JP2007128125A - メモリカード、物理アドレス変換方法、物理アドレス変換プログラム、物理アドレス変換プログラムを記録した記録媒体、及び集積回路 - Google Patents

メモリカード、物理アドレス変換方法、物理アドレス変換プログラム、物理アドレス変換プログラムを記録した記録媒体、及び集積回路 Download PDF

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Abstract

【課題】メモリカードの大容量化(2ギガバイト超)に伴い、旧来のFAT16のメモリカード制御装置は対応できない。
【解決手段】コマンドを解析し論理アドレスを出力するコマンド解析手段と、複数の論理物理変換テーブルの中から論理アドレスにより使用する論理物理変換テーブルを判定・選択する使用テーブル判定出力手段と、論理アドレス、及び、使用テーブル判定出力手段からの変換テーブルから論理アドレスを物理アドレスへ変換するアドレス変換手段とを備え、論理アドレスに応じて、論理物理変換テーブルを変更する事により、旧来のFAT16のメモリカード制御装置や、大容量に対応したメモリカード制御装置のどちらでも使用可能なメモリカードを提供できる。
【選択図】図1

Description

本発明はメモリカードの論理アドレス物理アドレス変換に関するものである。
デジタルカメラや、携帯型音楽端末といったデジタル情報の記録・再生制御を行う機器(以下、「メモリカード制御装置」という。)において、デジタル情報の記録・再生のための記録装置としてFlashメモリなどの電源を切ってもデータが保存可能なメモリデバイスが用いられている。
これらのメモリカード制御装置では、記録情報の管理のためファイルシステムを用いて管理を行っている。ファイルシステムの代表的なFAT16ファイルシステムを用いて管理する場合、クラスタアドレスでアドレッシング可能アドレスは16ビットであり、クラスタサイズが32キロバイトの場合、最大2ギガバイトがFAT16ファイルシステムで管理可能な領域となる。
近年のメモリデバイスの製造技術の微細化や実装技術の進歩により、同一のサイズにおけるメモリ容量は増加の一途を辿っており、2ギガバイトを超えるメモリカードの製造も容易になってきている。
メモリカードに関する技術として、記憶可能容量を増加させるため、物理的に2つのメモリカードを搭載する記録装置(例えば、特許文献1参照。)や、同一アドレスに複数のデータやプログラムを保存できるように、一枚のICメモリカードに複数のアドレス空間を持たせる(例えば、特許文献2参照。)等が開示されている。
特開2001−325127号公報 特開平5−233439号公報
前記従来の構成では、FAT16ファイルシステムでは、1つのクラスタを大きくすれば大容量メモリに対応は可能であるが、クラスタサイズを固定としているシステムでは、クラスタサイズを変更すると意図しないデータ領域へのアクセスを行ってしまい、最悪の場合、データを破壊してしまう。
これらの問題を解決するために上記特許文献1又は特許文献2に開示された発明を実施すると、上記論理アドレスに対応する物理メモリは、特定範囲の物理領域からアロケーションされるため、例えば、同じ論理アドレスを使用し続けると、特定範囲の物理領域の寿命を早め、しいてはメモリカードそのものも使用不可になる。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、旧来のFAT16のメモリカード制御装置(以下、「FAT16メモリカード制御装置」という。)や、大容量に対応したメモリカード制御装置(以下、「大容量メモリカード制御装置」という。)のどちらでも使用可能なメモリカードを提供することを目的とする。
さらに、メモリカードの全物理領域をアロケーションできるような構成を取ることにより、ウェアレベリングのばら撒き対象先メモリ空間として大容量メモリの全アドレスを使用可能とし、それにより、メモリカードの長寿命化を図ることを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明のメモリカードは、メモリカード制御装置から送信されるコマンドを処理するメモリカードにおいて、前記受信したコマンドを解析し、論理アドレスを抽出するコマンド解析手段と、複数の論理物理変換テーブルと、前記複数の論理物理変換テーブルの中から前記論理アドレスに基づいて使用する論理物理変換テーブルを選択する使用テーブル判定出力手段と、前記選択した論理物理変換テーブルに基づいて、前記論理アドレスを物理アドレスに変換するアドレス変換手段とを備え、受信したコマンドの論理アドレスに基づいて、複数の論理物理変換テーブルから任意の論理物理変換テーブルを選択して、物理アドレスに変換する事を特徴とする。
また、本発明は、前記メモリカード制御装置が指定する論理物理変換テーブルの記憶を行う使用テーブル記憶手段をさらに備え、前記使用テーブル記憶手段に応じて、使用する論理物理変換テーブルを変更することを特徴とする。
また、本発明の前記論理物理変換テーブルは、物理アドレスが重畳する事を特徴とする。
また、本発明は、前記メモリカード制御装置からのカード容量サイズ要求コマンドに対して、前記使用テーブル記憶手段で指定される論理物理変換テーブルで管理可能な容量サイズを応答することを特徴とする。
また、本発明は、物理スイッチ読み取り手段をさらに備え、物理スイッチにより前記使用テーブル記憶手段を設定可能であることを特徴とする。
また、本発明の前記使用テーブル記憶手段は、MRAM(Magnetic RAM)、FeRAM(Ferroelectric RAM)、OUM(Ovonic Unified Memory)などの不揮発メモリ上で保存されることを特徴とする。
また、本発明の物理アドレス変換方法は、メモリカード制御装置から送信されるコマンドを処理するメモリカードの物理アドレス変換方法において、前記受信したコマンドを解析し、論理アドレスを抽出するコマンド解析ステップと、複数の論理物理変換テーブルの中から前記論理アドレスに基づいて使用する論理物理変換テーブルを選択する使用テーブル判定出力ステップと、前記選択した論理物理変換テーブルに基づいて、前記論理アドレスを物理アドレスに変換するアドレス変換ステップとを備たことを特徴とする。
また、本発明の物理アドレス変換プログラムは、メモリカード制御装置から送信されるコマンドを処理するメモリカードの物理アドレス変換プログラムにおいて、前記受信したコマンドを解析し、論理アドレスを抽出するコマンド解析ステップと、複数の論理物理変換テーブルの中から前記論理アドレスに基づいて使用する論理物理変換テーブルを選択する使用テーブル判定出力ステップと、前記選択した論理物理変換テーブルに基づいて、前記論理アドレスを物理アドレスに変換するアドレス変換ステップをコンピュータに実行させるものである。
また、本発明の物理アドレス変換プログラムを記録した記録媒体は、メモリカード制御装置から送信されるコマンドを処理するメモリカードの物理アドレス変換プログラムを記録した記録媒体において、前記受信したコマンドを解析し、論理アドレスを抽出するコマンド解析ステップと、複数の論理物理変換テーブルの中から前記論理アドレスに基づいて使用する論理物理変換テーブルを選択する使用テーブル判定出力ステップと、前記選択した論理物理変換テーブルに基づいて、前記論理アドレスを物理アドレスに変換するアドレス変換ステップをコンピュータに実行させるための物理アドレス変換プログラムを記録したものである。
また、本発明の集積回路は、メモリカード制御装置から送信されるコマンドを処理するメモリカードに用いられる集積回路において、前記受信したコマンドを解析し、論理アドレスを抽出するコマンド解析部と、複数の論理物理変換テーブルと、前記複数の論理物理変換テーブルの中から前記論理アドレスに基づいて使用する論理物理変換テーブルを選択する使用テーブル判定出力部と、前記選択した論理物理変換テーブルに基づいて、前記論理アドレスを物理アドレスに変換するアドレス変換部を備える。
本発明によれば、コマンドを解析し論理アドレスを出力するコマンド解析手段と、複数の論理物理変換テーブルの中から論理アドレスにより使用する論理物理変換テーブルを判定・選択する使用テーブル判定出力手段と、論理アドレス、及び、使用テーブル判定出力手段からの変換テーブルから論理アドレスを物理アドレスへ変換するアドレス変換手段とを備え、論理アドレスに応じて、論理物理変換テーブルを変更する事により、FAT16メモリカード制御装置や、大容量メモリカード制御装置のどちらでも使用可能なメモリカードを提供できる。
本発明によれば、メモリカード制御装置が指定する論理物理変換テーブルの記憶を行う使用テーブル記憶手段を備え、使用テーブル記憶手段に応じて、使用する論理物理変換テーブルを固定することにより、メモリカード制御装置が論理物理変換テーブルを指定しない場合、旧来のメモリカードの論理物理変換テーブルを使用し、指定された場合その指定に従った論理物理変換テーブルを使用することにより、旧来のメモリカード装置でもメモリカードの全物理領域を使用することが出来る。
本発明によれば、論理物理変換テーブルの物理アドレスを重畳させることにより、FAT16メモリカード制御装置と、大容量メモリカード制御装置の物理的なアドレスが一致するため、相互のデータ交換が可能となる。
本発明によれば、メモリカード制御装置からのカード容量サイズ要求コマンドに対して、使用テーブル記憶手段で指定される論理物理変換テーブルで管理可能な容量サイズを応答することにより、FAT16メモリカード制御装置でも、大容量メモリカード制御装置のどちらでもメモリカードの正しい制御が可能となる。
本発明によれば、物理スイッチ読み取り手段を備え、物理スイッチにより使用テーブル記憶手段の設定を可能とすることにより、切換コマンドが発行出来ないFAT16メモリカード制御装置においてもアクセスするメモリ領域を切り換える事が可能となる。
本発明のメモリカードによれば、FAT16メモリカード制御装置や、大容量メモリカード制御装置のどちらでも使用可能なメモリカードを提供することができる。
さらに、全物理領域からアロケーションが可能な構成をとれるため、物理メモリの平均的な使用が可能となり、メモリカードの長寿命化を図ることが可能となる。
以下本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
実施の形態を説明する前にまず、メモリカードとそれを使用するメモリカード制御装置について説明する。
図1には、メモリカード制御装置100と、メモリカード200と、メモリカード制御装置100とメモリカード200の間でデータを送受信するバス300が示されている。
メモリカード制御装置100は、バス300を通じてメモリカード200の制御を行う。具体的には、デジタルカメラ、携帯型音楽端末、携帯電話、FAX、カーナビ、DVDレコーダなどが考えられる。
メモリカード200は、メモリカード制御装置100と物理的な通信制御を行い、CPU(Central Processiong Unit)、ROM(Read Only Memory)、及びRAM(Random Access Memory)を含むコントローラ201、コントローラ201から出力される論理的なコマンドからコマンドの内容を解析し論理アドレスを出力するコマンド解析手段202、論理アドレスから物理アドレスに変換を行うための複数の論理物理変換テーブル203a、203b、203c、・・・、出力された論理アドレスと複数の論理物理変換テーブルより使用するテーブルを判定し出力する使用テーブル判定出力手段204、出力された論理アドレスと出力された論理物理変換テーブルから物理アドレスを出力するアドレス変換手段205、及び、物理アドレスから実際のFlashのリード・ライト・イレースといった制御を行うFlash制御部206よりなる。
メモリカード200は、具体的には、SDメモリカードに適応可能である。SDメモリカードは、松下電器産業(株)、(株)東芝、サンディスクコーポレーションの3社が共同で開発した、取り扱いの容易なメモリデバイスである。
SDメモリカードは、著作権保護機能を備え、24×32×2.1mmのサイズであり、先行発売された同サイズのMMCとは上位互換性を持つ。又、SDメモリカードではISO/IEC9293で規定されているFAT16ファイルシステムを採用している。
このFAT16ファイルシステムを採用するメモリカードにアクセスする装置をFAT16メモリカード制御装置と定義する。
(実施の形態1)
実施の形態1では、FAT16メモリカード制御装置で使用するアドレスのデータ長は16ビットアドレッシング、大容量メモリカード制御装置は16ビットを超えるアドレッシングを行うメモリカード装置と定義する。
図2は、本発明の実施の形態1における論理物理変換テーブル1(T001)、論理物理変換テーブル2(T002)、及び、物理メモリ(P001)を示した図である。
論理物理変換テーブル1(T001)は、図1の論理物理変換テーブル203a、論理物理変換テーブル2(T002)は、図1の論理物理変換テーブル203bを具体化したものである。論理物理変換テーブル1,及び論理物理変換テーブル2は、コントローラ201のRAM上に展開され、自由に書き換えが可能であるものとする。
論理物理変換テーブルは、メモリカード制御装置100から送信される論理アドレスとメモリカード内の物理メモリを対応させる変換表であり、論理アドレスに対応する物理メモリは、対応する論理アドレスの同一の行の物理アドレスを参照する事により物理アドレスを取得することが可能となる。
今回、物理メモリ(P001)としては、アドレス0x00000〜0x3FFFFの範囲の領域を取れるものとする。
さらに、1つの物理アドレスが示すクラスタのサイズを32キロバイトと定義する(全物理領域は8ギガバイト)。ここでは、論理物理変換テーブル1(T001)を使用するのは大容量のメモリカード制御装置用の論理物理変換テーブル、論理物理変換テーブル2(T002)を使用するのはFAT16メモリカード制御装置の論理物理変換テーブルと定義する。
論理物理変換テーブル1(T001)は、全領域を指し示すのに必要な論理アドレスを18ビットデータとして定義し、物理アドレスも18ビットデータとして定義する。
また、論理物理変換テーブル2(T002)は、旧来のFAT16で用いられる論理アドレスを16ビットデータとして定義し、物理アドレスは全物理領域を指し示すのに必要な18ビットデータとして定義する。
次に図3を用いて、論理物理変換テーブル1(T001)と論理物理変換テーブル2(T002)の変換テーブル判定出力処理方法について説明を行う。
(イ)まず、ステップS100において、メモリカード制御装置100から送信され、コマンド解析手段202により出力される論理アドレスを読み出す。
(ロ)次に、ステップS101において、論理アドレスの範囲を判定する。旧来のアドレス範囲0x00000〜0x0FFFFの場合、ステップS102へ進み、0x10000以上のアドレス指定の場合、ステップS103へ分岐する。
(ハ)ステップS102では、論理物理変換テーブル2(T002)を選択し処理を終了。
(ニ)ステップS103では、論理物理変換テーブル1(T001)を選択し処理を終了。
以上の処理により、論理アドレスに応じて論理物理変換テーブルを変更する事が可能となり、FAT16メモリカード制御装置や、大容量メモリカード制御装置のどちらでも使用可能なメモリカードを提供できる。
また、本実施の形態では物理メモリが8ギガバイトの場合を明記したが、この物理メモリは8ギガに限定される訳ではなく、物理メモリのサイズが変更された場合には、論理物理変換テーブルのアドレスのビットサイズは、それが管理できるビットサイズ有ればよい。
さらに、本実施の形態において明らかなように、物理アドレスは物理メモリの全領域を指定可能であるため、物理メモリの平均的な使用の構成をとる事が可能となり、メモリカードの長寿命化を図ることが可能となる。
(実施の形態2)
実施の形態2では、FAT16メモリカード制御装置は「使用テーブル設定コマンド」を発行できない制御装置、また、大容量メモリカード制御装置は「使用テーブル設定コマンド」を発行できる制御装置と定義する。
「使用テーブル設定コマンド」は、SDカードのコマンドでいえば、リザーブコマンドを新規に「使用テーブル設定コマンド」と定義することにより実現できる。さらに、既存のコマンド内で、未使用ビットに「使用テーブル設定コマンド」との意味づけを行うことにより実現可能である。
図4は、本発明の実施の形態2のメモリカードのブロック図である。図4において、図1と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
図4において、使用テーブル記憶手段207は、揮発性のメモリRAMで構成されメモリカード電源投入時には状態がクリアされ、複数ある論理物理変換テーブルの内一つを選択し記憶する手段である。
この使用テーブル記憶手段207は、大容量メモリカード制御装置から「使用テーブル設定コマンド」(図示なし)により送信された選択を行う論理物理変換テーブル値を設定する。
FAT16メモリカード制御装置では使用テーブルを設定する「使用テーブル設定コマンド」は発行できないのでこの使用テーブル記憶手段には論理物理変換テーブル値は記憶されない(クリア)状態になる。
図5は、本発明の実施の形態2における論理物理変換テーブル1(T101)、論理物理変換テーブル2(T102)、及び、物理メモリ(P101)を示した図である。論理物理変換テーブル1(T101)は、図1の論理物理変換テーブル203a、論理物理変換テーブル2(T102)は、図1の論理物理変換テーブル203bを具体化したものである(物理メモリ(P101)は図示なし)。
今回、物理メモリ(P101)としては、アドレス0x00000〜0x1FFFFの範囲の領域を取れるものとする。さらに、1つの物理アドレスが示すクラスタのサイズを32キロバイトと定義する(全物理領域は4ギガバイト)。ここでは、論理物理変換テーブル1(T101)を使用するのは大容量のメモリカード制御装置用の論理物理変換テーブル、論理物理変換テーブル2(T102)を使用するのはFAT16メモリカード制御装置の論理物理変換テーブルと定義する。
論理物理変換テーブル1(T101)は、全領域を指し示すのに必要な論理アドレスを17ビットデータとして定義し、物理アドレスも17ビットデータとして定義する。また、論理物理変換テーブル2(T102)は、旧来のFAT16で用いられる論理アドレスを16ビットデータとして定義し、物理アドレスは全物理領域を指し示すのに必要な17ビットデータとして定義する。
次に図6を用いて、論理物理変換テーブル1(T101)と論理物理変換テーブル2(T102)の変換テーブル判定出力処理方法について説明を行う。
(イ)まず、ステップS200において、使用テーブル記憶手段207に記憶されているテーブル情報を読み出す。
(ロ)次に、ステップS201において、使用テーブル判定を行う。記憶されている情報がテーブル1の場合は、ステップS202へ、テーブル1でない場合は、ステップS203へ分岐する。
(ハ)ステップS202では、論理物理変換テーブル1(T101)を選択し処理を終了。
(ニ)ステップS203では、論理物理変換テーブル2(T102)を選択し処理を終了。
以上の処理により、「使用テーブル設定コマンド」の有無に応じて論理物理変換テーブルを変更する事が可能となり、すなわち、「使用テーブル設定コマンド」が発行できないFAT16メモリカード制御装置ではFAT16用の論理物理変換テーブル2(T102)、「使用テーブル設定コマンド」が発行可能な大容量メモリカード制御装置では、論理物理変換テーブル1(T101)を使用することが可能になり、FAT16メモリカード制御装置や、大容量メモリカード制御装置のどちらでも使用可能なメモリカードを提供できる。
さらに、本実施の形態において明らかなように、物理アドレスは物理メモリの全領域を指定可能であるため、物理メモリの平均的な使用の構成をとる事が可能となり、メモリカードの長寿命化を図ることが可能となる。
(実施の形態3)
第3の実施の形態では、不揮発性の使用テーブル記憶手段を用いる事により、全物理領域をFAT16メモリカード制御装置で使用可能としたメモリカードについて説明する。
図4は、本発明の実施の形態3のメモリカードのブロック図である。図4において、図1と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
使用テーブル記憶手段207は、揮発性のRAMではなく、MRAM(Magnetic RAM)、FeRAM(Ferroelectric RAM)、OUM(Ovonic Unified Memory)といった不揮発性のメモリで構成されるものとする。
図7は、本発明の実施の形態3の論理物理変換テーブルの図である。図7において、論理物理変換テーブル1(T201)の物理アドレスは、論理物理変換テーブル2(T202)、論理物理変換テーブル3(T203)、論理物理変換テーブル4(T204)、及び論理物理変換テーブル5(T205)と重畳されているものとする。
今回、物理メモリ(図示なし)としては、アドレス0x00000〜0x3FFFFの範囲の領域を取れるものとする。さらに、1つの物理アドレスが示すクラスタのサイズを32キロバイトと定義する(全物理領域は8ギガバイト)。ここでは、論理物理変換テーブル1(T201)を使用するのは大容量のメモリカード制御装置用の論理物理変換テーブル、論理物理変換テーブル2(T202)〜論理物理変換テーブル5(T205)を使用するのはFAT16メモリカード制御装置の論理物理変換テーブルと定義する。
論理物理変換テーブル1(T201)は、全領域を指し示すのに必要な論理アドレスを18ビットデータとして定義し、物理アドレスも18ビットデータとして定義する。また、論理物理変換テーブル2(T202)〜論理物理変換テーブル5(T205)は、旧来のFAT16で用いられる論理アドレスを16ビットデータとして定義し、物理アドレスは全物理領域を指し示すのに必要な18ビットデータとして定義する。
また、論理アドレスも、論理物理変換テーブル1(T201)の0x00000−0x0FFFFを論理物理変換テーブル2(T202)の0x0000−0xFFFF、論理物理変換テーブル1(T201)の0x10000−0x1FFFFを論理物理変換テーブル3(T203)の0x0000−0xFFFF、論理物理変換テーブル1(T201)の0x20000−0x2FFFFを論理物理変換テーブル4(T204)の0x0000−0xFFFF、論理物理変換テーブル1(T201)の0x30000−0x3FFFFを論理物理変換テーブル5(T205)の0x0000−0xFFFFと割り当てる。
次に図8を用いて、論理物理変換テーブル1(T201)〜論理物理変換テーブル5(T205)の変換テーブル判定出力処理方法について説明を行う。
(イ)まず、ステップS300において、使用テーブル記憶手段207に記憶されているテーブル情報を読み出す。
(ロ)次に、ステップS301において、使用テーブル判定を行う。設定されている場合にはステップS302へ、設定されていない場合ステップS303へ分岐する。
(ハ)ステップS302では、設定されている論理物理変換テーブルを選択し処理を終了。
(ニ)ステップS303では、メモリカード制御装置100から送信され、コマンド解析手段202により出力される論理アドレスを読み出す。
(ホ)次に、ステップS304において、論理アドレスの範囲を判定する。旧来のアドレス範囲0x00000〜0x0FFFFの場合、ステップS305へ進み、0x10000以上アドレス指定の場合、ステップS306へ分岐する。
(へ)ステップS305では、論理物理変換テーブル2(T202)を選択し処理を終了。
(ト)ステップS306では、論理物理変換テーブル1(T201)を選択し処理を終了。
以上の処理により、大容量メモリカード制御装置が「使用テーブル設定コマンド」により論理物理変換テーブル2(T202)〜論理物理変換テーブル5(T205)を送信し、それを記憶することにより、FAT16メモリカード制御装置は、使用する論理物理変換テーブルを固定的に選択することが可能となる(本実施の形態では2ギガバイトの領域)。さらに、他の論理物理変換テーブルを選択することにより、FAT16メモリカード制御装置でも、2ギガバイト以上の領域のアクセスが可能となる。
また、物理アドレスをFAT16メモリカード制御装置と大容量メモリカード制御装置とで重畳させ、さらに、論理アドレスを特定の配置とすることにより、両装置の論理アドレスの関連付けができるため、両装置間でのデータのやりとりも可能となる。
さらに、本実施の形態では明示していないが、メモリカード制御装置100からのカード容量サイズ要求コマンドに対して、記憶されている論理物理変換テーブルの管理サイズを応答する構成をとれば、メモリカード制御装置100はメモリサイズに応じた制御を行うことが可能である。
本実施の形態の場合、論理物理変換テーブル1(T201)の場合は8ギガバイト、論理物理変換テーブル2(T202)〜論理物理変換テーブル5(T205)の場合、2ギガバイトの様に使用テーブル記憶手段207で指定される論理物理変換テーブルで管理可能な容量サイズを応答させる。
今回、使用テーブル記憶手段207としては、不揮発性のメモリのMRAM、FeRAM、OUMを明示したが、不揮発の書込可能なメモリ構成であれば何でもよく、特にMRAM、FeRAM、OUMに限定するものではない。
(第4の実施の形態)
第4の実施の形態では、メモリカードにメカニカルスイッチを取り付けることにより、使用テーブル記憶手段207を設定可能としたメモリカードについて説明する。
図9は、本発明の実施の形態4のメモリカードのブロック図である。図9において、図4と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
図9では、図4に対してメカニカルスイッチ208、読み取り端子209a、209b、及び209cと、スイッチ判定手段210をもつ。
メカニカルスイッチ208は上下移動し、読み取り端子209aと209b、または、209bと209cを短絡させる。読み取り端子209aはシステム電源に接続させ、読み取り端子209cはグランドに接続する。短絡により、読み取り端子209bは、スイッチ判定部210にシステム電源電圧または、グランド電圧を出力する。
スイッチ判定手段210は、読み取り端子209bより出力する電圧を測定し、システム電源電圧の場合、論理物理変換テーブル203aを使用テーブル記憶手段207に設定し、グランド電圧の場合、論理物理変換テーブル203bを使用テーブル記憶手段207に設定する。
以上の構成をとることにより、「使用テーブル設定コマンド」が発行できないFAT16メモリカード制御装置においても、使用する論理物理変換テーブルをメカニカルスイッチにより指定することが可能となり、FAT16で扱える領域を超えるメモリ領域をアクセス可能なメモリカードを実現できる。
本発明にかかるメモリカードでは複数の論理物理変換テーブルを有すればよく、組み込み機器のメモリ制御等の用途にも応用できる。
本発明の実施の形態1におけるメモリカードのブロック図 本発明の実施の形態1におけるメモリカードの論理物理変換テーブル図 本発明の実施の形態1におけるメモリカードのシーケンス図 本発明の実施の形態2におけるメモリカードのブロック図 本発明の実施の形態2におけるメモリカードの論理物理変換テーブル図 本発明の実施の形態2におけるメモリカードのシーケンス図 本発明の実施の形態3におけるメモリカードの論理物理変換テーブル図 本発明の実施の形態3におけるメモリカードのシーケンス図 本発明の実施の形態4におけるメモリカードのブロック図
符号の説明
100 メモリカード制御装置
200 メモリカード
300 バス
201 コントローラ
202 コマンド解析手段
203a 論理物理変換テーブル1
203b 論理物理変換テーブル2
203c 論理物理変換テーブル3
204 使用テーブル判定出力手段
205 アドレス変換手段
206 Flash制御部
207 使用テーブル記憶手段
208 メカニカルスイッチ
209a 読み取り端子a
209b 読み取り端子b
209c 読み取り端子c
210 スイッチ判定手段

Claims (10)

  1. メモリカード制御装置から送信されるコマンドを処理するメモリカードにおいて、
    前記受信したコマンドを解析し、論理アドレスを抽出するコマンド解析手段と、
    複数の論理物理変換テーブルと、
    前記複数の論理物理変換テーブルの中から前記論理アドレスに基づいて使用する論理物理変換テーブルを選択する使用テーブル判定出力手段と、
    前記選択した論理物理変換テーブルに基づいて、前記論理アドレスを物理アドレスに変換するアドレス変換手段とを備え、
    受信したコマンドの論理アドレスに基づいて、複数の論理物理変換テーブルから任意の論理物理変換テーブルを選択して、物理アドレスに変換する事を特徴とするメモリカード。
  2. 前記メモリカード制御装置が指定する論理物理変換テーブルの記憶を行う使用テーブル記憶手段をさらに備え、
    前記使用テーブル記憶手段に応じて、使用する論理物理変換テーブルを変更することを特徴とする請求項1記載のメモリカード。
  3. 前記論理物理変換テーブルは、物理アドレスが重畳する事を特徴とする請求項1又は請求項2記載のメモリカード。
  4. 前記メモリカード制御装置からのカード容量サイズ要求コマンドに対して、前記使用テーブル記憶手段で指定される論理物理変換テーブルで管理可能な容量サイズを応答することを特徴とする請求項2記載のメモリカード。
  5. 物理スイッチ読み取り手段をさらに備え、
    物理スイッチにより前記使用テーブル記憶手段を設定可能であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のメモリカード。
  6. 前記使用テーブル記憶手段は、MRAM(Magnetic RAM)、FeRAM(Ferroelectric RAM)、OUM(Ovonic Unified Memory)などの不揮発メモリ上で保存されることを特徴とする請求項2記載のメモリカード。
  7. メモリカード制御装置から送信されるコマンドを処理するメモリカードの物理アドレス変換方法において、
    前記受信したコマンドを解析し、論理アドレスを抽出するコマンド解析ステップと、
    複数の論理物理変換テーブルの中から前記論理アドレスに基づいて使用する論理物理変換テーブルを選択する使用テーブル判定出力ステップと、
    前記選択した論理物理変換テーブルに基づいて、前記論理アドレスを物理アドレスに変換するアドレス変換ステップとを備たことを特徴とする物理アドレス変換方法。
  8. メモリカード制御装置から送信されるコマンドを処理するメモリカードの物理アドレス変換プログラムにおいて、
    前記受信したコマンドを解析し、論理アドレスを抽出するコマンド解析ステップと、
    複数の論理物理変換テーブルの中から前記論理アドレスに基づいて使用する論理物理変換テーブルを選択する使用テーブル判定出力ステップと、
    前記選択した論理物理変換テーブルに基づいて、前記論理アドレスを物理アドレスに変換するアドレス変換ステップをコンピュータに実行させるための物理アドレス変換プログラム。
  9. メモリカード制御装置から送信されるコマンドを処理するメモリカードの物理アドレス変換プログラムを記録した記録媒体において、
    前記受信したコマンドを解析し、論理アドレスを抽出するコマンド解析ステップと、
    複数の論理物理変換テーブルの中から前記論理アドレスに基づいて使用する論理物理変換テーブルを選択する使用テーブル判定出力ステップと、
    前記選択した論理物理変換テーブルに基づいて、前記論理アドレスを物理アドレスに変換するアドレス変換ステップをコンピュータに実行させるための物理アドレス変換プログラムを記録した記録媒体。
  10. メモリカード制御装置から送信されるコマンドを処理するメモリカードに用いられる集積回路において、
    前記受信したコマンドを解析し、論理アドレスを抽出するコマンド解析部と、
    複数の論理物理変換テーブルと、
    前記複数の論理物理変換テーブルの中から前記論理アドレスに基づいて使用する論理物理変換テーブルを選択する使用テーブル判定出力部と、
    前記選択した論理物理変換テーブルに基づいて、前記論理アドレスを物理アドレスに変換するアドレス変換部を備える集積回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101242195B1 (ko) * 2011-02-25 2013-03-11 서울대학교산학협력단 페이지의 물리적 저장 위치의 변경이 가능한 스토리지 시스템 및 상기 스토리지 시스템의 동작 방법

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