JP2007131364A - 給紙装置 - Google Patents

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Nobuhide Inaba
伸英 稲葉
Katsumi Sakamaki
克己 坂巻
Kazuyuki Tsukamoto
一之 塚本
Shin Takeuchi
伸 竹内
Minoru Oshima
穣 大島
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Abstract

【課題】先端部を波打たせることなく、最上部のシート材と2番目のシート材の間に空気を侵入させ、シート材の重送やミスフィードを防止することを課題とする。
【解決手段】給紙トレイ44からシートPを送り出すピックアップロール52のシート搬送方向上流側で、ロール72が最上部のシートPと当接し、このシートPの後端側を盛り上げる。これにより、最上部のシートPの搬送方向の後端側で、下のシートPとの間に空気が侵入して、密着が解除される。そして、下のシートPと分離されながら、ピックアップロール52によって給紙トレイ44から送り出される。したがって、最上部のシートPのみが搬送されるので、重送が防止される。
【選択図】図3

Description

本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置で画像が形成されるシート材を、画像形成部に供給するための給紙装置に関する。
一般に、複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置には、記録紙、OHPシート等の記録媒体としてのシート材を、画像形成装置内の画像形成部へ自動供給するための給紙装置が設けられている。
給紙装置としては、例えば、複数枚のシート材が積層されたシート束を収納可能とされたカセットと、このカセット内に収納されたシート束から1枚のシート材を分離して、画像形成部へ搬出するための分離・給紙機構と、を備えたものがある。
ところで、カセット内のシート束からシート材を搬出する際に、2枚以上のシート材が重なった状態で搬出される、所謂重送が発生することがある。そこで、この重送を防止するための手段として、シート材に搬送方向の力を付与しながら回転し、ピックアップロールによって搬送されたシート材を、更に下流側に搬送するフィードロールと、このフィードロールに当接して設けられ、フィードロールによって搬送されるシート材の搬送方向と逆方向に回転する分離ロールとで、分離・給紙機構を構成しているものがある。このような構成において、シート材が重送されたとき、分離ロールをシート材の搬送方向と逆方向に回転させることで、分離ロールに当接している下方のシート材を搬送方向と反対側に押し戻して、フィードロールに当接している上方のシートのみが搬出されるようになっている。
ところで、更なるシート材の重送防止のために、ピックアップロールを2つ儲け、シート材の搬送方向に対してV字状に配置することで、最上部のシート材の中央部を膨らませて2番目のシート材との間に空気を侵入させることで、最上部のシート材と2番目のシート材の間の静電気などによる密着力を弱め、重送を防止しながら搬送するものがある(特許文献1参照)。
しかし、特許文献1では、ピックアップロールでシート材の搬送方向先端部を膨らませながら搬送する構成となっており、シート材は膨らんで波打った状態で、フィードロールと分離ロールのニップ部に送り込まれる。このため、このニップ部に送り込まれるシート材の高さが不安定となり、ニップ部に送り込まれたとき、紙詰まりなどの二次障害を引き起こしてしまう恐れがある。また、シート材全体が波打った状態となるため、シート材が搬送方向に対して斜めに搬送されやすくなる。このため、シート材に、斜めに画像が形成されてしまう恐れがある。
また、シート材の搬送方向先端部を、幅方向の両側に設けたしごき装置で幅方向に引っ張ることで緊張、あるいは湾曲させ、最上部のシート材と2番目のシート材の間にスペースを生じさせて、このスペースに分離部材を挿入して最上部のシート材をつかんで搬送方向に引き出すことで、重送を防止するものがある(特許文献2参照)。
しかし、特許文献2の構成は、シート材を幅方向に緊張あるいは湾曲させる動力を別途設ける必要があり、装置が大掛かりとなってしまう。また、シート材を緊張あるいは湾曲させてから、最上部のシートをつかむという動作を行うため、シート材を高速で連続的に搬送することは困難と思われる。
特開昭62−201741号公報 特開2003−146452号公報
本発明は、上記事実を考慮して、先端部を波打たせることなく、最上部のシート材と2番目のシート材の間に空気を侵入させ、シート材の重送やミスフィードを防止する給紙装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、収容部に収容されたシート材の最上部に当接して、シート材を前記収容部から送り出すシート供給部材と、前記シート供給部材のシート搬送方向上流側で前記最上部のシート材と当接し、該最上部のシート材の後端側を盛り上げる分離手段と、を有することを特徴としている。
請求項1に記載の発明では、収容部からシート材を送り出すシート供給部材のシート搬送方向上流側で、分離手段が最上部のシート材と当接し、このシート材の後端側を盛り上げる。
これにより、最上部のシート材の搬送方向の後端側で、下のシート材との間に空気が侵入して、密着が解除される。そして、下のシート材と分離されながら、シート供給部材によって収容部から送り出される。したがって、最上部のシート材のみが搬送されるので、重送が防止される。
また、シート供給部材の上流側で下のシート材との密着が解除される際に盛り上がった最上部のシート材は、分離手段の当接が解除されると、盛り上がりが解消されて収容部から送り出される。したがって、シート供給部材のシート搬送方向下流側に設けられて、シート材を捌くための給紙機構にシート材が突入するとき、突入するシート材の先端が波打つことがないので、給紙機構で紙詰まりを引き起こす恐れがない。
請求項2に記載の発明は、前記分離手段は、前記シート材の搬送方向に対して所定の角度傾斜し、最上部の前記シート材に従動回転するロールで構成されていることを特徴としている。
請求項2に記載の発明では、シート材の搬送方向に対して所定の角度傾斜するロールが、シート供給部材によって収容部から送り出されるシート材に従動回転する。これにより、シート材の後端側は搬送方向に沿って搬送されずに、搬送方向に沿って斜めに搬送されようとして盛り上げられるので、下のシート材との間に空気が侵入して、密着が解除される。
また、ロールは最上部のシート材に従動回転されるので、ロールを駆動させるための駆動装置が必要なく、シート材を傷つけない。
請求項3に記載の発明は、前記ロールは、前記シート材の幅方向の中心線に対して略対称に2つ配設され、該シート材の幅方向端部に対して下流側に傾斜していることを特徴としている。
請求項3に記載の発明では、2つのローラがシート材の幅方向の中心線に対して略対称に配設されており、このローラは共にシート材の幅方向端部に対して下流側に傾斜している。これにより、この2つのロールがシート材の後端側に当接することによって、シート供給部材によって送り出されたシート材は、シート材の幅方向の中心線に向かって盛り上がる。したがって、下のシート材との間に空気が侵入して、最上部のシート材は下のシート材との間の密着力が解除され、下のシート材から分離されて搬送されるので、重送が防止される。
請求項4に記載の発明は、前記シート材が載置される収容部の底面の中央部には、第1凸部が形成されていることを特徴としている。
請求項4に記載の発明では、シート材が載置される収容部の底面の中央部に形成された第1凸部によって、底面に載置されたシート材は上向きに湾曲する。そして、シート供給部材によってシート材が収容部から送り出される際にロールによって上向きの力が働く。これにより、シート材の後端側は湾曲面に沿って中央部に向かって盛り上がりやすくなる。つまり、ロールのシート材に対する押圧力が小さくても、シート材を中央部に向かって簡単に盛り上げることが可能となる。このため、ロールの押圧力を大きくしてロールでシート材を押さえ込むことによるミスフィードが防止される。
請求項5に記載の発明は、前記シート材が載置される収容部の底面の両側には第2凸部が形成され、前記ロールは、前記シート材の幅方向の中心線に対して略対称に2つ配設され、該シート材の幅方向端部に対して上流側に傾斜していることを特徴としている。
請求項5に記載の発明では、シート材が載置される収容部の底面の両側に形成された第2凸部によって、底面に載置されたシート材は中央部が下向きに湾曲する。また、このシート材の後端側には、2つのローラが、シート材の幅方向の中心線に対して略対称に、且つ、シート材の幅方向端部に対して上流側に傾斜するようにして配置されている。
これにより、ローラによってシート材の後端側は、外側(幅方向の端部)に向かって張力が付与され、凹んだ状態のシート材に対して、ローラが当接した最上部のシート材のみが水平状態となる。したがって、最上部のシート材は、下のシート材との間に空気が侵入して、密着が解除される。
請求項6に記載の発明は、前記分離手段の前記シート材への押圧力を可変させる押圧力可変手段が設けられていることを特徴としている。
請求項6に記載の発明では、押圧力変手段によって、分離手段のシート材への押圧力が可変する。これにより、シート材の種類によって押圧力を可変させることが可能となり、押圧力が強すぎることによるミスフィードや、押圧力が弱すぎることによって発生する重送が防止できる。
請求項7に記載の発明は、前記シート供給部材の駆動開始後、所定時間経過すると、前記分離手段を上方に退避させる退避機構が設けられていることを特徴としている。
請求項7に記載の発明では、シート供給部材の駆動開始後に所定時間経過すると、退避機構によって分離手段が上方に退避して、分離部材のシート材への押圧力が解除される。
これにより、例えば長いシート材の場合に、分離手段でシート材を押圧する時間を設定すれば、盛り上がった後に分離手段によってシート材が搬送されにくくなることがなく、ミスフィードが発生するのを防止する。また、シート材への分離手段の押圧を解除すれば、シート材には必要以上に押圧力が付与されないので、シート材はスムーズに搬送される。
請求項8に記載の発明は、前記シート供給部材の下流側には、シート材を検知する検知手段が配設されていることを特徴としている。
請求項8に記載の発明では、シート供給部材の下流側に配設された検知手段によって、シート材が検知される。これにより、検知のタイミングを見ることでシート材の搬送速度、また、シート材の有無や厚みを見ることでミスフィード、重送を検知することが可能となり、検知手段の検知結果に応じて分離手段の押圧力、押圧時間等を制御することで、シート材のミスフィードや重送を防止することができる。
請求項9に記載の発明は、前記シート材の搬送方向に対する前記ロールの傾斜角度を可変させる角度可変手段を有することを特徴としている。
請求項9に記載の発明では、角度可変手段によって、搬送方向のシート材の中心線に対するロールの傾斜角度が可変される。これより、シート材の種類に関わらず、シート材を膨らませることができるようにロールの角度を可変することができる。
請求項10に記載の発明は、前記角度可変手段は、前記ロールを回転自在に支持し、鉛直軸に対して回動可能な支持フレームと、前記シート材の搬送方向に対して揺動可能とされた第1リンクと、一端が前記第1リンクの揺動中心を挟んで前記第1リンクに回転可能に連結され、他端が前記支持フレームに回転可能に連結された一対の第2リンクと、で構成されていることを特徴としている。
請求項10に記載の発明では、ロールを回転自在に支持する支持フレームが鉛直軸に対して回動可能とされている。また、第1リンクが搬送方向に対して揺動可能とされ、第1リンクの揺動中心を挟んで第2リンクの一端が回転可能に連結されている。第2リンクの他端は、支持フレームに回転可能に連結されている。
このような構成により、第1リンクを揺動させることで、第2リンクの一端(第1リンクに連結された部分)が押し出されたり引き戻されたりして、第2リンクの他端に連結された支持部材が回転する。これにより、シート材の種類により、支持部材に支持されたロールの傾斜角度を可変させることができるので、確実に最上部のシート材の後端側を盛り上がらせることができる。
また、ロールがシート材の幅方向の中心線に対して略対称に設けられているとき、第1リンクの揺動中心から第2リンクの一端までの距離をそれぞれ等しくすれば、第1リンクを揺動させたとき、2つのロールの傾斜角度が等しくなる。これにより、シート材の後端側に、両側から同じ角度で盛り上がらせることができるので、シート材が斜めに搬送されることがない。
本発明は上記構成としたので、先端部を波打たせることなく、最上部のシート材と2番目のシート材の間に空気を侵入させ、シート材の重送やミスフィードを防止できる。
本発明の第1の実施形態に係る給紙装置40について説明する前に、この給紙装置40を備えた画像形成装置10の概要について説明する。
図1に示すように、画像形成装置10は画像形成部12を備えている。画像形成部12には、感光体ドラム14が設けられており、感光体ドラム14の円周方向には、帯電器16、現像装置18、クリーナー20が配設されている。帯電器16と現像装置18の間には、感光体ドラム14の表面にレーザー光を照射する画像書込装置22が設けられている。
画像書込装置22は、画像記録制御部24に接続されている。画像記録制御部24は、通信回線32を介して受信部26に接続されており、画像読取装置28で読み取られたデータ、又は、外部機器(パーソナルコンピュータ等)30からのデータ等の画像情報が受信部26から画像記録制御部24へ送られる。そして、画像記録制御部24によって制御された画像情報に基づきレーザー光を変調して、画像書込装置22から感光体ドラム14に静電潜像を形成する。
感光体ドラム14は、帯電器16によって表面が所定の電位に帯電される。そして、画像書込装置22からレーザー光が照射されて感光体ドラム14の表面が露光され、静電潜像が形成される。この静電潜像が、現像装置18によって現像化され、感光体ドラム14の表面にトナー像が形成される。このとき、記録紙Pに転写されずに感光体ドラム14の表面に残留したトナーは、クリーナー20によって回収される。
感光体ドラム14の画像書込装置22と反対側には、感光体ドラム14に対向して、転写ロール34が設けられている。後述する給紙部42から搬送された記録紙Pに、転写ロール34によって感光体ドラム14のトナー像が転写され、搬送方向下流側に設置された定着装置36で、トナー像が記録紙Pに定着される。そして、定着装置36の搬送方向下流側に設けられた一対の排出ロール38によって、記録紙Pは排出トレイ39に排出される。
一方、画像形成装置10の下方には、複数の給紙装置40が上下に設けられた給紙部42が配設されている。
次に、給紙装置40について説明する。図2に示すように、給紙装置40は箱状の給紙トレイ44を備えている。給紙トレイ44内にはシートPが積層されており、シートPの搬送方向と直交する方向の両端面(側端面)には、シートPの側端面を規制する側面ガイド46(図3参照)が設置されている。また、給紙トレイ44には、シートPの搬送方向の上流側端部(後端側)に、シートPの後端面を規制する後端面ガイド47が設置されている。側面ガイド46は搬送方向と直交する方向にスライド可能となっており、後端面ガイド47は搬送方向に沿ってスライド可能となっている。これにより、シートPのサイズに応じて側面ガイド46及び後端面ガイド47をスライドさせて、シートPの端面が位置決めされるようになっている。
また、給紙トレイ44には、図示しないモータの駆動により昇降するボトムプレート48が設けられている。モータは、マイクロスイッチによってオン、オフされるようになっている。記録紙Pの最上部の高さが所定高さより低くなってマイクロスイッチがオンになると、モータを駆動してボトムプレート48を上昇させる。記録紙Pの最上部の高さが所定高さになり、マイクロスイッチがオフになると、モータの駆動を停止してボトムプレート48の上昇を停止させる構成となっている。
給紙トレイ44のシートPの搬送方向の下流側には、給紙トレイ44に積載されたシートPを順次、画像形成部12(図1参照)に搬送する給紙機構50が配設されている。
給紙機構50は、給紙トレイ44に積載されたシートPの最上部に接触して、この最上部のシートPを送り出すピックアップロール52を有している。ピックアップロール52は、軸52Aを介してフレーム54に設けられた軸受けに、回動可能に支持されており、図示しない駆動モータの駆動回転によって回転するようになっている。
ピックアップロール52の搬送方向下流側には、フィードロール56が配設されている。フィードロール56の軸56Aは、フレーム54に設けられた軸受けに回動可能に支持されており、図示しない駆動モータから駆動力が伝達されて回転するようになっている。
フィードロール56の下側には、分離ロール58が配置されている。この分離ロール58の軸58Aは、支持部材60に回動可能に支持されている。支持部材60は、分離ロール58の軸58Aが支持される2枚の側板70Aと、2枚の側板70Aを連結する板部60Bとで、略門形状に構成されている。側板70Aにはシャフト64が挿通されており、支持部材60はシャフト64を中心にして、回動可能とされている。
また、板部60Bには、一端が画像形成装置10本体に取り付けられたコイルスプリング62の他端が係止されている。これにより、支持部材60に支持された分離ロール58は、所定のニップ荷重でフィードロール56に圧接され、フィードロール56と分離ロール58のニップ部に送り込まれたシートPの凹凸や、送り込まれた際に発生する振動が、このコイルスプリング62によって吸収されるようになっている。
分離ロール58は、図示しないDCモータの駆動回転によって、フィードロール56の回転方向と逆方向に回転するようになっている。これにより、フィードロール56と分離ロール58のニップ部にシートPが重送されると、分離ロール58はフィードロール56の回転方向と逆方向に回転して、フィードロール56に当接した以外のシートPを、給紙トレイ44側に押し戻すようになっている。
一方、ピックアップロール52とフィードロール56の間には、センサ66が配設されている。また、フィードロール56の搬送方向下流側には、センサ68が配設されている。センサ66及びセンサ68は制御部70に接続されており、シートPの先端がセンサ66とセンサ68によって検知されるタイミングで、制御部70がシートPの搬送速度を算出する。
また、センサ68では、シートPの光の透過度を検出することで、シートPの厚みが検出されるようになっており、シートPの重送が検知される。さらに、センサ66でシートPの先端が検知されない場合には、ミスフィードが発生したと判断されるようになっている。
一方、図2及び図3に示すように、給紙トレイ44の上流側には、最上部のシートPに当接するようにして、ロール72が配設されている。ロール72は、シートPの搬送方向の中心線Mに対称となるように、中心線Mと給紙トレイ44の幅方向側端部との間に2つ設けられている。この2つのロール72の軸72Aは、それぞれ支持部材74に回転可能に支持されている。
支持部材74は、ロール72の軸72Aを支持する支持片74Aと、支持片74Aに対して略直角となるように設けられた腕片74Bとで、側面方向から見て略L字状とされている。また、腕片74Bの一端は、連結片74Cで連結され、支持部材74は略門型状とされている。そして、支持部材74の屈曲部には、図示しないフレームに取り付けられたシャフト76が挿通されており、支持部材74はシャフト76を中心に回転するようになっている。
また、連結片74Cの中央には円柱状の凸部78が突出されている。この凸部78には、コイルスプリング80の一端が係止されている。コイルスプリング80の他端は、ホイールギア82の側面に設けられた円柱状の凸部84に係止されている。
ホイールギア82の軸82Aは、本体フレームに取り付けられた支持部材86に回動可能に支持されている。また、ホイールギア82の歯にはウォームギア90が噛合され、ウォームギア90を負荷調整モータ88で回転させることで、ホイールギア82が回動するようになっている。
ホイールギア82が矢印A方向に回動すると、コイルスプリング80が伸びて支持部材74がシャフト76を中心に回転する。これにより、支持部材74に支持されたロール72が略下方向に移動して、シートPの押圧力が変化する構成となっている。
なお、シートPの微妙な凹凸や振動等は、コイルスプリング80によって吸収されるようになっている。
負荷調整モータ88は制御部70に接続されており、センサ66及びセンサ68によってシートPの重送、ミスフィート゛が検知されると、負荷調整モータ88が所定方向に回転して、ロール72のシートPに対する押圧力の制御が行われる。
例えば、シートPに対するロール72の押圧力が強すぎると、ロール72とシートPの密着力が、ピックアップロール52とシートPの密着力より大きくなり、シートPを送り出そうとしたとき、ロール72によってシートPの送り出しが阻止され、ミスフィードが発生する。そこで、センサ66によってシートPのミスフィードが検知されると、負荷調整モータ88を回転してホイールギア82を図の矢印A方向と反対方向に回転させる。これにより、ロール72は略上方向に移動し、シートPに対するロール72の押圧力が小さくなり、ロール72とシートPの密着力が弱まって、下のシートPの搬送時にはミスフィードが解消される。
また、シートPに対するロール72の押圧力が弱すぎると、ロール72とシートPの密着力が、ピックアップロール52とシートPの密着力よりも小さくなり、シートPを送り出そうとしたとき、2枚同時にシートPが送り出されてしまう、所謂重送が発生する。そこで、センサ66によってシートPの厚み情報からシートPが重送されたのが検知されると、負荷調整モータ88を回転してホイールギア82を図の矢印A方向に回転させる。これにより、ロール72は略下方向に移動し、シートPに対する押圧力が大きくなって、ロール72とシートPの密着力が強くなる。したがって、下のシートPの搬送時には重送が解消される。
さらに、シートPに対するロール72の押圧力が強すぎると、シートPの搬送速度が遅くなり、押圧力が弱すぎると搬送速度が速くなる。そこで、各シート種類毎に、重送及びミスフィードを起こさない最適な押圧力から、シートPの搬送速度を求めて、予め制御部70に記憶させておく。そして、センサ66とセンサ68で、ピックアップロール52によって送り出されたシートPの先端を検知して、制御部70でシートPの搬送速度を算出することにより、シートPがシート種類に対応する所定の搬送速度で搬送されているかを判断する。シートPが所定の搬送速度で搬送されていない場合は、ホイールギア82を所定の方向に回転させ、ロール72の押圧力を変化させる。
このように、センサ66、68によってシートPの重送、ミスフィード及び搬送速度を検知して、ロール72の押圧力を制御することで、重送、ミスフィードが防止されるようになっており、シートPの種類により、シートPの厚さやシートP間の密着力が変化しても、シートPの種類毎に重送、ミスフィードの発生が防止されるようになっている。
また、ロール72は、シートPの幅方向端部に対して下流側に傾斜するように配設されている。つまり、2つのロール72の軸72Aは、ピックアップロール52に向かって(搬送方向に向かって)V字状となるように配設されており、シートPの搬送によってロール72が従動回転すると、シートPの後端側は中心線Mに向かって搬送されるようになっている。
ここで、ピックアップロール52によって給紙トレイ44から送り出されるシートPが、ロール72から押圧力を受けながら搬送される状態を、図4に基づいて説明する。
図4は、シートPの搬送方向の上流側から見た状態を示す図である。図4(A)に示すように、シートPの後端側に2つのロール72が搬送方向に向かってV字状となるように当接されている状態で、ピックアップロール52によって、シートPが給紙トレイ44から送り出されると、シートPによってロール72が従動回転する。このとき、図4(B)に示すように、シートPの後端側は、ロール72の回転によって中心線Mに向かって寄せられる。つまり、最上部のシートPは、2つのロール72によって両側から中心線Mに向かって寄せられ、中心が盛り上がった状態となる。これにより、最上部のシートPと下のシートPの間に空間が形成され、この空間に空気が侵入する。
これにより、最上部のシートPと下のシートPの間の密着部分の面積が減少し、シート間の摩擦力や静電気等によって発生する密着力が弱まる。また、最上部のシートPと下のシートPの間に空間を形成して空気を入れることで、空間が徐々に広がっていき、シート間の密着が解除されやすくなる。
そして、最上部(1枚目)のシートPと次(2枚目)のシートPの密着力が、次(2枚目)のシートPとさらにその次(3枚目)のシートPとの間の密着力よりも弱くなるので、2枚目のシートPは3枚目のシートPに密着して給紙トレイ44内に留まり、最上部のシートPと一緒に搬送されてしまうことがない。つまり、ピックアップロール52によって最上部のシートPのみが給紙トレイ44から送り出され、重送してしまうのが防止される。
また、最上部のシートPの後端側がロール72を通過すると、図4(C)に示すように、シートP自身のコシによって平らな状態となって搬送される。これにより、ピックアップロール52によって送り出されたシートPは、先端が波打つことがなくまっすぐな状態で搬送されるので、先端の高さ方向の位置ずれが発生しない。したがって、シートPの先端は、フィードロール56と分離ロール58のニップ部にスムーズに突入するので、紙詰まり等を引き起こす恐れがない。
なお、本実施形態では、負荷調整モータ88を設け、ホイールギア82の歯にウォームギア90を噛合させることで、ホイールギア82を回転させる構成としたが、図5に示すように、図示しないフレームに支持された負荷調整つまみ92にウォームギア93を取り付け、負荷調整つまみ92を手動で回転させてロール72の押圧力を調整してもよい。
また、本実施形態では、ロール72はシートPの搬送に従動して回転する従動ロールとしたが、駆動モータから回転駆動力が伝達される駆動ロールを用いてもよい。
さらに、本実施形態では、シートPの後端側に当接するようにしてロール72を配設し、このロール72でシートPの後端側を盛り上げる構成としたが、ロール72に代えてシートPに当接して移動するパッドを設けてもよい。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、第1の実施形態と同様の部分の説明は割愛する。
図6に示すように、給紙トレイ44内に積層されたシートPは、給紙トレイ44の幅方向の一方の側壁44Aと対向して設けられた幅ガイド45によって、一方の側端面が側壁44Aに押し付けられながら、他方の側端面が幅ガイド45によって規制されるようになっている(サイドレジ方式)。
給紙トレイ44の上流側には、最上部のシートPに当接するようにして、シートPの搬送方向の中心線Mを挟んで、2つのロール94、96が配設されている。側壁44A側のロール96は、ピックアップロール52と平行に配設されている。また、幅ガイド45側のロール94は、シートPの幅方向端部に対して下流側に傾斜するように配設されている。
これにより、シートPの搬送によってロール94、96が従動回転すると、シートPの後端側はロール96によって搬送方向に沿って搬送され、ロール94によって中心線Mに向かって搬送されるようになっている。
ここで、ピックアップロール52によって給紙トレイ44から送り出されるシートPが、ロール94、96から押圧力を受けながら搬送される状態を、図7に基づいて説明する。
図7は、シートPの搬送方向の上流側から見た状態を示す図である。図7(A)に示すように、ピックアップロール52と平行に配設されたロール96と、シートPの幅方向端部に対して下流側に傾斜するように配設されたロール94が、シートPの後端側にそれぞれ当接されている状態で、ピックアップロール52によって、シートPが給紙トレイ44から送り出されると、シートPによってロール94、96が従動回転する。
このとき、シートPの後端側は、ロール94によって幅ガイド45側が中心線Mに向かって寄せられる。また、シートPの側壁44A側は、ロール96によって押圧されながら、側壁44Aに沿って搬送される。
これにより、図7(B)に示すように、シートPの後端側は中心線Mに向かって寄せられ中心が盛り上がった状態となって、側壁44Aに沿って搬送される。このとき、最上部のシートPと下のシートPの間に空間が形成されて、この空間に空気が侵入する。これにより、最上部のシートPと下のシートPの間の密着部分の面積が減少し、シート間の摩擦力や静電気等によって発生する密着力が弱まる。
また、シートPの後端側がロール94、96を通過すると、図7(C)に示すように、シートP自身のコシによって平らな状態となる。これにより、ピックアップロール52によって送り出されたシートPは、先端が波打つことがなくまっすぐな状態で搬送される。
このように、サイドレジ方式の場合には、中心線Mと幅ガイド45との間に配設したロール94のみを、ピックアップロール52に対して傾けることで、シートPの後端側を給紙トレイ44の側壁44Aに押し当てる方向に力が働くので、シートPを中心線Mに向かって膨らませることができる。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。なお、第1の実施形態と同様の部分の説明は割愛する。
図8(A)に示すように、支持部材74の支持片74Aの端部には、コイルスプリング150の一端が係止されている。コイルスプリング150の他端は、図示しないフレームに設けられたガイドレール152に沿って上下方向に移動する移動部材154に係止されている。移動部材154の下面には、駆動モータ156の回転駆動によって軸158Aを中心に回転する偏芯カム158が当接している。
駆動モータ156は、制御部70に接続されており、センサ66(図2参照)によってシートPの先端が検知されてから所定時間経過すると、制御部70により駆動モータ156が回転される。
駆動モータ156の回転によって偏芯カム158が回転すると、図8(B)に示すように、移動部材154がガイドレール152に沿って上方向に移動して、コイルスプリング150を介して支持部材74の支持片74Aの端部を略上方向に引っ張る。そして、支持部材74はシャフト76を中心に図の時計回りに回動し、支持部材74に支持されたロール72が略上方向に移動する。これにより、ロール72のシートPへの当接が解除され、シートPにはロール72の押圧力が付与されないようになる。
このように、ロール72を上方向に移動させる構成とすることで、最上部のシートPを盛り上げた後、ロール72のシートPへの押圧力を解除することが可能となる。
例えば、長いシートPが給紙トレイ44(図2参照)に積載された場合、ロール72はシートPの長手方向の中央寄りに当接する。このとき、ロール72によってシートPが押圧されている時間が長くなり、シートPに必要以上の負荷が掛かり、ダメージを与えてしまったり、斜めに搬送させてしまう恐れがある。
そこで、長いシートPの場合には、シートPの先端を検知してから所定時間経過すると、制御部70で駆動モータ156が駆動され、ロール72を上昇させる。つまり、ロール72によって最上部のシートPの中央に盛り上がりが発生して、下のシートPとの密着が解除された時点で、ロール72を上昇させる。これにより、長いシートPに対するロール72の押圧が解除されて、シートPに必要以上に負荷が掛かるのが防止される。したがって、シートPにダメージが発生したり、斜めに搬送されることが防止できる。
また、偏芯カム158を回転させることによって、ロール72のシートPに対する押圧力を変化させることも可能となるので、図2に示すような負荷調整モータ88や、ホイールギア82が不要となる。
なお、本実施形態では、センサ66でシートPの先端を検知してから所定時間経過すると駆動モータ156を回転させる構成としたが、ピックアップロール52でシートPの搬送を開始してから所定時間経過後に、駆動モータ156を回転させる構成としてもよい。
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。なお、第1の実施形態と同様の部分の説明は割愛する。
給紙トレイ160に収容されたシートPが完全に平面状とされている場合、ロール72の従動回転によってシートPには、平面方向に力が掛かる。このため、ロール72からの力は平面上で打ち消しあって、最上部のシートPの中心を膨らませる上向きの力が発生しにくくなる。
そこで、図9(A)に示すように、給紙トレイ160の底面160Aに、搬送方向の中心線M付近に、搬送方向に沿って複数の長尺状の板片162を設ける。これにより、給紙トレイ160のシートPは、板片162に載置され、上向きに湾曲して収納される。
このような構成により、ロール72が従動回転すると、シートPには湾曲方向に沿って上向きの力が働く。つまり、ロール72のシートPに対する押圧力が小さくても、シートPを盛り上がらせることが可能となるので、ロール72の当接力を大きくしてロール72でシートPを押さえ込むことによるミスフィードが防止できる。
次に、本発明の第5の実施形態について説明する。なお、第1の実施形態と同様の部分の説明は割愛する。
図10(A)に示すように、給紙トレイ164の底面164Aには、幅方向の両側に凸部166が形成されている。また、底面164Aには、凸部166に沿って長尺状の板片168が複数立設されている。これにより、給紙トレイ164に収納されたシートPは、幅方向の両側が凸部166及び板片168に支持されて、下向きに湾曲した状態とされる。
一方、給紙トレイ164の上流側には、2つのロール170が、最上部のシートPに当接しながら中心線Mに対して対称に配設されている。
ロール170は、シートPの幅方向端部に対して上流側に傾斜するように配設されている。つまり、2つのロール170の軸170Aは、ピックアップロール52(図2参照)に向かって反V字状となるように配設されている。
このような状態で、ピックアップロール52によってシートPが給紙トレイ164から送り出されると、シートPによってロール170が従動回転したとき、ロール170の傾きによって、ロール170によって搬送されたシートPの後端側は、図10(B)に示すように、中心線Mと反対方向に向かって引っ張られる。
これにより、給紙トレイ164に凹状に収容されたシートPに対して、最上部のシートPは水平となるので、最上部のシートPと下のシートPとの間の密着力が解除され、下のシートPとの間に隙間が形成される。
次に、本発明の第6の実施形態について説明する。なお、第1の実施形態と同様の部分の説明は割愛する。
図11に示すように、給紙トレイ44の上方に設けられたフレーム172には、角度調整機構174が設けられている。
角度調整機構174は、長板状の角度調整リンク176がピン178を中心に回動するようになっている。また、角度調整リンク176の一方の端部には、円柱状の凸部180が設けられており、この凸部180にはコイルスプリング182の一端が係止されている。コイルスプリング182の他端は、フレーム172から突設された円柱状の凸部184に係止されている。凸部184は、角度調整リンク176に設けられた凸部180に対して、シートPの幅方向に沿って略同一直線上に設けられている。これにより、角度調整リンク176はコイルスプリング182によって、ピン178を中心として図の反時計回りに付勢されている。
一方、給紙トレイ44の後端側には、シートPの搬送方向の中心線Mを挟んで、2つのロール186が配設されている。ロール186の軸方向の両側には、それぞれ板状の支持部材188が設けられており、ロール186の軸186Aが支持部材188に回転可能に支持されている。2枚の支持部材188の間には、ベース部材190が設けられており、ベース部材190の一方の端部が、シャフト192を介して支持部材188に連結されている。
ベース部材190は、鉛直方向に立設したピン194によってフレーム172に回動可能に支持されている。また、ベース部材190の他方の端部は、連結リンク196の一端に連結されている。この連結リンク196の他端(ベース部材190が連結された側と反対側の端部)は、角度調整リンク176に連結されている。このとき、2つの連結リンク196は、角度調整リンク176の回動中心であるピン178を挟むようにして、且つ、ピン178からの距離が等しくなるようにして、角度調整リンク176に連結されている。
このような構成により、角度調整リンク176がピン178を中心に回動すると、連結リンク196の他端は中心線Mに対して左右に移動する。そして、連結リンク196の一端に連結されたベース部材190が、ピン194を中心に回動して、ロール186の角度が変化するようになっている。
これにより、給紙トレイ44から送り出されたシートPに従動してロール186が回転するとき、シートPの後端側を盛り上がらせることができるように、角度調整リンク176を回動させてロール186の傾斜角度を決定することができる。
また、2つのロール186は、角度調整リンク176の回動中心であるピン178からの距離が等しくなるようにして、連結リンク196に連結されているので、ロール186の傾斜角度が等しくなる。これにより、シートPの後端側は、ロール186によって同じ角度から盛り上がるので、シートPが斜めに搬送されることがない。
さらに、ピン178を中心に回動する角度調整リンク176と、角度調整リンク176に係止されたコイルスプリング182によって、ロール186に掛かる回転モーメント力が軽減されるようになっている。つまり、ロール186がシートPの搬送に従動して回転するとき、シートPからロール186が受ける負荷が小さくなるように、ロール186の傾斜角度が変化されるようになっている。これにより、シートPがロール186から受ける負荷が低減され、シートPのミスフィードが防止される。
なお、本実施形態では、フレーム172に突設した凸部184にコイルスプリング182の他端を係止させる構成としたが、図12に示すように、フレーム172に設けられたガイドレール200に沿って、図の上下方向に移動可能とされた移動部材202に凸部204を突設し、この凸部204にコイルスプリング182の一端を係止させてもよい。このとき、移動部材202には、図示しないモータの回転駆動によって軸206Aを中心に回転する偏芯カム206が当接され、偏芯カム206の回転によって、移動部材202が図の上下方向に移動することで、角度調整リンク176はピン178を中心に回動する。これにより、センサによってシートPの種類を検知して、シートPの種類に応じてロール186の傾斜角度を変化させることが可能となる。
なお、本実施形態では、シートPの搬送を、ピックアップロール52、フィードロール56、分離ロール58で行う構成として説明したが、ロールに代えて無端ベルト等によってシートPを搬送する構成としてもよい。また、ピックアップロールは、真空吸着方式のタイプを採用してもよい。
また、本実施形態では、給紙装置40が搭載される画像形成装置として、画像書込装置22で感光体ドラム14の表面にレーザ光を照射するタイプの画像形成装置10を例にとって説明したが、このタイプの画像形成装置以外にも、例えば、液晶、発光ダイオードまたは蛍光表示管等を用いたタイプの画像形成装置にも、本発明の給紙装置を搭載することができる。
また、本実施形態では、シートPに画像を形成する、所謂プリンタに搭載される給紙装置として説明したが、本発明の給紙装置は、プリンタ以外にも、例えば、複写機、オフセット印刷機、インクジェットタイプの印刷機等に適用可能であることはもちろんである。
さらに、本発明の給紙装置は、画像形成装置以外にも、ATM機に搭載して、紙幣の給紙を行う給紙装置や、郵便物を給紙する給紙装置として適用することも可能である。
本発明の第1の実施形態の給紙装置が搭載された画像形成装置の概略構成図である。 第1の実施形態の給紙装置を示す側面図である。 第1の実施形態の給紙装置を示す斜視図である。 第1の実施形態の給紙装置によって、シートが搬送される状態を示す斜視図である。 他の形態の給紙装置を示す側面図である。 第2の実施形態の給紙装置を示す斜視図である。 第2の実施形態の給紙装置によって、シートが搬送される状態を示す斜視図である。 第3の実施形態の給紙装置の一部を示す側面図である。 第4の実施形態の給紙装置を示す斜視図である。 第5の実施形態の給紙装置を示す斜視図である。 第6の実施形態の給紙装置を示す上面図である。 他の形態の給紙装置を示す上面図である。
符号の説明
40 給紙装置
44 給紙トレイ(収容部)
52 ピックアップロール(シート供給部材)
66 センサ(検知部材)
68 センサ(検知部材)
72 ロール(分離手段)
82 ホイールギア(押圧力可変手段)
94 ロール(分離手段)
96 ロール(分離手段)
154 移動部材(退避機構)
158 偏芯カム(退避機構)
160 給紙トレイ(収容部)
160A 底面
162 板片(第1凸部)
164 給紙トレイ(収容部)
164A 底面
166 凸部(第2凹部)
170 ロール(分離手段)
174 角度調整機構(角度可変手段)
176 角度調整リンク(第1リンク)
186 ロール(分離手段)
188 支持部材
196 連結リンク(第2リンク)

Claims (10)

  1. 収容部に収容されたシート材の最上部に当接して、シート材を前記収容部から送り出すシート供給部材と、
    前記シート供給部材のシート搬送方向上流側で前記最上部のシート材と当接し、該最上部のシート材の後端側を盛り上げる分離手段と、
    を有することを特徴とする給紙装置。
  2. 前記分離手段は、前記シート材の搬送方向に対して所定の角度傾斜し、最上部の前記シート材に従動回転するロールで構成されていることを特徴とする請求項1に記載の給紙装置。
  3. 前記ロールは、前記シート材の幅方向の中心線に対して略対称に2つ配設され、該シート材の幅方向端部に対して下流側に傾斜していることを特徴とする請求項2に記載の給紙装置。
  4. 前記シート材が載置される収容部の底面の中央部には、第1凸部が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の給紙装置。
  5. 前記シート材が載置される収容部の底面の両側には第2凸部が形成され、前記ロールは、前記シート材の幅方向の中心線に対して略対称に2つ配設され、該シート材の幅方向端部に対して上流側に傾斜していることを特徴とする請求項2に記載の給紙装置。
  6. 前記分離手段の前記シート材への押圧力を可変させる押圧力可変手段が設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の給紙装置。
  7. 前記シート供給部材の駆動開始後、所定時間経過すると、前記分離手段を上方に退避させる退避機構が設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の給紙装置。
  8. 前記シート供給部材の下流側には、シート材を検知する検知手段が配設されていることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の給紙装置。
  9. 前記シート材の搬送方向に対する前記ロールの傾斜角度を可変させる角度可変手段を有することを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載の給紙装置。
  10. 前記角度可変手段は、前記ロールを回転自在に支持し、鉛直軸に対して回動可能な支持フレームと、前記シート材の搬送方向に対して揺動可能とされた第1リンクと、一端が前記第1リンクの揺動中心を挟んで前記第1リンクに回転可能に連結され、他端が前記支持フレームに回転可能に連結された一対の第2リンクと、で構成されていることを特徴とする請求項9に記載の給紙装置。
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