JP2007129387A - 受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】デジタル放送をIP化して伝送されるネットワークに適用できる受信装置において、比較的簡単な手段により且つ自動的に受信設定できるようにする。
【解決手段】伝送されてきたIPパケットの内、マルチキャストで伝送されてきたIPパケットのみを抽出するフィルタ手段と、前記フィルタ手段で抽出したIPパケットのペイロード部分を解析しトランスポートストリームかどうかを判定する判定手段と、前記判定手段で前記IPパケットのペイロード部分がトランスポートストリームと判定された場合に、当該IPパケットのマルチキャストアドレスを記憶する記憶手段とで構成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、所謂IP放送を伝送するネットワークに接続される受信装置に関し、特に専門的な知識を必要とせず自動的に選局するための情報を取得し設定できる受信装置に関する。
近年放送のデジタル化が進んできており、それに伴いトランスポートストリーム(以下TSと略す)をIP化しネットワーク網を使って伝送する形態、所謂IP放送も実用化されてきている。最近、このIP放送には、マルチキャスト技術が用いられてきている。この場合、TS毎にマルチキャストアドレス或いはポートが割り振られ、IP放送を受信する受信装置は、マルチキャストアドレス或いはポートを選択することにより、所望のTSを受信している。
通常、デジタル放送の受信装置の選局動作手順としては、まずユーザによりリモコン等から番組を示す番号が入力される。この番号は、各番組に割り付けられたサービスIDに対応しており、受信装置では、予めどのTSにどのサービスIDの番組が含まれているかを示すチャンネルリスト情報を入手して記憶しておくことにより、所望のTS受信し番組を選局することが可能となる。デジタル放送においては、チャンネルリスト情報はNIT(Network Information Table)によってTS内に多重されて伝送される。デジタル放送を受信する受信装置では、このNITを事前に入手しチャンネルリスト情報を構築し記憶しておく何らかの手段を有している必要がある。
従来の放送の電波を受信する受信装置では、NITを入手しチャンネルリスト情報を構築し、記憶する動作を自動化する機能が備わっている。特に、地上デジタル放送の電波を受信する受信機の場合には、放送局側の送出情報として、他局の情報を送出しない運用がなされるため、設置点での全チャンネルサーチを行い、地上デジタル放送が受信可能なチャンネルリスト情報を構築している。このようなチャンネルサーチの機能は、一般的な方法として該当周波数にチューニングし、TS受信が可能かどうかの判断を行うために受信状況が安定するまで一定時間待ってから行うため、全チャンネルに対して行うと相当の時間を要する。そのため、チャンネルリスト情報の構築を高速で行う方法として、例えば特許文献1のような方法が考えられている。
従来技術の内容を、図7を用いて説明する。
図7は、従来技術により高速にチャンネルスキャンを行う手段を備える地上デジタル放送受信装置のブロック構成の一例を示している。
地上デジタル放送受信装置は、地上デジタル放送を受信し、チャンネルに応じた周波数を選局する地上デジタルTuner300と、地上アナログテレビジョン放送を受信し、チャンネルに応じた周波数を選局する地上アナログTuner301と、信号有無を検出する信号検出装置302と、変調されている信号を復調する復調器303と、TSをデコードするTS Decoder304と、復調された信号から映像信号・音声信号をデコードするAV Decoder305と、デコードされた映像信号をNTSC 信号形式に変調するNTSC Encoder306と、プログラムやユーザ固有の情報を格納する記憶装置であるFlash ROM307と、ユーザ固有の情報や地上デジタルテレビジョン放送受信装置のシステム設定情報などを格納する記憶装置であるEEPROM308と、プログラムの内部情報などを格納する記憶装置であるRAM309と、電話回線を通じてデータの送受信を行うModem311と、限定受信を実現するIC Card装置312と、地上デジタルテレビジョン放送受信装置自体をシステムバス313を通じて制御するCPU310から構成される。
まず、最初にスキャンを開始するチャンネルを設定し、設定されたチャンネルの周波数を地上デジタルTuner300にて選局する。そして、信号検出装置302から信号有無の情報を読み出す。上記処理において信号が検出されなかった場合は、選局した現在のチャンネルは受信不可と判断して全チャンネルのサーチが終了したか否かを判定し、全チャンネルのサーチが終了するまで 、次にスキャンするチャンネルを設定して、上記処理を繰り返す。ここで、信号検出装置302は、地上デジタルTuner300のAGC(自動利得制御)回路電圧を検出することで可能となる。
一方、信号が検出された場合は、復調器303あるいはTS Decoder304からTS受信ができているか否かを読み出す。TS受信ができている場合は、選局した現在のチャンネルをチャンネルリストに追加し、全チャンネルのサーチが終了するまで、次にスキャンするチャンネルを設定して、上記処理を繰り返す。TS受信ができていない場合は、一定時間が経過するまでTS受信を行い、一定時間経過後は、選局した現在のチャンネルは受信不可と判断して、全チャンネルのサーチが終了したか否かを判定し、全チャンネルのサーチが終了するまで、次にスキャンするチャンネルを設定して、上記処理を繰り返す。
これにより、スキャンの高速化、チャンネルリストの構築に懸かる時間の削減を実現している。
特開2004−282211号公報
しかしながら、上記のような方法は、電波によって周波数多重して伝送される場合を想定しており、IP放送に関しては考慮されていない。IP放送の場合には、TS毎にアドレス或いはポートに割り振られて伝送されるが、上記と同様に全てのアドレス或いはポートをスキャンしてNITを入手し、チャンネルリストを構築する方法は、スキャンする範囲が非常に広範囲になるため現実的ではない。また、受信した全てのIPパケットからNITを抽出し解析する方法も考えられるが、ネットワーク網にはIP放送以外にも様々なデータが伝送されている可能性があるため、その中から所望の情報を抽出して解析することはかなり困難である。
本発明の目的は、自動的に選局するための情報を取得し設定できる機能を、簡単な方法で実現したIP放送を受信する受信装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の一実施形態の受信装置は、トランスポートストリームパケットを単一或いは複数個集めてIPパケット化し、マルチキャストで伝送されるネットワークに適用する受信装置であって、前記受信装置は、伝送されてきたIPパケットの内、マルチキャストで伝送されてきた前記IPパケットのみを抽出するフィルタ手段と、前記フィルタ手段で抽出したIPパケットのペイロード部分を解析しトランスポートストリームかどうかを判定する判定手段と、前記判定手段で前記IPパケットのペイロード部分がトランスポートストリームと判定された場合に、当該IPパケットのマルチキャストアドレスを記憶する記憶手段とを具備する。
また、本発明の一実施形態の受信装置は、前記判定手段が、前記フィルタ手段で抽出したIPパケットのうち、同一のマルチキャストアドレスを持つIPパケットで、かつ当該IPパケットのペイロード内の固定の位置にあるデータを複数IPパケット分比較して、同じである場合に、前記同一のマルチキャストアドレスを持つ前記IPパケットは、トランスポートストリームがペイロードに配置されたIPパケットであると判定することを特徴とする。
また、本発明の一実施形態の受信装置は、前記判定手段の判定で用いられる前記ペイロード内の固定の位置にあるデータとは、トランスポートストリームの同期バイトであることを特徴とする。
また、本発明の一実施形態の受信装置は、少なくとも2つ以上のトランスポートストリームパケットを集めてIPパケット化し、マルチキャストで伝送されるネットワークに適用する受信装置であって、前記受信装置は、伝送されてきたIPパケットの内、マルチキャストで伝送されてきた前記IPパケットのみを抽出するフィルタ手段と、前記フィルタ手段で抽出したIPパケットのペイロード部分を解析しトランスポートストリームかどうかを判定する判定手段と、前記判定手段は、前記トランスポートストリームパケットの同期バイトが前記トランスポートストリームパケット数分、前記ペイロードの所定の位置にあることを検出することで、トランスポートストリームがペイロードに配置されたIPパケットであると判定し前記判定手段で前記IPパケットのペイロード部分がトランスポートストリームと判定された場合に、当該IPパケットのマルチキャストアドレスを記憶する記憶手段とを具備する。
また、本発明の一実施形態の受信装置は、前記記憶手段に記憶されたマルチキャストアドレスを少なくとも一つ以上受信アドレスとして設定する受信設定手段を備え、トランスポートストリームパケットを含むIPパケットのみを受信することを特徴とする。
また、本発明の一実施形態の受信装置は、更にトランスポートストリームを解析する解析手段を有していることを特徴とする。
また、本発明の一実施形態の受信装置は、前記解析手段が、前記受信設定手段で設定されたマルチキャストアドレスのIPパケットで伝送されてくるトランスポートストリームに含まれる番組情報を抽出し、前記記憶手段は、マルチキャストアドレスと共に前記抽出した番組情報を紐付けて記憶する機能を有していることを特徴とする。
また、本発明の一実施形態の受信装置は、番組選局時、選局情報と一致する前記記憶手段に記憶されている番組情報に紐付けされたマルチキャストアドレスを前記受信設定手段に設定することを特徴とする。
本発明の受信装置によれば、IP放送を受信する場合に、伝送されてくるアドレス或いはポートとTSとが紐付けられたチャンネルリストを自動的に且つ高速に構築することができる。
以下、発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1において、一例としてIP放送を受信する受信装置の構成を示すブロック図である。図1において、受信装置100は、接続したネットワークからIPパケットを受信する受信部101と、マルチキャストで伝送されてくるIPパケットのみを抽出するパケットフィルタ102、IPパケットの判定を行う判定部103、判定部103で所望のIPパケットと判定された場合、そのIPアドレスを記憶するアドレス記憶部104、指示されたIPパケットのみを抽出する選局部105、受信したTSの処理や復号化処理、選局処理等を行う受信処理部106、チャンネルリストの保持等を行う主記憶部107で構成される。なお、受信装置として基本的なTSを処理して画像や音声を出力する機能は受信処理部106に含まれる。
次に、受信装置100でチャンネルリストを自動的に構築する手順について、図2、図3を用いて詳細に説明する。受信装置100の全体の動作としては、マルチキャスト伝送されてきたIPパケットのうちペイロード部分にTSパケットが配置されたIPパケットのアドレスリストを記憶し、そのアドレスリストを元に受信処理部106がTSを受信して解析し、主記憶部107にチャンネルリストを構築する。
図2は、本発明の実施の形態1において、一例としてTSをIP化してUDP(User Datagram Protocol)でマルチキャスト伝送する場合のIPパケットの構成図である。IPパケット200は、先頭からMAC(Media Access Control)フレームヘッダ201、IPヘッダ202、UDPヘッダ203と、その後のペイロード部分にTSパケット204が7パケット分とFCS(Frame Check Sequence)205が配置されて構成されている。いうまでもないが、各TSパケット204の先頭には、同期バイト204a(具体的な値は47H)が配置されており、TSパケットは188バイトで構成されている。
まず、マルチキャスト伝送されてきたIPパケットの中から、ペイロード部分にTSパケットが配置されたIPパケットのアドレスリストを記憶するまでの動作を図3のフローチャートを用いて説明する。受信部101は接続したネットワークの物理層の処理を行い、IPパケット200を受信する。パケットフィルタ102は、受信したIPパケット200のうちMACフレームヘッダ201を検出し、マルチキャストアドレスを持つIPパケット200のみを抽出する(ステップ11)。判定部103では、抽出したIPパケット200のペイロードの先頭バイトに同期バイト204a(47H)が存在するか否かを判定する(ステップ12)。47H以外であれば、そのIPパケット200は破棄して次のIPパケット200抽出に戻る。47Hであれば、同期カウンタをカウントアップし(ステップ13)、そのバイトから188バイト目に同期バイト204aが存在するか否かを判定する(ステップ14)。47H以外であれば、そのIPパケット200は破棄すると共に同期カウンタをクリアし(ステップ15)、次のIPパケット200抽出に戻る。47Hであれば、同期カウンタをカウントアップする(ステップ16)。同期カウンタが閾値以上になる(ステップ17)まで、ステップ14からステップ17を繰り返す。例えば本実施の形態の場合には1IPパケットに7TSパケットが配置されているため、閾値を7にすれば全てのTSの同期バイトを確認することになる。なお、閾値の値は、7よりも小さくして同期までの時間を短縮することもできる。また、1つのIPパケットに配置されるTSパケット数が7よりも小さい場合にも、閾値を小さくすることで同様の処理が可能となる。閾値以上になった場合、そのIPパケット200のアドレスをアドレス記憶部104に記憶する(ステップ18)と共に、同期カウンタをクリア(ステップ19)し、次のIPパケット200抽出に戻る。アドレス記憶部104上のアドレスリストは、例えば処理した順番にアドレスを並べて記載される。
以上の動作により、マルチキャストで伝送されるIPパケット200のうち、ペイロードがTSであるIPパケットのアドレスリストをアドレス記憶部104上に構築することができる。
次に、主記憶部107にチャンネルリストを構築する動作を説明する。受信処理部106は,アドレス記憶部104に記憶されたアドレスリストより、選局部105にアドレスを設定し、TSを受信する。この時、受信処理部106は、アドレスリストの先頭から順にアドレスを読み込み、選局部105に設定する。その後、受信処理部106は受信したTSを解析し、NITよりそのTSに関する情報(例えば、ネットワークID,TS−ID,サービスID)を取得し、IPアドレスとこれらのTSに関する情報を紐付けて、主記憶部107に保持する。これを、アドレス記憶部104に記憶されたアドレス分繰り返すことで、例えば図4に示すようなチャンネルリストの表を主記憶部107に構築することができる。チャンネルリストを構築した後、受信処理部106はアドレス記憶部104上のアドレスリストをクリアし、チャンネルリストを構築する動作を終了する。
その後、構築したチャンネルリストにより、受信装置100は選局動作を開始することができる。例えばユーザがリモコンを用いて視聴したい番組の番号(例えばネットワークIDとサービスID)を入力すると、受信装置100は主記憶部107に構築されたチャンネルリストを参照し、紐付けられたIPアドレスを選局部105に設定することで所望の番組を含んだTSを受信することが可能となる。受信後の動作については電波の放送を受信するデジタル放送受信装置の一般的な動作と同様であるため、説明を省略する。
以上の動作により、簡単な構成で、主記憶部107に自動的且つ高速にチャンネルリストを構築する手段を提供することができ、構築したチャンネルリストを元に、従来の電波の放送を受信する受信装置と同様な選局動作を行う受信機を提供することができる。
なお、本実施の形態では、同期バイトを確認する位置として、ペイロードの先頭バイトやそれ以降188バイト目のバイトを確認する構成としたが、予め決められた位置を確認するような構成としてもよい。
また、本実施の形態では、処理した順番にアドレスを並べてアドレスリストを構成する方法を示したが、アドレスの小さい順、或いは大きい順に並べてアドレスリストを構成してもよい。
また、本実施の形態では、IPアドレスのみでチャンネルリストを構築する構成を説明したが、IPアドレスとUDPのポート番号の両方を用いてもよい。この場合は、判定部103はステップ18でIPアドレスとポート番号を対でアドレス記憶部104に書き込み、受信処理部106も、IPアドレスとポート番号を対でTSに関する情報と紐付けて主記憶部107上にチャンネルリストを構築する。選局部には、IPアドレスとポートを対で設定する構成となる。
また、更に言えば、IPアドレスは固定でポートのみで上記動作をするような構成とすることも可能である。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2について、図5、図6および図2を用いて説明する。図5において、アドレスフィルタ108は、判定部103より指定のあったアドレスのIPパケットのみを抽出する。本発明の実施の形態2は、IPパケットを複数個受信して同期バイトを確認することにしている点で、実施の形態1とは異なっている。以下、図6のフローチャートを用いて、マルチキャスト伝送されてきたIPパケットの中から、ペイロード部分にTSパケットが配置されたIPパケットのアドレスリストを記憶するまでの動作を詳細に説明する。
受信部101は接続したネットワークの物理層の処理を行い、IPパケット200を受信する。パケットフィルタ102は、受信したIPパケット200のうちMACフレームヘッダ201を検出し、マルチキャストアドレスを持つIPパケット200のみを抽出する(ステップ21)。アドレスフィルタ108は初期状態ではパケットフィルタからのIPパケットは全て抽出する。判定部103では、抽出したIPパケット200のペイロードの先頭バイトに同期バイト204a(具体的な値は47H)が存在するか否かを判定する(ステップ22)。47H以外であれば、そのIPパケット200は破棄して次のIPパケット200受信に戻る。47Hであれば、アドレスフィルタ108にそのIPパケットのアドレスを設定すると共に、同期カウンタをカウントアップする(ステップ23)。次に、判定部103はアドレスフィルタを通過してくるIPパケット200を受信し(ステップ24)、そのIPパケット200のペイロードの先頭バイトに同期バイト204a(47H)が存在するか否かを判定する(ステップ25)。47H以外であれば、そのIPパケット200は破棄すると共にアドレスフィルタ及び同期カウンタをクリアし(ステップ26)、次のIPパケット200受信に戻る。47Hであれば、同期カウンタをカウントアップする(ステップ27)。同期カウンタが閾値以上になる(ステップ28)まで、ステップ24からステップ28を繰り返す。例えば、閾値を5にすれば、同一のIPアドレスを持つIPパケットを受信し、5パケット連続でペイロードの先頭バイトに同期バイトが存在していることを確認することになる。なお、閾値の値は、5よりも小さくして同期までの時間を短縮することや、5よりも大きくして同期の信頼性を高くすることもできる。閾値以上になった場合、そのIPパケット200のアドレスをアドレス記憶部104に記憶する(ステップ29)と共に、アドレスフィルタ及び同期カウンタをクリア(ステップ30)し、次のIPパケット200受信に戻る。アドレス記憶部104上のアドレスリストは、例えば処理した順番にアドレスを並べて記載される。
以上の動作により、マルチキャストで伝送されるIPパケット200のうち、ペイロードがTSであるIPパケットのアドレスリストをアドレス記憶部104上に構築することができる。
これ以降、主記憶部107にチャンネルリストを構築する動作については、本発明の実施の形態1と同様であるので説明を割愛する。
このように、実施の形態2によれば、1つのIPパケット中に含まれるTSパケットの数によらず一定の閾値で動作させることができ、さらに、IPパケット中に含まれるTSパケット数がIPパケット毎に変動するような場合や、1つのIPパケットにTSパケットが一つしか配置されていないような場合でも対応することが可能となる。
なお、本実施の形態では、同期バイトを確認する位置として、ペイロードの先頭バイトとしたが、予め決められた位置を確認するような構成としてもよい。
また、本実施の形態では、処理した順番にアドレスを並べてアドレスリストを構成する方法を示したが、アドレスの小さい順、或いは大きい順に並べてアドレスリストを構成してもよい。
また、本実施の形態では、IPアドレスのみでチャンネルリストを構築する構成を説明したが、IPアドレスとUDPのポート番号の両方を用いてもよい。この場合は、判定部103はステップ18でIPアドレスとポート番号を対でアドレス記憶部104に書き込み、受信処理部106も、IPアドレスとポート番号を対でTSに関する情報と紐付けて主記憶部107上にチャンネルリストを構築する。また、アドレスフィルタ108及び選局部105には、IPアドレスとポートを対で設定する構成となる。
また、更に言えば、IPアドレスは固定でポートのみで上記動作をするような構成とすることも可能である。
本発明にかかる受信装置によれば、TSをIP化してマルチキャストで伝送するようなネットワークにおいて、自動的に且つ高速にチャンネルリストを構築することができるため、設置時や受信環境の変化時の受信装置の設定作業を大幅に軽減することができる。
本発明の実施の形態1における受信装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1及び本発明の実施の形態2におけるIPパケットの構成を示す図 本発明の実施の形態1におけるアドレスリストを構築する処理を示すフローチャート 本発明の実施の形態1及び本発明の実施の形態2におけるチャンネルリストの一例を示す図 本発明の実施の形態2における受信装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態2におけるアドレスリストを構築する処理を示すフローチャート 従来の技術に係る地上デジタル放送受信装置の構成を示すブロック図
符号の説明
100 受信装置
101 受信部
102 パケットフィルタ
103 判定部
104 アドレス記憶部
105 選局部
106 受信処理部
107 主記憶部
108 アドレスフィルタ

Claims (8)

  1. トランスポートストリームパケットを単一或いは複数個集めてIPパケット化し、マルチキャストで伝送されるネットワークに適用する受信装置であって、
    伝送されてきたIPパケットの中からマルチキャストで伝送されてきたIPパケットのみを抽出するフィルタ手段と、
    前記フィルタ手段で抽出したIPパケットのペイロード部分を解析しトランスポートストリームかどうかを判定する判定手段と、
    前記判定手段で前記IPパケットのペイロード部分がトランスポートストリームと判定された場合に、当該IPパケットのマルチキャストアドレスを記憶する記憶手段と、
    で構成されることを特徴とする受信装置。
  2. 前記判定手段は、前記フィルタ手段で抽出したIPパケットのうち、同一のマルチキャストアドレスを持つIPパケットで、かつ当該IPパケットのペイロード内の固定の位置にあるデータを複数IPパケット分比較して、同じである場合に、前記同一のマルチキャストアドレスを持つ前記IPパケットは、トランスポートストリームがペイロードに配置されたIPパケットであると判定することを特徴とする、
    請求項1に記載の受信装置。
  3. 前記判定手段の判定で用いられる前記ペイロード内の固定の位置にあるデータとは、トランスポートストリームの同期バイトであることを特徴とする、
    請求項2に記載の受信装置。
  4. 少なくとも2つ以上のトランスポートストリームパケットを集めてIPパケット化し、マルチキャストで伝送されるネットワークに適用する受信装置であって、
    伝送されてきたIPパケットの中からマルチキャストで伝送されてきた前記IPパケットのみを抽出するフィルタ手段と、
    前記フィルタ手段で抽出したIPパケットのペイロード部分を解析しトランスポートストリームかどうかを判定する判定手段と、
    前記判定手段は、前記トランスポートストリームパケットの同期バイトが前記トランスポートストリームパケット数分、前記ペイロードの所定の位置にあることを検出することで、トランスポートストリームがペイロードに配置されたIPパケットであると判定し、
    前記判定手段で前記IPパケットのペイロード部分がトランスポートストリームと判定された場合に、当該IPパケットのマルチキャストアドレスを記憶する記憶手段と、
    で構成されることを特徴とする受信装置。
  5. 前記記憶手段に記憶されたマルチキャストアドレスを少なくとも一つ以上受信アドレスとして設定する受信設定手段を備え、
    トランスポートストリームパケットを含むIPパケットのみを受信することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の受信装置。
  6. 前記受信装置は、更にトランスポートストリームを解析する解析手段を有していることを特徴とする、
    請求項1から請求項5のいずれかに記載の受信装置。
  7. 前記解析手段は、前記受信設定手段で設定されたマルチキャストアドレスのIPパケットで伝送されてくるトランスポートストリームに含まれる番組情報を抽出し、
    前記記憶手段は、マルチキャストアドレスと共に前記抽出した番組情報を紐付けて記憶する機能を有していることを特徴とする
    請求項6に記載の受信装置。
  8. 番組選局時、選局情報と一致する前記記憶手段に記憶されている番組情報に紐付けされたマルチキャストアドレスを前記受信設定手段に設定することを特徴とする請求項6または請求項7に記載の受信装置。
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