル基、ピリジル基、チエニル基、フリル基、またはピロリル基(このフェニル基、ピリジル基、チエニル基、フリル基、およびピロリル基は、ハロゲン原子;ハロゲン原子により置換されていてもよいC1−6アルキル基;ハロゲン原子により置換されていてもよいC1−6アルコキシ基;水酸基;モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基(ジ−C1−6アルキルアミノ基は環状アミノ基を形成していてもよい);ニトロ基;C2−6アルケニルオキシ基;またはC2−6アルキニルオキシ基により置換されていてもよい)を表し、
、R、R10、R11、およびR12が、同一または異なっていてもよく、
ハロゲン原子;
ヒドロキシメチル基;
ハロゲン原子により置換されていてもよいC1−6アルキル基;
ハロゲン原子により置換されていてもよいC1−6アルコキシ基;
式(IV)の基(式中、Q、X1、R13は、前記式(IV)において定義された内容と同義である);または
式(V)の基(式中、X2、X3、R14、およびR15は、前記式(V)において定義された内容と同義である)
を表し、
D、E、J、L、およびMが炭素原子を表すか、あるいはD、E、J、L、およびMのいずれか一つが窒素原子を表し、残りが炭素原子を表すことができる。
【0046】
本発明よる化合物の好ましい例としては、下記のものが挙げられる:
6−ブロモ−2−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−3−[(3−フルオロ−ベンジリデン)−アミノ]−3H−キナゾリン−4−オン
(化合物29)
6−クロロ−2−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−3−[(4−メチル−ベンジリデン)−アミノ]−3H−キナゾリン−4−オン
(化合物68)
6−クロロ−3−[(4−クロロ−3−トリフルオロメチル−ベンジリデン)−アミノ]−2−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−3H−キナゾリン−4−オン
(化合物88)
6−ブロモ−2−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−3−[(3,4−ジメチル−ベンジリデン)−アミノ]−3H−キナゾリン−4−オン(化合物91)6−クロロ−2−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−3−[(3,4−ジメチル−ベンジリデン)−アミノ]−3H−キナゾリン−4−オン(化合物92)
3−[(4−メチル−ベンジリデン)−アミノ]−2−ピリジン−3−イル−3H−キナゾリン−4−オンおよびその塩酸塩(フリー体は化合物132、塩酸塩は化合物164)
3−[(3,4−ジメチル−ベンジリデン)−アミノ]−2−ピリジン−3−イル−3H−キナゾリン−4−オンおよびその塩酸塩(フリー体は化合物133、塩酸塩は化合物165)
3−[(4−フルオロ−ベンジリデン)−アミノ]−2−ピリジン−3−イル−3H−キナゾリン−4−オン(化合物130)
3−[(3,4−ジメチル−ベンジリデン)−アミノ]−2−ピリジン−4−イル−3H−キナゾリン−4−オンおよびその塩酸塩(フリー体は化合物138、塩酸塩は化合物163)
6−ブロモ−3−[(4−メチル−ベンジリデン)−アミノ]−2−ピリジン−3−イル−3H−キナゾリン−4−オンおよびその塩酸塩(フリー体は化合物175、塩酸塩は252)
3−[(3−メチル−ベンジリデン)−アミノ]−2−ピリジン−4−イル−3H−キナゾリン−4−オンおよびその塩酸塩(フリー体は化合物136、塩酸塩は化合物253)および
3−[(4−メチル−ベンジリデン)−アミノ]−2−ピリジン−4−イル−3H−キナゾリン−4−オンおよびその塩酸塩(フリー体は化合物137、塩酸塩は化合物254)。
【0047】
本発明による化合物はその薬学上許容される塩とすることができる。好ましい例としては、ナトリウム塩、カリウム塩またはカルシウム塩のようなアルカリ金属またはアルカリ土類金属に塩、フッ化水素酸塩、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩のようなハロゲン化水素酸塩、硝酸塩、過塩素酸塩、硫酸塩、リン酸塩、などの無機酸塩、メタンスルホン酸塩、トリフルオロメタンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩のような低級アルキルスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩のようなアリールスルホン酸塩、フマル酸、コハク酸塩、クエン酸塩、酒石酸塩、シュウ酸塩、マレイン酸塩、酢酸塩、リンゴ酸塩、乳酸塩、アスコルビン酸塩のような有機酸塩、および、グリシン酸塩、フェニルアラニン酸塩、グルタミン酸塩、アスパラギン酸塩のようなアミノ酸塩などが挙げられる。
【0048】
化合物の製造
式(I)の化合物は、式(VI)のヒドラジン化合物を適当な溶媒(例えば、トルエン)中、適当な酸触媒(例えば、酢酸)の存在下で適当なカルボニル化合物(化合物C)を作用させることにより製造することができる。
【0049】
スキーム1
【化17】
Figure 2007131532
(上記スキーム中、A、R、R、およびRは式(I)において定義された内容と同義である。)
式(VI)の化合物は、市販されているものを使用することができる。
【0050】
式(VI)の化合物はまた、式(VII)のアミノ化合物(化合物A)に適当な酸クロライド(化合物B)を作用させるか、あるいは適当なカルボン酸(化合物B)を適当な縮合剤(例えば、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド ハイドロクロライド)の存在下で作用させることにより式(VIII)のアミド化合物を製造し、次いで式(VIII)のアミド化合物を適当な溶媒(例えばエタノール)中で、ヒドラジンを添加し、加熱しすることにより製造することができる。製造にあたってはJ Prakt Chem [JPCEAO] 1966, 31, 140〜を参照することができる。
【0051】
スキーム2
【化18】
Figure 2007131532
(上記スキーム中、AおよびRは式(I)において定義された内容と同義であり、R21は水素原子またはカルボキシル基の保護基を表す。)
が式(IV)により置換されたフェニル基である化合物は、式(VIIIa)の化合物に式(IV’)の化合物(化合物B’)を作用させることにより式(VIIIb)の化合物を得、次いで式(VIIIb)の化合物をスキーム1および2の反応に付すことによって得ることができる。
【0052】
スキーム3
【化19】
Figure 2007131532
(上記スキーム中、AおよびRは式(I)において定義された内容と同義であり、Q、X1、およびR13は式(IV)において定義された内容と同義であり、R21は水素原子またはカルボキシル基の保護基を表し、Alkは炭素数1〜6のアルキレン鎖を表し、Halはハロゲン原子を表す。)
化合物の用途
生体内におけるリンの恒常性維持は、細胞に存在するナトリウム依存性リン酸輸送担体(NaPi: sodium dependent phosphate transporter)群によって担われていることが知られている。特に、通常血清リン濃度は腸管上皮細胞でのリン酸の吸収と腎臓尿細管細胞でのリン酸の再吸収によって調節されており、これらの機構にも前述のリン酸輸送担体が関与している。
【0053】
本発明による化合物は、主に腸管からのリン酸吸収や腎臓からのリン酸再吸収を規定するこれらのリン酸トランスポーターを阻害することができる(薬理試験例1〜3参照)。
【0054】
本発明による化合物はまた、ラットの腸管においてリン吸収阻害活性を示す(薬理試験例4参照)。
【0055】
従って、本発明による化合物は、血清リン低下作用が治療上有効である疾患の予防または治療に用いることができる。
【0056】
本明細書において、「血清リン低下作用」とは、血清のリン酸濃度を低下させる作用を意味する。血清中のリン酸濃度は、(i)腸管からの吸収と尿および糞への排泄、並びに(ii)体内における細胞や骨組織に代表される石灰化組織との出納で規定される。本明細書において「血清リン低下作用」は、健全な生体に対して作用させた場合において血清中リン酸濃度を低下させる作用も含んでおり、必ずしも高リン血症における血清中リン酸濃度を低下させる作用のみを意味するものではない。
【0057】
本発明による化合物はまた、リン酸輸送の阻害が治療上有効である疾患の予防または治療に用いることができる。
【0058】
本明細書において、「リン酸輸送の阻害」とは、対象細胞の細胞膜に存在するリン酸輸送担体の輸送活性を阻害することを意味する。対象細胞としては小腸上皮細胞、腎臓上皮細胞、肺上皮細胞、血管内皮細胞、血管平滑筋細胞または骨芽細胞などが挙げられる。
【0059】
血清リン低下作用が治療上有効である疾患およびリン酸輸送の阻害が治療上有効である疾患としては(1)高リン血症、(2)腎不全および慢性腎不全、(3)二次性副甲状腺機能亢進症およびこれに関連する疾患、(4)代謝性骨疾患、(5)カルシウムおよび/またはリン積の抑制が治療上有効である疾患、および(6)その他の高リン血症に関連する疾患が挙げられる。
【0060】
(1)高リン血症
本発明による化合物は血清中のリン酸濃度を低下させ、リン酸輸送を阻害することができることから、高リン血症の予防または治療に用いることができる。本明細書において「高リン血症」とは血清リン濃度が臨床上定義されている正常域を逸脱している状態を意味する。
【0061】
(2)腎不全および慢性腎不全
腎不全および慢性腎不全に関しては、血清リン濃度の上昇そのものが腎不全の増悪因子であることが近年示唆されている。事実、慢性腎不全患者へのリン酸の摂取制限により腎不全の進行を遅らせることができるという報告も相次いでいる(Maschio et al., Kidney Int.,22:371-376,1982、Maschio et al., Kidney Int.,24:S273-277,1983、Barsotti et al.,Kidney Int.24:S278-284,1983)。
【0062】
よって、リン酸輸送を阻害し、血清中のリン酸濃度を低下させることができる本発明による化合物は、腎不全および慢性腎不全の予防および治療に用いることができる。
【0063】
(3)二次性副甲状腺機能亢進症および原発性副甲状腺機能亢進症並びにこれらに関連する疾患
高リン血症は二次的に低カルシウム血症を招くため二次的な副甲状腺機能亢進症を誘発することが知られている。従って、本発明による化合物は二次性副甲状腺機能亢進症の予防および治療に用いることができる。
【0064】
さらに最近ではリン濃度の上昇が副甲状腺細胞からのPTH(parathyroid hormone;副甲状腺ホルモン)の分泌を促進するとの報告(Almanden Y et al., J Bone Miner Res 11:970-976,1996)や、リン制限によりその分泌が抑制されるとの報告(Rachel K et al., J Clin Invest 96.327-333,1995)、副甲状腺の過形成が抑制されるとの報告(Slatopolsky E et al., J Clin Invest 97:2534-2540,1996)などもある。血清リン濃度自体が副甲状腺の過形成やPTH分泌に関与することを示唆するこれらの報告を踏まえると、本発明による化合物は血清リン濃度を低下させることにより二次性副甲状腺機能亢進症のみならず原発性副甲状腺機能亢進症の予防および治療に用いることができる。本発明による化合物は更に、二次性副甲状腺機能亢進症よって誘導される腎性骨異栄養症、すなわち、線維性骨炎、骨・関節痛、骨変形、骨折などの予防および治療に用いることもできる。
【0065】
本発明による化合物は二次性副甲状腺機能亢進症を予防および治療することができることから、二次性副甲状腺機能亢進症におけるPTH増加により生ずるといわれている中枢・末梢神経障害、貧血、心筋障害、高脂血症、糖代謝異常、皮膚掻痒、腱断裂、性機能異常、筋肉障害、皮膚虚血性潰瘍、成長遅延、心伝導障害、肺拡散障害、免疫不全、骨・関節痛、骨変形、骨折等の予防および治療にも用いることができる。
【0066】
(4)カルシウム・リン代謝異常疾患
本発明による化合物はリン代謝異常病態を是正できるに留まらず、カルシウムを含めたミネラル代謝異常病態に対しても改善作用を有すると考えられる。従って本発明による化合物は代謝性骨疾患のようなカルシウム・リン代謝異常疾患の予防および治療に用いることができる。
【0067】
(5)カルシウムおよび/またはリン積の抑制が治療上有効である疾患
透析患者においては、多量のカルシウム製剤の投与やビタミンD投与、タンパクの過剰摂取による血清リン濃度の管理不良といった状態が発生すると、血中のカルシウム・リン積の上昇により異所性石灰化が生じやすくなり、ひいては冠動脈をはじめとした血管系の石灰化により循環器系障害の原因ともなっている (Braun J et.al., Am J Kidney Dis. 27:394-401,1996、Goodman WG et.al., N Engl J Med 342:1478-1483,2000、Kimura K et.al., Kidney Int.71:S238-241,1999)。このような場合、カルシウム・リン積の下方修正が病態の改善に有効である(Geoffrey AB et.al., Am J Kidney Dis. 31:607-617,1998)。本発明による化合物はカルシウム製剤とは異なる高リン血症改善薬であることから、血清中のカルシウム濃度を上昇させることなく血清中のリン濃度を低下させることができる。よって本発明による化合物は、血管におけるカルシウムおよび/またはリン積の抑制が治療上有効である疾患の治療に用いることができる。このような疾患としては、透析患者における心血管系の石灰化、加齢による動脈硬化、糖尿病性血管症、軟部組織石灰化、転移性石灰化、異所性石灰化が挙げられる。カルシウム・リン積の上昇はred eye、関節痛、筋肉痛、皮膚掻痒、心伝導障害、肺拡散障害、狭心症、心筋梗塞、心雑音や弁膜症による心不全といった病態の危険因子であることも認知されていることから(Tetsuo Tagami,腎と透析vol.49:189-191,2000)、これらの予防および治療にも用いることができる。
【0068】
(6)その他の高リン血症に関連する疾患
上記(1)〜(5)以外に、副甲状腺機能低下症、偽性副甲状腺機能低下症、低カルシウム血症、高カルシウム尿症、、ビタミンD中毒症、末端肥大症、リン酸塩の過剰投与、アシドーシス、異化亢進状態、横紋筋融解症、溶血性貧血、更年期障害、悪性腫瘍、腫瘍崩壊症候群、および腫瘍性石灰沈着症も高リン血症を伴うことから、本発明による化合物はこれらの疾患の予防および治療に用いることもできる。
【0069】
本発明によれば、本発明による化合物を含んでなる、血清リン濃度低下剤が提供される。
【0070】
本発明によれば、本発明による化合物を含んでなる、リン酸輸送阻害剤が提供される。
【0071】
本発明によればまた、本発明による化合物をヒトまたはヒト以外の哺乳類に投与することを含んでなる、血清リン濃度の低下方法が提供される。
【0072】
本発明によれば、本発明による化合物をヒトまたはヒト以外の哺乳類に投与することを含んでなる、リン酸輸送の阻害方法が提供される。
【0073】
医薬製剤
本発明による化合物は、経口および非経口(例えば、口腔内、経鼻、経肺、直腸内、経皮、皮下、静脈内)のいずれかの投与経路で、ヒトおよびヒト以外の動物に投与することができる。従って、本発明による化合物は、投与経路に応じた適当な剤型に処方することができる。上記投与に適した剤形としては、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤、軟膏剤、ハップ剤、エアゾール剤、坐剤、注射剤等が挙げられる。
【0074】
本発明による化合物それ自体を患者に投与することができるが、汎用の製剤用添加物とともに患者に投与することができる。
【0075】
本発明による医薬組成物は、周知の製剤技術に従って、本発明による化合物を下記に記載した添加物とともに使用することにより製造することができる。
【0076】
例えば、本発明による化合物と適当な製剤用添加物を使用し、従来汎用の方法により経口製剤、すなわち錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤を製造することができる。経口製剤に使用できる添加物は、賦形剤、結合剤、崩壊剤、滑沢剤等のなかから適当なものを単独あるいは組み合わせて用いることができる。賦形剤としては、例えば、乳糖、マンニトール、トウモロコシデンプン、炭酸カルシウムなどが挙げられる。結合剤としては、例えば、アラビアゴム、トラガント、ゼラチン、メチルセルロースなどが挙げられる。崩壊剤としては、例えば、トウモロコシデンプン、結晶セルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウムなどが挙げられる。滑沢剤としては、例えば、タルク、ステアリン酸マグネシウムなどが挙げられる。
【0077】
本発明による化合物を含有する経口製剤は、周知の方法に従って、コーティング剤を用いてコーティングを施すこともできる。コーティング剤としては、例えば、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、アミノアルキルメタアクリレートコポリマー、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレート、カルボキシメチルエチルセルロースなどを用いることができる。
【0078】
本発明による化合物の腸管からのリン吸収を阻害する作用を効果的に引き出すために経口製剤に改変を加えてもよい。
【0079】
本発明による化合物は経口投与された場合、小腸上皮細胞におけるリン酸輸送担体を阻害した後、体内に吸収されて血管内皮細胞、肺上皮細胞、腎臓上皮細胞、骨芽細胞等におけるリン酸輸送担体を阻害する可能性を有する。従って、本発明による化合物が腸管からのリン酸吸収を阻害するとともに、腎臓でのリン酸吸収を阻害することにより、相乗的にかつ効果的に血清リン酸濃度を低下させる可能性を有する。本発明による化合物が体内に吸収された場合には、未知の毒性を引き起こす可能性も否定できない。そこで本発明による化合物を腸管から吸収させることなく体外からのリン酸吸収にとって最初の関門である小腸上皮のみを特異的に阻害する工夫を施してもよい。例えば、本発明の化合物に不活性な水溶性の高分子を結合させることにより、水溶性と分子量の増大をもたらすことで化合物自身の腸管からの吸収を防いでもよい。水溶性の高分子としては、例えば、ポリエチレングリコール、デキストラン、ゼラチンなどを用いることができる。
【0080】
本発明による経口製剤はまた、経口投与後、腸管で特異的に溶解させるために腸溶コーティングを施してもよい。腸溶コーティングは、周知の方法に従って、腸溶コーティング剤を用いて行うことができる。腸溶コーティング剤としては、例えば、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレート、ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートサクシネート、カルボキシメチルエチルセルロース、メタアクリル酸コポリマーなどが挙げられる。
【0081】
本発明による経口製剤には更に、経口投与後、腸管で迅速に溶解させて有効成分の濃度を高める発泡性を発揮する物質を添加することができる。溶解時に発泡性を発揮する物質としては、例えば、炭酸水素ナトリウムとクエン酸の組み合わせなどを用いることができる。
【0082】
本発明による経口製剤には更にまた、経口投与後、腸管における滞留性を向上させる物質を添加することができる。滞留性を向上させる物質としては、溶解時に粘性を示す物質が挙げられ、例えば、アルギン酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシルビニルポリマー、キトサンなどを用いることができる。
【0083】
本発明による経口製剤においては上記改変を適宜組み合わせてもよい。
【0084】
本発明による化合物と適当な製剤用添加物を使用し、従来汎用の方法により注射剤を製造することができる。注射剤に使用できる添加物は、希釈剤、pH調整剤、等張化剤、溶解補助剤、防腐剤等のなかから適当なものを単独あるいは組み合わせて用いることができる。希釈剤としては、例えば、注射用蒸留水などが挙げられる。pH調整剤としては、例えば、塩酸、水酸化ナトリウム、酢酸と酢酸ナトリウムの組み合わせ、リン酸水素ニナトリウムとリン酸ニ水素ナトリウムの組み合わせなどが挙げられる。等張化剤としては、例えば、塩化ナトリウム、ブドウ糖、マンニトール、グリシンなどが挙げられる。溶解補助剤としては、例えば、エタノール、ポリソルベート20、ポリソルベート80、ショ糖脂肪酸エステル、プロピレングリコールなどが挙げられる。防腐剤としては、例えば、クロロブタノール、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウムなどが挙げられる。
【0085】
本発明による化合物の投与量は、患者の年齢、体重、性別、疾患の相違、症状の程度などを考慮して、個々の場合に応じて適宜決定されるが、例えば、0.1〜1000mg/kg、好ましくは、0.5〜100mg/kg、より好ましくは、1〜20mg/kgの範囲であり、これを1日1回または数回に分けて投与する。
【0086】
【実施例】
以下、実施例を挙げて具体的に説明するが、本発明の範囲はこれらの実施例によって制限されるものではない。
【0087】
実施例1
化合物1 2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3-(3-フェニル-アリリデンアミノ)-3H-キナゾリン-4-オン
メチル 2−アミノベンゾエ−ト(化合物A)(2.0g)を、無水塩化メチレン(40.0ml)に溶解させた。続いて、室温にてピリジン(2.0ml)、3,4−ジメトキシベンゾイルクロライド(化合物B)(3.14g)をそれぞれ加え、同温度にて30分攪拌した。反応終了後、蒸留水を加え、クロロホルムにて分液抽出し、有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液、飽和食塩水を用いて洗浄した。硫酸ナトリウムで乾燥し、続いて濃縮を行ない、有用中間体である、メチル 2−[(3,4−ジメトキシベンゾイル)アミノ]ベンゾエ−ト(4.17g,収率100%)を得た。
【0088】
上記反応で得られた、メチル 2−[(3,4−ジメトキシベンゾイル)アミノ]ベンゾエ−ト(4.17g)を、エタノ−ル(40.0ml)に溶解させ、室温にてヒドラジン一水和物(20.0ml)を加え、加熱還流下で12時間攪拌した。反応終了後、反応溶液を室温にて放冷し、氷冷下にて冷却し結晶を析出させた。析出した結晶を、桐山ロ−ト(φ40mm)を用いて濾過し、結晶をエ−テルにて洗浄し、ヒドラジン化合物である3−アミノ−2−(3,4−ジメトキシ)−3,4−ジヒドロ−4−キナゾリノノン(3.55g、収率91.3%)を得た。
【0089】
3−アミノ−2−(3,4−ジメトキシ)−3,4−ジヒドロ−4−キナゾリノノン(50.0mg)を、無水トルエン(1.0ml)に溶解させた。続いて、室温にて触媒量の酢酸、トランス−シンナムアルデヒド(化合物C)(40.0μl)を添加し、加熱還流下にて30分攪拌した。反応終了後、室温にて放冷し、氷冷下にて冷却し結晶を析出させた。析出した結晶を、桐山ロ−ト(φ21mm)を用いて濾過し、結晶をトルエン、ヘキサンを用いて洗浄した。結晶を真空ポンプにて乾燥させる事により、表題の化合物1(39.0mg、収率57.0%)を得た。
質量分析(ESI−MS)428(M+18−1)
【0090】
化合物2 2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3-[(2-フルオロ-ベンジリデン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物2を製造した。
質量分析(ESI−MS)420(M+18−1)
【0091】
化合物3 2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3-[(2-メチル-ベンジリデン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物3を製造した。
質量分析(ESI−MS)416(M+18−1)
【0092】
化合物4 2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3-[(2-メトキシ-ベンジリデン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物4を製造した。
質量分析(ESI−MS)432(M+18−1)
【0093】
化合物5 2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3-[(3-メトキシ-ベンジリデン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物5を製造した。
質量分析(ESI−MS)432(M+18−1)
【0094】
化合物6 3-[(3,5-ジ-tert-ブチル-4-ヒドロキシ-ベンジリデン)-アミノ]-2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物6を製造した。
質量分析(ESI−MS)530(M+18−1)
【0095】
化合物7 2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3-(2-メチル-3-フェニル-アリリデンアミノ)-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物7を製造した。
質量分析(ESI−MS)442(M+18−1)
【0096】
化合物8 3-[(3,5-Bis-トリフルオロメチル-ベンジリデン)-アミノ]-2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物8を製造した。
質量分析(ESI−MS)538(M+18−1)
【0097】
化合物9 3-{[2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-4-オキソ-4H-キナゾリン-3-イリミノ]-メチル}-ベンゾニトリル
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物9を製造した。
質量分析(ESI−MS)427(M+18−1)
【0098】
化合物10 3-[(2-ブロモ-ベンジリデン)-アミノ]-2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物10を製造した。
質量分析(ESI−MS)480(M+18−1)
【0099】
化合物11 2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3-[(4-ヒドロキシ-3-メトキシ-ベンジリデン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物11を製造した。
質量分析(ESI−MS)448(M+18−1)
【0100】
化合物12 2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3-[(3,4,5-トリメトキシ-ベンジリデン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物12を製造した。
質量分析(ESI−MS)492(M+18−1)
【0101】
化合物13 6-ブロモ-2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3-(3-フェニル-アリリデンアミノ)-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物13を製造した。
質量分析(ESI−MS)508(M+18−1)
【0102】
化合物14 6-ブロモ-3-[(2-ブロモ-ベンジリデン)-アミノ]-2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物14を製造した。
質量分析(ESI−MS)560(M+18−1)
【0103】
化合物15 2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3-[(3-フルオロ-ベンジリデン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物15を製造した。
質量分析(ESI−MS)420(M+18−1)
【0104】
化合物16 2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3-[(4-フルオロ-ベンジリデン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物16を製造した。
質量分析(ESI−MS)420(M+18−1)
【0105】
化合物17 3-(ベンジリデン-アミノ)-2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物17を製造した。
質量分析(ESI−MS)402(M+18−1)
【0106】
化合物18 2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3-[(3-ヒドロキシ-ベンジリデン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物18を製造した。
質量分析(ESI−MS)418(M+18−1)
【0107】
化合物19 2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3-[(4-ヒドロキシ-ベンジリデン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物19を製造した。
質量分析(ESI−MS)418(M+18−1)
【0108】
化合物20 2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3-[(3-メチル-ベンジリデン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物20を製造した。
質量分析(ESI−MS)416(M+18−1)
【0109】
化合物21 2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3-[(フラン-2-イルメチレン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物21を製造した。
質量分析(ESI−MS)392(M+18−1)
【0110】
化合物22 2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3-[(5-メチル-フラン-2-イルメチレン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物22を製造した。
質量分析(ESI−MS)406(M+18−1)
【0111】
化合物23 2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3-[(チオフェン-2-イルメチレン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物23を製造した。
質量分析(ESI−MS)408(M+18−1)
【0112】
化合物24 2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3-[(チオフェン-3-イルメチレン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物24を製造した。
質量分析(ESI−MS)408(M+18−1)
【0113】
化合物25 3-[(2,4-ジヒドロキシ-ベンジリデン)-アミノ]-2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物25を製造した。
質量分析(ESI−MS)434(M+18−1)
【0114】
化合物26 3-[(3,4-ジヒドロキシ-ベンジリデン)-アミノ]-2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物26を製造した。
質量分析(ESI−MS)434(M+18−1)
【0115】
化合物27 3-(ベンジリデン-アミノ)-2-(2-フルオロ-フェニル)-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物27を製造した。
質量分析(ESI−MS)360(M+18−1)
【0116】
化合物28 6-ブロモ-2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3-[(2-フルオロ-ベンジリデン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物28を製造した。
質量分析(ESI−MS)378(M+18−1)
【0117】
化合物29 6-ブロモ-2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3-[(3-フルオロ-ベンジリデン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物29を製造した。
H−NMR(CDCl,400MHz):δ8.55(1H,d,J=9.0Hz),8.32(1H,bs),7.49−7.67(6H,m),7.40(1H,q,J=4.56Hz),7.13(1H,q,J=5.53Hz),6.93(1H,d,J=8.8Hz),3.98(3H,s),3.94(3H,s)
質量分析(ESI−MS)500(M+18−1)
【0118】
化合物30 6-ブロモ-2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3-[(2-メチル-ベンジリデン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物30を製造した。
質量分析(ESI−MS)494(M+18−1)
【0119】
化合物31 6-ブロモ-2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3-[(3-メチル-ベンジリデン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物31を製造した。
質量分析(ESI−MS)494(M+18−1)
【0120】
化合物32 3-[(3-クロロ-4-フルオロ-ベンジリデン)-アミノ]-2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物32を製造した。
質量分析(ESI−MS)454(M+18−1)
【0121】
化合物33 2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3-[(4-トリフルオロメトキシ-ベンジリデン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物33を製造した。
質量分析(ESI−MS)486(M+18−1)
【0122】
化合物34 3-[(3-ブロモ-4-メトキシ-ベンジリデン)-アミノ]-2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物34を製造した。
質量分析(ESI−MS)512(M+18−1)
【0123】
化合物35 3-[(3-クロロ-ベンジリデン)-アミノ]-2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物35を製造した。
質量分析(ESI−MS)436(M+18−1)
【0124】
化合物36 2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3-[(4-ヒドロキシ-3,5-ジメチル-ベンジリデン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物36を製造した。
質量分析(ESI−MS)446(M+18−1)
【0125】
化合物37 2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3-[(3-エトキシ-4-ヒドロキシ-ベンジリデン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物37を製造した。
質量分析(ESI−MS)462(M+18−1)
【0126】
化合物38 3-[(4-フルオロ-ベンジリデン)-アミノ]-2-(2-フルオロ-フェニル)-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物38を製造した。
質量分析(ESI−MS)378(M+18−1)
【0127】
化合物39 2-(2-フルオロ-フェニル)-3-[(3-ヒドロキシ-ベンジリデン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物39を製造した。
質量分析(ESI−MS)376(M+18−1)
【0128】
化合物40 2-(2-フルオロ-フェニル)-3-[(4-メチル-ベンジリデン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物40を製造した。
質量分析(ESI−MS)374(M+18−1)
【0129】
化合物41 3-[(4-クロロ-3-トリフルオロメチル-ベンジリデン)-アミノ]-2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物41を製造した。
質量分析(ESI−MS)504(M+18−1)
【0130】
化合物42 2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3-[(4-ヒドロキシ-3-メチル-ベンジリデン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物42を製造した。
質量分析(ESI−MS)432(M+18−1)
【0131】
化合物43 2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3-[(2,5-ジメチル-ベンジリデン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物43を製造した。
質量分析(ESI−MS)430(M+18−1)
【0132】
化合物44 2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3-[(2-フルオロ-5-トリフルオロメチル-ベンジリデン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物44を製造した。
質量分析(ESI−MS)488(M+18−1)
【0133】
化合物45 2-(2-フルオロ-フェニル)-3-[(4-ヒドロキシ-3-メチル-ベンジリデン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物45を製造した。
質量分析(ESI−MS)390(M+18−1)
【0134】
化合物46 3-{[1-(2,5-ジメチル-フェニル)メチリデン]アミノ}-2-(2-フルオロフェニル)-3,4-ジヒドロ-4-キナゾリノン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物46を製造した。
質量分析(ESI−MS)388(M+18−1)
【0135】
化合物47 3-[(3-フルオロ-ベンジリデン)-アミノ]-2-(4-メトキシ-フェニル)-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物47を製造した。
質量分析(ESI−MS)390(M+18−1)
【0136】
化合物48 3-[(4-フルオロ-ベンジリデン)-アミノ]-2-(4-メトキシ-フェニル)-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物48を製造した。
質量分析(ESI−MS)390(M+18−1)
【0137】
化合物49 2-(4-メトキシ-フェニル)-3-[(3-メチル-ベンジリデン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物49を製造した。
質量分析(ESI−MS)386(M+18−1)
【0138】
化合物50 3-[(3-ヒドロキシ-ベンジリデン)-アミノ]-2-(4-メトキシ-フェニル)-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物50を製造した。
質量分析(ESI−MS)388(M+18−1)
【0139】
化合物51 2-(4-メトキシ-フェニル)-3-[(4-メチル-ベンジリデン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物51を製造した。
質量分析(ESI−MS)386(M+18−1)
【0140】
化合物52 3-[(4-アリルオキシ-ベンジリデン)-アミノ]-2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物52を製造した。
質量分析(ESI−MS)458(M+18−1)
【0141】
化合物53 3-[(3,5-ジメトキシ-ベンジリデン)-アミノ]-2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物53を製造した。
質量分析(ESI−MS)462(M+18−1)
【0142】
化合物54 2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3-{[3-(3-トリフルオロメチル-フェノキシ)-ベンジリデン]-アミノ}-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物54を製造した。
質量分析(ESI−MS)562(M+18−1)
【0143】
化合物55 2-(3,5-ジメトキシ-フェニル)-3-[(3-フルオロ-ベンジリデン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物55を製造した。
質量分析(ESI−MS)420(M+18−1)
【0144】
化合物56 2-(3,5-ジメトキシ-フェニル)-3-[(4-フルオロ-ベンジリデン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物56を製造した。
質量分析(ESI−MS)420(M+18−1)
【0145】
化合物57 2-(3,5-ジメトキシ-フェニル)-3-[(4-メチル-ベンジリデン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物57を製造した。
質量分析(ESI−MS)416(M+18−1)
【0146】
化合物58 2-(3,5-ジメトキシ-フェニル)-3-[(3-ヒドロキシ-ベンジリデン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物58を製造した。
質量分析(ESI−MS)418(M+18−1)
【0147】
化合物59 6-ブロモ-3-[(3-クロロ-ベンジリデン)-アミノ]-2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物59を製造した。
質量分析(ESI−MS)418(M+18−1)
【0148】
化合物60 6-ブロモ-3-[(4-クロロ-ベンジリデン)-アミノ]-2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物60を製造した。
質量分析(ESI−MS)516(M+18−1)
【0149】
化合物61 6-ブロモ-2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3-[(4-フルオロ-ベンジリデン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物61を製造した。
質量分析(ESI−MS)500(M+18−1)
【0150】
化合物62 6-ブロモ-2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3-[(4-メチル-ベンジリデン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物62を製造した。
質量分析(ESI−MS)494(M+18−1)
【0151】
化合物63 6-ブロモ-2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3-[(3-ヒドロキシ-ベンジリデン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物63を製造した。
質量分析(ESI−MS)496(M+18−1)
【0152】
化合物64 6-ブロモ-2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3-[(4-ヒドロキシ-ベンジリデン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物64を製造した。
質量分析(ESI−MS)496(M+18−1)
【0153】
化合物65 6-クロロ-2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3-[(3-フルオロ-ベンジリデン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物65を製造した。
質量分析(ESI−MS)454(M+18−1)
【0154】
化合物66 6-クロロ-2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3-[(4-フルオロ-ベンジリデン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物66を製造した。
質量分析(ESI−MS)454(M+18−1)
【0155】
化合物67 6-クロロ-2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3-[(3-メチル-ベンジリデン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物67を製造した。
質量分析(ESI−MS)450(M+18−1)
【0156】
化合物68 6-クロロ-2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3-[(4-メチル-ベンジリデン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物68を製造した。
H−NMR(CDCl,400MHz):δ9.33(1H,s),8.72(1H,d,J=8.76Hz),8.21(1H,s),7.48−7.68(6H,m),7.20−7.25(1H,m),6.92(1H,d,J=8.56Hz),3.97(3H,s),3.93(3H,s),2.38(3H,s)
質量分析(ESI−MS)450(M+18−1)
【0157】
化合物69 6-クロロ-2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3-[(3-ヒドロキシ-ベンジリデン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物69を製造した。
質量分析(ESI−MS)452(M+18−1)
【0158】
化合物70 6-クロロ-2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3-[(4-ヒドロキシ-ベンジリデン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物70を製造した。
質量分析(ESI−MS)452(M+18−1)
【0159】
化合物71 7-クロロ-2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3-[(3-フルオロ-ベンジリデン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物71を製造した。
質量分析(ESI−MS)454(M+18−1)
【0160】
化合物72 7-クロロ-2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3-[(4-フルオロ-ベンジリデン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物72を製造した。
質量分析(ESI−MS)454(M+18−1)
【0161】
化合物73 7-クロロ-2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3-[(3-メチル-ベンジリデン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物73を製造した。
質量分析(ESI−MS)450(M+18−1)
【0162】
化合物74 7-クロロ-2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3-[(4-メチル-ベンジリデン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物74を製造した。
質量分析(ESI−MS)452(M+18−1)
【0163】
化合物75 7-クロロ-2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3-[(3-ヒドロキシ-ベンジリデン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物75を製造した。
質量分析(ESI−MS)452(M+18−1)
【0164】
化合物76 3-[(3-フルオロ-ベンジリデン)-アミノ]-2-(4-フルオロ-フェニル)-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物76を製造した。
質量分析(ESI−MS)379、757(M+18−1)
【0165】
化合物77 3-[(4-フルオロ-ベンジリデン)-アミノ]-2-(4-フルオロ-フェニル)-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物77を製造した。
質量分析(ESI−MS)378(M+18−1)
【0166】
化合物78 2-(4-フルオロ-フェニル)-3-[(3-メチル-ベンジリデン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物78を製造した。
質量分析(ESI−MS)374(M+18−1)
【0167】
化合物79 2-(4-フルオロ-フェニル)-3-[(4-メチル-ベンジリデン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物79を製造した。
質量分析(ESI−MS)374(M+18−1)
【0168】
化合物80 2-(4-フルオロ-フェニル)-3-[(3-ヒドロキシ-ベンジリデン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物80を製造した。
質量分析(ESI−MS)376(M+18−1)
【0169】
化合物81 3-[(3-フルオロ-ベンジリデン)-アミノ]-2-(3-フルオロ-フェニル)-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物81を製造した。
質量分析(ESI−MS)378(M+18−1)
【0170】
化合物82 3-[(4-フルオロ-ベンジリデン)-アミノ]-2-(3-フルオロ-フェニル)-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物82を製造した。
質量分析(ESI−MS)757(M+18−1)
【0171】
化合物83 2-(3-フルオロ-フェニル)-3-[(3-メチル-ベンジリデン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物83を製造した。
質量分析(ESI−MS)374(M+18−1)
【0172】
化合物84 2-(3-フルオロ-フェニル)-3-[(4-メチル-ベンジリデン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物84を製造した。
質量分析(ESI−MS)374(M+18−1)
【0173】
化合物85 2-(3-フルオロ-フェニル)-3-[(3-ヒドロキシ-ベンジリデン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物85を製造した。
質量分析(ESI−MS)376(M+18−1)
【0174】
化合86 2-(3-フルオロ-フェニル)-3-[(4-ヒドロキシ-ベンジリデン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物86を製造した。
質量分析(ESI−MS)376(M+18−1)
【0175】
化合物87 6-ブロモ-3-[(4-クロロ-3-トリフルオロメチル-ベンジリデン)-アミノ]-2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物87を製造した。
質量分析(ESI−MS)582、584(M+18−1)
【0176】
化合物88 6-クロロ-3-[(4-クロロ-3-トリフルオロメチル-ベンジリデン)-アミノ]-2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物88を製造した。
H−NMR(CDCl3,400MHz):δ8.49(1H,d,J=8.08Hz),8.39(1H,s),8.06(1H,s),7.96(1H,s),7.49−7.60(4H,m),7.41(1H,d,J=9.04Hz),6.94(1H,d,J=8.56Hz),3.98(3H,s,),3.94(3H,s)
質量分析(ESI−MS)538、540(M+18−1)
【0177】
化合物89 3-[(4-クロロ-3-トリフルオロメチル-ベンジリデン)-アミノ]-2-(3,5-ジメトキシ-フェニル)-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物89を製造した。
質量分析(ESI−MS)504、506(M+18−1)
【0178】
化合物90 3-[(4-クロロ-3-トリフルオロメチル-ベンジリデン)-アミノ]-2-(4-メトキシ-フェニル)-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物90を製造した。
質量分析(ESI−MS)474(M+18−1)
【0179】
化合物91 6-ブロモ-2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3-[(3,4-ジメチル-ベンジリデン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物91を製造した。
H−NMR(CDCl3,400MHz):δ9.53(1H,s),8.61(1H,d,J=9.04Hz),8.21(1H,s),7.69(1H,s),7.59−7.62(4H,m),7.46−7.50(1H,m),7.17(1H,d,J=7.56Hz),6.91(1H,d,J=8.28Hz),3.97(3H,s),3.93(3H,s),2.28(3H,s),2.28(3H,s)
質量分析(ESI−MS)508(M+18−1)
【0180】
化合物92 6-クロロ-2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3-[(3,4-ジメチル-ベンジリデン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物92を製造した。
H−NMR(CDCl3,400MHz):δ9.60(1H,s),8.65(1H,d,J=9.04Hz),8.21(1H,s),7.44−7.62(6H,m),7.17(1H,d,J=7.80Hz),6.91(1H,d,J=8.32Hz),3.97(3H,s),3.92(3H,s),2.28(6H,s)
質量分析(ESI−MS)464(M+18−1)
【0181】
化合物93 2-(3,5-ジメトキシ-フェニル)-3-[(3,4-ジメチル-ベンジリデン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物93を製造した。
質量分析(ESI−MS)430(M+18−1)
【0182】
化合物94 3-[(3,4-ジメチル-ベンジリデン)-アミノ]-2-(4-メトキシ-フェニル)-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物94を製造した。
質量分析(ESI−MS)400(M+18−1)
【0183】
化合物95 3-[(3,4-ジメチル-ベンジリデン)-アミノ]-2-(3-フルオロ-フェニル)-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物95を製造した。
質量分析(ESI−MS)388(M+18−1)
【0184】
化合物96 3-[(3,4-ジメチル-ベンジリデン)-アミノ]-2-(4-フルオロ-フェニル)-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物96を製造した。
質量分析(ESI−MS)388(M+18−1)
【0185】
化合物97 6-ブロモ-3-[(3-ブロモ-4-メトキシ-ベンジリデン)-アミノ]-2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物97を製造した。
質量分析(ESI−MS)590(M+18−1)
【0186】
化合物98 3-[(3-ブロモ-4-メトキシ-ベンジリデン)-アミノ]-6-クロロ-2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物98を製造した。
質量分析(ESI−MS)544(M+18−1)
【0187】
化合物99 3-[(3-ブロモ-4-メトキシ-ベンジリデン)-アミノ]-2-(3,5-ジメトキシ-フェニル)-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物99を製造した。
質量分析(ESI−MS)510(M+18−1)
【0188】
化合物100 3-[(3-ブロモ-4-メトキシ-ベンジリデン)-アミノ]-2-(4-メトキシ-フェニル)-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物100を製造した。
質量分析(ESI−MS)482(M+18−1)
【0189】
化合物101 3-[(3-ブロモ-4-メトキシ-ベンジリデン)-アミノ]-2-(3-フルオロ-フェニル)-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物101を製造した。
質量分析(ESI−MS)468、470(M+18−1)
【0190】
化合物102 3-[(3-ブロモ-4-メトキシ-ベンジリデン)-アミノ]-2-(4-フルオロ-フェニル)-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物102を製造した。
質量分析(ESI−MS)468、470(M+18−1)
【0191】
化合物103 2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3-{[1-(3-ニトロ-フェニル)メチリデン]アミノ}-3,4-ジヒドロ-4-キナゾリノン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物103を製造した。
質量分析(ESI−MS)447(M+18−1)
【0192】
化合物104 2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3-[(4-ジメチルアミノ-ベンジリデン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物104を製造した。
質量分析(ESI−MS)445(M+18−1)
【0193】
化合物105 6-ブロモ-3-[(3-フルオロ-ベンジリデン)-アミノ]-2-(4-フルオロ-フェニル)-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物105を製造した。
質量分析(ESI−MS)458(M+18−1)
【0194】
化合物106 6-ブロモ-3-[(4-フルオロ-ベンジリデン)-アミノ]-2-(4-フルオロ-フェニル)-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物106を製造した。
質量分析(ESI−MS)456(M+18−1)
【0195】
化合物107 6-ブロモ-3-[(3-クロロ-ベンジリデン)-アミノ]-2-(4-フルオロ-フェニル)-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物107を製造した。
質量分析(ESI−MS)472、474(M+18−1)
【0196】
化合物108 6-ブロモ-3-[(4-クロロ-ベンジリデン)-アミノ]-2-(4-フルオロ-フェニル)-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物108を製造した。
質量分析(ESI−MS)472、474(M+18−1)
【0197】
化合物109 6-ブロモ-2-(4-フルオロ-フェニル)-3-[(3-ヒドロキシ-ベンジリデン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物109を製造した。
質量分析(ESI−MS)456、458(M+18−1)
【0198】
化合物110 6-ブロモ-2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3-[(ピリジン-3-イルメチレン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物110を製造した。
質量分析(ESI−MS)483(M+18−1)
【0199】
化合物111 6-クロロ-2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3-[(ピリジン-3-イルメチレン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物111を製造した。
質量分析(ESI−MS)437(M+18−1)
【0200】
化合物112 2-(4-メトキシ-フェニル)-3-[(ピリジン-3-イルメチレン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物112を製造した。
質量分析(ESI−MS)373(M+18−1)
【0201】
化合物113 2-(4-フルオロ-フェニル)-3-[(ピリジン-3-イルメチレン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物113を製造した。
質量分析(ESI−MS)361(M+18−1)
【0202】
化合物114 6-ブロモ-2-(3,5-ジメトキシ-フェニル)-3-[(3-フルオロ-ベンジリデン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物114を製造した。
質量分析(ESI−MS)498(M+18−1)
【0203】
化合物115 6-ブロモ-2-(3,5-ジメトキシ-フェニル)-3-[(4-フルオロ-ベンジリデン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物115を製造した。
質量分析(ESI−MS)498、500(M+18−1)
【0204】
化合物116 6-ブロモ-3-[(3-クロロ-ベンジリデン)-アミノ]-2-(3,5-ジメトキシ-フェニル)-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物116を製造した。
質量分析(ESI−MS)516、518(M+18−1)
【0205】
化合物117 6-ブロモ-3-[(4-クロロ-ベンジリデン)-アミノ]-2-(3,5-ジメトキシ-フェニル)-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物117を製造した。
質量分析(ESI−MS)514、516(M+18−1)
【0206】
化合物118 6-ブロモ-2-(3,5-ジメトキシ-フェニル)-3-[(3-メチル-ベンジリデン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物118を製造した。
質量分析(ESI−MS)496(M+18−1)
【0207】
化合物119 6-ブロモ-2-(3,5-ジメトキシ-フェニル)-3-[(4-メチル-ベンジリデン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物119を製造した。
質量分析(ESI−MS)494(M+18−1)
【0208】
化合物120 6-ブロモ-3-[(3-フルオロ-ベンジリデン)-アミノ]-2-(3-トリフルオロメトキシ-フェニル)-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物120を製造した。
質量分析(ESI−MS)444(M+18−1)
【0209】
化合物121 6-ブロモ-3-[(4-フルオロ-ベンジリデン)-アミノ]-2-(3-トリフルオロメトキシ-フェニル)-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物121を製造した。
質量分析(ESI−MS)444(M+18−1)
【0210】
化合物122 6-ブロモ-3-[(3-クロロ-ベンジリデン)-アミノ]-2-(3-トリフルオロメトキシ-フェニル)-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物122を製造した。
質量分析(ESI−MS)538、540(M+18−1)
【0211】
化合物123 6-ブロモ-3-[(4-クロロ-ベンジリデン)-アミノ]-2-(3-トリフルオロメトキシ-フェニル)-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物123を製造した。
質量分析(ESI−MS)538、540(M+18−1)
【0212】
化合物124 6-ブロモ-3-[(4-メチル-ベンジリデン)-アミノ]-2-(3-トリフルオロメトキシ-フェニル)-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物124を製造した。
質量分析(ESI−MS)440(M+18−1)
【0213】
化合物125 2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-6-(3-ジメチルアミノ-プロポキシ)-3-[(4-フルオロ-ベンジリデン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物125を製造した。
質量分析(ESI−MS)521、523(M+18−1)
【0214】
化合物126 6-クロロ-3-[(3,4-ジメトキシ-ベンジリデン)-アミノ]-2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物126を製造した。
質量分析(ESI−MS)496(M+18−1)
【0215】
化合物127 6-ブロモ-3-[(3,4-ジメトキシ-ベンジリデン)-アミノ]-2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物127を製造した。
質量分析(ESI−MS)540(M+18−1)
【0216】
化合物128 6-ブロモ-3-[(3,4-ジメトキシ-ベンジリデン)-アミノ]-2-(3,5-ジメトキシ-フェニル)-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物128を製造した。
質量分析(ESI−MS)542(M+18−1)
【0217】
化合物129 3-[(3-フルオロ-ベンジリデン)-アミノ]-2-ピリジン-3-イル-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物129を製造した。
質量分析(ESI−MS)361(M+18−1)
【0218】
化合物130 3-[(4-フルオロ-ベンジリデン)-アミノ]-2-ピリジン-3-イル-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物130を製造した。
H−NMR(CDCl,400MHz):δ9.69(1H,s),9.28(1H,s),8.77(1H,dd,J=1.44Hz,J=4.88Hz),8.66(1H,d,J=7.80Hz),8.25−8.33(2H,m),7.81(2H,s),7.50−7.60(2H,m),7.43(1H,dd,J=4.88Hz,J=8.04Hz),7.05−7.15(3H,m)
質量分析(ESI−MS)361(M+18−1)
【0219】
化合物131 3-[(3-メチル-ベンジリデン)-アミノ]-2-ピリジン-3-イル-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物131を製造した。
質量分析(ESI−MS)357(M+18−1)
【0220】
化合物132 3-[(4-メチル-ベンジリデン)-アミノ]-2-ピリジン-3-イル-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物132を製造した。
質量分析(ESI−MS)357(M+18−1)
【0221】
化合物133 3-[(3,4-ジメチル-ベンジリデン)-アミノ]-2-ピリジン-3-イル-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物133を製造した。
質量分析(ESI−MS)371(M+18−1)
【0222】
化合物134 3-[(3-フルオロ-ベンジリデン)-アミノ]-2-ピリジン-4-イル-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物134を製造した。
質量分析(ESI−MS)361(M+18−1)
【0223】
化合物135 3-[(4-フルオロ-ベンジリデン)-アミノ]-2-ピリジン-4-イル-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物135を製造した。
質量分析(ESI−MS)361(M+18−1)
【0224】
化合物136 3-[(3-メチル-ベンジリデン)-アミノ]-2-ピリジン-4-イル-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物136を製造した。
質量分析(ESI−MS)357(M+18−1)
【0225】
化合物137 3-[(4-メチル-ベンジリデン)-アミノ]-2-ピリジン-4-イル-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物137を製造した。
質量分析(ESI−MS)357(M+18−1)
【0226】
化合物138 3-[(3,4-ジメチル-ベンジリデン)-アミノ]-2-ピリジン-4-イル-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物138を製造した。
質量分析(ESI−MS)371(M+18−1)
【0227】
実施例2
化合物139 2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-6-(2-ジメチルアミノ-エトキシ)-3-[(4-フルオロ-ベンジリデン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例.1とほぼ同様な方法を用いて合成した2-(3,4-ジメトキシフェニル)-3-[1-(4-フルオロフェニル)メチリデン]アミノ-6-ヒドロキシ-3,4-ジヒドロ-4-キナゾリノン(50mg)を、無水DMF(1.5ml)に溶解させ、室温にてNaH(20mg)を加え、同温度にて5分間攪拌した。続いて、室温にてN-(2-クロロエチル)-N,N-ジメチルアミン塩酸塩(47mg)を加え、同温度にて12時間攪拌した。反応終了後、氷冷下にて蒸留水を滴下し、酢酸エチルにて分液抽出を行ない、得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄し、硫酸ナトリウムを用いて乾燥させ有機層を減圧下にて濃縮した。得られた残査をプレパラティブTLCにて精製し、表題の化合物139を(32mg、収率57.1%)得た。
質量分析(ESI−MS)507(M+18−1)
【0228】
化合物140 6-(2-ジエチルアミノ−エトキシ)-2-(3,4-ジメトキシフェニル)-3-[(4-フルオロ−ベンジリデン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例2に記載の方法に従って、表題の化合物140を製造した。
質量分析(ESI−MS)535(M+18−1)
【0229】
化合物141 2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3-[(3-フルオロ-ベンジリデン)-アミノ]-6-メトキシ-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物141を製造した。
質量分析(ESI−MS)450(M+18−1)
【0230】
化合物142 2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3-[(4-フルオロ-ベンジリデン)-アミノ]-6-メトキシ-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物142を製造した。
質量分析(ESI−MS)450(M+18−1)
【0231】
化合物143 2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-6-メトキシ-3-[(3-メチル-ベンジリデン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物143を製造した。
質量分析(ESI−MS)446(M+18−1)
【0232】
化合物144 2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-6-メトキシ-3-[(4-メチル-ベンジリデン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物144を製造した。
質量分析(ESI−MS)446(M+18−1)
【0233】
化合物145 2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3-[(3,4-ジメチル-ベンジリデン)-アミノ]-6-メトキシ-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物145を製造した。
質量分析(ESI−MS)460(M+18−1)
【0234】
化合物146 2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3-[(3-フルオロ-ベンジリデン)-アミノ]-6-メチル-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物146を製造した。
質量分析(ESI−MS)434(M+18−1)
【0235】
化合物147 2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3-[(4-フルオロ-ベンジリデン)-アミノ]-6-メチル-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物147を製造した。
質量分析(ESI−MS)434(M+18−1)
【0236】
化合物148 2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-6-メチル-3-[(3-メチル-ベンジリデン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物148を製造した。
質量分析(ESI−MS)430(M+18−1)
【0237】
化合物149 2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-6-メチル-3-[(4-メチル-ベンジリデン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物149を製造した。
質量分析(ESI−MS)430(M+18−1)
【0238】
化合物150 2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3-[(3,4-ジメチル-ベンジリデン)-アミノ]-6-メチル-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物150を製造した。
質量分析(ESI−MS)444(M+18−1)
【0239】
化合物151 6-ブロモ-3-[(3-フルオロ-ベンジリデン)-アミノ]-2-フラン-2-イル-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物151を製造した。
質量分析(ESI−MS)428(M+18−1)
【0240】
化合物152 6-ブロモ-3-[(4-フルオロ-ベンジリデン)-アミノ]-2-フラン-2-イル-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物152を製造した。
質量分析(ESI−MS)428(M+18−1)
【0241】
化合物153 6-ブロモ-2-フラン-2-イル-3-[(3-メチル-ベンジリデン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物153を製造した。
質量分析(ESI−MS)426(M+18−1)
【0242】
化合物154 6-ブロモ-2-フラン-2-イル-3-[(4-メチル-ベンジリデン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物154を製造した。
質量分析(ESI−MS)424(M+18−1)
【0243】
化合物155 6-ブロモ-2-フラン-2-イル-3-[(4-メチル-ベンジリデン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物155を製造した。
質量分析(ESI−MS)438(M+18−1)
【0244】
化合物156 6-ブロモ-3-[(4-クロロ-3-トリフルオロメチル-ベンジリデン)-アミノ]-2-フラン-2-イル-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物156を製造した。
質量分析(ESI−MS)513、514(M+18−1)
【0245】
化合物157 6-ブロモ-3-[(3-フルオロ-ベンジリデン)-アミノ]-2-チオフェン-2-イル-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物157を製造した。
質量分析(ESI−MS)446(M+18−1)
【0246】
化合物158 6-ブロモ-3-[(4-フルオロ-ベンジリデン)-アミノ]-2-チオフェン-2-イル-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物158を製造した。
質量分析(ESI−MS)446(M+18−1)
【0247】
化合物159 6-ブロモ-3-[(3-メチル-ベンジリデン)-アミノ]-2-チオフェン-2-イル-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物159を製造した。
質量分析(ESI−MS)440(M+18−1)
【0248】
化合物160 6-ブロモ-3-[(4-メチル-ベンジリデン)-アミノ]-2-チオフェン-2-イル-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物160を製造した。
質量分析(ESI−MS)440(M+18−1)
【0249】
化合物161 6-ブロモ-3-[(3,4-ジメチル-ベンジリデン)-アミノ]-2-チオフェン-2-イル-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物161を製造した。
質量分析(ESI−MS)454、456(M+18−1)
【0250】
化合物162 6-ブロモ-3-[(4-クロロ-3-トリフルオロメチル-ベンジリデン)-アミノ]-2-チオフェン-2-イル-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物162を製造した。
質量分析(ESI−MS)530(M+18−1)
【0251】
実施例3
化合物163 3-[(3,4-ジメチル-ベンジリデン)-アミノ]-2-ピリジン-4-イル-3H-キナゾリン-4-オン; 塩酸塩
実施例3とほぼ同様な方法を用いて合成した、化合物138(50mg)に室温にて10%−塩酸メタノールを溶液(1.0ml)を加え、さらにジエチルエーテル(5.0ml)を加え30秒間攪拌した。反応液をそのまま桐山ロート(φ21mm)を用いて濾過し、結晶をジェチルエーテルにより洗浄し、表題の化合物163(47mg、収率85.6%)を得た。
H−NMR(MeOH−d4,400MHz):δ8.97(2H,d,J=6.84Hz),8.49(1H,d,J=8.08Hz),8.41(2H,d,J=6.56Hz),8.23(1H,s),7.84(1H,d,J=6.56Hz),7.56−7.61(2H,m),7.44(1H,d,J=7.80Hz),7.28(1H,dd,J=7.32Hz,J=7.32Hz),7.12(1H,d,J=7.80Hz),2.23(3H,s),2.22(3H,s)
質量分析(ESI−MS)371(M+18−1)
【0252】
化合物164 3-[(4-メチル-ベンジリデン)-アミノ]-2-ピリジン-3-イル-3H-キナゾリン-4-オン; 塩酸塩
実施例3に記載の方法に従って、表題の化合物164を製造した。
H−NMR(MeOH−d,400MHz):δ9.22(1H,s),8.87(1H,d,J=5.4Hz),8.83(1H,d,J=8.04Hz),8.43(1H,d,J=8.32Hz),8.25(1H,s),7.97−8.04(1H,m),7.81(1H,dd,J=1.24Hz、J=7.84Hz),7.64(2H,d,J=8.04Hz),7.54−7.60(1H,m),7.23−7.29(1H,m),7.18(2H,d,J=7.80Hz),2.29(3H,s)
質量分析(ESI−MS)357(M+18−1)
【0253】
化合物165 3-[(3,4-ジメチル-ベンジリデン)-アミノ]-2-ピリジン-3-イル-3H-キナゾリン-4-オン; 塩酸塩
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物165を製造した。
H−NMR(CDCl,400MHz):δ9.92(1H,s),9.29(1H,s),8.75−8.78(2H,m),8.30−8.40(1H,m),8.15(1H,s),7.55−7.65(5H,m),7.42−7.49(2H,m),7.15−7.25(1H,m),2.32(3H,s),2.29(3H,s)
質量分析(ESI−MS)371(M+18−1)
【0254】
化合物166 6-ブロモ-3-[(3-フルオロ-ベンジリデン)-アミノ]-2-ピリジン-4-イル-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物166を製造した。
質量分析(ESI−MS)439(M+18−1)
【0255】
化合物167 6-ブロモ-3-[(4-フルオロ-ベンジリデン)-アミノ]-2-ピリジン-4-イル-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物167を製造した。
質量分析(ESI−MS)439(M+18−1)
【0256】
化合物168 6-ブロモ-3-[(3-メチル-ベンジリデン)-アミノ]-2-ピリジン-4-イル-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物168を製造した。
質量分析(ESI−MS)437(M+18−1)
【0257】
化合物169 6-ブロモ-3-[(4-メチル-ベンジリデン)-アミノ]-2-ピリジン-4-イル-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物169を製造した。
質量分析(ESI−MS)435、437(M+18−1)
【0258】
化合物170 6-ブロモ-3-[(3,4-ジメチル-ベンジリデン)-アミノ]-2-ピリジン-4-イル-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物170を製造した。
質量分析(ESI−MS)451、452(M+18−1)
【0259】
化合物171 6-ブロモ-3-[(4-クロロ-3-トリフルオロメチル-ベンジリデン)-アミノ]-2-ピリジン-4-イル-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物171を製造した。
質量分析(ESI−MS)525、527(M+18−1)
【0260】
化合物172 6-ブロモ-3-[(3-フルオロ-ベンジリデン)-アミノ]-2-ピリジン-3-イル-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物172を製造した。
質量分析(ESI−MS)441、442(M+18−1)
【0261】
化合物173 6-ブロモ-3-[(4-フルオロ-ベンジリデン)-アミノ]-2-ピリジン-3-イル-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物173を製造した。
質量分析(ESI−MS)439(M+18−1)
【0262】
化合物174 6-ブロモ-3-[(3-メチル-ベンジリデン)-アミノ]-2-ピリジン-3-イル-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物174を製造した。
質量分析(ESI−MS)435(M+18−1)
【0263】
化合物175 6-ブロモ-3-[(4-メチル-ベンジリデン)-アミノ]-2-ピリジン-3-イル-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物175を製造した。
質量分析(ESI−MS)437、438(M+18−1)
【0264】
化合物176 6-ブロモ-3-[(3,4-ジメチル-ベンジリデン)-アミノ]-2-ピリジン-3-イル-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物176を製造した。
質量分析(ESI−MS)451、452(M+18−1)
【0265】
化合物177 6-ブロモ-3-[(4-クロロ-3-トリフルオロメチル-ベンジリデン)-アミノ]-2-ピリジン-3-イル-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物177を製造した。
質量分析(ESI−MS)524、525(M+18−1)
【0266】
化合物178 6-ブロモ-2-(4-エチル-フェニル)-3-[(3-フルオロ-ベンジリデン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物178を製造した。
質量分析(ESI−MS)466、468(M+18−1)
【0267】
化合物179 6-ブロモ-2-(4-エチル-フェニル)-3-[(4-フルオロ-ベンジリデン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物179を製造した。
質量分析(ESI−MS)466(M+18−1)
【0268】
化合物180 6-ブロモ-2-(4-エチル-フェニル)-3-[(3-メチル-ベンジリデン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物180を製造した。
質量分析(ESI−MS)462(M+18−1)
【0269】
化合物181 6-ブロモ-2-(4-エチル-フェニル)-3-[(4-メチル-ベンジリデン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物181を製造した。
質量分析(ESI−MS)462、464(M+18−1)
【0270】
化合物182 6-ブロモ-3-[(3,4-ジメチル-ベンジリデン)-アミノ]-2-(4-エチル-フェニル)-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物182を製造した。
質量分析(ESI−MS)476、478(M+18−1)
【0271】
化合物183 6-ブロモ-3-[(4-クロロ-3-トリフルオロメチル-ベンジリデン)-アミノ]-2-(4-エチル-フェニル)-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物183を製造した。
質量分析(ESI−MS)550(M+18−1)
【0272】
化合物184 6-クロロ-3-[(3-フルオロ-ベンジリデン)-アミノ]-2-ピリジン-3-イル-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物184を製造した。
質量分析(ESI−MS)395、397(M+18−1)
【0273】
化合物185 6-クロロ-3-[(4-フルオロ-ベンジリデン)-アミノ]-2-ピリジン-3-イル-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物185を製造した。
質量分析(ESI−MS)395(M+18−1)
【0274】
化合物186 6-クロロ-3-[(3-メチル-ベンジリデン)-アミノ]-2-ピリジン-3-イル-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物186を製造した。
質量分析(ESI−MS)391(M+18−1)
【0275】
化合物187 6-クロロ-3-[(4-メチル-ベンジリデン)-アミノ]-2-ピリジン-3-イル-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物187を製造した。
質量分析(ESI−MS)391(M+18−1)
【0276】
化合物188 6-クロロ-3-[(3,4-ジメチル-ベンジリデン)-アミノ]-2-ピリジン-3-イル-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物188を製造した。
質量分析(ESI−MS)405、407(M+18−1)
【0277】
化合物189 6-クロロ-3-[(4-クロロ-3-トリフルオロメチル-ベンジリデン)-アミノ]-2-ピリジン-3-イル-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物189を製造した。
質量分析(ESI−MS)479、480(M+18−1)
【0278】
化合物190 6-クロロ-3-[(4-フルオロ-ベンジリデン)-アミノ]-2-ピリジン-4-イル-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物190を製造した。
質量分析(ESI−MS)395、397(M+18−1)
【0279】
化合物191 6-クロロ-3-[(3-メチル-ベンジリデン)-アミノ]-2-ピリジン-4-イル-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物191を製造した。
質量分析(ESI−MS)391(M+18−1)
【0280】
化合物192 6-クロロ-3-[(4-メチル-ベンジリデン)-アミノ]-2-ピリジン-4-イル-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物192を製造した。
質量分析(ESI−MS)391(M+18−1)
【0281】
化合物193 6-クロロ-3-[(3,4-ジメチル-ベンジリデン)-アミノ]-2-ピリジン-4-イル-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物193を製造した。
質量分析(ESI−MS)405(M+18−1)
【0282】
化合物194 6-クロロ-3-[(4-クロロ-3-トリフルオロメチル-ベンジリデン)-アミノ]-2-ピリジン-4-イル-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物194を製造した。
質量分析(ESI−MS)479(M+18−1)
【0283】
実施例4
化合物195 6-ブロモ-3-[(3-フルオロ-ベンジリデン)-アミノ]-2-[3-(ピリジン-4-イルスルファニルメチル)-フェニル]-3H-キナゾリン-4-オン
メチル 2−アミノ−5−ブロモベンゾエ−ト(化合物A)(2.0g)を、無水塩化メチレン(40.0ml)に溶解させた。続いて、室温にてピリジン(1.0ml)、ニコチノイルクロライド塩酸塩(化合物B)(2.0g)をそれぞれ加え、同温度にて3時間攪拌した。反応終了後、蒸留水を加え、クロロホルムにて分液抽出し、有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液、飽和食塩水を用いて洗浄した。硫酸ナトリウムで乾燥し、続いて濃縮を行ない、有用中間体である、メチル 5−ブロモ2−[3−(クロロメチル)ベンゾイル]アミノベンゾエ−ト(3.32g,収率100%)を得た。
【0284】
続いて、メチル 5−ブロモ2−[3−(クロロメチル)ベンゾイル]アミノベンゾエ−ト(1.5g)を、無水塩化メチレンに溶解させ、室温にてトリエチルアミン(2.0ml)、4−メルカプトピリジン(化合物B’)(880mg)を加え、同温度にて12時間攪拌した。反応終了後、室温にて蒸留水を加え、クロロホルムにて分液抽出し、有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液、飽和食塩水を用いて洗浄した。硫酸ナトリウムで乾燥し、続いて濃縮を行ない、得られた残査にジエチルエーテルを加え結晶化させ、結晶を桐山ロート(φ21mm)、ジエチルエーテルを用いて洗浄し、有用中間体であるメチル 5−ブロモ−2−(3−[(4−ピリジルスルファニル)メチル]ベンゾイルアミノ)ベンゾエート(1.20g、収率67%)を得た。
【0285】
上記反応で得られた、メチル 5−ブロモ−2−(3−[(4−ピリジルスルファニル)メチル]ベンゾイルアミノ)ベンゾエート(1.20g)を、エタノ−ル(25.0ml)に溶解させ、室温にてヒドラジン一水和物(2.0ml)を加え、加熱還流下で1時間攪拌した。反応終了後、反応溶液を室温にて放冷し、氷冷下にて冷却し結晶を析出させた。析出した結晶を、桐山ロ−ト(φ21mm)を用いて濾過し、結晶をエ−テルにて洗浄し、ヒドラジン化合物である3―アミノ−6−ブロモ−2−{3−[(4−ピリジルスルファニル)メチル]フェニル}−3,4−ジヒドロ−4−キナゾロン(753mg、収率65.4%)を得た。
【0286】
3―アミノ−6−ブロモ−2−{3−[(4−ピリジルスルファニル)メチル]フェニル}−3,4−ジヒドロ−4−キナゾロン(50.0mg)を、無水トルエン(1.0ml)に溶解させた。続いて、室温にて触媒量の酢酸、3−フルオロベンズアルデヒド(化合物C)(50.0μl)を添加し、加熱還流下にて1時間攪拌した。反応終了後、室温にて放冷し、氷冷下にて冷却し結晶を析出させた。析出した結晶を、桐山ロ−ト(φ21mm)を用いて濾過し、結晶をトルエン、ヘキサンを用いて洗浄した。結晶を真空ポンプにて乾燥させる事により、表題の化合物195(27.0mg、収率43.6%)を得た。
質量分析(ESI−MS)561、563(M+18−1)
【0287】
化合物196 6-ブロモ-3-[(4-フルオロ-ベンジリデン)-アミノ]-2-[3-(ピリジン-4-イルスルファニルメチル)-フェニル]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例4に記載の方法に従って、表題の化合物196を製造した。
質量分析(ESI−MS)563(M+18−1)
【0288】
化合物197 6-ブロモ-3-[(3-メチル-ベンジリデン)-アミノ]-2-[3-(ピリジン-4-イルスルファニルメチル)-フェニル]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例4に記載の方法に従って、表題の化合物197を製造した。
質量分析(ESI−MS)559(M+18−1)
【0289】
化合物198 6-ブロモ-3-[(4-メチル-ベンジリデン)-アミノ]-2-[3-(ピリジン-4-イルスルファニルメチル)-フェニル]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例4に記載の方法に従って、表題の化合物198を製造した。
質量分析(ESI−MS)559(M+18−1)
【0290】
化合物199 6-ブロモ-3-[(3,4-ジメチル-ベンジリデン)-アミノ]-2-[3-(ピリジン-4-イルスルファニルメチル)-フェニル]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例4に記載の方法に従って、表題の化合物199を製造した。
質量分析(ESI−MS)571(M+18−1)
【0291】
化合物200 6-ブロモ-3-[(4-クロロ-3-トリフルオロメチル-ベンジリデン)-アミノ]-2-[3-(ピリジン-4-イルスルファニルメチル)-フェニル]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例4に記載の方法に従って、表題の化合物200を製造した。
質量分析(ESI−MS)641(M+18−1)
【0292】
化合物201 6-ブロモ-2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3-[(1-メチル-1H-ピロール-2-イルメチレン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物201を製造した。
質量分析(ESI−MS)484(M+18−1)
【0293】
化合物202 6-ブロモ-2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3-[(4,5-ジメチル-フラン-2-イルメチレン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物202を製造した。
質量分析(ESI−MS)499(M+18−1)
【0294】
化合物203 3-[(4-メチル-ベンジリデン)-アミノ]-2-ピリジン-4-イル-3H-キナゾリン-4-オン; 塩酸塩
実施例3に記載の方法に従って、表題の化合物203を製造した。
質量分析(ESI−MS)357(M+18−1)
【0295】
化合物204 2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3-[(3-フルオロ-ベンジリデン)-アミノ]-6-ヨード-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物204を製造した。
質量分析(ESI−MS)546(M+18−1)
【0296】
化合物205 2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3-[(4-フルオロ-ベンジリデン)-アミノ]-6-ヨード-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物205を製造した。
質量分析(ESI−MS)546(M+18−1)
【0297】
化合物206 2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-6-ヨード-3-[(3-メチル-ベンジリデン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物206を製造した。
質量分析(ESI−MS)542(M+18−1)
【0298】
化合物207 2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-6-ヨード-3-[(4-メチル-ベンジリデン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物207を製造した。
質量分析(ESI−MS)542(M+18−1)
【0299】
化合物208 2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3-[(3,4-ジメチル-ベンジリデン)-アミノ]-6-ヨード-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物176を製造した。
質量分析(ESI−MS)556(M+18−1)
【0300】
化合物209 3-[(4-クロロ-3-トリフルオロメチル-ベンジリデン)-アミノ]-2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-6-ヨード-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物209を製造した。
質量分析(ESI−MS)630(M+18−1)
【0301】
化合物210 3-[(1-メチル-1H-ピロール-2-イルメチレン)-アミノ]-2-ピリジン-4-イル-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物210を製造した。
質量分析(ESI−MS)346(M+18−1)
【0302】
化合物211 6-ブロモ-3-[(1-メチル-1H-ピロール-2-イルメチレン)-アミノ]-2-ピリジン-3-イル-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物211を製造した。
質量分析(ESI−MS)424(M+18−1)
【0303】
化合物212 6-クロロ-3-[(1-メチル-1H-ピロール-2-イルメチレン)-アミノ]-2-ピリジン-3-イル-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物212を製造した。
質量分析(ESI−MS)380(M+18−1)
【0304】
化合物213 2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3-[1-(3-フルオロ-フェニル)-エチリデンアミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物213を製造した。
質量分析(ESI−MS)434(M+18−1)
【0305】
化合物214 6-ブロモ-2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3-[1-(3-フルオロ-フェニル)-エチリデンアミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物214を製造した。
質量分析(ESI−MS)512、514(M+18−1)
【0306】
化合物215 6-ブロモ-2-ピリジン-3-イル-3-(1-m-トルイル-エチリデンアミノ)-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物215を製造した。
質量分析(ESI−MS)449、451(M+18−1)
【0307】
化合物216 6-ブロモ-2-ピリジン-3-イル-3-(1-p-トルイル-エチリデンアミノ)-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物216を製造した。
質量分析(ESI−MS)449(M+18−1)
【0308】
化合物217 6-クロロ-2-ピリジン-3-イル-3-(1-p-トルイル-エチリデンアミノ)-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物217を製造した。
質量分析(ESI−MS)405(M+18−1)
【0309】
化合物218 3-[(4,5-ジメチル-フラン-2-イルメチレン)-アミノ]-2-ピリジン-3-イル-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物218を製造した。
質量分析(ESI−MS)361(M+18−1)
【0310】
化合物219 3-[(4,5-ジメチル-フラン-2-イルメチレン)-アミノ]-2-ピリジン-4-イル-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物219を製造した。
質量分析(ESI−MS)361(M+18−1)
【0311】
化合物220 6-ブロモ-3-[(4,5-ジメチル-フラン-2-イルメチレン)-アミノ]-2-ピリジン-3-イル-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物220を製造した。
質量分析(ESI−MS)439(M+18−1)
【0312】
化合物221 6-ブロモ-3-[(4,5-ジメチル-フラン-2-イルメチレン)-アミノ]-2-ピリジン-4-イル-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物221を製造した。
質量分析(ESI−MS)439、441(M+18−1)
【0313】
化合物222 6-クロロ-3-[(4,5-ジメチル-フラン-2-イルメチレン)-アミノ]-2-ピリジン-3-イル-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物222を製造した。
質量分析(ESI−MS)395(M+18−1)
【0314】
化合物223 6-クロロ-3-[(4,5-ジメチル-フラン-2-イルメチレン)-アミノ]-2-ピリジン-4-イル-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物223を製造した。
質量分析(ESI−MS)395(M+18−1)
【0315】
化合物224 3-(ベンジリデン-アミノ)-2-フェニル-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物224を製造した。
質量分析(ESI−MS)342(M+18−1)
【0316】
化合物225 3-[(2-フルオロ-ベンジリデン)-アミノ]-2-フェニル-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物225を製造した。
質量分析(ESI−MS)360(M+18−1)
【0317】
化合物226 3-[(3-フルオロ-ベンジリデン)-アミノ]-2-フェニル-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物226を製造した。
質量分析(ESI−MS)360(M+18−1)
【0318】
化合物227 3-(ベンジリデン-アミノ)-2-(3,4-デメトキシ-フェニル)-6,7-ジメトキシ-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物227を製造した。
質量分析(ESI−MS)462(M+18−1)
【0319】
化合物228 3-[(2-ブロモ-ベンジリデン)-アミノ]-2-フェニル-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物228を製造した。
質量分析(ESI−MS)421(M+18−1)
【0320】
化合物229 3-[(2-メチル-ベンジリデン)-アミノ]-2-フェニル-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物229を製造した。
質量分析(ESI−MS)356(M+18−1)
【0321】
化合物230 2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-6,7-ジメトキシ-3-[(2-メチル-ベンジリデン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物230を製造した。
質量分析(ESI−MS)476(M+18−1)
【0322】
化合物231 3-[(2-クロロ-ベンジリデン)-アミノ]-2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物231を製造した。
質量分析(ESI−MS)436(M+18−1)
【0323】
化合物232 2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3-[(6-メトキシ-ナフタレン-2-イルメチレン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物232を製造した。
質量分析(ESI−MS)482(M+18−1)
【0324】
化合物233 3-[(ビフェニル-4-イルメチレン)-アミノ]-2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物233を製造した。
質量分析(ESI−MS)478(M+18−1)
【0325】
化合物234 3-[(4-ブロモ-ベンジリデン)-アミノ]-2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物234を製造した。
質量分析(ESI−MS)480(M+18−1)
【0326】
化合物235 2-フェニル-3-(3-フェニル-アリリデンアミノ)-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物235を製造した。
質量分析(ESI−MS)368(M+18−1)
【0327】
化合物236 3-[(2-フルオロ-ベンジリデン)-アミノ]-2-(2-フルオロ-フェニル)-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物236を製造した。
質量分析(ESI−MS)378(M+18−1)
【0328】
化合物237 3-[(3-フルオロ-ベンジリデン)-アミノ]-2-(2-フルオロ-フェニル)-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物237を製造した。
質量分析(ESI−MS)378(M+18−1)
【0329】
化合物238 2-(2-フルオロ-フェニル)-3-[(3-メチル-ベンジリデン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物238を製造した。
質量分析(ESI−MS)374(M+18−1)
【0330】
化合物239 3-[(3-tert-ブチル-2-ヒドロキシ-ベンジリデン)-アミノ]-2-(2-フルオロ-フェニル)-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物239を製造した。
質量分析(ESI−MS)432(M+18−1)
【0331】
化合物240 2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3-{[1-(4-ニトロ-フェニル)メチリデン]アミノ}-3,4-ジヒドロ-4-キナゾリノン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物240を製造した。
質量分析(ESI−MS)447(M+18−1)
【0332】
化合物241 3-[(4-ジエチルアミノ-ベンジリデン)-アミノ]-2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物241を製造した。
質量分析(ESI−MS)473(M+18−1)
【0333】
化合物242 2-(3,5-ジメトキシ-フェニル)-3-[(3-フルオロ-ベンジリデン)-アミノ]-6-ヒドロキシ-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物242を製造した。
質量分析(ESI−MS)436、437(M+18−1)
【0334】
化合物243 6-ブロモ-2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3-[(ピリジン-2-イルメチレン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物243を製造した。
質量分析(ESI−MS)483(M+18−1)
【0335】
化合物244 6-クロロ-2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3-[(ピリジン-2-イルメチレン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物244を製造した。
質量分析(ESI−MS)437(M+18−1)
【0336】
化合物245 2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3-[(ピリジン-2-イルメチレン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物245を製造した。
質量分析(ESI−MS)403(M+18−1)
【0337】
化合物246 6-クロロ-2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3-[(6-メチル-ピリジン-2-イルメチレン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物246を製造した。
質量分析(ESI−MS)451(M+18−1)
【0338】
化合物247 2-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-3-[(6-メチル-ピリジン-2-イルメチレン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物247を製造した。
質量分析(ESI−MS)417(M+18−1)
【0339】
化合物248 6-ブロモ-2-(4-tert-ブチル-フェニル)-3-[(3-メチル-ベンジリデン)-アミノ]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物248を製造した。
質量分析(ESI−MS)490、492(M+18−1)
【0340】
化合物249 2-ピリジン-4-イル-3-(1-m-トルイル-エチリデンアミノ)-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物249を製造した。
質量分析(ESI−MS)371(M+18−1)
【0341】
化合物250 6-クロロ-2-ピリジン-3-イル-3-(1-m-トルイル-エチリデンアミノ)-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物250を製造した。
質量分析(ESI−MS)405(M+18−1)
【0342】
化合物251 2-ピリジン-3-イル-3-(1-p-トルイル-エチリデンアミノ)-3H-キナゾリン-4-オン
実施例1に記載の方法に従って、表題の化合物251を製造した。
質量分析(ESI−MS)371(M+18−1)
【0343】
化合物252 6-ブロモ-3-[(4-メチル-ベンジリデン)-アミノ]-2-ピリジン-3-イル-3H-キナゾリン-4-オン; 塩酸塩
実施例3に記載の方法に従って、表題の化合物252を製造した。
H−NMR(MeOH−d4,400MHz):δ9.21−9.25(1H,m),8.79−8.93(2H,m),8.34−8.39(1H,m),8.25(1H,s),8.01(1H,d,J=2.2Hz),8.00−8.15(1H,m),7.71(1H,dd,J=8.08Hz,J=2.20Hz),7.63(2H,d,J=8.32Hz),7.18(2H,d,J=8.08Hz),2.29(3H,s)
質量分析(ESI−MS)437、438(M+18−1)
【0344】
化合物253 3-[(3-メチル-ベンジリデン)-アミノ]-2-ピリジン-4-イル-3H-キナゾリン-4-オン; 塩酸塩
実施例3に記載の方法に従って、表題の化合物253を製造した。
H−NMR(CDCl,400MHz):δ8.96−8.99(2H,m),8.49(1H,d,J=8.08Hz),8.42(2H,dd,J=1.20Hz,J=5.60Hz),8.27(1H,s),7.85(1H,dd,J=1.20Hz,J=7.80Hz),7.51−7.61(3H,m),7.18−7.31(3H,m),2.30(3H,s)
質量分析(ESI−MS)357(M+18−1)
【0345】
化合物254 3-[(4-メチル-ベンジリデン)-アミノ]-2-ピリジン-4-イル-3H-キナゾリン-4-オン; 塩酸塩
実施例3に記載の方法に従って、表題の化合物254を製造した。
H−NMR(CDCl,400MHz):δ8.95(1H,d,J=6.60Hz),8.49(1H,d,J=8.56Hz),8.34−8.41(2H,m),8.26(1H,s),7.84(1H,dd,J=7.84Hz),7.55−7.62(1H,m),7.25−7.32(1H,m),7.18(2H,d,J=8.04Hz),2.30(3H,s)
質量分析(ESI−MS)357(M+18−1)
【0346】
化合物255 6-ブロモ-3-[(3-フルオロ-ベンジリデン)-アミノ]-2-[3-(ピリジン-4-イルスルファニルメチル)-フェニル]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例4に記載の方法に従って、表題の化合物255を製造した。
質量分析(ESI−MS)563(M+18−1)
【0347】
化合物256 6-ブロモ-3-[(4-フルオロ-ベンジリデン)-アミノ]-2-[3-(ピリジン-4-イルスルファニルメチル)-フェニル]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例4に記載の方法に従って、表題の化合物256を製造した。
質量分析(ESI−MS)563(M+18−1)
【0348】
化合物257 6-ブロモ-3-[(3-メチル-ベンジリデン)-アミノ]-2-[3-(ピリジン-4-イルスルファニルメチル)-フェニル]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例4に記載の方法に従って、表題の化合物257を製造した。
質量分析(ESI−MS)559(M+18−1)
【0349】
化合物258 6-ブロモ-3-[(4-メチル-ベンジリデン)-アミノ]-2-[3-(ピリジン-4-イルスルファニルメチル)-フェニル]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例4に記載の方法に従って、表題の化合物258を製造した。
質量分析(ESI−MS)559(M+18−1)
【0350】
化合物259 6-ブロモ-3-[(3,4-ジメチル-ベンジリデン)-アミノ]-2-[3-(ピリジン-4-イルスルファニルメチル)-フェニル]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例4に記載の方法に従って、表題の化合物259を製造した。
質量分析(ESI−MS)571(M+18−1)
【0351】
化合物260 6-ブロモ-3-[(4-クロロ-3-トリフルオロメチル-ベンジリデン)-アミノ]-2-[3-(ピリジン-4-イルスルファニルメチル)-フェニル]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例4に記載の方法に従って、表題の化合物260を製造した。
質量分析(ESI−MS)645、647(M+18−1)
【0352】
化合物261 6-ブロモ-3-[(3-フルオロ-ベンジリデン)-アミノ]-2-[4-(ピリジン-4-イルスルファニルメチル)-フェニル]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例4に記載の方法に従って、表題の化合物261を製造した。
質量分析(ESI−MS)530(M+18−1)
【0353】
化合物262 6-ブロモ-3-[(4-フルオロ-ベンジリデン)-アミノ]-2-[4-(ピリジン-4-イルスルファニルメチル)-フェニル]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例4に記載の方法に従って、表題の化合物262を製造した。
質量分析(ESI−MS)530(M+18−1)
【0354】
化合物263 6-ブロモ-3-[(3-メチル-ベンジリデン)-アミノ]-2-[4-(ピリジン-4-イルスルファニルメチル)-フェニル]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例4に記載の方法に従って、表題の化合物263を製造した。
質量分析(ESI−MS)524(M+18−1)
【0355】
化合物264 6-ブロモ-3-[(4-メチル-ベンジリデン)-アミノ]-2-[4-(ピリジン-4-イルスルファニルメチル)-フェニル]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例4に記載の方法に従って、表題の化合物264を製造した。
質量分析(ESI−MS)526(M+18−1)
【0356】
化合物265 6-ブロモ-3-[(3,4-ジメチル-ベンジリデン)-アミノ]-2-[4-(ピリジン-4-イルスルファニルメチル)-フェニル]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例4に記載の方法に従って、表題の化合物265を製造した。
質量分析(ESI−MS)540(M+18−1)
【0357】
化合物266 6-ブロモ-3-[(4-クロロ-3-トリフルオロメチル-ベンジリデン)-アミノ]-2-[4-(ピリジン-4-イルスルファニルメチル)-フェニル]-3H-キナゾリン-4-オン
実施例4に記載の方法に従って、表題の化合物266を製造した。
質量分析(ESI−MS)612、614(M+18−1)
【0358】
化合物1〜266の原料化合物を示すと下記の通りである。表中、化合物A、B、C、およびB’は実施例1〜4において示された化合物に対応する。
Figure 2007131532
Figure 2007131532
Figure 2007131532
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Figure 2007131532
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Figure 2007131532
【0359】
化合物1〜266の構造を示すと下記の通りである。
Figure 2007131532
Figure 2007131532
Figure 2007131532
Figure 2007131532
Figure 2007131532
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Figure 2007131532
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Figure 2007131532
Figure 2007131532
Figure 2007131532
Figure 2007131532
Figure 2007131532
【0360】
薬理試験例1:NaPi−2bを発現させたアフリカツメガエル卵母細胞のナトリウム依存性のリン酸取り込み実験
Hilfiker H.et.al.,Pro Natl Acad Sci USA,95(24):14564-14569,1988に示されたマウスNaPi−2bと、Magagnin S. et.al.,Proc Natl Aca Sci USA,90(13):5979-5983,1993に示されたヒトおよびラットNaPi−2aの配列より縮重プライマー(degenerate primer)を作製し、ラット小腸よりRNAを抽出し(ISOGEN 日本国 ニッポンジーン社製使用)、cDNA合成キット(米国 STRATAGENE社製)にて作製したcDNAライブラリーを鋳型に用いて、PCR法にて400bpの遺伝子断片を取得した。その後、得られた遺伝子断片をプローブに前記ラット小腸cDNAライブラリーをスクリーニングし、ラットNaPi−2bの全長遺伝子配列をクローニングした。クローニングしたラットNaPi−2b cDNAより、cRNA合成キット(米国Ambion社製)にてcRNAを合成した。合成cRNAはアフリカツメガエル卵母細胞(日本国 コパセティック社より入手)に微量液体注入装置(米国Drummond社製)にて注入し、2日間培養することによりラットNaPi−2bを発現させた。その後、同アフリカツメガエル卵母細胞を用いて誘導体群のリン取り込み阻害活性を32P放射性リン(日本国 第一化学社製)を用いて測定したところ、同化合物は表1に示すようなIC50値をもって阻害活性を示した。IC50値の算出に関しては、化合物の5つの濃度より得られた阻害活性値より最少二乗法を用いた近似式で阻害曲線を求め、最大阻害活性の50%を示す化合物の濃度を求めた。また、同様の阻害曲線より、300μMにおける阻害活性を阻害率(%)で表2に示した。
【0361】
【表1】
Figure 2007131532
Figure 2007131532
Figure 2007131532
Figure 2007131532
Figure 2007131532
Figure 2007131532
【0362】
【表2】
Figure 2007131532
【0363】
薬理試験例2:ウサギ空腸刷子縁膜小胞のナトリウム依存性のリン酸取り込み実験
ニュージーランドホワイト雄ラビット7週令(日本国 北山ラベス社より入手)より空腸上皮を採取し、Kanako Katai et.al., J.Biochem.121,50-55,1997、Peerce,B.E. et al.,Biochemistry 26,4272-4279,1987に示されるカルシウム沈殿法にて刷子縁膜小胞を単離した。その後、同サンプルを用いてKanako Katai et.al., J.Biochem.121,50-55,1997に示される急速ろ過法によって化合物29および化合物68のリン取り込み阻害活性を32P放射性リン(日本国 第一化学社製)を用いて測定したところ、それぞれの化合物は濃度依存的に阻害活性を示した(図1)。また、同一の実験においてグルコース吸収への非特異的阻害活性を14C−グルコース(米国 モラベックバイオケミカル社製)を用いて行ったが、本化合物は阻害活性を示さなかった(図2)。両実験において非特異的取り込みの陰性コントロールとして塩化カルウム添加群を置いた。なお、これ以下のすべての試験結果は平均値 ± 標準誤差で表示した。対照群と被験化合物群の有意差検定にはスチューデントのt検定を用いた。
【0364】
薬理試験例3:NaPi−2aを発現させたアフリカツメガエル卵母細胞のナトリウム依存性のリン酸取り込み実験
Magagnin S. et.al.,Proc Natl Aca Sci USA,90(13):5979-5983,1993に記載されるヒトNaPi−2aのcDNAをPCR法によりクローニングし、薬理試験例1と同様の方法でアフリカツメガエル卵母細胞にNaPi−2aを発現させて、リン取り込み阻害活性を32P放射性リンを用いて測定した。その結果、化合物1は濃度依存的にNaPi−2aに対して阻害活性を示した(図3)。また化合物29はNaPi−2bのみならず、NaPi−2aに対しても阻害活性を示した(図4)。なお、非特異的取り込みの陰性コントロールとして塩化コリン(Choline Cl)添加群とリン酸輸送阻害の陽性コントロールとしてPFA(phosphonoformic acid)を置いた。
【0365】
薬理試験例4: 32 Pの腸管からの吸収に対する抑制作用
SD系ラット(6〜7週齢、日本国 チャールスリバー社より入手)を3〜4日間低リン食(リン0.1%含有、日本国 オリエンタル酵母社製)で飼育した後、約24時間絶食し、実験に供した。32Pは精製水あるいは液体飼料(日本国 日本クレア社)で希釈して0.7〜3.5MBq/mlとし、5ml/kgの用量で強制経口投与(経口ゾンデによる胃内への投与)した。化合物あるいは媒体は32P投与の30分前と32P投与と同時の2回に分けて5ml/kgの用量で強制経口投与した。32P投与の30分後、45分後あるいは60分後に尾動脈から採血し、液体シンチレーションカウンタにより血中32P放射活性を測定し、血中放射活性の増加抑制を腸管からのリンの吸収抑制の指標とした。
【0366】
結果は下記式により抑制率で示した。
【数1】
Figure 2007131532
【0367】
また、血中放射活性の平均値の差の有意検定はt検定により行った。
【0368】
その結果、表3に示すように、各化合物は腸管からのリン吸収を有意に抑制した。
【0369】
【表3】
Figure 2007131532
【0370】
すべての化合物でp<0.05 で媒体投与群と比較し有意な差を認めた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による化合物によるウサギ空腸刷子縁膜小胞のナトリウム依存性リン酸取り込みの阻害を示した図である。
【図2】本発明による化合物によるウサギ空腸刷子縁膜小胞のナトリウム依存性グルコース取り込みの阻害を示した図である。
【図3】本発明による化合物によるNaPi−2aを発現させたアフリカツメガエル卵母細胞のナトリウム依存性リン酸取り込みの阻害を示した図である。
【図4】本発明による化合物によるNaPi−2aおよびNaPi−2bを発現させたアフリカツメガエル卵母細胞のナトリウム依存性リン酸取り込みの阻害を示した図である。

Claims (35)

  1. 式(I)の化合物またはその薬学上許容される塩もしくは溶媒和物。
    Figure 2007131532
    (上記式中、
    Aは、5〜9員の不飽和の炭素環部分または5〜9員の不飽和の複素環部分を表し、この炭素環部分および複素環部分は
    (a)ハロゲン原子;
    (b)水酸基;
    (c)C1−6アルキル基;
    (d)C1−6アルコキシ基;
    (e)アリール基;
    (f)アリールオキシ基;
    (g)アリールチオ基;
    (h)アルキルチオ基;
    (i)ニトロ基;または
    (j)アミノ基
    により置換されていてもよく、
    (c)C1−6アルキル基、(d)C1−6アルコキシ基、(e)アリール基、(f)アリールオキシ基、(g)アリールチオ基、および(h)アルキルチオ基は、更に(1)水酸基、(2)チオール基、(3)アミノ基、(4)C1−6アルコキシ基、(5)C1−6アルキルチオ基、(6)C1−6アルキルスルフォニル基、(7)モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基(ジ−C1−6アルキルアミノ基は環状アミノ基を形成していてもよい)、(8)アリールオキシ基、(9)アリールチオ基、(10)アリールスルフォニル基、(11)アリール基、(12)複素環式基、または(13)ハロゲン原子により置換されていてもよく、
    は、C1−6アルキル基、アリール基、C1−6アルコキシ基、アリールオキシ基、C1−6アルキルアミノ基、アリールアミノ基、C1−6アルキルチオ基、アリールチオ基、または複素環式基を表し、Rが表すC1−6アルキル基、アリール基、C1−6アルコキシ基、アリールオキシ基、C1−6アルキルアミノ基、アリールアミノ基、C1−6アルキルチオ基、アリールチオ基、または複素環式基は、同一または異なっていてもよく、下記基:
    (I)ハロゲン原子;
    (II)(1)水酸基、(2)チオール基、(3)アミノ基、(4)C1−6アルコキシ基、(5)水酸基により置換されていてもよいC1−6アルキルチオ基、(6)C1−6アルキルスルフィニル基、(7)C1−6アルキルスルホニル基、(8) モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基(ジ−C1−6アルキルアミノ基は環状アミノ基を形成していてもよい)、(9)C1−6アルキルカルボニルオキシ基、(10)C1−6アルキルカルボニルチオ基、(11)C1−6アルキルカルボニルアミノ基、(12)アリールオキシ基、(13)アリールチオ基、(14)アリールスルフィニル基、(15)アリールスルホニル基、(16)アリールアミノ基、(17)C1−6アルキル−またはアリール−スルホニルアミノ基、(18)C1−6アルキル−またはアリール−ウレイド基、(19)C1−6アルコキシ−またはアリールオキシ−カルボニルアミノ基、 (20)C1−6アルキルアミノ−またはアリールアミノ−カルボニルオキシ基、(21)カルボキシル基、(22)ニトロ基、(23)複素環式基、(23')Het−S−(Hetは複素環式基を表す)、(24)シアノ基、および(25)ハロゲン原子からなる群から選択される置換基を有していてもよいC1−6アルキル基;
    (III)ハロゲン原子により置換されていてもよいC1−6アルコキシ基;
    (IV)ハロゲン原子により置換されていてもよいC1−6アルキルチオ基;
    (V)C3−6シクロアルキル基;
    (VI)アリール基;
    (VII)アリールオキシ基;
    (VIII)C1−6アルキルカルボニルアミノ基;
    (VIX)C1−6アルキルカルボニルオキシ基;
    (X)水酸基;
    (XI)ニトロ基;
    (XII)シアノ基;
    (XIII)アミノ基;
    (XIV)モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基(ジ−C1−6アルキルアミノ基は環状アミノ基を形成していてもよい);
    (XV)アリールアミノ基;
    (XVI)C1−6アルキル−またはアリール−スルホニルアミノ基;
    (XVII)C1−6アルキル−またはアリール−ウレイド基;
    (XVIII)C1−6アルコキシ−またはアリールオキシ−カルボニルアミノ基;
    (XIX)C1−6アルキルアミノ−またはアリールアミノ−カルボニルオキシ基;
    (XX)C1−6アルコキシ−またはアリールオキシ−カルボニル基;
    (XXI)アシル基;
    (XXII)カルボキシル基;
    (XXIII)カルバモイル基;
    (XXIV)モノ−またはジ−アルキルカルバモイル基;
    (XXV)複素環式基;
    (XXVI)アルキル−またはアリール−スルホニル基;
    (XXVII)C2−6アルケニルオキシ基;または
    (XXVIII)C2−6アルキニルオキシ基
    により置換されていてもよく、
    およびRは、同一または異なっていてもよく、水素原子、C1−6アルキル基、C2−6アルケニル基、C2−6アルキニル基、アリール基、または複素環式基を表し、RおよびRが表すC1−6アルキル基、アリール基、または複素環式基は、同一または異なっていてもよく、下記基:
    (I)ハロゲン原子;
    (II)(1)水酸基、(2)チオール基、(3)アミノ基、(4)C1−6アルコキシ基、(5)水酸基により置換されていてもよいC1−6アルキルチオ基、(6)C1−6アルキルスルフィニル基、(7)C1−6アルキルスルホニル基、(8) モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基(ジ−C1−6アルキルアミノ基は環状アミノ基を形成していてもよい)、(9)C1−6アルキルカルボニルオキシ基、(10)C1−6アルキルカルボニルチオ基、(11)C1−6アルキルカルボニルアミノ基、(12)アリールオキシ基、(13)アリールチオ基、(14)アリールスルフィニル基、(15)アリールスルホニル基、(16)アリールアミノ基、(17)C1−6アルキル−またはアリール−スルホニルアミノ基、(18)C1−6アルキル−またはアリール−ウレイド基、(19)C1−6アルコキシ−またはアリールオキシ−カルボニルアミノ基、 (20)C1−6アルキルアミノ−またはアリールアミノ−カルボニルオキシ基、(21)カルボキシル基、(22)ニトロ基、(23)複素環式基、(23')Het−S−(Hetは複素環式基を表す)、(24)シアノ基、および(25)ハロゲン原子からなる群から選択される置換基を有していてもよいC1−6アルキル基;
    (III)ハロゲン原子により置換されていてもよいC1−6アルコキシ基;
    (IV)ハロゲン原子により置換されていてもよいC1−6アルキルチオ基;
    (V)C3−6シクロアルキル基;
    (VI)アリール基;
    (VII)アリールオキシ基;
    (VIII)C1−6アルキルカルボニルアミノ基;
    (VIX)C1−6アルキルカルボニルオキシ基;
    (X)水酸基;
    (XI)ニトロ基;
    (XII)シアノ基;
    (XIII)アミノ基;
    (XIV)モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基(ジ−C1−6アルキルアミノ基は環状アミノ基を形成していてもよい);
    (XV)アリールアミノ基;
    (XVI)C1−6アルキル−またはアリール−スルホニルアミノ基;
    (XVII)C1−6アルキル−またはアリール−ウレイド基;
    (XVIII)C1−6アルコキシ−またはアリールオキシ−カルボニルアミノ基;
    (XIX)C1−6アルキルアミノ−またはアリールアミノ−カルボニルオキシ基;
    (XX)C1−6アルコキシ−またはアリールオキシ−カルボニル基;
    (XXI)アシル基;
    (XXII)カルボキシル基;
    (XXIII)カルバモイル基;
    (XXIV)モノ−またはジ−アルキルカルバモイル基;
    (XXV)複素環式基;
    (XXVI)アルキル−またはアリール−スルホニル基;または
    (XXVII)C2−6アルケニルオキシ基;または
    (XXVIII)C2−6アルキニルオキシ基
    により置換されていてもよい。)
  2. Aが式(II)を表す、請求項1に記載の化合物。
    Figure 2007131532
    (上記式中、R、R、R、およびRは、同一または異なっていてもよく、
    (a)ハロゲン原子;
    (b)水酸基;
    (c)C1−6アルキル基;
    (d)C1−6アルコキシ基;
    (e)アリール基;
    (f)アリールオキシ基;
    (g)アリールチオ基;
    (h)アルキルチオ基;
    (i)ニトロ基;
    (j)アミノ基;または
    (k)水素原子
    を表し、
    (c)C1−6アルキル基、(d)C1−6アルコキシ基、(e)アリール基、(f)アリールオキシ基、(g)アリールチオ基、および(h)アルキルチオ基は、更に(1)水酸基、(2)チオール基、(3)アミノ基、(4)C1−6アルコキシ基、(5)C1−6アルキルチオ基、(6)C1−6アルキルスルフォニル基、(7)モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基(ジ−C1−6アルキルアミノ基は環状アミノ基を形成していてもよい)、(8)アリールオキシ基、(9)アリールチオ基、(10)アリールスルフォニル基、(11)アリール基、(12)複素環式基、または(13)ハロゲン原子により置換されていてもよい)
  3. 、R、およびRが、同一または異なっていてもよく、
    水素原子;
    ハロゲン原子;
    1−6アルキル基(このアルキル基は、C1−6アルコキシ基またはハロゲン原子により置換されていてもよい);
    アリール基(このアリール基は、C1−6アルコキシ基またはハロゲン原子により置換されていてもよい);
    1−6アルコキシ基(このアルコキシ基は、C1−6アルコキシ基またはハロゲン原子により置換されていてもよい);または
    アリールオキシ基(このアリールオキシ基は、C1−6アルコキシ基またはハロゲン原子により置換されていてもよい)
    を表し、

    水素原子;
    ハロゲン原子;
    水酸基;
    1−6アルキル基(このアルキル基は、(1)水酸基、(2)チオール基、(3)アミノ基、(4)C1−6アルコキシ基、(5)C1−6アルキルチオ基、(6)C1−6アルキルスルフォニル基、(7)モノまたはジC1−6アルキルアミノ基、(8)アリールオキシ基、(9)アリールチオ基、(10)アリールスルフォニル基、(11)アリール基、(12)複素環式基、または(13)ハロゲン原子により置換されていてもよい);または
    1−6アルコキシ基(このアルコキシ基は、(1)水酸基、(2)チオール基、(3)アミノ基、(4)C1−6アルコキシ基、(5)C1−6アルキルチオ基、(6)C1−6アルキルスルフォニル基、(7)モノまたはジC1−6アルキルアミノ基、(8)アリールオキシ基、(9)アリールチオ基、(10)アリールスルフォニル基、(11)アリール基、(12)複素環式基、または(13)ハロゲン原子により置換されていてもよい)
    を表す
    請求項2に記載の化合物。
  4. 、R、R、およびRが、同一または異なっていてもよく、水素原子;ハロゲン原子;水酸基;置換基を有してもよいC1−6アルキル基;置換基を有してもよいC1−6アルコキシ基を表す、請求項2に記載の化合物。
  5. 、R、R、およびRが水素原子を表す、請求項4に記載の化合物。
  6. およびRが水素原子を表し、RおよびRのいずれか一方がハロゲン原子;水酸基;置換基を有してもよいC1−6アルキル基;置換基を有してもよいC1−6アルコキシ基を表し、他方が水素原子を表す、請求項4に記載の化合物。
  7. およびRが水素原子を表し、RおよびRが、同一または異なっていてもよく、ハロゲン原子;水酸基;置換基を有してもよいC1−6アルキル基;置換基を有してもよいC1−6アルコキシ基を表す、請求項4に記載の化合物。
  8. が、置換基を有してもよいアリール基または置換基を有していてもよい複素環式基である、請求項1に記載の化合物。
  9. が、フェニル基(このフェニル基は、ハロゲン原子;ハロゲン原子により置換されていてもよいC1−6アルキル基;ハロゲン原子により置換されていてもよいC1−6アルコキシ基;または水酸基により置換されていてもよい)を表す、請求項8に記載の化合物。
  10. が、複素環式基、好ましくは、ピリジル基、チエニル基、またはフリル基(この複素環式基は、ハロゲン原子;ハロゲン原子により置換されていてもよいC1−6アルキル基;ハロゲン原子により置換されていてもよいC1−6アルコキシ基;または水酸基により置換されていてもよい)を表す、請求項8に記載の化合物。
  11. が、式(III)の基を表す、請求項1に記載の化合物。
    Figure 2007131532
    (上記式中、
    D、E、J、L、およびMは、同一または異なっていてもよく、炭素原子または窒素原子を表し、
    、R、R10、R11、およびR12は、同一または異なっていてもよく、
    (I)ハロゲン原子;
    (II)(1)水酸基、(2)チオール基、(3)アミノ基、(4)C1−6アルコキシ基、(5)水酸基により置換されていてもよいC1−6アルキルチオ基、(6)C1−6アルキルスルフィニル基、(7)C1−6アルキルスルホニル基、(8) モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基(ジ−C1−6アルキルアミノ基は環状アミノ基を形成していてもよい)、(9)C1−6アルキルカルボニルオキシ基、(10)C1−6アルキルカルボニルチオ基、(11)C1−6アルキルカルボニルアミノ基、(12)アリールオキシ基、(13)アリールチオ基、(14)アリールスルフィニル基、(15)アリールスルホニル基、(16)アリールアミノ基、(17)C1−6アルキル−またはアリール−スルホニルアミノ基、(18)C1−6アルキル−またはアリール−ウレイド基、(19)C1−6アルコキシ−またはアリールオキシ−カルボニルアミノ基、 (20)C1−6アルキルアミノ−またはアリールアミノ−カルボニルオキシ基、(21)カルボキシル基、(22)ニトロ基、(23)複素環式基、(23')Het−S−(Hetは複素環式基を表す)、(24)シアノ基、および(25)ハロゲン原子からなる群から選択される置換基を有していてもよいC1−6アルキル基;
    (III)ハロゲン原子により置換されていてもよいC1−6アルコキシ基;
    (IV)ハロゲン原子により置換されていてもよいC1−6アルキルチオ基;
    (V)C3−6シクロアルキル基;
    (VI)アリール基;
    (VII)アリールオキシ基;
    (VIII)C1−6アルキルカルボニルアミノ基;
    (VIX)C1−6アルキルカルボニルオキシ基;
    (X)水酸基;
    (XI)ニトロ基;
    (XII)シアノ基;
    (XIII)アミノ基;
    (XIV)モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基(ジ−C1−6アルキルアミノ基は環状アミノ基を形成していてもよい);
    (XV)アリールアミノ基;
    (XVI)C1−6アルキル−またはアリール−スルホニルアミノ基;
    (XVII)C1−6アルキル−またはアリール−ウレイド基;
    (XVIII)C1−6アルコキシ−またはアリールオキシ−カルボニルアミノ基;
    (XIX)C1−6アルキルアミノ−またはアリールアミノ−カルボニルオキシ基;
    (XX)C1−6アルコキシ−またはアリールオキシ−カルボニル基;
    (XXI)アシル基;
    (XXII)カルボキシル基;
    (XXIII)カルバモイル基;
    (XXIV)モノ−またはジ−アルキルカルバモイル基;
    (XXV)複素環式基;
    (XXVI)アルキル−またはアリール−スルホニル基;または
    (XXVII)水素原子
    を表し、
    D、E、J、L、またはMが窒素原子を表す場合、R、R、R10、R11、およびR12はそれぞれ存在しないか、あるいは窒素原子と一緒になってN−オキシド(N→O)を形成していてもよい。)
  12. 、R、R10、R11、およびR12が、同一または異なっていてもよく、
    ハロゲン原子;
    ヒドロキシメチル基;
    ハロゲン原子により置換されていてもよいC1−6アルキル基;
    ハロゲン原子により置換されていてもよいC1−6アルコキシ基;
    式(IV)の基
    Figure 2007131532
    (上記式中、
    Qは、酸素原子、硫黄原子、スルフィニル基、またはスルフォニル基を表し、X1は結合または炭素数1〜5の直鎖または分岐鎖のアルキレン鎖、好ましくは−(CH)m−(mは0〜5の整数を表す)、を表し、
    13は、水素原子、ハロゲン原子、C1−6アルキル基、C1−6アルコキシ基、C1−6アルキルチオ基、モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基(ジ−C1−6アルキルアミノ基は環状アミノ基を形成していてもよい)、アリールオキシ基、アリールチオ基、水酸基、カルボキシル基、C1−6アルコキシ−またはアリールオキシ−カルボニル基、C1−6アルキルカルボニル基、アリール基、または複素環式基を表す);
    または式(V)の基
    Figure 2007131532
    (上記式中、
    X2は結合または炭素数1〜5の直鎖または分岐鎖のアルキレン鎖、好ましくは−(CH)n−(nは0〜5の整数を表す)、を表し、
    X3は結合または炭素数1〜5の直鎖または分岐鎖のアルキレン鎖、好ましくは−(CH)p−(pは0〜5の整数を表す)、を表し、
    14およびR15は、同一または異なっていてもよく、水素原子、ハロゲン原子、C1−6アルキル基、C1−6アルコキシ基、C1−6アルキルチオ基、モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基(ジ−C1−6アルキルアミノ基は環状アミノ基を形成していてもよい)、アリールオキシ基、アリールチオ基、水酸基、カルボキシル基、C1−6アルコキシ−またはアリールオキシ−カルボニル基、C1−6アルキルカルボニル基、アリール基、または複素環式基を表し、あるいはR14およびR15はそれらが結合している窒素原子と一緒になって複素環式基を形成してもよく、この複素環式基はR14およびR15が結合している窒素原子以外に更に1〜3個の異種原子(好ましくは酸素原子または硫黄原子)を含んでいてもよい。)
    を表す、請求項11に記載の化合物。
  13. D、E、J、L、およびMが炭素原子を表す、請求項11または12に記載の化合物。
  14. D、E、J、L、およびMのいずれか一つが窒素原子を表し、残りが炭素原子を表す、請求項11または12に記載の化合物。
  15. が、水素原子;置換基を有してもよいC1−6アルキル基;または置換基を有していてもよいアリール基を表し、
    が、置換基を有してもよいアリール基または置換基を有していてもよい複素環式基を表す、請求項1に記載の化合物。
  16. が、水素原子;ハロゲン原子またはC1−6アルコキシ基により置換されていてもよいC1−6アルキル基;またはハロゲン原子、C1−6アルキル基、またはC1−6アルコキシ基により置換されていてもよいアリール基を表す、請求項15に記載の化合物。
  17. が、水素原子またはC1−6アルキル基を表す、請求項16に記載の化合物。
  18. が、フェニル基、ピリジル基、チエニル基、フリル基、またはピロリル基(このフェニル基、ピリジル基、チエニル基、フリル基、およびピロリル基は、ハロゲン原子;ハロゲン原子により置換されていてもよいC1−6アルキル基;ハロゲン原子により置換されていてもよいC1−6アルコキシ基;水酸基;モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基(ジ−C1−6アルキルアミノ基は環状アミノ基を形成していてもよい);ニトロ基;C2−6アルケニルオキシ基;またはC2−6アルキニルオキシ基により置換されていてもよい)を表す、請求項15に記載の化合物。
  19. 式(I)が式(Ia)で表される、請求項1に記載の化合物。
    Figure 2007131532
    (上記式中、
    、R、R、およびRは、請求項2の式(II)において定義された内容と同義であり、
    は、水素原子;置換基を有してもよいC1−6アルキル基;または置換基を有していてもよいアリール基を表し、
    は、置換基を有してもよいアリール基または置換基を有していてもよい複素環式基を表し、
    16はアリール基または複素環式基、好ましくは、フェニル基、ピリジル基、チエニル基、またはフリル基を表し、このアリール基および複素環式基は下記基:
    (I)ハロゲン原子;
    (II)(1)水酸基、(2)チオール基、(3)アミノ基、(4)C1−6アルコキシ基、(5)水酸基により置換されていてもよいC1−6アルキルチオ基、(6)C1−6アルキルスルフィニル基、(7)C1−6アルキルスルホニル基、(8) モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基(ジ−C1−6アルキルアミノ基は環状アミノ基を形成していてもよい)、(9)C1−6アルキルカルボニルオキシ基、(10)C1−6アルキルカルボニルチオ基、(11)C1−6アルキルカルボニルアミノ基、(12)アリールオキシ基、(13)アリールチオ基、(14)アリールスルフィニル基、(15)アリールスルホニル基、(16)アリールアミノ基、(17)C1−6アルキル−またはアリール−スルホニルアミノ基、(18)C1−6アルキル−またはアリール−ウレイド基、(19)C1−6アルコキシ−またはアリールオキシ−カルボニルアミノ基、 (20)C1−6アルキルアミノ−またはアリールアミノ−カルボニルオキシ基、(21)カルボキシル基、(22)ニトロ基、(23)複素環式基、(23')Het−S−(Hetは複素環式基を表す)、(24)シアノ基、および(25)ハロゲン原子からなる群から選択される置換基を有していてもよいC1−6アルキル基;
    (III)ハロゲン原子により置換されていてもよいC1−6アルコキシ基;
    (IV)ハロゲン原子により置換されていてもよいC1−6アルキルチオ基;
    (V)C3−6シクロアルキル基;
    (VI)アリール基;
    (VII)アリールオキシ基;
    (VIII)C1−6アルキルカルボニルアミノ基;
    (VIX)C1−6アルキルカルボニルオキシ基;
    (X)水酸基;
    (XI)ニトロ基;
    (XII)シアノ基;
    (XIII)アミノ基;
    (XIV)モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基(ジ−C1−6アルキルアミノ基は環状アミノ基を形成していてもよい);
    (XV)アリールアミノ基;
    (XVI)C1−6アルキル−またはアリール−スルホニルアミノ基;
    (XVII)C1−6アルキル−またはアリール−ウレイド基;
    (XVIII)C1−6アルコキシ−またはアリールオキシ−カルボニルアミノ基;
    (XIX)C1−6アルキルアミノ−またはアリールアミノ−カルボニルオキシ基;
    (XX)C1−6アルコキシ−またはアリールオキシ−カルボニル基;
    (XXI)アシル基;
    (XXII)カルボキシル基;
    (XXIII)カルバモイル基;
    (XXIV)モノ−またはジ−アルキルカルバモイル基;
    (XXV)複素環式基;
    (XXVI)アルキル−またはアリール−スルホニル基;
    (XXVII)C2−6アルケニルオキシ基;または
    (XXVIII)C2−6アルキニルオキシ基
    により置換されていてもよい。)
  20. 、R、R、およびRが、同一または異なっていてもよく、水素原子;ハロゲン原子;水酸基;置換基を有してもよいC1−6アルキル基;置換基を有してもよいC1−6アルコキシ基を表し、
    16がフェニル基または複素環式基(好ましくは、ピリジル基、チエニル基、またはフリル基)を表し、これらの基は、ハロゲン原子;ハロゲン原子により置換されていてもよいC1−6アルキル基;ハロゲン原子により置換されていてもよいC1−6アルコキシ基;または水酸基により置換されていてもよく、
    が、水素原子;ハロゲン原子またはC1−6アルコキシ基により置換されていてもよいC1−6アルキル基;またはハロゲン原子、C1−6アルキル基、またはC1−6アルコキシ基により置換されていてもよいアリール基を表し、
    が、フェニル基、ピリジル基、チエニル基、フリル基、またはピロリル基(このフェニル基、ピリジル基、チエニル基、フリル基、およびピロリル基は、ハロゲン原子;ハロゲン原子により置換されていてもよいC1−6アルキル基;ハロゲン原子により置換されていてもよいC1−6アルコキシ基;水酸基;モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基(ジ−C1−6アルキルアミノ基は環状アミノ基を形成していてもよい);ニトロ基;C2−6アルケニルオキシ基;またはC2−6アルキニルオキシ基により置換されていてもよい)を表す
    請求項19に記載の化合物。
  21. 式(I)が式(Ib)で表される、請求項1に記載の化合物。
    Figure 2007131532
    (上記式中、
    、R、R、およびRは、請求項2の式(II)において定義された内容と同義であり、
    が、水素原子;置換基を有してもよいC1−6アルキル基;または置換基を有していてもよいアリール基を表し、
    が、置換基を有してもよいアリール基または置換基を有していてもよい複素環式基を表し、
    D、E、J、L、M、R、R、R10、R11、およびR12は、請求項11の式(III)において定義された内容と同義である。)
  22. 、R、R、およびRが、同一または異なっていてもよく、水素原子;ハロゲン原子;水酸基;置換基を有してもよいC1−6アルキル基;置換基を有してもよいC1−6アルコキシ基を表し、
    が、水素原子;ハロゲン原子またはC1−6アルコキシ基により置換されていてもよいC1−6アルキル基;またはハロゲン原子、C1−6アルキル基、またはC1−6アルコキシ基により置換されていてもよいアリール基を表し、
    が、フェニル基、ピリジル基、チエニル基、フリル基、またはピロリル基(このフェニル基、ピリジル基、チエニル基、フリル基、およびピロリル基は、ハロゲン原子;ハロゲン原子により置換されていてもよいC1−6アルキル基;ハロゲン原子により置換されていてもよいC1−6アルコキシ基;水酸基;モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基(ジ−C1−6アルキルアミノ基は環状アミノ基を形成していてもよい);ニトロ基;C2−6アルケニルオキシ基;またはC2−6アルキニルオキシ基により置換されていてもよい)を表し、
    、R、R10、R11、およびR12が、同一または異なっていてもよく、
    ハロゲン原子;
    ヒドロキシメチル基;
    ハロゲン原子により置換されていてもよいC1−6アルキル基;
    ハロゲン原子により置換されていてもよいC1−6アルコキシ基;
    式(IV)の基
    Figure 2007131532
    (上記式中、Q、X1、R13は、請求項12の式(IV)において定義された内容と同義である)
    または式(V)の基
    Figure 2007131532
    (上記式中、X2、X3、R14、およびR15は、請求項12の式(V)において定義された内容と同義である)
    を表し、
    D、E、J、L、およびMが炭素原子を表すか、あるいはD、E、J、L、およびMのいずれか一つが窒素原子を表し、残りが炭素原子を表す
    請求項21に記載の化合物。
  23. 下記からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物:
    6−ブロモ−2−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−3−[(3−フルオロ−ベンジリデン)−アミノ]−3H−キナゾリン−4−オン
    (化合物29)
    6−クロロ−2−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−3−[(4−メチル−ベンジリデン)−アミノ]−3H−キナゾリン−4−オン
    (化合物68)
    6−クロロ−3−[(4−クロロ−3−トリフルオロメチル−ベンジリデン)−アミノ]−2−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−3H−キナゾリン−4−オン
    (化合物88)
    6−ブロモ−2−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−3−[(3,4−ジメチル−ベンジリデン)−アミノ]−3H−キナゾリン−4−オン(化合物91)6−クロロ−2−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−3−[(3,4−ジメチル−ベンジリデン)−アミノ]−3H−キナゾリン−4−オン(化合物92)
    3−[(4−メチル−ベンジリデン)−アミノ]−2−ピリジン−3−イル−3H−キナゾリン−4−オンおよびその塩酸塩(フリー体は化合物132、塩酸塩は化合物164)
    3−[(3,4−ジメチル−ベンジリデン)−アミノ]−2−ピリジン−3−イル−3H−キナゾリン−4−オンおよびその塩酸塩(フリー体は化合物133、塩酸塩は化合物165)
    3−[(4−フルオロ−ベンジリデン)−アミノ]−2−ピリジン−3−イル−3H−キナゾリン−4−オン(化合物130)
    3−[(3,4−ジメチル−ベンジリデン)−アミノ]−2−ピリジン−4−イル−3H−キナゾリン−4−オンおよびその塩酸塩(フリー体は化合物138、塩酸塩は化合物163)
    6−ブロモ−3−[(4−メチル−ベンジリデン)−アミノ]−2−ピリジン−3−イル−3H−キナゾリン−4−オンおよびその塩酸塩(フリー体は化合物175、塩酸塩は252)
    3−[(3−メチル−ベンジリデン)−アミノ]−2−ピリジン−4−イル−3H−キナゾリン−4−オンおよびその塩酸塩(フリー体は化合物136、塩酸塩は化合物253)および
    3−[(4−メチル−ベンジリデン)−アミノ]−2−ピリジン−4−イル−3H−キナゾリン−4−オンおよびその塩酸塩(フリー体は化合物137、塩酸塩は化合物254)。
  24. 請求項1〜23のいずれか一項に記載の化合物またはそれらの薬学的に許容できる塩もしくは溶媒和物を有効成分として含んでなる、医薬組成物。
  25. 血清リン低下作用が治療上有効である疾患の予防または治療に用いることができる、請求項24に記載の医薬組成物。
  26. リン酸輸送の阻害が治療上有効である疾患の予防または治療に用いることができる、請求項24に記載の医薬組成物。
  27. 高リン血症の予防または治療に用いることができる、請求項24に記載の医薬組成物。
  28. 腎不全および慢性腎不全の予防または治療に用いることができる、請求項24に記載の医薬組成物。
  29. 二次性副甲状腺機能亢進症および原発性副甲状腺機能亢進症並びにこれらに関連する疾患の予防または治療に用いることができる、請求項24に記載の医薬組成物。
  30. 二次性副甲状腺機能亢進症に関連する疾患が、腎性骨異栄養症、PTH増加またはビタミンD低下により生ずる中枢・末梢神経障害、貧血、心筋障害、高脂血症、糖代謝異常、皮膚掻痒、腱断裂、性機能異常、筋肉障害、皮膚虚血性潰瘍、成長遅延、心伝導障害、肺拡散障害、免疫不全、骨・関節痛、骨変形、または骨折である、請求項29に記載の医薬組成物。
  31. カルシウム・リン代謝異常疾患(例えば、代謝性骨疾患)の予防または治療に用いることができる、請求項24に記載の医薬組成物。
  32. カルシウムおよび/またはリン積の抑制が治療上有効である疾患の予防または治療に用いることができる、請求項24に記載の医薬組成物。
  33. カルシウムおよび/またはリン積の抑制が治療上有効である疾患が、透析患者における心血管系の石灰化、加齢による動脈硬化、糖尿病性血管症、軟部組織石灰化、転移性石灰化、異所性石灰化、red eye、関節痛、筋肉痛、皮膚掻痒、心伝導障害、肺拡散障害、狭心症、心筋梗塞、または心雑音や弁膜症による心不全である、請求項32に記載の医薬組成物。
  34. 請求項1〜23のいずれか一項に記載の化合物またはそれらの薬学的に許容できる塩もしくは溶媒和物を含んでなる、血清リン濃度低下剤。
  35. 請求項1〜23のいずれか一項に記載の化合物またはそれらの薬学的に許容できる塩もしくは溶媒和物を含んでなる、リン酸輸送阻害剤。
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