JP2007127060A - 駆動システム - Google Patents

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Abstract

【課題】運転効率のよい駆動システムを提供する。
【解決手段】作動媒体Mを蒸発させる第1の蒸気発生器10aと;第1の蒸気発生器10aで蒸発した作動媒体Mを膨張させて機械的動力を得る第1の膨張機20aと;作動媒体Mを第1の蒸気発生器10aの蒸発温度より低い温度で蒸発させる第2の蒸気発生器10bと;第2の蒸気発生器10bで蒸発した作動媒体Mを膨張させて機械的動力を得る第2の膨張機20bと;膨張した作動媒体Mを凝縮させる凝縮器30と;第1の膨張機20a及び第2の膨張機20bで得られる機械的動力により駆動される被駆動機40と;を備えるので、運転効率のよい駆動システムを提供することすることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、駆動システムに関し、特に運転効率のよい駆動システムに関する。
従来から、排熱による熱エネルギを有効に利用する駆動システムが知られている。該駆動システム、例えば、排熱を熱源とする発電装置には、いわゆるランキンサイクル等を利用したクローズドシステム発電装置がある。該発電装置は、例えば図11(a)に示すように、蒸気発生器E、タービンT、凝縮器C、発電機G、気液分離器S等を主要構成機器としてランキンサイクルを構成し、装置のコンパクト化のために、作動媒体として水ではなく、低沸点の作動媒体を用い、排ガスなどと熱交換することにより排熱を回収すると共に、作動媒体を蒸発させて発電機を駆動する蒸気として利用している(例えば、特許文献1参照。)。
特開2000−110514号公報(第2頁、図1)
しかしながら、このような従来の駆動システムでは、例えば、排温水などの顕熱変化の大きな熱流体を熱源とする場合、図11(b)に示すように、大部分の熱量を潜熱変化で受け取る蒸気発生器では、ピンチポイントPによって蒸発温度が支配されて高温にできず、サイクル効率が低く抑えられることがあった。
そこで、本発明は、運転効率のよい駆動システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明による駆動システムは、例えば図1に示すように、作動媒体Mを蒸発させる第1の蒸気発生器10aと;第1の蒸気発生器10aで蒸発した作動媒体Mを膨張させて機械的動力を得る第1の膨張機20aと;作動媒体Mを第1の蒸気発生器10aの蒸発温度より低い温度で蒸発させる第2の蒸気発生器10bと;第2の蒸気発生器10bで蒸発した作動媒体Mを膨張させて機械的動力を得る第2の膨張機20bと;膨張した作動媒体Mを凝縮させる凝縮器30と;第1の膨張機20a及び第2の膨張機20bで得られる機械的動力により駆動される被駆動機40と;を備えるように構成される。
このように構成すると、第1の膨張機は、第1の蒸気発生器によって蒸発させた作動媒体を膨張させて機械的動力を得る。第2の膨張機は、第2の蒸気発生器によって、第1の蒸気発生器の蒸発温度より低い温度で蒸発させた作動媒体を膨張させて機械的動力を得る。被駆動機は、第1の膨張機及び第2の膨張機で得られる機械的動力により駆動される。凝縮器は膨張した作動媒体を再び凝縮させる。したがって、第1の膨張機、第2の膨張機毎に各膨張機で膨張させる作動媒体の蒸発温度を変えることができ、装置全体がひとつの蒸発温度に支配されることなく、複数の蒸発温度に支配されるようになるので、運転効率のよい駆動システムを提供することすることができる。
また請求項2に記載のように、請求項1に記載の駆動システムでは、例えば図1に示すように、作動媒体Mの蒸発は加熱媒体Hの顕熱による加熱により行われ、該加熱媒体Hは、第1の蒸気発生器10aから第2の蒸気発生器10bの順に流れるように構成してもよい。
このように構成すると、作動媒体は加熱媒体の顕熱により加熱される。該加熱媒体は、第1の蒸気発生器から第2の蒸気発生器の順に流れるので、第1の蒸気発生器の蒸発温度を第2の蒸気発生器の蒸発温度より高い温度とすることができる。したがって、運転効率のよい駆動システムとすることができる。
また請求項3に記載のように、請求項1又は請求項2に記載の駆動システムでは、例えば図1に示すように、凝縮器30は、第1の膨張機20aで膨張した作動媒体Mを凝縮させる第1の凝縮器30aと、第2の膨張機20bで膨張した作動媒体Mを第1の凝縮器30aの凝縮温度とは異なる温度で凝縮させる第2の凝縮器30bに分かれているように構成してもよい。
このように構成すると、第1の凝縮器は、第1の膨張機で膨張した作動媒体を凝縮させる。第2の凝縮器は、第2の膨張機で膨張した作動媒体を第1の凝縮器の凝縮温度とは異なる温度で凝縮させる。したがって、第1の膨張機、第2の膨張機毎に各膨張機で膨張した作動媒体の凝縮温度を変えることができ、装置全体がひとつの凝縮温度に支配されることなく、複数の凝縮温度に支配されるようになるので、運転効率のよい駆動システムを提供することすることができる。
また請求項4に記載のように、請求項3に記載の駆動システムでは、例えば図1に示すように、第1の膨張機20aと、第1の蒸気発生器10aと、第1の凝縮器30aとを含んで構成される第1のランキンサイクル系80aと、第2の膨張機20bと、第2の蒸気発生器10bと、第2の凝縮器30bとを含んで構成されるランキンサイクル系であって、第1のランキンサイクル系80aとは分離された第2のランキンサイクル系80bとを接続する接続部94を備え;接続部94は、第1のランキンサイクル系80aを循環する作動媒体Mと第2のランキンサイクル系80bを循環する作動媒体Mの流量を調整する調整手段70を備えるように構成してもよい。
このように構成すると、調整手段は、例えば、被駆動機等を介して、第1のランキンサイクル系を循環する作動媒体と第2のランキンサイクル系を循環する作動媒体の流量にアンバランスが生じた際に、適宜修正することができるので、安定運転を確保することができる。
上記目的を達成するために、請求項5に係る発明による駆動システムは、例えば図1に示すように、作動媒体Mを蒸発させる蒸気発生器10と;蒸発した作動媒体Mを膨張させて機械的動力を得る第1の膨張機20aと;蒸発した作動媒体Mを膨張させて機械的動力を得る第2の膨張機20bと;第1の膨張機20aで膨張した作動媒体Mを凝縮させる第1の凝縮器30aと;第2の膨張機20bで膨張した作動媒体Mを第1の凝縮器30aの凝縮温度より低い温度で凝縮させる第2の凝縮器30bと;第1の膨張機20a及び第2の膨張機20bで得られる機械的動力により駆動される被駆動機40と;を備えるように構成される。
このように構成すると、第1の膨張機、第2の膨張機は、各々蒸気発生器によって蒸発させた作動媒体を膨張させて機械的動力を得る。被駆動機は、第1の膨張機及び第2の膨張機で得られる機械的動力により駆動される。第1の凝縮器は、第1の膨張機で膨張した作動媒体を凝縮させる。第2の凝縮器は、第2の膨張機で膨張した作動媒体を第1の凝縮器の凝縮温度よりも低い温度で凝縮させる。したがって、第1の膨張機、第2の膨張機毎に各膨張機で膨張した作動媒体の凝縮温度を変えることができ、装置全体がひとつの凝縮温度に支配されることなく、複数の凝縮温度に支配されるようになるので、運転効率のよい駆動システムを提供することすることができる。
また請求項6に記載のように、請求項3又は請求項5に記載の駆動システムでは、例えば図1に示すように、作動媒体Mの凝縮は冷却媒体Cの顕熱による冷却により行われ、該冷却媒体Cは、第2の凝縮器30bから第1の凝縮器30aの順に流れるように構成してもよい。
このように構成すると、作動媒体は冷却媒体の顕熱により冷却される。該冷却媒体は、第2の凝縮器から第1の凝縮器の順に流れるので、第2の蒸気発生器の凝縮温度を第1の凝縮器の凝縮温度より低い温度とすることができる。したがって、運転効率のよい駆動システムとすることができる。
また請求項7に記載のように、請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の駆動システムでは、例えば図2(a)に示すように、被駆動機は発電機40であり、第1の膨張機20a及び第2の膨張機20bと、発電機40とを内部に密閉して収納するケーシング41を備えるように構成してもよい。
このように構成すると、ケーシングは、第1の膨張機、第2の膨張機、発電機を内部に収納するので、例えば、発電機の回転軸シールを簡易なものにすることができるので、駆動システムの構成を簡略化、コンパクト化とすることができる。また、全体を密閉構造とすることができ、その場合は、少なくとも系内外の間の回転軸シールを省略することができるので作動媒体の損失を押さえることができる。
また請求項8に記載のように、請求項7に記載の駆動システムでは、例えば図2(a)に示すように、第1の膨張機20aは発電機40の回転軸42の一端に配設され、第2の膨張機20bは発電機40の回転軸42の他端に配設されるように構成してもよい。
このように構成すると、第1の膨張機、第2の膨張機は、発電機の回転軸の両端に配設されるので、軸推力を相殺することができ、構成の簡易化および安定運転を可能にする。
また請求項9に記載のように、請求項7又は請求項8に記載の駆動システムでは、例えば図2(b)に示すように、発電した電力が交流電力であって、該交流電力を直流電力に変換する整流器82と;直流電力を交流電力に変換するインバータ84とを備えるように構成してもよい。
このように構成すると、整流器は発電した電力が交流電力を直流電力に変換し、インバータは該直流電力を交流電力に変換するので、発電機で発電した電力の周波数を系統電力の周波数と同調させることができ、膨張機の回転速度を一定に維持することなく系統電力と系統連系することができ、例えば、膨張機のタービンの回転速度の自由度を増し、またギアなどの速度変換装置等を省略して、構成の簡易化および運転の安定化を図ることができる。
以上のように本発明によれば、作動媒体を蒸発させる第1の蒸気発生器と、第1の蒸気発生器で蒸発した作動媒体を膨張させて機械的動力を得る第1の膨張機と、作動媒体を第1の蒸気発生器の蒸発温度より低い温度で蒸発させる第2の蒸気発生器と、第2の蒸気発生器で蒸発した作動媒体Mを膨張させて機械的動力を得る第2の膨張機と、膨張した作動媒体Mを凝縮させる凝縮器と、第1の膨張機及び第2の膨張機で得られる機械的動力により駆動される被駆動機とを備えるので、運転効率のよい駆動システムを提供することすることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、各図において互いに同一あるいは相当する部材には同一符号を付し、重複した説明は省略する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る駆動システムとしての発電装置101の構成を示すブロック図である。発電装置101は、作動媒体Mを蒸発させる蒸気発生器10と、蒸気発生器10で蒸発した作動媒体Mを膨張させて機械的動力を得る第1の膨張機20aと、蒸気発生器10で蒸発した作動媒体Mを膨張させて機械的動力を得る第2の膨張機20bと、膨張した作動媒体Mを凝縮させる凝縮器30と、第1の膨張機20a及び第2の膨張機20bで得られる機械的動力により駆動される被駆動機としての発電機40とを備える。
本実施の形態では、蒸気発生器10は、第1の膨張機20aで膨張させる作動媒体Mを蒸発させる第1の蒸気発生器10aと、第2の膨張機20bで膨張させる作動媒体Mを第1の蒸気発生器10aの蒸発温度とは異なる温度、典型的には、より低い温度で蒸発させる第2の蒸気発生器10bに分かれている。言い換えれば、第1の膨張機20aは、第1の蒸気発生器10aで蒸発した作動媒体Mを膨張させて機械的動力を得る。第2の膨張機20bは、第2の蒸気発生器10bで蒸発した作動媒体Mを膨張させて機械的動力を得る。作動媒体Mの蒸発は、加熱媒体Hの顕熱による加熱により行われ、該加熱媒体Hは、第1の蒸気発生器10aから第2の蒸気発生器10bの順に流れるように構成される。
さらに、本実施の形態では、凝縮器30は、第1の膨張機20aで膨張した作動媒体Mを凝縮させる第1の凝縮器30aと、第2の膨張機20bで膨張した作動媒体Mを第1の凝縮器30aの凝縮温度とは異なる温度、典型的には、より低い温度で凝縮させる第2の凝縮器30bに分かれている。作動媒体Mの凝縮は、冷却媒体Cの顕熱による冷却により行われ、該冷却媒体Cは、第2の凝縮器30bから第1の凝縮器30aの順に流れるように構成される。
ここで、蒸発圧力をある程度低く抑えると共に、コンパクト化を図るには、作動媒体Mとして、沸点が15〜30℃前後のR123(CHClCF)あるいはR245fa(CFCHCHF)等を用いることが好ましい。このことにより、比較的低温の200〜400℃程度の排ガスあるいは100〜150℃の排温水など比較的低温度の熱源を利用して、これらの熱エネルギを先ず作動媒体Mの蒸気に変換し、これにより第1の膨張機20a、第2の膨張機20bで発電機40に直結したタービンを回転駆動し、発電を行うことができる。また、圧力が高くなるので、第1の膨張機20a、第2の膨張機20bなどのコンパクト化が図れる。ただし、作動媒体Mは、これらに限られることはなく、プロパン、ブタン、ペンタン、ヘキサン、アルコールでもよく、水でもよい。また、加熱媒体Hは、焼却炉の排ガス、排温水などでよいが、作動媒体Mを蒸発させる熱を有していればよい。また、冷却媒体Cは、作動媒体Mを凝縮させるための低温であればよく、冷却水などが用いられる。
発電装置101には、第1の蒸気発生器10aから第1の膨張機20aへの作動媒体Mの流路としての配管91aと、第1の膨張機20aから第1の凝縮器30aへの作動媒体Mの流路としての配管92aと、第1の凝縮器30aから第1の蒸気発生器10aへの作動媒体Mの流路としての配管93aとが敷設される。第1の膨張機20a、第1の蒸気発生器10a、第1の凝縮器30a、配管91a、92a、93aは、作動媒体Mが循環する第1のランキンサイクル系80aを構成する。第1のランキンサイクル系80aは、作動媒体Mのクローズドシステムを構成し、発電装置101はランキンサイクルを行って、第1の膨張機20a及び後述する第2の膨張機20bで得られた機械的駆動力で駆動される発電機40にて発電を行う。また、発電装置101は、配管91a上に気液分離器50aを備え、配管93a上に作動媒体ポンプ60aを備える。気液分離器50aは、第1の蒸気発生器10aで蒸発した作動媒体Mと、該作動媒体M中に含まれる蒸発し切れなかった液滴とを分離し、分離した液を不図示の配管等を介して第1の蒸気発生器10aあるいは第1の凝縮器30aに回収するものである。作動媒体ポンプ60aは、第1の凝縮器30aで凝縮液化した作動媒体Mを第1の蒸気発生器10aに向かって圧送する。
同様に、発電装置101には、第2の蒸気発生器10bから第2の膨張機20bへの作動媒体Mの流路としての配管91bと、第2の膨張機20bから第2の凝縮器30bへの作動媒体Mの流路としての配管92bと、第2の凝縮器30bから第2の蒸気発生器10bへの作動媒体Mの流路としての配管93bとが敷設される。第2の膨張機20b、第2の蒸気発生器10b、第1の凝縮器30b、配管91b、92b、93bは、作動媒体Mが循環する第2のランキンサイクル系80bを構成する。また、発電装置101は、配管91b上に気液分離器50b、配管93b上に作動媒体ポンプ60bを備える。
すなわち、発電装置101は、第1のランキンサイクル系80aと第2のランキンサイクル系80bの2系統のランキンサイクル系を備える。ただし、ここで2系統のランキンサイクル系という場合、必ずしも全ての経路が分離されている必要はない。他の実施の形態で後述するように、2系統のランキンサイクル系は、1基の発電機40に対してそれぞれ1つの膨張機を含んで構成され、少なくとも蒸気発生器10又は凝縮器30のどちらか一方が分離されていればよく、言い換えればどちらか一方を共用していなければよい。第1の実施の形態のように各ランキンサイクル系毎に蒸気発生器10及び凝縮器30を備えても良いし、蒸気発生器10又は凝縮器30のどちらか一方を共用しても良い。詳細については図4以降で説明する。また、ここではランキンサイクル系が2系統である場合で説明するが3系統以上備えていても良い。
本実施の形態では、上述したように、第1のランキンサイクル系80aと第2のランキンサイクル系とは分離されている。発電装置101は、第1のランキンサイクル系80aと第2のランキンサイクル系とを接続する接続部としての配管94を備える。配管94は、第1の凝縮器30aと作動媒体ポンプ60aとの間の配管93aと作動媒体ポンプ60bと第2の蒸気発生器10bとの間の配管93bとを連接する。また、配管94には、第1のランキンサイクル系80aを循環する作動媒体Mと第2のランキンサイクル系80bを循環する作動媒体Mの流量を調整する調整手段としての仕切弁70が配設される。後述するように仕切弁70は、作動媒体Mの2系統間でのアンバランスを解消する。
第1の蒸気発生器10a、第2の蒸気発生器10b、第1の凝縮器30a、第2の凝縮器30bの熱交換器型式は、シェルアンドチューブ型あるいはプレート熱交換器型などが用いられる。本実施の形態では、第1の蒸気発生器10a、第2の蒸気発生器10bの出口に、各々気液分離器50a、50bを備えているが、第1の蒸気発生器10a、第2の蒸気発生器10bをシェルアンドチューブ型を用いて満液式とする場合、各蒸気発生器の上部を気液分離器とすることもできる。また、第1の蒸気発生器10a、第2の蒸気発生器10bにプレート熱交換器あるいは乾式シェルアンドチューブ型を用いる場合、第1の蒸気発生器10a、第2の蒸気発生器10bの出口を飽和湿り蒸気として気液分離器を用いてもよいが、出口作動媒体蒸気を過熱蒸気とし、気液分離器をなくすこともできる。
第1の蒸気発生器10a、第2の蒸気発生器10bは、作動媒体Mの入口部に過冷却状態の作動媒体Mの凝縮液を加熱する予熱器10a’、10b’を備えている。本実施の形態では、予熱器10a’、10b’は、第1の蒸気発生器10a、第2の蒸気発生器10bと一体化させているが、別体してもよく、また、他の実施の形態で後述するように省略することもできる。
第1の蒸気発生器10aと作動媒体ポンプ60aとの間の配管93aには、予熱器10a’、10b’とは別に、さらに予熱器71が配設されている。予熱器71には、第2の蒸気発生器10bから加熱媒体Hを導入する配管が接続されている。したがって、ここでは、加熱媒体Hは、第1の蒸気発生器10aから第2の蒸気発生器10b、さらに予熱器71の順に流れるように構成される。予熱器71は、加熱媒体Hにより、第1のランキンサイクル系80aを循環する作動媒体Mを、第1の蒸気発生器10aに入る前の液体の状態で加熱する。
図2は、本発明の第1の実施の形態に係る発電装置101の発電機40を説明する図であり、(a)は構成を示す断面図、(b)は電力系統を説明する回路図である。発電装置101は、第1の膨張機20a及び第2の膨張機20bと、発電機40とを内部に密閉して収納するケーシング41を備える。第1の膨張機20a、第2の膨張機20bはそれぞれタービン21a、21bを含んで構成される。発電機40は、回転軸42、回転子43、固定子46を含んで構成される。第1の膨張機20aは発電機40の回転軸42の一端に配設され、第2の膨張機20bは他端に配設される。さらに具体的には、第1の膨張機20aのタービン21aが発電機40の回転軸42の一端に配設され、第2の膨張機20bのタービン21bが他端に配設される。タービン21a、タービン21bを回転軸42の両端に反対向きに取り付けることで、軸方向の推力を相殺、緩和することができ、発電機40の簡易化および安定運転を可能にする。なお、タービン21a、タービン21bは、ギア(不図示)を介して回転軸42に接続しても良い。
タービン21a、タービン21bが設置されている各タービン室22a、22bと、発電機40の回転子43が配設されている回転子室48との間には、それぞれラビリンスシール44が設けられており、各タービン室22a、22bと回転子室48とを分離している。発電機40の回転子43は、ランキンサイクルの作動媒体M雰囲気中で回転する。また、各ラビリンスシール44を境界として、回転子室48側にはそれぞれベアリング45を設けている。ベアリング45には、不図示の潤滑油を供給し、潤滑と冷却を行う。発電機40の固定子46は空冷あるいは作動媒体Mで冷却する。
複数のタービン21a、21bとそれらに駆動される一基の発電機40を密閉容器としてのケーシング41内に収め、発電機40の回転子43は作動媒体Mの蒸気中で回転させるものとし、軸シールは単に各サイクル間の蒸気移動をできるだけ避ける目的で設けるラビリンスシール44とすることで、第1の膨張機20a、第2の膨張機20b、発電機40の簡易化と、コンパクト化を図ることができる。例えば、発電機とタービンを別体の容器に収める従来の方式では、作動媒体Mの外部への漏出あるいは外気の漏入を避けるための、複雑な構成の軸シール装置が必要となっていたが、本実施の形態では、その必要はない。
発電機40の回転子室48は、配管47(図1に破線で図示)を介して、第2の凝縮器30b(図1参照)に連通させ、均圧させている。上述したラビリンスシール44により、タービン室22a、22bと回転子室48との間の作動媒体Mの流動を制限しているが、長期的には、第1のランキンサイクル系80a(図1参照)からの作動媒体蒸気が回転子室48を経由して第2のランキンサイクル系80b(図1参照)の第2の凝縮器30bに入るので、結果的に作動媒体Mの偏りが生じることがある。発電装置101への作動媒体Mの封入量は一定であるので、第1のランキンサイクル系80aの作動媒体Mが少なくなれば、第2のランキンサイクル系80bの作動媒体Mが多くなる。
上述したように、第2のランキンサイクル系80bは、第2のランキンサイクル系80bの作動媒体ポンプ60bの吐出側から、第1のランキンサイクル系80aの低圧部(凝縮器圧+α)に仕切弁70を介して接続されている。したがって、第1のランキンサイクル系80aの作動媒体Mの過少、あるいは、第2のランキンサイクル系80bの作動媒体Mの過多を検知した場合、上述した仕切弁70(図1参照)を開放して第2のランキンサイクル系80bの作動媒体Mを第1のランキンサイクル系80aに移行させることで、作動媒体Mの偏りを修正することができる。作動媒体Mのアンバランスは、例えば、凝縮器の液面を検出するスイッチ、あるいは気液分離器の液面を検出するスイッチなど等を用いて検知し、該スイッチ等が発電装置101の各部を制御する制御装置(不図示)に検知信号を送信するように構成すればよい。制御装置(不図示)は、該検知信号に基づいて仕切弁70(図1参照)の開閉を行えばよい。
本実施の形態のように、発電機40のみが共用化され、作動媒体Mの複数の循環系である第1のランキンサイクル系80aと第2のランキンサイクル系80bとが分離されている場合、ラビリンスシール44を経由して、作動媒体Mが一方の循環系に偏り、安定運転ができないことがあるが、本実施の形態のように、仕切弁70により第1のランキンサイクル系80a、第2のランキンサイクル系80bの作動媒体Mの流量を調整し、偏りを修正することで、発電装置101の安定運転を確保することができる。
なお、発電機40の回転子室48を第1の凝縮器30aに連通させて均圧させてもよい。この場合、第2のランキンサイクル系80bの作動媒体蒸気が回転子室48を経由して第1のランキンサイクル系80aの第1の凝縮器30aに入るので、第1のランキンサイクル系80aの作動媒体Mが過多、第2のランキンサイクル系80bの作動媒体Mが過少となる。この過多あるいは過少を検出し、第1のランキンサイクル系80aから第2のランキンサイクル系80bの作動媒体Mを移行し、作動媒体量を修正することができる。流量調整手段は、第1のランキンサイクル系80aと第2のランキンサイクル系80bとの間で作動媒体Mの偏りにより、作動媒体Mが増える方から減る方に流れるように設ければよい。液移行には作動媒体ポンプの吐出圧を利用してもよいし、第1のランキンサイクル系80aの凝縮圧が第2のランキンサイクル系80bの凝縮圧より高いことを利用してもよい。
発電機40は、図2(b)に示すように、交流用電線81を介して、発電した交流電力Eaを直流電力Edに変換する整流器82と接続されている。整流器82は、直流用電線83を介して、直流電力Edを所定の周波数の交流電力Pgに変換するインバータ84と接続されている。直流用電線83には、コンデンサ85が接続され、直流電圧を平滑化する。また、平滑化された直流電圧を計測する電圧計86が接続される。本実施の形態では、インバータ84は、電力出力線87を介して、系統電力を供給する商用電源と系統連系している。電力出力線87には遮断器88が設置されている。ここで、制御装置(不図示)は、出力される電圧が所定の電圧にとなるようにインバータ84を制御する。発電機40の回転速度と、出力する電圧とはほぼ比例関係にある。したがって、出力する電圧を制御をすることは、第1の膨張機20a、第2の膨張機20b、発電機40の回転速度を調整することにもなる。すなわち、異常運転の回避もしていることになり、第1の膨張機20a、第2の膨張機20b、発電機40の回転速度の自由度を増し、またギアなどの速度変換装置を省略して、発電装置101の構成の簡易化および安定運転を図ることができる。
続いて再び図1を参照して、本発明の第1の実施の形態に係る発電装置101の作用について説明する。まず、第1のランキンサイクル系80aの動作について説明する。液体の作動媒体Mは、作動媒体ポンプ60aにて、予熱器71を介して第1の蒸気発生器10aに圧送される。第1の蒸気発生器10aに流入した作動媒体Mは、加熱媒体Hとの間で熱交換が行われて飽和蒸気あるいは過熱蒸気となる。蒸気となった作動媒体Mは、気液分離器50aを経て、第1の膨張機20aに流入する。気液分離器50aでは第1の蒸気発生器10aで蒸発した作動媒体Mと、該作動媒体M中に含まれる蒸発し切れなかった液滴とを分離し、分離した液を不図示の配管等を介して第1の蒸気発生器10aあるいは第1の凝縮器30aに回収する。第1の膨張機20aに流入した作動媒体蒸気Mは断熱膨張し、該第1の膨張機20aのタービン21a(図2(a)参照)は作動媒体Mにより回転させられて機械的動力が得られる(熱エネルギから機械エネルギへの変換)。得られた機械的動力により第1の膨張機20aに接続された発電機40が駆動されて、発電機40が発電を行う(機械エネルギから電気エネルギへの変換)。第1の膨張機20aで膨張した作動媒体Mは、第1の凝縮器30aに流入して冷却媒体Cとの間で熱交換が行われて凝縮し、液体(凝縮液)の作動媒体Mとなる。液体に戻った作動媒体Mは、作動媒体ポンプ60aにて再び第1の蒸気発生器10aに圧送され、クローズドシステムを一巡し、以下同様のサイクルを行う。第2のランキンサイクル系80bの動作についてもほぼ同様である。ただし、第2のランキンサイクル系80bは、予熱器71を備えていない点で、第1のランキンサイクル系80aとは異なる。
図3は、本発明の第1の実施の形態に係る発電装置101の蒸気発生器10、凝縮器30の温度分布を模式的に示す線図である。本図では、温度を縦軸に、伝熱面位置を横軸にとっている。本図に示すように、ランキンサイクルが第1のランキンサイクル系80aと第2のランキンサイクル系80bの2系統あり、蒸気発生器10に関しては、第1の蒸気発生器10aと第2の蒸気発生器10bに対応するピンチポイントPがあり、合わせて2箇所でてくる。ランキンサイクル系を1系統だけとする従来の装置では、第2のランキンサイクル系80bのサイクルを概略2つ持ったものに相当し、作動媒体Mの蒸発温度は第2のランキンサイクル系80bの蒸発温度に制限される。これに対し、本実施の形態のサイクルでは、約半分の領域で、作動媒体Mの蒸発温度を第1のランキンサイクル系80aの蒸発温度まで上げることができ、効率改善することができる。凝縮器30に関しても、第1の凝縮器30aと第2の凝縮器30bにそれぞれ対応するピンチポイントPが合わせて2箇所でてくる。従来の装置が、第1のランキンサイクル系80aの凝縮温度に制限されるのに対し、本実施の形態のサイクルでは、約半分の領域で、作動媒体Mの凝縮温度を第2のランキンサイクル系80bの低い凝縮温度にして効率改善することができる。
図1に戻って、発電機40からは、交流電圧が発電され交流電力Eaが出力される。周波数は、タービンの回転速度により決まる。発電機40で発電した交流電力Eaは、整流器82に送られて直流電力Edに変換される。直流電力Edは、コンデンサ85により平滑化される。すなわち、変換された直流電圧中の、交流成分が除去される。平滑化された直流電力Edは、インバータ84に送られて交流電力Pgに変換されることにより、周波数が商用電源の系統電力と同調される。従来の技術では、発電した電気を系統に連係するため、タービン回転速度に対し、発電機回転速度を系統周波数に連係しやすいように変速機(不図示)を設け、蒸気流量制御で一定速度を得るようにすることがあるが、本実施の形態では、整流器82と、インバータ84とを備える場合は、発電機40で発電した電力の周波数を系統電力の周波数と同調させることで、タービン21a、22aの回転速度を一定に維持することなく系統電力と系統連系することができる。
なお、作動媒体Mの循環に関しては、例えば、気液分離器50a、50bの液面位置、あるいは第1の凝縮器30a第2の凝縮器30bの液面位置、あるいは満液式蒸発器の場合の第1の蒸発器10a、第2の蒸発器10bの液面位置を、予め設定した目標値になるように調整、又は、蒸気発生器10出口を乾き蒸気にする場合には、蒸気過熱度を予め設定した目標値になるように作動媒体ポンプ60a、60bの回転速度を調節し、循環量を制御する。また、作動媒体ポンプ出口に流量調節弁(不図示)を設けて調整してもよい。
図4は、本発明の第2の実施の形態に係る駆動システムとしての発電装置201の構成を示すブロック図である。本図を参照して、本発明の第2の実施の形態に係る発電装置201について説明する。発電装置201は、基本的に第1の実施の形態で説明した発電装置101(図1参照)と共通である。ただし第1の実施の形態の発電装置101では、第1の凝縮器30aから第1の蒸気発生器10aへの作動媒体Mの流路としての配管93a(図1参照)と、第2の凝縮器30bから第2の蒸気発生器10bへの作動媒体Mの流路としての配管93b(図1参照)とが分離して敷設されているのに対して、第2の実施の形態の発電装置201では、第1のランキンサイクル系80aと第2のランキンサイクル系80bとが、該配管93a、93bに相当する部分の一部を共用している点で異なる。ここでは、主に第1の実施の形態に係る発電装置101とは異なる構成について説明し、共通する構成の説明についてはなるべく省略する。
発電装置201は、作動媒体ポンプ260および予熱器271を第1のランキンサイクル系80aと第2のランキンサイクル系80bに兼用としたものである。第1のランキンサイクル系80aの第1の凝縮器30aで凝縮される凝縮液は、配管293を介して第2のランキンサイクル系80bの第2の凝縮器30bで凝縮される凝縮液のラインに導入される。第2の凝縮器30bは、配管293’を介して作動媒体ポンプ260に接続している。作動媒体ポンプ260は、配管293’’を介して予熱器271に接続している。予熱器271は、配管293’’’を介して第1の蒸気発生器10aに接続している。また、配管293’’’は、予熱器271の下流で分岐しており、配管293’’’’を介して第2の蒸気発生器10bに接続している。配管293’’’’上には、流量制御弁272が配設されている。
ここで、第1の蒸気発生器10aは、作動媒体Mの入口部に予熱器10a’を備えているのに対して、第2の蒸気発生器10bは、作動媒体Mの入口部に予熱器を備えていない。第1のランキンサイクル系80a、第2のランキンサイクル系80bを循環する過冷却状態の作動媒体Mの凝縮液は、一旦、予熱器271で共通に加熱され、その後予熱器271の下流で分岐し、第1の蒸気発生器10aに導入される作動媒体Mのみ予熱器10a’でさらに予熱される。なお、作動媒体Mの循環量制御は、例えば、気液分離器50aの液面に基づいて、作動媒体ポンプ260の回転速度制御を行い、気液分離器50bの液面に基づいて、第2のランキンサイクル系80bの作動媒体Mの循環量を流量制御弁272で調整するように、制御装置(不図示)で制御すればよい。
図5は、本発明の第2の実施の形態に係る発電装置201の蒸気発生器10、凝縮器30の温度分布を模式的に示す線図である。本図に示すように、ランキンサイクルが第1のランキンサイクル系80aと第2のランキンサイクル系80bの2系統あり、蒸気発生器10に関しては、第1の蒸気発生器10aと第2の蒸気発生器10bに対応するピンチポイントPが合わせて2箇所でてくる。本実施の形態のサイクルでは、約半分の領域で、作動媒体Mの蒸発温度を第1のランキンサイクル系80aの蒸発温度まで上げることができ、効率改善することができる。凝縮器30に関しても、第1の凝縮器30aと第2の凝縮器30bに対応するピンチポイントPが合わせて2箇所でてくる。本実施の形態のサイクルでは、約半分の領域で、作動媒体Mの凝縮温度を第2のランキンサイクル系80bの低い凝縮温度にして効率改善することができる。
図6は、本発明の第3の実施の形態に係る駆動システムとしての発電装置301の構成を示すブロック図である。本図を参照して、本発明の第3の実施の形態に係る発電装置301について説明する。発電装置301は、基本的に第1の実施の形態で説明した発電装置101(図1参照)と共通である。ただし第1の実施の形態の発電装置101では、第1のランキンサイクル系80a、第2のランキンサイクル系80bは、それぞれ第1の凝縮器30a、第2の凝縮器30bを有していたのに対して、第3の実施の形態の発電装置301では、第1のランキンサイクル系80aと第2のランキンサイクル系80bとが、凝縮器330を共用している点で異なる。ここでは、主に第1の実施の形態に係る発電装置101とは異なる構成について説明し、共通する構成の説明についてはなるべく省略する。また、第2の実施の形態に係る発電装置201と重複する説明もできるだけ省略する。
発電装置301は、凝縮器330、作動媒体ポンプ360および予熱器371を第1のランキンサイクル系80aと第2のランキンサイクル系80bに兼用としてものである。第1の膨張機20aと凝縮器330は配管392a、第2の膨張機20bと凝縮器330は配管392b、凝縮器330と作動媒体ポンプ360は配管393’、作動媒体ポンプ360と予熱器371は配管393’’、予熱器371と第1の蒸気発生器10aは393’’’により各々接続されている。配管393’’’は、予熱器371の下流で分岐しており、配管393’’’’を介して第2の蒸気発生器10bに接続している。配管393’’’’上には、流量制御弁372が配設されている。ここでも、第2の実施の形態に係る発電装置201と同様に、第1の蒸気発生器10aは、作動媒体Mの入口部に予熱器10a’を備えているのに対して、第2の蒸気発生器10bは、作動媒体Mの入口部に予熱器を備えていない。
図7は、本発明の第3の実施の形態に係る発電装置301の蒸気発生器10、凝縮器330の温度分布を模式的に示す線図である。本図に示すように、ランキンサイクルが第1のランキンサイクル系80aと第2のランキンサイクル系80bの2系統あり、蒸気発生器10に関しては、第1の蒸気発生器10aと第2の蒸気発生器10bに対応するピンチポイントPが合わせて2箇所でてくる。本実施の形態のサイクルでは、約半分の領域で、作動媒体Mの蒸発温度を第1のランキンサイクル系80aの蒸発温度まで上げることができ、効率改善することができる。これに対し凝縮器330に関しては、従来通りピンチポイントPは1箇所である。ただし、凝縮器が1つであることから発電装置301の構成をより簡略なものにすることができる。
図8は、本発明の第4の実施の形態に係る駆動システムとしての発電装置401の構成を示すブロック図である。本図を参照して、本発明の第4の実施の形態に係る発電装置401について説明する。発電装置401は、基本的に第1の実施の形態で説明した発電装置101(図1参照)と共通である。ただし、第4の実施の形態の発電装置401では、第1のランキンサイクル系80aと第2のランキンサイクル系80bとが配管93a、93b(図1参照)に相当する部分を共用し、作動媒体ポンプ460、461を圧力差に適応させ、二段階にした点ている点で異なる。ここでは、主に第1の実施の形態に係る発電装置101とは異なる構成について説明し、共通する構成の説明についてはなるべく省略する。また、発電装置201、301と重複する説明もできるだけ省略する。
発電装置401では、発電装置401では、第1のランキンサイクル系80aの第1の凝縮器30aで凝縮される凝縮液は、配管493を介して第2のランキンサイクル系80bの第2の凝縮器30bで凝縮される凝縮液のラインに導入される。第2の凝縮器30bは、配管493’を介して低段側の作動媒体ポンプ460に接続している。作動媒体ポンプ460は、配管493’’を介して第2の蒸気発生器10bに接続している。作動媒体Mは、第2の蒸気発生器10bの下部の予熱器10b’で加熱され、第2の蒸気発生器10bに入り、一部の作動媒体Mは蒸気となり第2の膨張機20bに導かれ、残りの作動媒体Mは、配管493’’’、作動媒体ポンプ461、配管493’’’’を介して第1の蒸気発生器10aに導かれる。残りの作動媒体Mは、第1の蒸気発生器10aの下部の予熱器10a’でさらに予熱され、第1の蒸気発生器10aに入り、第1の蒸気発生器10aで発生した作動媒体M蒸気は第1の膨張機20aに導かれる。
図9は、本発明の第4の実施の形態に係る発電装置401の蒸気発生器10、凝縮器30の温度分布を模式的に示す線図である。本図に示すように、ランキンサイクルが第1のランキンサイクル系80aと第2のランキンサイクル系80bの2系統あり、蒸気発生器10に関しては、第1の蒸気発生器10aと第2の蒸気発生器10bに対応するピンチポイントPが合わせて2箇所でてくる。本実施の形態のサイクルでは、約半分の領域で、作動媒体Mの蒸発温度を第1のランキンサイクル系80aの蒸発温度まで上げることができ、効率改善することができる。凝縮器30に関しても、第1の凝縮器30aと第2の凝縮器30bに対応するピンチポイントPが合わせて2箇所でてくる。本実施の形態のサイクルでは、約半分の領域で、作動媒体Mの凝縮温度を第2のランキンサイクル系80bの低い凝縮温度にして効率改善することができる。
図10は、本発明の第5の実施の形態に係る駆動システムとしての発電装置501の構成を示すブロック図である。本図を参照して、本発明の第5の実施の形態に係る発電装置501について説明する。発電装置501は、基本的に第1の実施の形態で説明した発電装置101(図1参照)と共通である。ただし第1の実施の形態の発電装置101では、第1のランキンサイクル系80a、第2のランキンサイクル系80bは、それぞれ第1の蒸気発生器10a、第2の蒸気発生器10bを有していたのに対して、第5の実施の形態の発電装置501では、第1のランキンサイクル系80aと第2のランキンサイクル系80bとが、蒸気発生器510を共用している点で異なる。ここでは、主に第1の実施の形態に係る発電装置101とは異なる構成について説明し、共通する構成の説明についてはなるべく省略する。また、発電装置201、301、401と重複する説明もできるだけ省略する。
発電装置501は、蒸気発生器510、作動媒体ポンプ560を第1のランキンサイクル系80aと第2のランキンサイクル系80bに兼用としてものである。言い換えれば、第1のランキンサイクル系80aと第2のランキンサイクル系80bとが、第1の膨張機20a、第2の膨張機20bの上流部分で分岐し、作動媒体ポンプ560の上流で合流するものである。なお、蒸気発生器510は予熱機510’を備えている。本実施の形態は、典型的には、加熱媒体Hの出入口温度差が小さい場合、あるいは潜熱変化を主体にする場合の例であり、ここでは、気液分離器、流量制御弁等を備える必要が無く、より簡易な構成とすることができる。この場合でも、凝縮器30に関しては、第1の凝縮器30aと第2の凝縮器30bに対応するピンチポイントが合わせて2箇所でてくる(不図示)。本実施の形態のサイクルでは、約半分の領域で、作動媒体Mの凝縮温度を第2のランキンサイクル系80bの低い凝縮温度にして効率改善することができる。
以上で説明した本発明の第1乃至第5の実施の形態に係る発電装置101、201、301、401、501によれば、複数のランキンサイクル系として、第1のランキンサイクル系80a、第2のランキンサイクル系80bを備えるので、各サイクル系統毎に作動媒体Mの蒸発温度あるいは凝縮温度を変えることができ、装置全体がひとつのピンチポイントに支配されることなく、系統毎のピンチポイントに支配されるようになり、発電装置としての効率を上げることができる。
なお、ピンチポイントの制限をなくすため、従来技術として作動媒体にアンモニア水溶液を用いて、蒸気発生器の温度変化を一定温度の蒸発ではなく、アンモニア水溶液の濃度変化とともに蒸発温度が変化するようにし、効率を改善したカリーナサイクルがある。該カリーナサイクルでは凝縮温度(吸収温度)も、アンモニア水溶液の濃度変化とともに変化し、凝縮温度においてもピンチポイントの制限を回避している。しかしながら、カリーナサイクルは構成が複雑であり、安定運転も難しく、また設備コストからも難しい面がある。この点、本発明の第1乃至第5の実施の形態に係る発電装置101、201、301、401、501は、上述したように第1の膨張機20a、第2の膨張機20a、発電機40等の構成をより簡略化、コンパクト化することができるので、発電装置全体の構成もより簡略化、コンパクト化することができ、また、安定的な運転をも可能とする。すなわち、排ガスあるいは排温水などの顕熱変化をする加熱媒体を熱源として用いる発電装置、あるいは、冷却水など顕熱変化をする冷却媒体を冷却源として用いる発電装置の効率を向上することができるとともに、構造の簡易化も図ることができる。
なお、本発明の実施の形態に係る駆動システムは、上述した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された範囲で種々の変更が可能である。以上の説明では、ランキンサイクル系を2系統にした場合で説明しているが、3系統あるいはさらに多系統としても差し支えない。また、熱源が二種類存在する場合、二系統に熱源を対応させ、本発明のシステムを適用することもできる。
本発明の第1の実施の形態に係る発電装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る発電装置の発電機を説明する図である。 本発明の第1の実施の形態に係る発電装置の蒸気発生器、凝縮器の温度分布を模式的に示す線図である。 本発明の第2の実施の形態に係る発電装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態に係る発電装置の蒸気発生器、凝縮器の温度分布を模式的に示す線図である。 本発明の第3の実施の形態に係る発電装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施の形態に係る発電装置の蒸気発生器、凝縮器の温度分布を模式的に示す線図である。 本発明の第4の実施の形態に係る発電装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第4の実施の形態に係る発電装置の蒸気発生器、凝縮器の温度分布を模式的に示す線図である。 本発明の第5の実施の形態に係る発電装置の構成を示すブロック図である。 従来技術を説明するための図である。
符号の説明
10、510 蒸気発生器
10a 第1の蒸気発生器
10b 第2の蒸気発生器
20a 第1の膨張機
20b 第2の膨張機
30、330 凝縮器
30a 第1の凝縮器
30b 第2の凝縮器
40 発電機
41 ケーシング
42 回転軸
70 仕切弁
80a 第1のランキンサイクル系
80b 第2のランキンサイクル系
82 整流器
84 インバータ
94 配管
101、201、301、401、501 発電装置
C 冷却媒体
H 加熱媒体
M 作動媒体
P ピンチポイント

Claims (9)

  1. 作動媒体を蒸発させる第1の蒸気発生器と;
    前記第1の蒸気発生器で蒸発した作動媒体を膨張させて機械的動力を得る第1の膨張機と;
    作動媒体を前記第1の蒸気発生器の蒸発温度より低い温度で蒸発させる第2の蒸気発生器と;
    前記第2の蒸気発生器で蒸発した作動媒体を膨張させて機械的動力を得る第2の膨張機と;
    前記膨張した作動媒体を凝縮させる凝縮器と;
    前記第1の膨張機及び前記第2の膨張機で得られる機械的動力により駆動される被駆動機とを備える;
    駆動システム。
  2. 前記作動媒体の蒸発は加熱媒体の顕熱による加熱により行われ、該加熱媒体は、前記第1の蒸気発生器から前記第2の蒸気発生器の順に流れるように構成された、
    請求項1に記載の駆動システム。
  3. 前記凝縮器は、前記第1の膨張機で膨張した作動媒体を凝縮させる第1の凝縮器と、前記第2の膨張機で膨張した作動媒体を前記第1の凝縮器の凝縮温度とは異なる温度で凝縮させる第2の凝縮器に分かれている、
    請求項1又は請求項2に記載の駆動システム。
  4. 前記第1の膨張機と、前記第1の蒸気発生器と、前記第1の凝縮器とを含んで構成される第1のランキンサイクル系と、
    前記第2の膨張機と、前記第2の蒸気発生器と、前記第2の凝縮器とを含んで構成されるランキンサイクル系であって、前記第1のランキンサイクル系とは分離された第2のランキンサイクル系とを接続する接続部を備え;
    前記接続部は、前記第1のランキンサイクル系を循環する作動媒体と前記第2のランキンサイクル系を循環する作動媒体の流量を調整する調整手段を備える;
    請求項3に記載の駆動システム。
  5. 作動媒体を蒸発させる蒸気発生器と;
    前記蒸発した作動媒体を膨張させて機械的動力を得る第1の膨張機と;
    前記蒸発した作動媒体を膨張させて機械的動力を得る第2の膨張機と;
    前記第1の膨張機で膨張した作動媒体を凝縮させる第1の凝縮器と;
    前記第2の膨張機で膨張した作動媒体を前記第1の凝縮器の凝縮温度より低い温度で凝縮させる第2の凝縮器と;
    前記第1の膨張機及び前記第2の膨張機で得られる機械的動力により駆動される被駆動機とを備える;
    駆動システム。
  6. 前記作動媒体の凝縮は冷却媒体の顕熱による冷却により行われ、該冷却媒体は、前記第2の凝縮器から前記第1の凝縮器の順に流れるように構成された、
    請求項3又は請求項5に記載の駆動システム。
  7. 前記被駆動機は発電機であり、前記第1の膨張機及び前記第2の膨張機と、前記発電機とを内部に密閉して収納するケーシングを備える;
    請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の駆動システム。
  8. 前記第1の膨張機は前記発電機の回転軸の一端に配設され、前記第2の膨張機は前記発電機の回転軸の他端に配設される、
    請求項7に記載の駆動システム。
  9. 前記発電した電力が交流電力であって、該交流電力を直流電力に変換する整流器と;
    前記直流電力を交流電力に変換するインバータとを備える;
    請求項7又は請求項8に記載の駆動システム。
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