JP2007121981A - 基板検査方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】鮮明な画像を得ることができ、検査時間の短縮を期待できる基板検査方法を提供することを目的とする。
【解決手段】基準測定位置における撮像装置のフォーカス制御値(Z0)と基準測定位置の高さを距離センサで検出した高さ基準値(SS0)を記憶し、測定点における撮像装置のオートフォーカス制御駆動の範囲を、距離センサによる基板の測定点の高さ(SS)と高さ基準値(SS0)との差(SS−SS0)に基づいてフォーカス制御値(Z0)を補正した測定点フォーカス制御値(Z)を中心に限定してオートフォーカス検出を実行して検査画像を取得する。
【選択図】図2
【解決手段】基準測定位置における撮像装置のフォーカス制御値(Z0)と基準測定位置の高さを距離センサで検出した高さ基準値(SS0)を記憶し、測定点における撮像装置のオートフォーカス制御駆動の範囲を、距離センサによる基板の測定点の高さ(SS)と高さ基準値(SS0)との差(SS−SS0)に基づいてフォーカス制御値(Z0)を補正した測定点フォーカス制御値(Z)を中心に限定してオートフォーカス検出を実行して検査画像を取得する。
【選択図】図2
Description
配線基板の基板面を撮像装置で分割撮影して検査する基板検査方法に関するものである。
基板面への部品の実装が、正確に実装されたかどうかを検査する際には、撮像装置によって撮影画像を画像認識して自動判定することが行われている。具体的には、撮像装置で基板面を撮影したときに、撮像装置のフォーカス制御をオートフォーカス制御することによって、検査工程を改善できる。
オートフォーカス制御の技術は(特許文献1)などに示されており、(特許文献2)にはノズルベッドのようにノズルピッチづつ送りながらノズル穴を検査する装置が記載されている。また、この(特許文献2)には各ノズル穴ごとにオートフォーカスで撮像装置を合焦点させると処理時間がかかるので、2点間にあるノズル穴のピント位置を補間演算で計算して求めた値で撮像装置を制御して撮像する技術が記載されている。
特開2001−091821公報
特開平10−100415号公報
配線基板における定ピッチの端子部への部品の実装状態を撮像装置によって検査する場合に、(特許文献2)のように補間演算で計算して求めた値で撮像装置のフォーカスを切り換えながら検査画像を取得することもできるが、補間誤差などが原因で鮮明な画像を得られない問題がある。
本発明は、補間演算で計算して求めた値で撮像装置のフォーカスを切り換えながら検査画像を取得する場合よりも鮮明な画像を得ることができ、しかも全ての測定個所を一般的なオートフォーカス処理で制御して検査画像を取得する場合に比べて検査時間の短縮を期待できる基板検査方法を提供することを目的とする。
本発明の請求項1記載の基板検査方法は、基板とこの基板面を撮影する撮像装置を相対移動させて、複数の測定点を検査するに際し、基準測定位置における前記撮像装置のフォーカス制御値と前記基準測定位置の高さを距離センサで検出した高さ基準値を記憶し、測定点における前記撮像装置のオートフォーカス制御駆動の範囲を、前記距離センサによる基板の前記測定点の高さと前記高さ基準値との差に基づいて前記フォーカス制御値を補正した測定点フォーカス制御値を中心に限定してオートフォーカス検出を実行して検査画像を取得することを特徴とする。
本発明の請求項2記載の基板検査方法は、請求項1において、前記撮像装置が最新の測定点に到着する前に次の測定点の高さを測定することを特徴とする。
本発明の請求項3記載の基板検査方法は、配線基板とこの基板面を撮影する撮像装置を相対移動させて、複数の測定点を検査するに際し、第1測定点での合焦点状態にある前記撮像装置を、距離センサによって前記基板の少なくとも2点を測定して求めた基板の傾き直線または基板傾斜角と、第1測定点と第2測定点の間隔に基づいて、前記撮像装置のフォーカス位置を修正して第2測定点での検査画像を取得することを特徴とする。
本発明の請求項3記載の基板検査方法は、配線基板とこの基板面を撮影する撮像装置を相対移動させて、複数の測定点を検査するに際し、第1測定点での合焦点状態にある前記撮像装置を、距離センサによって前記基板の少なくとも2点を測定して求めた基板の傾き直線または基板傾斜角と、第1測定点と第2測定点の間隔に基づいて、前記撮像装置のフォーカス位置を修正して第2測定点での検査画像を取得することを特徴とする。
本発明の請求項4記載の基板検査方法は、請求項3において、撮像装置の光軸が第2測定点に到着する前に、フォーカス位置の修正を開始することを特徴とする。
本発明の請求項5記載の基板検査方法は、請求項1において、前記距離センサによる基板の前記測定点の高さに基づいて測定点フォーカス制御値を中心に限定してオートフォーカス検出を実行して合焦点したときの検査済み測定フォーカス制御値と、前記測定点フォーカス制御値との差に基づいて、前記距離センサの誤差の発生を自動検出することを特徴とする。
本発明の請求項5記載の基板検査方法は、請求項1において、前記距離センサによる基板の前記測定点の高さに基づいて測定点フォーカス制御値を中心に限定してオートフォーカス検出を実行して合焦点したときの検査済み測定フォーカス制御値と、前記測定点フォーカス制御値との差に基づいて、前記距離センサの誤差の発生を自動検出することを特徴とする。
本発明の請求項6記載の基板検査方法は、請求項5において、検査済み測定フォーカス制御値と前記測定点フォーカス制御値との差に基づいて前記距離センサの測定値をキャリブレーションして次の測定点のオートフォーカス制御を実行することを特徴とする。
本発明の請求項7記載の基板検査方法は、請求項5において、前記距離センサの誤差の発生の自動検知を測定点ごとに行わずに、所定間隔で実行することを特徴とする。
本発明の請求項8記載の基板検査方法は、請求項6において、前記距離センサの測定値のキャリブレーションを測定点ごとに行わずに、所定間隔で実行することを特徴とする。
本発明の請求項8記載の基板検査方法は、請求項6において、前記距離センサの測定値のキャリブレーションを測定点ごとに行わずに、所定間隔で実行することを特徴とする。
この構成によると、距離センサによる基板の測定点の高さと高さ基準値との差に基づいて計算した測定点フォーカス制御値を中心に限定してオートフォーカス検出を実行することによって、撮像装置のフォーカス調節範囲の全域にわたって移動させながら合焦点制御する場合に比べて、極めて迅速に合焦点した画像を得ることができる。
また、距離センサによって基板の少なくとも2点を測定して求めた基板傾斜角と、測定点と測定点の間隔に基づいて、撮像装置のフォーカス位置を修正して第2測定点での検査画像を取得する場合には、次の測定点に到着する前に撮像装置のフォーカス位置の修正を開始することができ、極めて迅速に合焦点した画像を得ることができる。
また、距離センサによる基板の測定点の高さに基づいて測定点フォーカス制御値を中心に限定してオートフォーカス検出を実行する場合には、合焦点したときの検査済み測定フォーカス制御値と、前記測定点フォーカス制御値との差に基づいて、前記距離センサの誤差の発生を自動検出することによって、信頼性の高い、長期間にわたって安定した動作を期待できる。
以下、本発明の基板検査方法を具体的な各実施の形態に基づいて説明する。
(実施の形態1)
図1〜図5は本発明の(実施の形態1)を示す。
(実施の形態1)
図1〜図5は本発明の(実施の形態1)を示す。
図1はこの基板検査方法によって運転される検査装置を示す。
検査を受ける基板1は、XYテーブル2のステージ3にセットされている。ステージ3は、X軸方向駆動装置4とY軸方向駆動装置5とによって水平移動させることができる。基板1の基板面を観察する撮像装置としての顕微鏡システム6は、一端に対物レンズ7が取り付けられ、他端にカメラ8が取り付けられた鏡筒9と、指示値に基づいて鏡筒9の長さをフォーカス制御方向(矢印10方向)に駆動するオートフォーカスユニット11とで構成されている。12はレーザー変位計などで構成される距離センサで、前記基板面の高さを測定する。
検査を受ける基板1は、XYテーブル2のステージ3にセットされている。ステージ3は、X軸方向駆動装置4とY軸方向駆動装置5とによって水平移動させることができる。基板1の基板面を観察する撮像装置としての顕微鏡システム6は、一端に対物レンズ7が取り付けられ、他端にカメラ8が取り付けられた鏡筒9と、指示値に基づいて鏡筒9の長さをフォーカス制御方向(矢印10方向)に駆動するオートフォーカスユニット11とで構成されている。12はレーザー変位計などで構成される距離センサで、前記基板面の高さを測定する。
基板面の上の仮想線で示す21は第1の測定点の前記顕微鏡システム6の検査視野を表している。22は第1の測定点に隣接した第2測定点の検査視野、23は第2の測定点に隣接した第3測定点の検査視野を表しており、ここでは、第1の測定点と第2測定点の間隔と、第2の測定点と第3測定点の間隔は等しい。前記前記顕微鏡システム6の鏡筒9の光軸と前記距離センサ12の検出軸との間隔も、 第1の測定点と第2測定点の間隔に等しく取り付けられている。
ここでは第1の測定点を基準測定位置として第2の測定点のフォーカス制御の場合を例に挙げて、オートフォーカスユニット11の制御装置の構成を図2に基づいて説明する。
ステップS1では、カメラ8の画像に基づいて合焦点するようにオートフォーカスユニット11を駆動する。そのときのオートフォーカスユニット11のフォーカス制御方向(矢印10方向)の位置を示すフォーカス制御値をZ0として、これを第1の測定点の値として記憶する。合焦点した第1の測定点におけるカメラ8の画像は、正常/不良の判定に使用される。また、ステップS1では前記距離センサ12によって第1の測定点の検出値を高さ基準値:SS0として予め記憶している。
ステップS1では、カメラ8の画像に基づいて合焦点するようにオートフォーカスユニット11を駆動する。そのときのオートフォーカスユニット11のフォーカス制御方向(矢印10方向)の位置を示すフォーカス制御値をZ0として、これを第1の測定点の値として記憶する。合焦点した第1の測定点におけるカメラ8の画像は、正常/不良の判定に使用される。また、ステップS1では前記距離センサ12によって第1の測定点の検出値を高さ基準値:SS0として予め記憶している。
ステップS2では、前記距離センサ12によって次計測点の第2の測定点の高さを検出し、ステップS3では、ステップS2で検出した高さをSSとして記憶する。
第1の測定点の正常/不良の判定に必要な画像をカメラ12から取り込んだ後のステップS4では、第2の測定点が前記鏡筒9の光軸上に来るように、X軸方向駆動装置4,Y軸方向駆動装置5の必要なものを移動させる。この例の場合には、X軸方向駆動装置4を前記の間隔だけ運転して、図3に示す状態に移る。この状態では、距離センサ12は、第3の測定点の高さを測定できる位置にある。
第1の測定点の正常/不良の判定に必要な画像をカメラ12から取り込んだ後のステップS4では、第2の測定点が前記鏡筒9の光軸上に来るように、X軸方向駆動装置4,Y軸方向駆動装置5の必要なものを移動させる。この例の場合には、X軸方向駆動装置4を前記の間隔だけ運転して、図3に示す状態に移る。この状態では、距離センサ12は、第3の測定点の高さを測定できる位置にある。
ステップS5での第2の測定点でのオートフォーカスユニット11の合焦点制御は、記憶しているフォーカス制御値:Z0,第1の測定点の高さを検出した高さ基準値:SS0と、前記高さ:SSに基づいて、フォーカス制御値:Z0を、第1,第2の測定点の高さの差:D=(SS−SS0)に基づいて補正した測定点フォーカス制御値(Z)を計算し、この測定点フォーカス制御値:Zを中心に、その前後の限られた範囲に限定してオートフォーカス検出を実行して検査画像を取得し、合焦点した第2の測定点におけるカメラ8の画像は、正常/不良の判定に使用される。
以下、同様にしてステップS2〜ステップS5を繰り返して第3の測定点以降の基板検査が行われる。図3のフローチャートを更に具体的に説明したものが図4と図5である。
ステップS1の前段のステップS0では、基準登録のために第1の測定点で測定した場合の距離センサ12の計測値(高さ基準値):SS0=1942μmと記憶したとする。また、第1の測定点の合焦点のフォーカス制御値:Z0=8001μmと記憶したとする。この場合、第1の測定点(基準測定位置)での高さとフォーカス制御値との基準関係は、
1942μm − 8001μm
である。図5のステップS1で、距離センサ12が第2の測定点の高さ:SS=2042μmと検出した場合には、ステップS2では、
D = ( SS − SS0 )
= (2042−1942)=100μm
と、100μm増えているので、ステップS3で次の計測点へXYテーブル2を移動させ、ステップS4で、第2の測定点のフォーカス制御値:Zが、
Z = ( Z0 + D )
= (8001+100)=8101μm
と計算され、この8101μmの位置を中心に、微少範囲でオートフォーカス制御が実行される。以下、同様にしてステップS1〜ステップS4を繰り返して基板検査が行われる。
ステップS1の前段のステップS0では、基準登録のために第1の測定点で測定した場合の距離センサ12の計測値(高さ基準値):SS0=1942μmと記憶したとする。また、第1の測定点の合焦点のフォーカス制御値:Z0=8001μmと記憶したとする。この場合、第1の測定点(基準測定位置)での高さとフォーカス制御値との基準関係は、
1942μm − 8001μm
である。図5のステップS1で、距離センサ12が第2の測定点の高さ:SS=2042μmと検出した場合には、ステップS2では、
D = ( SS − SS0 )
= (2042−1942)=100μm
と、100μm増えているので、ステップS3で次の計測点へXYテーブル2を移動させ、ステップS4で、第2の測定点のフォーカス制御値:Zが、
Z = ( Z0 + D )
= (8001+100)=8101μm
と計算され、この8101μmの位置を中心に、微少範囲でオートフォーカス制御が実行される。以下、同様にしてステップS1〜ステップS4を繰り返して基板検査が行われる。
このように、8101μmの位置を中心に、微少範囲でオートフォーカス制御するため、第2の測定点においてオートフォーカスユニット11の全域にわたって移動させながら合焦点制御する場合に比べて、極めて迅速に合焦点した画像を得ることが出来、標準画像と比較しての画像認識の結果を従来よりも迅速に得ることが出来る。これは、測定点の数が極めて多い場合に特に有効である。
なお、図2のステップS1,図5のステップS0で第1の測定点を記憶するのは、センサとフォーカス制御値の基準関係を登録するためであり、一度登録すると、検査対象の基板がかわっても毎回実施する必要がない。この点は(実施の形態2)でも同様である。
(実施の形態2)
図6〜図8は本発明の(実施の形態2)を示す。
(実施の形態1)では測定点における基準位置との基板の高さの差に応じて、測定点におけるフォーカス制御の中心値を計算して、計算で求めた中心値の前後の微少範囲に限って、測定点でのオートフォーカス制御を実施したが、この(実施の形態2)では、測定点でのオートフォーカス制御を除去できる。
図6〜図8は本発明の(実施の形態2)を示す。
(実施の形態1)では測定点における基準位置との基板の高さの差に応じて、測定点におけるフォーカス制御の中心値を計算して、計算で求めた中心値の前後の微少範囲に限って、測定点でのオートフォーカス制御を実施したが、この(実施の形態2)では、測定点でのオートフォーカス制御を除去できる。
図6(a)はこの基板検査方法によって運転される検査装置を示す。なお、検査を受ける基板1、X軸方向駆動装置4、Y軸方向駆動装置5、顕微鏡システム6、指示値に基づいて鏡筒9の長さをフォーカス制御方向(矢印10方向)に駆動するオートフォーカスユニット11、距離センサ12の構成要件は同じである。ただし、顕微鏡システム6と距離センサ12の間隔は(実施の形態1)と同じであっても可能であるが、この例では、測定点の間隔と同じであっても良いが、必須条件ではない。
図8に示すステップS1では、基板1の両端における高さを距離センサ12で測定する。ここではX軸方向駆動装置4を運転して基板の第1の測定点の高さ:SS1を距離センサ12で測定し、X軸方向駆動装置4を運転して基板の第3の測定点の高さ:SS2を距離センサ12で測定する。ここで、2点間の距離:dは既知である。基本的な考え方は、図7に示すように基板1の2点P1とP2のそれぞれにおいて距離センサ12によって高さを検出して、前記2点間P1−P2における基板1の傾きの直線24を求めようとしている。
ステップS2では、第1の測定点を鏡筒9の光軸に合わせ、合焦点するようにオートフォーカスユニット11を駆動する。
ステップS3では、ステップS2で合焦点したときのオートフォーカスユニット11のフォーカス制御方向(矢印10方向)の位置を示すフォーカス制御値をZ1として記憶する。合焦点した第1の測定点におけるカメラ8の画像は、正常/不良の判定に使用される。
ステップS3では、ステップS2で合焦点したときのオートフォーカスユニット11のフォーカス制御方向(矢印10方向)の位置を示すフォーカス制御値をZ1として記憶する。合焦点した第1の測定点におけるカメラ8の画像は、正常/不良の判定に使用される。
ステップS4では、X軸方向駆動装置4を運転して図6(b)に示すように第2の測定点を鏡筒9の光軸に合わせるが、観測点が第1の測定点から第2の測定点に移動する間に、次のようにして第2の測定点でのオートフォーカスユニット11のフォーカス制御値:Z2を決定し、観測点が第1の測定点から第2の測定点に移動する間にオートフォーカスユニット11を目標値のフォーカス制御値:Z2に近づくように移動を開始している。
具体的には、ステップS5では、ステップS1で求めた2点のP1,P2のそれぞれの距離センサ12の測定値:SS1,SS2および2点間の距離:dから基板の傾き直線を検出する。
ステップS6では第1の測定点と第2の測定点との間隔をステップS5で求めた傾き直線に代入して、補間処理演算で基板1の第2の測定点での高さ:SS3を算出する。
ステップS7では、第1の測定点で合焦点したフォーカス制御値をZ1と、第1の測定点と第2の測定点との高さの差(SS3−SS1)とから、第2の測定点でフォーカス制御値:Z2を決定する。
ステップS7では、第1の測定点で合焦点したフォーカス制御値をZ1と、第1の測定点と第2の測定点との高さの差(SS3−SS1)とから、第2の測定点でフォーカス制御値:Z2を決定する。
Z2=Z1+(SS3−SS1)
ステップS8では、ステップS7で決定したフォーカス制御値:Z2に向けてオートフォーカスユニット11を移動させる動作を開始する。
ステップS8では、ステップS7で決定したフォーカス制御値:Z2に向けてオートフォーカスユニット11を移動させる動作を開始する。
そして第2の測定点が鏡筒9の光軸位置に到着した後に、ステップS9では、フォーカス制御値:Z2を中心に微小範囲でオートフォーカスユニット11がフォーカス調整して画像を取得し正常/不良の判定に使用される。
以下、同様にしてステップS6〜ステップS9を繰り返して第3の測定点以降の基板検査が行われる。
このように、基板1の傾きから補間計算処理して各測定点の高さを求めることによって、各測定点でのオートフォーカス検出処理を無くすことができ、極めて迅速に合焦点した画像を得ることができ、標準画像と比較しての画像認識の結果を従来よりも迅速に得ることができる。これは、測定点の数が極めて多い場合に特に有効である。さらに、次の測定点へ到着する前にステップS8でフォーカス制御値:Z2に向けてオートフォーカスユニット11を移動させることを開始しているので、更なる時間短縮を実現できる。
このように、基板1の傾きから補間計算処理して各測定点の高さを求めることによって、各測定点でのオートフォーカス検出処理を無くすことができ、極めて迅速に合焦点した画像を得ることができ、標準画像と比較しての画像認識の結果を従来よりも迅速に得ることができる。これは、測定点の数が極めて多い場合に特に有効である。さらに、次の測定点へ到着する前にステップS8でフォーカス制御値:Z2に向けてオートフォーカスユニット11を移動させることを開始しているので、更なる時間短縮を実現できる。
なお、上記の説明では距離センサ12によって検出した2点P1,P2の高さの差から基板1の傾きの直線24を求めて計算処理を実行したが、これは、2点P1,P2の高さの差から基板1の基板傾斜角を算出しても同様に計算処理してオートフォーカスユニット11の適正な移動開始を実現して時間短縮を実現できる。
(実施の形態3)
図9は本発明の(実施の形態3)を示す。
(実施の形態3)は、(実施の形態1)のように各測定点ごとに距離センサ12によって基板1の高さを測定する基板検査方法における信頼性の向上を目的としている。具体的には、図5のステップS1において距離センサ12から読み取った次の測定点の値に環境温度の変動などを原因とするドリフトや、距離センサ12を支持している取り付け部の機械的な位置変動などによる誤差が発生し、オートフォーカス制御に時間を要する状態に陥ることがある。
図9は本発明の(実施の形態3)を示す。
(実施の形態3)は、(実施の形態1)のように各測定点ごとに距離センサ12によって基板1の高さを測定する基板検査方法における信頼性の向上を目的としている。具体的には、図5のステップS1において距離センサ12から読み取った次の測定点の値に環境温度の変動などを原因とするドリフトや、距離センサ12を支持している取り付け部の機械的な位置変動などによる誤差が発生し、オートフォーカス制御に時間を要する状態に陥ることがある。
そこで、図9に示すフローチャートでは、次のようにしてキャリブレーション処理して距離センサ12に発生した誤差を消去している。
図9のステップS1〜ステップS4は、図5のステップS1〜ステップS4と同じである。図9のステップS5では、オートフォーカスユニット11のオートフォーカス完了後の駆動軸位置を示すオートフォーカス値Znを取得する。
図9のステップS1〜ステップS4は、図5のステップS1〜ステップS4と同じである。図9のステップS5では、オートフォーカスユニット11のオートフォーカス完了後の駆動軸位置を示すオートフォーカス値Znを取得する。
ステップS6では、ステップS5で計算した測定点フォーカス制御値:ZとステップS5で取得したオートフォーカス値Znとの補正誤差:Eを計算する。
ステップS7では、補正誤差の大きさが許容値を超えているかを判定し、許容値を超えていると判定された場合には、ステップS8で許容回数オーバーを記録しているレジスタの内容を“+1”する。ステップS9では、許容回数オーバーを記録しているレジスタの内容が許容値オーバー回数を超えているか判定する。
ステップS7では、補正誤差の大きさが許容値を超えているかを判定し、許容値を超えていると判定された場合には、ステップS8で許容回数オーバーを記録しているレジスタの内容を“+1”する。ステップS9では、許容回数オーバーを記録しているレジスタの内容が許容値オーバー回数を超えているか判定する。
ステップS9で許容値オーバー回数を超えていると判定された場合には、ステップS10においてオートキャリブレーションを実行する。具体的には、ステップS0で記憶している高さ基準値SS0を“SS0+E”に更新する。
以降は、この更新後の高さ基準値SS0を採用してオートフォーカス制御を繰り返す。
このように、オートキャリブレーションを実行することによって、距離センサ12のドリフトの影響を低減することができる。
このように、オートキャリブレーションを実行することによって、距離センサ12のドリフトの影響を低減することができる。
なお、図9のフローチャートでは、ステップS4に続いてステップS5〜ステップS10のオートキャリブレーションのルーチンを毎回実行するようにして説明しているが、毎回実行しなくても、定期的に所定間隔でステップS5〜ステップS10を実行するように構成することもできる。具体的には、規定時間以上にわたって運転がオフされていた場合の運転再開の直後の一定期間、または規定時間が経過するたびに一定期間だけステップS5〜ステップS10を実行する。
また、ステップS10で自動的に補正誤差:Eを高さ基準値SS0に取り込むように構成したが、ステップS9において許容オーバー回数を超えた状態に陥ったことを報知するように構成することによっても、オートフォーカス制御に要する時間が無駄に長くなるような事態を最小限に食い止めるのに有効である。
なお、図9のステップS0で第1の測定点を記憶するのは、センサとフォーカス制御値の基準関係を登録するためであり、一度登録すると、検査対象の基板がかわっても毎回実施する必要がない。
上記の各実施の形態において、撮像装置としての顕微鏡ユニットに対して基板の方が移動したが、基板とこの基板面を撮影する撮像装置を相対移動させて検査する場合に同様に適用できる。
集積回路や表示素子などの電子部品を実装済みの配線基板、電子部品を実装する前のランドの検査を迅速に実施することができるので、外部接続端子の多い電子部品を使用する各種電子機器の信頼性の向上に寄与することができる。
1 検査を受ける基板
2 XYテーブル
3 ステージ
4 X軸方向駆動装置
5 Y軸方向駆動装置
6 顕微鏡システム(撮像装置)
7 対物レンズ
8 カメラ
9 鏡筒
11 オートフォーカスユニット
12 距離センサ
21,22,23 顕微鏡システム6の検査視野
2 XYテーブル
3 ステージ
4 X軸方向駆動装置
5 Y軸方向駆動装置
6 顕微鏡システム(撮像装置)
7 対物レンズ
8 カメラ
9 鏡筒
11 オートフォーカスユニット
12 距離センサ
21,22,23 顕微鏡システム6の検査視野
Claims (8)
- 基板とこの基板面を撮影する撮像装置を相対移動させて、複数の測定点を検査するに際し、
基準測定位置における前記撮像装置のフォーカス制御値と前記基準測定位置の高さを距離センサで検出した高さ基準値を記憶し、
測定点における前記撮像装置のオートフォーカス制御駆動の範囲を、前記距離センサによる基板の前記測定点の高さと前記高さ基準値との差に基づいて前記フォーカス制御値を補正した測定点フォーカス制御値を中心に限定してオートフォーカス検出を実行して検査画像を取得する
基板検査方法。 - 前記撮像装置が最新の測定点に到着する前に次の測定点の高さを測定する
請求項1記載の基板検査方法。 - 配線基板とこの基板面を撮影する撮像装置を相対移動させて、複数の測定点を検査するに際し、
第1測定点での合焦点状態にある前記撮像装置を、距離センサによって前記基板の少なくとも2点を測定して求めた基板の傾き直線または基板傾斜角と、第1測定点と第2測定点の間隔に基づいて、前記撮像装置のフォーカス位置を修正して第2測定点での検査画像を取得する
基板検査方法。 - 撮像装置の光軸が第2測定点に到着する前に、フォーカス位置の修正を開始する
請求項3記載の基板検査方法。 - 前記距離センサによる基板の前記測定点の高さに基づいて測定点フォーカス制御値を中心に限定してオートフォーカス検出を実行して合焦点したときの検査済み測定フォーカス制御値と、前記測定点フォーカス制御値との差に基づいて、前記距離センサの誤差の発生を自動検出する
請求項1記載の基板検査方法。 - 検査済み測定フォーカス制御値と前記測定点フォーカス制御値との差に基づいて前記距離センサの測定値をキャリブレーションして次の測定点のオートフォーカス制御を実行する
請求項5記載の基板検査方法。 - 前記距離センサの誤差の発生の自動検知を測定点ごとに行わずに、所定間隔で実行する
請求項5記載の基板検査方法。 - 前記距離センサの測定値のキャリブレーションを測定点ごとに行わずに、所定間隔で実行する
請求項6記載の基板検査方法。
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