JP2007128746A - 電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】新たな部材を必要としない簡素な構成で電池素子の端部を内側に屈曲させ、リードと電池素子との溶接によらない電気的接続を可能とする電池を提供する。
【解決手段】電池缶11の第1絞り部11Bとは異なる位置に、第2絞り部11Cを形成し、この第2絞り部11Cにより電池素子20の一端部20Aを内側に屈曲させる。電池素子20の屈曲した端部20Aの側に正極リード30を設け、この正極リード30の端部31を電池素子20の屈曲した端部20Aに接触させることにより正極リード30と正極21とを溶接なしで電気的に接続する。正極リード30を、安全弁15に接触させることにより電池蓋14に電気的に接続する。正極リード30を、電池素子20とガスケット16との間に設け、ガスケット16により電池素子20に押し付けるようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、電池素子を電池缶に収納した電池に係り、特に巻回構造の電池素子を備えたものに好適な電池に関する。
巻回構造の電池素子を備えた電池では、一般的には、電池素子と電池缶または端子部との電気的導通をとるために、正極リードおよび負極リードを配置する。例えばリチウムイオン電池の場合、正極を作製する際に、アルミニウム(Al)箔よりなる正極集電体の一部に正極活物質層を設けず、この領域に、アルミニウムよりなる正極リードを超音波溶接により複数回溶接する。次いで、この正極を負極と共に巻回して電池素子を形成したのちに、正極リードを、安全弁と呼ばれる安全化機構部に対して超音波溶接する。安全化機構部は、正極端子としての機能を有する電池蓋と接触しており、これにより正極リードと正極端子との電気的導通がとられる。
特許第3060109号明細書
しかしながら、アルミニウムは溶接強度が取りにくく、正極リードを正極集電体などに溶接する工程で不良が生じやすくなってしまっていた。
特許文献1では、正極リードを用いず、正極と安全化機構部との電気的導通を物理的な接触のみで行うようにした構成が開示されている。この構成では、樹脂製の円錐環状の素子絞り部材を用いて電池素子の端部を内側に屈曲させ、電池素子と安全化機構部との接触箇所を増やして接触効率を高めるようにしている。しかし、素子絞り部材を必要とするので、工程が増え、また材料コストもかさんでしまうという問題があった。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、新たな部材を必要としない簡素な構成で電池素子の端部を内側に屈曲させ、リードと電池素子との溶接によらない電気的接続を可能とすることができる電池を提供することにある。
本発明による電池は、正極および負極を有する電池素子と、電池素子を収納する電池缶とを備え、電池缶は、開口および開口を封止するための第1絞り部を有すると共に、第1絞り部とは異なる位置に第2絞り部が形成され、電池素子は、第2絞り部により一端部が内側に屈曲し、電池素子の屈曲した端部の側にリードが設けられ、リードの端部が電池素子の屈曲した端部に接触することによりリードと正極および負極のうちの一方とが電気的に接続されているものである。
本発明の電池によれば、電池缶の封止のための第1絞り部とは異なる位置に第2絞り部を設け、この第2絞り部により電池素子の一端部を内側に屈曲させ、リードの端部を電池素子の屈曲した端部に接触させるようにしたので、新たな部材を必要としない簡素な構成で電池素子の端部を内側に屈曲させ、リードと電池素子との溶接によらない電気的接続を可能とすることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1および図2は本発明の一実施の形態に係る電池の断面構造を表すものである。この電池は、いわゆる円筒型といわれるリチウム一次電池であり、ほぼ中空円柱状の電池缶11の内部に、電池素子20を有している。電池缶11は、後述する負極22の外部端子としての機能を有しており、例えばニッケル(Ni)のめっきがされた鉄(Fe)により構成されており、一端部が閉鎖され他端部が開放されて開口11Aとなっている。電池缶11の底部には、電池素子20の巻回周面に対して垂直に絶縁板13が配置されている。
電池缶11の開口11A近傍には、この開口11Aを封止するための第1絞り部11Bが形成されている。開口11Aと第1絞り部11Bとの間には、電池蓋14と、この電池蓋14の内側に設けられた安全弁15とが、ガスケット16を間にしてかしめられることにより取り付けられており、これにより電池缶11の内部は密閉されている。電池蓋14は、後述する正極21の外部端子としての機能を有するものであり、例えば、電池缶11と同様の材料により構成されている。安全弁15は、電池蓋14と電気的に接続されており、内部短絡あるいは外部からの加熱などにより電池の内圧が一定以上となった場合に開裂して内圧の上昇を抑えるようになっている。ガスケット16は、電池缶11の内壁と電池蓋14との間の隙間を封止するものであり、例えば、ポリプロピレンなどの絶縁材料により構成されており、表面にはアスファルトが塗布されている。
電池素子20は、正極21と負極22とをセパレータ23を間にして積層し、正極21が負極22よりも外周側になるようにして渦巻き状に巻回した巻回構造を有し、中心にはセンターピン24が挿入されている。電池素子20の正極21には正極リード30が接続されており、負極22には負極リード40が接続されている。正極リード30は安全弁15に接触することにより電池蓋14と電気的に接続されており、負極リード40は電池缶11に電気的に接続されている。また、電池素子20の最外周にはセパレータ23が設けられず、正極21が電池素子20の最外周を構成している。
正極21は、例えば、帯状の金属箔よりなる正極集電体21Aの外周面に外側正極活物質層21B、内周面に内側正極活物質層21Cを設けたものである。内側正極活物質層21Bおよび外側正極活物質層21Cは、例えば、正極活物質として硫化鉄,二酸化マンガン(MnO2 )またはフッ化黒鉛を含んでおり、必要に応じて炭素材料などの導電材およびポリフッ化ビニリデンなどの結着剤を含んでいてもよい。
負極22は、金属リチウム箔により構成されている。
セパレータ23は、例えばポリプロピレンあるいはポリエチレンなどのポリオレフィン系の材料よりなる多孔質膜、またはセラミック製の不織布などの無機材料よりなる多孔質膜により構成されており、これら2種以上の多孔質膜を積層した構造とされていてもよい。
セパレータ23には、液状の電解質である電解液が含浸されている。この電解液は、例えば、溶媒と、電解質塩であるリチウム塩とを含んで構成されている。溶媒は、電解質塩を溶解し解離させるものである。溶媒としては、プロピレンカーボネート、エチレンカーボネート、ジエチルカーボネート、ジメチルカーボネート、1, 2−ジメトキシエタン、1, 2−ジエトキシエタン、γ−ブチロラクトン、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、1, 3−ジオキソラン、4メチル1, 3ジオキソラン、ジエチルエーテル、スルホラン、メチルスルホラン、アセトニトリル、プロピオニトリル、アニソール、酢酸エステル、酪酸エステルあるいはプロピオン酸エステルなどが挙げられ、これらのいずれか1種または2種以上を混合して用いてもよい。
リチウム塩としては、例えば、LiClO4 ,LiAsF6 ,LiPF6 ,LiBF4 ,LiB(C6 5 4 ,CH3 SO3 Li,CF3 SO3 Li,LiClあるいはLiBrが挙げられ、これらのいずれか1種または2種以上を混合して用いてもよい。
この電池では、電池缶11の第1絞り部11Bとは異なる位置に、第2絞り部11Cが形成され、この第2絞り部11Cにより電池素子20の一端部20Aが内側(巻回構造における内周側または巻回中心側)に屈曲している。電池素子20の屈曲した端部20Aの側には、例えばアルミニウムよりなる正極リード30が設けられており、正極リード30の端部31が電池素子20の屈曲した端部20Aに接触することにより正極リード30と正極21とが溶接なしで電気的に接続されている。なお、負極22は、正極リード30の端部31に接触しないようにするため、正極21およびセパレータ23よりも短くされている。また、正極リード30は、安全弁15に接触することにより電池蓋14に電気的に接続されている。
正極リード30は平面部32を有しており、端部31は平面部32から折れ曲がるように突出している。平面部32は安全弁15との接点部となっており、ほぼ平面であるが安全弁15側にやや湾曲し、安全弁15との確実な接触が得られるようになっている。
また、正極リード30は、電池素子20とガスケット16との間に設けられていることが好ましい。すなわち、正極リード30は、電池素子20に接触していると共にガスケット16にも接触していることが好ましい。ガスケット16は、上述したようにポリプロピレンなどの樹脂により構成されているので、その弾性力により正極リード30を電池素子20に向けて押し付けるスプリングとしての機能をもたせることができるからである。
このような正極リード30としては、例えば、図3に示したような、円形の平面部32の周縁に、端部31が平面部32に対して垂直に突出して設けられているものが好ましい。端部31を電池素子20に突き刺し、巻回された正極21どうしの間に入り込ませることができ、安定した電気的導通を得ることができるからである。また、平面部32には、ガス抜き孔33が設けられていることが望ましい。なお、端部31は、必ずしも平面部32の周縁の全部に設けられている必要はなく、少なくとも一部に設けられていればよい。
また、図4に示したように、平面部32の一部を切除して例えば帯状とし、平面部32の両端に端部31を残すようにしてもよい。この場合、ガス抜き孔33を設ける必要はない。平面部32の形状は、安全弁15に接触可能な形状であれば特に帯状に限定されず、十字形などでもよい。更に、正極リード30は、図5に示したように、矩形の平面部32の周縁に、端部31が平面部32に対して垂直に突出して設けられた箱型のものであってもよい。また、端部31は平面部32の周縁全体に設けられる必要はなく、図6に示したように、平面部32の長辺のみに設けられていてもよい。
図7は、正極リード30の他の例を表したものである。この正極リード30は、短冊状の部材を折曲加工して形成したものであり、帯状の平面部32の両端に、丸みのある形状の端部31が形成されている。端部31をこのような丸みのある形状とすることにより、端部31にばねとしての機能をもたせ、正極リード30を電池素子20に確実に接触させることができる。
負極リード40は、帯状の導電性部材であり、電池素子20の外表面(最外周の表面)に沿って配置され、端部40Aが負極22に接触すると共に電池缶11の側壁と面接触していることが好ましい。集電効率を高め、内部抵抗を低減し、負荷特性や放電容量を高めることができるからである。
負極リード40は、負極材料と合金を形成しない材料により構成されていることが好ましく、銅もしくは銅を含む合金,ニッケルもしくはニッケルを含む合金,またはステンレス鋼などが好ましい。中でも銅または銅を含む合金など、銅を含む金属材料は、抵抗を小さくすることができるので好ましく、特に銅が好ましい。
負極リード40の幅W40は、負極22の幅W22よりも2mm以上短いことが好ましい。保存による劣化を抑制することができるからである。
また、負極リード40の電池素子20側の面には接着層41が設けられていることが好ましい。負極リード40の位置を安定させることができ、電池素子20を電池缶11へ挿入する工程において負極リード40が曲がったり切れたりするのを防ぐことができるからである。なお、図2では接着層41は省略している。
更に、本実施の形態では、電池素子20は、電池缶11内において、最外周を構成する正極21が電池缶11の側壁と電気的に接触可能な位置に収容配置されている。電池素子20と電池缶11との間には絶縁部材50が設けられており、この絶縁部材50により、正極21と、負極22に電気的に接続された電池缶11の側壁との通電が阻止されている。
絶縁部材50は、負極リード40と電池素子20との間に設けられていることが好ましい。電池素子20の最外周を構成する正極21と、負極リード40との接触を防ぐことができるからである。
絶縁部材50の幅W50は、正極21の幅W21よりも大きいことが好ましい。正極21および正極リード30の端部31を絶縁部材50で覆うことができ、それらが電池缶11に接触して短絡が発生することを防ぐことができるからである。また、製造工程において正極21と電池缶11との接触による短絡を防ぐことができるからである。なお、絶縁部材50の幅W50および長さ(電池素子20の巻回方向における寸法)は、電池缶11と電池素子20の表面との通電を阻止できる程度であればよい。
絶縁部材50の厚みは40μm以上であることが好ましい。保存維持率を高めることができるからである。また、負極リード40の端部を切断する際に発生するバリがセパレータ23を貫通して対向する正極21に接触し、短絡を引き起こしてしまうことを抑制することができるからである。
更に、絶縁部材50は、電池素子20の基準温度よりも低い温度において収縮または溶融する材料により構成されていることが好ましい。大電流による発熱時においても高い安全性を確保することができるからである。ここで「電池素子20の基準温度」とは、発火などにより安全性を損なう可能性のある程度の温度をいう。
絶縁部材50の融点は、例えば150℃以下であることが好ましい。正極21と電池缶11の側壁とを容易に接触させることができ、安全性を更に高めることができるからである。
絶縁部材50は、例えば樹脂材料により構成されていることが好ましい。具体的には、例えば、ポリプロピレン、ポリプロピレンとポリエチレン,アクリル,酢酸ビニルなどの他のポリマーとの共重合体、ポリエチレン、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、またはポリイミドが挙げられる。中でも、ポリプロピレン、ポリプロピレンとポリエチレン,アクリル,酢酸ビニルなどの他のポリマーとの共重合体、またはポリエチレンは、融点が150℃以下であり、好ましい。
また、正極集電体21Aは、例えば、アルミニウムまたは銅(Cu)により構成されていることが好ましく、中でも銅がより好ましい。銅は接触抵抗が低いので安全性を更に高めることができると共に、集電効果を向上させ、放電特性を高めることができるからである。
更に、正極21は、巻回外周側端部の外周面に、活物質非被覆部21Dを有していることが好ましい。電池缶11の側壁との接触抵抗を小さくすることができ、安全性をより一層高めることができるからである。
なお、絶縁部材50は、電池素子20の巻回終端部20Bを固定する固定部材、いわゆる終端テープとしての機能も有している。
この電池は、例えば、次のようにして製造することができる。
まず、例えば、正極活物質と、導電剤と、結着剤とを混合して正極合剤を調製し、この正極合剤をN−メチル−2−ピロリドンなどの溶剤に分散させてペースト状の正極合剤スラリーとする。続いて、この正極合剤スラリーを正極集電体21Aにドクタブレードあるいはバーコーターなどを用いて均一に塗布し溶剤を乾燥させたのち、ロールプレス機などにより圧縮成型して外側正極活物質層21Bおよび内側正極活物質層21Cを形成し、正極21を作製する。
次いで、正極21の巻回外周側端部において、内側正極活物質層21Cが外側正極活物質層21Bよりも長くなるように、外側正極活物質層21Bの一部を剥離する。これにより、正極21の巻回外周側端部の外周面に活物質非被覆部21Dを形成する。続いて、例えば、金属リチウム箔よりなる負極22を用意し、正極21と負極22とをセパレータ23を間にして積層し、正極21が負極22よりも外周側になるように渦巻き状に巻いて電池素子20を作製する。
そののち、接着層41が設けられた負極リード40と、絶縁部材50とを用意し、絶縁部材50に負極リード40を接着層41で固定する。続いて、図8に示したように、負極リード40を電池缶11側にして絶縁部材50の一端部50Aを負極22の内周側のセパレータ23に固定することにより負極リード40の端部40Aを負極22に接触させ、残部を電池素子20を一周するように巻き付け、他端部50Bを一端部50Aに重ねて固定して切断する。
負極リード40および絶縁部材50を取り付けたのち、電池缶11の底部に絶縁板13を敷き、電池素子20を電池缶11の内部に収容する。そののち、電池缶11の開口11A近傍に第1絞り部11Bおよび第2絞り部11Cを形成し、第2絞り部11Cにより電池素子20の一端部20Aを内側に屈曲させる。
第1絞り部11Bおよび第2絞り部11Cを形成したのち、電解液を電池缶11の内部に注入し、セパレータ23に含浸させる。そののち、電池素子20の屈曲した端部20Aの側に正極リード30を配置し、電池缶11の開口11Aと第1絞り部11Bとの間に電池蓋14および安全弁15をガスケット16を間にしてかしめることにより固定する。これにより、正極リード30の端部31を電池素子20の屈曲した端部20Aに接触させる一方、平面部32を安全弁15に接触させる。以上により、図1に示した電池が完成する。
この電池では、一次電池なので充電は行わず、一回の放電のみを行う。放電を行うと、負極22から金属リチウムがリチウムイオンとなって溶出し、電解液を介して正極21に吸蔵される。ここでは、電池缶11の第1絞り部11Bとは異なる位置に第2絞り部11Cが形成され、この第2絞り部11Cにより電池素子20の一端部20Aを内側に屈曲させ、この屈曲した端部20Aに正極リード30の端部31を接触させるようにしたので、正極リード30と電池素子20とが溶接によらずに電気的に接続されている。よって、溶接に起因する不良がなくなり、振動などに対する耐性も向上する。
また、この電池では、電池素子20と電池缶11との間に絶縁部材50が設けられているので、電池素子20の最外周を構成する正極21と、負極22に電気的に接続された電池缶11との間での通電が阻止されている。
一方、誤って充電してしまった場合において、大電流が流れて過大な熱が発生したときには、図9に示したように、電池素子20の基準温度よりも低い温度において絶縁部材50が収縮または溶融し、正極21の巻回外周側端部の上下端部が絶縁部材50に覆われなくなり、この部分が電池缶11の側壁と電気的に接触して、電池缶11に接続された負極22との間で電気的に短絡する。よって、電流が電池素子20の内部へ行きにくくなり、それ以上の極端な温度上昇が回避される。また、電池素子20の内部に金属リチウムの樹枝状結晶が生じていても、そこに大電流が流れることが抑制される。
このように本実施の形態では、電池缶11に、封止のための第1絞り部11Bとは異なる位置に第2絞り部11Cを設け、この第2絞り部11Cにより電池素子20の一端部20Aを内側に屈曲させ、この屈曲した端部20Aに正極リード30の端部31を接触させるようにしたので、新たな部材を必要としない簡素な構成で電池素子20の端部20Aを内側に屈曲させ、正極リード30と電池素子20との溶接によらない電気的接続を可能とすることができる。
特に、正極リード30を、電池素子20とガスケット16との間に設けるようにすればガスケット16のスプリング力により正極リード30を電池素子20に向けて押し付け、確実な接触を得ることができる。
また、正極リード30を、円形の平面部32の周縁に、端部31が平面部32に対して垂直に突出して設けられているものとすれば、端部31を電池素子20の屈曲した端部20Aに突き刺し、安定した電気的導通を得ることができる。
更に、電池缶11と正極リード30の端部31との間に、絶縁部材50を設けるようにすれば、正極リード30の端部31と、負極22に電気的に接続された電池缶11との接触による短絡の発生を防ぐことができる。
加えて、絶縁部材50の幅W50を、正極21の幅W21よりも大きくすれば、正極リード30の端部31を絶縁部材50で覆うことができると共に、電池素子20の最外周を構成する正極21を絶縁部材50で覆うことができ、電池缶11と正極21または正極リード30の端部31との接触による短絡の発生を防ぐことができる。
更にまた、絶縁部材50の厚みを40μm以上とすれば、保存維持率を高めることができる。
更に、本発明の具体的な実施例について、図1および図2を参照して詳細に説明する。
(実施例1)
上記実施の形態で説明した電池を作製した。まず、硫化鉄粉末と、導電剤であるグラファイトと、結着剤であるポリフッ化ビニリデンとを、固形分比で硫化鉄:グラファイト:ポリフッ化ビニリデン=90:5:5の割合で、溶剤であるN−メチル−2−ピロリドンに混合して正極合剤スラリーとし、アルミニウム箔よりなる正極集電体21Aの両面に均一に塗布し、所定の大きさに切断したのちロールプレス機で圧縮成型して外側正極活物質層21Bおよび内側正極活物質層21Cを形成し正極21を作製した。
続いて、正極21の巻回外周側端部において内側正極活物質層21Cが外側正極活物質層21Bよりも長くなるように、外側正極活物質層21Bの一部を剥離し、活物質非被覆部21Dを形成した。
そののち、金属リチウム箔よりなる負極22を用意し、正極21と負極22とをセパレータ23を間にして積層し、正極21が負極22よりも外周側になるように渦巻き状に巻いて電池素子20を作製した。
電池素子20を作製したのち、接着層41が設けられた負極リード40と、厚み30μmの絶縁部材50とを用意し、絶縁部材50に負極リード40を接着層41で固定した。
絶縁部材50に負極リード40を固定したのち、負極リード40を電池缶11側にして絶縁部材50の一端部50Aを負極22の内周側のセパレータ23に固定することにより、負極リード40の端部40Aを負極22に接触させた。続いて、残部を電池素子20を一周するように巻き付け、他端部50Bを一端部50Aに重ねて固定して切断した。
電池素子20に絶縁部材50および負極リード40を巻き付けたのち、電池缶11の底部に絶縁板13を敷き、電池素子20を電池缶11の内部に収容した。そののち、電池缶11の開口11A近傍に第1絞り部11Bおよび第2絞り部11Cを形成し、第2絞り部11Cにより電池素子20の一端部20Aを内側に屈曲させた。
第1絞り部11Bおよび第2絞り部11Cを形成したのち、電解液を電池缶11の内部に注入し、セパレータ23に含浸させた。そののち、正極リード30として、図5に示したような、帯状の平面部32の両端に丸みのある形状の端部31を有するものを用意し、この正極リード30を、電池素子20の屈曲した端部20Aの側に配置し、電池缶11の開口12と第1絞り部11Bとの間に電池蓋14および安全弁15をガスケット16を間にしてかしめることにより固定した。これにより、正極リード30の端部31を電池素子20の屈曲した端部20Aに接触させる一方、平面部32を安全弁15に接触させた。これにより、図1に示した電池を得た。
比較例1として、正極リードを溶接により正極および安全弁に電気的に接続した電池を作製した。すなわち、正極の巻回中心側の端部にアルミニウム箔よりなる正極リードを超音波溶接し、この正極と負極とをセパレータを間にして積層し、巻回することにより電池素子を作製した。この電池素子を、底部に絶縁板を敷いた電池缶に収容し、開口近傍に第1絞り部を形成した。続いて、ガスケットを挿入し、正極リードに安全弁を溶接し、電解液を電池缶の内部に注入したのち、開口と第1絞り部との間に安全弁および電池蓋を入れてかしめることにより固定した。
また、比較例2として、電池素子を電池缶の内部に収容したのち、電池缶に第2絞り部を形成せず、素子絞り部材を設けることにより電池素子の一端部を内側に屈曲させたことを除いては、実施例1と同様にして電池を作製した。
このようにして得られた実施例1および比較例1,2の電池について、100mA放電容量を調べた。なお、評価は予備放電後に行った。また、必要に応じて、60度で300時間保管後に試験を行った。得られた結果を表1に示す。
また、実施例1および比較例1,2の未放電電池各1000個について、落下試験の不良率を調べた。落下試験は、JIS規格に従って行い(JISC8513 6.2.2.8機械的試験E−1自由落下)、電圧変化が生じたものを不良とした。
更に、比較例1については、製造工程における溶接不良率を調べた。得られた結果を表1に併せて示す。
Figure 2007128746
表1から分かるように、実施例1では、比較例1のような製造工程時の溶接不良がなく、良品率を飛躍的に向上させることができた。また、実施例1では、放電特性は比較例2と変わらず、落下試験不良率は比較例1,2よりも改善された。すなわち、電池缶11に第2絞り部11Cを設けて電池素子20の一端部20Aを内側に屈曲させ、この屈曲した端部20Aに正極リード30の端部31を接触させるようにすれば、溶接不良を排除すると共に部品点数を削減し、簡素な構成で同等の放電容量を得ることができ、耐落下性も確保することができることが分かった。
(実施例2,3)
絶縁部材50の幅W50から正極21の幅W21を引いた値(W50−W21)を、表2に示したように変化させたことを除いては、実施例1と同様にして電池を作製し、製造工程中に内部短絡が発生し電池として完成しなかったものの割合(短絡不良率)を調べた。その結果を表2に示す。
Figure 2007128746
表2から分かるように、絶縁部材50の幅W50を正極21の幅W21よりも1mm長くした実施例3では、同じにした実施例1または1mm短くした実施例2に比べて、短絡不良率を極めて小さくすることができた。これは、絶縁部材50の幅W50を大きくすることにより電池素子20の端部20Aを保護することができるからであると考えられる。すなわち、絶縁部材50の幅W50を正極21の幅W21よりも大きくすれば、製造工程において内部短絡の発生を防ぎ、短絡不良をなくすことができることが分かった。
(実施例4,5)
絶縁部材50の厚みを、表3に示したように変化させたことを除いては、実施例3と同様にして各実施例につき10個ずつ電池を作製した。
得られた電池のうち5個については直ちに1000mAで放電させて平均放電容量を調べた。他の5個については60℃で1カ月保存したのちに1000mAで放電させて平均放電容量を調べた。その結果を表3に示す。
Figure 2007128746
表3から分かるように、絶縁部材50の厚みを40μmまたは60μmとした実施例4,5では、20μmとした実施例3に比べて、保存維持率が極めて高かった。すなわち、絶縁部材50の厚みを40μm以上とすれば、保存維持率を著しく高めることができることが分かった。
(実施例6)
正極リード30を、電池素子20とガスケット16との間に設け、電池素子20に接触させると共にガスケット16にも接触させるようにしたことを除いては、実施例5と同様にして電池を作製した。得られた電池について、100mA放電および1000mA放電を行い、重負荷放電特性(1000mA放電容量/100mA放電容量)を調べた。また、実施例5,6の未放電電池各1000個について、振動試験の不良率を調べた。振動試験は、JIS規格に従って行い(JISC8513 6.1.2.3機械的試験B−1輸送−振動)、電圧変化が生じたものを不良とした。得られた結果を表4に示す。
Figure 2007128746
表4から分かるように、正極リード30を電池素子20とガスケット16の間に設けるようにした実施例6では、実施例5に比べて、重負荷放電特性および振動試験不良率のいずれについても向上していた。これは、実施例6ではガスケット16により正極リード20を押さえ付けることができたからであると考えられる。すなわち、正極リード30を電池素子20とガスケット16との間に設けるようにすれば、重負荷放電特性を高め、高い耐振動性を得ることができることが分かった。
(実施例7)
正極リード30を、図3に示したような、円形の平面部32の周縁に端部31を垂直に突出させた形状としたことを除いては、実施例6と同様にして電池を作製し、製造工程中に絶縁不良が発生したものの割合(絶縁不良率)を調べた。その結果を表5に示す。
また、得られた電池について、100mA放電および1000mA放電を行い、重負荷放電特性(1000mA放電容量/100mA放電容量)を調べた。得られた結果を表5に併せて示す。
Figure 2007128746
表5から分かるように、正極リード30を円形の平面部32の周縁に端部31を垂直に突出させた形状とした実施例7では、実施例6に比べて、絶縁不良が大幅に減り、重負荷放電特性も向上した。これは、実施例7では端部31を電池素子20に突き刺して接触させるので、安定した電気的導通が得られたからであると考えられる。すなわち、正極リード30を、円形の平面部32の周縁に端部31を垂直に突出させた形状とすれば、絶縁不良を低減し、重負荷放電特性を向上させることができることが分かった。
以上、実施の形態および実施例を挙げて本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態および実施例に限定されるものではなく、種々変形可能である。例えば、正極リード30の端部31は、必ずしも平面部32から突出して設けられている必要はない。すなわち、平面部32をより強く湾曲させる一方、端部31を短くして平面部32に連続させ、正極リード30を全体として椀を伏せたような形状としてもよい。
また、例えば、外側正極活物質層21Bおよび内側正極活物質層21Cに含まれる活物質としては、硫化鉄,二酸化マンガンおよびフッ化黒鉛のほか、遷移金属酸化物や硫化物でもよく、具体的には、FeS,FeS2 ,MnO2 ,(CFx n ,(C2 F)n ,V2 5 ,WO3 ,MoO3 ,MoS2 ,酸化鉛,酸化コバルト,酸化銅,硫化銅,NiS,TiS2 などが挙げられる。
更に、負極22は、金属リチウム箔に限られず、銅など他の金属よりなる負極集電体に金属リチウムよりなる負極活物質層を設けた構造としてもよい。更に、負極22には、リチウムイオンを吸蔵および放出可能な負極活物質を用いてもよい。
加えて、上記実施の形態および実施例では、負極リード40の端部40Aを負極22に接触させた場合について説明したが、必ずしも端部40Aでなくても負極リード40のどこか一部が負極22に接触していればよい。
更にまた、上記実施の形態および実施例では、電池素子20の最外周にセパレータ23が設けられず、最外周を構成する正極21に対して絶縁部材50が直接巻かれている場合について説明したが、電池素子20の最外周にはセパレータ23が設けられていてもよい。その場合には、充電により大電流が流れて大きな熱が発生すると、電池素子20の基準温度よりも低い温度において絶縁部材50が収縮または融解し、これによりセパレータ23が引張られて正極21の活物質非被覆部21Dの上下端部が露出し、電池缶11の側壁に接触することにより、上記実施の形態と同様の作用・効果を得ることができる。
加えてまた、上記実施の形態および実施例では、絶縁部材50が、巻回終端部20Bを固定する固定部材、いわゆる終端テープと兼用されている場合について説明したが、絶縁部材50と固定部材とは別の部材として設けられていてもよい。すなわち、巻回終端部20Bを固定部材で固定し、固定部材の外周側に絶縁部材50を設けるようにしてもよい。その場合、固定部材は電池素子20を一周する必要はなく、巻回終端部20B近傍の一部分のみに設けられていてもよい。また、固定部材は電池素子20の高さH20よりも狭い幅のものでもよく、絶縁部材50と同じ幅でなくてもよい。
更にまた、絶縁部材50については、電池素子20の最外周にセパレータ23が設けられている場合には、必ずしも設ける必要はない。その場合には、正極リード30の端部31をガスケット16で完全に覆うことなどにより、電池缶11と正極リード30の端部31または電池素子20との接触による短絡を防ぐようにすることが望ましい。
加えてまた、負極リード40は、必ずしも電池素子20の外表面に沿って配置されている必要はなく、短冊状の負極リード40を負極22に溶接などにより接合するようにしてもよい。なお、負極リード40を電池素子20の外表面に沿って配置する場合、絶縁部材50は必ずしも負極22の内周側のセパレータ23に固定される必要はなく、負極リード40が負極22と電池缶11の内壁とに接触可能である限り、負極22の外周側のセパレータ23に固定されていてもよい。
更にまた、上記実施の形態および実施例では、電池素子20が、正極21が負極22よりも外周側になるようにして巻回されている場合について説明したが、負極22が正極21よりも外周側になるようにして巻回されていてもよい。その際、負極22を構成するリチウム箔が電池缶11に張り付いてしまうことを防ぐため、電池素子20の最外周にセパレータ23を設けることが望ましく、セパレータ23を設けない場合には電池素子20と電池缶11との間に絶縁部材50を設けることが望ましい。前者の場合、負極リード40を電池素子20の外表面に沿って配置するときには、セパレータ23の端部近傍を固定部材で固定し、最外周のセパレータ23に対して負極リード40を直接巻き付けてもよいし、最外周のセパレータ23と負極リード40との間に絶縁部材50を設けてもよい。また、電池素子20の最外周にセパレータ23が設けられず、負極22が電池素子20の最外周を構成しているときには、絶縁部材50の幅W50を十分に大きくすることにより、負極22を構成するリチウム箔が電池缶11に張り付かないようにすることが望ましい。
更にまた、上記実施の形態および実施例では、本発明を正極リード30に適用した場合について説明したが、本発明は負極リード40への適用も可能である。
加えてまた、上記実施の形態および実施例では、筒型リチウム硫化鉄電池を例として説明したが、本発明は、筒型リチウムマンガン電池,筒型リチウム酸化銅電池など、金属リチウム箔を負極22に用いた巻回構造を有する電池に適用することができる。また、本発明は、リチウムイオン電池,ニッケル水素電池,ニッケルカドミウム電池またはアルミ電解コンデンサなど、巻回構造を有する電池または他の電気化学デバイスにも広く応用することが可能である。
更にまた、本発明は、二次電池への適用も可能である。
本発明の一実施の形態に係る電池の構成を表す断面図である。 図1に示した電池のII−II線に沿った構成を表す断面図である。 図1に示した正極リードの一例を表す斜視図である。 正極リードの他の例を表す斜視図である。 正極リードの更に他の例を表す斜視図である。 正極リードの更に他の例を表す斜視図である。 正極リードの更に他の例を表す斜視図である。 図1に示した電池の製造方法において負極リードおよび絶縁部材を取り付ける工程を表す斜視図である。 図1に示した電池において大電流により大きな熱が発生した場合を表す断面図である。
符号の説明
11…電池缶、11A…開口、11B…第1絞り部、11C…第2絞り部、13…絶縁板、14…電池蓋、15…安全弁、16…ガスケット、20…電池素子、20A…端部、21…正極、21A…正極集電体、21B…外側正極活物質層、21C…内側正極活物質層、21D…活物質非被覆部、22…負極、23…セパレータ、24…センターピン、30…正極リード、31…端部、32…平面部、40…負極リード、40A…端部、41…接着層、50…絶縁部材。

Claims (9)

  1. 正極および負極を有する電池素子と、前記電池素子を収納する電池缶とを備え、
    前記電池缶は、開口および前記開口を封止するための第1絞り部を有すると共に、前記第1絞り部とは異なる位置に第2絞り部が形成され、
    前記電池素子は、前記第2絞り部により一端部が内側に屈曲し、
    前記電池素子の屈曲した端部の側にリードが設けられ、前記リードの端部が前記電池素子の屈曲した端部に接触することにより前記リードと前記正極および負極のうちの一方とが電気的に接続されている
    ことを特徴とする電池。
  2. 前記電池素子は、前記正極および負極のうち一方が他方よりも外周側になるようにして巻回された巻回構造を有することを特徴とする請求項1記載の電池。
  3. 前記電池缶は、前記正極および負極のうちの他方に電気的に接続されており、前記電池缶と前記リードの端部との間に絶縁部材が設けられていることを特徴とする請求項1記載の電池。
  4. 前記絶縁部材の幅は、前記正極および負極のうちの前記リードに電気的に接続されている方の幅よりも大きいことを特徴とする請求項3記載の電池。
  5. 前記絶縁部材の厚みは40μm以上であることを特徴とする請求項3記載の電池。
  6. 前記開口と前記第1絞り部との間に電池蓋が設けられ、前記電池蓋と前記リードとが電気的に接続されていることを特徴とする請求項1記載の電池。
  7. 前記電池缶の内壁と前記電池蓋との間の隙間を封止するガスケットを備え、前記リードは、前記電池素子と前記ガスケットとの間に設けられていることを特徴とする請求項6記載の電池。
  8. 前記リードは平面部を有し、前記リードの端部は前記平面部から突出していることを特徴とする請求項6記載の電池。
  9. 前記平面部は円形であり、前記リードの端部は、前記平面部の周縁の少なくとも一部に、前記平面部に対して垂直に突出して設けられていることを特徴とする請求項8記載の電池。


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