JP2007129881A - 動力出力装置及びその制御方法並びに車両 - Google Patents

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大吾 安藤
Toshio Inoue
敏夫 井上
Tsukasa Abe
司 安部
Shunsuke Fushiki
俊介 伏木
Mamoru Tomatsuri
衛 戸祭
Keiko Hasegawa
景子 長谷川
Keita Fukui
啓太 福井
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Abstract

【課題】触媒劣化抑制制御において内燃機関の回転数を強制的に引き下げたとしても触媒劣化を継続して抑制する。
【解決手段】フューエルカット条件が成立し且つ触媒劣化抑制制御が要請されているとき(S150でYES)には、モータMG1のトルク指令Tm1*の絶対値が閾値Trefの絶対値を超え且つエンジンの回転数Neが減少中であること(S190,S192で共にYES)を条件として、今回のエンジンの回転数Neで自立運転を行なうときの目標吸入空気量に所定の嵩上げ量を加算して得た第1上限空気量よりも大きな第2上限空気量を算出し、実際の吸入空気量が第2上限空気量を超えない範囲で爆発燃焼を実行するようエンジンECUへ制御信号を送信する(S196)。こうすることにより、モータMG1でエンジンの回転数Neを強制的に引き下げている場合には爆発燃焼を継続して行なう可能性が高まり、浄化装置を構成する触媒が劣化しにくくなる。
【選択図】図3

Description

本発明は、動力出力装置及びその制御方法並びに車両に関する。
従来より、プラネタリギヤを介して連結した内燃機関と発電機と電動機との間で動力のやり取りを行なうハイブリッド車が知られている。例えば、特許文献1に記載されたハイブリッド車では、車速減速時において排気系に配置された浄化装置が設定温度以上である時に、この浄化装置に含まれる触媒の劣化を抑制することを目的として内燃機関におけるフューエルカットを禁止して爆発燃焼を行う触媒劣化抑制制御を実行している。
特開2004−340102号公報
上述した触媒劣化抑制制御の実行時には、内燃機関の吹き上がりを防止するために、内燃機関が自立運転するときの吸入空気量に嵩上げ量を加えた値を上限空気量とし、実際の吸入空気量がその上限空気量を超えない範囲で触媒劣化抑制制御を実行し、実際の吸入空気量がその上限空気量を超えたときには触媒劣化抑制制御を中止することが考えられる。この触媒劣化抑制制御の実行時に発電機から内燃機関の回転数を引き下げるようなトルクを出力することも考えられるが、その場合、引き下げ速度が速いと内燃機関の回転数が引き下げられているにもかかわらず、スロットル開度や空気流れの応答遅れにより吸入空気量が内燃機関の回転数に対応して算出される上限空気量を超え、触媒劣化抑制制御を中止してしまうことがある。
本発明の動力出力装置及びその制御方法並びに車両は、触媒劣化抑制制御において内燃機関の回転数を強制的に引き下げたとしても触媒劣化を継続して抑制することを目的とする。
本発明の動力出力装置及びその制御方法並びに車両は、上述の目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の動力出力装置は、
駆動軸に動力を出力する動力出力装置であって、
排気を浄化する触媒を有する浄化装置が取り付けられた内燃機関と、
該内燃機関の出力軸と前記駆動軸とに接続され、電力と動力の入出力を伴って前記内燃機関からの動力の少なくとも一部を前記駆動軸に出力する電力動力入出力手段と、
前記駆動軸に動力を入出力可能な電動機と、
前記駆動軸に出力すべき要求制動力を設定する要求制動力設定手段と、
所定のフューエルカット条件が成立したときに前記触媒の劣化抑制条件が成立していない場合には、前記内燃機関へのフューエルカットが実行されると共に前記要求制動力に基づく制動力が前記駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記電力動力入出力手段と前記電動機とを制御し、前記フューエルカット条件が成立したときに前記劣化抑制条件が成立している場合には、前記電力動力入出力手段が前記内燃機関の回転数を引き下げる動力を前記内燃機関の出力軸に付与する一方、該内燃機関の回転数の引き下げに伴って吸入空気量が追従して低下しなかったとしても該内燃機関の爆発燃焼を継続可能な条件下で該内燃機関が運転されると共に前記要求制動力に基づく制動力が前記駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記電力動力入出力手段と前記電動機とを制御する制御手段と、
を備えることを要旨とする。
この動力出力装置では、所定のフューエルカット条件が成立したときに触媒の劣化抑制条件が成立していない場合には、内燃機関へのフューエルカットが実行されると共に要求制動力に基づく制動力が前記駆動軸に出力されるよう内燃機関と電力動力入出力手段と電動機とを制御する。これにより、無駄な燃料の消費を抑制することができる。また、フューエルカット条件が成立したときに劣化抑制条件が成立している場合には、電力動力入出力手段が内燃機関の回転数を引き下げる動力を内燃機関の出力軸に付与する一方、該内燃機関の回転数の引き下げに伴って吸入空気量が追従して低下しなかったとしても該内燃機関の爆発燃焼を継続可能な運転条件下で該内燃機関が運転されると共に要求制動力に基づく制動力が駆動軸に出力されるよう内燃機関と電力動力入出力手段と電動機とを制御する。これにより、フューエルカットを行うと触媒の劣化が進行するような場合には、内燃機関の爆発燃焼が行われるため、触媒が高温リーン雰囲気に晒されることがなく触媒の劣化を抑制することができる。また、内燃機関の回転数を強制的に引き下げるため所望の回転数まで迅速に下げることができる。このとき、吸入空気量は内燃機関の回転数が下がるのに即座に追従できず内燃機関の回転数に見合った吸入空気量を超えることがあるが、その場合でも爆発燃焼を継続可能な運転条件下で内燃機関を運転させるため触媒劣化を継続して抑制することができる。
本発明の動力出力装置において、前記制御手段は、前記内燃機関の回転数の引き下げに伴って吸入空気量が追従して低下しなかったとしても該内燃機関の爆発燃焼を継続可能な条件下で該内燃機関が運転されるよう制御するにあたり、前記内燃機関の回転数を引き下げる動力が所定の閾値を超えていることを前もって確認するようにしてもよい。こうすれば、内燃機関が吹き上がろうとしても、内燃機関の回転数を引き下げる動力によりその吹き上がりを抑制することができる。
本発明の動力出力装置において、前記制御手段は、前記内燃機関の回転数の引き下げに伴って吸入空気量が追従して低下しなかったとしても該内燃機関の爆発燃焼を継続可能な条件下で該内燃機関が運転されるよう制御するにあたり、前記内燃機関の回転数が減少し続けていることを前もって確認するようにしてもよい。こうすれば、内燃機関の爆発燃焼を継続したとしても、内燃機関の回転数が減少傾向にあるため、内燃機関が吹き上がる可能性は低い。なお、この場合、内燃機関の回転数を引き下げる動力が所定の閾値を超えていることも併せて確認するのが好ましい。
本発明の動力出力装置において、前記内燃機関の爆発燃焼とは、該内燃機関が自立運転するときの吸入空気量に基づいて行う爆発燃焼であり、前記内燃機関の回転数の引き下げに伴って吸入空気量が追従して低下しなかったとしても該内燃機関の爆発燃焼を継続可能な条件とは、該内燃機関が自立運転するときの吸入空気量の許容範囲よりも広い範囲で吸入空気量を許容するという条件、例えば、前記内燃機関が自立運転するときの吸入空気量の許容上限値である第1上限空気量よりも大きい第2上限空気量を吸入空気量が超えない範囲で運転するという条件としてもよい。こうすれば、内燃機関の回転数の引き下げに伴って実際の吸入空気量が追従して低下しなかった結果、その吸入空気量が本来の許容範囲を超えてしまう量になったとしても、爆発燃焼を継続することができる。なお、自立運転とは、内燃機関のフリクションや圧縮力などとほぼ釣り合った状態で運転することをいう。
本発明の動力出力装置において、前記内燃機関の爆発燃焼とは、該内燃機関が自立運転するときの吸入空気量に基づいて行う爆発燃焼であり、前記内燃機関の回転数の引き下げに伴って吸入空気量が追従して低下しなかったとしても該内燃機関の爆発燃焼を継続可能な条件とは、前記内燃機関の回転数に対応する自立運転時の吸入空気量よりも小さな吸入空気量となるように運転するという条件、あるいは、前記内燃機関が自立運転するときのスロットル開度である第1スロットル開度よりも小さい第2スロットル開度となるようにスロットルバルブを調整して運転するという条件としてもよい。こうすれば、内燃機関の回転数の引き下げに伴って実際の吸入空気量が追従して低下しないような場合でも、応答遅れを考慮して吸入空気量を絞ることにより早期に吸入空気量を低下させることができる。
本発明の動力出力装置において、前記電力動力入出力手段は、前記内燃機関の出力軸と前記駆動軸と回転軸との3軸に接続され該3軸のうちのいずれか2軸に入出力される動力に基づいて残余の軸に動力を入出力する3軸式動力入出力手段と、前記回転軸に動力を入出力可能な発電機とを備える手段としてもよい。
本発明の車両は、上述のいずれかの態様の本発明の動力出力装置、即ち、基本的には、駆動軸に動力を出力する動力出力装置であって、排気を浄化する触媒を有する浄化装置が取り付けられた内燃機関と、該内燃機関の出力軸と前記駆動軸とに接続され、電力と動力の入出力を伴って前記内燃機関からの動力の少なくとも一部を前記駆動軸に出力する電力動力入出力手段と、前記駆動軸に動力を入出力可能な電動機と、前記駆動軸に出力すべき要求制動力を設定する要求制動力設定手段と、所定のフューエルカット条件が成立したときに前記触媒の劣化抑制条件が成立していない場合には、前記内燃機関へのフューエルカットが実行されると共に前記要求制動力に基づく制動力が前記駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記電力動力入出力手段と前記電動機とを制御し、前記フューエルカット条件が成立したときに前記劣化抑制条件が成立している場合には、前記電力動力入出力手段が前記内燃機関の回転数を引き下げる動力を前記内燃機関の出力軸に付与する一方、該内燃機関の回転数の引き下げに伴って吸入空気量が追従して低下しなかったとしても該内燃機関の爆発燃焼を継続可能な運転条件下で該内燃機関が運転されると共に前記要求制動力に基づく制動力が前記駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記電力動力入出力手段と前記電動機とを制御する制御手段と、を備える動力出力装置を搭載し、車軸が前記駆動軸に連結されてなることを要旨とする。
この本発明の車両では、上述のいずれかの態様の本発明の動力出力装置を搭載するものであるから、本発明の動力出力装置が奏する効果、例えば、触媒劣化抑制制御において内燃機関の回転数を強制的に引き下げたとしても触媒劣化を継続して抑制することができるという効果を奏する。
本発明の動力出力装置の制御方法は、
排気を浄化する触媒を有する浄化装置が取り付けられた内燃機関と、該内燃機関の出力軸と前記駆動軸とに接続され、電力と動力の入出力を伴って前記内燃機関からの動力の少なくとも一部を前記駆動軸に出力する電力動力入出力手段と、前記駆動軸に動力を入出力可能な電動機と、を備える動力出力装置の制御方法であって、
(a)前記駆動軸に出力すべき要求制動力を設定するステップと、
(b)所定のフューエルカット条件が成立したときに前記触媒の劣化抑制条件が成立していない場合には、前記内燃機関へのフューエルカットが実行されると共に前記要求制動力に基づく制動力が前記駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記電力動力入出力手段と前記電動機とを制御し、前記フューエルカット条件が成立したときに前記劣化抑制条件が成立している場合には、前記電力動力入出力手段が前記内燃機関の回転数を引き下げる動力を前記内燃機関の出力軸に付与する一方、該内燃機関の回転数の引き下げに伴って吸入空気量が増加したとしても該内燃機関の爆発燃焼を継続可能な運転条件下で該内燃機関が運転されると共に前記要求制動力に基づく制動力が前記駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記電力動力入出力手段と前記電動機とを制御するステップと、
を含むことを要旨とする。
この動力出力装置の制御方法では、所定のフューエルカット条件が成立したときに触媒の劣化抑制条件が成立していない場合には、内燃機関へのフューエルカットが実行されると共に要求制動力に基づく制動力が前記駆動軸に出力されるよう内燃機関と電力動力入出力手段と電動機とを制御する。これにより、燃費が向上する。また、フューエルカット条件が成立したときに劣化抑制条件が成立している場合には、電力動力入出力手段が内燃機関の回転数を引き下げる動力を内燃機関の出力軸に付与する一方、該内燃機関の回転数の引き下げに伴って吸入空気量が追従して低下しなかったとしても該内燃機関の爆発燃焼を継続可能な運転条件下で該内燃機関が運転されると共に要求制動力に基づく制動力が駆動軸に出力されるよう内燃機関と電力動力入出力手段と電動機とを制御する。これにより、フューエルカットを行うと触媒の劣化が進行するような場合には、内燃機関の爆発燃焼が行われるため、触媒が高温リーン雰囲気に晒されることがなく触媒の劣化を抑制することができる。また、内燃機関の回転数を強制的に引き下げるため所望の回転数まで迅速に下げることができる。このとき、吸入空気量は内燃機関の回転数が下がるのに即座に追従できず内燃機関の回転数に見合った吸入空気量を超えることがあるが、その場合でも爆発燃焼を継続可能な運転条件下で内燃機関を運転させるため触媒劣化を継続して抑制することができる。なお、この動力出力装置の制御方法において、上述のいずれかの態様の本発明の動力出力装置の各種機能を実現するための動作やステップを加えてもよい。
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例である動力出力装置を搭載したハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、図示するように、エンジン22と、エンジン22の出力軸としてのクランクシャフト26にダンパ28を介してピニオンギヤ33を回転させるキャリア34が接続されたプラネタリギヤ30と、プラネタリギヤ30のサンギヤ31に接続された発電可能なモータMG1と、プラネタリギヤ30のリングギヤ32に接続された駆動軸としてのリングギヤ軸32aに減速ギヤ35を介して接続されたモータMG2と、ハイブリッド自動車20全体をコントロールするハイブリッド用電子制御ユニット70とを備える。なお、駆動軸としてのリングギヤ軸32aはギヤ機構60とデファレンシャルギヤ62とを介して駆動輪63a,63bに接続されており、リングギヤ軸32aに出力された動力は走行用の動力として用いられる。
エンジン22は、例えばガソリンまたは軽油などの炭化水素系の燃料により動力を出力可能な内燃機関として構成されており、図2に示すように、エアクリーナ122により清浄された空気をスロットルバルブ124を介して吸入すると共に燃料噴射弁126からガソリンを噴射して吸入された空気とガソリンとを混合し、この混合気を吸気バルブ128を介して燃料室に吸入し、点火プラグ130による電気火花によって爆発燃焼させて、そのエネルギにより押し下げられるピストン132の往復運動をクランクシャフト26の回転運動に変換する。エンジン22からの排気は、一酸化炭素(CO)や炭化水素(HC),窒素酸化物(NOx)の有害成分を浄化する浄化装置(三元触媒)134を介して外気へ排出される。
エンジン22は、エンジン用電子制御ユニット(以下、エンジンECUという)24により制御されている。エンジンECU24は、CPU24aを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU24aの他に処理プログラムを記憶するROM24bと、データを一時的に記憶するRAM24cと、図示しない入出力ポートおよび通信ポートとを備える。エンジンECU24には、エンジン22の状態を検出する種々のセンサからの信号、例えば、クランクシャフト26の回転位置を検出するクランクポジションセンサ140からのクランクポジションやエンジン22の冷却水の温度を検出する水温センサ142からの冷却水温,浄化装置134に取り付けられた温度センサ135からの触媒床温度、燃焼室内に取り付けられた圧力センサ143からの筒内圧力,燃焼室へ吸排気を行なう吸気バルブ128や排気バルブを開閉するカムシャフトの回転位置を検出するカムポジションセンサ144からのカムポジション,スロットルバルブ124のポジションを検出するスロットルバルブポジションセンサ146からのスロットルポジション,吸気管に取り付けられたエアフローメータ148からのエアフローメータ信号,同じく吸気管に取り付けられた温度センサ149からの吸気温などが入力ポートを介して入力されている。また、エンジンECU24からは、エンジン22を駆動するための種々の制御信号、例えば、燃料噴射弁126への駆動信号や、スロットルバルブ124のポジションを調節するスロットルモータ136への駆動信号、イグナイタと一体化されたイグニッションコイル138への制御信号、吸気バルブ128の開閉タイミングを変更可能な可変バルブタイミング機構150への制御信号などが出力ポートを介して出力されている。なお、エンジンECU24は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によりエンジン22を運転制御すると共に必要に応じてエンジン22の運転状態に関するデータを出力する。
プラネタリギヤ30は、外歯歯車のサンギヤ31と、このサンギヤ31と同心円上に配置された内歯歯車のリングギヤ32と、サンギヤ31に噛合すると共にリングギヤ32に噛合する複数のピニオンギヤ33と、複数のピニオンギヤ33を自転かつ公転自在に保持するキャリア34とを備え、サンギヤ31とリングギヤ32とキャリア34とを回転要素として差動作用を行なう遊星歯車機構として構成されている。プラネタリギヤ30は、キャリア34にはエンジン22のクランクシャフト26が、サンギヤ31にはモータMG1が、リングギヤ32にはリングギヤ軸32aを介して減速ギヤ35がそれぞれ連結されており、モータMG1が発電機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力をサンギヤ31側とリングギヤ32側にそのギヤ比に応じて分配し、モータMG1が電動機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力とサンギヤ31から入力されるモータMG1からの動力を統合してリングギヤ32側に出力する。リングギヤ32に出力された動力は、リングギヤ軸32aからギヤ機構60およびデファレンシャルギヤ62を介して、最終的には車両の駆動輪63a,63bに出力される。
モータMG1およびモータMG2は、いずれも発電機として駆動することができると共に電動機として駆動できる周知の同期発電電動機として構成されており、インバータ41,42を介してバッテリ50と電力のやりとりを行なう。モータMG1,MG2は、いずれもモータ用電子制御ユニット(以下、モータECUという)40により駆動制御されている。モータECU40には、モータMG1,MG2を駆動制御するために必要な信号、例えばモータMG1,MG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ43,44からの信号や図示しない電流センサにより検出されるモータMG1,MG2に印加される相電流などが入力されており、モータECU40からは、インバータ41,42へのスイッチング制御信号が出力されている。モータECU40は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によってモータMG1,MG2を駆動制御すると共に必要に応じてモータMG1,MG2の運転状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。
バッテリ50は、バッテリ用電子制御ユニット(以下、バッテリECUという)52によって管理されている。バッテリECU52には、バッテリ50を管理するのに必要な信号、例えば、バッテリ50の端子間に設置された図示しない電圧センサからの端子間電圧,バッテリ50の出力端子に接続された電力ライン54に取り付けられた図示しない電流センサからの充放電電流,バッテリ50に取り付けられた温度センサ51からの電池温度Tbなどが入力されており、バッテリ50を管理するための残容量(SOC)を計算すると共に計算した残容量(SOC)と電池温度Tbやその入出力制限Win,Wout,バッテリ50を充放電するための要求値である充放電要求パワーPb*などを計算し、必要に応じてデータを通信によりハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。
ハイブリッド用電子制御ユニット70は、CPU72を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU72の他に処理プログラムを記憶するROM74と、データを一時的に記憶するRAM76と、図示しない入出力ポートおよび通信ポートとを備える。ハイブリッド用電子制御ユニット70には、イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号,シフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP,アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc,ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP,車速センサ88からの車速V、駆動輪63a,63bおよび図示しない従動輪63c,63dに取り付けられた車輪速センサ65a〜65dからの車輪速Vwa〜Vwdなどが入力ポートを介して入力されている。ハイブリッド用電子制御ユニット70は、前述したように、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と通信ポートを介して接続されており、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と各種制御信号やデータのやりとりを行なっている。
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20は、運転者によるアクセルペダル83の踏み込み量に対応するアクセル開度Accと車速Vとに基づいて駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力すべき要求トルクを計算し、この要求トルクに対応する要求動力がリングギヤ軸32aに出力されるように、エンジン22とモータMG1とモータMG2とが運転制御される。エンジン22とモータMG1とモータMG2の運転制御としては、要求動力に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にエンジン22から出力される動力のすべてがプラネタリギヤ30とモータMG1とモータMG2とによってトルク変換されてリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御するトルク変換運転モードや要求動力とバッテリ50の充放電に必要な電力との和に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にバッテリ50の充放電を伴ってエンジン22から出力される動力の全部またはその一部がプラネタリギヤ30とモータMG1とモータMG2とによるトルク変換を伴って要求動力がリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御する充放電運転モード、エンジン22の運転を停止してモータMG2からの要求動力に見合う動力をリングギヤ軸32aに出力するよう運転制御するモータ運転モードなどがある。
次に、実施例のハイブリッド自動車20の動作、特に、運転者がアクセルペダル83を戻したりブレーキペダル85を踏み込んだりして制動力を作用させたり軽負荷となる際の動作について説明する。こうした動作の一つとして、車両が制動中であったり車両に小さな動力が要求されているためにエンジン22からの動力が必要ないときであっても、エンジン22のフューエルカットを禁止し爆発燃焼を継続することにより浄化装置134内の触媒が高温リーン雰囲気に晒されることがないようにする触媒劣化抑制制御が行なわれることがある。図3は、こうした触媒劣化抑制制御を含む車両の制動中の駆動制御の一例としてハイブリッド用電子制御ユニット70により実行される制動時制御ルーチンを示すフローチャートである。このルーチンは、車両が制動中であったり車両に小さな動力が要求されたりする運転状態のときに、所定時間毎(例えば、数msec毎)に繰り返し実行される。
制動時制御ルーチンが実行されると、ハイブリッド用電子制御ユニット70のCPU72は、まず、ブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBPや車速センサ88からの車速V,エンジン22の回転数Ne,モータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2,触媒劣化抑制フラグFc,バッテリ50の入力制限Winなど制御に必要なデータを入力する処理を実行する(ステップS100)。ここで、エンジン22の回転数Neは、クランクシャフト26に取り付けられたクランクポジションセンサ140からの信号に基づいて計算されたものをエンジンECU24から通信により入力するものとした。また、モータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2は、回転位置検出センサ43,44により検出されるモータMG1,MG2の回転子の回転位置に基づいて計算されたものをモータECU40から通信により入力するものとした。さらに、触媒劣化抑制フラグFcは、エンジンECU24により設定されたものを入力するものとした。この触媒劣化抑制フラグFcは、エンジンECU24が図示しない触媒劣化抑制フラグ設定ルーチンを実行したときに設定されるフラグであり、浄化装置134に取り付けられた温度センサ135からの触媒床温度が所定温度以上のときに触媒劣化抑制が必要であることを示す値1にセットされ、浄化装置134に取り付けられた温度センサ135からの触媒床温度が所定温度未満のときに触媒劣化抑制が不要であることを示す値0にリセットされるものとした。ここで、所定温度は、浄化装置134を構成する触媒がリーン雰囲気に晒されると劣化してしまう高温領域のうち下限値近傍の値である。バッテリ50の入力制限Winは、バッテリ50の残容量(SOC)に基づいて設定されたものをバッテリECU52から通信により入力するものとした。
こうしてデータを入力すると、入力したブレーキペダルポジションBPと車速Vとに基づいて車両に要求される制動トルクとして駆動輪63a,63bに連結された駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力すべき要求制動トルクTr*を設定する(ステップS110)。要求制動トルクTr*は、実施例では、ブレーキペダルポジションBPと車速Vと要求制動トルクTr*との関係を予め定めて要求制動トルク設定用マップとしてROM74に記憶しておき、ブレーキペダルポジションBPと車速Vとが与えられると記憶したマップから対応する要求制動トルクTr*を導出して設定するものとした。図4に要求制動トルク設定用マップの一例を示す。
続いて、触媒劣化抑制フラグFcと車速Vとに基づいてエンジン22の目標回転数Ne*を設定する(ステップS120)。目標回転数Ne*は、実施例では、制動中であるからエンジン22からの動力は不要であるが、次にアクセルペダル83が踏み込まれたときに迅速に動力を出力するために車速Vに応じて定められている。例えば、目標回転数Ne*には、触媒劣化抑制フラグFcが値0(触媒劣化抑制制御は不要)のときには所定車速(10km/hや20km/h)未満ではエンジン22を停止するために値0が設定され、所定車速以上のときには所定回転数(例えば、800rpmや1000rpmなど)が設定され、触媒劣化抑制フラグFcが値1(触媒劣化抑制制御が必要)のときには所定回転数(例えば、800rpmや1000rpmなど)が設定されるものとすることができる。
そして、入力したエンジン22の回転数Neと設定したエンジン22の目標回転数Ne*との回転数差ΔNを計算し(ステップS130)、計算した回転数差ΔNを閾値Nrefと比較する(ステップS140)。ここで、閾値Nrefは、モータMG1によりエンジン22の回転数Neを引き下げる積極的な制御を行なわなくてもエンジン22を容易に目標回転数Ne*で自立運転することができる程度の目標回転数Ne*との回転数差であり、比較的小さな値として設定されている。
いま、運転者がアクセルペダル83を踏み込んでエンジン22を比較的高回転で運転し、車速Vが比較的大きくなった状態で、踏み込んでいたアクセルペダル83を戻して軽くブレーキペダル85を踏み込んだときを考える。この場合、目標回転数Ne*には比較的小さな所定回転数が設定されるから、回転数差ΔNは閾値Nrefより大きくなる。この場合、フューエルカット条件が成立する。即ち、フューエルカット条件は、本実施例では、車両が制動中であったり車両に小さな動力が要求されているためにエンジン22からの動力が必要ないときであって回転数差ΔNが閾値Nrefを超えたときに成立する条件である。次に、触媒劣化抑制フラグFcが値1であるか否かを判定する(ステップS150)。触媒劣化抑制フラグFcが値0のとき、即ち触媒劣化抑制制御が不要なときには、モータMG1のトルク指令Tm1*に値0を設定し(ステップS160)、エンジン22に対する燃料供給を一時的に停止するフューエルカットを実行するようエンジンECU24に制御信号を送信する(ステップS170)。この制御信号を受信したエンジンECU24は、燃料噴射弁126からの燃料噴射を停止すると共にイグニッションコイル138による点火プラグ130の電気火花の発生を停止することによりフューエルカットを実行する。こうしてトルク指令Tm1*に値0を設定し制御信号をエンジンECU24に送信した後、バッテリ50の入力制限Winと計算したモータMG1のトルク指令Tm1*(この場合、値0)に現在のモータMG1の回転数Nm1を乗じて得られるモータMG1の消費電力(発電電力)との偏差をモータMG2の回転数Nm2で割ることによりモータMG2から出力してもよいトルクの下限としてのトルク制限Tminを次式(1)により計算すると共に(ステップS250)、要求制動トルクTr*とトルク指令Tm1*とプラネタリギヤ30のギヤ比ρを用いてモータMG2から出力すべきトルクとしての仮モータトルクTm2tmpを式(2)により計算し(ステップS260)、計算したトルク制限Tminで仮モータトルクTm2tmpを制限した値としてモータMG2のトルク指令Tm2*を設定し(ステップS270)、設定したトルク指令Tm1*,Tm2*をモータECU40に送信して(ステップS280)、本ルーチンを終了する。トルク指令Tm1*,Tm2*を受信したモータECU40は、トルク指令Tm1*,Tm2*でモータMG1,MG2が駆動するようにインバータ41,42のスイッチング素子をスイッチング制御する。エンジン22のフューエルカットを伴って制動している最中のプラネタリギヤ30の回転要素における回転数とトルクとの力学的な関係を示す共線図の一例を図5に示す。図中、左のS軸はモータMG1の回転数Nm1であるサンギヤ31の回転数を示し、C軸はエンジン22の回転数Neであるキャリア34の回転数を示し、R軸はモータMG2の回転数Nm2を減速ギヤ35のギヤ比Grで除したリングギヤ32の回転数Nrを示す。R軸上の太線矢印は、後述するトルク指令Tm2*を用いてモータMG2を駆動したときにリングギヤ軸32aに作用するトルクを示し、矢印が下向きであるためトルクの符号は負(制動トルク)である。また、図中、実線はブレーキペダル85を踏み込んだときの共線であり、破線は共線の時間変化を示す。図示するように、フューエルカットにより、エンジン22の回転数Neは小さくなっていく。なお、式(2)は、この共線図又は後述する図6の共線図から容易に導くことができる。
Tmin=(Win-Tm1*・Nm1)/Nm2 (1)
Tm2tmp=(Tr*+Tm1*/ρ)/Gr (2)
ステップS150で触媒劣化抑制フラグFcが値1と判定されたとき、即ち、触媒劣化抑制制御が必要なときには、エンジン22の爆発燃焼(自立運転に近い燃焼制御)を継続した状態でエンジン22の回転数Neが目標回転数Ne*に至るように次式(3)によりモータMG1のトルク指令Tm1*(負の値)を設定する(ステップS180)。式(3)は、エンジン22の爆発燃焼の継続を伴ってエンジン22の回転数Neを目標回転数Ne*にするためのフィードバック制御における関係式であり、右辺第1項の「k1」は比例項のゲイン(負の値)であり、右辺第2項の「k2」は積分項のゲイン(負の値)である。このゲイン「k1」,「k2」は、エンジン22の爆発燃焼を継続する必要があることから、エンジン22から比較的絶対値の大きなトルクを出力しているときに比して絶対値の小さな値に設定されている。この式(3)から明らかなように、回転数差ΔNが大きいほどトルク指令Tm1*の絶対値は大きく、回転数差ΔNが小さいほどトルク指令Tm1*の絶対値は小さくなる。こうして算出したトルク指令Tm1*の絶対値が閾値Trefの絶対値より大きく且つエンジン22の回転数Neが減少中であるか否かを判定する(ステップS190,S192)。ここで、閾値Trefは、エンジン22が吹き上がるのを抑制可能なトルクとして予め実験などにより定められた値である。即ち、閾値Trefは、スロットルモータ136の応答遅れによりスロットルバルブ124が目標とするポジションに至るまでに時間がかかり、エンジン22の回転数Neに見合った自立運転時の吸入空気量よりもエアフローメータ148からのエアフローメータ信号に基づいて算出される実際の吸入空気量の方が多くなり、その実際の吸入空気量に基づいて算出された燃料噴射量の燃料が噴射されてエンジン22から想定外のトルクが出力されたとしても、それによりエンジン22が吹き上がるのを抑制できるような値に設定されている。なお、エンジン22の吹き上がりを完全に抑制できるような値としてもよいが、ある程度抑制できるような値(例えばゼロ)としてもよい。また、エンジン22の回転数Neが減少中か否かは、本実施例では、前回このルーチンで入力した回転数Neから今回このルーチンで入力した回転数Neを差し引いた差分(前回Ne−今回Ne)が正の値か否かによって判定するものとした。
Tm1*=k1・ΔN+k2∫ΔN・dt (3)
そして、トルク指令Tm1*の絶対値が閾値Trefの絶対値を超えていないか(ステップS190でNO)又はエンジン22の回転数Neが減少していないとき(ステップS192でNO)には、今回のエンジン22の回転数Neで自立運転を行なうときの目標吸入空気量を算出し該目標吸入空気量に所定の嵩上げ量を加算した値を第1上限空気量とし、実際の吸入空気量が第1上限空気量を超えない範囲で爆発燃焼を実行するようエンジンECU24へ制御信号を送信する(ステップS194)。ここで、第1上限空気量は、本実施例では、該第1上限空気量に見合った燃料噴射量の燃料を噴射し爆発燃焼させたときにモータMG1による引き下げトルクがエンジン22にかかっていない場合でもエンジン22が運転者に違和感を与えるほど吹き上がることのない量であり、予め実験などにより設定された値とした。一方、トルク指令Tm1*の絶対値が閾値Trefの絶対値を超え且つエンジン22の回転数Neが減少中のときには(ステップS190,S192で共にYES)、上述した手順と同様にして第1上限空気量を算出した後この第1上限空気量よりも2〜3割大きな第2上限空気量を算出し、実際の吸入空気量が第2上限空気量を超えない範囲で爆発燃焼を実行するようエンジンECU24へ制御信号を送信する(ステップS196)。トルク指令Tm1*の絶対値が閾値Trefの絶対値を超え且つエンジン22の回転数Neが減少中のときには、トルク指令Tm1*の絶対値が閾値Trefの絶対値を超えていないか又はエンジン22の回転数Neが減少中でないときに比べてエンジン22が吹き上がりにくいため、第1上限空気量よりも大きな第2上限空気量を超えない範囲で爆発燃焼を実行するよう指示するのである。こうすることにより、モータMG1でエンジン22の回転数Neを強制的に引き下げている場合には爆発燃焼を継続して行なう可能性が高まり、浄化装置134を構成する触媒が劣化しにくくなる。ハイブリッド用電子制御ユニット70のCPU72は、ステップS194又はS196でエンジンECU24へ制御信号を送信したあと、設定したモータMG1のトルク指令Tm1*を用いてモータMG2のトルク指令Tm2*を設定し(ステップS250〜S270)、設定したトルク指令Tm1*,Tm2*をモータECU40に送信して(ステップS280)、本ルーチンを終了する。
ここで、エンジン22の爆発燃焼の継続は、具体的には、その旨の制御信号をハイブリッド用電子制御ユニット70からエンジンECU24に送信し、この制御信号を受信したエンジンECU24が触媒劣化抑制制御時の爆発燃焼を実行することにより行なわれる。この制御信号を受信したエンジンECU24は、エアフローメータ148からのエアフローメータ信号に基づいて算出される実際の吸入空気量が上限空気量(第1又は第2上限空気量)を超えないときには、実際の吸入空気量と回転数Neに基づいて設定される自立運転時の目標吸入空気量とが一致するようにスロットルモータ136を操作しつつ実際の吸入空気量に見合った燃料噴射量の燃料(自立運転時に比して若干多くの燃料)の噴射が行なわれるよう燃料噴射弁126を操作すると共に、所定の点火時期で点火プラグ130から電気火花が発生するようイグニッションコイル138の通電を行う。従って、エンジン22からはトルクが出力されることになる。このときのプラネタリギヤ30の回転要素における回転数とトルクとの力学的な関係を示す共線図の一例を図6に示す。このように、エンジン22の爆発燃焼を継続した状態でモータMG1の駆動制御によりエンジン22の回転数Neを目標回転数Ne*に至らせるから、迅速にエンジン22の回転数Neを目標回転数Ne*まで低下させることができる。なお、この状態では、エンジン22からはトルクが出力されるから、その分に応じたトルクがリングギヤ軸32aに作用し、モータMG2からはこれをキャンセルするトルクが要求制動トルクTr*に付加されることになる。なお、エンジンECU24は、実際の吸入空気量が上限空気量を超えるときには、エンジン22が吹き上がるおそれがあるため、それを回避すべくフューエルカットを実行する。
さて、ステップS140で、触媒劣化抑制制御を行なうか否かに拘わらず、回転数差ΔNが閾値Nref以下であると判定されると、目標回転数Ne*を調べて(ステップS200)、目標回転数Ne*が値0ではないときにはエンジン22が目標回転数Ne*でトルクの出力を行なうことなく運転する自立運転の状態となるようエンジンECU24に指示し(ステップS210)、目標回転数Ne*が値0のときにはエンジン22の運転停止をエンジンECU24に指示する(ステップS230)。そして、モータMG1のトルク指令Tm1*に値0を設定すると共に(ステップS240)、設定したモータMG1のトルク指令Tm1*を用いてモータMG2のトルク指令Tm2*を設定し(ステップS250〜S270)、設定したトルク指令Tm1*,Tm2*をモータECU40に送信して(ステップS280)、本ルーチンを終了する。これにより、目標回転数Ne*が値0でないときにはエンジン22はその回転数で自立運転するようになる。
以上説明した実施例のハイブリッド自動車20によれば、フューエルカット条件が成立したときに触媒劣化抑制フラグFcが値0だった場合には、エンジン22のフューエルカットが実行されると共に要求制動力Tr*が駆動軸であるリングギヤ軸32aに出力されるよう制御するため、無駄な燃料の消費を抑制すると共に制動エネルギを回生することができる。また、フューエルカット条件が成立したときに触媒劣化抑制フラグFcが値1だった場合には、モータMG1がエンジン22の回転数Neを引き下げるトルクを出力する一方、エンジン22の回転数Neの引き下げに伴って吸入空気量が追従して低下しなかったとしてもエンジン22の爆発燃焼を継続可能な運転条件下でエンジン22が運転されると共に要求制動力Tr*がリングギヤ軸32aに出力されるよう制御する。このため、触媒の劣化を抑制すると共にエンジン22の回転数Neを所望の回転数まで迅速に下げることができ、制動エネルギを回生することもできる。また、実際の吸入空気量がエンジン22の回転数Neが下がるのに即座に追従できずエンジン22の回転数Neに見合った自立運転時の吸入空気量の許容範囲を超えることがあったとしても、爆発燃焼を継続可能なため触媒劣化を継続して抑制することができる。
また、自立運転時の吸入空気量の許容上限値である第1上限空気量より大きな第2上限空気量を超えない範囲でエンジン22の爆発燃焼を行うためエンジン22の出力トルクが大きくなるが、このエンジン22の爆発燃焼はエンジン22の回転数Neを引き下げるトルク指令Tm1*の絶対値が閾値Trefの絶対値を超え且つエンジン22の回転数Neが減少中のときに実行されることから、エンジン22が吹き上がる可能性は低い。
なお、本発明は上述した実施例に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
上述した実施例のハイブリッド自動車20では、フューエルカット条件が成立し且つ触媒劣化抑制フラグFcに値1がセットされていたときには、エンジン22の爆発燃焼の継続を伴ってエンジン22の回転数Neが目標回転数Ne*に至るようフィードバック制御の関係式(式(3)参照)を用いてモータMG1のトルク指令Tm1*を設定するものとしたが、エンジン22の回転数Neが目標回転数Ne*に向けて単位時間当たり所定回転数ずつ変更されるようモータMG1を制御するものとしてもよい。
上述した実施例のハイブリッド自動車20では、図3の制動時制御ルーチンにおいて、トルク指令Tm1*の絶対値が閾値Trefの絶対値より大きく且つエンジン22の回転数Neが減少中であるとき(ステップS190,S192で共に肯定判定のとき)にステップS196に進んで第1上限空気量より大きな第2上限空気量を超えない範囲で爆発燃焼するようエンジンECU24へ制御信号を送信するものとしたが、トルク指令Tm1*の絶対値が閾値Trefの絶対値より大きいか又はエンジン22の回転数Neが減少中のとき(ステップS190,S192で少なくとも一方が肯定判定のとき)にステップS196に進み、それ以外のときにステップS194に進むようにしてもよい。
上述した実施例のハイブリッド自動車20では、図3の制動時制御ルーチンを採用したが、図8の制動時制御ルーチンを採用してもよい。図7では、図3のステップS194,S196の代わりにステップS197,S199を採用した以外は図3と同じであるため、ここではステップS197,S199を中心に説明する。トルク指令Tm1*の絶対値が閾値Trefの絶対値を超えていないか(ステップS190でNO)又はエンジン22の回転数Neが減少していないとき(ステップS192でNO)には、今回のエンジン22の回転数Neで自立運転を行なうときの目標吸入空気量を算出し該目標吸入空気量に相当するスロットル開度を第1スロットル開度TH1とし、この第1スロットル開度TH1で爆発燃焼を実行するようエンジンECU24へ制御信号を送信する(ステップS197)。一方、トルク指令Tm1*が閾値Trefを超え且つエンジン22の回転数Neが減少中のときには(ステップS190,S192で共にYES)、上述した手順と同様にして第1スロットル開度TH1を算出した後この第1スロットル開度TH1よりも絞り量ΔTHだけ小さな第2スロットル開度TH2を算出し、この第2スロットル開度TH2で爆発燃焼を実行するようエンジンECU24へ制御信号を送信する(ステップS199)。この絞り量ΔTHは、回転数差ΔNが大きいほど大きくなるように設定されている。こうすることにより、モータMG1によるエンジン22の回転数Neの引き下げに伴って実際の吸入空気量が追従して低下しないような場合でも、応答遅れを考慮してスロットル開度を大きく絞ることにより早期に吸入空気量を低下させるので、吸入空気量が許容範囲を超えてしまうことがなく、爆発燃焼を継続して行なう可能性が高まり、浄化装置134を構成する触媒が劣化しにくくなる。
上述した実施例のハイブリッド自動車20では、モータMG2の動力を減速ギヤ35により変速してリングギヤ軸32aに出力するものとしたが、図8の変形例のハイブリッド自動車120に例示するように、モータMG2の動力をリングギヤ軸32aが接続された車軸(駆動輪63a,63bが接続された車軸)とは異なる車軸(図8における車輪64a,64bに接続された車軸)に接続するものとしてもよい。
上述した実施例のハイブリッド自動車20では、エンジン22の動力をプラネタリギヤ30を介して駆動輪63a,63bに接続された駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力するものとしたが、図9の変形例のハイブリッド自動車220に例示するように、エンジン22のクランクシャフト26に接続されたインナーロータ232と駆動輪63a,63bに動力を出力する駆動軸に接続されたアウターロータ234とを有し、エンジン22の動力の一部を駆動軸に伝達すると共に残余の動力を電力に変換する対ロータ電動機230を備えるものとしてもよい。
上述した実施例では、ハイブリッド自動車20として説明したが、こうした触媒劣化抑制制御を実行する動力出力装置であれば、自動車以外の車両や船舶,航空機などの移動体に搭載するものとしてもよく、建設設備などの移動しない設備に組み込むものとしてもよい。また、こうした動力出力装置の制御方法の形態としてもかまわない。
本発明の一実施例である動力出力装置を搭載したハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 エンジン22の構成の概略を示す構成図である。 ハイブリッド用電子制御ユニット70により実行される制動時制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 要求制動トルク設定用マップの一例を示す説明図である。 エンジン22のフューエルカットを伴って制動している最中のプラネタリギヤ30の回転要素における回転数とトルクとの力学的な関係を示す共線図の一例を示す説明図である。 エンジン22の爆発燃焼の継続を伴って制動している最中のプラネタリギヤ30の回転要素における回転数とトルクとの力学的な関係を示す共線図の一例を示す説明図である。 ハイブリッド用電子制御ユニット70により実行される制動時制御ルーチンの別例を示すフローチャートである。 変形例のハイブリッド自動車120の構成の概略を示す構成図である。 変形例のハイブリッド自動車220の構成の概略を示す構成図である。
符号の説明
20,120,220 ハイブリッド自動車、22 エンジン、24 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、24a CPU、24b ROM、24c RAM、26 クランクシャフト、28 ダンパ、30 プラネタリギヤ、31 サンギヤ、32 リングギヤ、32a リングギヤ軸、33 ピニオンギヤ、34 キャリア、35,減速ギヤ、40 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、41,42 インバータ、43,44 回転位置検出センサ、50 バッテリ、51 温度センサ、52 バッテリ用電子制御ユニット(バッテリECU)、54 電力ライン、60 ギヤ機構、62 デファレンシャルギヤ、63a,63b 駆動輪、63c,63d 従動輪、64a,64b 車輪、65a〜65d 車輪速センサ、70 ハイブリッド用電子制御ユニット、72 CPU、74 ROM、76 RAM、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、122 エアクリーナ、124 スロットルバルブ、126 燃料噴射弁、128 吸気バルブ、130 点火プラグ、132 ピストン、134 浄化装置、135 温度センサ、136 スロットルモータ、138 イグニッションコイル、140 クランクポジションセンサ、142 水温センサ、143 圧力センサ、144 カムポジションセンサ、146 スロットルバルブポジションセンサ、148 エアフローメータ、149 温度センサ、150 可変バルブタイミング機構、MG1,MG2 モータ。

Claims (10)

  1. 駆動軸に動力を出力する動力出力装置であって、
    排気を浄化する触媒を有する浄化装置が取り付けられた内燃機関と、
    該内燃機関の出力軸と前記駆動軸とに接続され、電力と動力の入出力を伴って前記内燃機関からの動力の少なくとも一部を前記駆動軸に出力する電力動力入出力手段と、
    前記駆動軸に動力を入出力可能な電動機と、
    前記駆動軸に出力すべき要求制動力を設定する要求制動力設定手段と、
    所定のフューエルカット条件が成立したときに前記触媒の劣化抑制条件が成立していない場合には、前記内燃機関へのフューエルカットが実行されると共に前記要求制動力に基づく制動力が前記駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記電力動力入出力手段と前記電動機とを制御し、前記フューエルカット条件が成立したときに前記劣化抑制条件が成立している場合には、前記電力動力入出力手段が前記内燃機関の回転数を引き下げる動力を前記内燃機関の出力軸に付与する一方、該内燃機関の回転数の引き下げに伴って吸入空気量が追従して低下しなかったとしても該内燃機関の爆発燃焼を継続可能な条件下で該内燃機関が運転されると共に前記要求制動力に基づく制動力が前記駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記電力動力入出力手段と前記電動機とを制御する制御手段と、
    を備える動力出力装置。
  2. 前記制御手段は、前記内燃機関の回転数の引き下げに伴って吸入空気量が追従して低下しなかったとしても該内燃機関の爆発燃焼を継続可能な条件下で該内燃機関が運転されるよう制御するにあたり、前記内燃機関の回転数を引き下げる動力が所定の閾値を超えていることを前もって確認する、
    請求項1に記載の動力出力装置。
  3. 前記制御手段は、前記内燃機関の回転数の引き下げに伴って吸入空気量が追従して低下しなかったとしても該内燃機関の爆発燃焼を継続可能な条件下で該内燃機関が運転されるよう制御するにあたり、前記内燃機関の回転数が減少し続けていることを前もって確認する、
    請求項1又は2に記載の動力出力装置。
  4. 前記内燃機関の爆発燃焼とは、該内燃機関が自立運転するときの吸入空気量に基づいて行う爆発燃焼であり、
    前記内燃機関の回転数の引き下げに伴って吸入空気量が追従して低下しなかったとしても該内燃機関の爆発燃焼を継続可能な条件とは、該内燃機関が自立運転するときの吸入空気量の許容範囲よりも広い範囲で吸入空気量を許容するという条件である、
    請求項1〜3のいずれかに記載の動力出力装置。
  5. 前記内燃機関の爆発燃焼とは、該内燃機関が自立運転するときの吸入空気量に基づいて行う爆発燃焼であり、
    前記内燃機関の回転数の引き下げに伴って吸入空気量が追従して低下しなかったとしても該内燃機関の爆発燃焼を継続可能な条件とは、前記内燃機関が自立運転するときの吸入空気量の許容上限値である第1上限空気量よりも大きい第2上限空気量を吸入空気量が超えない範囲で運転するという条件である、
    請求項1〜3のいずれかに記載の動力出力装置。
  6. 前記内燃機関の爆発燃焼とは、該内燃機関が自立運転するときの吸入空気量に基づいて行う爆発燃焼であり、
    前記内燃機関の回転数の引き下げに伴って吸入空気量が追従して低下しなかったとしても該内燃機関の爆発燃焼を継続可能な条件とは、前記内燃機関の回転数に対応する自立運転時の吸入空気量よりも小さな吸入空気量となるように運転するという条件である、
    請求項1〜3のいずれかに記載の動力出力装置。
  7. 前記内燃機関の爆発燃焼とは、該内燃機関が自立運転するときの吸入空気量に基づいて行う爆発燃焼であり、
    前記内燃機関の回転数の引き下げに伴って吸入空気量が追従して低下しなかったとしても該内燃機関の爆発燃焼を継続可能な条件とは、前記内燃機関が自立運転するときのスロットル開度である第1スロットル開度よりも小さい第2スロットル開度となるようにスロットルバルブを調整して運転するという条件である、
    請求項1〜3のいずれかに記載の動力出力装置。
  8. 前記電力動力入出力手段は、前記内燃機関の出力軸と前記駆動軸と回転軸との3軸に接続され該3軸のうちのいずれか2軸に入出力される動力に基づいて残余の軸に動力を入出力する3軸式動力入出力手段と、前記回転軸に動力を入出力可能な発電機と、を備える手段である、
    請求項1〜7のいずれかに記載の動力出力装置。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載の動力出力装置を搭載し、車軸が前記駆動軸に連結されてなる車両。
  10. 排気を浄化する触媒を有する浄化装置が取り付けられた内燃機関と、該内燃機関の出力軸と前記駆動軸とに接続され、電力と動力の入出力を伴って前記内燃機関からの動力の少なくとも一部を前記駆動軸に出力する電力動力入出力手段と、前記駆動軸に動力を入出力可能な電動機と、を備える動力出力装置の制御方法であって、
    (a)前記駆動軸に出力すべき要求制動力を設定するステップと、
    (b)所定のフューエルカット条件が成立したときに前記触媒の劣化抑制条件が成立していない場合には、前記内燃機関へのフューエルカットが実行されると共に前記要求制動力に基づく制動力が前記駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記電力動力入出力手段と前記電動機とを制御し、前記フューエルカット条件が成立したときに前記劣化抑制条件が成立している場合には、前記電力動力入出力手段が前記内燃機関の回転数を引き下げる動力を前記内燃機関の出力軸に付与する一方、該内燃機関の回転数の引き下げに伴って吸入空気量が増加したとしても該内燃機関の爆発燃焼を継続可能な運転条件下で該内燃機関が運転されると共に前記要求制動力に基づく制動力が前記駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記電力動力入出力手段と前記電動機とを制御するステップと、
    を含む動力出力装置の制御方法。
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